JP2606914Y2 - 日射検出センサ - Google Patents

日射検出センサ

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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、車両用空気調和装置の
温度制御に用いる日射検出センサに関し、特に、1チッ
プタイプの光電変換素子が用いられた日射検出センサに
関する。
【0002】
【従来の技術】最近の自動車用空気調和装置は、外気温
度や内気温度の他に車両が受ける日射量を感知して車室
内の気温を所望の温度に自動調整する温度制御部を有し
ている。車室内にいる乗員の体感温度は、単に自動車用
空気調和装置からの吹出し温度のみでなく、日射量によ
っても変化するので、車両が受ける日射量を日射量検出
センサにより検知し、室温を微調整している。
【0003】このような日射検出センサとして、従来よ
り用いられている日射検出センサ100では、図7に示
されるように、日射Lを検知する光電変換素子つまりフ
ォトダイオードが複数用いられており、両フォトダイオ
ード102,103の間には遮光板104が設けられて
いる。したがって、真上からの日射Lvは遮光板104
に遮られることなく、両フォトダイオード102,10
3に均等に照射される。他方、日射が斜めからの場合
は、遮光板104により日射の一部遮られるので、一方
のフォトダイオードに照射される日射量は他方に比較し
て少なくなる。日射検出センサ100では、このように
して生ずる日射量の差つまり各フォトダイオード10
2,103から出力される光量信号の差を用いて、日射
の方向を検知している。
【0004】しかし、別々のフォトダイオード102,
103を用いると、個々の製品ごとに光電変換特性や変
換効率が異なると考えられるので、真上からの日射Lを
等しく受光する場合であっても、両フォトダイオード1
02,103で生ずる光量信号値に差が生ずる。つま
り、この場合、真上からの日射Lを受けているにもかか
わらず、光量信号に差が生じるので、日射検出センサで
は斜め方向からの日射と検出されることになる。
【0005】このような問題を解決するために、図8に
示されるような1チップタイプのフォトダイオード10
8を用いた日射検出センサ110が使用されている。こ
の1チップタイプのフォトダイオード108は隣接する
両受光面108a,108bが同時に製造されているの
で、光電変換特性や変換効率などの品質が極めて等し
く、同じ日射を受けた場合、同一の光量信号を生ずる。
したがって、真上からの日射を、正確に検出することが
できる。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】ところが、通常の1チ
ップタイプのフォトダイオード108では、両受光面相
互の間隔が約0.1mm程度なので、この間隔に遮光板
112を設置することは技術的に困難である。したがっ
て、図8に示されるように、遮光板112は、両受光面
108a,108bの一部を覆った状態で設置されるこ
とになる。
【0007】しかしながら、遮光板112をこのような
状態で設置する場合、遮光板112を両受光面108
a,108bの中間位置に正確に設置しなければ、両受
光面108a,108bの実際に使用し得る受光面積が
左右で異なることになる。つまり、遮光板112の設置
位置がずれると、そのずれた分だけ、実質的に一方の受
光面の受光面積が増大し、逆に他方の受光面の面積は減
少する。このようになると、真上からの日射Lvを受け
ても、左右の受光部で生ずる光量信号値は異なる値にな
り、誤った検出結果が出力される。
【0008】また、両受光面108a,108bの中間
位置に遮光板112を設置する場合、遮光板112に覆
われた部分は、受光部材としての機能を何等発揮しない
ので、フォトダイオード108全体でみれば、実質的に
受光感度が低下することになる。
【0009】本考案はこのような問題点に鑑みてなされ
たものであり、1チップタイプのフォトダイオードを用
いて日射量および日射方向を正確に検出する日射検出セ
ンサを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本考
案の日射検出センサは、受光する日射の量に応じた光量
信号を出力する複数の受光面が一体に形成された1チ
ップタイプの光電変換素子が設置される自動車用日射検
出センサであって、前記光電変換素子に一列に並ぶよう
形成された複数の受光面の周囲に、所定の角度から照
射される日射のみを遮る遮光板が立設され、前記遮光板
は、前記受光面の並び方向に平行な一対の壁部のうち少
なくとも一方が除去されていることを特徴としている。
【0011】
【作用】1チップタイプの光電変換素子に形成される受
光面の周囲に配置するようにして遮光板を設ける。この
受光面の外周部には、複数の受光面相互の間の部分に比
較して、遮光板を設置する際のスペースの制約が少ない
ので、所望の寸法の遮光板が設置される。そしてこの遮
光板により、所望の方向からの日射が遮蔽される。
【0012】また、受光面の外周に遮光板を設置する
と、この遮光板により、受光面の一部を覆うようなこと
がないので、例えば真上からの日射は、受光面全体に照
射される。また斜め方向からの日射も、遮光板により遮
られる部分を除く全ての受光面に照射される。
【0013】
【実施例】以下、このような本考案の日射検出センサの
実施例を、図面に基づいて説明する。図1は、本考案に
係る一実施例の日射検出センサを有する車両用の空気調
和装置の制御部を示す概略的な構成図である。図示され
るように、実施例の日射検出センサ10は、コントロー
ルユニット12に接続される左右の受光部材10a,1
0bを有しており、日射検出時に生ずる光量信号をコン
トロールユニット12に出力している。またコントロー
ルユニット12には、日射検出センサ10以外にも、室
外の気温を測定する外気温センサ14や車室内の気温を
測定する内気温センサ16、あるいは冷却水温度を測定
する水温センサ18やインテークユニットから取り入れ
られた空気の温度を測定するインテークセンサ20など
が接続されており、検知した温度に対応する信号がコン
トロールユニット12に出力されている。
【0014】またコントロールユニット12には各種の
駆動手段が接続されており、各センサから出力される信
号を基にこれらの駆動手段の動作を制御している。コン
トロールユニット12に接続されている駆動手段として
は、図1に示されるように、空気調和装置の各種ドアを
開閉させるアクチュエータ21〜24、あるいはブロア
や圧縮機を駆動させるリレー26,28などがあり、例
えばアクチュエータ21〜24によって開閉されるドア
には、空気の吸入口を外気側か内気側に切り換えるイン
テークドア31や、ヒータコア(図示せず)を通過後の
温風とヒータコアをバイパスした冷風との混合割合を調
節するエアミックスドア32、また、このようにして温
度調節された空気を吹出す吹出口を選択する各モードを
有するモードドア33や、車室内の左右の配風量を調節
する左右配風ドア34などがある。そしてコントロール
ユニット12に接続されるリレー26,28により、ブ
ロアファン36や、圧縮機38が駆動されている。
【0015】図2は、このようなドア、ファンおよび圧
縮機などの動作制御に用いる日射方向および日射量を検
出する日射検出センサの一実施例を示す側断面図であ
る。
【0016】日射検出センサ10は、例えば日射Lが直
接照射される前部座席の前方のいわゆるダッシュボード
(図示せず)などに設置されて用いられるものであり、
日射検出センサ10の左右の受光部材10a,10bと
して機能する左右の受光面40a,40bを有するフォ
トダイオード(光電変換素子)40と、このフォトダイ
オード40が設置される基板42と、この基板42を収
容するコネクタ44およびフォトダイオード40の上部
を覆うカバー46とを有している。
【0017】このうち基板42上に設置されるフォトダ
イオード40は、図3に示されるように、左側受光面4
0aと右側受光面40bの2つの受光面を有している。
このフォトダイオード40は、いわゆる1チップタイプ
のものである。すなわち、隣接する両受光面40a,4
0bは、電気的には絶縁されているものの、光電変換特
性や変換効率などの特性は極めて近似しており、ほぼ同
一といえる。また両受光面40a,40bは、同一の平
面上に、面積が同一となるように形成されている。した
がって、検出精度が極めて向上する。また、1チップタ
イプのフォトダイオードでは、同品質の受光面が常に一
体に組み込まれているので、近似した品質のフォトダイ
オードを選別して組み合わせる作業が不要になる。した
がって、組み立て作業を簡素化することができる。さら
に、この実施例の日射検出センサでは、1つのフォトダ
イオードにより、日射角度と日射量を測定することがで
きる。また、用いるフォトダイオードの数が1つになる
ので、構造が簡単になる。
【0018】また、例えば真上方向から日射Lvが照射
され、両受光面40a,40bの全面に日射Lvが照射
されると、コントロールユニット12には、両受光面4
0a,40bからは同一の光量信号値が出力される。
【0019】図2および図3に示されるように、フォト
ダイオード40の外周部には、フォトダイオード40を
囲むように遮光板48が設置されている。この遮光板4
8は、フォトダイオード40を取り付ける基板42が載
置されるコネクタ44に一体的に形成されており、コネ
クタ44にはカバー46が嵌合されている。このカバー
46は、主に、フォトダイオード40を塵やほこりから
保護する機能を果たすものであるが、カバー46の上部
に形成される透光部46aは、例えば着色された透明
(半透明)の部材であってもよい。また、カバー46の
外周部の形状を、日射検出センサ10が取り付けられる
例えばダッシュボードの嵌合部の形状に対応させて、日
射検出センサ10を位置決めする構造としてもよい。
【0020】上述のように、遮光板48をフォトダイオ
ード40の外周部に設けると、従来のように受光面相互
の間に遮光板を取り付ける場合に比較して、遮光板を設
置するスペースの確保が極めて容易である。また遮光板
48をフォトダイオード40に対して独立して取り付け
ることができる。すなわち、フォトダイオード40の組
み付け精度や寸法精度の影響を受けることなく遮光板4
8を取り付けることができる。さらにいえば、この実施
例のように、遮光板48を、基板42が載置されるコネ
クタ44に一体的に形成することも可能であり、このよ
うな構造にすると、遮光板48の取り付け位置のばらつ
きがなくなる。そして、一体的な構造を取り得ない場合
であっても、遮光板48の取り付け位置に、位置決め用
の溝を形成するなどにより、取り付け精度を向上させる
ことができる。
【0021】さらに、この実施例の日射検出センサ10
のように、遮光板48をフォトダイオード40の外周部
に配置すると、日射角度の検出精度をより向上させるこ
とができる。すなわち、この実施例では、遮光板48に
より受光面40a,40bの一部を覆うようなことがな
いので、受光面40a,40bの全面を有効に利用で
き、微妙な受光量の左右差を検出することができる。な
お、この実施例の日射検出センサ10では、前方以外の
3方に遮光板を設けて日射を遮断している。
【0022】このような日射検出センサ10に、例えば
車両の進行方向に向かって左側から日射Lcが照射され
ると、図4に示されるように、遮光板48により形成さ
れる影Sが、左側受光面40aの一部分に投影される。
したがって、このような左側受光面40aと、全面で日
射を受ける右側受光面40bとの間では、光量信号値に
左右差が生ずる。換言すれば、日射角度に因って、左側
受光面40aで生ずる光量信号値と、右側受光面40b
で生ずる光量信号値の左右比が変化する。この実施例の
日射検出センサ10では、このような「左右差」あるい
は「左右比」の変化に着目して日射方向つまり日射角度
を検出している。
【0023】このようにして日射角度を正確に検出でき
る範囲は、図4に示されるように、各受光面40a,4
0bの幅寸法をc、また遮光板の高さをh、そして相対
向する遮光板の内側面の離反距離を2aとし、遮光板4
8の内面から受光面40a,40bの端部までの距離を
bとすると、式(1)に示す範囲になる。
【0024】
【数1】
【0025】すなわち、日射角度がこの範囲内であれ
ば、いずれか一方の受光面にはその全面に日射Lが照射
されることとなり、光量信号値の「左右差」あるいは
「左右比」を正確に測定することができる。なお、式
(1)に示される範囲は、遮光板48から受光面40
a,40bまでの距離bを短くするほど、そして受光面
の幅aを長くするほど広くなる。一方、遮光板48の高
さhを変化させると、前記範囲を所望の領域にシフトさ
せることができる。
【0026】また、距離bが0でない場合は、日射Lの
方向が斜め方向であっても、日射Lの方向がある程度垂
直方向に近いと、日射Lが両受光面40a,40bの全
面に照射されるので、光量信号値に「左右差」がなくな
る。したがって、この場合は、正確な角度を検出するこ
とができないが、車両の空気調和装置の制御では、一般
的に日射Lの方向が垂直方向から左右に30°の範囲内
であれば左右の配風量を変化させていないので、この範
囲の日射方向を正確に検出できる構造でなくてもよい。
したがって、左右30°の範囲内において左右の配風量
を変化させる制御を行う場合は、距離bを小さくすれば
よい。このようにして、日射角度を正確に検出する範囲
や、用いるフォトダイオードの寸法などが決定すると、
これらの値を基に日射センサの寸法を決定することがで
きる。
【0027】ここで、日射角度および日射量の検出につ
いて具体的に説明する(図4参照)。
【0028】まず光量信号の値の「左右比」を基にして
日射角度を算出する際に用いる式を導く。日射検出セン
サ10に、式(1)で示す範囲内であり、垂直方向から
の角度がθ°である日射Lcが照射された際に、左側受
光面40aで生ずる光信号値をp,右側受光面40bで
生ずる光量信号値をqとすると、その左右比M(=p/
q)は、日射が照射される面積に比例するので、式
(2)のように示される。
【0029】
【数2】
【0030】ここで、l=h/tanψ(ただし、ψ=
90°−θ)を式(2)に代入すると、式(3)が求ま
る。
【0031】
【数3】
【0032】したがって、光信号値の左右比Mを検出す
ると、式(4)を用いて日射角ψを求めることができ
る。
【0033】次に、光量信号値の「左右差」を基にして
日射角度を算出する際に用いる式を導く。なお、光量信
号値の「左右差」を基に日射角度を検出する場合も、正
確な日射方向を検出できる範囲は前述した「左右比」の
場合と同様であり、式(1)で示される範囲である。
【0034】光量信号値の左右差D(=q−p)は、次
の式(5)のように示される。
【0035】
【数4】
【0036】ここで、l=h/tanψを代入すると、
式(6)が求まる。
【0037】
【数5】
【0038】したがって、光信号値の差Dを検出する
と、式(7)を用いて日射角ψを求めることができる。
【0039】なお、次の式(8)および式(9)に示さ
れるように、式(4)の右辺にM=p/qを代入し、式
(7)の右辺にD=q−pを代入すると、両式の右辺は
等しいことが解る。
【0040】
【数6】
【0041】また、受光面40a,40bと遮光板48
との間に隙間がない場合すなわち距離bが0の場合は、
式(4)と式(7)にb=0を代入して求めた式
(4)′か式(7)′を用いると迅速に日射角度を求め
ることができる。
【0042】
【数7】
【0043】このような日射検出センサの作用を説明す
る(図5のフローチャート参照)。まず、日射を検出す
る日射検出センサ10と、日射検出センサ10などのセ
ンサからの信号が入力されるコントロールユニット12
の初期設定を行う(ステップ1)。初期設定終了後、例
えば、図4に示されるように、角度θの日射が日射検出
センサ10に照射されると、左側受光面40aおよび右
側受光面40bからコントロールユニット12に向けて
光量信号が出力される(ステップ2)。コントロールユ
ニットでは、光量信号の左右差あるいは左右比を求めた
後、前述の式(4)や式(7)を用いて日射角度を算出
する(ステップ3)。ここで算出された日射角度が、式
(1)で示される範囲内であれば、続くステップ4に示
されるように、より大きな値の光量信号を出力している
受光面での受光量を基に、日射量を算出する。このよう
にして算出された日射角度および日射量を基に、冷暖房
に適した送風量や温度を算出して(ステップ5)、各ド
ア、例えば温風と冷風の混合割合を制御するエアミック
スドア32などの開閉制御を行う。次いで、日射角度お
よび日射量を基に、左右の配風割合を算出し(ステップ
6)、左右配風ドア34の位置の制御を行う。このよう
な動作を繰り返すことにより、時事刻々と変化する日射
状態を検出して空気調和装置を制御している。
【0044】このように、光電変換特性や変換効率など
の特性が極めて近似した受光面を2つ有する1チップタ
イプのフォトダイオード40を用いると、1つのフォト
ダイオードにより、日射角度と日射量を測定することが
できる。また、検出精度が極めて向上する。さらに、品
質の近似したフォトダイオードを選別して組み合わせる
作業が不要になるので、組み立て作業を簡素化すること
ができる。そして、用いるフォトダイオードの数が1つ
になるので、構造が簡単になる。
【0045】また、遮光板48をフォトダイオード40
の外周部に設けると、受光面相互の間に遮光板を取り付
ける場合に比較して、遮光板を設置するスペースの確保
が極めて容易である。また遮光板48をフォトダイオー
ド40に対して独立して取り付けることができるので、
フォトダイオード40の組み付け精度や寸法精度の影響
を受けることなく遮光板48を取り付けることができ
る。したがって、遮光板48を、基板42が載置される
コネクタ44に一体的に形成することができる。このよ
うな構造にすると、遮光板48の取り付け位置のばらつ
きがなくなる。
【0046】また遮光板48をフォトダイオード40の
外周部に配置すると、遮光板48により受光面40a,
40bの一部を覆うようなことがないので、受光面40
a,40bの全面を有効に利用でき、微妙な受光量の左
右差を検出することができる。
【0047】以上、本考案に係る日射検出センサの一実
施例を説明したが、本考案の趣旨を逸脱しない範囲で、
この実施例を種々改変することができる。例えば、上記
実施例では、2つの受光面が一体に形成された1チップ
タイプのフォトダイオードを用いているが、田の字形に
配置される4つの受光面50a,50b,50c,50
dが一体に形成されたフォトダイオード50を用いても
よい(図6参照)。このようなフォトダイオードを用い
ると、検出できる日射の方向が2方位に限られることが
なく、全周に亙って検出することができる。
【0048】
【考案の効果】以上のように、本考案によると、1チッ
プタイプの光電変換素子に形成される受光面の周囲に遮
光板を設けているので、受光面相互の間に遮光板を取り
付ける場合に比較して、遮光板を設置するスペースの確
保が極めて容易である。また遮光板を光電変換素子に対
して独立して取り付けることになるので、光電変換素子
の組み付け精度や寸法精度の影響を受けることなく遮光
板を取り付けることができる。また遮光板を光電変換素
子の外周部に配置すると、遮光板により受光面の一部を
覆うようなことがないので、受光面の全面を受光部材と
して有効に利用でき、微妙な受光量の差をも検出するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案に係る一実施例の日射検出センサを有
する車両用の空気調和装置の制御部を示す概略構成図で
ある。
【図2】 日射角度および日射量を検出する日射検出セ
ンサの一実施例を示す側断面図である。
【図3】 フォトダイオードと遮光板の位置関係を示す
平面図である。
【図4】 日射角度および日射量の検出動作を説明する
ための概略側断面図である。
【図5】 日射検出センサの動作の流れを示すフローチ
ャート図である。
【図6】 本考案の他の実施例に用いるフォトダイオー
ドを示す平面図である。
【図7】 従来の日射検出センサの要部を示す側面図で
ある。
【図8】 従来の他の日射検出センサの要部を示す側面
図である。
【符号の説明】
10…日射検出センサ、 40…フォトダイオード、4
0a,40b…受光面、42…基板、 44
…コネクタ、 46…カバー、48…遮光板。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−18414(JP,A) 実開 平4−49506(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60H 1/00 101

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受光する日射(L) の量に応じた光量信号
    を出力する複数の受光面(40a,40b)が一体に形成され
    た1チップタイプの光電変換素子(40)が設置される自動
    車用日射検出センサ(10)であって、 前記光電変換素子(40)に一列に並ぶように形成された複
    数の受光面(40a,40b)の周囲に、所定の角度から照射さ
    れる日射(L) のみを遮る遮光板(48)が立設され、 前記遮光板(48)は、前記受光面(40a,40b)の並び方向に
    平行な一対の壁部のうち少なくとも一方が除去されてい
    ことを特徴とする日射検出センサ。
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