JP3122274B2 - パトローネ収納容器 - Google Patents
パトローネ収納容器Info
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- Japan
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- container
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65D—CONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
- B65D21/00—Nestable, stackable or joinable containers; Containers of variable capacity
- B65D21/02—Containers specially shaped, or provided with fittings or attachments, to facilitate nesting, stacking, or joining together
- B65D21/0209—Containers specially shaped, or provided with fittings or attachments, to facilitate nesting, stacking, or joining together stackable or joined together one-upon-the-other in the upright or upside-down position
- B65D21/0217—Containers with a closure presenting stacking elements
- B65D21/0222—Containers with a closure presenting stacking elements the closure and the bottom presenting co-operating peripheral ribs and grooves
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65D—CONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
- B65D25/00—Details of other kinds or types of rigid or semi-rigid containers
- B65D25/02—Internal fittings
- B65D25/10—Devices to locate articles in containers
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、パトローネ収納容器、
特に、裏蓋を持たず、底面にパトローネ装填口を有する
カメラの如く、パトローネ胴から接線方向に真っ直ぐに
延びた短小のフィルム舌片を伸ばしたまま（曲げない
で）収納できるようにしたパトローネ収納容器に関する
ものである。
特に、裏蓋を持たず、底面にパトローネ装填口を有する
カメラの如く、パトローネ胴から接線方向に真っ直ぐに
延びた短小のフィルム舌片を伸ばしたまま（曲げない
で）収納できるようにしたパトローネ収納容器に関する
ものである。
【０００２】
【従来の技術】現在、最も普及している写真フィルム
は、１３５タイプのロールフィルムであり、この写真フ
ィルムはＩＳＯ（ＩＳＯ／ＴＣ４２）によって規格化さ
れたパトローネの中に巻かれた状態で収納されている。
このパトローネはユーザーの手に渡る迄に写真フィルム
を湿気から守るために、密封式キャップ付きのプラスチ
ック製容器に収納されている。
は、１３５タイプのロールフィルムであり、この写真フ
ィルムはＩＳＯ（ＩＳＯ／ＴＣ４２）によって規格化さ
れたパトローネの中に巻かれた状態で収納されている。
このパトローネはユーザーの手に渡る迄に写真フィルム
を湿気から守るために、密封式キャップ付きのプラスチ
ック製容器に収納されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記プ
ラスチック製容器は円筒状であって、これに収納されて
いるパトローネではフィルム舌片がパトローネ胴に巻付
いた状態になるため、この容器から取り出したときに、
フィルム舌片に巻き癖が付いた。従って、カメラによっ
てはフィルム装填に支障を生じた。例えば、裏蓋を持た
ず、底面にパトローネ装填口を有するカメラでは、フィ
ルム舌片がパトローネの接線方向に真っ直ぐに延び、し
かも、短小であることがパトローネの装填条件となる
が、前述のようにフィルム舌片に巻き癖があるものでは
その装填条件を満させることができないものであった。
ラスチック製容器は円筒状であって、これに収納されて
いるパトローネではフィルム舌片がパトローネ胴に巻付
いた状態になるため、この容器から取り出したときに、
フィルム舌片に巻き癖が付いた。従って、カメラによっ
てはフィルム装填に支障を生じた。例えば、裏蓋を持た
ず、底面にパトローネ装填口を有するカメラでは、フィ
ルム舌片がパトローネの接線方向に真っ直ぐに延び、し
かも、短小であることがパトローネの装填条件となる
が、前述のようにフィルム舌片に巻き癖があるものでは
その装填条件を満させることができないものであった。
【０００４】このようなカメラの場合、ユーザーに巻き
癖を手で伸ばして装填させることはユーザーをして非常
に面倒であったばかりでなく、装填ミスによるフィルム
巻上げ不良が起こる虞れがあった。また、上記従来のプ
ラスチック製容器の場合は、その外底面とキャップとに
互いに係合できる係合手段がなく、積み重ねた状態で店
頭にディスプレイすることが困難であった。更に、上記
従来のプラスチック製容器はパトローネを１個づつしか
収納できないために、複数個を同時に携帯する必要があ
るときには非常に嵩張るという問題もあった。
癖を手で伸ばして装填させることはユーザーをして非常
に面倒であったばかりでなく、装填ミスによるフィルム
巻上げ不良が起こる虞れがあった。また、上記従来のプ
ラスチック製容器の場合は、その外底面とキャップとに
互いに係合できる係合手段がなく、積み重ねた状態で店
頭にディスプレイすることが困難であった。更に、上記
従来のプラスチック製容器はパトローネを１個づつしか
収納できないために、複数個を同時に携帯する必要があ
るときには非常に嵩張るという問題もあった。
【０００５】本発明は、このような問題を解決すること
を課題とするものであり、裏蓋を持たず、底面にパトロ
ーネ装填口を有するカメラにも充分に対応できるよう
に、フィルム舌片に巻き癖を作らせることがなく、しか
も、同時に２個のパトローネを収納できるパトローネ収
納容器を提供することを目的としている。また、他の目
的は積み重ね性を向上させ、店頭での積み重ねによるデ
ィスプレイが容易にできるパトローネ収納容器を提供す
ることにある。更に、他の目的は２個のパトローネが容
器内で暴れたり、互いに干渉しあってフィルム舌片が傷
付けられることがないようにしたパトローネ収納容器を
提供することにある。
を課題とするものであり、裏蓋を持たず、底面にパトロ
ーネ装填口を有するカメラにも充分に対応できるよう
に、フィルム舌片に巻き癖を作らせることがなく、しか
も、同時に２個のパトローネを収納できるパトローネ収
納容器を提供することを目的としている。また、他の目
的は積み重ね性を向上させ、店頭での積み重ねによるデ
ィスプレイが容易にできるパトローネ収納容器を提供す
ることにある。更に、他の目的は２個のパトローネが容
器内で暴れたり、互いに干渉しあってフィルム舌片が傷
付けられることがないようにしたパトローネ収納容器を
提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、２個のパトローネを縦に並列に収納でき
る容器主体と、該容器主体の上面開口部を密封できる蓋
体とを備え、前記容器主体はパトローネが収納される２
つのコーナーを囲む側壁が円弧、中間側壁が偏平になっ
ているとともに、両コーナーの中間に、偏平側壁に対し
て一定の隙間を持つパトローネ転倒防止手段を設けたこ
とを特徴とするパトローネ収納容器を提供するものであ
る。
に、本発明は、２個のパトローネを縦に並列に収納でき
る容器主体と、該容器主体の上面開口部を密封できる蓋
体とを備え、前記容器主体はパトローネが収納される２
つのコーナーを囲む側壁が円弧、中間側壁が偏平になっ
ているとともに、両コーナーの中間に、偏平側壁に対し
て一定の隙間を持つパトローネ転倒防止手段を設けたこ
とを特徴とするパトローネ収納容器を提供するものであ
る。
【０００７】そして、前記容器主体の外底面と、前記蓋
体の上面とにそれぞれ互いに嵌合できる結合手段を設け
たことを特徴とするパトローネ収納容器を提供するもの
であり、更に、前記容器主体の円弧側壁と偏平側壁との
境界部のうち、対角線上に対向する一対の境界部付近
に、底部に向けて徐々に高くなるパトローネ摺接リブを
設けたことを特徴とするパトローネ収納容器を提供する
ものである。
体の上面とにそれぞれ互いに嵌合できる結合手段を設け
たことを特徴とするパトローネ収納容器を提供するもの
であり、更に、前記容器主体の円弧側壁と偏平側壁との
境界部のうち、対角線上に対向する一対の境界部付近
に、底部に向けて徐々に高くなるパトローネ摺接リブを
設けたことを特徴とするパトローネ収納容器を提供する
ものである。
【０００８】
【作用】本発明に係るパトローネ収納容器は、容器主体
の２つのコーナーに１個づつ都合２個のパトローネを縦
に並列に収納できる。この容器主体は前記２つのコーナ
ーを囲む側壁が円弧、中間側壁が偏平になっているこ
と、及び、前記両コーナーの中間には偏平側壁に対して
一定の隙間を残してパトローネ転倒防止手段を設けてい
ることから、各コーナーに収納されたパトローネは両コ
ーナーの中間にて転倒防止されるとともに、各パトロー
ネ胴から接線方向に真っ直ぐに延びた短小のフィルム舌
片はパトローネ転倒防止手段に邪魔されることなく、偏
平側壁の偏平面に沿うこととなり、巻き癖が付くことが
全くない。これにより裏蓋を持たず、底面にパトローネ
装填口を有するカメラへの対応が可能となるばかりでな
く、該カメラへの装填性も向上する。
の２つのコーナーに１個づつ都合２個のパトローネを縦
に並列に収納できる。この容器主体は前記２つのコーナ
ーを囲む側壁が円弧、中間側壁が偏平になっているこ
と、及び、前記両コーナーの中間には偏平側壁に対して
一定の隙間を残してパトローネ転倒防止手段を設けてい
ることから、各コーナーに収納されたパトローネは両コ
ーナーの中間にて転倒防止されるとともに、各パトロー
ネ胴から接線方向に真っ直ぐに延びた短小のフィルム舌
片はパトローネ転倒防止手段に邪魔されることなく、偏
平側壁の偏平面に沿うこととなり、巻き癖が付くことが
全くない。これにより裏蓋を持たず、底面にパトローネ
装填口を有するカメラへの対応が可能となるばかりでな
く、該カメラへの装填性も向上する。
【０００９】また、前記容器主体の外底面と、前記蓋体
の上面とにそれぞれ互いに嵌合できる結合手段、例え
ば、容器主体の外底面に、その外周縁に沿った環状リブ
を設ける一方、前記蓋体の上面に前記環状リブが嵌入で
きる環状凹部を設けるならば、パトローネ収納容器を、
順次積み重ねた状態で店頭にディスプレイできる、販売
戦略状有効である。さらに、前記容器主体の円弧側壁と
偏平側壁との境界部のうち、対角線上に対向する一対の
境界部付近に、底部に向けて徐々に高くなるパトローネ
摺接リブを設けておくならば、当該リブにより、前記コ
ーナーに収納したパトローネは、中間隔壁（パトローネ
転倒防止手段）側へ押されると同時に、容器主体の偏平
面側に押される。従って、フィルム舌片を偏平側壁の偏
平面に沿わせて収納されたパトローネは運搬時の振動に
よって容器内で暴れたり、２個が互いに干渉しあってフ
ィルム舌片を傷付ける虞れがないものとなる。
の上面とにそれぞれ互いに嵌合できる結合手段、例え
ば、容器主体の外底面に、その外周縁に沿った環状リブ
を設ける一方、前記蓋体の上面に前記環状リブが嵌入で
きる環状凹部を設けるならば、パトローネ収納容器を、
順次積み重ねた状態で店頭にディスプレイできる、販売
戦略状有効である。さらに、前記容器主体の円弧側壁と
偏平側壁との境界部のうち、対角線上に対向する一対の
境界部付近に、底部に向けて徐々に高くなるパトローネ
摺接リブを設けておくならば、当該リブにより、前記コ
ーナーに収納したパトローネは、中間隔壁（パトローネ
転倒防止手段）側へ押されると同時に、容器主体の偏平
面側に押される。従って、フィルム舌片を偏平側壁の偏
平面に沿わせて収納されたパトローネは運搬時の振動に
よって容器内で暴れたり、２個が互いに干渉しあってフ
ィルム舌片を傷付ける虞れがないものとなる。
【００１０】
【実施例】次に、本発明に係る一実施例について、図面
を参照して説明する。図１は、本発明のパトローネ収納
容器の一実施例を示す斜視図で、一部切欠した容器主体
と蓋体及び２個のパトローネとの関係を示している。図
２は、容器主体の平面図で、両コーナーにそれぞれパト
ローネを収納した状態を示している。図３は、容器主体
の正面断面図で、片方のコーナーにのみパトローネを収
納した状態を示している。図４は、パトローネ収納容器
を積み重ね状態を示す斜視図である。
を参照して説明する。図１は、本発明のパトローネ収納
容器の一実施例を示す斜視図で、一部切欠した容器主体
と蓋体及び２個のパトローネとの関係を示している。図
２は、容器主体の平面図で、両コーナーにそれぞれパト
ローネを収納した状態を示している。図３は、容器主体
の正面断面図で、片方のコーナーにのみパトローネを収
納した状態を示している。図４は、パトローネ収納容器
を積み重ね状態を示す斜視図である。
【００１１】図１ないし図４に示すパトローネ収納容器
１は、２個のパトローネＰを縦に並列に収納できる容器
主体２と、該容器主体２の上面開口部２１を密封できる
蓋体３とを備えている。前記パトローネＰは、フィルム
舌片Ｆがパトローネ胴Ｐ1 の接線方向に真っ直ぐに延
び、しかも、短小（突出量；１１〜１７ｍｍ）である。
このパトローネＰは、例えば、裏蓋を持たず、底面にパ
トローネ装填口を有するカメラ（図示していない）に対
応させるが、該カメラを小型化するために、通常のパト
ローネの外径（φ２５ｍｍ）より小径（φ２０ｍｍ程
度）にしたもの、及び、通常のパトローネの如くスプー
ル軸のハブ部が大きく突出していないもの（パトローネ
のキャップとほぼ面一か、それより沈んでいる）がよ
い。
１は、２個のパトローネＰを縦に並列に収納できる容器
主体２と、該容器主体２の上面開口部２１を密封できる
蓋体３とを備えている。前記パトローネＰは、フィルム
舌片Ｆがパトローネ胴Ｐ1 の接線方向に真っ直ぐに延
び、しかも、短小（突出量；１１〜１７ｍｍ）である。
このパトローネＰは、例えば、裏蓋を持たず、底面にパ
トローネ装填口を有するカメラ（図示していない）に対
応させるが、該カメラを小型化するために、通常のパト
ローネの外径（φ２５ｍｍ）より小径（φ２０ｍｍ程
度）にしたもの、及び、通常のパトローネの如くスプー
ル軸のハブ部が大きく突出していないもの（パトローネ
のキャップとほぼ面一か、それより沈んでいる）がよ
い。
【００１２】前記容器主体２は、パトローネＰが収納さ
れる２つのコーナーＡ、Ｂを囲む側壁２２ａ、２２ｂが
円弧（以下、円弧側壁という）、中間側壁２３ａ、２３
ｂが偏平（以下、偏平側壁という）になっているととも
に、両コーナーＡ、Ｂの中間には、偏平側壁２３ａ、２
３ｂに対して一定の隙間Ｓ1 、Ｓ2 を持つパトローネ転
倒防止手段２４が設けられている。
れる２つのコーナーＡ、Ｂを囲む側壁２２ａ、２２ｂが
円弧（以下、円弧側壁という）、中間側壁２３ａ、２３
ｂが偏平（以下、偏平側壁という）になっているととも
に、両コーナーＡ、Ｂの中間には、偏平側壁２３ａ、２
３ｂに対して一定の隙間Ｓ1 、Ｓ2 を持つパトローネ転
倒防止手段２４が設けられている。
【００１３】前記パトローネ転倒防止手段２４は図１及
び図２で示すように、容器主体２の内底面から立設した
隔壁部材の両端部を背反方向に屈曲してなる。両端部を
背反方向に屈曲したのは必要な強度を持たせるためであ
る。この隔壁部材の高さは容器主体と一体成形する場合
には型抜き性を考慮し、転倒防止できる範囲内におい
て、できるだけ低い方がよい。
び図２で示すように、容器主体２の内底面から立設した
隔壁部材の両端部を背反方向に屈曲してなる。両端部を
背反方向に屈曲したのは必要な強度を持たせるためであ
る。この隔壁部材の高さは容器主体と一体成形する場合
には型抜き性を考慮し、転倒防止できる範囲内におい
て、できるだけ低い方がよい。
【００１４】前記パトローネ転倒防止手段（隔壁）２４
と、偏平側壁２３ａ、２３ｂとの隙間Ｓ1 、Ｓ2 は、パ
トローネＰを各コーナーＡ、Ｂに収納したときに、各パ
トローネから接線方向に真っ直ぐに延びた短小のフィル
ム舌片Ｆを、曲げることなく偏平側壁２３ａ、２３ｂの
偏平面に沿わせるためである。前記蓋体３は容器主体２
の上面開口部に嵌入する嵌入部３１と鍔部３２とからな
り、嵌入部３１の側面には鉢巻き状の突条３３が設けら
れ、容器主体２の開口部内周に沿って凹設した環状溝２
７に嵌入できるようになっている。即ち、容器主体２の
密封機能及び抜け止めの機能を持たせている。
と、偏平側壁２３ａ、２３ｂとの隙間Ｓ1 、Ｓ2 は、パ
トローネＰを各コーナーＡ、Ｂに収納したときに、各パ
トローネから接線方向に真っ直ぐに延びた短小のフィル
ム舌片Ｆを、曲げることなく偏平側壁２３ａ、２３ｂの
偏平面に沿わせるためである。前記蓋体３は容器主体２
の上面開口部に嵌入する嵌入部３１と鍔部３２とからな
り、嵌入部３１の側面には鉢巻き状の突条３３が設けら
れ、容器主体２の開口部内周に沿って凹設した環状溝２
７に嵌入できるようになっている。即ち、容器主体２の
密封機能及び抜け止めの機能を持たせている。
【００１５】前記容器主体２の外底面と、前記蓋体３の
上面にはそれぞれ互いに嵌合できる結合手段２５が設け
られている。この結合手段２５として具体的には、容器
主体２の外底面にその外周縁に沿った環状リブ２５ａ
を、前記蓋体３の上面に前記環状リブ２５ａが嵌入でき
る環状凹部２５ｂを設けてなる。この結合手段２５は本
発明のパトローネ収納容器を、順次積み重ねた状態で店
頭にディスプレイできるようにするためである。なお、
前記結合手段２５として上記の場合とは逆に、蓋体３の
上面外周に環状リブを設け、容器主体の外底面に環状凹
部を設けるようにしても、同じ目的を達成させることが
可能となる。
上面にはそれぞれ互いに嵌合できる結合手段２５が設け
られている。この結合手段２５として具体的には、容器
主体２の外底面にその外周縁に沿った環状リブ２５ａ
を、前記蓋体３の上面に前記環状リブ２５ａが嵌入でき
る環状凹部２５ｂを設けてなる。この結合手段２５は本
発明のパトローネ収納容器を、順次積み重ねた状態で店
頭にディスプレイできるようにするためである。なお、
前記結合手段２５として上記の場合とは逆に、蓋体３の
上面外周に環状リブを設け、容器主体の外底面に環状凹
部を設けるようにしても、同じ目的を達成させることが
可能となる。
【００１６】前記容器主体２の円弧側壁２２ａ、２２ｂ
と偏平側壁２３ａ、２３ｂとの境界部Ｉ、ＩＩ、ＩＩ
Ｉ、ＩＶのうち、対角線上に対向する一対の境界部Ｉと
ＩＩＩの付近には底部に向けて徐々に高くなるパトロー
ネ摺接リブ２６、２６が設けられている。このパトロー
ネ摺接リブ２６、２６は、前記各コーナーＡ、Ｂに収納
したパトローネＰを、前記隔壁（パトローネ転倒防止手
段）２４側へ押し付けると同時に、容器主体２の偏平面
側に押し付ける働きをする。また、パトローネ摺接リブ
２６、２６は底部に向けて徐々に高くしたのは、容器主
体の開口部から挿入するときは入れ易く、パトローネＰ
が内底面に落ち着いたときに、上記「働き」が発揮でき
ればよいためである。
と偏平側壁２３ａ、２３ｂとの境界部Ｉ、ＩＩ、ＩＩ
Ｉ、ＩＶのうち、対角線上に対向する一対の境界部Ｉと
ＩＩＩの付近には底部に向けて徐々に高くなるパトロー
ネ摺接リブ２６、２６が設けられている。このパトロー
ネ摺接リブ２６、２６は、前記各コーナーＡ、Ｂに収納
したパトローネＰを、前記隔壁（パトローネ転倒防止手
段）２４側へ押し付けると同時に、容器主体２の偏平面
側に押し付ける働きをする。また、パトローネ摺接リブ
２６、２６は底部に向けて徐々に高くしたのは、容器主
体の開口部から挿入するときは入れ易く、パトローネＰ
が内底面に落ち着いたときに、上記「働き」が発揮でき
ればよいためである。
【００１７】前記容器主体２の素材としては、ＰＰ（ポ
リプロピレン）か、ＨＤＰＥ（高密度ポリエチレン）で
あって、下記特性を有するものが好適である。勿論、こ
れらの素材及び特性に限定されないことは言うまでもな
い。 メルトインデックス １５〜３０ｇ／１０分 密度 ０．８８〜９．９８ｇ／ｃｍ3 曲げ剛性値 ８５００〜１２０００ｋｇ／ｃ
ｍ3 ショア硬度 ６０〜８０ ピカット軟化点 １１０〜１４０°Ｃ
リプロピレン）か、ＨＤＰＥ（高密度ポリエチレン）で
あって、下記特性を有するものが好適である。勿論、こ
れらの素材及び特性に限定されないことは言うまでもな
い。 メルトインデックス １５〜３０ｇ／１０分 密度 ０．８８〜９．９８ｇ／ｃｍ3 曲げ剛性値 ８５００〜１２０００ｋｇ／ｃ
ｍ3 ショア硬度 ６０〜８０ ピカット軟化点 １１０〜１４０°Ｃ
【００１８】前記蓋体３の素材としては、ＬＤＰＥ（低
密度ポリエチレン）であって、下記特性を有するものが
好適である。この場合も素材及び特性をこれに限定する
趣旨ではない。 メルトインデックス ２０〜５０ｇ／１０分 密度 ０．８８〜９．９５ｇ／ｃｍ3 ショア硬度 ４０〜５０ ピカット軟化点 ７０〜９０°Ｃ
密度ポリエチレン）であって、下記特性を有するものが
好適である。この場合も素材及び特性をこれに限定する
趣旨ではない。 メルトインデックス ２０〜５０ｇ／１０分 密度 ０．８８〜９．９５ｇ／ｃｍ3 ショア硬度 ４０〜５０ ピカット軟化点 ７０〜９０°Ｃ
【００１９】前記容器主体２内にパトローネＰを収納
し、これを蓋体３で密封した場合において、図４に示す
ようなシール４０が貼付けられる。これは包装が未開封
であるか否かを即座に判断できる点で有効である。ま
た、前記容器主体２の偏平側壁２３ａ、２３ｂの外面に
は、商標、収納した写真フィルムの特性を記載したり、
商品イメージを高めるデザインを施したラベル４１が貼
られる。勿論、容器主体２に直に印刷しても、また、印
刷済みのシュリンクフィルムを被せてもよい。前記蓋体
３の上面の環状凹部２５ｂに２つの盛上部３４ａ、３４
ｂを設けたのは、密封されたパトローネ収納容器中に２
個のパトローネＰが収納されていることを示すためであ
る。
し、これを蓋体３で密封した場合において、図４に示す
ようなシール４０が貼付けられる。これは包装が未開封
であるか否かを即座に判断できる点で有効である。ま
た、前記容器主体２の偏平側壁２３ａ、２３ｂの外面に
は、商標、収納した写真フィルムの特性を記載したり、
商品イメージを高めるデザインを施したラベル４１が貼
られる。勿論、容器主体２に直に印刷しても、また、印
刷済みのシュリンクフィルムを被せてもよい。前記蓋体
３の上面の環状凹部２５ｂに２つの盛上部３４ａ、３４
ｂを設けたのは、密封されたパトローネ収納容器中に２
個のパトローネＰが収納されていることを示すためであ
る。
【００２０】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るパト
ローネ収納容器は、２個のパトローネを縦に並列に収納
できる容器主体と、該容器主体の上面開口部を密封でき
る蓋体とを備え、前記容器主体はパトローネが収納され
る２つのコーナーを囲む側壁が円弧、中間側壁が偏平に
なっているとともに、両コーナーの中間に、偏平側壁に
対して一定の隙間を持つパトローネ転倒防止手段を設け
たから、各コーナーに収納されたパトローネは容器本体
内で倒れることがないばかりでなく、パトローネ胴から
接線方向に真っ直ぐに延びた短小のフィルム舌片はパト
ローネ転倒防止手段に邪魔されることなく、容器主体の
偏平側壁の偏平面に沿うため、包装中に巻き癖の付くこ
とが全くない。従って、本発明は裏蓋を持たず、底面に
パトローネ装填口を有するカメラに対応させたパトロー
ネの収納容器として特に有効であるという優れた効果を
奏するものである。
ローネ収納容器は、２個のパトローネを縦に並列に収納
できる容器主体と、該容器主体の上面開口部を密封でき
る蓋体とを備え、前記容器主体はパトローネが収納され
る２つのコーナーを囲む側壁が円弧、中間側壁が偏平に
なっているとともに、両コーナーの中間に、偏平側壁に
対して一定の隙間を持つパトローネ転倒防止手段を設け
たから、各コーナーに収納されたパトローネは容器本体
内で倒れることがないばかりでなく、パトローネ胴から
接線方向に真っ直ぐに延びた短小のフィルム舌片はパト
ローネ転倒防止手段に邪魔されることなく、容器主体の
偏平側壁の偏平面に沿うため、包装中に巻き癖の付くこ
とが全くない。従って、本発明は裏蓋を持たず、底面に
パトローネ装填口を有するカメラに対応させたパトロー
ネの収納容器として特に有効であるという優れた効果を
奏するものである。
【図１】本発明のパトローネ収納容器の一実施例を示す
斜視図で、一部切欠した容器主体と蓋体及び２個のパト
ローネとの関係を示している。
斜視図で、一部切欠した容器主体と蓋体及び２個のパト
ローネとの関係を示している。
【図２】容器主体の平面図で、両コーナーにそれぞれパ
トローネを収納した状態を示している。
トローネを収納した状態を示している。
【図３】容器主体の正面断面図で、片方のコーナーにの
みパトローネを収納した状態を示している。
みパトローネを収納した状態を示している。
【図４】パトローネ収納容器を積み重ねた状態を示す斜
視図である。
視図である。
１ パトローネ収納容器 ２ 容器主体 ２１ 上面開口部 ２２ａ 円弧側壁 ２２ｂ 円弧側壁 ２３ａ 偏平側壁（中間側壁） ２３ｂ 偏平側壁（中間側壁） ２４ パトローネ転倒防止手段（隔壁） ２５ 結合手段 ２５ａ 環状リブ ２５ｂ 環状凹部 ２６ パトローネ摺接リブ ２７ 環状溝 ３ 蓋体 ３１ 嵌入部 ３２ 鍔部 ３３ 突条 ４０ シール ４１ ラベル Ｐ パトローネ Ｆ フィルム舌片 Ａ コーナー Ｂ コーナー Ｓ1 隙間 Ｓ2 隙間
フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭62−9259（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭54−28433（ＪＰ，Ｕ) 実開 平２−107142（ＪＰ，Ｕ) 実開 平２−138745（ＪＰ，Ｕ) 実公 昭42−22349（ＪＰ，Ｙ１)
Claims (3)
- 【請求項１】 ２個のパトローネを縦に並列に収納でき
る容器主体と、該容器主体の上面開口部を密封できる蓋
体とを備え、前記容器主体はパトローネが収納される２
つのコーナーを囲む側壁が円弧、中間側壁が偏平になっ
ているとともに、両コーナーの中間に、偏平側壁に対し
て一定の隙間を持つパトローネ転倒防止手段を設けたこ
とを特徴とするパトローネ収納容器。 - 【請求項２】 前記容器主体の外底面と、前記蓋体の上
面とにそれぞれ互いに嵌合できる結合手段を設けたこと
を特徴とする請求項１に記載のパトローネ収納容器。 - 【請求項３】 前記容器主体の円弧側壁と偏平側壁との
境界部のうち、対角線上に対向する一対の境界部付近
に、底部に向けて徐々に高くなるパトローネ摺接リブを
設けたことを特徴とする請求項１または請求項２に記載
のパトローネ収納容器。
Priority Applications (2)
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|---|---|---|---|
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Applications Claiming Priority (1)
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|---|---|---|---|
| JP05028687A JP3122274B2 (ja) | 1993-01-25 | 1993-01-25 | パトローネ収納容器 |
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1994
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