JP2003133092A5 - - Google Patents
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以下、第1の従来例として、上述したような交流として矩形波を用いる放電灯点灯装置の従来例を説明する。
図4は、従来の放電灯点灯装置の構成を示す回路図であり、図5は、図4中のa、c、d点での電圧波形及び放電灯に供給される電流波形を示す波形図であり、(イ)は直流電源からインバータに供給される電圧波形、(ロ)はインバータからイグナイタへのc点での交流波形、(ハ)はインバータからイグナイタへのd点での交流波形、(ニ)はイグナイタ経由で放電灯に供給される電流波形である。
これらの図において、100は車両のバッテリーなどの直流電源であり、101は直流を交流矩形波に変換するインバータ、102は放電灯を始動点灯させるための電圧を発生するイグナイタ、103は始動点灯時はイグナイタ102より高電圧直流が供給され、絶縁破壊後は交流矩形波が供給される放電灯である。
ここで、直流電源100とインバータ101との間(図4中a)においては、出力電圧V1である電圧Vaが発生し、インバータ101によって周期的に極性反転され、図4中c点ではVcのような矩形波交流が発生し、図4中d点ではVdに示すような矩形波交流が発生する。ここで、負荷である放電灯103を流れる電流iの極性反転時のゼロクロス時においての傾きはイグナイタ102のインダクタンス分等によって制限されるため、出力電圧にほぼ比例するような傾きを有することになり、すなわち、極性反転時のゼロポイントをクロスする際の電流の立上りの傾きが緩やかなものとなっていた。
なお、ゼロクロス点とは、図5中Aで示すような、波形が0軸と交差する点を意味する。
図4は、従来の放電灯点灯装置の構成を示す回路図であり、図5は、図4中のa、c、d点での電圧波形及び放電灯に供給される電流波形を示す波形図であり、(イ)は直流電源からインバータに供給される電圧波形、(ロ)はインバータからイグナイタへのc点での交流波形、(ハ)はインバータからイグナイタへのd点での交流波形、(ニ)はイグナイタ経由で放電灯に供給される電流波形である。
これらの図において、100は車両のバッテリーなどの直流電源であり、101は直流を交流矩形波に変換するインバータ、102は放電灯を始動点灯させるための電圧を発生するイグナイタ、103は始動点灯時はイグナイタ102より高電圧直流が供給され、絶縁破壊後は交流矩形波が供給される放電灯である。
ここで、直流電源100とインバータ101との間(図4中a)においては、出力電圧V1である電圧Vaが発生し、インバータ101によって周期的に極性反転され、図4中c点ではVcのような矩形波交流が発生し、図4中d点ではVdに示すような矩形波交流が発生する。ここで、負荷である放電灯103を流れる電流iの極性反転時のゼロクロス時においての傾きはイグナイタ102のインダクタンス分等によって制限されるため、出力電圧にほぼ比例するような傾きを有することになり、すなわち、極性反転時のゼロポイントをクロスする際の電流の立上りの傾きが緩やかなものとなっていた。
なお、ゼロクロス点とは、図5中Aで示すような、波形が0軸と交差する点を意味する。
次に、第2の従来例として、交流として正弦波を用いる放電灯点灯装置の従来例を説明する。
図6は、従来の放電灯点灯装置の構成を示す回路図であり、図7(イ)、(ロ)は、図6中のSW108、SW109の切替タイミングを示すタイミングチャートであり、図7(ハ)はイグナイタ経由で放電灯に供給される電圧波形である。
図6は、従来の放電灯点灯装置の構成を示す回路図であり、図7(イ)、(ロ)は、図6中のSW108、SW109の切替タイミングを示すタイミングチャートであり、図7(ハ)はイグナイタ経由で放電灯に供給される電圧波形である。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る放電灯点灯装置は、直流電源から供給される直流を交流に変換するインバータと、このインバータからの出力により点灯する放電灯の始動時に高電圧を印加するために、インバータと放電灯との間に設けられたイグナイタとを備え、インバータの交流極性切換直前に重畳電圧が付加されるようにインバータに電圧を供給する重畳電圧供給手段を設けたものである。
【課題を解決するための手段】
この発明に係る放電灯点灯装置は、直流電源から供給される直流を交流に変換するインバータと、このインバータからの出力により点灯する放電灯の始動時に高電圧を印加するために、インバータと放電灯との間に設けられたイグナイタとを備え、インバータの交流極性切換直前に重畳電圧が付加されるようにインバータに電圧を供給する重畳電圧供給手段を設けたものである。
次に、V(e)がインバータ5によって極性反転されると、図1中c点での電圧と図1中d点での電圧は、各々図2(ニ)に示されるV(c)及び図2(ホ)に示されるV(d)となる。
この図2(ニ)及び図2(ホ)において示されるように、極性反転時(各々矢印Q及び矢印Rで示す箇所を一例として示す)にはインバータ5の出力電圧はパルスが重畳されて上昇することとなる。
このことにより、図2(ヘ)に示される電流iのゼロクロス傾きを急峻に(大きく)することができる。さらに、ゼロクロス傾きを急峻にすることにより、ランプでの放電が安定して継続するため、電流の瞬断や再点弧が発生せず、したがって不要輻射ノイズを低減することができる。
さらに、点灯時の電流を定格電流より少なくすると、極性切替時にランプでの放電が不安定になり、立ち消えが発生しやすくなるが、この実施の形態1の構成により、定格電流よりも少ない電流での点灯であっても極性切替時のランプでの放電を安定させることができ、立ち消えの発生を抑制することができ、立ち消えの発生を抑制しつつ、低電力点灯、すなわちランプの減光を可能にするものである。
なお、この実施の形態1においては、パルスの重畳をランプの極性切替の直前から重畳するようにしているが、電流のゼロクロスの瞬間にランプへの印加電圧が高くなっていれば本来の目的は達せられるので、例えば、パルスの重畳タイミングは、インバータ5の駆動波形生成回路と同期をとるようにしてもよい。
この図2(ニ)及び図2(ホ)において示されるように、極性反転時(各々矢印Q及び矢印Rで示す箇所を一例として示す)にはインバータ5の出力電圧はパルスが重畳されて上昇することとなる。
このことにより、図2(ヘ)に示される電流iのゼロクロス傾きを急峻に(大きく)することができる。さらに、ゼロクロス傾きを急峻にすることにより、ランプでの放電が安定して継続するため、電流の瞬断や再点弧が発生せず、したがって不要輻射ノイズを低減することができる。
さらに、点灯時の電流を定格電流より少なくすると、極性切替時にランプでの放電が不安定になり、立ち消えが発生しやすくなるが、この実施の形態1の構成により、定格電流よりも少ない電流での点灯であっても極性切替時のランプでの放電を安定させることができ、立ち消えの発生を抑制することができ、立ち消えの発生を抑制しつつ、低電力点灯、すなわちランプの減光を可能にするものである。
なお、この実施の形態1においては、パルスの重畳をランプの極性切替の直前から重畳するようにしているが、電流のゼロクロスの瞬間にランプへの印加電圧が高くなっていれば本来の目的は達せられるので、例えば、パルスの重畳タイミングは、インバータ5の駆動波形生成回路と同期をとるようにしてもよい。
実施の形態2.
上記実施の形態1においては、パルス電圧を重畳するための回路について説明したが、該回路を、ランプの始動時に印加される待機電圧を発生するためのバイアス電源として使用することが可能である。すなわち、直流電源2とスイッチ手段4を用いて、スイッチ手段4をランプの始動時にオンさせればよく、点灯開始後はパルス重畳用として上述の実施の形態1と同様の動作が可能である。
上記実施の形態1においては、パルス電圧を重畳するための回路について説明したが、該回路を、ランプの始動時に印加される待機電圧を発生するためのバイアス電源として使用することが可能である。すなわち、直流電源2とスイッチ手段4を用いて、スイッチ手段4をランプの始動時にオンさせればよく、点灯開始後はパルス重畳用として上述の実施の形態1と同様の動作が可能である。
Claims (1)
- 直流電源から供給される直流を交流に変換するインバータと、このインバータからの出力により点灯する放電灯の始動時に高電圧を印加するために、インバータと放電灯との間に設けられたイグナイタとを備え、インバータの交流極性切換直前に重畳電圧が付加されるようにインバータに電圧を供給する重畳電圧供給手段を設けたことを特徴とする放電灯点灯装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001332256A JP2003133092A (ja) | 2001-10-30 | 2001-10-30 | 放電灯点灯装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001332256A JP2003133092A (ja) | 2001-10-30 | 2001-10-30 | 放電灯点灯装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003133092A JP2003133092A (ja) | 2003-05-09 |
JP2003133092A5 true JP2003133092A5 (ja) | 2005-06-02 |
Family
ID=19147698
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001332256A Pending JP2003133092A (ja) | 2001-10-30 | 2001-10-30 | 放電灯点灯装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003133092A (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4820702B2 (ja) * | 2006-07-20 | 2011-11-24 | オスラム・メルコ株式会社 | 超高圧水銀ランプ |
JP5035002B2 (ja) * | 2008-02-18 | 2012-09-26 | ウシオ電機株式会社 | 希ガス蛍光ランプ点灯装置 |
JP5142403B2 (ja) * | 2009-03-26 | 2013-02-13 | パナソニック株式会社 | 放電灯点灯装置、灯具、及び車両 |
JP6065194B2 (ja) * | 2012-04-13 | 2017-01-25 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 放電灯点灯装置及びそれを備えた車載用照明装置並びに車両 |
-
2001
- 2001-10-30 JP JP2001332256A patent/JP2003133092A/ja active Pending
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