JP3385911B2 - ノック式塗布具 - Google Patents
ノック式塗布具Info
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Description
ンキなどの筆記液、アイライナー、リップカラーなどの
化粧液、筆跡修正液、接着剤といった塗布液を内蔵した
ノック式塗布具に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、内部に塗布液収容部を形成した軸
筒の先端開口部にペン先などの塗布体を固定し、この塗
布体と前記塗布液の収容部との間に弁機構を配置してな
る塗布具が知られている。この塗布具は、ノック部を押
圧して塗布液の収容部内に配置した可動部材を移動する
ことにより弁機構を開放して、塗布液をその収容部より
塗布体側に吐出させ筆記可能とするものである。ところ
で、この種の塗布具は、長期間使用していないときや、
キャップをはずして放置したとき、塗布体内部及び塗布
体と軸筒先端開口部内壁との間の塗布液流出路内に貯留
した塗布液が、水分や溶剤分の蒸発により固化物やゲル
化物、粘稠化物を生じて前記塗布液流通路を塞ぐため、
塗布液の流出が阻害されるという問題があった。 【0003】上記問題を解決するものとして、種々の提
案がなされている。例えば、実公平2−309号公報に
は、弁体を固定した含液機能を有する筆記体を軸筒先端
孔に摺動自在に挿入し、該筆記体外面と軸筒先端孔内面
間に顔料インキ流通路を形成し、弾発体軸筒の少なくと
も一部を弾性体となし、該軸筒を押圧することにより弾
発体を変位し、弁体と筆記体を同時に摺動し得る如くな
したサイドノック弁付筆記具を要旨とする考案が記載さ
れている。この考案は、インキの流出路が乾燥固化した
インキの成分で塞がった場合、インキの固まりをはがし
たり、くずしたりしてインキ流通路を回復することによ
りインキを円滑に流通させる目的で、軸筒を押圧する開
弁操作と同時に塗布体を摺動するようなしたものであ
る。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記考
案の筆記具は、塗布体と軸筒先端部内壁との間の塗布液
流出路を回復する事はできるが、塗布体内部に貯留した
塗布液の固化物やゲル化物、粘稠化物に塞がれた塗布体
内部の塗布液流通路を回復することはできなかった。 【0005】特に、塗布体が筆穂であった場合、筆穂内
部に貯留した塗布液が固化やゲル化、粘稠化すると筆穂
を構成している繊維がお互いに固着してしまうため、塗
布液を円滑に塗布できなくなるおそれがあった。 【0006】本発明は、筆穂の繊維が、筆穂内部の塗布
液より生じた固化物やゲル化物、粘稠化物によって固着
し、塗布液を円滑に塗布できなくなった場合、筆穂の摺
動によって前記固化物やゲル化物、粘稠化物をはがした
り、くずしたりして、再度、塗布液を円滑に塗布できる
ようにするノック式塗布具を提供することを課題とす
る。 【0007】 【課題を解決するための手段】本発明は、内部に塗布液
収容部を形成した軸筒の先端開口部に筆穂を摺動自在に
配置し、この筆穂と前記収容部との間に弁機構を配置す
ると共に前記筆穂体を弁体と連設してなるノック式塗布
具おいて、軸筒先端開口部内壁に軸長手方向のリブを形
成し、このリブの頂点の内接円の直径を、前記筆穂の最
大径より小さくすると共に、そのリブの頂点を筆穂に食
い込ませたことを要旨とする。 【0008】 【作用】本発明に係るノック式塗布具は、ノック時、弁
体と連動して前進した筆穂に、軸筒先端開口部内壁に設
けた軸長手方向のリブが食い込む。そのため、筆穂が食
い込んだリブによって割られることになる。その際、筆
穂内部の塗布液より生じた固化物やゲル化物、粘稠物が
筆穂繊維からはがれまたはくずれるため、筆穂内部のイ
ンキ流通路が回復できる。また、軸筒先端開口部の端面
は、塗布時、筆穂のしなりの支点となるため、前記リブ
が筆穂に深く食い込んで筆穂が割れ、筆穂内部の固化物
やゲル化物、粘稠物が筆穂繊維からはがれたり、くずれ
たりして、塗布液の吐出とともに筆穂外部に排出される
ため、塗布後、筆穂が固着しにくくなる。更に、塗布体
が完全に固着して、筆穂の摺動や塗布時のリブの食い込
みによっても、筆穂内部の流通路を完全には回復できな
い場合、固着した筆穂を紙面に擦り付けてほぐす等の手
段が考えられる。その際、筆穂を摺動させながら前記手
段を講じることで、塗布時には軸筒内部に収容される部
分までほぐすことができ、固着した筆穂の比較的広い範
囲をほぐすことができる。 【0009】 【実施例】以下、本発明を、添付図面を参照して詳細に
説明する。図1乃至図3に本発明の実施例1を示す。図
1は、実施例1の非ノック時の縦断面図であり、図2は
実施例1のノック時の要部拡大縦断面図である。図3
は、実施例1に用いている後述する前軸の横断面図であ
る。参照符号1は、内部に塗布液収容部2を形成した後
軸である。この後軸1の先端開口部には、前方(図中上
方向)が小径で後方が大径であり、大径部外壁に鍔部3
aを設けた前軸3が、前記鍔部3aを後軸1先端端面に
当接する位置まで挿入固定されている。 【0010】前記前軸3と前記塗布液収容部2との間に
は、弁機構を配置している。この弁機構は、座部4aを
形成してなる蓋体4と、後述する弾発部材によって後方
に付勢されて、前記座部4aに弾発的に当接する弁部5
aを形成している弁体5とよりなっている。 【0011】蓋体4は、前方の小径筒状部4bと後方の
大径筒状部4cとよりなるものであり、この小径筒状部
4bの内壁に、内方に向かう周状突起部4dを形成し、
この周状突起部4dの前方側端面に前記座部4aを形成
している。この蓋体4は、大径筒状部4cによって後軸
1の内壁に圧入固定され、後軸1内部に形成された塗布
液収容部2の蓋体となっている。 【0012】弁体5は、前方筒状部5bと後方棒状部5
cとよりなるものであり、この前方筒状部5bと後方棒
状部5cとの間に弁部5aを形成している。そして、弁
体5の前方筒状部5bと弁部5aとは、前記蓋体4の、
小径筒状部4b内に摺動自在に配置され、かつ、弁体5
は、コイルバネなどの弾発部材6によって後方に付勢さ
れている。 【0013】前記弁体5の前方には、大径孔部7aと小
径孔部7bとからなる筒状の筆穂固定管7が、前記前軸
3内に小径孔部7bを前方にして摺動自在に配置されて
いる。この筆穂固定管7は、前記大径部7aの内側に、
前記弁体5の前方筒状部5bを圧入する形で、弁体5と
連接している。ただし、弁体5と筆穂固定管7との連接
は、上記のような圧入に限定されるものではなく、螺
合、嵌合、接着といった他の適宜手段によっても可能で
ある。 【0014】前記筆穂固定管7の内部には、鼬、馬、豚
などの天然繊維、ナイロン、ポリエチレンテレフタレー
ト、アクリル系繊維などの合成樹脂製繊維、あるいは前
記天然筆毛と合成樹脂製筆毛とを混ぜたものなどの繊維
を多数、長手方向に収束し、一方に、端面を熱溶着や接
着などの方法で固着して鍔部8aを形成したストレート
部8b設け、他方に、端面に近づくほど外径が細くなる
ようなテーパー部8cを設けた筆穂8を、非固着端面を
前方にして配置している。 【0015】この筆穂8は、前方部が前記前軸3の先端
開口部から突出し、後端部の鍔部8aが前記筆穂固定管
7の大径孔部7aと小径孔部7bとの境界の段部7cに
当接し、その段部7cと前記弁体5の前端面とで挟着固
定されている。 【0016】前軸3の先端開口部内壁には、軸長手方向
にリブ3bが複数、形成されている(図3参照)。その
リブ3bは、頂点の内接円の直径が前記筆穂8の最大外
径より小さくなる高さに形成されている。なお、リブの
高さは、高いほど穂先に食い込む量が大きくなるため、
粘稠物などをはがしたり、くずしたりする効果が大きく
なる。但し、リブの高さを高くすると、筆穂の割れが大
きくなり、塗布しにくくなったり、リブの数が増やせな
いなどの制約がある。従って、リブの高さや数は、使用
する塗布液の物性や、塗布具の用途に合わせ、上記条件
を満足する範囲内において適宜設定できる。 【0017】筆穂8は、非ノック時にはリブ3bとテー
パー部8bとが対峙し、筆穂8とリブ3bとは離れてい
るが、ノック時にはリブ3bと筆穂8の非テーパー部と
が対峙するようなしてある。従って、ノック時には、前
記リブ3bが筆穂8に食い込むことになる。 【0018】前記弁体5の後方棒状部5cは、前記後軸
1内に設けた塗布液収容部2内に配置した筒状部材9の
前方部に挿入固定されている。この筒状部材9は、その
後方部を、前記塗布液収容部2後端に形成した筒状部2
aの外側に挿入固定した蛇腹状可動部材10内に、前記
筒状部2aを貫通して挿入している。この蛇腹状可動部
材10にはノック冠11が被冠され、ノック部を構成し
ている。ただし、ノック部は、従来公知の方法を採用で
きるものであり、実施例に示す構造に限定されるもので
はない。 【0019】次に、実施例1の塗布具を使用する場合の
作用について説明する。ノック冠を押圧すると、蛇腹状
可動部材が収縮し筒状部材が前方に移動する。この筒状
部材の移動に伴って弁体が弾発部材の弾発力に抗して前
方に移動し、弁機構が開放される。このとき、筆穂は、
弁体と連接しているので、共に前進する。ここで、筆穂
の前進により前軸のリブが筆穂に食い込むため、筆穂は
前記リブが食い込んだ部分から先端方向に割れが生じた
状態になる。弁機構が開放されると、塗布液収容部内の
塗布液は、前軸内に移動し、筆穂繊維の間隙及び筆穂と
前軸の先端開口部内壁との隙間を通じて外部に吐出す
る。前軸の外部に吐出した塗布液は、筆穂の先端部に吸
蔵され塗布が可能になる。その際、筆穂内部に塗布液の
固化物やゲル化物、粘稠物が存在し、塗布液が流通する
空間が十分でない場合でも、筆穂にリブが食い込んだ部
分の固化物やゲル化物、粘稠物がはがれまたはくずれる
ため、その部分に塗布液が吸蔵され、塗布が可能にな
る。 【0020】図4、図5に、本発明の実施例2を示す。
実施例2は、上記実施例1において、筆穂8をテーパー
部のない筆穂108となした以外は実施例1と同様であ
る。実施例2は、前記実施例1に比較して、非ノック時
にも、前軸のリブが穂先に食い込んでいるため、穂先先
端部には割れが生じている。そのため、ノック時に前軸
内に吐出した塗布液が、ノックを解除した後も割れを通
じて筆穂先端に供給され、広い範囲の塗布をするときの
塗布液の吐出が安定する。また、ノック時、筆穂が前進
することで、前記リブが食い込む位置が相対的に筆穂の
後端方向に近づくため、筆穂先端の割れは、非ノック時
と比較して大きくなる。その際、割れが広がった部分に
存在する塗布液の固化物やゲル化物、粘稠物をはがしま
たはくずすため、前記実施例1と同様の効果が得られ
る。 【0021】リブの形状については、種々の形状を採用
することができる。例えば、頂点が鋭角なリブ203b
を形成した前軸203(図6参照)を用いた以外は実施
例1と同様になした場合、前記実施例1に比較して、ノ
ック時、筆穂が最初に接触するリブの頂点が鋭角である
ため、リブが筆穂に食い込む際の抵抗が少なく、筆穂が
不必要に変形しない。従って、頂点が鋭角なリブを用い
たものは、ノック解除時、筆穂がノック前の形状に復元
しやすいという特長を有する。 【0022】また、リブが、ストレート部303cとテ
ーパー部303dとからなるリブ303bを形成した前
軸303(図7参照)を用いた以外は実施例1と同様に
なした場合、前記実施例1に比較して、ノック時、筆穂
が前進したリブに接触した際、リブは筆穂に前記テーパ
ー部から食い込んでいくため、リブが筆穂に食い込む際
の抵抗が少なく、筆穂が不必要に変形しない。従って、
ノック解除時、筆穂がノック前の形状に復元しやすいと
いう特長を有する。 【0023】 【発明の効果】本発明に係るノック式塗布具は、上記の
ような構成となしたので、長期間保管したことによって
塗布液の流通孔が塞がってしまっても、容易に回復でき
る優れたものである。
図である。 【図3】本発明の実施例1の前軸の横断面図である。 【図4】本発明の実施例2の非ノック時の要部拡大縦断
面図である。 【図5】本発明の実施例2のノック時の要部拡大縦断面
図である。 【図6】本発明に用いる前軸の変形例の横断面図であ
る。 【図7】本発明に用いる前軸の他の変形例の要部縦断面
図である。 【符号の説明】 1 後軸 2 塗布液収容部 3 前軸 203 前軸 303 前軸 3b リブ 203b リブ 303b リブ 4 蓋体 4a 座部 5 弁体 5a 弁部 7 筆穂固定管 8 筆穂 108 筆穂 11 ノック冠
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 内部に塗布液収容部を形成した軸筒の先
端開口部に筆穂を摺動自在に配置し、この筆穂と前記収
容部との間に弁機構を配置すると共に前記筆穂体を弁体
と連設してなるノック式塗布具おいて、軸筒先端開口部
内壁に軸長手方向のリブを形成し、このリブの頂点の内
接円の直径を、前記筆穂の最大径より小さくすると共
に、そのリブの頂点を筆穂に食い込ませたことを特徴と
するノック式塗布具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12625397A JP3385911B2 (ja) | 1997-04-30 | 1997-04-30 | ノック式塗布具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12625397A JP3385911B2 (ja) | 1997-04-30 | 1997-04-30 | ノック式塗布具 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10297162A JPH10297162A (ja) | 1998-11-10 |
| JP3385911B2 true JP3385911B2 (ja) | 2003-03-10 |
Family
ID=14930603
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12625397A Expired - Fee Related JP3385911B2 (ja) | 1997-04-30 | 1997-04-30 | ノック式塗布具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3385911B2 (ja) |
-
1997
- 1997-04-30 JP JP12625397A patent/JP3385911B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH10297162A (ja) | 1998-11-10 |
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