JPH0528813Y2 - - Google Patents

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JPH0528813Y2
JPH0528813Y2 JP1986178718U JP17871886U JPH0528813Y2 JP H0528813 Y2 JPH0528813 Y2 JP H0528813Y2 JP 1986178718 U JP1986178718 U JP 1986178718U JP 17871886 U JP17871886 U JP 17871886U JP H0528813 Y2 JPH0528813 Y2 JP H0528813Y2
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low
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  • Tone Control, Compression And Expansion, Limiting Amplitude (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は低域用アンプに関する。
〔考案の概要〕
この考案は、低域用アンプにおいて、そのレス
ポンスを信号レベルに対応して変化させることに
より、広い出力レベルに対して重低音感が得られ
るようにしたものである。
〔従来の技術〕
例えばラジオ付きのステレオカセツトテープレ
コーダ、いわゆるラジオカセツトにおいて、重低
音を再生しようとする場合には、スピーカを大型
化するとともに、キヤビネツトの容積を大きくす
る必要がある。
しかし、単にこのようにしたのでは、ラジオカ
セツトが大型化するとともに重量化するので、ポ
ータルブル機としては好ましくない。
そこで、スピーカキヤビネツト内に低域用アン
プを設けたスピーカ装置を用意しておき、ラジオ
カセツトを屋内などで使用するときには、そのア
ンプ一体型のスピーカ装置と組み合わせて使用す
ることにより重低音の再生を実現し、屋外などに
持ち歩くときには、ラジオカセツトだけを使用す
ることによりポータビリテイを向上させることが
考えられる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、このように低域用アンプを内蔵したス
ピーカ装置を使用しても、そのスピーカキヤビネ
ツトはラジオカセツトと同程度の大きさに制限さ
れるので、やはり十分な重低音感を得ることは困
難である。
この考案は、このような問題点を解決しようと
するものである。
〔問題点を解決するための手段〕 このため、この考案においては、低域成分のレ
ベルに対応してアンプの出力レベルを変化させ
る。
〔作用〕
重低音感を広い出力レベルで維持できる。
〔実施例〕
第1図において、左及び右チヤンネルのオーデ
イオ信号L,RがジヤツクJ1,J2を通じて抵抗器
R1,R2を有する加算回路1に供給されてモノラ
ル信号Smとされる。なお、スイツチSW1及び抵
抗器R3は入力感度(入力レベル)切り換え用で
あり、この図では、高感度モードとされている。
そして、信号Smがハイパスフイルタ2に供給
される。このフイルタ2は、信号Sm中のランブ
ル成分など不要な低域成分を除去するためのもの
であり、トランジスタQ2を有してCRフイードバ
ツク形に構成され、例えば第2図Aに示すよう
に、カツトオフ周波数が45Hz、カツトオフ特性が
18dB/octとされている。したがつて、フイルタ
2からは不要な低域成分の除去された信号Smが
取り出される。
そして、この信号Smがローパスフイルタ3に
供給される。このフイルタ3は、信号Sm中の方
向感のあまりない低域成分Slを取り出すためのも
のであり、トランジスタQ3を有してCRフイード
バツク形に構成され、例えば第2図Bに示すよう
に、カツトオフ周波数が200Hz、カツトオフ特性
が−18dB/octとされている。したがつて、フイ
ルタ3からは信号Sm中の低域成分Slが取り出さ
れる。
そして、この低域成分Slが、C−E分割のトラ
ンジスタQ4を有する位相切り換え回路4に供給
されて互い逆相の低域成分Sl、−Slが取り出され
るとともに、これら低域成分±Slが極性切り換え
スイツチSW2により選択されて図の場合には低域
成分Slが取り出される。
そして、この低域成分Sl(または−Sl)が、レ
ベル調整用の可変抵抗器VRを通じてパワーアン
プ5に供給される。このアンプ5は、BTL構成
とされているもので、1対のパワーアンプ5A,
5Bが設けられ、アンプ5Aの同相入力端に可変
抵抗器VRからの低域成分Slが供給され、アンプ
5Bの逆相入力端にアンプ5Aから低域成分Slが
供給され、アンプ5Aの逆相入力端及びアンプ5
Bの同相入力端が交流的に接地されるとともに、
アンプ5A,5Bの出力端間にスピーカ(ウーハ
ー)SPが接続される。
したがつて、スピーカSPには、信号L,R中
の低域成分Slだけが増幅されて供給されることに
なり、低音再生が行われる。
ただし、以上の構成では、単に200Hz以下の低
域成分SlがスピーカSPに供給されるだけなので、
スピーカSPやキヤビネツト(図示せず)が小型
の場合、重低音感はあまり得られない。
そこで、この考案においては、重低音感を得ら
れるようにするため、さらに次のように構成され
る。
すなわち、トランジスタQ6により例えば第2
図Cに示すように、カツトオフ周波数が65Hzより
やや高く、カツトオフ特性が−12dB/octで、65
Hzにピークを有するCRフイードバツク形のロー
パスフイルタ6が構成され、トランジスタQ2
らの信号Smが抵抗器R7を通じてフイルタ6に供
給されて65Hz付近にピークを有する重低域成分
Ssが取り出され、この成分SsがトランジスタQ4
のベースに供給される。
なお、理由は後述から明らかとなるが、アンプ
5の出力信号がクリツプレベル付近のとき、トラ
ンジスタQ6からトランジスタQ4に供給される成
分SsのレベルがトランジスタQ3からトランジス
タQ4に供給される成分Slのレベル(周波数特性)
に影響を与えないように信号Ssのレベルが設定
される。
さらに、抵抗器R7の出力側と接地との間に、
可変インピーダンス素子としてトランジスタQ7
のコレクタ・エミツタ間が接続されてレベル制御
回路7が構成される。また、アンプ5の出力信号
が、ダイオードD1,D2を有する倍電圧整流型の
検出回路8に供給されてアンプ5の出力レベルに
対応した、レベルの直流電圧Vd、すなわち、ア
ンプ5の出力レベルを示す検出電圧Vdが形成さ
れ、この電圧VdがトランジスタQ7のベースに供
給される。
なお、電源端子T1には、図示はしないが、商
用交流電圧をトランスで降圧したのち両波整流し
て得た例えば9Vの直流電圧Vccが供給される。
そして、この電圧Vccがアンプ5A,5Bにそれ
らの動作電圧として供給されるとともに、トラン
ジスタQ9及び定電圧ダイオードD9により例えば
6Vの直流電圧に安定化され、この電圧が回路2
〜4,6にそれらの動作電圧として供給される。
このような構成によれば、上述のように、信号
L,R中の低域成分Slが、フイルタ3→位相切り
換え回路4→可変抵抗器VR→アンプ5の信号ラ
インを通じてスピーカSPに供給され、200Hz以下
の低音再生が行われる。
そして、これと同時に、フイルタ6からその周
波数特性(第2図C)にしたがつて65Hzにピーク
を有する重低域成分Ssが取り出されてトランジ
スタQ4に供給されるので、スピーカSPからはこ
の重低域成分Ssも再生されることになる。
そして、この場合、アンプ5の出力レベルが小
さいときには、その検出電圧Vdも小さいので、
トランジスタQ7のインピーダンスは大きく、し
たがつて、トランジスタQ2から抵抗器R7を通じ
てフイルタ6に供給される信号Smのレベルは大
きくなるので、フイルタ6からの重低域成分Ss
のレベルも大きくなる。したがつて、このとき、
アンプ5の出力特性は、第3図の曲線のように
重低域が大幅に強調されたものとなる。
一方、アンプ5の出力レベルが大きいときに
は、その検出電圧Vdも大きいので、トランジス
タQ7のインピーダンスは小さく、したがつて、
トランジスタQ2から抵抗器R7を通じてフイルタ
6に供給される信号Smのレベルは小さくなるの
で、フイルタ6からの重低域成分Ssのレベルは
小さくなる。したがつて、このとき、アンプ5の
出力特性は、第3図の曲線のように200Hz以下
がほぼ平坦なものとなる。
また、アンプ5の出力レベルが上述の中間にあ
るときには、同様にしてアンプ5の出力特性は第
3図の曲線あるいはのようになる。
こうして、この考案によれば、200Hz以下の低
域成分Slを増強するとともに、65Hzを中心とする
重低域成分Ssも増強しているので、その再生音
は低域、特に重低域の豊かなものになる。しか
も、その場合、出力レベルが小さいときほど重低
域成分Ssを大きくしているので、いわばラウド
ネス効果のように作用し、出力レベルの広い範囲
に対してより効果的に重低域の音づくりを行うこ
とができる。また、出力レベルが大きいときに
は、重低域成分Ssはアンプ5に供給されなくな
るので、大出力時におけるアンプ5のクリツプ歪
みを低減できる。
さらに、このアンプに組み合わせて使用するラ
ジオカセツトなどの出力信号の位相が正相か逆相
か不明であつても、スイツチSW2を切り換えるこ
とにより、このアンプとラジオカセツトとの位相
を合わせることができる。
なお、上述において、回路6,7の順序を逆に
してもよい。
〔考案の効果〕
この考案によれば、200Hz以下の低域成分Slを
増強するとともに、65Hzを中心とする重低域成分
Ssも増強しているので、その再生音は低域、特
に重低域の豊かなものになる。しかも、その場
合、出力レベルが小さいときほど重低域成分Ss
を大きくしているので、いわばラウドネス効果の
ように作用し、出力レベルの広い範囲に対してよ
り効果的に重低域の音づくりを行うことができ
る。また、出力レベルが大きいときには、重低域
成分Ssはアンプ5に供給されなくなるので、大
出力時におけるアンプ5のクリツプ歪みを低減で
きる。
さらに、このアンプに組み合わせて使用するラ
ジオカセツトなどの出力信号の位相が正相か逆相
か不明であつても、スイツチSW2を切り換えるこ
とにより、このアンプとラジオカセツトとの位相
を合わせることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一例の接続図、第2図、第
3図はその説明のための図である。 3,6はローパスフイルタ、5はパワーアン
プ、7はレベル制御回路である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 入力オーデイオ信号からその低域成分を取り出
    す第1のローパスフイルタと、 上記入力オーデイオ信号から上記低域成分より
    も周波数の低い重低域成分を取り出す第2のロー
    パスフイルタと、 上記第1及び第2のローパスフイルタの出力を
    加算して出された上記低域成分及び重低域成分を
    増幅してスピーカに供給するパワーアンプと、 上記重低域成分のレベルを制御するために上記
    第2のローパスフイルタに接続されたレベル制御
    回路と、 上記パワーアンプの出力レベルを検出する検出
    回路とを有し、 この検出回路の検出出力を上記レベル制御回路
    にその制御電圧として供給して上記パワーアンプ
    の出力レベルが小さくなるほど、上記パワーアン
    プに供給される上記重低域成分のレベルが大きく
    なるように、上記レベル制御回路を制御するよう
    にした低域用アンプ。
JP1986178718U 1986-11-20 1986-11-20 Expired - Lifetime JPH0528813Y2 (ja)

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JPS6383817U JPS6383817U (ja) 1988-06-01
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5546367B2 (ja) * 1976-12-24 1980-11-22

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5546367U (ja) * 1978-09-22 1980-03-26

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JPS5546367B2 (ja) * 1976-12-24 1980-11-22

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