JP2604265Y2 - 収納ケース - Google Patents

収納ケース

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JP2604265Y2
JP2604265Y2 JP1993019516U JP1951693U JP2604265Y2 JP 2604265 Y2 JP2604265 Y2 JP 2604265Y2 JP 1993019516 U JP1993019516 U JP 1993019516U JP 1951693 U JP1951693 U JP 1951693U JP 2604265 Y2 JP2604265 Y2 JP 2604265Y2
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Inventor
信也 佐藤
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株式会社美光堂
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  • Packaging Of Machine Parts And Wound Products (AREA)
  • Packaging Of Annular Or Rod-Shaped Articles, Wearing Apparel, Cassettes, Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、写真機のフィルム等を
収納するケースに関し、特に内視鏡用カメラ等の特殊な
写真機に用いるマガジンあるいはパトローネに装填され
たフィルム等を収納するのに適する容器に係る。
【0002】
【従来の技術】図5は従来のフィルム収納ケースの例を
示す図であって、(a)は斜視図、(b)は空の場合の
断面図、(c)はフィルムを収納した状態での断面図を
示しており、31は容器、32は蓋、33は収納されて
いるフィルムを表している。このような収納ケースは、
通常プラスチックで製作されることが多く、例えばポリ
エチレン、塩化ビニール等の材料が用いられる。内部に
フィルムなどを収納するとき、輸送中に内容物が動揺し
ないよう、必要に応じてパッキング34等が使われる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】一般に何らかの製品を
収納する容器は、収納する内容物の保護を主たる目的と
するものであるが、一方で、それ自体の経済性、使い勝
手の良さ、梱包、輸送等に際するスペースの利用効率が
良いこと等が要求される。
【0004】このような観点から見るとき、前述したよ
うな従来のフィルム収納ケースは、いくつかの解決すべ
き問題があった。その1つは、このような容器は、射出
成型など該容器と同形状の隙間を有する型の中に溶融し
たプラスチック材料を流し込んで作成するが、従来の容
器形状はその開口部と閉塞部との形状寸法が同一である
ためプラスチック材料注入後の型離れが悪く、そのため
製造上の効率が低く、延いてはそれが低価格化を妨げる
という問題である。
【0005】また、容器から蓋を外し易くするため、蓋
の縁が容器の開口部分の外へ充分膨出するような形状と
成したものが知られているが、容器全体のとしての外形
寸法がその蓋の大きさで決まってしまうため、容器自体
が小さい場合でも、複数の容器を輸送や貯蔵する際に無
駄な空間を生じ、輸送効率や貯蔵効率を低下させる問題
がある。
【0006】このような問題を避けるため、蓋と容器の
外形寸法と同一とすると、蓋の縁を利用して容器から蓋
を抜脱することはかなり困難を伴い、蓋が外しにくくな
る欠点がある。そのため、通常蓋の上部に、ノブ状の構
造物35を設けているが、これも製造上の型離れの関係
から、その断面形状を上辺が底辺より長い逆台形のよう
にデザインすることが困難であるため、ノブ状の箇所を
掴んだ指先が滑るから必ずしも使い勝手が良いとは言え
ないと言う問題である。
【0007】本考案はこのような従来の好ましくない問
題を解決するために成されたものであって、低価格で製
造することが可能であり、また取り扱いに際して蓋の抜
脱が容易な利便性の高いフィルム収納等に適するケース
を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案によれば、上述の
課題は、前記実用新案登録請求の範囲に記載したとお
り、一方の端部が閉塞され、他方の端部が開口している
角形筒丈の容器部と、上記開口部に嵌脱し得る蓋部とか
らなる収容ケースであって、容器部の外側に複数の板状
あるいは棒状の突出部を設けると共に、容器部の開口し
ている側の端部から閉塞されている端部に向けて、上記
突出部を除く断面積を漸減する形状と成し、かつ、蓋部
を閉じた状態において、前記突出部により形成される容
器部上縁の段差によって、当該蓋部の下面の縁が露出す
る収納ケース、及び一方の端部が閉塞され、他方の端部
が開口している角形筒丈の容器部と、上記開口部に嵌脱
し得る蓋部とからなる収容ケースであって、容器部の外
側に複数の板状あるいは棒状の突出部を設けると共に、
容器部の開口している側の端部から閉塞されている端部
に向けて、上記突出部を除く断面積を漸減する形状と成
し、かつ、容器部の開口部近傍において対向する突出部
の先端頂点間の距離と、容器部の閉塞部近傍において対
向する突出部の先端頂点間の距離とを略等しくなるよう
にした収納ケースにより解決される。
【0009】
【作用】本考案の収納ケースは、容器部の断面積がその
開口部から閉塞部に向けて漸減する形状を採っているの
で、製造に際する型離れが良好である。
【0010】また、容器部の外側に配設された板状ある
いは棒状の突出部(以下リブとも言う)により必要な強
度を保つことができるので容器の肉厚を薄くすることが
できる。更に、容器部がテーパー状を成しているにも拘
わらず、その外周に設けられたリブの頂点を結ぶ形状寸
法が容器部の開口している側と閉塞している側とで同一
なので、多数の収納ケースを貯蔵、運搬する場合などに
その安定性を欠いたりスペースの無駄を生じたりするこ
とが無い。
【0011】本収納ケースを使用する場合について見る
と、内部に収納する物品(例えばフィルム)は、その一
方の端が容器部の閉塞側の断面積が小なる箇所で保持さ
れるので収容ケース内部での収納物品の動揺を防ぐこと
ができる。
【0012】また、収納した物品を取り出すときには、
蓋部を取り外す必要があるが、本考案では蓋部の外形寸
法と容器部の外形寸法を同一にした場合でも、容器部側
面の突出部と突出部との間で蓋部と容器部との間に段差
を設けることができるからこの段差部を指で押す等の方
法により蓋の抜脱が容易に行なえる。
【0013】
【実施例】図1は本考案の1実施例を示す図であって
(a)は斜視図、(b)は側面図、(c)はA・A断面
図を示しており1は容器部、2は蓋部、3はリブ状の突
出部を表している。
【0014】同図において容器部1は、その開口部4側
の断面形状寸法が他方の閉塞部5の断面形状寸法より大
であるすなわち、容器部1はその断面が開口部4から閉
塞部5に向けて先細り(テーパー)になっている。そし
て、容器部1の外側には棒状の突出部3が、同図に示す
ように設けられている。
【0015】この突出部はその高さが容器1の開口部側
から閉塞部側に向けて漸増するような形状をしており、
結果として同図(c)に英字符号X,Yで示す各寸法
は、それぞれ開口部4から閉塞部5にかけて一定であ
る。そのため、本収納容器を例えば図2(a),(b)
に示すように積載したとき、無駄な空間を生ずることが
無く、また、突出部3が骨格としての役目を果たすの
で、容器そのものの肉厚を薄くしても充分な強度を有す
るから、下層に積載されたものが変形したり、破損した
りすることもない。
【0016】本収納ケースの使用に際する蓋2の抜脱に
際しては、図中に英字符号Cで示す位置に指をかけて矢
印で示す方向に押し上げればこれを容易に行うことがで
きる。 更に、本実施例においても、作用の項で述べた
とおり本考案特有の作用効果を有する。
【0017】本考案による収納ケースの突出部3は、容
器部1の開口部で薄く閉塞部で厚く、本考案の条件を満
たすものであれば良くその位置や断面形状について上記
実施例に限るものではない。図3(a)〜(f)はこの
ような突出部のは位置や断面形状のいくつかの例を容器
部の断面図として示したものである。 また突出部の幅
も一定である必要はなく容器の開口部で広く、容器の閉
塞部で狭い形状のものでも良い。
【0018】図4は、実施例の蓋の構造の例について示
す図であって代表的な2つの場合について断面図として
示している。同図において(a)収納ケースを上部から
見た図、(b),(c)は、それぞれA・A線断面図を
示している。数字符号は、前図と同様である。同図から
明らかなように蓋2の外縁とリブの頂部がほぼ一致する
ような構造であれば、図中に英字符号Cで示す部分に指
先を掛けることができるので、蓋2の脱着を非常に容易
に行うことができる。
【0019】
【考案の効果】以上説明したように本考案の収納ケース
は、容器部がテーパ状になっているので製造に際する型
離れが良いから製造は容易である。
【0020】また容器部の外側にリブを配設ているの
で、堅固である。そのため容器部の肉厚を薄くすること
ができるからリブを設けたことによる原材料の増加は殆
どなく、リブ形状によってはむしろ従来より少ない材料
で製造できる。これらの点から製造価格を従来より低減
せしめ得る利点がある。
【0021】また、容器部がテーパ状になっているがそ
の外側に配設したリブがこれと逆方向のテーパを有して
おり、結果として収納ケースの対向するリブ間の外径寸
法は容器部の開口部と閉塞部で同一となるから収納ケー
スが傾くことがなく積載時に無駄な空間を生じることが
無い。
【0022】一方、本考案の収納ケースを使用する際に
は、蓋の脱着を非常に容易に行い得る利点がある。更に
収納ケース内に収納する物品の一端を容器部のテーパ状
の細い部分で受け他端を蓋で軽く押圧するようにすれば
輸送等に際する収納した物品の動揺を防ぐことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す図である。
【図2】本考案の収納ケースの積載について説明する図
である。
【図3】突出部の配置と断面形状の例を示す図である。
【図4】実施例の蓋の構造の例を示す図である。
【図5】従来のフィルム収納ケースの例を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 容器部 2 蓋部 3 突出部 4 開口部 5 閉塞部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03C 3/00 B65D 85/00 - 85/90 B65F 1/00 - 1/16

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】一方の端部が閉塞され、他方の端部が開口
    している角形筒丈の容器部と、上記開口部に嵌脱し得る
    蓋部とからなる収容ケースであって、容器部の外側に複
    数の板状あるいは棒状の突出部を設けると共に、容器部
    の開口している側の端部から閉塞されている端部に向け
    て、上記突出部を除く断面積を漸減する形状と成し、か
    つ、蓋部を閉じた状態において、前記突出部により形成
    される容器部上縁の段差によって、当該蓋部の下面の縁
    が露出する収納ケース。
  2. 【請求項2】一方の端部が閉塞され、他方の端部が開口
    している角形筒丈の容器部と、上記開口部に嵌脱し得る
    蓋部とからなる収容ケースであって、容器部の外側に複
    数の板状あるいは棒状の突出部を設けると共に、容器部
    の開口している側の端部から閉塞されている端部に向け
    て、上記突出部を除く断面積を漸減する形状と成し、か
    つ、容器部の開口部近傍において対向する突出部の先端
    頂点間の距離と、容器部の閉塞部近傍において対向する
    突出部の先端頂点間の距離とを略等しくなるようにした
    収納ケース。
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