JP2604514B2 - 組立作業用クレーン装置 - Google Patents
組立作業用クレーン装置Info
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- JP2604514B2 JP2604514B2 JP6767692A JP6767692A JP2604514B2 JP 2604514 B2 JP2604514 B2 JP 2604514B2 JP 6767692 A JP6767692 A JP 6767692A JP 6767692 A JP6767692 A JP 6767692A JP 2604514 B2 JP2604514 B2 JP 2604514B2
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- Conveying And Assembling Of Building Elements In Situ (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高層構造物の鉄骨材な
どを構築するために使用される組立作業用クレーン装置
に関するものである。
どを構築するために使用される組立作業用クレーン装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】高層構造物例えば高層ビルディングの鉄
骨材を構築する場合、組立作業の容易化を図るととも
に、気候などの影響を殆ど受けずに組立作業を行い得る
構築方法が、特開平4−11168号公報に開示されて
いる。
骨材を構築する場合、組立作業の容易化を図るととも
に、気候などの影響を殆ど受けずに組立作業を行い得る
構築方法が、特開平4−11168号公報に開示されて
いる。
【0003】この鉄骨材の構築方法の要旨は、高層構造
物の骨組みを構築する際に、予め組み立てられた高層構
造物の最上階部となる作業階に設けられた持上げ装置お
よび骨組み材の上端部を保持する保持装置を使用して順
次鉄骨材を組み立てていく方法である。
物の骨組みを構築する際に、予め組み立てられた高層構
造物の最上階部となる作業階に設けられた持上げ装置お
よび骨組み材の上端部を保持する保持装置を使用して順
次鉄骨材を組み立てていく方法である。
【0004】そして、図4に示すように、この作業階1
01には、各種の骨組み材、床材などの被吊持部材を所
定の場所に搬送するための組立作業用クレーン装置10
2が設けられている。
01には、各種の骨組み材、床材などの被吊持部材を所
定の場所に搬送するための組立作業用クレーン装置10
2が設けられている。
【0005】この組立作業用クレーン装置102は、作
業階101の内周部に沿って設けられたガイドレール1
03上を旋回自在なクレーンガーダ104と、このクレ
ーンガーダ104に走行自在に設けられた横行台車10
5と、この横行台車105に旋回自在に設けられた旋回
ポスト106と、この旋回ポスト106の下端部に取り
付けられた支持フレーム107と、この支持フレーム1
07の一端部に設けられた骨組み材(支柱材、桁材な
ど)を保持する第1保持具108と、上記支持フレーム
107の他端部に設けられるとともにウインチ装置10
9により昇降自在に吊持された床材などを保持する第2
保持具110とから構成されており、またこれら各保持
具108,110においては、吊持した骨組み材、床材
などの被吊持部材を単に吊持するだけのものであった。
業階101の内周部に沿って設けられたガイドレール1
03上を旋回自在なクレーンガーダ104と、このクレ
ーンガーダ104に走行自在に設けられた横行台車10
5と、この横行台車105に旋回自在に設けられた旋回
ポスト106と、この旋回ポスト106の下端部に取り
付けられた支持フレーム107と、この支持フレーム1
07の一端部に設けられた骨組み材(支柱材、桁材な
ど)を保持する第1保持具108と、上記支持フレーム
107の他端部に設けられるとともにウインチ装置10
9により昇降自在に吊持された床材などを保持する第2
保持具110とから構成されており、またこれら各保持
具108,110においては、吊持した骨組み材、床材
などの被吊持部材を単に吊持するだけのものであった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のクレーン装
置の構成によると、吊持した骨組み材、床材などの被吊
持部材の姿勢をコントロールすることができず、したが
って被吊持部材の形状によっては、その重心が偏ってい
る場合には、吊持した際に、その被吊持部材が傾き、そ
の組立作業が困難になるとともに時間を要するという問
題があった。
置の構成によると、吊持した骨組み材、床材などの被吊
持部材の姿勢をコントロールすることができず、したが
って被吊持部材の形状によっては、その重心が偏ってい
る場合には、吊持した際に、その被吊持部材が傾き、そ
の組立作業が困難になるとともに時間を要するという問
題があった。
【0007】そこで、本発明は上記問題を解消し得る組
立作業用クレーン装置を提供することを目的とする。
立作業用クレーン装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の組立作業用クレーン装置は、クレーンガー
ダ上で走行自在に設けられた横行台車に、旋回自在にさ
れた旋回ポストを吊持し、この旋回ポストの下端部に支
持フレームを設け、この支持フレームに、被吊持部材の
前部および後部に係脱自在にされた第1および第2係合
具の左右部をそれぞれ吊持用滑車を介して吊持する4本
の第1〜第4索体を巻取るウインチドラムを設け、被吊
持部材の前部および後部に対応する位置で上記支持フレ
ームに、第1および第4シリンダー装置に連結されて左
右方向で移動自在にされた第1および第2移動体を設
け、これら第1および第2移動体の左右部に、各係合具
に設けられた吊持用案内滑車に対応して移動側案内滑車
をそれぞれ設け、一端部がウインチドラムに固定された
第1索体の他端部を第1移動体および第1係合具におけ
る各一方の移動側案内滑車および吊持用滑車に巻装した
後、第2シリンダー装置に連結し、一端部がウインチド
ラムに固定された第2索体の他端部を第1移動体および
第1係合具における各他方の移動側案内滑車および吊持
用滑車に巻装した後、第3シリンダー装置に連結し、一
端部がウインチドラムに固定された第3索体の他端部を
第2移動体および第2係合具における各一方の移動側案
内滑車および吊持用滑車に巻装した後、第5シリンダー
装置に連結し、一端部がウインチドラムに固定された第
4索体の他端部を第2移動体および第2係合具における
各他方の移動側案内滑車および吊持用滑車に巻装した
後、第6シリンダー装置に連結し、かつ上記支持フレー
ムの各移動体の両側部に対応する位置で、各索体をそれ
ぞれ案内する固定側案内滑車を設けたものである。
め、本発明の組立作業用クレーン装置は、クレーンガー
ダ上で走行自在に設けられた横行台車に、旋回自在にさ
れた旋回ポストを吊持し、この旋回ポストの下端部に支
持フレームを設け、この支持フレームに、被吊持部材の
前部および後部に係脱自在にされた第1および第2係合
具の左右部をそれぞれ吊持用滑車を介して吊持する4本
の第1〜第4索体を巻取るウインチドラムを設け、被吊
持部材の前部および後部に対応する位置で上記支持フレ
ームに、第1および第4シリンダー装置に連結されて左
右方向で移動自在にされた第1および第2移動体を設
け、これら第1および第2移動体の左右部に、各係合具
に設けられた吊持用案内滑車に対応して移動側案内滑車
をそれぞれ設け、一端部がウインチドラムに固定された
第1索体の他端部を第1移動体および第1係合具におけ
る各一方の移動側案内滑車および吊持用滑車に巻装した
後、第2シリンダー装置に連結し、一端部がウインチド
ラムに固定された第2索体の他端部を第1移動体および
第1係合具における各他方の移動側案内滑車および吊持
用滑車に巻装した後、第3シリンダー装置に連結し、一
端部がウインチドラムに固定された第3索体の他端部を
第2移動体および第2係合具における各一方の移動側案
内滑車および吊持用滑車に巻装した後、第5シリンダー
装置に連結し、一端部がウインチドラムに固定された第
4索体の他端部を第2移動体および第2係合具における
各他方の移動側案内滑車および吊持用滑車に巻装した
後、第6シリンダー装置に連結し、かつ上記支持フレー
ムの各移動体の両側部に対応する位置で、各索体をそれ
ぞれ案内する固定側案内滑車を設けたものである。
【0009】
【作用】上記の構成によると、被吊持部材を前後部の係
合具により保持した状態において、ウインチドラムだけ
を回転させれば、単に被吊持部材を昇降させることがで
きる。
合具により保持した状態において、ウインチドラムだけ
を回転させれば、単に被吊持部材を昇降させることがで
きる。
【0010】また、第1および/または第4シリンダー
装置を作動させて移動体を適当に移動させれば、被吊持
部材を水平面内で回転させることができる。また、第2
および第3シリンダー装置を一緒に、並びに/または第
5および第6シリンダー装置を一緒に作動させて、係合
具を適当に昇降させれば、被吊持部材をピッチングさせ
ることができる。
装置を作動させて移動体を適当に移動させれば、被吊持
部材を水平面内で回転させることができる。また、第2
および第3シリンダー装置を一緒に、並びに/または第
5および第6シリンダー装置を一緒に作動させて、係合
具を適当に昇降させれば、被吊持部材をピッチングさせ
ることができる。
【0011】さらに、第2若しくは第3シリンダー装置
の一方、および/または第5若しくは第6シリンダー装
置の一方を作動させることにより、任意の係合具を鉛直
面内において傾動させることができ、したがって被吊持
部材をローリングさせることができる。
の一方、および/または第5若しくは第6シリンダー装
置の一方を作動させることにより、任意の係合具を鉛直
面内において傾動させることができ、したがって被吊持
部材をローリングさせることができる。
【0012】このように、被吊持部材の姿勢を自由にコ
ントロールすることができる。
ントロールすることができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例における組立作業用
クレーン装置を図1〜図3に基づき説明する。
クレーン装置を図1〜図3に基づき説明する。
【0014】なお、本発明の要旨は被吊持部材を吊り下
げる部分にあるため、本実施例においては、要部につい
てだけ説明する。図1および図2において、1は円形の
作業階2の内周部に設けられたガイドレール3に走行車
輪4を介して旋回自在に設けられたクレーンガーダで、
このクレーンガーダ1には、やはり走行車輪5を介して
横行台車6が走行自在に設けられている。
げる部分にあるため、本実施例においては、要部につい
てだけ説明する。図1および図2において、1は円形の
作業階2の内周部に設けられたガイドレール3に走行車
輪4を介して旋回自在に設けられたクレーンガーダで、
このクレーンガーダ1には、やはり走行車輪5を介して
横行台車6が走行自在に設けられている。
【0015】そして、この横行台車6には、上端部が旋
回軸受7を介して鉛直軸心回りで回転自在に支持される
とともに旋回駆動装置8により旋回される旋回ポスト9
が設けられるとともに、この旋回ポスト9の下端部に
は、水平支持フレーム10が取り付けられている。な
お、上記旋回駆動装置8は、電動機11により、旋回ポ
スト9の上端部に取り付けられた旋回ギヤ(図示せず)
を回転させるようにしたものである。
回軸受7を介して鉛直軸心回りで回転自在に支持される
とともに旋回駆動装置8により旋回される旋回ポスト9
が設けられるとともに、この旋回ポスト9の下端部に
は、水平支持フレーム10が取り付けられている。な
お、上記旋回駆動装置8は、電動機11により、旋回ポ
スト9の上端部に取り付けられた旋回ギヤ(図示せず)
を回転させるようにしたものである。
【0016】上記水平支持フレーム10には、骨組み材
(支柱材、桁材など)、床材などの被吊持部材Aを吊持
するための吊持装置21が配置されており、以下、この
吊持装置21について詳細に説明する。
(支柱材、桁材など)、床材などの被吊持部材Aを吊持
するための吊持装置21が配置されており、以下、この
吊持装置21について詳細に説明する。
【0017】すなわち、図1〜図3に示すように、上記
水平支持フレーム10の一端部側は2股状に分岐され
て、第1および第2水平突出部10a,10bが設けら
れるとともに、他端側には被吊持部材Aの前部および後
部に係脱自在にされた第1および第2係合具22A,2
2Bを介して、それぞれ2本づつ、計4本の第1〜第4
ワイヤー(索体)31〜34で吊持するためのウインチ
装置23が設けられている。また、上記両水平突出部1
0a,10b間は、被吊持部材Aの吊持用空間部とされ
ており、さらに第1および第2水平突出部10a,10
bには、第1および第2移動体24A,24Bが被吊持
部材Aの左右方向に沿って移動自在に設けられるととも
に、第1および第2移動体24A,24Bをそれぞれ矢
印b方向で移動させる第1および第4シリンダー装置5
1,54が設けられている。
水平支持フレーム10の一端部側は2股状に分岐され
て、第1および第2水平突出部10a,10bが設けら
れるとともに、他端側には被吊持部材Aの前部および後
部に係脱自在にされた第1および第2係合具22A,2
2Bを介して、それぞれ2本づつ、計4本の第1〜第4
ワイヤー(索体)31〜34で吊持するためのウインチ
装置23が設けられている。また、上記両水平突出部1
0a,10b間は、被吊持部材Aの吊持用空間部とされ
ており、さらに第1および第2水平突出部10a,10
bには、第1および第2移動体24A,24Bが被吊持
部材Aの左右方向に沿って移動自在に設けられるととも
に、第1および第2移動体24A,24Bをそれぞれ矢
印b方向で移動させる第1および第4シリンダー装置5
1,54が設けられている。
【0018】上記ウインチ装置23は、両側に出力軸部
が突出された減速機25と、この減速機25の入力軸部
25aに連結された電動機(例えばサーボモータ)26
と、上記減速機25の両側に回転自在に支持されるとと
もに各出力軸部25aに連結された一対のウインチドラ
ム27A,27Bとから構成されている。
が突出された減速機25と、この減速機25の入力軸部
25aに連結された電動機(例えばサーボモータ)26
と、上記減速機25の両側に回転自在に支持されるとと
もに各出力軸部25aに連結された一対のウインチドラ
ム27A,27Bとから構成されている。
【0019】上記各係合具22A,22Bは、係合具本
体28と、この係合具本体28の下面に互いに接近離間
自在に設けられた一対の保持体29と、これら両保持体
29を、矢印a方向で接近離間させる係脱用シリンダー
装置(例えば、電動シリンダーが使用される)30とか
ら構成されている。
体28と、この係合具本体28の下面に互いに接近離間
自在に設けられた一対の保持体29と、これら両保持体
29を、矢印a方向で接近離間させる係脱用シリンダー
装置(例えば、電動シリンダーが使用される)30とか
ら構成されている。
【0020】上記各係合具22A,22Bの係合具本体
28の上面の左右位置には、それぞれ吊持用滑車41
A,41B,42A,42Bが配置されるとともに、こ
れら各係合具22A,22Bに対応する各移動体24
A,24Bには、各吊持用滑車41A,41B,42
A,42Bに対応して移動側案内滑車43A,43B,
44A,44Bがそれぞれ一対づつ配置され、さらに各
移動体24A,24Bの移動方向前後位置(すなわち、
被吊持部材の左右位置)に対応する水平支持フレーム1
0には、それぞれ固定側案内滑車45〜48が配置され
ている。
28の上面の左右位置には、それぞれ吊持用滑車41
A,41B,42A,42Bが配置されるとともに、こ
れら各係合具22A,22Bに対応する各移動体24
A,24Bには、各吊持用滑車41A,41B,42
A,42Bに対応して移動側案内滑車43A,43B,
44A,44Bがそれぞれ一対づつ配置され、さらに各
移動体24A,24Bの移動方向前後位置(すなわち、
被吊持部材の左右位置)に対応する水平支持フレーム1
0には、それぞれ固定側案内滑車45〜48が配置され
ている。
【0021】そして、一端部が上記一方のウインチドラ
ム27Aに固定された第1ワイヤー31の他端部を第1
移動体24Aおよび第1係合具22Aにおける移動側案
内滑車43A、吊持用滑車41Aおよび移動側案内滑車
43Aに順次巻装した後、第2シリンダー装置52に連
結され、また一端部が一方のウインチドラム27Aに固
定された第2ワイヤー32の他端部を第1移動体24A
および第1係合具22Aにおける移動側案内滑車44
A、吊持用滑車42Aおよび移動側案内滑車44Aに順
次巻装した後、第3シリンダー装置53に連結されてい
る。
ム27Aに固定された第1ワイヤー31の他端部を第1
移動体24Aおよび第1係合具22Aにおける移動側案
内滑車43A、吊持用滑車41Aおよび移動側案内滑車
43Aに順次巻装した後、第2シリンダー装置52に連
結され、また一端部が一方のウインチドラム27Aに固
定された第2ワイヤー32の他端部を第1移動体24A
および第1係合具22Aにおける移動側案内滑車44
A、吊持用滑車42Aおよび移動側案内滑車44Aに順
次巻装した後、第3シリンダー装置53に連結されてい
る。
【0022】さらに、一端部が他方のウインチドラム2
7Bに固定された第3ワイヤー33の他端部は第2移動
体24Bおよび第2係合具22Bにおける移動側案内滑
車43B、吊持用滑車41Bおよび移動側案内滑車43
Bに順次巻装した後、第5シリンダー装置55に連結さ
れ、また一端部が他方のウインチドラム27Bに固定さ
れた第4ワイヤー34の他端部が第2移動体24Bおよ
び第2係合具22Bにおける移動側案内滑車44B、吊
持用滑車42Bおよび移動側案内滑車44Bに順次巻装
した後、第6シリンダー装置56に連結されている。
7Bに固定された第3ワイヤー33の他端部は第2移動
体24Bおよび第2係合具22Bにおける移動側案内滑
車43B、吊持用滑車41Bおよび移動側案内滑車43
Bに順次巻装した後、第5シリンダー装置55に連結さ
れ、また一端部が他方のウインチドラム27Bに固定さ
れた第4ワイヤー34の他端部が第2移動体24Bおよ
び第2係合具22Bにおける移動側案内滑車44B、吊
持用滑車42Bおよび移動側案内滑車44Bに順次巻装
した後、第6シリンダー装置56に連結されている。
【0023】また、上記水平支持フレーム10の各移動
体24A,24Bの両側部に対応する位置においては、
各ワイヤー31〜34をそれぞれ案内する固定側案内滑
車45〜48が一対づつ配置されている。
体24A,24Bの両側部に対応する位置においては、
各ワイヤー31〜34をそれぞれ案内する固定側案内滑
車45〜48が一対づつ配置されている。
【0024】なお、上記各シリンダー装置51〜56と
しては、例えば油圧シリンダーが使用されている。次
に、吊り下げ動作を、図3に基づき説明する。
しては、例えば油圧シリンダーが使用されている。次
に、吊り下げ動作を、図3に基づき説明する。
【0025】例えば、支柱材Aを吊り下げる場合、まず
両側に突設された梁部Bのフランジ部Cの前部および後
部を、係脱用シリンダー装置30により、保持体29同
士を互いに接近させて保持する。
両側に突設された梁部Bのフランジ部Cの前部および後
部を、係脱用シリンダー装置30により、保持体29同
士を互いに接近させて保持する。
【0026】そして、この状態で、単に、ウインチドラ
ム27A,27Bだけを回転させれば、矢印cにて示す
ように、支柱材Aを昇降させることができる。そして、
支柱材Aを吊り下げた状態で、第1および/または第4
シリンダー装置51,54を作動させて移動体24A,
24Bを適当に移動させれば、矢印dにて示すように、
水平面内で回転、すなわちヨーイングさせることができ
る。
ム27A,27Bだけを回転させれば、矢印cにて示す
ように、支柱材Aを昇降させることができる。そして、
支柱材Aを吊り下げた状態で、第1および/または第4
シリンダー装置51,54を作動させて移動体24A,
24Bを適当に移動させれば、矢印dにて示すように、
水平面内で回転、すなわちヨーイングさせることができ
る。
【0027】なお、このとき、移動体24A,24Bが
左右に移動した場合でも、各移動側案内滑車43A,4
3B,44A,44Bの両側に配置されている固定側移
動滑車45〜48間のワイヤー31〜34の長さは変化
しない。すなわち、各係合具22A,22Bの上下方向
の位置は変化しない。
左右に移動した場合でも、各移動側案内滑車43A,4
3B,44A,44Bの両側に配置されている固定側移
動滑車45〜48間のワイヤー31〜34の長さは変化
しない。すなわち、各係合具22A,22Bの上下方向
の位置は変化しない。
【0028】また、第2および第3シリンダー装置5
2,53を一緒に、並びに/または第5および第6シリ
ンダー装置55,56を一緒に作動させて、係合具22
A,22Bを適当に昇降させれば、矢印eにて示すよう
に、支柱材Aをピッチングさせることができる。
2,53を一緒に、並びに/または第5および第6シリ
ンダー装置55,56を一緒に作動させて、係合具22
A,22Bを適当に昇降させれば、矢印eにて示すよう
に、支柱材Aをピッチングさせることができる。
【0029】さらに、第2若しくは第3シリンダー装置
52,53の一方、および/または第5若しくは第6シ
リンダー装置55,56の一方を作動させることによ
り、任意の係合具22A,22Bを鉛直面内において傾
動させることができ、すなわち矢印fにて示すように、
支柱材Aをローリングさせることができる。
52,53の一方、および/または第5若しくは第6シ
リンダー装置55,56の一方を作動させることによ
り、任意の係合具22A,22Bを鉛直面内において傾
動させることができ、すなわち矢印fにて示すように、
支柱材Aをローリングさせることができる。
【0030】このように、被吊持部材を保持する前後部
の係合具を、それぞれ一対のワイヤーを介して吊持する
とともに、各ワイヤーの端部をシリンダー装置に連結
し、かつ係合具を水平支持フレーム側に支持している案
内滑車を移動体に設けたので、上記シリンダー装置によ
り各ワイヤーの端部を引っ張ることにより、および移動
体を移動させることにより、被吊持部材の姿勢を自由に
コントロールすることができる。
の係合具を、それぞれ一対のワイヤーを介して吊持する
とともに、各ワイヤーの端部をシリンダー装置に連結
し、かつ係合具を水平支持フレーム側に支持している案
内滑車を移動体に設けたので、上記シリンダー装置によ
り各ワイヤーの端部を引っ張ることにより、および移動
体を移動させることにより、被吊持部材の姿勢を自由に
コントロールすることができる。
【0031】
【発明の効果】以上のように本発明の構成によると、被
吊持部材を保持する前後部の係合具を、それぞれ一対の
吊持用滑車および一対のワイヤーを介して吊持するとと
もに、各ワイヤーの端部をそれぞれシリンダー装置に連
結し、かつ各係合具は水平支持フレーム側に移動自在に
設けられた移動体に設けられた移動側案内滑車により吊
持するようにしているので、上記シリンダー装置により
各ワイヤーの端部を引っ張るとともに、移動体を移動さ
せることにより、被吊持部材の姿勢を自由にコントロー
ルすることができ、したがって組立作業を非常に容易に
かつ迅速に行うことができる。
吊持部材を保持する前後部の係合具を、それぞれ一対の
吊持用滑車および一対のワイヤーを介して吊持するとと
もに、各ワイヤーの端部をそれぞれシリンダー装置に連
結し、かつ各係合具は水平支持フレーム側に移動自在に
設けられた移動体に設けられた移動側案内滑車により吊
持するようにしているので、上記シリンダー装置により
各ワイヤーの端部を引っ張るとともに、移動体を移動さ
せることにより、被吊持部材の姿勢を自由にコントロー
ルすることができ、したがって組立作業を非常に容易に
かつ迅速に行うことができる。
【図1】本発明の一実施例における組立作業用クレーン
装置の全体側面図である。
装置の全体側面図である。
【図2】図1のD−D矢視図である。
【図3】同実施例における組立作業用クレーン装置のワ
イヤー掛けを示す要部斜視図である。
イヤー掛けを示す要部斜視図である。
【図4】従来における組立作業用クレーン装置を示す一
部切欠斜視図である。
部切欠斜視図である。
1 クレーンガーダ 2 作業階 6 横行台車 9 旋回ポスト 10 水平支持フレーム 21 吊持装置 22A 第1係合具 22B 第2係合具 23 ウインチ装置 24A 第1移動体 24B 第2移動体 27A,27B ウインチドラム 31〜34 ワイヤー 41A,41B 吊持用滑車 42A,42B 吊持用滑車 43A,43B 移動側案内滑車 44A,44B 移動側案内滑車 45〜48 固定側案内滑車 51〜56 シリンダー装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山田 真人 東京都千代田区神田司町2−3 株式会 社大林組 東京本社内 (72)発明者 池田 裕明 東京都千代田区神田司町2−3 株式会 社大林組 東京本社内 (72)発明者 川原 孝則 大阪府大阪市此花区西九条5丁目3番28 号 日立造船株式会社内 (72)発明者 村上 修 大阪府大阪市此花区西九条5丁目3番28 号 日立造船株式会社内 (72)発明者 塚本 哲夫 大阪府大阪市此花区西九条5丁目3番28 号 日立造船株式会社内 (56)参考文献 特開 昭53−55861(JP,A) 特開 昭55−20416(JP,A) 特開 平4−12989(JP,A) 特開 平4−11168(JP,A) 実開 平2−4887(JP,U) 実開 平1−99888(JP,U)
Claims (1)
- 【請求項1】クレーンガーダ上で走行自在に設けられた
横行台車に、旋回自在にされた旋回ポストを吊持し、こ
の旋回ポストの下端部に支持フレームを設け、この支持
フレームに、被吊持部材の前部および後部に係脱自在に
された第1および第2係合具の左右部をそれぞれ吊持用
滑車を介して吊持する4本の第1〜第4索体を巻取るウ
インチドラムを設け、被吊持部材の前部および後部に対
応する位置で上記支持フレームに、第1および第4シリ
ンダー装置に連結されて左右方向で移動自在にされた第
1および第2移動体を設け、これら第1および第2移動
体の左右部に、各係合具に設けられた吊持用案内滑車に
対応して移動側案内滑車をそれぞれ設け、一端部がウイ
ンチドラムに固定された第1索体の他端部を第1移動体
および第1係合具における各一方の移動側案内滑車およ
び吊持用滑車に巻装した後、第2シリンダー装置に連結
し、一端部がウインチドラムに固定された第2索体の他
端部を第1移動体および第1係合具における各他方の移
動側案内滑車および吊持用滑車に巻装した後、第3シリ
ンダー装置に連結し、一端部がウインチドラムに固定さ
れた第3索体の他端部を第2移動体および第2係合具に
おける各一方の移動側案内滑車および吊持用滑車に巻装
した後、第5シリンダー装置に連結し、一端部がウイン
チドラムに固定された第4索体の他端部を第2移動体お
よび第2係合具における各他方の移動側案内滑車および
吊持用滑車に巻装した後、第6シリンダー装置に連結
し、かつ上記支持フレームの各移動体の両側部に対応す
る位置で、各索体をそれぞれ案内する固定側案内滑車を
設けたことを特徴とする組立作業用クレーン装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6767692A JP2604514B2 (ja) | 1992-03-26 | 1992-03-26 | 組立作業用クレーン装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6767692A JP2604514B2 (ja) | 1992-03-26 | 1992-03-26 | 組立作業用クレーン装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05270784A JPH05270784A (ja) | 1993-10-19 |
JP2604514B2 true JP2604514B2 (ja) | 1997-04-30 |
Family
ID=13351842
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6767692A Expired - Fee Related JP2604514B2 (ja) | 1992-03-26 | 1992-03-26 | 組立作業用クレーン装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2604514B2 (ja) |
-
1992
- 1992-03-26 JP JP6767692A patent/JP2604514B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05270784A (ja) | 1993-10-19 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |