JP2604419Y2 - 塗布具 - Google Patents

塗布具

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JP2604419Y2
JP2604419Y2 JP1993063169U JP6316993U JP2604419Y2 JP 2604419 Y2 JP2604419 Y2 JP 2604419Y2 JP 1993063169 U JP1993063169 U JP 1993063169U JP 6316993 U JP6316993 U JP 6316993U JP 2604419 Y2 JP2604419 Y2 JP 2604419Y2
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liquid
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applicator
shaft
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直樹 加藤
正幸 川崎
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Pentel Co Ltd
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Pentel Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、墨液、絵の具、インキ
などの筆記液、アイライナー、リップカラーなどの化粧
液、筆跡修正液、接着剤といった液体の塗布具に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、塗布体の後部に液体吸蔵体を連設
し、この液体吸蔵体の後方に、液体収容部を形成し、前
記液体吸蔵体と、前記液体収容部とを貫通孔または弁な
どで連通した塗布具が知られている。例えば、実公昭5
6−16305号公報など。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】初めて使用するとき、
塗布可能になる程度、液体が塗布体に供給される迄に時
間がかかることである。上記塗布具は、使用者の手に渡
るまでに、製造後、輸送や店頭での陳列などの期間保存
されている。そこで、品質上の、例えば、液体の蒸発
や、塗布体からの液体の洩れによる汚損といった問題を
発生しないように、塗布体と液体収容部とを遮断するこ
とが多くなされている。例えば、液体吸蔵体と液体収容
部とを貫通孔で連通している場合は、貫通孔に栓を嵌め
たり、液体吸蔵体と液体収容部とが弁で連通している場
合は、弁を閉じておくなどである。
【0004】ところが、このように塗布体と液体収容室
とを遮断している塗布具を初めて使用するとき、塗布体
には液体が浸透していないので、まず、塗布体に液体を
塗布が可能になるまで供給する必要がある。しかし、使
おうと思ったときに、すぐに使えないことは、使用でき
るようになる迄の時間が長時間ではないとは言え、決し
て快いものではない。本考案は、初めて使用するとき、
より短時間に塗布体に液体を塗布が可能になるまで供給
できる塗布具を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、貫通孔前部に
塗布体を挿入固定し、この塗布体の後部に液体吸蔵体を
連接した前軸と、先端に突出筒部を有すると共に、この
突出筒部内壁に弁を有する液体収容部を形成した後軸と
を固着してなる塗布具であって、前記液体吸蔵体の後部
に、前記後軸の突出筒部を挿入してなる塗布具を要旨と
するものである。
【0006】
【作用】本考案に係る塗布具は、塗布体と液体収容部と
の間の液体吸蔵体の軸方向の長さを、液体吸蔵体の後部
に、突出筒部を挿入する事によって、塗布体と液体収容
部との間の長さより短く形成しているので、より短時間
塗布が可能になるよう液体を塗布体に供給できる。
【0007】
【実施例】以下、本考案を添付図面を参照して説明す
る。図1は、本発明の実施例を示す塗布具の縦断面図で
ある。参照符号1は繊維製ペン先、筆穂、発泡体製塗布
先などよりなる塗布体である。塗布体1は前方(図中上
方向)が小径で後方が大径である前軸2の貫通孔3前部
に挿入されている。
【0008】前記前軸2の貫通孔3内壁には、軸方向の
リブ4が複数形成され、この複数のリブ4の間で前軸2
の内部と塗布具の外部とが連通するようになっており、
リブ4の段部と塗布体1の段部とが当接して、塗布体1
が固定されている。
【0009】塗布体1の後方には、繊維収束体である中
綿や、軟質樹脂の多孔質体などよりなる液体吸蔵体5が
連設されており、塗布体1の後部は液体吸蔵体5の前端
に挿入されている。
【0010】液体吸蔵体5の後方には、前方への突出筒
部6を有する蓋体7が配置されている。前記突出筒部6
は、その前部を前記液体吸蔵体5の後部に挿入されてお
り、前記蓋体7は、前軸2の後端と、後軸8内壁の段部
とに挾着固定され、後軸8内部に形成された液体収容室
9の蓋体となっている。
【0011】突出筒部6の内壁下部には座部6aが形成
されており、この座部6aは、前記突出筒部6の内部に
摺動自在に配置され、弾撥部材10によって後方に付勢
される弁体11に設けられた弁部11aと当接し、弁を
構成している。
【0012】弁体11は、その後方筒部11bが蓋体7
を貫通して液体収容部9内へ延設しており、後方筒部1
1bの後部は液体収容部9内に配置された管状の弁開放
体12前端に挿入固定されている。
【0013】この弁開放体12は、その後部を、液体収
容部9の底部13の有底筒状部13a内部に挿入されて
いる。弁開放体12の後端と、前記有底筒状部13aの
底面とは、僅かな間隙を有している。これは、弁開放の
ために有底筒状部13aを前方へ押圧するときの遊びで
ある。尚、弁開放体12と有底筒状部13aとを固定す
ることもできる。この場合、弁開放体12は、弁体11
の後方筒部11bに固定されていてもいなくともよい。
【0014】前記液体収容部9の底部13は、有底筒状
部13aと液体収容部9内壁とを連結する薄膜の波状ひ
んじ部13bとから一体に形成されており、このひんじ
部13bによって、有底筒状体13aは軸方向に弾性的
に移動できるようになっている。
【0015】後軸8の後端開口部には尾栓14が挿入固
定されている。この尾栓14は、有底筒体状の押圧冠1
4aと鍔付き筒体状の尾冠14bとが切り離し可能な薄
膜部14cを介して一体に形成されたものである。この
尾栓14は、尾冠14bの外壁と、後軸8の内壁とが密
着し、尾冠14bの後端鍔部が、後軸8の後端面と当接
するように後軸8に挿入固定されている。
【0016】参照符号15はキャップである。キャップ
15は、使用しないときには塗布体1保護するために前
軸2に被冠するが、使用するときには、開口部を押圧冠
14aと尾冠14bとの間隙に挿入し、ノック体として
使用する。勿論、キャップ15をノック体として用い
ず、押圧冠14aを押圧しても良いが、キャップ15を
ノック体として使用した場合、キャップ15の紛失がな
くなり好ましい。
【0017】次に、使用方法について説明する。図1の
状態でキャップ15に押圧力を付与すると、尾栓14の
押圧冠14aと尾冠14bとを一体化している薄膜部1
4cが破れ、尾栓14は、押圧冠14aと尾冠14bと
に分離する。
【0018】更にキャップ15を押圧すると、有底筒状
体13aが前進し、有底筒状体13aの底面が、弾撥体
10の付勢力に抗して、弁開放体12および弁体11を
前進させ、弁部11aと座部6aとを離間し弁を開放す
る。
【0019】弁が開放されると、液体収容9内の液体
は、突出筒部6内を通り、液体吸蔵体5内に吐出され、
更に、液体吸蔵体5を経て塗布体1に供給され塗布が可
能になる。
【0020】本考案の塗布具において、液体は、突出筒
部6内においては、流出に対する抵抗がなく、また、突
出筒部6先端から塗布体1までの液体吸蔵体5の距離も
短いので、塗布体1に達するまでの時間が短く、短時間
で塗布が可能になる。
【0021】尚、本実施例においては、突出筒部6を液
体吸蔵体5の後部に挿入しているが、液体吸蔵体5が、
繊維収束体である中綿の場合は圧入でもよいが、軟質樹
脂の多孔質体の場合は、突出筒部6を挿入できる穴を形
成しても良い。
【0022】また、突出筒部6を中綿に圧入した場合、
突出筒部6の先端の近傍の中綿は押圧力によって押し潰
され、その部分の毛細管力(繊維密度)が強く(高く)
なっている。このために、液体吸蔵体5での液体吐出に
よる液体と空気との交換が、上記液体吸蔵体5の繊維密
度が高くなっている部分と他の部分との境界面で抑制さ
れ、連続してノックして液体を吐出すると液体収容部9
内は空気が入らないため負圧となって液体の吐出が低下
する。従って、連続してノックしても過剰な液体が塗布
体1および液体吸蔵体5に供給されることがなく、塗布
体1からの液体のボタ落ちという問題が発生しない。勿
論、使用するなど、連続ノックから時間が経てば、上記
液体吸蔵体5の繊維密度が高くなっている部分でも液体
と空気との交換が行なわれ、新たにノックした場合、液
体は吐出される。
【0023】液体吸蔵体5において、突出筒部6の先端
近傍の毛細管力を他の部分より強くするには、上記の方
法以外、毛細管力の強い液体吸蔵体と、毛細管力の弱い
液体吸蔵体との2部材を組み合わせて液体吸蔵体を形成
しても良い。
【0024】以上、実施例の説明を行なったが、本考案
の要旨を逸脱しない範囲でその他にも種々なせる。例え
ば、上記実施例においては、液体吸蔵体と液体収容室と
を弁で連通し、後端をノックして弁を開放する所謂後端
ノック式塗布具で説明したが、ノック部を後軸の側面に
形成してサイドノック式塗布具となしても良いし、弁を
用いずに、液体吸蔵体と液体収容部とを貫通孔で連通
し、後軸を可撓性材で形成して後軸を押圧して液体を供
給する型の塗布具となすこともできる。更に、後軸を外
装体内に収容する、交換可能な液体タンクとしてもよ
い。
【0025】
【考案の効果】本考案に係る塗布具は、液体収容部より
の液体の吐出孔を突出筒部とし、この突出筒部を液体吸
蔵体の後部に挿入してなるので、初めて使用するとき、
短時間で塗布が可能になるという実用上優れた塗布具で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の一実施例を示す縦断面図
【符号の説明】
1 塗布体 2 前軸 3 貫通孔 4 リブ 5 液体吸蔵体 6 突出筒部 6a 座部 7 蓋体 8 後軸 9 液体収容室 10 弾撥部材 11 弁体 11a 弁部 11b 後方筒部 12 弁開放体 13 底部 13a 有底筒状部 13b ひんじ部 14 尾栓 14a 押圧冠 14b 尾冠 14c 薄膜部 15 キャップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B05C 17/00 - 17/015 A45D 34/04 525 B43K 8/02 B43L 19/00

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 貫通孔前部に塗布体を挿入固定し、この
    塗布体の後部に液体吸蔵体を連接した前軸と、先端に突
    出筒部を有すると共に、この突出筒部内壁に弁を有する
    液体収容部を形成した後軸とを固着してなる塗布具であ
    って、前記液体吸蔵体の後部に、前記後軸の突出筒部を
    挿入してなる塗布具。
JP1993063169U 1993-10-29 1993-10-29 塗布具 Expired - Lifetime JP2604419Y2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007245376A (ja) * 2006-03-13 2007-09-27 Pilot Ink Co Ltd 直液式筆記具
JP2007245375A (ja) * 2006-03-13 2007-09-27 Pilot Ink Co Ltd 直液式筆記具

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007245376A (ja) * 2006-03-13 2007-09-27 Pilot Ink Co Ltd 直液式筆記具
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