JP2606269Y2 - レーザ電源装置 - Google Patents

レーザ電源装置

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JP2606269Y2
JP2606269Y2 JP1991078166U JP7816691U JP2606269Y2 JP 2606269 Y2 JP2606269 Y2 JP 2606269Y2 JP 1991078166 U JP1991078166 U JP 1991078166U JP 7816691 U JP7816691 U JP 7816691U JP 2606269 Y2 JP2606269 Y2 JP 2606269Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、繰り返しパルスレーザ
光を発生するレーザの電源装置に関する。
【0002】
【従来の技術】繰り返しパルスレーザ光は、通常50パ
ルス/秒以上のパルスレートを有するパルス状のレーザ
光で、たとえばシーム溶接や切断等のレーザ加工に用い
られている。このような繰り返しパルスレーザ光を発生
するには、一般に、電力を電荷として蓄積するコンデン
サをパルスレートに対応した周波数で瞬時に放電させ、
その放電パルス電流をレーザ励起用ランプに供給して該
ランプをパルス点灯せしめ、その光エネルギでレーザロ
ッドをパルス発振させるようにしている。
【0003】従来のこの種レーザ電源装置では、商用交
流電力をコンデンサ充電用の直流に変換するための整流
回路にサイリスタを使用し、各サイリスタの点弧を制御
することで、コンデンサの充電を制御していた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】上記のような従来のレ
ーザ電源装置においては、サイリスタの点弧周波数が整
流のためのスイッチング周波数(商用交流周波数)に制
限されるため、コンデンサの充電速度も商用交流周波数
に制限されていた。これがために、たとえば300パル
ス/秒以上の高速繰り返しパルスレーザ光を発振出力し
ようとすると、コンデンサの放電サイクルに充電サイク
ルが追従できなくなり、安定した出力のパルスレーザ光
が得られなかった。
【0005】また、従来のレーザ電源装置では、コンデ
ンサを無充電状態から設定電圧まで充電する際に、充電
電流の立ち上がりが遅く、そのぶん充電電流の最大値が
相当大きくなるため、その充電電流の最大値に合わせて
大容量のブレーカを使用しなければならなかった。
【0006】本考案は、かかる問題点に鑑みてなされた
もので、高速・高精度な充電が可能で、安定した出力の
高速繰り返しパルスレーザ光が得られるレーザ電源装置
を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本考案の第1のレーザ電源装置は、コンデンサを
繰り返し放電させてレーザ励起用のランプを繰り返し点
灯させるレーザ電源装置において、商用交流電力を直流
電力に変換する整流回路と、前記コンデンサと前記ラン
プとの間に直列に接続された第1のスイッチング・トラ
ンジスタと、前記整流回路と前記コンデンサとの間に直
列に接続された第2のスイッチング・トランジスタと、
商用周波数よりも高い第1の繰り返し周波数で前記第1
のスイッチング・トランジスタをスイッチング制御して
前記コンデンサを繰り返し放電させる放電制御手段と、
前記第1の繰り返し周波数に対応した第2の繰り返し周
波数で前記第2のスイッチング・トランジスタをスイッ
チング制御して前記コンデンサを所定の設定電圧まで繰
り返し充電する充電制御手段とを具備する構成とした。
【0008】本考案の第2のレーザ電源装置は、上記第
1のレーザ電源装置において、前記コンデンサに流れる
充電電流を検出する電流検出手段と、前記電流検出手段
より得られる電流検出信号をフィードバック信号として
前記充電電流を設定電流値に一致させるように前記第2
のスイッチング・トランジスタをスイッチング制御する
充電電流制御手段とを有する構成とした。
【0009】
【作用】本考案では、商用交流電力を整流回路によって
いったん直流に変換し、この直流を充電回路の第2の
イッチング・トランジスタを介してコンデンサに供給す
ることにより、コンデンサを充電する。放電回路の第1
のスイッチング・トランジスタによるコンデンサの放電
サイクルに合わせて充電回路の第2のスイッチング・ト
ランジスタをオン・オフさせることにより、各放電の直
後にコンデンサ充電電圧を設定電圧まで戻し、次の放電
を設定電圧から開始させることができる。これにより、
高速のパルスレートでパルスレーザ光を繰り返し発振さ
せる場合でも、常に一定のコンデンサ放電電流によって
レーザ励起用ランプを安定にパルス点灯させることがで
きる。
【0010】また、本考案では、コンデンサに供給する
充電電流をフィードバックループの定電流制御方式で制
御することにより、コンデンサを無充電状態から設定電
圧まで高速に充電することができるとともに、充電時間
を通じて充電電流を平均化させて電流最大値を低く抑え
ることができる。
【0011】
【0012】
【実施例】以下、添付図を参照して本考案の実施例を説
明する。図1は本考案の一実施例によるレーザ電源装置
の回路構成を示すブロック図、図2は実施例のレーザ電
源装置におけるコンデンサ充電電流の波形図である。
【0013】この実施例のレーザ電源装置において、三
相入力端子(U,V,W)には、昇圧トランス(図示せ
ず)によって所定の電圧まで昇圧された三相の商用交流
電力が入力される。入力された三相の商用交流電力は6
個のダイオードD1 〜D6 からなる三相全波整流回路1
0によって直流の電力に変換され、この直流の電力がI
GBT(アイソレート・ゲート・バイポーラ・トランジ
スタ)12およびコイル14を介してコンデンサ16に
供給されるようになっている。
【0014】IGBT12とコンデンサ16との間の充
電回路には、コンデンサ16に流れ込む充電電流Icを
検出するための電流センサとしてホールCT(電流変成
器)18が設けられている。このホールCT18の出力
信号は充電電流検出回路20に入力され、充電電流検出
回路20より得られた充電電流検出信号SIcは充電制
御回路22に与えられる。また、コンデンサ16の両端
子は充電電圧検出回路24の入力端子に接続され、充電
電圧検出回路24よりコンデンサ16の充電電圧Vcを
表す充電電圧検出信号SVcが得られる。この充電電圧
検出信号SVcは充電制御回路22と放電制御回路28
とに与えられる。
【0015】充電制御回路22は、従来のサイリスタ制
御のような商用交流周波数の制限を受けることはなく、
任意の周波数、任意のタイミングで駆動回路26を介し
てIGBT12のオン・オフを制御する。
【0016】コンデンサ16を無充電状態から設定電圧
まで充電するとき、充電制御回路22は、充電電流検出
回路20からの充電電流検出信号SIcをフィードバッ
ク信号として、図2に示すように、充電電流Icを高速
に立ち上げ、充電期間tcを通じてほぼ一定の値Isで
流し続けるような定電流制御を行う。図2において、破
線Ic’は従来のレーザ電源装置による充電電流の波形
を示す。
【0017】このように、本実施例のレーザ電源装置に
おいては、定電流制御によってコンデンサ16を無充電
状態から設定電圧Vs まで充電するので、充電期間tc
を通じて充電電流Ic が平均化され、充電電流Ic の最
大値が低く抑えられる。これにより、昇圧トランスの前
後に設けられるブレーカ(図示せず)を、たとえば従来
装置では60アンペア容量であったものを、本実施例の
装置では30アンペア容量のものに小型化することがで
きる。
【0018】コンデンサ16の正極端子16aは、GT
R(Giant Transistor)30およびダ
イオード32を介してレーザ励起ランプ34の一方の電
極端子に接続される。そして、コンデンサ16の負極端
子16bは、直接レーザ励起ランプ34の他方の電極端
子に接続される。レーザ励起ランプ34にはダイオード
36を介してシマー回路38も接続される。このシマー
回路38は、ランプ内の放電路を安定化させるために1
00〜200ミリアンペア程度の予備電流を供給する。
【0019】放電制御回路28は、タイミング回路40
からのタイミング信号T1 に応動して駆動回路42を介
してGTR30のオン・オフを制御する。たとえば、4
00パルス/秒のレートでランプ34をパルス点灯させ
る場合は、400Hzの周波数でGTR30を周期的に
オン・オフさせ、コンデンサ16を周期的に放電させ
る。
【0020】トリガ回路44は、タイミング信号T1 に
同期したタイミング信号T2 に応動してトリガパルスを
トリガ電極46に印加して励起ランプ34のパルス点灯
を開始させる。励起ランプ34がパルス点灯する度に、
その光を照射されたレーザロッド48が発振して、ラン
プ電流(コンデンサ16の放電電流)に対応した強度の
パルスレーザ光LBがレーザロッド48より出射する。
このパルスレーザ光LBは一対の共振ミラー50,52
の間で反射を繰り返して増幅されてから外部に出力され
る。
【0021】上記のようにコンデンサ16は、パルスレ
ーザ光のパルスレートに対応した周波数で繰り返し放電
する。この間、充電制御回路22は、充電電圧検出回路
24からの充電電圧検出信号SVc をモニタし、放電に
よってコンデンサ16の充電電圧Vc が設定電圧Vs か
ら落ち込む度に、Vc をVs まで回復させるようIGB
T12をオンさせる。IGBT12のスイッチング周波
数は任意の値に設定可能または可変制御可能であるか
ら、コンデンサ16の放電周波数つまりパルスレーザ光
のパルスレートに対応した周波数(たとえば400HA
z)でIGBT12をオン・オフさせてよい。
【0022】このように、本実施例のレーザ電源装置で
は、商用の三相交流電力を整流回路10で直流に変換
し、この直流をIGBT12で高速に(たとえばコンデ
ンサ16の放電サイクルに対応した周波数で)スイッチ
ングして、コンデンサ16を高速充電することができる
ため、高速繰り返しパルスレーザ光を発振出力する場合
でもコンデンサ16を常に設定電圧Vs から放電させる
ことができ、これによって、安定した出力の高速繰り返
しパルスレーザ光が得られる。
【0023】なお、単相の交流電力を入力電源とする場
合は、三相整流回路10を単相の整流回路に置き換えれ
ばよい。また、上記の実施例ではコンデンサ充電用のス
イッチング・トランジスタとして定電流充電に好適なI
GBT12を用いたが、GTR等の他のトランジスタも
使用可能である。
【0024】
【考案の効果】以上説明したように、本考案のレーザ電
源装置によれば、商用周波数よりも高い周波数の放電サ
イクルに合わせてコンデンサの充電電圧を設定電圧まで
高速に戻すことができ、安定した出力の高速繰り返しパ
ルスレーザ光を発振出力することができる。
【0025】さらに、本考案のレーザ電源装置では、コ
ンデンサに供給する充電電流をフィードバックループの
定電流制御方式で制御することにより、コンデンサを無
充電状態から設定電圧まで高速に充電することができる
とともに、充電時間を通じて充電電流を平均化させて電
流最大値を低く抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例によるレーザ電源装置の回路
構成を示すブロック図である。
【図2】実施例のレーザ電源装置における充電電流特性
を示す電流波形図である。
【符号の説明】
10 三相全波整流回路 12 IGBT 16 コンデンサ 20 充電電流検出回路 22 充電制御回路 24 充電電圧検出回路 28 放電制御回路 30 GTR 34 レーザ励起ランプ 48 レーザロッド

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンデンサを繰り返し放電させてレーザ
    励起用のランプを繰り返し点灯させるレーザ電源装置に
    おいて、 商用交流電力を直流電力に変換する整流回路と、前記コンデンサと前記ランプとの間に直列に接続された
    第1のスイッチング・トランジスタと、 前記整流回路と前記コンデンサとの間に直列に接続され
    た第2のスイッチング・トランジスタと 商用周波数より
    も高い第1の繰り返し周波数で前記第1のスイッチング
    ・トランジスタをスイッチング制御して前記コンデンサ
    を繰り返し放電させる放電制御手段と、 前記第1の繰り返し周波数に対応した第2の繰り返し周
    波数で前記第2のスイッチング・トランジスタをスイッ
    チング制御して前記コンデンサを所定の設定電圧まで繰
    り返し充電する充電制御手段と を具備することを特徴と
    するレーザ電源装置。
  2. 【請求項2】 前記コンデンサに流れる充電電流を検出
    する電流検出手段と、前記電流検出手段より得られる電
    流検出信号をフィードバック信号として前記充電電流を
    設定電流値に一致させるように前記第2のスイッチング
    ・トランジスタをスイッチング制御する充電電流制御手
    段とを有することを特徴とする請求項1に記載のレーザ
    電源装置。
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JP2005095934A (ja) * 2003-09-25 2005-04-14 Miyachi Technos Corp レーザ溶接装置
JP5920870B2 (ja) * 2011-11-02 2016-05-18 株式会社アマダミヤチ レーザ電源装置
JP2018074813A (ja) * 2016-10-31 2018-05-10 パナソニック デバイスSunx株式会社 レーザ加工装置

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