JP2643169B2 - 織機におけるクロスロール搬送制御方法 - Google Patents

織機におけるクロスロール搬送制御方法

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JP2643169B2 JP62209738A JP20973887A JP2643169B2 JP 2643169 B2 JP2643169 B2 JP 2643169B2 JP 62209738 A JP62209738 A JP 62209738A JP 20973887 A JP20973887 A JP 20973887A JP 2643169 B2 JP2643169 B2 JP 2643169B2
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【発明の詳細な説明】 発明の目的 (産業上の利用分野) 本発明は織機におけるクロスロール搬送制御方法に関
するものである。
(従来の技術) 織り上げられたクロスロールはクロスロール搬送車を
使ってクロスロールストッカーへ搬送し、このストッカ
ーへクロスロールを一旦格納した後に検反工程へ送り、
経糸切れ、緯糸切れあるいは緯入れミス等に起因する織
りきずの有無の検査が行われている。この検反を容易化
するため、経糸切れ、緯糸切れあるいは緯入れミス等の
発生に起因する織機停止毎に作業者が予め織布に要検反
マークを付けておく対策が図られている。
(発明が解決しようとする問題点) ところが、前記のような要検反マークの付記にも関わ
らず検反スピードを上げることには限界があり、しかも
織物品質が良くて検反不要のクロスロールをも検反工程
へ通しており、検反工程における作業効率はかなり低い
ものである。
発明の構成 (問題点を解決するための手段) そこで特許請求の範囲第1項記載の発明では、経糸切
れ、緯糸切れあるいは緯入れミス等の製織情報を織機制
御コンピュータに取り込み、モニタリングシステムを構
成する管理コンピュータに前記織機制御コンピュータ内
の製織情報を取り込み収集すると共に、クロスロールに
関する前記製織情報に基づいて前記クロスロールの検反
の必要の有無を判断し、検反必要と認められたクロスロ
ールをクロスロール搬送車により検反工程へ、検反不要
と認められたクロスロールを検反工程の次工程へそれぞ
れ搬送するようにした。
特許請求の範囲第2項記載の発明では、第1項記載の
発明においてクロスロールに関する前記製織情報に基づ
いて前記管理コンピュータにより前記クロスロールの検
反の必要の有無を判断し、クロスロールを検反工程又は
検反工程の次工程へ送る判断を前記管理コンピュータに
より判別するようにした。
特許請求の範囲第3項記載の発明では、第1項記載の
発明において前記織機制御コンピュータ内の製織情報を
取り込み収集する工程に続いて、織り上げられたクロス
ロールに割り当てられる識別指標を前記クロスロールの
製織情報に割り付け登録し、識別指標を割り付けられた
前記製織情報に基づいて前記クロスロールの検反の必要
の有無を判断するようにした。
特許請求の範囲第4項記載の発明では、第3項記載の
発明においてクロスロールに関する前記製織情報に基づ
き前記管理コンピュータにより前記クロスロールの検反
の必要の有無を判断し、クロスロールを検反工程又は検
反工程の次工程へ送る判断を前記管理コンピュータによ
り判別するようにした。
(作用) 特許請求の範囲第1項記載の発明織機制御コンピュー
タに取り込まれた製織情報は多数台の織機を集中管理す
る管理コンピュータに転送され、各織機から管理コンピ
ュータへ転送された。識別指標を割り付けられる製織情
報として例えば経糸切れ、緯糸切れあるいは緯入れミス
発生等に関連する機台停止、あるいは織布上の機台停止
位置を採用することにより各クロスロールの検反の必要
性有無が把握可能となる。織り上げられたクロスロール
はこの製織情報に基づいて検反工程へ通すクロスロール
と検反工程へ通さないクロスロールとに選り分けられ
る。従って、要検反のクロスロールのみが検反工程へ通
され、この工程における作業効率が大幅に向上する。
特許請求の範囲第2項記載の発明では、管理コンピュ
ータにより前記クロスロールの検反の必要の有無を判断
し、クロスロールを検反工程又は検反工程の次工程へ送
る判断を前記管理コンピュータにより判別するので、検
反工程の判別が不要となり、作業能率を向上することが
できる。
特許請求の範囲第3項記載の発明では織り上げられた
クロスロールに割り当てられる識別指標を前記クロスロ
ールの製織情報に割り付け登録し、識別指標を割り付け
られた前記製織情報に基づいて前記クロスロールの検反
の必要の有無を判断するので、第1項記載の発明の作用
に加えて、検反工によるクロスロールの検反の有無の判
断が確実に行われる。又、管理コンピュータによって識
別指標がクロスロールの製織情報に割り付け登録される
ので、作業者によるクロスロールへの識別マークの付与
作業を省略でき、重複した番号を付与する等の人為的な
ミスを防止することができる。
特許請求の範囲第4項記載の発明では、管理コンピュ
ータにより前記クロスロールの検反の必要の有無を判断
し、クロスロールを検反工程又は検反工程の次工程へ送
る判断を前記管理コンピュータにより判別するので、第
3項記載の発明の作用に加えて、検反工の判断が不要と
なり、作業能率を向上することができる。
(実施例) 以下、本発明を具体化した一実施例を第1〜4図に基
づいて説明する。
第1図に示すように製織室R1内には多数の織機1,1A,1
Bが配列設置されており、2列単位で対向する織機列間
の床上にはクロスロール搬送車2の搬送を誘導する誘導
線Lが敷設されている。誘導線Lはクロスロールストッ
ク室R2内のストッカー3,4,5の積み込み位置L1に接続し
ており、クロスロール搬送車2により積み込み位置L1へ
搬送されたクロスロールが移動チェーン及び同チェーン
に配列された多数の吊下ストック単位からなるストッカ
ー3,4,5のいずれかに移載吊下されるようになってい
る。ストッカー3,4の積み込み位置L1とは反対側のスト
ッカー3,4の近くには検反機6,7が設置されていると共
に、ストッカー5の近くには解反機8が設置されてい
る。
各織機1,1A,1Bには織機制御コンピュータC1が各々設
置されており、各織機制御コンピュータC1は、経糸切
れ、緯糸切れ、緯入れミス、緯入れ回数の製織情報、及
び機仕掛け作業(新たなワープビームを織機に装着して
織布側に経糸を通す作業)、クロス切り取り等に伴う機
台停止等の製織情報を取り込み記憶する。この取り込ま
れた製織情報はモニタリングシステムを構成するスキャ
ン機能を備えたマルチプレクタ型の中継機9を介して管
理コンピュータCに取り込まれ、管理コンピュータCは
この取り込まれた製織情報のプリントアウトをプリンタ
10に定期的に指令すると共に、織りきず発生のおそれの
ある経糸切れ、緯糸切れ、緯入れミス等の情報に識別指
標を割り付け登録する。中継機9は多数台の織機のうち
特定の織機例えば1Bの隣の織機1の織機制御コンピュー
タC1と管理コンピュータCとを接続するモニタリング信
号線l上に介在されていると共に、中継機9にはクロス
ロール搬送車制御盤11が接続されており、特定の織機1
の織機制御コンピュータC1と他の織機の織機制御コンピ
ュータC1とがモニタリング信号線l1により直列接続され
ている。
第1,3図に示すように各織機1,1A,1Bの前側、即ち誘導
線Lの敷設側には通信ポスト12が設置されており、特定
の織機1の通信ポスト12が織機制御コンピュータC1とモ
ニタリング信号線lとを介して中継機9に接続されてい
ると共に、特定の織機1の通信ポスト12と他の織機の通
信ポスト12とが織機制御コンピュータC1を介して相互に
直接接続されている。管理コンピュータCに取り込まれ
た製織情報はクロスロール搬送車制御盤11の操作指令に
より通信ポスト12の光通信器12aから発信されるように
なっており、この発信された光通信情報は織機と対向し
て停止したクロスロール搬送車2の光通信器2aにて受信
され、クロスロール搬送車2の搬送車制御コンピュータ
C2に取り込まれる。通信ポスト12には光通信器12aを挟
んで上下に光電スイッチからなる減速指令発信器12b及
び停止指令発信器12cが並設されており、減速指令発信
器12bから発せられる光がクロスロール搬送車2の光電
センサからなる減速指令受信器2bにより受信され、常時
ON状態にある停止指令発信器12cから発せられるが光が
クロスロール搬送車2の光電センサからなる停止指令受
信器2cにより受信される。クロスロール搬送車2の搬送
車制御コンピュータC2は減速指令発信器12bから取り込
まれた減速指令に基づいてクロスロール搬送車2の減速
制御を行い、減速指令発信位置の織機の隣の織機の停止
指令発信器12cから発信される停止指令に基づいてこの
織機と対向するようにクロスロール搬送車2の停止制御
を行なう。
クロスロールストック室R2の出口には光通信器及び光
電スイッチ形式の停止指令発信器からなるホームステー
ション13が設置されており、搬送車制御盤11の指令操作
によりその指令情報がホームステーション13から発信さ
れるようになっている。ホームステーション13及び中継
機9と接続する搬送車制御盤11はストッカー3,4,5の減
速停止指令機能を備えた通信ポスト14に並列接続されて
いる。
第4図(a),(b)は管理コンピュータC、中継機
9、織機1,1A,1B、搬送車制御盤11、クロスロール搬送
車2及びストッカー3,4,5の各機能動作及び相互間の関
係を示すフローチャートであり、以下、このフローチャ
ートに従ってクロスロールの搬送制御方法を説明する。
なお、第4図(a)のフローチャートと第4図(b)の
フローチャートとは記号〜により接続している。
さて、中継機9は各織機を順次スキャンして織機制御
コンピュータC1内に取り込まれている経糸切れ、緯糸切
れ、緯入れミス等の織りきず発生に関連する機台停止あ
るいは緯入れ回数等の製織情報を一旦格納する。ある織
機(例えば1A)にて織布が織り上げられた場合、第3図
に示すように作業者にクロスロール15を実線で示す装置
位置から鎖線で示すブラケット16の先端部まで取り出し
配置しておき、織機1A上の呼び出しボタン17をON操作す
る。この呼び出し信号Sは中継機9へ送信されると共
に、中継機9を経由して搬送車制御盤11へ送信される。
中継機9は格納されている製織情報を呼び出し信号Sに
応答して管理コンピュータCへ転送し、織機1A上の織り
上げられたクロスロール15の識別指標及びストックアド
レスの送信を管理コンピュータCへ要求する。
管理コンピュータCは呼び出し信号Sに応答して取り
込まれた製織情報を整理し、識別指標の割り付け登録及
びストッカー3,4,5の制御コンピュータ(図示略)から
得られるストック情報に基づいてストックアドレスを割
り付け登録して格納する。ストックアドレスの割り付け
登録は整理された製織情報の内容把握に応じて行われ、
この製織情報の中に経糸切れ、緯糸切れ、緯入れミス等
の織りきず発生に繋がる情報が等級判定基準以上存在す
る場合にはストックアドレスとしてストッカー3あるい
は4のアドレスを割り振り、前記のような織りきず発生
に繋がる情報が等級判定基準以下しか存在しない場合に
はストッカー5のアドレスを割り振る。この格納された
製織情報に割り付け登録された識別指標及びストックア
ドレスを中継機9及びホームステーション13に待機中の
クロスロール搬送車2へ送信する。これにより登録識別
指標及び登録ストックアドレスが中継機9を経由して織
機1Aの織機制御コンピュータC1へ送信格納されると共
に、織機1Aの表示パネル1a上に表示される。
搬送車制御盤11では呼び出し信号Sに基づいて呼び出
し織機1Aの割り付け番号nが表示パネル(図示略)上に
表示され、オペレータがこの表示番号nを中継機9及び
ホームステーション13に待機中のクロスロール搬送車2
の搬送車制御コンピュータC2へ光通信器2aを介して送信
する。これによりクロスロール搬送車2の搬送車制御コ
ンピュータC2は呼び出し織機番号n受信に応答して発信
指令を出す。中継機9は呼び出し製織番号nの受信に伴
ってこの呼び出し織機番号nの織機1Aよりも手前の織機
1Bの通信ポスト12へ減速指令を出し、通信ポスト12の減
速指令発信器12bがONする。クロスロール搬送車2は予
めプログラムされた搬送経路に沿って呼び出し織機1Aへ
向かい、織機1Bの減速指令発信器12bのON状態を減速指
令受信器2bを介して確認して減速し、呼び出し織機1Aの
通信ポスト12の停止指令発信器12cのON状態を停止指令
受信器2cを介して確認して織機1Aの前で停止する。
呼び出し織機1Aの前に停止したクロスロール搬送車2
は記憶している呼び出し織機番号nと織機1Aから送信さ
れる呼び出し織機番号nとを照合し、両者が一致すれば
織機1Aとクロスロール搬送車2の移載装置とをインター
ロックして移載作業を開始すると共に、織機1Aの織機制
御コンピュータC1に登録識別指標及び登録ストックアド
レスの送信を要求する。これにより登録識別指標及び登
録ストックアドレスが織機制御コンピュータC1から搬送
車制御コンピュータC2へ送信されると共に、クロスロー
ル15が前後動及び上下に回動する移載レバー18により取
り出しブラケット16からクロスロール搬送車2側へ移載
される。
移載作業が完了すると、クロスロール搬送車2から織
機1A及び登録ストックアドレスのストッカーへ移載作業
完了信号が発信され、織機1Aの織機制御コンピュータC1
が初期状態へリセットされると共に、クロスロール搬送
車2が登録ストックアドレスのストッカーへ向けて発進
する。登録アドルスストッカーがストッカー3あるいは
4の場合には、ストッカー3あるいは4に設置された通
信ポスト14の減速停止指令発信器(図示略)が前記移載
完了信号によりONされており、クロスロール搬送車12が
通信ポスト14の減速停止指令発信器のON状態を確認して
停止する。クロスロール搬送車2がストッカー3の前に
停止した場合、クロスロール搬送車2はストッカー3の
制御コンピュータ(図示略)に対して通信ポスト14の光
通信器(図示略)を介して移載遂行許可信号送信要求を
行い、ストッカー3の制御コンピュータは移載遂行許可
信号をクロスロール搬送車2へ送信すると共に、登録識
別指標及び登録ストックアドレスの送信をクロスロール
搬送車2へ要求する。この要求に応じてクロスロール搬
送車2側からストッカー3側へ登録識別指標及び登録ス
トックアドレスの送信が行われ、この送信に基づいて登
録ストックアドレスの吊下ストック単位が選択されると
共に、移動レバー18上のクロスロール15の吊下ストック
単位側へ移載される。このようにストッカー3あるいは
4へストックされたクロスロール15は順次検反機6ある
いは7へ送られ、検反工程に通される。
一方、登録アドレスストッカーがストッカー5の場合
には、ストッカー5に設置された通信ポスト14の減速停
止指令発信器(図示略)が前記移載完了信号によりONさ
れており、クロスロール搬送車2が通信ポスト14の減速
停止指令発信器のON状態を確認してストッカー5の前に
停止し、前記と同様に移載レバー18上のクロスロール15
が登録ストックアドレスの吊下ストック単位へ移載され
る。このようにストッカー5へストックされたクロスロ
ール15は検反工程へ通されることなく解反機8へ直接送
り込まれる。即ち、経糸切れ、緯糸切れ、緯入れミス等
の織りきず発生に繋がる製織情報に割り付けられた識別
指標のクロスロールのみが検反工程へ等され、それ以外
の検反不要のクロスロールが検反工程へ通されることは
ない。従って、検反不要のクロスロールをも検反工程へ
通していた従来の搬送方式に比して本実施例の搬送方式
では検反効率が大幅に向上する。
クロスロール搬送車2からストッカー3,4あるいは5
へのクロスロール移載が完了すると、クロスロール搬送
車2側からストッカー3,4あるいは5側へ移載作業完了
信号が送信される。この移載作業完了信号に応答してス
トッカー3,4あるいは5側からクロスロール搬送車2へ
発進許可信号が送信され、これによりクロスロール搬送
車2がホームステーション13へ向けて発進する。ホーム
ステーション13の減速停止指令発信器は搬送車制御盤11
からのON操作により既にON状態にあり、クロスロール搬
送車2はホームステーション13の減速停止指令発信器の
ON状態を確認して停止する。そして、クロスロール搬送
車2はホームステーション13を介して搬送車制御盤11に
搬送作業完了信号を送信し、この搬送作業完了信号受信
に基づいて搬送車制御盤11からの信号によりホームステ
ーション13の減速停止指令発信器のOFF操作が自動的に
行われる。
さらに本発明では緯入れ回数情報に基づいてクロスロ
ールの検反を要する部位のみを把握し、この部位のみの
検反を行なう実施例も可能である。
発明の効果 以上詳述したように本発明は、織機制御コンピュータ
に取り込まれた製織情報をモニタリングシステムを構成
する管理コンピュータに取り込み収集すると共に、クロ
スロールに関する前記製織情報に基づいて前記クロスロ
ールの検反の必要の有無を判断し、検反必要と認められ
たクロスロールをクロスロール搬送車により検反工程
へ、検反不要と認められたクロスロールを検反工程の次
工程へそれぞれ搬送するようにしたので、検反不要のク
ロスロールを検反工程へ通す必要がなくなり、検反作業
の大幅な効率向上を図り得るという優れた効果を奏す
る。
特許請求の範囲第2項記載の発明では、第1項記載の
発明の効果に加えて検反工程の判断が不要となり、作業
能率を向上することができる。
特許請求の範囲第3項記載の発明では第1項記載の発
明の効果に加えて、検反工によるクロスロールへの検反
の有無の判断を確実に行うことができ、作業者によるク
ロスロールの識別マークの付与作業を省略でき、重複し
た番号を付与する等の人為的なミスを防止することがで
きる。
特許請求の範囲第4項記載の発明では、第3項記載の
発明の作用に加えて、検反工の判断が不要となり、作業
能率を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
第1〜4図は本発明を具体化した一実施例を示し、第1,
2図はクロスロール搬送車の搬送システム図、第3図は
織機及びクロスロール搬送車の側面図、第4図(a),
(b)は管理コンピュータC、中継機9、織機1,1A,1
B、搬送車制御盤11、クロスロール搬送車2及びストッ
カー3,4,5の各機能動作及び相互間の関係を示すフロー
チャートである。 織機1,1A,1B、クロスロール搬送車2、ストッカー3,4,
5、モニタリングシステムを構成する中継機9、搬送車
制御盤11、クロスロール15、管理コンピュータC、織機
制御コンピュータC1。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】経糸切れ、緯糸切れあるいは緯入れミス等
    の製織情報を織機制御コンピュータに取り込み、モニタ
    リングシステムを構成する管理コンピュータに前記織機
    制御コンピュータ内の製織情報を取り込み収集すると共
    に、クロスロールに関する前記製織情報に基づいて前記
    クロスロールの検反の必要の有無を判断し、検反必要と
    認められたクロスロールをクロスロール搬送車により検
    反工程へ、検反不要と認められたクロスロールを検反工
    程の次工程へそれぞれ搬送する織機におけるクロスロー
    ル搬送制御方法。
  2. 【請求項2】特許請求の範囲第1項において、クロスロ
    ールに関する前記製織情報に基づいて前記管理コンピュ
    ータにより前記クロスロールの検反の必要の有無を判断
    し、クロスロールを検反工程又は検反工程の次工程へ送
    る判断を前記管理コンピュータにより判別する織機にお
    けるクロスロール搬送制御方法。
  3. 【請求項3】経糸切れ、緯糸切れあるいは緯入れミス等
    の製織情報を織機制御コンピュータに取り込み、モニタ
    リングシステムを構成する管理コンピュータに前記織機
    制御コンピュータ内の製織情報を取り込み収集すると共
    に、織り上げられたクロスロールに割り当てられる識別
    指標を前記クロスロールの製織情報に割り付け登録し、
    識別指標を割り付けられた前記製織情報に基づいて前記
    クロスロールの検反の必要の有無を判断し、検反必要と
    認められたクロスロールをクロスロール搬送車により検
    反工程へ、検反不要と認められたクロスロールを検反工
    程の次工程へそれぞれ搬送する織機におけるクロスロー
    ル搬送制御方法。
  4. 【請求項4】特許請求の範囲第3項において、クロスロ
    ールに関する前記製織情報に基づいて前記管理コンピュ
    ータにより前記クロスロールの検反の必要の有無を判断
    し、クロスロールを検反工程又は検反工程の次工程へ送
    る判断を前記管理コンピュータにより判別する織機にお
    けるクロスロール搬送制御方法。
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