JP2606825Y2 - レジンコンクリート管における継手装置 - Google Patents
レジンコンクリート管における継手装置Info
- Publication number
- JP2606825Y2 JP2606825Y2 JP1993035756U JP3575693U JP2606825Y2 JP 2606825 Y2 JP2606825 Y2 JP 2606825Y2 JP 1993035756 U JP1993035756 U JP 1993035756U JP 3575693 U JP3575693 U JP 3575693U JP 2606825 Y2 JP2606825 Y2 JP 2606825Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- concrete pipe
- collar
- fitting
- resin concrete
- diameter step
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Joints With Sleeves (AREA)
- Excavating Of Shafts Or Tunnels (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本案はレジンコンクリート管にお
ける継手装置に関するものである。
ける継手装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来推進工法に用いるヒューム管の継手
部ではヒューム管の先端に嵌合した継手カラーの延長部
(雌部)の先端部内周面に止水ゴムを接着剤で接着した
ものが開発されている(特公昭59−49165号、実
公昭61−617号)。
部ではヒューム管の先端に嵌合した継手カラーの延長部
(雌部)の先端部内周面に止水ゴムを接着剤で接着した
ものが開発されている(特公昭59−49165号、実
公昭61−617号)。
【0003】ところが継手カラーの延長部(雌部)に止
水ゴムを接着させるに際し、止水ゴムが延長部の上部内
面から自重で脱落し易く接着させ難いという問題がある
し、接着力が止水ゴムの自重によって低下し嵌合時分離
し易いという問題がある。
水ゴムを接着させるに際し、止水ゴムが延長部の上部内
面から自重で脱落し易く接着させ難いという問題がある
し、接着力が止水ゴムの自重によって低下し嵌合時分離
し易いという問題がある。
【0004】さらに金属製継手カラーの基端嵌合部外周
面と金属製回転型枠の内周面との間に製作精度上のすき
間を生じ、該すき間から上記型枠の高速回転に伴いレジ
ン液が継手カラーと上記型枠との間に進入硬化し、脱型
後継手カラーの外周面に茶色のレジン液が附着硬化しか
つ該カラーの外周に凹設されている係合環溝内に充満硬
化するため、継手カラー外周面硬化レジンを剥離する作
業を必要とした。
面と金属製回転型枠の内周面との間に製作精度上のすき
間を生じ、該すき間から上記型枠の高速回転に伴いレジ
ン液が継手カラーと上記型枠との間に進入硬化し、脱型
後継手カラーの外周面に茶色のレジン液が附着硬化しか
つ該カラーの外周に凹設されている係合環溝内に充満硬
化するため、継手カラー外周面硬化レジンを剥離する作
業を必要とした。
【0005】又上記継手カラーの延長部(雌部)先端が
ヒューム管の他端外周に設けた止水ゴムに引掛り易く止
水ゴムを分離し易いという問題があった。
ヒューム管の他端外周に設けた止水ゴムに引掛り易く止
水ゴムを分離し易いという問題があった。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】本案は継手カラーの延
長部内面に止水ゴムを接着させる必要がなく、該延長部
の先端部を相手方ヒューム管の雄部の止水ゴムを外すこ
となく円滑に止水ゴムを延長部(雌部)と雄部との間に
介在させることが可能であり、かつ高速回転型枠の内周
面と継手カラーの基端部外周面との間のすき間を閉鎖し
得て継手カラーの外周面にレジン液の流出を防止し得て
継手カラーの外周に硬化したレジン膜の剥離作業を行う
ことのないレジンコンクリート管における継手装置を得
ることを目的とする。
長部内面に止水ゴムを接着させる必要がなく、該延長部
の先端部を相手方ヒューム管の雄部の止水ゴムを外すこ
となく円滑に止水ゴムを延長部(雌部)と雄部との間に
介在させることが可能であり、かつ高速回転型枠の内周
面と継手カラーの基端部外周面との間のすき間を閉鎖し
得て継手カラーの外周面にレジン液の流出を防止し得て
継手カラーの外周に硬化したレジン膜の剥離作業を行う
ことのないレジンコンクリート管における継手装置を得
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め本案はレジンコンクリート管の一端に小径段を形成
し、該小径段にステンレス製継手カラーの基端部側を嵌
合して嵌合部を形成し、該カラーの先端部を上記一端か
ら延長して雌部を形成し、上記コンクリート管の他端に
上記雌部を嵌合するための雄小径段を形成してなるレジ
ンコンクリート管であって、上記継手カラーの嵌合部に
小径段との係合環溝を内面側に凸設し、かつ該継手カラ
ーの基端部及び先端部を基端及び先端に向って若干傾斜
させて拡径してなり、かつ上記雄小径段を2段に形成
し、該雄小径段の他端側段の外周に止水ゴムリングを嵌
合させてなるレジンコンクリート管における継手装置に
よって構成される。
め本案はレジンコンクリート管の一端に小径段を形成
し、該小径段にステンレス製継手カラーの基端部側を嵌
合して嵌合部を形成し、該カラーの先端部を上記一端か
ら延長して雌部を形成し、上記コンクリート管の他端に
上記雌部を嵌合するための雄小径段を形成してなるレジ
ンコンクリート管であって、上記継手カラーの嵌合部に
小径段との係合環溝を内面側に凸設し、かつ該継手カラ
ーの基端部及び先端部を基端及び先端に向って若干傾斜
させて拡径してなり、かつ上記雄小径段を2段に形成
し、該雄小径段の他端側段の外周に止水ゴムリングを嵌
合させてなるレジンコンクリート管における継手装置に
よって構成される。
【0008】
【作用】本案ではレジンコンクリート管7の高速回転型
枠7’による製造段階において、継手カラー1の嵌合部
1’に形成した係合環溝3が上記管7の小径段2の外周
面と係合して該管7と一体化する。
枠7’による製造段階において、継手カラー1の嵌合部
1’に形成した係合環溝3が上記管7の小径段2の外周
面と係合して該管7と一体化する。
【0009】上記高速回転型枠7’の内周面には継手カ
ラー1の基端部の若干の拡径端4が接触するため、該拡
径端4と上記型枠7’の内周面とのすき間は塞がれ、高
速回転時にレジンモルタルのレジン液が拡径端4と上記
型枠7’との間に進入することがなく外部に漏出するこ
とがない。
ラー1の基端部の若干の拡径端4が接触するため、該拡
径端4と上記型枠7’の内周面とのすき間は塞がれ、高
速回転時にレジンモルタルのレジン液が拡径端4と上記
型枠7’との間に進入することがなく外部に漏出するこ
とがない。
【0010】上記コンクリート管7の一端の雌部1”を
他のレジンコンクリート管7の他端の雄小径段5、5’
の外周の止水ゴムリング6の外周に嵌合する際止水ゴム
リング6の外周は継手カラー1の延長部(雌部)1”の
拡径端4’の内面によって案内されて図2に示すように
両コンクリート管7、7は接続する。
他のレジンコンクリート管7の他端の雄小径段5、5’
の外周の止水ゴムリング6の外周に嵌合する際止水ゴム
リング6の外周は継手カラー1の延長部(雌部)1”の
拡径端4’の内面によって案内されて図2に示すように
両コンクリート管7、7は接続する。
【0011】
【実施例】高速回転型枠7’の内部にレジンモルタルを
投入し、レジンコンクリート管7を成形するものであっ
て、該管7の一端に小径段2が形成され、他端に雄小径
段5、5’を2段形成する。
投入し、レジンコンクリート管7を成形するものであっ
て、該管7の一端に小径段2が形成され、他端に雄小径
段5、5’を2段形成する。
【0012】上記高速回転型枠7’による成形に際し、
一端小径段2にステンレス製継手カラー1の基端部側を
嵌合し、該カラー1の嵌合部となし、該カラー1の先端
部を上記一端から延長して雌部1”を形成してレジンコ
ンクリート管7を形成するものである。
一端小径段2にステンレス製継手カラー1の基端部側を
嵌合し、該カラー1の嵌合部となし、該カラー1の先端
部を上記一端から延長して雌部1”を形成してレジンコ
ンクリート管7を形成するものである。
【0013】上記継手カラー1の嵌合部1’には小径段
2との係合環溝3を嵌合部1’の内面側に凸設し、該カ
ラー1の基端部及び先端部の基端及び先端内径D、Dを
中央部の内径dよりも若干大に傾斜させて拡径し、上記
雄小径段5、5’の他端側段5’の外周に止水ゴムリン
グ6を嵌合させる。尚図中8で示すものはパッキングで
ある。
2との係合環溝3を嵌合部1’の内面側に凸設し、該カ
ラー1の基端部及び先端部の基端及び先端内径D、Dを
中央部の内径dよりも若干大に傾斜させて拡径し、上記
雄小径段5、5’の他端側段5’の外周に止水ゴムリン
グ6を嵌合させる。尚図中8で示すものはパッキングで
ある。
【0014】
【考案の効果】本案は上述のように構成したので高速回
転型枠7’によって継手カラー1を嵌合した状態でレジ
ンコンクリート管7を成形する際継手カラー1の基端拡
径端4と上記型枠7’との間にすき間が無くなり、レジ
ン液が上記カラー1の外周面に沿って流出するおそれが
なく安全に継手付レジンコンクリート管7を製造するこ
とができる。又継手カラー1による接続部において止水
ゴムリング6を容易に施工し得る効果があるし、継手カ
ラー1は嵌合部1’が係合環溝3により上記コンクリー
ト管7に安全に固定され得るものである。
転型枠7’によって継手カラー1を嵌合した状態でレジ
ンコンクリート管7を成形する際継手カラー1の基端拡
径端4と上記型枠7’との間にすき間が無くなり、レジ
ン液が上記カラー1の外周面に沿って流出するおそれが
なく安全に継手付レジンコンクリート管7を製造するこ
とができる。又継手カラー1による接続部において止水
ゴムリング6を容易に施工し得る効果があるし、継手カ
ラー1は嵌合部1’が係合環溝3により上記コンクリー
ト管7に安全に固定され得るものである。
【図1】本案のレジンコンクリート管における継手装置
の配置側面図である。
の配置側面図である。
【図2】継手カラーによる継手装置の一部拡大側面図で
ある。
ある。
【図3】上記コンクリート管の継手カラーによる雌部の
拡大側面図である。
拡大側面図である。
1 継手カラー 1’ 嵌合部 2 小径段 3 係合環溝 4、4’ 若干拡径部 5、5’ 雄小径段 6 止水ゴムリング
Claims (1)
- 【請求項1】 レジンコンクリート管の一端に小径段を
形成し、該小径段にステンレス製継手カラーの基端部側
を嵌合して嵌合部を形成し、該カラーの先端部を上記一
端から延長して雌部を形成し、上記コンクリート管の他
端に上記雌部を嵌合するための雄小径段を形成してなる
レジンコンクリート管であって、上記継手カラーの嵌合
部に小径段との係合環溝を内面側に凸設し、かつ該継手
カラーの基端部及び先端部を基端及び先端に向って若干
傾斜させて拡径してなり、かつ上記雄小径段を2段に形
成し、該雄小径段の他端側段の外周に止水ゴムリングを
嵌合させてなるレジンコンクリート管における継手装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993035756U JP2606825Y2 (ja) | 1993-06-30 | 1993-06-30 | レジンコンクリート管における継手装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993035756U JP2606825Y2 (ja) | 1993-06-30 | 1993-06-30 | レジンコンクリート管における継手装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH078491U JPH078491U (ja) | 1995-02-07 |
JP2606825Y2 true JP2606825Y2 (ja) | 2001-01-29 |
Family
ID=12450687
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993035756U Expired - Lifetime JP2606825Y2 (ja) | 1993-06-30 | 1993-06-30 | レジンコンクリート管における継手装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2606825Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61617U (ja) * | 1984-06-04 | 1986-01-06 | 信正 伊藤 | 複数の操作ペダル用回転支点台 |
JP2500007B2 (ja) * | 1990-12-07 | 1996-05-29 | 十二 藤村 | 推進用ヒュ―ム管の継手構造及びその型枠 |
-
1993
- 1993-06-30 JP JP1993035756U patent/JP2606825Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH078491U (ja) | 1995-02-07 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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