JP2602983Y2 - フロッピーディスク用磁気ヘッド - Google Patents
フロッピーディスク用磁気ヘッドInfo
- Publication number
- JP2602983Y2 JP2602983Y2 JP1993076040U JP7604093U JP2602983Y2 JP 2602983 Y2 JP2602983 Y2 JP 2602983Y2 JP 1993076040 U JP1993076040 U JP 1993076040U JP 7604093 U JP7604093 U JP 7604093U JP 2602983 Y2 JP2602983 Y2 JP 2602983Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnetic head
- floppy disk
- connection
- connection pin
- magnetic core
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
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- Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)
- Magnetic Heads (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案はフロッピーディスクドラ
イブ装置に用いる磁気ヘッドの構造に関する。
イブ装置に用いる磁気ヘッドの構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】周知のように、フロッピーディスクドラ
イブ装置に使用される磁気ヘッドは、金属板で作られる
ジンバルに固定して用いるが、この磁気ヘッドにあって
は、外部回路との接続のため、図３及び図４に示すよう
な構造とされる場合がある。
イブ装置に使用される磁気ヘッドは、金属板で作られる
ジンバルに固定して用いるが、この磁気ヘッドにあって
は、外部回路との接続のため、図３及び図４に示すよう
な構造とされる場合がある。
【０００３】即ち、図３及び図４の符号”１”は磁気ヘ
ッドが固定されるジンバルであり、磁気コア２、スライ
ダ３、シールドコア４で構成される同磁気ヘッドの内部
には磁気コア２が挿入される樹脂成形のコイルボビン５
が配置される。つまり、周面に巻き線６が巻かれる同コ
イルボビン５の基部の接続部５ａに対しては、複数の接
続ピン７が磁気コア２の挿入方向に対して直角に延長し
た状態に配列され、これらの巻き線６の端部がこれらの
接続ピン７にそれぞれ結線される。
ッドが固定されるジンバルであり、磁気コア２、スライ
ダ３、シールドコア４で構成される同磁気ヘッドの内部
には磁気コア２が挿入される樹脂成形のコイルボビン５
が配置される。つまり、周面に巻き線６が巻かれる同コ
イルボビン５の基部の接続部５ａに対しては、複数の接
続ピン７が磁気コア２の挿入方向に対して直角に延長し
た状態に配列され、これらの巻き線６の端部がこれらの
接続ピン７にそれぞれ結線される。
【０００４】そして、金属板で作られる前記ジンバル１
の表面には、外部回路との接続のため、フレキシブル基
板８が積層され、このフレキシブル基板８の導体パター
ン（図示せず）が前記接続ピン７にそれぞれ接触状態に
おかれ、対応する導体パターンに各接続ピン７がハンダ
付けで接続される。
の表面には、外部回路との接続のため、フレキシブル基
板８が積層され、このフレキシブル基板８の導体パター
ン（図示せず）が前記接続ピン７にそれぞれ接触状態に
おかれ、対応する導体パターンに各接続ピン７がハンダ
付けで接続される。
【０００５】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たような従来のフロッピーディスク用磁気ヘッドでは、
フレキシブル基板８と接続ピン７との間の接続不良が発
生することがあるけれども、この原因は金属板から加工
される接続ピン７にある。即ち、前述した接続ピン７は
細長い棒状に金属板から加工されるので、矩形断面をも
つが、従来の構造では、図４に示すように、磁気コア２
の挿入方向の高さ方向寸法Ｈ1よりも断面幅寸法Ｗ1の方
が大な状態にある。このため、磁気ヘッドの組立工程等
において、磁気コア２の挿入方向に対して平行な方向の
外力を受けると、曲げ剛性に乏しい接続ピン７が同方向
に容易に変形し、この変形が原因となって変形した接続
ピン７とフレキシブル基板８の導体パターンが接触せ
ず、接続不良となる。また、大きな断面幅寸法Ｗ1の接
続ピン７を用いると、接続ピン７の相互間の間隔Ｐ1が
小さくなり、ハンダ付け工程で近接した導体パターンや
接続ピン７間が短絡する事故が生じる。また、コイル巻
線はノズルから巻線を出し、ノズルを動かす事により接
続ピン７に巻く。従って接続ピン７の相互間の間隔Ｐ1
が小さいと、ノズルが間隔Ｐ1の間を通らなくなり、巻
線工程の際、障害となる。
たような従来のフロッピーディスク用磁気ヘッドでは、
フレキシブル基板８と接続ピン７との間の接続不良が発
生することがあるけれども、この原因は金属板から加工
される接続ピン７にある。即ち、前述した接続ピン７は
細長い棒状に金属板から加工されるので、矩形断面をも
つが、従来の構造では、図４に示すように、磁気コア２
の挿入方向の高さ方向寸法Ｈ1よりも断面幅寸法Ｗ1の方
が大な状態にある。このため、磁気ヘッドの組立工程等
において、磁気コア２の挿入方向に対して平行な方向の
外力を受けると、曲げ剛性に乏しい接続ピン７が同方向
に容易に変形し、この変形が原因となって変形した接続
ピン７とフレキシブル基板８の導体パターンが接触せ
ず、接続不良となる。また、大きな断面幅寸法Ｗ1の接
続ピン７を用いると、接続ピン７の相互間の間隔Ｐ1が
小さくなり、ハンダ付け工程で近接した導体パターンや
接続ピン７間が短絡する事故が生じる。また、コイル巻
線はノズルから巻線を出し、ノズルを動かす事により接
続ピン７に巻く。従って接続ピン７の相互間の間隔Ｐ1
が小さいと、ノズルが間隔Ｐ1の間を通らなくなり、巻
線工程の際、障害となる。
【０００６】本考案の目的は、以上に述べたような従来
の磁気コアの問題に鑑み、ハンダ付け工程でのフレキシ
ブル基板の導体パターンと接続ピンとの間の接続不良
と、巻線工程での接続ピンに対するコイル巻線の巻付け
不良が生じないフロッピーディスク用磁気ヘッドを得る
にある。
の磁気コアの問題に鑑み、ハンダ付け工程でのフレキシ
ブル基板の導体パターンと接続ピンとの間の接続不良
と、巻線工程での接続ピンに対するコイル巻線の巻付け
不良が生じないフロッピーディスク用磁気ヘッドを得る
にある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本考案は、磁気コアが挿入されるコイルボビンの接
続部に、磁気コアの挿入方向に対して直角な方向に延長
する複数の矩形断面接続ピンを支持し、これらの接続ピ
ンの周面を磁気ヘッドが固定されるジンバルに積層した
フレキシブル基板の導体パターンにハンダ付けするフロ
ッピーディスク用磁気ヘッドにおいて、磁気コアの挿入
方向の前記接続ピンの高さ寸法を、同接続ピンの断面幅
寸法よりも大に成形したフロッピーディスク用磁気ヘッ
ドを提案するものである。
め、本考案は、磁気コアが挿入されるコイルボビンの接
続部に、磁気コアの挿入方向に対して直角な方向に延長
する複数の矩形断面接続ピンを支持し、これらの接続ピ
ンの周面を磁気ヘッドが固定されるジンバルに積層した
フレキシブル基板の導体パターンにハンダ付けするフロ
ッピーディスク用磁気ヘッドにおいて、磁気コアの挿入
方向の前記接続ピンの高さ寸法を、同接続ピンの断面幅
寸法よりも大に成形したフロッピーディスク用磁気ヘッ
ドを提案するものである。
【０００８】
【実施例】以下、図１及び図２について本考案の実施例
の詳細を説明する。本考案の実施例を示す図１及び図２
は前述した図３及び図４に対応した断面図であり、図３
及び図４と同一構造部分については同一符号を付して示
してあるので、重複した説明は省略する。
の詳細を説明する。本考案の実施例を示す図１及び図２
は前述した図３及び図４に対応した断面図であり、図３
及び図４と同一構造部分については同一符号を付して示
してあるので、重複した説明は省略する。
【０００９】図示実施例の特徴は、フレキシブル基板８
の導体パターンにそれぞれハンダ付けされる接続ピン７
Ａにある。即ち、図示実施例の場合、金属板から矩形断
面の棒状に加工される各接続ピン７Ａは、磁気コア２の
挿入方向に対して直角な方向に延長した状態でコイルボ
ビン５の接続部５ａに配列されるが、その高さ方向寸法
Ｈ２ 即ち、磁気コア２の挿入方向に平行な方向の寸法
が、その方向に対して直角な断面幅寸法Ｗ2に比較して
充分に大にされている。なお、図１及び図２の符号”５
ｂ”は巻線工程でコイルボビン５に巻かれる巻き線６の
糸切れを防止するための傾斜面である。
の導体パターンにそれぞれハンダ付けされる接続ピン７
Ａにある。即ち、図示実施例の場合、金属板から矩形断
面の棒状に加工される各接続ピン７Ａは、磁気コア２の
挿入方向に対して直角な方向に延長した状態でコイルボ
ビン５の接続部５ａに配列されるが、その高さ方向寸法
Ｈ２ 即ち、磁気コア２の挿入方向に平行な方向の寸法
が、その方向に対して直角な断面幅寸法Ｗ2に比較して
充分に大にされている。なお、図１及び図２の符号”５
ｂ”は巻線工程でコイルボビン５に巻かれる巻き線６の
糸切れを防止するための傾斜面である。
【００１０】図示実施例によるフロッピーディスク用磁
気ヘッドは、以上のような構造であるから、各接続ピン
７Ａの高さ方向の断面係数が非常に大きなものとなるか
ら、磁気ヘッドの組立工程等において、同方向に外力曲
げモーメントが作用しても、接続ピン７Ａは容易に変形
しない。したがって、フレキシブル基板８の導体パター
ンと接続ピン７Ａの周面の接触状態が確実に保たれるた
め、ハンダ付け工程で両者を確実に接続できる。また、
図４と図２との比較から理解されるように、本考案によ
る接続ピン７Ａの相互間の間隔Ｐ2は、従来の間隔Ｐ１
よりも広くなるため、隣り合った接続ピン７Ａの相互短
絡をも防止でき、コイル巻線のノズルが通りやすくなる
ため、製品歩留まりを低減できる。
気ヘッドは、以上のような構造であるから、各接続ピン
７Ａの高さ方向の断面係数が非常に大きなものとなるか
ら、磁気ヘッドの組立工程等において、同方向に外力曲
げモーメントが作用しても、接続ピン７Ａは容易に変形
しない。したがって、フレキシブル基板８の導体パター
ンと接続ピン７Ａの周面の接触状態が確実に保たれるた
め、ハンダ付け工程で両者を確実に接続できる。また、
図４と図２との比較から理解されるように、本考案によ
る接続ピン７Ａの相互間の間隔Ｐ2は、従来の間隔Ｐ１
よりも広くなるため、隣り合った接続ピン７Ａの相互短
絡をも防止でき、コイル巻線のノズルが通りやすくなる
ため、製品歩留まりを低減できる。
【００１１】
【考案の効果】以上の説明から明らかなように、本考案
によれば、矩形断面に成形される接続ピンの向きを替え
るだけで、断面積製造原価を上昇することなく、フレキ
シブル基板との間の接続不良と接続ピンに対するコイル
巻線の巻付け不良が生じないフロッピーディスク用磁気
ヘッドを得ることができる。
によれば、矩形断面に成形される接続ピンの向きを替え
るだけで、断面積製造原価を上昇することなく、フレキ
シブル基板との間の接続不良と接続ピンに対するコイル
巻線の巻付け不良が生じないフロッピーディスク用磁気
ヘッドを得ることができる。
【図１】本考案によるフロッピーディスク用磁気ヘッド
の要部拡大断面図である。
の要部拡大断面図である。
【図２】図１の直角な方向から見た同フロッピーディス
ク用磁気ヘッドの要部拡大断面図である。
ク用磁気ヘッドの要部拡大断面図である。
【図３】従来のフロッピーディスク用磁気ヘッドの図１
相当断面図である。
相当断面図である。
【図４】同フロッピーディスク用磁気ヘッドの図２相当
断面図である。
断面図である。
１ ジンバル ２ 磁気コア ５ コイルボビン ５ａ 接続部 ７ 接続ピン ８ フレキシブル基板
Claims (1)
- 【請求項１】 磁気コアが挿入されるコイルボビンの接
続部に、磁気コアの挿入方向に対して直角な方向に延長
する複数の矩形断面接続ピンを支持し、これらの接続ピ
ンの周面を磁気ヘッドが固定されるジンバルに積層した
フレキシブル基板の導体パターンにハンダ付けするフロ
ッピーディスク用磁気ヘッドにおいて、磁気コアの挿入
方向の前記接続ピンの高さ寸法を、同接続ピンの断面幅
寸法よりも大に成形したことを特徴とするフロッピーデ
ィスク用磁気ヘッド。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1993076040U JP2602983Y2 (ja) | 1993-12-29 | 1993-12-29 | フロッピーディスク用磁気ヘッド |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1993076040U JP2602983Y2 (ja) | 1993-12-29 | 1993-12-29 | フロッピーディスク用磁気ヘッド |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0743263U JPH0743263U (ja) | 1995-08-18 |
| JP2602983Y2 true JP2602983Y2 (ja) | 2000-02-07 |
Family
ID=13593698
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1993076040U Expired - Fee Related JP2602983Y2 (ja) | 1993-12-29 | 1993-12-29 | フロッピーディスク用磁気ヘッド |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2602983Y2 (ja) |
-
1993
- 1993-12-29 JP JP1993076040U patent/JP2602983Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0743263U (ja) | 1995-08-18 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |