JP2606649Y2 - 可動式車両用ミラー装置 - Google Patents

可動式車両用ミラー装置

Info

Publication number
JP2606649Y2
JP2606649Y2 JP1993055609U JP5560993U JP2606649Y2 JP 2606649 Y2 JP2606649 Y2 JP 2606649Y2 JP 1993055609 U JP1993055609 U JP 1993055609U JP 5560993 U JP5560993 U JP 5560993U JP 2606649 Y2 JP2606649 Y2 JP 2606649Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
support shaft
mirror
plate
locking plate
rotating plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1993055609U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0724652U (ja
Inventor
秀夫 小岩井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Lock Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Honda Lock Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Lock Manufacturing Co Ltd filed Critical Honda Lock Manufacturing Co Ltd
Priority to JP1993055609U priority Critical patent/JP2606649Y2/ja
Publication of JPH0724652U publication Critical patent/JPH0724652U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2606649Y2 publication Critical patent/JP2606649Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Rear-View Mirror Devices That Are Mounted On The Exterior Of The Vehicle (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は可動式車両用ミラー装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】大型のバス、トラック等に設ける車両用
ミラーでは、車体側に固定される本体に対し回動自在な
支軸を設け、該支軸でミラー支持用のミラーアームを支
持するようにしたものがある。このような車両用ミラー
では、前記支軸をモーターの動力で回転させることでミ
ラーアームを回動させ、これによりミラーアームを前後
に回動するようにしている。又、ミラーの使用位置で
は、ミラーハウジングに作用する風圧等によりこの長い
ミラーアームが回転しないようにを固定する必要があ
り、支軸をロックしている。ところで、従来においては
前記支軸を固定する構造としては、支軸に設けたフラン
ジ部とこの下方に位置する本体に夫々凹凸を形成し、こ
の凹凸による係合で支軸をロックするようにしている。
そしてミラーアームの非使用位置への回動に先立ち前記
凹凸の係合を解除し、支軸を回転可能としている(例え
ば実願昭61ー98885号)。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところが、従来おいて
は、前記凹凸の係合を解除するのを前記支軸を上方へ移
動させることで行っており、このような構造では支軸を
上方へ移動させる際に該支軸に支持されるミラーアーム
全体(ミラーを含む)も移動させることが必要となり、
ミラーアームは重量が大きいので(雪国では積雪による
重量増もある)、駆動力を大きくとることが必要とな
り、又各部品とも強度、耐久性を向上させなければなら
ないという不具合があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
本考案は、車体側に固定される本体に回動自在な支軸を
設け、該支軸でミラー支持用のミラーアームを支持した
可動式車両用ミラー装置において、前記支軸に対して上
下動自在且つ回転不能な係合部材を本体側に設け、且つ
係合部材を上下に移動させる移動機構を設け、前記支
軸には、前記係合部材の移動方向に隣接してモーターで
駆動される被駆動ギヤを構成する回動板を設け、前記回
動板の軸方向に隣接して支軸に対して所定範囲内で回転
し、且つ上下動可能に係止板を設け、前記係止板と前記
回動板との間には、過負荷防止用クラッチを設けるとと
もに、該係止板を回動板方向に弾圧し、前記ミラーの使
用位置で前記係合部材を上下いずれか一方に移動させ
ることにより該係合部材を前記支軸の被係合部に係合
させて支軸をロックし、ミラーの非使用位置への回動に
先立ち前記係合部材を上下いずれか他方に移動させるこ
とにより該係合部材と前記被係合部の係合を解除して
支軸のロックを解除するようにしたことを特徴とする。
【0005】
【作用】ミラーアームの使用位置で係合部材を上下いず
れか一方に移動させることにより該係合部材を支軸の被
係合部に係合させて支軸をロックし、ミラーアームの非
使用位置への回動に先立ち前記係合部材を上下いずれか
他方に移動させることにより該係合部材と前記支軸の被
係合部の係合を解除して支軸のロックを解除するので、
支軸を上動させることなく即ち、重量のあるミラーアー
ムを上動させることなく支軸のロック、及びその解除を
行うことができる。又支軸に設けた回動板と係止板との
間に、過負荷防止用クラッチを設け、係止板を回動板方
向に弾圧するので、通常時には弾圧力で該クラッチの係
合が保たれ、従って回動板が回転するとこれと一体に係
止板も回転し、一方、外部から過大な力がミラーアーム
に加わって支軸が強制的に回転した場合には、係止板が
支軸とともに回転し、過負荷防止用クラッチが作用し
て、大きな力が被駆動ギヤを構成する回動板に伝わるの
を防止する。
【0006】
【実施例】以下に本考案の好適一実施例を添付図面に基
づいて説明する。図1は大型バスの平面図でこの図に示
すように車体1の側面前部には可動式車両用ミラー装置
2が設けらている。図2は格納式車両用ミラー装置の正
面図、図3は同要部断面図、図4は図3の4矢視図を示
す。図中、2は格納式車両用ミラー装置、3はその本体
で、この本体3は中空状のケース部4とブラケット部5
から成り、本体3は、ブラケット部5に設けた取付孔5
a…に挿通した図示しないボルトで車体1側に固定され
る。
【0007】前記ケース部4には図3に示すように支軸
6を回転自在に取付け、この支軸6は図6に示すように
両側が面取りされて凹部6a、6aを形成しており、こ
の凹部6aの端面6a1、6a2は支軸6の回転中心A
を指向し、各端面6a1、6a2の延長線上に回転中心
Aが位置する。支軸6の上部にはフランジ部7を一体に
形成し、このフランジ部7に設けた2本の係止ピン9、
9をケース部4上面に形成した溝部11に係合する。図
4に示すように前記溝部11は支軸6を中心とする円弧
状を成し、この溝部11の一端11a、他端11bに夫
々係止ピン9、9が当接することで支軸の11の回転が
規制され、後述するミラーアーム13の可動範囲が規定
される。このピン9、9、溝部11で可動範囲規制部1
2を構成する。
【0008】図5は、可動範囲規制部12の別実施例を
示し、この実施例では、ピン9を一本とし、溝部11に
予め形成したねじ孔100…に2本のボルトB3、B3
を螺合し、このボルトB3、B3の間に前記ピン9を臨
ませている。この実施例ではピン9がボルトB3、B3
に当接することで支軸の11の回転が規制され、後述す
るミラーアーム13の可動範囲が規定される。
【0009】前記支軸6の上端、下端には図3に示すよ
うにミラーアーム13の上下のブラケット13a、13
aを取付け、支軸6の押さえ板14、14とともにボル
トB1…にて固定する。尚、図4に示すようにミラーア
ーム13の上下のブラケット13a、13aには切欠き
13bが形成されており、組立て時にはこの切欠き13
bを介してブラケット13a、13aを支軸6の上下端
に挿入する。前記ミラーアーム13は図2に示すように
上下のアーム部13c、13cを有し、このアーム部1
3c、13cは先端側が一体になってこの部分でミラー
14を保持する。
【0010】前記支軸6の中間部分外周には図3に示す
ように係止板15を設け、この係止板15は図10乃至
図13に示すように平面視で円板状を成し、中央には孔
15aが形成され、この孔15aには内方に突出する突
起15b、15bが形成されている。この突起15b、
15bは、図6に示すように前述した支軸6の凹部6
a、6aに係合し、突起15bの幅に比べて凹部6aの
幅が大きいことから係止板15は突起15bが凹部6a
の端面6a1、6a2に当接するまでは支軸6に対して
回動自在で、当接後は支軸6と一体に回転する。この係
止板15の上面には図11にも示すように複数の凹部1
5c…が形成され、下面には図13に示すように複数の
円弧状の溝15d…が形成されており、この溝15d内
に球16を配置し、この球16は溝15d内をその長さ
の範囲で移動可能となっている。
【0011】前記係止板15の下方にはスプリングS1
を設け、このスプリングS1は下端が固定板18に当接
し、上端がリテーナ19に当接し、このリテーナ19が
前記係止板15の球16に当接する。従って前記係止板
15はこのスプリング18により常時上方へ付勢され
る。
【0012】前記係止板15上方の支軸6外周には図3
に示すように回動板20を回転自在に設け、この回動板
20は図14乃至図17に示すように平面視で円板状を
なし、外周にギヤ23が形成されている。この回動板2
0の上面には山状のカム面20a…を形成し、下面には
図16、17に示すように複数の穴20b…を形成して
この穴20bに球21を離脱不能に取付ける。この球2
1は前記係止板15の上面に形成した凹部15cに係合
するもので、これら球21と凹部15cで過負荷防止用
クラッチ22を構成する。通常時には前記スプリングS
1の弾力でこの係合が保たれ、従って回動板20が回転
するとこれと一体に係止板15も回転する。一方、外部
から過大な力がミラーアーム13に加わって支軸6が強
制的に回転すると、係止板15が支軸とともに回転する
が、この時に凹部15cと球21の係合が解除され、大
きな力が回動板20に伝わるのを防止する。又、ミラー
アーム13が回動中に電柱等の障害物に当接した場合に
は、後述するモーターMの駆動力による回転により回動
板20が回転するが、係止板15にはこの回転は伝わら
ない。
【0013】前記回動板20上方の支軸6外周には図3
に示すように本考案の係合部材をなす移動板24を設
け、この移動板24は図18乃至図20に示すように平
面視で円板状をなし、上面には上方へ突出する複数の係
合部24a…を形成し、下面には複数の穴24b…を形
成し、この穴24bに球25を離脱不能に取付ける。こ
の球25は回動板20のカム面20aに当接し、これら
球25とカム面20aで本考案の移動機構26(カム機
構)を構成する。
【0014】移動板24は図20に示すように下部外周
に半円弧状の係止部24c…が複数形成されており、こ
の係止部24cは移動板24の外周に設けた固定枠体2
7の凹部27aに係止する。固定枠体27は、ビスB2
…にてケース部4に固定されており、又、図21乃至図
23に示すように内部に大径の円形孔27bが形成され
ている。そしてこの円形孔27b周辺に前記凹部27a
が形成されている。又、下面は平面にて形成されてい
る。前記凹部27aは前記係止部24cと同じ長さの円
弧状をなし、従って係止部24cは凹部27aの高さ方
向に移動可能、軸まわり方向には回転不能で、これによ
り移動板24は固定枠体27に対して、上下移動可能で
軸まわり方向には回転不能となる。固定枠体27の下方
には前記回動板20が位置するが、両者の間にはワッシ
ャー29、30が配置されている。尚、ミラーアーム1
3の使用位置では、カム面20aを介してボール25、
移動板24にスプリングS1の力が作用しているので、
ワッシャー29、30には力が作用しない。
【0015】前記移動板24の上方には係止板31を設
け、この係止板31は図8、図9に示すように中央に支
軸6と同じ断面形状の孔31aが形成されてこの孔31
aが支軸6外周に嵌合しており、従ってこの係止板31
は常時支軸6と一体に結合している。この係止板31の
下面には被係合部31b…を形成し、この被係合部31
bには前記移動板24の係合部24aがスプリングS1
の弾力により係合する。前記係止板29と前記移動板2
4の間にはスプリングS2を配置し、このスプリングS
2の弾力により前記移動板24は下方へ付勢される。
【0016】前記ケース部4内にはモーターMを設け、
このモーターMの回転軸M1にはウォームギヤ34を設
ける。又ケース部4内に設けた取付部35には回転軸3
6を設けるとともにこの回転軸36の下部にウォームホ
イール37を設け、このウォームホイール37を前記ウ
ォームギヤ34に噛合させる。前記回転軸36の上部に
はギヤ38を設け、このギヤ38を該ギヤ38の奥に配
設したギヤ40に噛合させる。ギヤ40の上部にはギヤ
41が一体に形成されており、このギヤ41はギヤ42
に噛合する。ギヤ42の上部にはギヤ43が一体に形成
されており、このギヤ43はギヤ44に噛合する。この
ギヤ44の上部にはギヤ45が一体に成形されており、
このギヤ45はギヤ46に噛合する。このギヤ46の上
部にはギヤ47が一体に形成されており、このギヤ47
が前記回動板20外周のギヤ23に係合する。前記ウォ
ームギヤ34、ウォームホイール37、ギヤ38、4
0、41、42、43、44、45、46、47等で減
速ギヤ群49を構成する。尚、前記取付部35には上方
へ突出する壁部35aを形成し、この壁部35は前記減
速ギヤ群49の下部周囲を覆い、減速ギヤ群49のグリ
スが周囲に飛散するのを防止する。
【0017】前記支軸6の下部にはリミットスイッチ5
0を設け、このリミットスイッチ50の周囲には、カバ
ー51を設ける。このリミットスイッチ50はミラーア
ーム13の可動範囲に対応する支軸6の回転限界位置で
作動してモーターMを止めるものである。
【0018】次に上述した装置の作用について述べる。
先ずミラー14の使用位置では、図3、図24に示すよ
うに移動板24の下面に設けた球25が回動板20のカ
ム面20aの頂上に位置し、従って移動板24は上方へ
移動しており、係合部24aが係止板31の被係合部3
1bに係合している。一方、この移動板24は、その係
止部24cがケース部4に固定されている固定枠体27
の凹部27aに係合していることから該移動板24は回
転不能となっており、この移動板24に係止される係止
板31も回転不能で、更にはこの係止板31と一体の支
軸6も回転不能となっている。従って、支軸6及びミラ
ーアーム13はミラー14の使用位置でロックされるこ
とになる。
【0019】次にミラー14を格納位置に移動するため
にミラーアーム13を前方、もしくは後方に回動させる
場合、これは先ず室内にあるスイッチを操作することで
行う。このスイッチを操作するとモーターMが作動し、
このモーターMの回転軸M1の回転は減速ギヤ群49を
介してギヤ23に伝わり、回転力が回動板20に伝達さ
れ、回動板20が回転する。
【0020】ここで、前述のように通常時には球21と
凹部15cが係合して、即ち過負荷防止用クラッチ22
は接状態なので、回動板20の回転力はそのまま係止板
15に伝わり、係止板15が回転する。図6に示す最初
の状態では係止板15の突起15bは凹部6aの片方の
端面6a1に当接しており、ここから係止板15が回転
して突起15bは反対側の端面6a2の方向に回転して
いくが、突起15bがこの端面6a2に当接するまでは
係止板15が支軸6に対して相対的に回転し、支軸6は
回転しない。
【0021】一方、前記回動板20が回転すると、この
回動板20は要部展開図である図24(b)ではA方向
に移動していく。この移動によってカム面20aが係止
板24の球25に対して相対的に摺動して、図25に示
すように球25はカム面20aからおりて、球25は二
つのカム面20a、カム面20aの間の低い部分に位置
する。従って球25及び係止板24はこのカム面20a
の高さ分だけ下方に移動し、図25(b)に示すように
係合部24aが係止板31の被係合部31bから離脱す
る。尚、この時、スプリングS1の力は、回動板20の
カム面20a外周に設けられた平面20c、ワッシャー
29、30を介して固定枠体27の座面が受けるため、
前記離脱作用が行えるようになっている。
【0022】ここまでの回動板20の動きは、係止板1
5の突起15bが反対側の端面6a2に当接するまで
間、即ち支軸6が回転する前に行われる。係合部24a
が被係合部31bから離脱することにより係止板31及
びこれと一体の支軸6が回転可能となり、支軸6、ミラ
ーアーム13のロックが解除されることになる。
【0023】次に係止板15の突起15bが反対側の端
面6a2に当接し、更に回転していくと、これ以降、支
軸6はこの突起15bにより係止板15とともに回転を
始め、ミラーアーム13が前方、もしくは後方に回動す
る。そしてミラーの格納位置で前述のようにリミットス
イッチ50が作動し、モーターMが停止し、ミラーアー
ム13が格納位置に位置する。尚、本実施例では前述の
ように図6に示すごとく、支軸6の各凹部6aの端面6
a1、6a2が支軸6の回転中心Aを指向し、各端面6
a1、6a2の延長線上に回転中心Aが位置するので、
突起15bが各端面6a1、6a2を押す力は、回転中
心Aを中心とする回転方向に合致する。従来にあっては
図7に示すように支軸106には凹部がなく、係止板1
15の端面115a、115bが支軸106を押す力は
回転中心Aを中心とする回転方向に合致せず、従って力
の伝達が非効率的であり、又、支軸106と端面115
a、115bが当接するタイミングが不安定となるた
め、加工精度を要求されたが、上述した本実施例の構造
によれば、突起15bが各端面6a1、6a2を押す力
は、回転中心Aを中心とする回転方向に合致するので4
力の伝達を効率的に行うことができるとともに突起15
bと各端面6a1、6a2が当接するタイミングを正確
にすることができる。
【0024】一方、本実施例では係止板15に設けた球
16がリテーナ19に当接するので、係止板15、リテ
ーナ19間の摩擦を低減することができ、特に本実施例
の構造では、前記球16が係止板15の溝15内を回転
移動するので、前記摩擦をほとんどなくすことが可能と
なり、スプリングS1の捩れによる過負荷防止用クラッ
チ22の作動ばらつきを防止することができる。
【0025】以上において、本実施例では、支軸6、ミ
ラーアーム13のロックを解除するのに、回動板20の
回転により移動板24を下動させ、係合部24aが係止
板31の被係合部31bから離脱させることで行うの
で、従来のように支軸6を上動させる必要がなくなる。
ここで支軸6は重量があり、しかもこの支軸6は重量の
あるミラーアーム13を支持するので、従来のように支
軸6を上動させることで支軸6のロック解除を行おうと
すると、摺動抵抗もあるので大きな駆動力を必要とする
が、本実施例の構造によれば支軸6を上動させないの
で、小さな駆動力ですみ、又各部材の強度も小さいもの
ですむようになる。
0026
【考案の効果】以上述べたように本考案によれば、車体
側に固定される本体に回動自在な支軸を設け、該支軸で
ミラー支持用のミラーアームを支持した可動式車両用ミ
ラー装置において、前記支軸に対して上下動自在且つ回
転不能な係合部材を本体側に設け、且つ該係合部材を上
下に移動させる移動機構を設け、前記支軸には、前記係
合部材の移動方向に隣接してモーターで駆動される被駆
動ギヤを構成する回動板を設け、前記回動板の軸方向に
隣接して支軸に対して所定範囲内で回転し、且つ上下動
可能に係止板を設け、前記係止板と前記回動板との間に
は、過負荷防止用クラッチを設けるとともに、該係止板
を回動板方向に弾圧し、前記ミラーの使用位置で、前記
係合部材を上下いずれか一方に移動させることにより、
該係合部材を前記支軸の被係合部に係合させて支軸をロ
ックし、ミラーの非使用位置への回動に先立ち前記係合
部材を上下いずれか他方に移動させることにより、該係
合部 材と前記被係合部の係合を解除して支軸のロックを
解除するようにしたので、支軸を上動させることなく即
ち、重量のあるミラーアームを上動させることなく支軸
のロック、及びその解除を行うことができる。又支軸に
設けた回動板と係止板との間に、過負荷防止用クラッチ
を設け、係止板を回動板方向に弾圧したので、通常時に
は弾圧力で該クラッチの係合が保たれ、従って回動板が
回転するとこれと一体に係止板も回転し、一方、外部か
ら過大な力がミラーアームに加わって支軸が強制的に回
転した場合には、係止板が支軸とともに回転し、過負荷
防止用クラッチが作用し、係止板が弾性力により上下動
し、大きな力が被駆動ギヤを構成する回動板に伝わるの
を防止する。
【図面の簡単な説明】
【図1】大型バスの平面図
【図2】可動式車両用ミラー装置の正面図
【図3】可動式車両用ミラー装置の要部断面図
【図4】図3の4矢視図
【図5】別実施例に係る図4と同様の図
【図6】図3の6−6線断面図
【図7】従来に於ける図6と同様の図
【図8】係止板の平面図
【図9】図8の9ー9線断面図
【図10】係止板の平面図
【図11】図10の11矢視図
【図12】図10の12−12線断面図
【図13】係止板の下面図
【図14】回動板の平面図
【図15】回動板の側面図
【図16】図14の16−16線断面図
【図17】回動板の下面図
【図18】移動板の平面図
【図19】図18の19−19線断面図
【図20】移動板の下面図
【図21】固定枠体の平面図
【図22】図21の22−22線断面図
【図23】固定枠体の下面図
【図24】(a)はミラーアームの使用位置における要
部断面図、(b)はミラーアームの使用位置に於ける要
部の展開図
【図25】(a)はミラーアームの使用位置以外におけ
る要部断面図、(b)はミラーアームの使用位置以外に
於ける要部の展開図
【図26】別実施例に係る可動式車両用ミラー装置の断
面図
【符号の説明】
3… 本体 6…支軸 7a…受部 13…ミラーアーム15…係止板 20…回動板 22…過負荷防止用クラッチ 24…係合部材(移動板) 26…移動機構

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体側に固定される本体に回動自在な支
    軸を設け、該支軸でミラー支持用のミラーアームを支持
    した可動式車両用ミラー装置において 記支軸に対して上下動自在且つ回転不能な係合部材を
    本体側に設け、且つ該係合部材を上下に移動させる移動
    機構を設け、 前記支軸には、前記係合部材の移動方向に隣接してモー
    ターで駆動される被駆動ギヤを構成する回動板を設け、 前記回動板の軸方向に隣接して支軸に対して所定範囲内
    で回転し、且つ上下動可能に係止板を設け、 前記係止板と前記回動板との間には、過負荷防止用クラ
    ッチを設けるとともに、該係止板を回動板方向に弾圧
    し、 前記 ミラーの使用位置で前記係合部材を上下いずれか
    一方に移動させることにより該係合部材を前記支軸の
    被係合部に係合させて支軸をロックし、ミラーの非使用
    位置への回動に先立ち前記係合部材を上下いずれか他方
    に移動させることにより該係合部材と前記被係合部の
    係合を解除して支軸のロックを解除するようにした とを特徴とする可動式車両用ミラー装置。
JP1993055609U 1993-10-14 1993-10-14 可動式車両用ミラー装置 Expired - Fee Related JP2606649Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993055609U JP2606649Y2 (ja) 1993-10-14 1993-10-14 可動式車両用ミラー装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993055609U JP2606649Y2 (ja) 1993-10-14 1993-10-14 可動式車両用ミラー装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0724652U JPH0724652U (ja) 1995-05-09
JP2606649Y2 true JP2606649Y2 (ja) 2000-12-18

Family

ID=13003513

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1993055609U Expired - Fee Related JP2606649Y2 (ja) 1993-10-14 1993-10-14 可動式車両用ミラー装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2606649Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0724652U (ja) 1995-05-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5384660A (en) Foldable outside rearview mirror
CN100528631C (zh) 锁定装置
CN203267818U (zh) 具有倾倒特征的倾斜机构
JPH1016796A (ja) 車両用ステアリングコラム
JP2606649Y2 (ja) 可動式車両用ミラー装置
JPS6116709A (ja) 迅速ロツク装置
JPH10129349A (ja) 電動格納型ドアミラー
JPH0829643B2 (ja) キャスターのロック装置
JP2603260Y2 (ja) 可動式車両用ミラー装置
JPH07117564A (ja) 可動式車両用ミラー装置
JPH0625045Y2 (ja) 車用アンテナ取付基台
JP3584956B2 (ja) 車両用スペアタイヤホルダ
JP2596972Y2 (ja) ロック装置
CN214396617U (zh) 车载固定支架
JP2564170Y2 (ja) 車両用電動格納式アウトサイドミラー
JP2573853Y2 (ja) 可倒式車両用ミラー
JPS6419572U (ja)
JPH0545575Y2 (ja)
JPH0345637Y2 (ja)
JP3222398B2 (ja) 車両用の開閉板の姿勢保持装置
JPH0152214B2 (ja)
JPH0633162Y2 (ja) 錠等におけるロータの取付構造
JPH0463738A (ja) 電動ステー格納式ミラー装置
JPH0736033Y2 (ja) ステアリングロック装置
JP2507517Y2 (ja) 回転軸の逆転防止装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20000925

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R323532

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R370 Written measure of declining of transfer procedure

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R370

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R323532

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees