JP2605048Y2 - ヘリカルスキャン型x線ct装置 - Google Patents

ヘリカルスキャン型x線ct装置

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JP2605048Y2
JP2605048Y2 JP1992078241U JP7824192U JP2605048Y2 JP 2605048 Y2 JP2605048 Y2 JP 2605048Y2 JP 1992078241 U JP1992078241 U JP 1992078241U JP 7824192 U JP7824192 U JP 7824192U JP 2605048 Y2 JP2605048 Y2 JP 2605048Y2
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節 馬場
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ジーイー横河メディカルシステム株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はX線CTに関し、特にヘ
リカルスキャンにおいてX線照射部位の変化に対応して
X線照射量を制御することのできるX線CTに関する。
【0002】
【従来の技術】X線CTは被検体にX線を曝射し、被検
体を透過したX線を検出し、これを360°に亘って行
って、画像再構成を行うことにより被検体の断層像を得
て診断する装置である。
【0003】このX線CTの概要を図5により説明す
る。図において、1は被検体2を載置して体軸等の移動
軸方向に一定速度若しくは可変速度で移動させることの
できるテーブル、3はX線管4及び検出器5を一体とし
て被測定体の周囲を一定若しくは可変速度で回転させる
ことのできるガントリである。
【0004】6はテーブル1を体軸方向に一定速度若し
くは可変速度で移動させる制御を行い、又ガントリ3の
姿勢制御、運動の制御等を行うテーブル・ガントリ制御
装置である。
【0005】7はX線発生制御装置8の制御により所定
の位置においてX線を照射するようにX線管4に高電圧
を供給する高圧発生装置で、フィラメント電流も供給す
る。X線管4から照射されたX線は被検体2を透過して
検出器5で検出される。9は検出器5の検出データを収
集し、増幅、積分等の信号処理を行った後AD変換を行
って、データ処理装置10にデータを送るデータ収集装
置である。
【0006】11は入力装置12を介してオペレータと
のコミュニケーションを行い、入力された撮影条件を保
持してそれに基づいてテーブル・ガントリ制御装置6及
びX線発生制御装置8の動作を制御し、又データ処理装
置10の動作を制御する等断層撮影に関する統一的な制
御を行うシステム制御装置である。
【0007】13は画像再構成されたデータを画像とし
て表示する表示装置である。このX線CTにおいて、例
えば、集団検診により肺から腹部に至る広範囲の撮像を
行う場合がある。この場合、肺から腹部に至る間に数1
0枚若しくはそれ以上の多くの断層像を得る必要があ
り、このために各断層像データ取得のためのスキャンを
行う必要があって、その都度呼吸停止を行わなければな
らない。
【0008】これを一呼吸の間に多くの画像を得るため
に、被検体を移動させながらX線を周囲に照射して画像
データを得る方法としてヘリカルスキャンがある。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】ところで、このヘリカ
ルスキャンではX線を連続して照射しているが、撮影を
肺から腹部に至る広範囲に亘って行うことがある。従来
はこのヘリカルスキャン実施により連続的に多断面をス
キャンする際に、スキャンタイム,管電圧,スライス
厚,テーブル移動速度の他、管電流も一定の条件で行っ
ていた。
【0010】一般に肺をスキャンする際は中味に空気が
多いため、通常1秒スキャンで、160mA〜200m
Aの管電流の条件で診断可能な画質の画像を得ている。
腹部をスキャンする際には、腹部には各種の臓器が詰ま
っているため、通常1秒スキャンにおいて、250mA
〜300mAの管電流の条件で診断可能な画質の画像を
得ているが、前記の160mA〜200mAではSN比
が悪くて、良好な画質の画像を得られない。
【0011】従って、従来ヘリカルスキャンを行う場
合、肺及び腹部とも適切な照射量で適切な診断のできる
画質の画像を得ようとすれば、肺のヘリカルスキャンと
腹部のヘリカルスキャンを2度に分けて別々にスキャン
する。このようにすれば、画質に関しては、良好な結果
が得られるが、ヘリカルスキャンの利点の一つである連
続性が失われる。
【0012】連続性を重視して、肺と腹部のヘリカルス
キャンを一度に行う場合、肺に適当な管電流を選べば、
腹部の画像のSN比が悪くなり、腹部の基準で管電流を
選べば、肺に対して必要以上の被曝量のX線を与えるこ
とになる。
【0013】本考案は上記の点に鑑みてなされたもの
で、その目的は、X線照射部位に適合した線量のX線を
照射することができるように管電流を変化させ得るX線
CTを実現することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決する本
考案は、撮影条件の設定等所要の情報を入力するための
入力装置と、該入力装置からの入力情報を保持してその
情報に基づいて各部の動作を制御するシステム制御装置
と、該システム制御装置からの管電流値を含むX線管動
作条件が入力されてX線管の動作を制御するX線発生制
御装置を有し、ヘリカルスキャンを行うX線CTにおい
て、前記システム制御装置から少なくともスライス毎の
管電流の設定値とX線照射に関する指令等を受領し、又
X線照射終了の通知を行う前記X線発生制御装置内の入
出力回路と、該入出力回路からの管電流設定値信号を受
けて管電流目標値信号を出力する目標出力回路と、管電
流測定値と前記管電流目標値信号とを比較して管電流制
御信号をフィラメント回路に出力する比較器とを具備
し、ヘリカルスキャンにおいてX線照射部位の変化に対
応してX線照射量を変化させることを特徴とするもので
ある。
【0015】
【作用】システム制御装置は入力装置から入力された管
電流設定値等撮影条件に関する情報を保持し、X線発生
制御装置の入出力回路に出力する。目標値設定回路は入
出力回路から入力された管電流値を各スライス毎に比較
器に入力する。比較器には管電流の測定値が入力されて
おり、比較結果に基づき管電流を目標値に一致させるよ
うにフィラメント回路を制御する。
【0016】
【実施例】以下、図面を参照して本考案の実施例を詳細
に説明する。図1は本考案の一実施例のブロック図であ
る。図において、図5と同等の部分には同一の符号を付
してある。図中、81はシステム制御装置11からのス
キャン開始及び終了の指令、スキャン回数,各スキャン
毎の管電流の設定値等の撮影条件に関する信号が入力さ
れ、又各スライス終了時にその旨をシステム制御装置1
1に通知する等のシステム制御装置11との間で信号の
やり取りを行う入出力回路である。
【0017】82は入出力回路81を経てシステム制御
装置11から入力される各スライスにおける管電流値を
スライス毎に目標値として出力する目標値出力回路であ
る。83は、X線曝射中目標値出力回路82からの管電
流設定値と、高圧発生装置7からの管電流測定値が入力
されて比較する比較器で、設定値が大きい場合にフィラ
メント用インバータ71にH信号を出力し、測定値が大
きい場合にはL信号を出力する。
【0018】入出力回路81,目標値出力回路82及び
比較器83はX線発生制御装置8に属している。71は
高圧発生装置7中にあって、X線管4のフィラメントに
フィラメント電流を供給するフィラメント用インバータ
で、フィラメント電流を増減させることにより管電流の
制御を行う。
【0019】次に、上記のように構成された実施例の装
置の動作を説明する。肺から腹部まで一気に行うヘリカ
ルスキャンにおいて、入力装置12からスライス毎の管
電流の設定値を他の撮影条件と共にシステム制御装置1
1に入力する。この撮影条件のうちスライス数と管電流
を次のように設定するものとする。
【0020】 肺に対し 1〜10スライス 管電流160mA 腹部に対し 11〜20スライス 管電流250mA システム制御装置11は入力された撮影条件のデータを
保持して動作指令を撮影条件と共に出力する。保持する
データは図2に示す通りである。
【0021】入力装置12にスキャン開始指令が入力さ
れると、システム制御装置11とX線発生制御装置8と
の間に図3に示すコマンドのやり取りが行われる。図に
おいて、システム制御装置11はX線発生制御装置8に
管電流160mAで20スキャン実行の指令を与える。
スライス1が終了すれば、1スライス完了の通知を入出
力回路81を経てシステム制御装置11に行う。
【0022】スライス2以降のスキャンはそのまま継続
して行われ、10スライス完了通知が行われた時点でシ
ステム制御装置11から管電流250mAでスキャンす
るように指令がX線発生制御装置8の入出力回路81に
入力され、目標値出力回路82は目標値の250mAを
比較器83の“+”端子に出力する。比較器83の
“−”端子に入力されている管電流測定値より目標値の
方が高いため、比較器83からはH信号がフィラメント
用インバータ71に出力されて、管電流を増加させる。
【0023】スライス11が終了するとスライス11完
了信号がX線発生制御装置8からシステム制御装置11
に出力される。スキャンを継続してスライス20が終了
すると、システム制御装置11はスキャン終了信号を出
力して、測定を終了する。
【0024】以上の動作における管電流の変化は図4に
示す通りで、スライス1からスライス10までは管電流
は160mAで、スライス11において管電流は250
mAとなっている。
【0025】この動作において、管電流の切り替えにお
けるイメージはX線強度が検出器のRefチャネルによ
って補正されるので問題を生じない。以上説明したよう
に本実施例によれば、管電流を各スライス毎に設定する
ことにより、撮影部位に対応してX線照射量を定めるこ
とができるようになり、SN比の低下や過大なX線の被
曝の怖れがなくなる。
【0026】
【考案の効果】以上詳細に説明したように本考案によれ
ば、X線を照射する撮影部位に応じて管電流を自動的に
変化させるヘリカルスキャンを行うことができるように
なり、実用上の効果は大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例のブロック図である。
【図2】システム制御装置が保持する撮影条件のリスト
である。
【図3】各スライスにおけるコマンドのやり取りを示す
図である。
【図4】スキャン中における管電流の変化の一例を示す
グラフである。
【図5】X線CTのブロック図である。
【符号の説明】
11 システム制御装置 12 入力装置 81 入出力回路 82 目標値出力回路 83 比較器

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検体のX線照射を受ける部位と管電流
    設定値との対応関係を含むX線管動作条件を入力するた
    めの入力ユニット(12)と、 該入力ユニット(12)を介して入力された前記X線管
    動作条件に基づいてヘリカルスキャンの動作を制御する
    システム制御器(11)と、 スライスの開始及び終了の制御を行う信号と、スライス
    毎の管電流設定値信号とを前記システム制御器(11)
    から受け取り、X線照射信号を高圧発生器に出力し、ス
    ライス完了通知信号を前記システム制御器(11)に出
    力すると共に、スライス毎の管電流設定値信号を別に出
    力する入出力回路(81)と、 管電流測定値信号及び前記管電流設定値信号を受け取
    り、該管電流測定値及び該管電流設定値を比較して管電
    流制御信号を前記高圧発生器内のフィラメント回路に出
    力する比較器(83)とを具備しており、 前記システム制御器は、前記入出力回路から出力された
    スライス完了通知信号に基づいて、被検体のX線照射を
    受ける部位に対応する設定値に管電流を維持しているこ
    とを特徴とするヘリカルスキャン型X線CT装置。
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