JP2606324Y2 - 故障検出装置 - Google Patents

故障検出装置

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JP2606324Y2
JP2606324Y2 JP1992040959U JP4095992U JP2606324Y2 JP 2606324 Y2 JP2606324 Y2 JP 2606324Y2 JP 1992040959 U JP1992040959 U JP 1992040959U JP 4095992 U JP4095992 U JP 4095992U JP 2606324 Y2 JP2606324 Y2 JP 2606324Y2
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光彦 西本
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Koyo Seiko Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はハードウエアで電動パワ
ーステアリング装置等における各種故障の検出を可能と
した故障検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電動パワーステアリング装置において、
操舵補助力を出力するモータの駆動電流の検出値と目標
値との比較に基づいて故障を検出する場合、予め所定の
時定数を定めておき、検出値が目標値から外れた状態が
時定数以上となったとき、故障発生と判定してモータの
停止、クラッチ解除等の措置が採られるようになってい
る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところが上述した如き
従来の装置にあっては、例えば急操舵時には操舵補助用
のモータに逆起電力が生じ、モータ駆動電流が流れ難く
なるため、検出値が急操舵中に目標値よりも低くなる
が、このような現象を故障発生と誤認しないためには時
定数を長く、例えば0.5sec程度とする必要がある。
【0004】しかし、一方検出値が目標値を越える過大
状態となった場合には、安全性確保の面から、例えば0.
03sec 程度で即時に故障発生と判断する必要があるた
め、前述した如き一種類の時定数のみを設定する構成で
は正確な故障検出が難しいという問題があった。本考案
はかかる事情に鑑みなされたものであって、その目的と
するところはハードウエアにて故障の種類に応じて異常
確定時間を変更し、複数の故障を正確に検出し得るよう
にした故障検出装置を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案に係る故障検出装
置は、異常検出対象装置の動作状態を検出する回路と、
該検出回路で検出した動作状態に応じて前記異常検出対
象装置の異常を確定する時間を変更する回路と、前記検
出回路で検出した動作状態が前記異常確定時間変更回路
で設定された異常確定時間に達したとき異常確定信号を
出力する手段とを具備することを特徴とする。
【0006】
【作用】本考案にあっては、異常確定時間変更回路によ
って同じ異常検出対象装置についての検出回路が検出し
たときの動作状況に応じた異常確定時間の設定が可能と
なり、各種の異常夫々を正確に検出し得る。
【0007】
【実施例】以下本考案をその実施例を示す図面に基づき
具体的に説明する。図1は本考案に係る故障検出装置の
ブロック図であり、図中1はフェイル条件判定回路、2
はフェイル検出回路を示している。フェイル条件判定回
路1は予め設定入力されている目標値、例えば電動パワ
ーステアリング装置の故障を検出する場合には操舵補助
用のモータの駆動電流目標値と逐次検出した検出値とを
比較し、例えば検出値が目標値よりも低い場合にはフェ
イル条件B、検出値が目標値よりも高い場合にはフェイ
ル条件Aと判定し、夫々に対応した信号を発振器3へ出
力するようになっている。発振器3はフェイル条件判定
回路1から入力された各信号に応じて周波数の異なるク
ロックをカウンタ4に出力するよう構成されている。
【0008】一方フェイル検出回路2には同様の目標値
と検出値とが入力されるようになっており、入力された
目標値と検出値とを比較し、検出値が目標値よりも所定
値以上低い場合、又は検出値が目標値よりも所定値以上
高い場合には夫々フェイル発生と判断し、カウンタ4に
計数を開始させるべく信号を出力するようになってい
る。カウンタ4はフェイル検出回路2からの検出信号に
基づいてクロックのカウントを開始し、予め定めた個数
n個だけカウントすると異常確定信号を出力するように
なっている。
【0009】図2,図3は発振器3から発振されるクロ
ック、フェイル条件判定回路1,フェイル検出回路2及
びカウンタ4の各出力信号波形を示す波形図であり、図
2はフェイル条件判定回路1がフェイル条件Bと判定し
た場合を、また図3は同じくフェイル条件判定回路1が
フェイル条件Aと判定した場合を夫々示している。
【0010】図2(c) に示す如くフェイル条件判定回路
1がフェイル条件Bと判定してフェイル条件判定信号B
を出力している場合には、図2(a) に示す如く発振器3
から周期T1 のクロックが発振され、カウンタ4へ入力
される。フェイル検出回路2が図2(b) に示す如くフェ
イルを検出するとフェイル検出信号をカウンタ4へ出力
し、カウンタ4 が計数を開始する。カウンタ4がクロッ
クをn個計数すると、換言すればフェイル検出回路2が
フェイル発生を検出してからT1 ×n時間後にカウンタ
4から図2(d) に示す如く異常確定信号が出力される。
これによって操舵補助用のモータの停止等の措置が採ら
れることとなる。
【0011】一方フェイル条件判定回路1が図3(c) に
示す如くフェイル条件Bと判定した状態から変化してフ
ェイル条件Aと判定したときは、フェイル条件判定信号
BがAに切り換わり、図3(a) に示す如く発振器3は周
期T1 より短い周期T2 のクロックに周波数を切り換え
て発振する。またフェイル検出回路2が図3(b) に示す
如くフェイル発生を検出すると、カウンタ4がクロック
の計数を開始し、クロックを同じくn個数えると、換言
すればフェイル検出回路2がフェイル発生を検出してか
らT2 ×n時間後に図3(d) に示す如くカウンタから異
常確定信号が出力され、同様に操舵補助用のモータの停
止等の措置が採られる。つまり、検出値が目標値よりも
高いフェイル条件Aの場合は、検出値が目標値よりも低
いフェイル条件Bの場合よりも異常確定時間が短くなる
ようになされている。
【0012】なお、上述の実施例においてはフェイル条
件判定回路1は検出値が目標値よりも低いか又は高いか
によって異常検出対象装置の動作状態を2つに弁別して
発振器3から2種類のクロックを出力する場合について
説明したが、何らこれに限らず、異常検出対象装置の動
作状態夫々に応じて2以上のクロックを発振器3から出
力するようにしてもよいことは勿論である。
【0013】
【考案の効果】以上の如く本考案装置にあっては異常確
定時間変更回路によって、同じ異常検出対象装置につい
て、その動作状態に応じた異常確定時間の設定が可能と
なり、各種の異常夫々を誤認することなく正確に判定す
ることが出来る等、本考案は優れた効果を奏するもので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る故障検出装置のブロック図であ
る。
【図2】フェイル条件判定回路がフェイル条件Bと判定
したときの各信号の波形図である。
【図3】フェイル条件判定回路がフェイル条件Aと判定
したときの各信号の波形図である。
【符号の説明】
1 フェイル条件判定回路 2 フェイル検出回路 3 発振器 4 カウンタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01M 17/00 - 17/007 B62D 5/04 JICSTファイル(JOIS)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 異常検出対象装置の動作状態を検出する
    回路と、該検出回路で検出した動作状態に応じて前記異
    常検出対象装置の異常を確定する時間を変更する回路
    と、前記検出回路で検出した動作状態が前記異常確定時
    間変更回路で設定された異常確定時間に達したとき異常
    確定信号を出力する手段とを具備することを特徴とする
    故障検出装置。
JP1992040959U 1992-05-22 1992-05-22 故障検出装置 Expired - Fee Related JP2606324Y2 (ja)

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