JP2604316B2 - 非晶質シリカの製造方法及び炭酸カルシウム内包非晶質シリカ二次粒子 - Google Patents
非晶質シリカの製造方法及び炭酸カルシウム内包非晶質シリカ二次粒子Info
- Publication number
- JP2604316B2 JP2604316B2 JP3228594A JP3228594A JP2604316B2 JP 2604316 B2 JP2604316 B2 JP 2604316B2 JP 3228594 A JP3228594 A JP 3228594A JP 3228594 A JP3228594 A JP 3228594A JP 2604316 B2 JP2604316 B2 JP 2604316B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- amorphous silica
- calcium carbonate
- secondary particles
- particles
- silicate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Silicon Compounds (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Pigments, Carbon Blacks, Or Wood Stains (AREA)
Description
法及び炭酸カルシウム内包非晶質シリカ二次粒子に関す
る。
晶を炭酸化及び酸処理することによって、珪酸カルシウ
ム結晶に起因する針状、板状又は箔状の非晶質シリカ一
次粒子並びに当該一次粒子からなる非晶質シリカ二次粒
子を得る方法を開示した(特公昭63−41850号、
特公昭55−14809号)。
の水性スラリーに珪酸アルカリを加えた後、炭酸化及び
酸処理を行うことにより、上記珪酸カルシウム結晶に起
因する針状、板状又は箔状の非晶質シリカに、珪酸アル
カリに由来する粒状の非晶質シリカが多数不規則に付着
した非晶質シリカ一次粒子、並びに該一次粒子よりなる
非晶質シリカ二次粒子を製造する方法を提案した(国際
公開 WO91/04225)。
おいて未だ改善の余地がある。即ち、上記酸処理は炭酸
化により生ずる炭酸カルシウム及び非晶質シリカの混合
物から炭酸カルシウムを分解して除去するために行われ
るものであるが、炭酸カルシウムを十分に除去しようと
すると多量の酸を必要とし、しかも酸処理後の廃液の処
理も必要であるため、工程の簡略化、生産コストの低減
化等に一定の限界があった。
記炭酸カルシウム及び非晶質シリカの混合物から炭酸カ
ルシウムを効率的に分離して非晶質シリカを製造するこ
とを主な目的とする。さらに、本発明は、炭酸カルシウ
ムを内包し、従って炭酸カルシウムと非晶質シリカの両
者の性質を兼ね備えた炭酸カルシウム内包非晶質シリカ
二次粒子を提供することをも目的とする。
術の問題に鑑みて鋭意研究を重ねた結果、炭酸化におい
て生成する炭酸カルシウムと非晶質シリカの混合物か
ら、両者の物性の差を利用して炭酸カルシウムの一部又
は全部を除去する場合には、コスト的にも有利に非晶質
シリカを製造することが可能となるとともに、この分離
によって得られた材料が様々な用途に有用であることを
見出し、本発明を完成するに至った。
次粒子及び/又は二次粒子に、水の存在下、炭酸化して
得られる炭酸カルシウム及び非晶質シリカの混合物から
両者の物性の差を利用して炭酸カルシウムを分離し、次
いで必要に応じて酸処理して炭酸カルシウムをさらに分
離することを特徴とする非晶質シリカの製造方法に係る
ものである。
次粒子及び/又は二次粒子に、水の存在下、珪酸アルカ
リを加えた後、炭酸化して得られる炭酸カルシウム及び
非晶質シリカの混合物から両者の物性の差を利用して炭
酸カルシウムを分離し、次いで必要に応じて酸処理して
炭酸カルシウムをさらに分離することを特徴とする非晶
質シリカの製造方法を包含する。
ウム結晶の二次粒子を原料として用いる場合には、針
状、板状又は箔状の非晶質シリカに粒状の非晶質シリカ
が多数不規則に付着した非晶質シリカ一次粒子が、三次
元的に不規則に絡合してなるほぼ球状の非晶質シリカ二
次粒子内部に、炭酸カルシウムが内包され、当該二次粒
子外部に炭酸カルシウムを実質的に含まないことを特徴
とする炭酸カルシウム内包非晶質シリカ二次粒子が得ら
れる。
用いられる珪酸カルシウム結晶としては、例えばゾノト
ライト、トベルモライト、フォシャジャイト、ジャイロ
ライト、ワラストナイト、α−ダイカルシウムシリケー
トハイドレート、トリカルシウムシリケート、ヒレブラ
ンダイト、ローゼンハナイト、トラスコタイト、リエラ
イト、カルシオコンドロダイド、キルコアナイト、アフ
ィライト、準結晶質珪酸カルシウム(CSHn)等を例
示することができる。
は、例えば珪酸原料、石灰原料及び水を含有する該二次
粒子の水性スラリーを加圧下加熱攪拌しながら水熱合成
反応させることによって調製することができる。
はシリカを90重量%以上含有する天然物、合成物、産
業副産物等を用いることができる。また、これらは非晶
質又は結晶質のいずれでも良く、例えば、珪石、ホワイ
トカーボン等を使用することができる。石灰原料として
は、生石灰、消石灰、セメント等のカルシウムを主成分
とするものを用いる。水熱合成反応では、珪酸原料と石
灰原料を所望のモル比(CaO/SiO2 )となるよう
に調製し、適宜水を加えて、必要に応じて攪拌しながら
水熱合成反応により珪酸カルシウム結晶が得られる。本
発明では、これにより得られる水性スラリーをそのまま
用いることができ、また粉末化したものに再度水を加え
た水性スラリーを出発原料としても良い。
次粒子を粉砕、超音波等により分散させることによって
好適に調製することができる。また、軽量発泡コンクリ
ート(ALC)、珪酸カルシウム系断熱材、建材など珪
酸カルシウムを主要成分とする合成物又は天然物を粉砕
することによっても調製することができる。その他、上
記の珪酸原料、石灰原料及び水を含有するスラリーを必
要に応じて加温してゲル化した後、水熱合成反応させる
ことにより得られた反応生成物を一次粒子に分散するこ
とによっても調製することが可能である。
の存在下、炭酸ガスと反応させて炭酸化を行う。この処
理によって炭酸カルシウム及び非晶質シリカの混合物が
生成する。炭酸化は、炭酸ガスを導入する限り、常温・
常圧下において十分進行させることができるが、加圧・
加熱・攪拌下で行えば炭酸化をより促進することができ
る。
酸カルシウムと非晶質シリカに分解される。この際、原
料珪酸カルシウムとして一次粒子を用いたときには、該
一次粒子の結晶の外形を保持したまま分離され、一次粒
子の外形をそのまま保有する非晶質シリカと粒状の炭酸
カルシウムが生成する。例えば針状、板状又は箔状の珪
酸カルシウム結晶の一次粒子を用いた場合、その形状を
保持したまま非晶質シリカと炭酸カルシウムとが生成す
る。また、珪酸カルシウム結晶として針状、板状又は箔
状の一次粒子が三次元的に絡合した球状二次粒子を用い
たときには、各々の一次粒子はその外形を保持し、かつ
球状の二次粒子の形態を保ったままの非晶質シリカと炭
酸カルシウムとが生成する。
ルシウム及び非晶質シリカの混合物から、両者の物性の
差を利用して炭酸カルシウムを分離・除去する。
効に分離できる方法であれば特に限定されず、例えば浮
遊選鉱法、重液選鉱法、遠心分離法等があるが、特に浮
遊選鉱法によるのが好ましい。浮遊選鉱法で行う場合、
例えば次のような条件下で実施することができる。
良いが、処理能力を高めるためには5〜10%程度の範
囲とするのが好ましい。
の種類等によって異なるが通常3000rpm以下で行
うことができる。但し、非晶質シリカ二次粒子が崩壊し
ない限りは3000rpmを超えても良い。なお、下限
は、分離した炭酸カルシウムと非晶質シリカが凝集しな
い範囲で適宜定めることができる。
酸、オレイン酸ナトリウム等の脂肪酸又はその塩、ドデ
シルアミン、ドデシルアンモニウム酢酸塩等のアミン系
のものなどが使用できる。その他、必要に応じてケイ酸
ナトリウム等の分散剤、可溶性澱粉等の抑制剤を適宜使
用することも可能である。これら添加剤の配合量は、用
いる添加剤の種類、装置の規模等によって異なるが、例
えばトール油(オレイン酸35〜50%、リノール酸4
8〜65%、飽和脂肪酸2〜3%)を用いた場合には、
処理する試料に対してトール油0.01〜1%程度、ケ
イ酸ナトリウム0.01〜1%とすれば良い。
て異なり一様ではないが、例えばトール油を用いる場合
は、炭酸カルシウムの等電点(±0)付近で、かつ非晶
質シリカがマイナスに帯電している範囲、即ちpH8.
5〜10程度に設定することが好ましい。
カルシウムが除去された非晶質シリカを得ることができ
る。さらに、炭酸カルシウムを除去する必要がある場合
には、引き続いて酸処理を行う。
シウムと反応して水洗等によって容易に除去することが
できる塩を生成するものであれば特に制限されることな
く使用できる。例えば、塩酸、硝酸等の無機酸、過塩素
酸、酢酸、、スルファミン酸、ベンゼンスルホン酸、p
−トルエンスルホン酸、5−スルホサリチル酸、4−ト
ルイジンスルファミン酸、スルファニル酸等の有機酸を
使用することができる。これらは単独又は二種以上を併
用しても良い。酸処理後は、常法に従って水洗、乾燥す
れば、非晶質シリカが一次粒子又は二次粒子として得ら
れる。
て、珪酸カルシウム結晶の一次粒子及び/又は二次粒子
の粉末又は水性スラリーに必要に応じて珪酸アルカリを
混合することができる。殊に、上記の二次粒子を原料と
して用いる場合には、炭酸化処理により炭酸カルシウム
を二次粒子内部に内包した非晶質シリカ二次粒子を得る
ことができる。
ム、珪酸カリウム、珪酸リチウム等を用いることができ
る。珪酸アルカリの添加量は、珪酸アルカリに由来する
粒状非晶質シリカに基づく改質効果によって広い範囲か
ら選択することができる。通常は珪酸カルシウム結晶の
一次粒子及び/又は二次粒子固形分中のSiO2 分に対
する珪酸アルカリ中のSiO2 分の重量比で通常0/1
00〜90/10程度とすれば良いが、目的物である非
晶質シリカの用途に要求される性能によっては上記範囲
外となっても差支えない。また、珪酸アルカリを添加す
る場合は、珪酸カルシウム結晶の水性スラリーに添加す
ることが好ましく、また珪酸カルシウム結晶スラリーを
調製した反応容器中に圧入しても良い。
リとの混合物を、前記炭酸化と同様の方法で炭酸化処理
を行う。この場合、炭酸化の温度を高くするにつれて珪
酸アルカリに由来する粒状の非晶質シリカの粒径が5〜
200nmの範囲内で大きくなる。珪酸アルカリを加え
た場合、炭酸化により上記混合物以外にアルカリ金属の
炭酸塩等も生成するが、この物質は水洗によって容易に
分離することができる。なお、炭酸化反応中に珪酸アル
カリの混合を行うことも可能である。
ウム及び非晶質シリカの混合物から、上記と同様に両者
の物性の差を利用して炭酸カルシウムを分離・除去す
る。さらに、炭酸カルシウムを除去する必要がある場合
には、引き続き酸処理を行う。酸処理の条件、使用でき
る酸は、上記の酸処理と同様にすれば良い。酸処理後、
常法により水洗、乾燥すれば非晶質シリカが得られる。
粒子又は二次粒子に必要に応じて水、繊維質物質等を加
えて成形・乾燥して成形体を得ることができる。また、
バインダー等を必要に応じて用いて造粒することも可能
である。非晶質シリカ粒子又は成形体に、用途等に応じ
て炭素物質、窒化物、炭化物、金属酸化物等の不活性物
質を適宜含有させることも可能である。
の合成において、原料スラリー中に不活性物質を添加す
れば、不活性物質を含有する珪酸カルシウム結晶二次粒
子が得られる。さらに、この二次粒子に必要に応じて珪
酸アルカリを加えて炭酸化処理し、浮遊選鉱法等により
生成した炭酸カルシウムを分離・除去することにより、
不活性物質を含有した非晶質シリカ二次粒子が得られ
る。
次粒子は、針状、板状又は箔状の非晶質シリカに粒状の
非晶質シリカが多数不規則に付着した非晶質シリカ一次
粒子が三次元的に不規則に絡合してなるほぼ球状の非晶
質シリカ二次粒子中に炭酸カルシウムを内包するととも
に二次粒子外部には実質的に炭酸カルシウムを含んでい
ないという特異な構造を有するものである。
10〜150μm程度の大きさであるが、原料、製造条
件等によっては上記範囲外となるものもある。また、こ
の二次粒子を構成している粒状の非晶質シリカは、珪酸
アルカリに由来するものであり、粒径は通常5〜200
nm程度である。
質シリカは、通常長さ1〜50μm程度、幅0.01〜
50μm程度の大きさであり、珪酸カルシウムの外形を
ほぼ残した形状を有する。即ち、例えば珪酸カルシウム
が針状の結晶であれば、それから得られる非晶質シリカ
は針状となり、珪酸カルシウムが板状であれば、非晶質
シリカは板状となる。この珪酸カルシウム結晶の形状は
珪酸カルシウム結晶の種類によって異なり、例えばゾノ
トライト、フォシャジャイト、ワラストナイト等から針
状のもの、トベルモライト、ジャイロライト等から板状
のもの、準結晶珪酸カルシウム等から箔状のものがそれ
ぞれ得られる。
包非晶質シリカ二次粒子には、非晶質シリカ二次粒子に
炭酸カルシウムが貫入して一体となったもの等も含まれ
る。また、本発明の効果に悪影響を与えない範囲内の含
有量であれば、浮遊選鉱法等による処理前の中間体に含
まれる非晶質シリカ二次粒子等の不純物が混入していも
良い。
ウム及び非晶質シリカ粒子の混合物の段階で、炭酸カル
シウムを分離・除去できるので、次の酸処理工程で使用
する酸の量を減らすことができる。また、炭酸カルシウ
ムの全部を除去できる場合は酸処理工程そのものを省略
することができる。
により非晶質シリカを安価で効率良く製造することが可
能となる。また、同時に廃水処理の問題も解消される一
方、回収された炭酸カルシウムも再利用することができ
るので、資源の有効利用を図ることもできる。
二次粒子は、針状、板状又は箔状の非晶質シリカに粒状
の非晶質シリカが付着した非晶質シリカに近い性能・特
性を有するとともに、炭酸カルシウムの性質も併せも
つ。即ち、上記二次粒子は、優れた吸着能、軽量性等と
ともに優れた成形能等を兼ね備えているものである。
材料、各種充填補強材、吸着剤、吸臭剤、吸湿剤、濾過
剤、接着剤用添加剤、耐熱剤、断熱材、建材、耐摩耗
剤、増粘剤、顔料、歯磨粉、農薬、医薬品、触媒担体等
の用途に有用である。
ころをより一層明確にする。なお、本実施例における%
は重量%を示し、各特性は次の方法によって測定した。
方法に準じて測定した。
方法に準じて測定した。
素吸着等温線からBET法により求めた。
消和した生石灰をCaO/SiO2 モル比が1.00に
なるように混合し、さらにこれに水を加えて水対固形分
比を24として原料スラリーとした。これを攪拌翼付き
オートクレーブに入れ、回転数100rpmで攪拌翼を
回転させながら飽和水蒸気15 kg/cm2で3時間反応さ
せ、ゾノトライト結晶が集合した直径10〜30μm程
度の大きさの珪酸カルシウム結晶のほぼ球状の二次粒子
からなるスラリーを得た。
2 (A),50%)にJIS3号珪酸ナトリウム(固形
分中SiO2 (B),29%)をスラリー固形分中のS
iO2 (A)とSiO2 (B)とが1:1の割合となる
よように混合し、回転数100rpmで攪拌翼を回転さ
せながら炭酸ガスを圧入し、80℃で2 kg/cm2 で6時
間反応させた。
と非晶質シリカの混合物のスラリーを水で希釈して、ス
ラリー濃度2%に調整した。この調整スラリーに捕集剤
としてトール油、分散剤としてケイ酸ナトリウムをスラ
リー固形分に対してそれぞれ0.15%添加した後、改
良FW型浮選機を用いて回転数1500rpmで攪拌し
ながら浮遊選鉱法による処理をした。
微鏡で観察したところ、非晶質シリカ二次粒子の中に炭
酸カルシウムの粒子が内包されているもの、又は炭酸カ
ルシウムの粒子が非晶質シリカ二次粒子に貫入して一体
化しているような炭酸カルシウム内包非晶質シリカ二次
粒子が確認された。この炭酸カルシウム内包非晶質シリ
カ二次粒子の特性を表1に示す。
後100℃で乾燥した。得られたものを走査型電子顕微
鏡で観察したところ、針状の非晶質シリカの表面に大き
さ10〜100nm程度の粒状の非晶質シリカが付着し
た非晶質シリカ一次粒子が三次元的に不規則に絡合して
直径10〜30μm程度のほぼ球状の二次粒子を形成し
ていることが確認された。
1と同様にして直径10〜30μm程度のほぼ球状で中
空の非晶質シリカ二次粒子を得た。これを走査型電子顕
微鏡で観察したところ、針状の非晶質シリカ一次粒子が
三次元的に不規則に絡合して直径10〜30μm程度の
大きさのほぼ球状の中空二次粒子を形成していることが
確認された。
Claims (6)
- 【請求項1】珪酸カルシウム結晶の一次粒子及び/又は
二次粒子に、水の存在下、炭酸化して得られる炭酸カル
シウム及び非晶質シリカの混合物から両者の物性の差を
利用して炭酸カルシウムを分離することを特徴とする非
晶質シリカの製造方法。 - 【請求項2】請求項1記載の方法によって得られる非晶
質シリカを、さらに酸処理して炭酸カルシウムを分離す
ることを特徴とする非晶質シリカの製造方法。 - 【請求項3】珪酸カルシウム結晶の一次粒子及び/又は
二次粒子に、水の存在下、珪酸アルカリを加えた後、炭
酸化して得られる炭酸カルシウム及び非晶質シリカの混
合物から両者の物性の差を利用して炭酸カルシウムを分
離することを特徴とする非晶質シリカの製造方法。 - 【請求項4】請求項3記載の方法によって得られる非晶
質シリカを、さらに酸処理して炭酸カルシウムを分離す
ることを特徴とする非晶質シリカの製造方法。 - 【請求項5】炭酸カルシウム及び非晶質シリカを両者の
物性の差を利用して分離する方法が浮遊選鉱法である請
求項1乃至4のいずれかに記載の製造方法。 - 【請求項6】針状、板状又は箔状の非晶質シリカに粒状
の非晶質シリカが多数不規則に付着した非晶質シリカ一
次粒子が、三次元的に不規則に絡合してなるほぼ球状の
非晶質シリカ二次粒子内部に、炭酸カルシウムが内包さ
れ、かつ、当該二次粒子外部に炭酸カルシウムを実質的
に含まないことを特徴とする炭酸カルシウム内包非晶質
シリカ二次粒子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3228594A JP2604316B2 (ja) | 1994-03-02 | 1994-03-02 | 非晶質シリカの製造方法及び炭酸カルシウム内包非晶質シリカ二次粒子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3228594A JP2604316B2 (ja) | 1994-03-02 | 1994-03-02 | 非晶質シリカの製造方法及び炭酸カルシウム内包非晶質シリカ二次粒子 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07242409A JPH07242409A (ja) | 1995-09-19 |
JP2604316B2 true JP2604316B2 (ja) | 1997-04-30 |
Family
ID=12354698
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3228594A Expired - Fee Related JP2604316B2 (ja) | 1994-03-02 | 1994-03-02 | 非晶質シリカの製造方法及び炭酸カルシウム内包非晶質シリカ二次粒子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2604316B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2747569B1 (fr) * | 1996-04-22 | 1998-05-22 | Rhone Poulenc Chimie | Composition dentifrice comprenant un abrasif a base de silice et de carbonate de calcium, compatible avec le fluor |
JP2002080216A (ja) * | 2000-09-08 | 2002-03-19 | Toyota Central Res & Dev Lab Inc | 多孔体およびその製造方法 |
-
1994
- 1994-03-02 JP JP3228594A patent/JP2604316B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07242409A (ja) | 1995-09-19 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2001247310A (ja) | シリカ−炭酸カルシウム複合粒子及びその複合粒子の製造方法 | |
JP4705785B2 (ja) | ケイ酸カルシウム水和物の製造方法および製造装置 | |
JP3910503B2 (ja) | 塩基性炭酸マグネシウムの製造方法 | |
JP4827045B2 (ja) | 水浄化材、および水浄化材の製造方法 | |
JP2604316B2 (ja) | 非晶質シリカの製造方法及び炭酸カルシウム内包非晶質シリカ二次粒子 | |
JP2969182B1 (ja) | 高純度非晶質ケイ酸の製造方法 | |
US4226636A (en) | Production of calcium silicate having high specific bulk volume and calcium silicate-gypsum composite | |
US5370852A (en) | Primary particles of amorphous silica composite material, secondary particles of amorphous silica composite material, shaped bodies thereof and processes for their preparation | |
EP1149047B1 (en) | Procedure for preparing silica from calcium silicate | |
JPS5964563A (ja) | 軽量成形体の製造法 | |
EP0445301B1 (en) | Composite primary particle of noncrystalline silica, composite secondary particle of noncrystalline silica, shaped form thereof and production thereof | |
JPH0416507A (ja) | 層状ケイ酸塩の水熱合成法 | |
JPH0230614A (ja) | 微粒立方状炭酸カルシウムの製造方法 | |
JP3884635B2 (ja) | 炭酸カルシウム多孔質粒子、及びその製造方法 | |
JPH07291616A (ja) | 結晶質珪酸カルシウム水和物の製造方法 | |
JP2001122647A (ja) | 砕石副産物の利用方法 | |
JP2998147B2 (ja) | 繊維状珪酸カルシウム水和物の製造方法 | |
JP3035621B2 (ja) | 耐酸性ケイ酸質系ろ過助剤の製造方法 | |
JPS6058163B2 (ja) | シリカの製造方法 | |
JPS6140864A (ja) | 軽量なる珪酸カルシウム成型体の製造方法 | |
JPS6317788B2 (ja) | ||
JP3292865B2 (ja) | 高濃度溶液からの球状アルミノケイ酸塩の合成法 | |
JPH0930812A (ja) | 顆粒状ジャイロライトの製造方法 | |
JPS62867B2 (ja) | ||
JPH0422851B2 (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090129 Year of fee payment: 12 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100129 Year of fee payment: 13 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100129 Year of fee payment: 13 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 14 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110129 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 15 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120129 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 15 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120129 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 16 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130129 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |