JP2604822Y2 - 増幅器 - Google Patents

増幅器

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JP2604822Y2
JP2604822Y2 JP1993074160U JP7416093U JP2604822Y2 JP 2604822 Y2 JP2604822 Y2 JP 2604822Y2 JP 1993074160 U JP1993074160 U JP 1993074160U JP 7416093 U JP7416093 U JP 7416093U JP 2604822 Y2 JP2604822 Y2 JP 2604822Y2
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JP
Japan
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amplifier
input
plug
jack
output
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JP1993074160U
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JPH0742054U (ja
Inventor
耕二 小数賀
Original Assignee
アツデン株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、たとえばヘッドホンス
テレオや携帯用のCDプレーヤと、増幅器を内蔵しない
小型スピーカとの間に接続する増幅器に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】現在においては、アウトドアにおいても
音楽を鑑賞できる、ヘッドホンステレオや携帯用のCD
プレーヤが普及している。この種の装置(以下、ヘッド
ホンステレオという)は、もともとヘッドホンで使用す
るように設計されているので、スピーカは搭載されてい
ない。そこでスピーカで聴きたいときには、イヤホン端
子にスピーカを接続することになる。
【0003】イヤホン端子に接続するように設計された
スピーカとしては、キャビネットの内部に増幅器を設け
たものと設けないものがあるが、いずれにしても、その
入力側にはコードを設け、そのコードの先端に直径寸法
が3.5 ミリあるいは2.5 ミリの小型プラグ(以下、ミニ
プラグという)を取り付けたものが主流である。
【0004】キャビネットの内部に増幅器を設けたもの
は、ヘッドホンステレオの出力信号を増幅してスピーカ
を駆動するので十分な音量を得ることができる反面、キ
ャビネットが大型となり、また重量も大きくなって、用
途によっては使いにくいことがある。一方、増幅器を内
蔵しないものでは、キャビネットを小型にし、また軽量
に製作することができるが、音量が小さいので、騒音下
や大勢で聴くときには音量不足の問題が生ずる。
【0005】そこで増幅器を単体で製作し、これを必要
に応じてヘッドホンステレオと増幅器を内蔵しないスピ
ーカとの間に接続できるようにすることが考えられる。
本考案では、まず、このように従来では存在しなかった
単体の小型増幅器を製作し、この増幅器を実際に使用す
る場合に起こり得るであろう問題を解決するものであ
る。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】増幅器の増幅回路は、
一般的には入力側の位相と出力側の位相は整合してあ
る。したがって、入力信号が正のレベルのときには、出
力側には所定増幅率を乗じた正の出力信号が生じ、次の
半サイクルの入力信号が負のレベルのときには出力側に
は所定増幅率を乗じた負の出力信号が生ずることにな
る。
【0007】この場合において、入出力端子を前述のよ
うに製作した場合、入出力端子を正確に接続した場合に
は何の問題も発生することがないが、もし過誤により、
あるいは故意に、電源オンのときに増幅器の入力側のミ
ニプラグを自体の出力側のミニジャックに差し込んだ場
合、入出力間には正帰還がかかり、ループ発振を起こす
ことがあり、入力インピーダンスが低い場合においては
過大電流が流れ、電源である電池を急消耗させてしまう
ことになる。
【0008】このような事態を防ぐためのもっとも易し
い方法は、増幅器の入力側に設けるプラグか、出力側に
設けるジャックのいずれかをミニプラグあるいはミニジ
ャック以外の規格品にすることである。このようにすれ
ば、プラグを自体のジャックに差し込むということが不
可能になるからである。
【0009】しかしながら、このように入力側と出力側
のプラグ、ジャックを別規格のものとすると、ヘッドホ
ンステレオのヘッドホンジャックにスピーカの入力側プ
ラグが差し込めるようにしてあるとき、このスピーカの
入力側プラグが増幅器の出力側ジャックに差し込めない
か、あるいは増幅器の入力側プラグがヘッドホンステレ
オの出力側ジャックに差し込めないかの不都合が生ずる
ことになる。
【0010】本考案はこの点に鑑みてなされたものであ
り、入力側のプラグと出力側のジャックに同一規格のも
のを使用し、もし、入力側のプラグを自体の出力側のジ
ャックに差し込むようなことがあっても、そのためにル
ープ発振を生ずることがない、増幅器のループ発振防止
装置を提供しようとするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記課題を解
決するための手段として、入力側にプラグ付きのコード
を有し、出力側に前記プラグと同規格のジャックを備え
増幅器を設け、該増幅器の入力側と出力側との間に形
成される増幅回路を、音声信号の正側位相信号とそのと
きの負側位相信号とを2個のオペアンプの同極性の入力
端に入力することにより、入力側と出力側とが逆相とな
るように構成したものである。
【0012】
【作用】このような構成とすれば、この増幅器を必要に
応じてヘッドホンステレオとスピーカの間に接続し、十
分な電力でスピーカを駆動することができる。そして、
増幅器の入力側と出力側との間に形成される増幅回路
が、入力側と出力側とが逆相となるように構成されてい
ることにより、仮に入力側のプラグを出力側のジャック
に差し込むようなことがあっても、入力側と出力側とで
位相が逆になるので、ループ発振を起こすことがない。
【0013】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図について説明す
る。図1に示すものは本考案に係る増幅器1の外観であ
る。増幅器1のキャビネット2からは、入力側としてプ
ラグ3を取付けたコード4を有し、また出力側としてプ
ラグ3と同規格のジャック5を備えたものとなってい
る。この実施例においては、プラグ3とジャック5を、
ともに直径寸法が3.5 ミリのいわゆるミニ規格のものと
してある。
【0014】図2は増幅器1の入力側と出力側との間に
形成される増幅回路6を示すものである。これを説明す
ると、7は左チャンネルの入力端子、8は右チャンネル
の入力端子である。これら左右の入力端子7,8はコー
ド4によりステレオのプラグ3に接続されている。5は
ジャックで、接地電極5aと左チャンネル用電極5bおよび
右チャンネル用電極5cとを有するステレオ用のものであ
る。このジャック5には、左右用のスピーカ10,11が接
続されたプラグ9が差し込まれる。プラグ9は、プラグ
3と全く同一規格のものである。
【0015】12,13はオペアンプである。それぞれの非
反転入力端は接地され、反転入力端は抵抗器14,15を介
して入力端子7,8に接続されている。16,17は帰還抵
抗器である。この接続により、オペアンプ12,13は入力
側と出力側とが逆相に構成される。
【0016】このように構成されたこの装置は、プラグ
3から入力された左右チャンネルの信号が、それぞれの
オペアンプ12,13によって位相逆転されてジャック5に
出力されることになる。これによりジャック3で受けた
ヘッドホンステレオからの音声信号は、逆位相でスピー
カ10,11に与えられることになるが、スピーカの発する
音響に変わりはない。
【0017】ジャック5にプラグ3を誤ってあるいは故
意に差し込んだとしても、入力信号は逆位相で出力され
るので、発振することがなく、過大電流が流れないので
電池を消耗させてしまうことはない。
【0018】
【考案の効果】本考案は、以上説明したように構成され
た増幅器であるから、簡単な接続でスピーカを十分な電
力で駆動させることができる。そして、入力側のプラグ
を出力側のジャックに差し込んでも、これが原因でルー
プ発振を生ずることがなく、したがって電池が不用意に
消耗することがない。また発振しないから、入力側のプ
ラグの収容場所として出力側のジャックを使用すること
も可能となる。さらに、入力側に対して出力側を逆相に
する回路を、2個のオペアンプの接続により構成したの
で、トランスを用いて行うものに比し、きわめて簡単に
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る増幅器の外観を示す斜視図であ
る。
【図2】図1のものの内部回路を示す回路図である。
【符号の説明】
1 増幅器 2 キャビネット 3 プラグ 4 コード 5 ジャック 6 増幅回路 7 入力端子 8 入力端子 9 プラグ 10 スピーカ 11 スピーカ 12 オペアンプ 13 オペアンプ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力側にプラグ付きのコードを有し、出
    力側に前記プラグと同規格のジャックを備えた増幅器を
    設け、該増幅器の入力側と出力側との間に形成される増
    幅回路を、音声信号の正側位相信号とそのときの負側位
    相信号とを2個のオペアンプの同極性の入力端に入力す
    ることにより、入力側と出力側とが逆相となるように構
    成したことを特徴とする増幅器。
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