JP2605074Y2 - 電気スタンドにおけるアームの関節構造 - Google Patents

電気スタンドにおけるアームの関節構造

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JP2605074Y2
JP2605074Y2 JP1993064269U JP6426993U JP2605074Y2 JP 2605074 Y2 JP2605074 Y2 JP 2605074Y2 JP 1993064269 U JP1993064269 U JP 1993064269U JP 6426993 U JP6426993 U JP 6426993U JP 2605074 Y2 JP2605074 Y2 JP 2605074Y2
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arm
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勲 河合
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株式会社旭東
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、例えば、机の上など
に固定して所望の比較的狭い範囲を照らすために使用す
る作業用の電気スタンドに用いるような、電気スタンド
におけるアームの関節構造に関する。
【0002】
【従来の技術】上述のような電気スタンドのアームは、
複数本のアーム部材で構成され、これらは複数個の関節
により角度調節可能に連結されている。そしてこの関節
は、水平方向あるいは垂直方向のうちの一方向のみの角
度調節が可能な枢着構造で構成され、この関節の角度固
定は、ネジの締付けによって行なっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】このため、所望の範囲
を照らすべくアームの角度調節を行なう場合には、各関
節を一つずつ操作して、照明が所望の位置にくるように
全体を整えなければならず、操作が煩雑である。
【0004】また、各関節の角度固定は、ネジの締付け
で行なっているため、アームの角度調節の度にいちいち
ネジを緩めたり締めたりすることは面倒であり、このた
め通常は、ネジの締め具合を中途にしてアーム部材に力
を加えるだけで角度調節ができるようにしている。しか
し、疲労や不測の衝撃によってアームの角度が変わり、
照明が急激に落下することがあり、殊に作業中において
は危険ですらある。
【0005】そこでこの考案は、三次元的な角度調節を
可能にして角度調節操作が簡単に行なえるようにすると
ともに、設定した角度の安定性を向上することもできる
ような、電気スタンドにおけるアームの関節構造の提供
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ための手段を実施例の図2を用いて説明すると、その構
成は、二本のアーム部材3,3を相互の角度調節可能に
連結するとともに、内部に配線をした電気スタンドにお
けるアームの関節4構造であって、前記各アーム部材
3,3の連結側の端部に固定する2つの固定連結部材
5,5と、一端をこれら固定連結部材5,5に対して接
続するとともに、対向する他端同士を、相互間で垂直方
向に回動可能に接続する2つの回動連結部材6,6とを
備え、上記各固定連結部材5,5および回動連結部材
6,6間の少なくとも一方と、回動連結部材6,6同士
との間に、各部材5,5,6,6の対向面に固定した菊
座部材27,27,29,29を菊座面の噛合方向に付
勢して円周方向に回動可能にした角度保持機構7,7,
8を介在し、水平方向と垂直方向の角度調節を可能にし
た電気スタンドにおけるアームの関節4構造であること
を特徴とする。
【0007】
【作用】すなわち、上述の構成によれば、アームの角度
調節は、アーム部材を手で保持するなどして角度保持機
構の付勢力に抗して回動操作し、固定連結部材と回動連
結部材との相互の位置関係を所望の角度になるようにず
らせばよい。設定した角度は、角度保持機構の付勢力に
よって自動的に保持される。
【0008】
【考案の効果】上述の結果、この考案によると、水平方
向と垂直方向の角度調節が一つの関節において可能であ
るので、三次元的な角度調節ができる。このため、従来
のように離間した位置にある複数の関節をそれぞれ別々
に操作せずとも、所望の角度調節を行うことができ、角
度調節操作の容易化を図ることができる。
【0009】また、設定した角度の保持は、菊座部材を
用いた角度保持機構によって行なうので、従来のように
いちいちネジを緩めたり締めたりする必要がなく、自動
的に行なえて簡単であるとともに、不測の衝撃などでア
ームの角度が変り、急激に照明が落ちてしまうようなこ
との阻止も可能となる。
【0010】
【実施例】この考案の一実施例を以下図面に基づいて詳
述する。図1は机の上などに固定して使用する電気スタ
ンド1を示す斜視図であり、この図に示すように、この
電気スタンド1のアーム2は、それぞれ適宜長さに形成
した3本のアーム部材3…とこれらの間に介在する2つ
の関節4,4とで構成している。
【0011】上述の各アーム部材3…は、適宜の素材で
形成した丸パイプ状で、内部にはそれぞれ2本の線から
なる配線を収納している。
【0012】また、上述の関節4,4は、図2に断面図
で示したように、アーム部材3,3の連結側の端部に固
定する2つの固定連結部材5,5と、一端をこれら固定
連結部材5,5に対して水平方向に回動可能に挿入して
接続するとともに、対向する他端同士を相互間で垂直方
向に回動可能に接続する2つの回動連結部材6,6と、
上述の固定連結部材5,5と回動連結部材6,6との間
に介在する第1角度保持機構7,7と、回動連結部材
6,6同士の間に介在する第2角度保持機構8とで構成
している。なお、上述の2つの回動連結部材5,5と2
つの回動連結部材6,6と2つの第1角度保持機構7,
7とはそれぞれ同一構造であるため、一方についてのみ
説明する。
【0013】上述の固定連結部材5は、図3にも示すよ
うに、円筒状で、アーム部材3に対して挿入して、接着
やねじ等の適宜手段で固定する挿入段部11を上部側に
形成しており、下端部はテーパ状に形成している。そし
て、下端面には開口部12を形成し、この開口部12の
径と同径の円筒状の接続空間13を所定深さに形成して
いる。
【0014】この接続空間13は、前述の回動連結部材
6の一端を挿入するとともに、この固定連結部材5と上
述の回動連結部材6との間に前述の第1角度保持機構7
を介在させるためもので、底板14には、中心位置に、
第1角度保持機構7を構成する第1ボルト15を挿通す
るボルト挿通孔16を形成するとともに、このボルト挿
通孔16から上方に向けてボルト保持筒17を形成して
いる。
【0015】また、この底板14には、第1角度保持機
構7を構成する第1端子18を固定するための切込み1
9を適宜形成している。ここで、この第1端子18につ
いて説明すると、底板14に対して下から固定するもの
で、半円弧状に形成され、両端からは上方に向けて差込
み片18a,18aを立設するとともに、これらの間に
は、配線連結片18bを立設し、下方に向けては、ブラ
シ18cを延設している。
【0016】前述の回動連結部材6は、上述の接続空間
13に挿入可能な挿入部21を上部に有し、下部には、
前述した固定連結部材5の開口部12に沿って回動可能
な径の半球状部22を有している。挿入部21は、円形
の上板23と、この下方に延設された半筒状部24とで
構成し、上板23の外周縁には一段低くした段部23a
を形成して、環状の第2端子25を固定できるように適
宜切込み26を形成している。
【0017】ここで、この第2端子25について説明す
ると、この第2端子26は、上述の上板23に上から固
定するもので、固定連結部材5との接続時には、前述の
第1端子18に形成したブラシ18cがこの第2端子2
5の環状部分の上面に接触するようにしている。なお、
環状部分の一部には差込み片25aを垂設するととも
に、固定したときに上板23の下方に突出する長さの配
線連結片25bを垂設している。
【0018】また、上述の上板23の中央位置には、前
述の第1ボルト15を挿通するためのボルト挿通孔23
aを形成するとともに、このボルト挿通孔23bの直径
方向の両側位置に係止凹部23c,23cを形成して、
第1角度保持機構7を構成する第1菊座部材27,27
を回転不可能な状態で固定できるようにしている。
【0019】この第1菊座部材27,27は、ジュラコ
ン等のような耐疲労性に優れた合成樹脂で形成し、図4
に示すように、前述の第1ボルト15が挿通可能な円形
の空間を中央に有するリング状に形成し、この空間を囲
む環状部分の一面に、上述の空間の中央を中心として放
射状に凹凸となる菊座面27aを形成し、他方の面に
は、前述した上板23の係止凹部23c,23cに係止
する係止凸部27b,27bを形成している。同様に、
前述した固定連結部材5の底板14の下面にもこの上板
23と同様に、この第1菊座部材7を回転不可能な状態
に固定するための係止凹部14a,14aを形成してい
る。
【0020】上述の半球状部22は、中央に第2ボルト
28を挿通するためのボルト挿通孔22aを形成すると
ともに、外周縁部に適宜数のリブ22b…を形成し、上
述した第1菊座部材27,27と同様構造で、これより
も大径のの別の第2菊座部材29,29を回動不可能な
状態で固定できるようにしている。
【0021】前述した第1角度保持機構7は、上述の第
1ボルト15と第1菊座部材27とを除き、第1ボルト
15の外周に位置させるスプリング31と、これより大
径のワッシャ32と、上述の第1ボルト15の頭部とワ
ッシャ32との間に挟みこむ第3端子33と、第1ボル
ト15に螺合するナット34と、このナット34の下に
挟みこむ第4端子35とで構成している。なお、上述の
第1ボルト15およびナット34は、導電性の高い素材
で構成している。また、上述の第3端子33と第4端子
35とには、分離された配線を連結する配線連結片33
a,35aを形成している。
【0022】すなわち、固定連結部材5と回動連結部材
6との第1角度保持機構7を介しての組付けは、まず固
定連結部材5と回動連結部材6とに第1端子18と第2
端子25とを、第1菊座部材27,27を固定するとと
もに、スプリング31、ワッシャ32、第3端子33、
第4端子35をそれぞれ配し、第1ボルト15およびナ
ット34で、相互を近接方向に付勢した状態で、固定連
結部材5と回動連結部材6との接続を行なう。なお、第
1端子18と第3端子33とには、アーム部材3内に収
納する配線の分離された配線36,37をそれぞれ連結
しておく。
【0023】前述の第2角度保持機構8は、前述した第
2ボルト28と第2菊座部材29,29とを除き、第2
ボルト28の外周に地位させるスプリング41と、これ
より大径のワッシャ42と、第2ボルト28の先端部に
挿嵌するワッシャ43と螺合するナット44とで構成し
ている。
【0024】すなわち、回動連結部材6,6同士の第2
角度保持機構8を介しての組付けは、まず各回動連結部
材6,6に第2菊座部材29,29を固定するととも
に、スプリング36、ワッシャ37をそれぞれ配し、第
2ボルト28およびワッシャ38、ナット39で、回動
連結部材6,6相互を近接方向に付勢した状態で、接続
を行なう。なお、これら回動連結部材6,6同士の接続
を行なう際には、互いの第2端子同士と第4端子同士と
をそれぞれ所定長さの分離された配線45,46で接続
する。
【0025】このような構成の関節4,4を用いたアー
ム2では、その角度調節は、アーム部材3…を手で保持
するなどして第1角度保持機構7,7および第2角度保
持機構8の付勢力に抗して回動操作し、固定連結部材
5,5と回動連結部材6,6との相互の位置関係を所望
の角度になるようにずらせばよい。設定した角度は、各
角度保持機構7,7,8の付勢力によって自動的に保持
される。
【0026】したがって、水平方向と垂直方向の角度調
節ができるので、一つの関節において三次元的な角度調
節が可能となり、角度調節操作の容易化を図ることがで
きる。
【0027】また、設定した角度の保持は、菊座部材2
7,27,29,29を用いた各角度保持機構7,7,
8によって行なうので、従来のようにいちいちネジを緩
めたり締めたりする必要がなく、自動的に行なえて簡単
であるとともに、不測の衝撃などでアームの角度が変
り、急激に照明が落ちてしまうようなことも防止でき
る。
【0028】さらに、第1角度保持機構7,7における
配線は、各端子18,25,33,35を介して行なっ
ているので、同一方向に360度以上回動しても断線等
は起こらず、使い勝手がよいとともに、360度以上回
動することのない第2角度保持機構においては、所定長
さの配線で接続しているので、部品点数を低減して容易
な組付けを行なうようにすることができる。
【0029】この考案の構成と、上述の一実施例の構成
との対応において、この考案の角度保持機構は、一実施
例の第1角度保持機構7,7と、第2角度保持機構8と
に対応し、菊座部材は、第1菊座部材27,27と第2
菊座部材29,29とに対応するも、この考案の構成は
上述の一実施例の構成のみに限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】電気スタンドの一例を示す斜視図。
【図2】関節を示す断面図。
【図3】要部分解斜視図。
【図4】菊座部材を示す斜視図。
【符号の説明】
1…電気スタンド 2…アーム 3…アーム部材 4…関節 5…固定連結部材 6…回動連結部材 7…第1角度保持機構 8…第2角度保持機構 27…第1菊座部材 27a…菊座面 29…第2菊座部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F21V 21/26 - 21/28 F21S 6/00

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】二本のアーム部材を相互の角度調節可能に
    連結するとともに、内部に配線をした電気スタンドにお
    けるアームの関節構造であって、 前記各アーム部材の連結側の端部に固定する2つの固定
    連結部材と、一端をこれら固定連結部材に対して接続す
    るとともに、対向する他端同士を、相互間で垂直方向に
    回動可能に接続する2つの回動連結部材とを備え、 上記各固定連結部材および回動連結部材間の少なくとも
    一方と、回動連結部材同士との間に、各部材の対向面に
    固定した菊座部材を菊座面の噛合方向に付勢して円周方
    向に回動可能にした角度保持機構を介在し、水平方向と
    垂直方向の角度調節を可能にした電気スタンドにおける
    アームの関節構造。
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