JP2000352172A - 接続具 - Google Patents

接続具

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JP2000352172A
JP2000352172A JP2000085955A JP2000085955A JP2000352172A JP 2000352172 A JP2000352172 A JP 2000352172A JP 2000085955 A JP2000085955 A JP 2000085955A JP 2000085955 A JP2000085955 A JP 2000085955A JP 2000352172 A JP2000352172 A JP 2000352172A
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Takaaki Katsuma
孝昭 羯磨
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  • Fencing (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、階段の手摺り等の横棧の屈曲部の
接続において、構成部品の簡素化を図り、また容易に施
工出来るようにする。 【解決手段】 支柱の取付具4に対し手摺り2を任意の
角度で接続するため、第1ジョイント部材5の球面受部
5uと、第2ジョイント部材6の球体部6bを球面嵌合
させ、球面受部5uのスリット溝sを通して球体部6b
と一体の軸部6jを外部に張出せ、軸部6j先端を取付
具4に接続出来るようにする。また球面受部5uには、
手摺り2の端部が結合可能な結合部5cを結合して一体
化する。そして球面受部5uには、第1のジョイント部
材5と第2のジョイント部材6の相対姿勢を固定するた
めの固定ネジ8を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばフェンスの
笠木や階段の手摺り等において屈曲部の接続に好適な接
続具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、フェンスの笠木や階段の手摺り等
の屈曲部の接続具に関し、例えば特開平7−19770
1号のようなフェンス横棧連結装置が知られており、こ
の装置は、回動リング等を組合せて水平軸と垂直軸の2
軸周りに角度調整自在に連結することで、屈曲部に対応
させるようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
な技術では、構成部品が複雑になって部品点数が増加す
るとともに、水平方向と上下方向の2方向に角度を調整
しながら組み付ける必要があるため、横棧の連結作業に
手間がかかるという問題がある。
【0004】そこで本発明は、部品点数が少なくて、且
つ任意の角度に容易に調整出来る作業性の良い接続具の
提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、支柱の取付部に対して横棧を任意の角度で接
続するための接続具において、横棧の端部が結合可能な
結合部に対して、略半球状の曲面凹部を有する球面受部
が一体化される第1のジョイント部材を設けるととも
に、取付部に結合可能な軸部に対して、球体部が一体化
される第2のジョイント部材を設け、第1のジョイント
部材の球面受部には、円周方向に沿って所定長さのスリ
ット溝を形成し、球面受部の曲面凹部に第2のジョイン
ト部材の球体部を球面嵌合させて、第2のジョイント部
材の軸部を、スリット溝を通して外部に張出させるよう
にした。また、第1のジョイント部材と第2のジョイン
ト部材の相対位置を、固定手段によって任意の位置で固
定するようにした。
【0006】このように第1のジョイント部材の球面受
部に第2のジョイント部材の球体部を球面嵌合させて任
意の相対姿勢で固定出来るようにすれば、取付部に結合
される第2のジョイント部材に対して、第1のジョイン
ト部材の向きが自由に変更出来、この第1のジョイント
部材の結合部に結合される横棧の向きを任意の方向に向
けることが出来る。この際、第1のジョイント部材の結
合部は、横棧の端部を容易に結合することが出来るよ
う、例えば横棧の端部を挿入せしめて結合出来るような
筒型形状にしておけば、現場での組付け作業を容易化す
ることができる。勿論、その他の結合構造にするのは自
由である。
【0007】また、第2のジョイント部材の軸部は、取
付部に対して結合可能な構造にしておき、例えば取付具
に雌ネジを形成するとともに、軸部に雄ネジを形成する
ようにしておけば、現場での組付け作業を容易化するこ
とが出来る。勿論、その他の結合構造にするのは自由で
ある。尚、取付部としては、支柱に直接軸部を取り付け
出来るようにしても良く、または支柱に取付具等を設け
て取付具等に軸部を取り付け出来るようにしても良い。
【0008】また第1のジョイント部材と第2のジョイ
ント部材の相対姿勢を固定出来るようにしておけば、例
えば第2のジョイント部材の軸部を取付部に結合するよ
うな作業において、第1のジョイント部材を手で持って
位置決めや操作等を行えば、軸部も一緒に位置決めや操
作等が出来るため、作業の容易化を図ることが出来る。
【0009】因みに、球体部としては、中実状の球のみ
ならず、略半球以上の球面を有する中実状のもの、ある
いは中空状の球や略半球以上の球面を有するカップ状の
もの等が適用出来る。
【0010】尚、このような接続具の材質等は任意であ
り、金属製でも樹脂製でもその他の材料でも良い。また
このような接続具が適用される横棧は、塀やフェンスの
笠木でも、階段の手摺りでも良く、また横棧の材質等も
任意である。
【0011】また、請求項2では、前記固定手段を、球
面受部に設けられる固定ネジとし、この固定ネジを締め
付けることで球体部の一部を圧接して固定するようにし
【0012】このように球体部を固定ネジの締付けで固
定するようにすれば、簡単な操作で確実に固定すること
が出来る。
【0013】また、請求項3では、第1のジョイント部
材を、単一の部材から一体成形するか、或いは複数の別
体部品を結合して一体化するようにした。
【0014】そして一体成形する際は、例えば金属製で
あれば絞り加工や鋳造等で成形することが出来、樹脂製
の場合であれば射出成形等で成形することが出来る。ま
た複数の別体部品を結合して一体化する場合の第1のジ
ョイント部材の分割方向等は任意であり、例えば結合部
と球面受部を別体に形成してこれを結合するようにして
も良く、結合部と球面受部の一体化物を軸方向に沿って
分割したものを結合するようにしても良く、或いはその
他の方向に分割して結合するようにしても良い。
【0015】また請求項4では、支柱の取付部に、第2
のジョイント部材の軸部の取付位置を上下方向に位置調
整するためのスライド機構を設けるようにし、また請求
項5では、支柱の取付部に、水平軸周りに回動自在な回
動取付具を設け、この回動取付具に第2ジョイント部材
の軸部を取り付けるようにした。
【0016】そしてスライド機構によって軸部の取付位
置を上下に位置調整するか、または回動取付具に軸部を
取り付けて、回動取付具を所定の角度に回動させるよう
にすれば、例えば傾斜地等において横棧を一直線に配列
することが可能となり、見栄えを良くすることが出来
る。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について添付
した図面に基づき説明する。ここで図1は本発明に係る
接続具の使用例を示す正面図、図2は同平面図、図3は
接続具の接続構造を示す断面図、図4乃至図6は第1の
ジョイント部材が結合部と球面受部に分割可能な接続具
の一例を示し、図4は接続具の分解図、図5は第1のジ
ョイント部材の結合部に水抜き溝を設けた構成例の分解
斜視図、図6は第1のジョイント部材の結合部と球面受
部を圧入等によって一体化した構成例の断面図、図7は
結合部と球面受部が単一の部材から成形されて軸方向に
分割可能な第1のジョイント部材の説明図で(a)は斜
視図で、(b)は断面図、図8は取付具の他の構成例
図、図9は更に別の取付具でストレート部の接続に適し
た種類の説明図、図10乃至図12は図9の取付具の各
種態様における使用例の説明図、図13は支柱の取付部
にスライド機構を設ける場合の一例を示す説明図、図1
4、図15は回動取付具の一例を示す説明図である。
【0018】本発明に係る接続具は、例えば遊園地や公
園や河川、林道、遊歩道、一般道路の歩道等の屋外の階
段やフェンス等の手摺りのような横棧を接続する際、特
に屈曲部等が多いような箇所の接続に使用すれば好適で
あり、部品点数が少なくて、しかも簡単な組付け作業で
施工出来るようにされている。
【0019】すなわち、図1、図2に示すように、本発
明に係る接続具1は、横棧としての手摺り2を支柱3の
取付具4、または直接支柱3(支柱3に直接接続する例
は不図示)に対して水平、垂直方向に任意の角度で簡単
に取り付けることが出来るようにされ、取付具4を介し
て取り付ける際は、図3、図4に示すように、中央部に
雌ネジ部mが形成されるだけのシンプルな形態の取付具
4にすることが出来、また直接支柱3に取り付ける際
は、支柱3の取付部に雌ネジ部(不図示)を形成するだ
けのシンプルな形態にすることが出来る。
【0020】接続具1は、図3、図4に示すように、結
合部5cと球面受部5uを備えた第1のジョイント部材
5と、球体部6bと軸部6jを備えた第2のジョイント
部材6からなり、前記第1のジョイント部材5の結合部
5cは、手摺り2の端部を嵌入せしめることが出来るよ
う筒型形状にされるとともに、本実施形態では有底筒型
の金属製にされている。また、前記球面受部5uには、
一端側が開口する略半球状の曲面凹部d(図4)が設け
られており、結合部5cの有底側と球面受部5uの開口
側が複数の結合ネジ7(図3)により固定一体化されて
いる。
【0021】因みに、この結合部5cと球面受部5uの
結合要領や成形要領等は任意であり、後述するように結
合部5cを両面開口の筒型形状にし、球面受部5uに対
して圧入したり、カシメ止めしたりするようにしても良
く、或いは一枚の金属板から絞り加工等のプレス成形で
結合部5cと球面受部5uを一体に成形しても良く、ま
たは鋳造等で一体に成形しても良い。
【0022】また、球面受部5uには、曲面凹部d内か
ら外部に貫通するスリット溝sが円周方向に沿って円周
の略1/4の長さに形成され、また別の箇所には、固定
ネジ8を挿通させるためのネジ孔qが設けられている。
そして、前記スリット溝sの溝幅は、以下に述べる第2
のジョイント部材6の軸部6jの径と略同一で、軸部6
jを挿通せしめることが出来るようにされている。
【0023】前記第2のジョイント部6の球体部6b
は、前記曲面凹部dの曲率半径と略同一の曲率にされ、
また、軸部6jの先端には、取付具4の雌ネジ部mに螺
合可能な雄ネジ部nが形成されている。そして、球体部
6bと軸部6jは、例えば溶接やネジ止めや一体成形等
の任意の手段により一体化されている。因みに、この球
体部6bは、略半球状の形状にしても良く、また中空状
の球、或いは中空状の略半球形状にしても良い。
【0024】以上のような接続具1は、球面受部5uの
曲面凹部dに球体部6bを球面嵌合させた状態にし、軸
部6jを前記スリット溝sを通して外部に張り出して組
み付けた後、結合部5cを結合して一体にしておく。こ
の際、固定ネジ8の締付、解除により、第1のジョイン
ト部材5と第2のジョイント部材6の相対姿勢を固定し
たり、フリーにしたりするようにしている。因みに、こ
の実施形態では接続具1を金属製としているが、樹脂や
その他の材料から成形しても良い。
【0025】次にこのような接続具1を使用した手摺り
の施工要領等について説明する。まず、接続具1を取付
具4に接続する。この接続要領は、固定ネジ8を締付け
て第1ジョイント部材5と第2ジョイント部材6を固定
し、軸部6jの先端の雄ネジ部nを取付具4の雌ネジ部
mにねじ込んで結合する。この際、固定ネジ8により第
1ジョイント部材5と第2ジョイント部材6は固定状態
にあるため、第1ジョイント部材5を手で持って回すこ
とにより軸部6j先端の雄ネジ部nを雌ネジ部mに楽に
ねじ込んで接続することが出来る。
【0026】そして取付具4に対する接続具4の接続が
完了すると、固定ネジ8を緩めて第1ジョイント部材5
をフリーの状態にし、結合部5cの軸方向を所望の方向
に合わせて手摺り2の延出方向に合わせた後、手摺りの
端部を結合部5cに挿入して結合し、その後、固定ネジ
8を締付けて第1ジョイント部材5と第2ジョイント部
材6をしっかり固定する。因みに、結合部5cと手摺り
2の固定方法は任意であるが、図3に示すようなビス9
等で固定すれば簡単である。以上のような手順により、
極めて簡単な作業により屈曲部の接続を行うことが出来
る。
【0027】ところで、上記のような接続具1を屋外の
階段の手摺り等に使用する場合、球面受部5uの向きに
よっては、スリット溝sから曲面凹部d内に雨水等が入
り込むことがある。
【0028】このため、図5は曲面凹部d内に入り込ん
だ雨水等を排除出来るようにした構成例であり、この場
合は、第1ジョイント部材5の結合部5cの底面に十文
字等の水抜き溝vを刻設し、曲面凹部d内の水がこの水
抜き溝vを通って外部に排出されるようにしている。
【0029】尚、第1ジョイント部材5の結合部5cは
有底筒型でなく、両端が開口する筒型形状にして、球面
受部5uとの結合は、図6に示すように、圧入して一体
化するようにしても良い。
【0030】この場合は、例えば固定ネジ8の締付けに
よって、第1ジョイント部材5と第2ジョイント部材6
を組み付け状態に保持することが出来、上記と同様な作
業手順で施工することが出来る。因みに、上記結合部5
cと球面受部5uの結合は、カシメ止めで一体化するよ
うにしても良く、または嵌合部をネジ止め等で固定する
ようにしても良く、その他の方法で固定するようにして
も良い。
【0031】ところで、第1のジョイント部材5の別構
成例として、図7に示すような形態にすることも可能で
ある。この構成例では、プレス加工または鋳造により、
結合部5cと球面受部5uが一体となり且つ軸方向に沿
って2分割された形態の分割体5x、5yを成形し、こ
れを結合ボルト20とナット21で結合するようにした
構成例である。
【0032】そして実施例では、分割線をスリット溝s
の中央部分を通過する直径方向とし、また、ナット21
は一方側の分割体5yの内面に溶接等で固着している。
尚、ナット21を固着する代わりに、一方向側の分割体
5yにバーリング等によりネジ孔を穿孔し、このネジ孔
にボルト20の先端部をねじ込むようにしても良い。
【0033】この場合は、例えば結合部5cの内径を手
摺り2の端部の径より僅かに小さめにするか、或いは手
摺り2の端部にローレット加工を施しておくこと等によ
り、手摺り2の端部を挟み込むようにして分割体5x、
5yを結合し、結合ボルト20を締め付けるだけで手摺
り2を固定することが出来るようになり、便利である。
尚、この際第1のジョイント部材5の適宜箇所に水抜き
等の孔を設けるようにしても良い。
【0034】次に、取付具4の各種構成例について説明
する。まず図8では、単純な筒の内面に雌ネジ部mを設
けた形態の取付具4Aを示している。取付具4Aをこの
ような形態にすれば、よりシンプルな形態となり安価に
構成にすることが出来る。
【0035】また、更に別の構成例として、図9に示す
ような形態にすることも可能である。この構成例の取付
具4Bは、手摺り2の端部を挿入せしめることの出来る
内径部を有する筒部材11と、この筒部材11の内部に
直径方向に架け渡されて固定される支持バー12と、こ
の支持バー12に対して揺動可能に枢支される揺動バー
13を備えており、この揺動バー13は、筒部材11に
形成される長孔11hを通して外部に延出している。
【0036】そして揺動バー13の先端にはネジ部13
nが設けられ、このネジ部13nを図10に示すよう
に、支柱3等のネジ部に螺合させて固定すれば、筒部材
11が所定の角度範囲で揺動するようにしている。
【0037】上記のような取付具4Bは、図10に示す
ように、両端部にそれぞれ手摺り2の端部を結合すれ
ば、例えば傾斜地等におけるストレート部の接続に簡便
である。
【0038】また、この取付具4Bを使用しながら屈曲
部の接続に適用するには、例えば、図11に示すような
アダプタ14を介して接続するようにすれば便利であ
る。このアダプタ14は、筒部材11の端部に装着自在
な有底筒型形状とし、底部の中心部に雌ネジ部mが形成
されている。
【0039】そしてこのアダプタ14を筒部材11の端
部に装着して固定し、これに本発明に係る接続具1を取
り付ければ、図12に示すように、屈曲部の接続にも適
用出来る。このため、このような取付具4Bも構成部品
の一部として準備しておき、現場で適宜組合せて使用す
れば、ストレート部の接続から屈曲部の接続までのすべ
ての作業が簡単な施工で可能となる。
【0040】ところで、図13は傾斜地等に適した構成
例であり、この構成例では支柱3にスライド機構22を
設け、接続具1の取付箇所を上下方向に調整出来るよう
にしている。すなわちこのスライド機構22は、支柱3
の両側に取り付けた一対の円弧状スライド枠体23から
構成され、このスライド枠体23の端面に形成される円
弧状溝23mに、軸部6jの中間部がスライド自在に嵌
入している。そして軸部6jの先端部には、円弧状溝2
3mから軸部6jが抜け出すことがないよう、溝幅より
幅広の係合部材27(図13(b))が取り付けられて
いる。
【0041】また、実施例では、図13(b)に示すよ
うに、第2のジョイント部材6の球体部6bを略半球カ
ップ状の形態にし、軸部6jの基端部をネジ部にして半
球カップ状のカップ内に突出されるとともに、このネジ
部に装着したナット24を接続具1の筒の外部から操作
出来るようにするとともに、このナット24の締め付け
により、軸部6jを円弧状溝23mの任意の位置に固定
出来るようにしている。
【0042】このようなスライド機構23により、図1
3(b)に示すように、左右の接続具1の軸線(手摺り
2の軸線)を一直線に揃えることが出来、見栄えを良く
することが出来る。
【0043】次に、左右の接続具1の軸線を揃えるため
回動取付具4Cを介して取り付けるようにした構成例に
ついて、図14及び図15に基づき説明する。これらの
構成例では、円盤状の回動取付具4Cを水平軸周りに回
動自在に設けており、図14に示す構成例の場合は、支
柱3の上部附近に取り付けた支持アーム26を支柱3の
上部に延出させて先端の水平部に回動取付具4Cの中心
部を枢着し、この回動取付具4Cの外周端面に一対の接
続具1の軸部6jを直線上に取り付けるようにしてい
る。勿論、支持アーム26の取付位置等は任意である。
【0044】また、図15の回動取付具4Cの場合は、
支柱3の側面に回動取付具4Cの中心軸25を取り付
け、この中心軸25に対して回動取付具4Cを回動自在
にするとともに、回動取付具4Cの外周端面に一対の接
続具1の軸部6jを直線上に取り付けるようにしてい
る。
【0045】そしてこれらの回動取付具4Cを傾斜地等
の傾斜角度に合わせて回動させれば、一対の接続具1の
軸線を傾斜面方向に沿って一直線上に配列することが出
来る。尚、支柱3の中央部に軸心を通って直径方向に貫
く貫通孔を設け、この貫通孔内に回動取付具を回動可能
に設けることも可能であり、この場合は、手摺り2の軸
線と支柱3の軸線を一直線に並べることが出来る。
【0046】尚、本発明は以上のような実施形態に限定
されるものではない。本発明の特許請求の範囲に記載し
た事項と実質的に同一の構成を有し、同一の作用効果を
奏するものは本発明の技術的範囲に属する。例えば横棧
は階段の手摺り以外のフェンスや防護柵や塀の笠木等で
も良く、また、本発明に係る接続具をストレート部の接
続に使用するのも自由である。更に、結合部5cと手摺
り2の結合構造や、軸部6jと取付具4の結合構造も任
意であり、また軸部6jのうち、取付具4(4A、4
B、4C)やスライド枠体23と第1のジョイント部材
5との隙間から露出する部分の断面形状を六角または小
判型形状にし、この露出部分にスパナ等を差込んで軸部
6jを回転させることにより締付操作等を行うようにす
ることも可能である。
【0047】
【発明の効果】以上のように本発明に係る接続具は、支
柱の取付部に対して横棧を任意の角度で接続するため、
第1のジョイント部材と第2のジョイント部材を球面嵌
合させ、相対姿勢を自由に変更出来るようにしたため、
極めて簡素でシンプルな形態にすることが出来、また横
棧の屈曲部における接続作業を簡単に施工することが出
来る。また、請求項2のように、第1のジョイント部材
と第2のジョイント部材の相対姿勢を固定する手段を、
球面受部に設けられる固定ネジとすれば、簡単な操作で
確実に固定することが出来る。この際、請求項3のよう
に、第1のジョイント部材を作製すれば好適であり、ま
た請求項4または請求項5のようにスライド機構を設け
るか、回動取付具を介して接続具を取り付けるようにす
れば、横棧を一直線に並べることが出来るため、美観の
向上が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る接続具の使用例を示す正面図
【図2】同平面図
【図3】接続具の接続構造を示す断面図
【図4】結合部と球面受部が分割可能な第1のジョイン
ト部材を適用した接続具の分解図
【図5】第1のジョイント部材の結合部に水抜き溝を設
けた構成例の分解斜視図
【図6】第1のジョイント部材の結合部と球面受部を圧
入等によって一体化した構成例の断面図
【図7】結合部と球面受部が一体化され且つ軸方向に沿
って分割可能な第1のジョイント部材の説明図で、
(a)は斜視図、(b)は断面図
【図8】取付具の他の構成例図
【図9】ストレート部の接続に適した他の取付具の説明
【図10】図9の取付具の使用例図
【図11】図9に示す取付具にアダプタを装着する場合
の説明図
【図12】図11の場合の使用例図
【図13】支柱の取付部にスライド機構を設ける一例を
示す説明図で(a)は斜視図、(b)は正面図
【図14】回動取付具を介装する一例の説明図
【図15】回動取付具を介装する他の一例の説明図
【符号の説明】
1…接続具、2…手摺り、3…支柱、4…取付具、4C
…回動取付具、5…第1のジョイント部材、5c…結合
部、5u…球面受部、6…第2のジョイント部材、6b
…球体部、6j…軸部、8…固定ネジ、22…スライド
機構、d…曲面凹部、s…スリット溝。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支柱の取付部に対して横棧を任意の角度
    で接続するための接続具であって、前記横棧の端部が結
    合可能な結合部に対して、略半球状の曲面凹部を有する
    球面受部が一体化される第1のジョイント部材と、前記
    取付部に結合可能な軸部に対して、球体部が一体化され
    る第2のジョイント部材を備え、前記第1のジョイント
    部材の球面受部には、円周方向に沿って所定長さのスリ
    ット溝が形成され、前記球面受部の曲面凹部に第2のジ
    ョイント部材の球体部を球面嵌合させて、前記第2のジ
    ョイント部材の軸部を、前記スリット溝を通して外部に
    張出させるとともに、前記第1のジョイント部材と第2
    のジョイント部材の相対姿勢を任意の姿勢で固定する固
    定手段を設けたことを特徴とする接続具。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の接続具において、前記
    固定手段は、前記球面受部に設けられる固定ネジであ
    り、この固定ネジを締め付けることで前記球体部の一部
    を圧接して固定するようにしたことを特徴とする接続
    具。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載の接続具に
    おいて、前記第1のジョイント部材は、単一の部材から
    一体成形されるか、或いは複数の別体部品が結合されて
    一体化されることを特徴とする接続具。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至請求項3のいずれか1項に
    記載の接続具において、前記支柱の取付部には、前記第
    2のジョイント部材の軸部の取付位置を上下方向に位置
    調整するためのスライド機構が設けられることを特徴と
    する接続具。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至請求項3のいずれか1項に
    記載の接続具において、前記支柱の取付部には、水平軸
    周りに回動自在な回動取付具が設けられ、この回動取付
    具に前記第2のジョイント部材の軸部が取り付けられる
    ことを特徴とする接続具。
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