JP2604222Y2 - 組立式合成樹脂製パレット - Google Patents

組立式合成樹脂製パレット

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JP2604222Y2
JP2604222Y2 JP1992038187U JP3818792U JP2604222Y2 JP 2604222 Y2 JP2604222 Y2 JP 2604222Y2 JP 1992038187 U JP1992038187 U JP 1992038187U JP 3818792 U JP3818792 U JP 3818792U JP 2604222 Y2 JP2604222 Y2 JP 2604222Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、組立式合成樹脂製パレ
ットであって、フォークリフトによって運搬、荷役作業
ができるフォーク挿入口を有する両面使用型のパレット
に関し、より詳細には単位部材の組立てにより長尺の各
種パレットが作製でき、成形における金型、成形機等の
負担が大幅に節減でき強度面も強化された組立式のパレ
ットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来合成樹脂製パレットは、パレットを
上半分と下半分それぞれ別に成形し、それを成形後熱溶
着により一体化するか、ボルト締めによって一体化する
か、最初から全体を一体成形して作製されている。しか
し乍ら各種の長尺パレットの要望に対し従来のような成
形、製作方法では、少量多品種に対し金型投資が莫大す
ぎる、成形機の性能から成形可能な大きさに限度があ
る、長尺になる事によるプラスチック自体の強度の問題
がある等の問題点がある。
【0003】
【考案が解決すべき課題】本考案は、組立式で数少ない
種類の個別に成形された単位部材を連結して一体に組立
て各種の長尺パレットを提供することのできる組立式パ
レットを目的とする。また本考案の目的は、金型が小形
金型で少ない型数で多種の長尺パレットが作製でき、金
型における投資額が少くてすみ成形機の性能に制限され
ることなく作製でき、しかも長尺構造に必要な剛性、強
度面においても優れている組立式パレットを提供するに
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案によれば、複数の
部品が金属製連結バーにより一体に連結され且つ内部に
フォーク挿入用空間が形成されている合成樹脂製パレッ
トにおいて、 前記複数の部品が個別に射出成形で形成さ
れた上面及び下面で少なくとも1対の上面及び下面の桟
状デッキ対並びに筒状桁からなり、上面及び下面の桟状
デッキ対はその間にフォーク挿入用空間が形成されるよ
うに上下に対向して配置されると共に、フォーク挿入方
向に対して直角方向の該少なくとも1対の桟状デッキ対
の両側には筒状桁が位置するように配置され、上面桟状
デッキと筒状桁とは及び下面桟状デッキと筒状桁とはそ
れぞれ金属製連結バーによりフォーク挿入方向に対して
直角方向に一体に連結されていることを特徴とする両面
使用可能な合成樹脂製パレットが提供される。本考案に
おいては、前記フォーク挿入用空間が、フォーク挿入方
向に対して直角方向に並べられた2対の上面及び下面の
桟状デッキ対から形成されていることが好ましい。
【0005】
【作用】本考案の組立式パレットは、主に長尺パレット
を対象とするが、パレット1は、長尺方向(フォーク挿
入方向に対して直角方向)にみて、 フォーク挿入口
を形成する部分Aは、上面の桟状デッキと下面の桟状デ
ッキとに分割されており、各桟状デッキは、それぞれ射
出成形により、別個の部材として一体成形されている
か、或いは、図7に示されている様に、各桟状デッキ
は、それぞれ、射出成形により形成された単位部材に分
割され、この単位部材を並列に配置することにより形成
されていてもよい。(図7では、上面の桟状デッキ及び
下面の桟状デッキは、2個の単位部材から形成されてい
る。) 上記部分Aの両側には、それぞれ、筒状桁B
が配置され、上記桟状デッキ対は、この筒状桁Bにより
挟持されている。この筒状桁Bは、図7に示されている
様に、さらに射出成形により形成された単位部材(図7
では2個)に分割されていてもよい。
【0006】また、各桟状デッキ及び筒状桁の厚み部分
には、 フォーク挿入方向と直交する方向に、筒状桁
の側面から上面の桟状デッキ或いは下面の桟状デッキを
通って反対側の筒状桁の側面にまで延びているバー挿入
用空間(連通空間)が形成されている。 即ち、この空間
に金属製連結バーを挿入し、その両端を筒状桁の側面に
締結することにより、各桟状デッキ及び筒状桁は一体に
組合せ固定されている。
【0007】このように個別に分割された単位部材から
成るので少数多品種の長尺パレットに対しても2乃至4
種、通常2乃至3種類の単位部材の組合せにより構成で
き、金型が共通して使用でき、夫々の部材の1個当りの
形状寸法が大きくならないですむので金型の製作費(金
型製作に対する初期投資額)が少なくてすむ。また成形
機の性能に制限されることがなくなる。また単位部材に
分割しているため成形が容易で寸法公差も少なくでき
る。またフォーク挿入口の補強リブ、デッキ面の滑り止
め等についても楽に成形時に設けることができる。
【0008】本考案のパレットは、各部品を連通空間を
利用して連結バーを通して締結して一体化する。金属
製、合成樹脂製、木質製等種々の連結バーによる結合方
式をとり得るが金属製パイプ(中でも鋼製パイプ)が軽
量で剛性、強度の点で好適で、各部品の連通空間を通
し、両外側端部でゆるまない様、ボルト締め等で締結し
て一体化し所定のパレットとする。金属製パイプの断面
形状は、連通空間の形状によってもきまる。また連通空
間にガタ付きのないように挿入されるので、金属製パイ
プは、各部品を連結して支持する丈夫な横桁となる。そ
のためパレットは、組立てに係らず長手方向の剛性、強
度は、合成樹脂単独一体成形のものに比べて遥かに優れ
たものになる。またこのパレットは、組立式のため部品
を追加し連結バーの長さをかえれば長尺方向に拡張する
ことができる。また使用済みの際は解体して処分でき再
利用或いは再生利用することも可能である。
【0009】
【実施例】本考案の組立式合成樹脂製パレットを図面に
基づいて説明する。このパレット1は990×1800
mmの長尺パレットの例で、図1はその平面図の1/4
を示している。図2は、図1のC−C,D−D,E−
E,F−F断面をまとめて示した断面図、図3は、部品
の配列を略図で示す図1のパレットの側面図である。図
4は、図1の右側面図、図5は図1のA−A断面図、そ
して図6は図1のB−B断面図である。
【0010】パレット1(1/4を示している)は、
の部分で示す筒状桁単位部材(桁部単位部材)2と、
の部分で示す筒状桁単位部材(桁部単位部材)3と
の部分で示す桟状デッキ単位部材(フォーク挿入口デッ
キ単位部材)4を使用して組立てられている。
【0011】桁部材2,3は高さがパレットの上面と下
面との間の厚みがあり、パレットの幅方向一ぱいの長さ
をもっている。図に示すように上下に通孔する多数の孔
があり、デッキ面は有孔面、桟状面が混在している。連
結面には側面を厚み一ぱいに凹こました凹部6を設けて
いる。また上面デッキと下面デッキは部分的にデッキ厚
みの上下方向の複数のリブや上面デッキ面、下面デッキ
面間に複数のリブが間隔を置いて一体に筒状空間を造り
設けられている。上面デッキ部分と下面デッキ部分の厚
み中にパレットの長尺方向に且つデッキ面と平行に複数
の連結バーを挿入するための断面方形の連通空間7が各
部材共通した位置に複数個連通して設けられている。
【0012】フォーク挿入口を造るフォーク挿入口デッ
キ部材4は、パレットの長手方向に直行するフォーク挿
入口幅を2等分する幅でデッキ部分の厚でパレットの幅
方向一ぱいの長さを有し、図に示すように上下方向に通
孔を多数設けている桟状構造を大部分が有している。上
面デッキ部分も下面デッキ部分も共通した単位部材であ
る。このフォーク挿入口デッキ単位部材4も桁部2,3
と同様に厚み中にパレットの長手方向にデッキ面と平行
して、桁部と連通できるように共通した位置に断面方形
の連通空間7が設けられている。
【0013】図示するように各単位部材の配置で連通空
間6の夫々に公差少なく一ぱいに断面方形の鋼製パイプ
8を夫々通しその両端をボルト締めで締結している。図
では締結部分は、桁部側面部の凹部5で行う様になって
いる。鋼製パイプ8の端部はボルト締め可能に加工して
あり、有孔スペーサ9、スプリングワッシャー10を介
してボルト11でゆるみなく締結される。かくしてパレ
ットは組立てられる。このパレットは、上面デッキ部分
及び下面デッキ部分が上下夫々4本の鋼製パイプ8(図
1はパレットの1/4を示している)が通り、これらの
鋼製パイプ8がパレットの長さのデッキをゆるみなく支
持する横桁の役割を果しているので、長尺方向の剛性、
強度共に非常に優れたものとしている。
【0014】各単位部材はポリプロピレンその他従来パ
レットに使用されているプラスチックが用いられる。金
属製バーは強度、軽量の点からは鋼製パイプが好まし
い。勿論鋼製パイプは防蝕加工されたものが用いられ
る。
【0015】パレットの長さを2400mmに拡大する
には図3の右側にをたすか或いはをに置きかえ、
連結バーの長さをそれに適合するように長くすればよ
い。
【0016】本考案のパレットは、上面或いは下面の桟
状デッキを構成する2個の単位部材4を一体成形して1
個の部材で各桟状デッキを構成することもできるし、筒
状桁或いはを、更に複数の単位部材で形成すること
もできる。
【0017】
【考案の効果】本考案の組立パレットは、所定の単位寸
法で分割した部材を組合せ、多種類の長尺パレットが作
製できる。小型金型で種類も2〜3型程度(実施例では
3型で)多種の長尺パレットが作製でき、金型における
初期投資額が少なくてすむ、成形機が更に大型化するこ
とを要せず、従って成形機の性能に制限される事なく長
尺パレットが製作できる。剛性、強度が必要とされる長
尺方向に金属製バー(鋼製パイプ)が入るので剛性、強
度面も優れ供用性、耐久性に優れる。また部材が大きく
ならないため、両面の滑り止め加工も容易である。また
寸法安定性も良い。鋼製パイプのインサートはアフター
インサートであり、インサートの際に樹脂との熱膨脹差
による劣化、或いはひずみ等も生じない。また使用済み
になったときの廃棄処理も、容易に組立てを解除して処
分でき再利用或いは再生利用することが容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の組立式パレットの4分の1を示す平
面図である。
【図2】 図1のC−C,D−D,E−E,F−F断面
をまとめて示した断面図である。
【図3】 部品の配列を略図で示す図1のパレットの側
面図である。
【図4】 図1の右側面図である。
【図5】 図1のA−A断面図である。
【図6】 図1のB−B断面図である。
【図7】 本考案の組立式パレットの単位部材への分割
の一例を示す略式側面図である。
【符号の説明】
1 パレット 2,3 桁部単位部材(筒状桁単位部材) 4 フォーク挿入口デッキ単位部材(桟状デッキ単位
部材) 5 フォーク挿入空間 6 凹部 7 連結バー挿入のための連通空間 8 鋼製パイプ 9 スペーサー 10 スプリングワッシャー 11 ボルト, 桁部単位部材2,3の配置位
置 フォーク挿入口デッキ単位部材4の配置位置

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の部品が金属製連結バーにより一体
    に連結され且つ内部にフォーク挿入用空間が形成されて
    いる合成樹脂製パレットにおいて、 前記複数の部品が個別に射出成形で形成された上面及び
    下面で少なくとも1対の上面及び下面の桟状デッキ対並
    びに筒状桁からなり、上面及び下面の桟状デッキ対はそ
    の間にフォーク挿入用空間が形成されるように上下に対
    向して配置されると共に、フォーク挿入方向に対して直
    角方向の該少なくとも1対の桟状デッキ対の両側には筒
    状桁が位置するように配置され、上面桟状デッキと筒状
    桁とは及び下面桟状デッキと筒状桁とはそれぞれ金属製
    連結バーによりフォーク挿入方向に対して直角方向に一
    体に連結されている ことを特徴とする両面使用可能な合
    成樹脂製パレット。
  2. 【請求項2】 前記フォーク挿入用空間が、フォーク挿
    入方向に対して直角方向に並べられた2対の上面及び下
    面の桟状デッキ対から形成されている請求項1に記載の
    合成樹脂製パレット。
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