JPH09314029A - ノック式塗布具 - Google Patents

ノック式塗布具

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JPH09314029A
JPH09314029A JP8158881A JP15888196A JPH09314029A JP H09314029 A JPH09314029 A JP H09314029A JP 8158881 A JP8158881 A JP 8158881A JP 15888196 A JP15888196 A JP 15888196A JP H09314029 A JPH09314029 A JP H09314029A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coating liquid
valve
valve opening
opening body
liquid storage
Prior art date
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Pending
Application number
JP8158881A
Other languages
English (en)
Inventor
Naoki Kato
直樹 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pentel Co Ltd
Original Assignee
Pentel Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 弁開放体が、ノックによる押圧収縮動作を、
正確に弁機構に伝達できる様にし、弁開放不足による筆
跡カスレや、弁開放体の塗布液収容部内壁乗り上げ等の
原因による液洩れを防止するノック式塗布具を提供す
る。 【解決手段】 座部を形成した部材と、前記座部に弾撥
的に当接する弁部を形成した弁体とよりなる弁機構を、
塗布液収容部と塗布体との間に介在させ、前記弁体に押
圧力を伝達する弁開放体を前記塗布液収容部内に配置
し、前記塗布液収容部の底部に設けた可動部に押圧力を
加え、前記弁開放体に前記弁機構開放の前進力を付与し
てなる塗布具であって、前記弁開放体に、前記塗布液収
容部の底部に向かって縮径するテーパー形状を有する振
れ防止部を設けたことを特徴とするノック式塗布具。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、墨液、絵の具、イ
ンキなどの筆記液、アイライナー、リップカラーなどの
化粧液といった塗布液の塗布具に関するものである。更
に詳細には、ペン先などの塗布体と、直接塗布液を収容
する塗布液収容部との間に弁機構を配置し、押圧部を押
圧することにより弁機構を開放し塗布体に塗布液を供給
するノック式塗布具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、内部に一部が蛇腹状弾撥部となっ
ている塗布液収容部を形成した軸筒の先端に塗布体を取
り付け、この塗布体と塗布液収容部との間に、弁体と弁
座を形成した部材とが圧接して弁を構成する弁機構を設
け、押圧によって蛇腹状弾撥部を圧縮することによって
前記弁機構を開放し、塗布液収容部の塗布液を塗布体に
供給するようなしたノック式塗布具が多数知られてい
る。例えば、実公昭57−55114号公報など。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の様な塗布具は、
非使用時、塗布液収容部は弁機構によって密閉されてい
るが、使用時、軸筒後方に設けた蛇腹状弾撥部を押圧収
縮し、弁開放体の前進に伴って弁体が前進して弁機構が
開放し、塗布液収容部の塗布液を塗布体に供給するもの
である。この時、前記蛇腹状弾撥部の押圧収縮の動作を
弁開放体が正確に弁機構に伝達して、弁の開閉を行う必
要がある。
【0004】ところで、上記の様な塗布具の場合、塗布
液が塗布体へ十分に供給されず筆記カスレが発生する事
がある。これは、弁開放体が塗布液収容部内部で左右に
振れて斜めの位置になり、塗布液収容部の蛇腹状弾撥部
への押圧力が弁開放体に伝わるまでの距離が長くなり、
その結果、弁開放体の移動距離が確保されず、十分に弁
開放を行えないことが原因である。また、塗布体から液
洩れを発生する事がある。これは、弁開放体が振れる事
により、弁開放体が塗布液収容部内壁に乗り上げてしま
い、弁開放体に前進力が加わり弁機構が開放されたまま
となり、塗布液が常に塗布体に供給されることが原因で
ある。すなわち、上記筆記カスレも液洩れも弁開放体の
振れによって弁機構の開放が意図的に制御出来なくなっ
たとき発生する問題である。そして、上記のような問題
の発生する原因の一つに、弁開放体を塗布液収容部に挿
入する際、塗布液収容部開口端に弁開放体がぶつかっ
て、弁開放体が曲がったり、歪んだりすることが挙げら
れる。
【0005】本発明は、弁開放体が、ノックによる押圧
収縮動作を、正確に弁機構に伝達できる様にし、弁開放
不足による筆跡カスレや、弁開放体の塗布液収容部内壁
乗り上げ等の原因による液洩れを防止するノック式塗布
具を提供する。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、座部を形成し
た部材と、前記座部に弾撥的に当接する弁部を形成した
弁体とよりなる弁機構を、塗布液収容部と塗布体との間
に介在させ、前記弁体に押圧力を伝達する弁開放体を前
記塗布液収容部内に配置し、前記塗布液収容部の底部に
設けた可動部に押圧力を加え、前記弁開放体に前記弁機
構開放の前進力を付与してなる塗布具であって、前記弁
開放体に、前記塗布液収容部の底部に向かって縮径する
テーパー形状を有する振れ防止部を設けたことを特徴と
するノック式塗布具を要旨とする。
【0007】
【作用】本発明に係るノック式塗布具は、弁開放体に振
れ防止部を設けているため、製品使用時に弁開放体が塗
布液収容部内部で振れることが防止される。また、製品
組立時においても、弁開放体が振れ防止部によって、塗
布液収容部内に偏心することなく挿入されるので、ノッ
ク時の押圧収縮動作が弁機構に正確に伝達できる。さら
に、振れ防止部は、塗布液収容部の底部に向かって縮径
するテーパー形状を有しているので、弁開放体を液体収
容部に挿入するとき、液体収容部の挿入口に弁開放体の
振れ防止部が衝突しても、テ−パ−によってひっかかり
難いため、弁開放体に曲がりや歪みが発生し難い。
【0008】
【実施例】以下、本考案を添付図面を参照して詳細に説
明する。図1は、本発明の一実施例を示すノック式塗布
具の縦断面図であり、図2は、そのA−A断面図であ
る。参照符号1は、アクリル繊維、ポリエステル繊維、
ナイロン繊維、レーヨン系繊維などの繊維結束体や、ウ
レタン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ナイロン系樹脂、
セラミックなどの成形体などよりなる塗布体である。塗
布体1は前方(図中上方向)が小径で後方が大径である
前軸2の先端貫通孔3の小径の部分に挿入されている。
【0009】前記前軸2の先端貫通孔3内壁には、複数
のリブ4が軸長手方向に形成されており、この複数のリ
ブ4が空気流通孔となっている。
【0010】塗布体1の後方には、アクリル繊維、ポリ
エステル繊維、ナイロン繊維、レーヨン系繊維などの繊
維束体である中綿や、ウレタン系樹脂などの軟質樹脂の
連通気孔多孔質体などよりなる塗布液吸蔵体5が配置さ
れ、塗布体1の後部は塗布液吸蔵体5の前部に挿入され
ている。
【0011】塗布液吸蔵体5の後方には、前方への突出
筒部6を有する蓋体7が配置されている。前記突出筒部
6は、その前部が前記塗布液吸蔵体5の後部に挿入され
ており、前記蓋体7は、前軸2の後端及び後軸8の内壁
に圧入嵌合され、後軸8内部に形成された塗布液収容部
9の蓋体となっている。
【0012】前記突出部6の内壁下部には座部6aが形
成されている。この座部6aは、前記突出筒部6の内部
に摺動自在に配置され、コイルバネなどの弾撥部材10
によって後方に付勢される弁体11に設けられた弁部1
1aと当接し、弁機構を構成している。
【0013】この弁機構は、前記塗布液収容部9の塗布
液吐出口であり、連続する突出筒部6の開口端が実質的
な塗布液吐出口となっている。
【0014】弁体11は、その後方部11bが蓋体7を
貫通して塗布液収容部9内へ延設されており、後方部1
1bの後部は塗布液収容部9内に配置された棒状の弁開
放体12の前端凹部に挿入固定されている。
【0015】この弁開放体12は、その後部が塗布液収
容部9の底部である可動部13の有底筒状部13a内部
に挿入されている。弁開放体12の後端12bと、前記
有底筒状部13aの底面とは、僅かな間隔を有してい
る。これは、弁機構開放のため有底筒状部13aを前方
へ押圧するときの遊びである。尚、可動部13はノック
動作を弁開放体12に伝達する部分であり、前記有底筒
状部13aと薄肉部13bとよりなり塗布液収容部9内
壁に後軸8と一体に形成されている。
【0016】本実施例における振れ防止部14は、弁開
放体12の後方に設けた4つの突起14aと、この突起
14aに連設するテ−パ−部14bとよりなっており、
このテ−パ−部14bは、弁開放体12の後方に向かっ
て縮径するように形成されている。この振れ防止部14
は、弁開放体12の塗布液収容部9内部における偏心を
防止するものであり、更に、テ−パ−部14bは、弁開
放体12を塗布液収容部9に挿入するとき振れ防止部1
4が塗布液収容部9端部と衝突してもひっかからないよ
うにして、弁開放体12の曲がりや歪みの発生を防止す
るものである。この4つの突起は十字方向に設けてお
り、塗布液収容部9の内壁に対し弁開放体12が振れて
偏心しないよう、その先端と塗布液収容部内壁との間が
僅かな間隙となるよう形成している。尚、この十字方向
に設けた突起14aは、どれか1つもしくは2つが、他
の突起と形成位置が前後にずれている方が成形加工上好
ましい。
【0017】前記弁開放体12の後部12aは、有底筒
状部13aの開口径より細くすることによって、組立
時、弁開放体12を塗布液収容部9に挿入した際に、前
記振れ防止部14と、塗布液収容部9内壁との間の僅か
な間隙に起因する若干の振れが発生しても、後部12a
が有底筒状部13aに確実に挿入が可能となり製品組立
が容易にできる。更に、弁開放体12の後端12bは、
R形状か、先が尖った形状であると有底筒状部13aに
挿入し易く、製品組立上好ましい。尚、弁開放体12の
突起部12cは、弾撥部材10の係止部である。
【0018】前記可動部13の後方に延在している後軸
8の後端開口部には尾栓15が挿入固定されている。こ
の尾栓15は、有底筒状の押圧冠15aと鍔付き筒体状
の尾栓15bとが切り放し可能な薄膜部15cを介して
一体成形されたものである。この尾栓15は、尾冠15
bの外壁と、後軸8の内壁とが密着し、尾冠15bの後
端鍔部が、後軸8の後端面と当接するように後軸8に挿
入固定されている。
【0019】次に使用方法について説明する。尾栓15
に押圧力を付与すると、尾栓15の押圧冠15aと尾冠
15bとを一体化している薄膜部15cが破れ、尾栓1
5は、押圧冠15aと尾冠15bとに分離する。
【0020】更に、押圧冠15aを押圧すると、可動部
13の薄肉部13bが変形すると共に有底筒状部13a
が前進し、有底筒状部13aの底面が、弾撥体10の付
勢力に抗して、弁開放体12及び弁体11を前進させ、
弁部11aと座部6aとを離間し弁機構を開放する。こ
の時、弁開放体12は振れ防止部14によって振れが防
止されながら塗布液収容部9内を移動する。
【0021】弁機構が開放されると、塗布液収容部9内
の塗布液は、突出筒部6内を通り、塗布液吸蔵体5内に
吐出され、更に、塗布液吸蔵体5を経て塗布体1に供給
され塗布が可能となる。
【0022】尚、振れ防止部14は、塗布液収容部9内
で、弁開放体12の移動に伴って前後に動くので、塗布
液の撹拌作用がある。従って、振れ防止部14は、塗布
液として顔料インキなどのように沈降分離しやすい成分
を含んでいるものを使用した場合、沈降分離したものの
再分散を行なえるという効果がある。また、塗布液とし
てチキソトロピ−性の大きなものを用いた場合には、撹
拌によって塗布液の粘度が下がり、塗布液の吐出性が向
上するといった効果もある。
【0023】振れ防止部は、塗布液収容部の底部に向か
って縮径するテーパー形状を有していれば他の形状を採
用することも可能である。例えば、蔓状部材でこうもり
傘の骨のような構成を採用したり、円錐形状を採用した
りすることもできる。
【0024】振れ防止部以外の構造についても、上記実
施例に記載された以外の種々の構造を採用することが可
能である。例えば、上記実施例において、弁開放体は弁
体と結合しているが、逆に、稼働部の有底筒状部と結合
していても良い。
【0025】
【発明の効果】本発明に係るノック式塗布具は、弁開放
体に、前記塗布液収容部の底部に向かって縮径するテー
パー形状を有する振れ防止部を設けたので、製品使用時
に弁開放体が塗布液収容部内部で振れることが防止さ
れ、製品組立時においても、弁開放体が振れ防止部によ
って、塗布液収容部内に偏心することなく挿入されるの
で、ノック時の押圧収縮動作が弁機構に正確に伝達でき
る。更に、振れ防止部は、塗布液収容部の底部に向かっ
て縮径するテーパー形状を有しているので、弁開放体を
液体収容部に挿入するとき、液体収容部の挿入口に弁開
放体の振れ防止部が衝突しても、テ−パ−によってひっ
かかり難いため、弁開放体に曲がりや歪みが発生し難
い。従って、ノック時の押圧動作が弁機構に正確に伝達
できるのでカスレが発生しない。更に、弁開放体が塗布
液収容部内壁などに乗り上げたりしないので液洩れが発
生しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例の縦断面図。
【図2】 図1のA−A断面図。
【符号の説明】
1 塗布体 2 前軸 3 先端貫通孔 4 リブ 5 塗布液吸蔵体 6 突出筒部 6a 座部 7 蓋体 8 後軸 9 塗布液収容部 10 弾撥部材 11 弁体 11a 弁部 12 弁開放体 12a 後部 12b 後端 12c 突起部 13 可動部 13a 有底筒状部 13b 薄肉部 14 振れ防止部 14a 突起 14b テ−パ−部 15 尾栓 15a 押圧冠 15b 尾冠 15c 薄肉部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 座部を形成した部材と、前記座部に弾撥
    的に当接する弁部を形成した弁体とよりなる弁機構を、
    塗布液収容部と塗布体との間に介在させ、前記弁体に押
    圧力を伝達する弁開放体を前記塗布液収容部内に配置
    し、前記塗布液収容部の底部に設けた可動部に押圧力を
    加え、前記弁開放体に前記弁機構開放の前進力を付与し
    てなる塗布具であって、前記弁開放体に、前記塗布液収
    容部の底部に向かって縮径するテーパー形状を有する振
    れ防止部を設けたことを特徴とするノック式塗布具。
JP8158881A 1996-05-30 1996-05-30 ノック式塗布具 Pending JPH09314029A (ja)

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JP8158881A JPH09314029A (ja) 1996-05-30 1996-05-30 ノック式塗布具

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999062368A1 (fr) * 1998-06-02 1999-12-09 Pentel Kabushiki Kaisha Ustensile de teinture de cheveux

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999062368A1 (fr) * 1998-06-02 1999-12-09 Pentel Kabushiki Kaisha Ustensile de teinture de cheveux
US6431178B1 (en) 1998-06-02 2002-08-13 Pentel Kabushiki Kaisha Hair dyeing tool having dispensing mechanism

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