JP2603864B2 - 螢光表示管の製造方法 - Google Patents

螢光表示管の製造方法

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JP2603864B2
JP2603864B2 JP980489A JP980489A JP2603864B2 JP 2603864 B2 JP2603864 B2 JP 2603864B2 JP 980489 A JP980489 A JP 980489A JP 980489 A JP980489 A JP 980489A JP 2603864 B2 JP2603864 B2 JP 2603864B2
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直樹 野田
泰司 矢形
信也 河村
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伊勢電子工業 株式会社
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は螢光表示管の製造方法に係わり、特に螢光表
示部と対向して絶縁性基板上に直接的に接着固定される
固定方式の制御電極の各桁毎の分離方法に関するもので
ある。
〔従来の技術〕
従来の螢光表示管は、第10図(a),(b)に示すよ
うに絶縁性基板1上に表示部2が形成されており、この
表示部2は例えば電子機器の各種機能を表示するパター
ン形状に配置された螢光セグメント2a,2b,2cから構成さ
れている。また、この表示部2に対向して制御電極3が
固定配置され、この制御電極3の上方にはフイラメント
4が張設されている。
このような構成において、上記制御電極3は、メツシ
ユ部3aと、このメツシユ部3aを保持する枠部3bと、この
枠部3bの上下方向に突出して絶縁性基板1上に接着固定
するL字状のサポート部3cとが一体的に形成されてお
り、このサポート部3cは絶縁性基板1上に例えば一方が
絶縁性の結晶質ガラス5により接着固定され、他方は絶
縁性基板1上に形成された図示しない配線パターンの制
御電極接続部上に導電性接着剤6により接着固定されて
いる。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、このように構成される螢光表示管にお
いて、同図に示すように制御電極3は、表示機能毎に形
状が異なる各種の制御電極3A,3B,3C,3Dがリードフレー
ム3′に一体的に成形された状態で絶縁性基板1上の所
定位置に配置され、結晶質ガラス5および導電性接着剤
6により接着固定させた後、リードフレーム3′のA部
を第11図に示すようなカツター刃10aを有する切断工具1
0のカツター刃10aで押え、リードフレーム3′を例えば
ピンセツトで抓み、上方に持ち上げて切り離すことによ
つてリードフレーム3′を除去するとともに制御電極3
の取り付けを完成させていたので、接着固化された結晶
質ガラス5の一部が飛散されたり、導電性接着剤6の剥
れによる導通不良が発生しやすくなるなどの問題があつ
た。また、制御電極3の両端側にはフイラメント4を張
設する図示しないフイラメントサポートが配設されてお
り、このフイラメントサポートと上記リードフレーム
3′のA部との間の距離が短かいことから、切断工具10
のハンドリングが煩雑となり、作業性を低下させるなど
の問題があつた。さらに制御電極3を保持するリードフ
レーム3′のフレーム部3a′の存在が材料取り上の無駄
なスペースとなり、コスト高の一因となつていた。ま
た、制御電極3が形状の異なる複数種の制御電極3A,3B,
3C,3Dにより構成された場合には、マルチデイスペンサ
による導電性接着剤6の塗布工程,リードフレーム3′
に保持された制御電極3の絶縁性基板1上への配置およ
び一方のサポート部3cの位置合せ工程,結晶質ガラス5
の塗布工程,仮乾燥工程,一方のリードフレーム3′の
除去工程,導電性接着剤6をシリンジで打つ工程,制御
電極3の他方のサポート部3cの位置合せ工程,結晶質ガ
ラス5の塗布工程,仮乾燥工程および他方のリードフレ
ーム3′の除去工程を経て形成されるので、特に隣接す
る制御電極間の間隔が比較的広い場合には、前記導電性
接着剤6をシリンジで打つ工程以後の工程の工数が増大
して対処できなくなるという問題もあつた。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の螢光表示管の製造方法は、上記従来の課題を
改善するためになされたものであり、絶縁性基板上に互
いに独立して形成された複数桁の表示部に対向して各隣
接桁配列方向に複数個の制御電極が段違い形状に形成し
たフレーム狭小部を介して連結された制御電極組立体を
接着し固定した後、互いに隣接して独立する制御電極間
に電流を供給するようにしたものである。
〔作 用〕
本発明においては、互いに隣接して独立する制御電極
間に電流を供給することにより、段違い形状に形成した
フレーム狭小部が電流溶断されてそれぞれ電気的に独立
した制御電極が形成される。
〔実施例〕
以下、図面を用いて本発明の実施例を詳細に説明す
る。
第1図は本発明による螢光表示管の製造方法の前提例
を説明するための螢光表示管の要部平面図であり、前述
の図と同一部分には同一符号を付してある。同図におい
て、絶縁性基板1上には、互いに独立して複数桁の表示
部2(図示せず)が形成されており、これらの表示部2
上には、互いに形状の異なる複数個の制御電極3A,3B,3
C,3Dが互いに隣接桁毎にフレーム狭小部30aを形成した
フレーム部30bにより連結された制御電極組立体30が所
定位置に位置合せして対向配置され、各制御電極3A,3B,
3C,3Dの上下方向両端部の各サポート部3cがそれぞれ所
定位置に結晶質ガラス5および導電性接着剤6により接
着固定されている。この場合、前記制御電極組立体30
は、例えば板厚約50μmのステンレス材をフオトリソグ
ラフイ法およびプレス成形法等により加工形成され、ま
た、フレーム部30bのフレーム狭小部30aは第2図に拡大
平面図で示すようにフレーム部30bの上下方向の幅W
1は、W1=1としたとき、フレーム狭小部30aの幅W2=0.
33および横方向の幅W3=0.66の比率を有し、その傾斜角
θ=70度で形成されている。次に絶縁性基板1上に接着
固定された制御電極組立体30上には、第3図に示すよう
に絶縁性基板11に前記制御電極組立体30の各制御電極3
A,3B,3C,3Dのサポート部3cの配列ピツチとほぼ同等のピ
ツチで複数本の接触子12a,12b,12c,12d,12eが配設さ
れ、かつ隣接する接触子12a,12b,12c,12d,12eに交互に
電極と電極とにプローブ13を介して電流電源14が接
続された電源装置15をそれぞれサポート部3cと接触子12
a〜12eとを一致させて接触させる。これによつて制御電
極組立体30の各フレーム部30bのフレーム狭小部30aに電
流が集中して流れ、このフレーム狭小部30aが第4図に
示すように電流溶断され、ギヤツプxが形成されて第5
図に示すように各表示部2に対向してそれぞれ電気的に
分離独立した制御電極3A,3B,3C,3Dが得られる。なお、
各フレーム狭小部30aの電流溶断により残された各フレ
ーム部30bは、各制御電極3A,3B,3C,3Dのサポート部3cに
結合された状態で残存するが、組立上および電気的特性
上、何等支障がないので、除去する必要は全くなくな
る。
第6図は本発明による螢光表示管の製造方法の一実施
例を説明するための螢光表示管の要部平面図であり、前
述の図と同一部分には同一符号を付してある。同図にお
いて、第1図と異なる点は、制御電極組立体30′が複数
個の制御電極3E,3F,3Gを互いに隣接桁毎に連結するフレ
ーム部30b′が段違い形状に形成されるとともにこの段
違い部分にフレーム狭小部30aが形成され、第7図に拡
大平面図で示すように電流溶断部30cが形成される。こ
の場合、この電流溶断部30cは隣接桁のフレーム部30b′
に段差を設け、それぞれのフレーム部30b′の延長線上
に隣接桁のフレーム部30b′が存在しないように設定
し、第8図(a)に示すように電流溶断部30cの幅を絞
り、段差角度θを小さく形成することにより、各サポー
ト部3c相互間に前記電源装置15の電流供給により電流溶
断され、これによつて第8図(b)に示すようなフレー
ム部30b′の段違いにより生じたギヤツプyと、角度θ
を適当な値とすることによるギヤツプxとが形成されて
各制御電極3E,3F,3G相互間が各表示部毎に分離独立され
る。
このような方法によれば、電流溶断により分離独立さ
れたフレーム部30b′に横方向のギヤツプxに加え、縦
方向のギヤツプyが形成される。特に横方向のギヤツプ
xはそれぞれのフレーム部30b′の延長上から隣接桁の
フレーム部30b′を逃がしているため、制御電極組立体3
0′の成形処理時に発生する熱的歪等によるフレーム部3
0b′同志の接触を確実に防止することができる。
第9図は前述した電流溶断部30cの他の形状を示した
ものである。同図において、第8図と異なる点は、第8
図(a)に示すように電流溶断部30cの幅を絞り、段差
角度θを大きく形成したものである。これによつて第9
図(b)に示すように電流溶断により、縦方向のギヤツ
プyが形成される。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明によれば、絶縁性基板上に
複数桁の表示部に対向して各隣接桁毎に段違い形状に形
成したフレーム狭小部を介して連結された複数個の制御
電極を有する制御電極組立体を接着し固定した後、互い
に隣接する制御電極間に電流を供給することにより、段
違い形状に形成したフレーム狭小部を電流溶断したの
で、従来のようにリードフレームを上方に接ち上げて引
きちぎることが不要となるので、導電性接着剤の剥れに
よる導通不良および結晶質ガラスの飛散が全くなくな
る。また、複数個の制御電極を連結する大型のリードフ
レームが不要となるので、フイラメントサポート等との
位置関係を心配する必要がなくなり、制御電極の取付け
が容易となり、作業性が向上できるとともに材料取り
上、無駄なスペースが少なくなり、制御電極のコストダ
ウンが可能となる。さらに複数個の制御電極構造の場
合、従来では組立前工程の工数が倍近く必要であつた
が、本発明による方法によれば、制御電極を1枚余分に
配置する程度の工数増で良い。また、配線パターン間の
幅が狭くしかも分割される制御電極構造の場合、従来方
法では困難であるが、本発明による制御方法によれば、
その設計が比較的に容易となる。また、フレーム狭小部
を段違い形状に形成したことにより、電流溶断によるギ
ヤツプが縦横方向に形成されるので、溶断後における隣
接桁のフレーム部溶断部同志の接触を確実に防止できる
ので、品質,信頼性が向上できるなどの極めて優れた効
果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による螢光表示管の製造方法の前提例を
説明する要部平面図、第2図は第1図のフレーム狭小部
の拡大平面図、第3図は本発明による螢光表示管の製造
方法に用いる電源装置を示す斜視図、第4図は本発明に
よる螢光表示管の製造方法の前提例により電流溶断され
たフレーム部の要部拡大平面図、第5図は本発明にる螢
光表示管の製造方法の前提例により形成された螢光表示
管の要部平面図、第6図は本発明による螢光表示管の製
造方法の一実施例を説明する要部平面図、第7図は第6
図のフレーム部の要部拡大平面図、第8図(a),
(b)および第9図(a),(b)は本発明の螢光表示
管の製造方法の他の実施例によるフレーム部のフレーム
狭小部,電流溶断されたフレーム部の要部拡大平面図、
第10図(a),(b)は従来の螢光表示管の製造方法を
説明する要部平面図、第11図は従来の螢光表示管の製造
方法に用いる切断工具の平面図である。 1……絶縁性基板、2a,2b,2c……螢光セグメント、2…
…表示部、3A,3B,3C,3D,3E,3F,3G……制御電極、3a……
格子部、3b……枠部、3c……サポート部、30,30′……
制御電極組立体、30a……フレーム狭小部、30b,30b′…
…フレーム部、30c……電流溶断部、4……フイラメン
ト、5……結晶質ガラス、6……導電性接着剤。
フロントページの続き (72)発明者 河村 信也 三重県伊勢市上野町字和田700番地 伊 勢電子工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭54−44470(JP,A) 特開 昭62−57783(JP,A) 特開 昭62−101385(JP,A) 特開 昭54−102867(JP,A) 実開 昭56−85366(JP,U) 実開 昭63−133051(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】絶縁性基板上に螢光セグメントからなる複
    数桁の表示部が互いに独立して形成され、各表示部毎に
    対向してそれぞれ制御電極が配線パターンの制御電極接
    続部に接着固定してなる螢光表示管において、 前記絶縁性基板上の複数の表示部に対向して各隣接桁毎
    に段違い形状に形成したフレーム狭小部を介して複数個
    の制御電極が連結された制御電極組立体を接着し固定し
    た後、互いに隣接する制御電極間に電流を供給すること
    により、前記段違い形状に形成したフレーム狭小部を電
    流溶断することを特徴とした螢光表示管の製造方法。
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