JP2602376Y2 - シートバックのリクライニング機構 - Google Patents
シートバックのリクライニング機構Info
- Publication number
- JP2602376Y2 JP2602376Y2 JP1993034413U JP3441393U JP2602376Y2 JP 2602376 Y2 JP2602376 Y2 JP 2602376Y2 JP 1993034413 U JP1993034413 U JP 1993034413U JP 3441393 U JP3441393 U JP 3441393U JP 2602376 Y2 JP2602376 Y2 JP 2602376Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seat back
- attached
- base
- long hole
- lower tooth
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Seats For Vehicles (AREA)
- Chairs For Special Purposes, Such As Reclining Chairs (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、自動車のリヤシート等
におけるシートバックの角度調整に適用されるシートバ
ックのリクライニング機構に関するものである。
におけるシートバックの角度調整に適用されるシートバ
ックのリクライニング機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車のリヤシート等におけるシ
ートバックのリクライニング機構においては、図5乃至
図7に示すようになっている。即ち、図5乃至図7にお
いて、シートバック21の切り欠き部22内にロックユ
ニット23が設けられており、ボデイ24側にはストラ
イカ25が固定されている。
ートバックのリクライニング機構においては、図5乃至
図7に示すようになっている。即ち、図5乃至図7にお
いて、シートバック21の切り欠き部22内にロックユ
ニット23が設けられており、ボデイ24側にはストラ
イカ25が固定されている。
【0003】そして、ロックユニット23は、ストライ
カ25と噛み合う複数の凹部26が形成されたロック部
材27と、このロック部材27を上下動させるロッド2
8とを有しており、ロックユニット23のロッド28で
ロック部材27を上下動させ、ボデイ側のストライカ2
5に対して噛み合い位置を調整してシートバック21の
リクライニングを行っている。
カ25と噛み合う複数の凹部26が形成されたロック部
材27と、このロック部材27を上下動させるロッド2
8とを有しており、ロックユニット23のロッド28で
ロック部材27を上下動させ、ボデイ側のストライカ2
5に対して噛み合い位置を調整してシートバック21の
リクライニングを行っている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来技術においては、ロックユニットをシートバック
内に設置しているため、シートバックの厚みに制限さ
れ、リクライニング角度を大きく設定することができな
いという問題がある。また、リクライニング角度を大き
く取るために前記切り欠き部を大きく形成する必要があ
り、このため外観見栄えが悪くなるという問題がある。
た従来技術においては、ロックユニットをシートバック
内に設置しているため、シートバックの厚みに制限さ
れ、リクライニング角度を大きく設定することができな
いという問題がある。また、リクライニング角度を大き
く取るために前記切り欠き部を大きく形成する必要があ
り、このため外観見栄えが悪くなるという問題がある。
【0005】本考案は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、リクライニング角度を大きく設定することがで
きるようにすると共に、シートの外観見栄えの向上も図
れるシートバックのリクライニング機構を提供すること
を目的とするものである。
であり、リクライニング角度を大きく設定することがで
きるようにすると共に、シートの外観見栄えの向上も図
れるシートバックのリクライニング機構を提供すること
を目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成する本考
案は、シートバックのリクライニング機構において、ボ
デイに取り付けられるベースと、このベースに対向して
ボデイに取り付けられ、シートバックの回転中心を中心
とする円弧状の長孔部を有するケースと、前記ベースに
上下動可能でかつ前記円弧状の長孔部に沿った移動を拘
束した状態で取り付けられるアッパーツースと、このア
ッパーツースに噛合するロアツースと、このロアツース
に取り付けられ、前記円弧状の長孔部より突出し、該長
孔部に沿ってスライド可能なストライカと、前記アッパ
ーツースがロアツースに噛み合うようにアッパーツース
を付勢するリターンスプリングと、このリターンスプリ
ングの付勢に抗して前記アッパーツースをロアツースと
の噛合から解除する方向に操作可能なロッドとを具備し
たことを特徴とする。
案は、シートバックのリクライニング機構において、ボ
デイに取り付けられるベースと、このベースに対向して
ボデイに取り付けられ、シートバックの回転中心を中心
とする円弧状の長孔部を有するケースと、前記ベースに
上下動可能でかつ前記円弧状の長孔部に沿った移動を拘
束した状態で取り付けられるアッパーツースと、このア
ッパーツースに噛合するロアツースと、このロアツース
に取り付けられ、前記円弧状の長孔部より突出し、該長
孔部に沿ってスライド可能なストライカと、前記アッパ
ーツースがロアツースに噛み合うようにアッパーツース
を付勢するリターンスプリングと、このリターンスプリ
ングの付勢に抗して前記アッパーツースをロアツースと
の噛合から解除する方向に操作可能なロッドとを具備し
たことを特徴とする。
【0007】
【作用】上記構成とすることにより、ストライカはボデ
イにスライド可能に取り付けられてシートバックに連動
してロックされる機構なので、シートバックの厚みに関
係なくリクライニング角度を設定できることとなり、そ
のリクライニング角度を大きく取ることが可能となる。
また、シートバックの切り込み部にはストライカとの連
結及び連結解除を行う係合機構のみを設ければよいこと
となり、該切り込み部は小さなもので済むこととなる。
イにスライド可能に取り付けられてシートバックに連動
してロックされる機構なので、シートバックの厚みに関
係なくリクライニング角度を設定できることとなり、そ
のリクライニング角度を大きく取ることが可能となる。
また、シートバックの切り込み部にはストライカとの連
結及び連結解除を行う係合機構のみを設ければよいこと
となり、該切り込み部は小さなもので済むこととなる。
【0008】
【実施例】以下、本考案に係る一実施例を図1乃至図4
に基づいて説明する。図1は本考案に係る一実施例の分
解斜視図であるが、図1において、ストライカ1は2個
の凸部2aを有するロアツース2に固定され、両者は一
体となってボデイ(図示省略)に取り付けられるケース
3の前後方向の長孔部3aに添ってスライド可能に取り
付けられている。
に基づいて説明する。図1は本考案に係る一実施例の分
解斜視図であるが、図1において、ストライカ1は2個
の凸部2aを有するロアツース2に固定され、両者は一
体となってボデイ(図示省略)に取り付けられるケース
3の前後方向の長孔部3aに添ってスライド可能に取り
付けられている。
【0009】複数(本実施例では4個)の係合部として
の凹部5aを有するロック部材としてのアッパーツース
5はロアツース2と噛み合う様に常時リターンスプリン
グ6にて付勢されてケース3及びベース7に取り付けら
れている。尚、ロアツース2とアッパーツース5はケー
ス3とベース7とでサンドイッチ状態に挟まれており、
その中でロアツース2は前後に、またアッパーツース5
は上下にそれぞれ滑らかに摺動可能な状態となってい
る。
の凹部5aを有するロック部材としてのアッパーツース
5はロアツース2と噛み合う様に常時リターンスプリン
グ6にて付勢されてケース3及びベース7に取り付けら
れている。尚、ロアツース2とアッパーツース5はケー
ス3とベース7とでサンドイッチ状態に挟まれており、
その中でロアツース2は前後に、またアッパーツース5
は上下にそれぞれ滑らかに摺動可能な状態となってい
る。
【0010】そして、アッパーツース5にはピン8(2
箇所)を介してロックプレート9が取り付けられると共
に、このロックプレート9にはロッド10が取り付けら
れている。そして、ロッド10を上下に操作することに
より、ロックプレート9を介してアッパーツース5を上
下に移動させ、該アッパーツース5の凹部5aとロアツ
ース2の突部2aとの噛み合い変化操作や、噛合解除状
態と噛合状態との選択操作等をすることができるように
なっている(図2及び図3参照)。
箇所)を介してロックプレート9が取り付けられると共
に、このロックプレート9にはロッド10が取り付けら
れている。そして、ロッド10を上下に操作することに
より、ロックプレート9を介してアッパーツース5を上
下に移動させ、該アッパーツース5の凹部5aとロアツ
ース2の突部2aとの噛み合い変化操作や、噛合解除状
態と噛合状態との選択操作等をすることができるように
なっている(図2及び図3参照)。
【0011】尚、ストライカ1の先端は、上述した機構
より突出しており、シートバック11の切り欠き部12
(図4参照)内に設けられた係合機構(図示省略)を介
してシートバック11と連結されている。即ち、シート
バック11のリクライニング作動に応じてシートバック
11に連動してストライカ1がボデイ側の長孔部3aに
沿ってスライドするようになっている。そして、シート
バック11の前倒し時等においては前記係合機構を操作
することにより、シートバック11とストライカ1との
連結を解除することができるようになっている。
より突出しており、シートバック11の切り欠き部12
(図4参照)内に設けられた係合機構(図示省略)を介
してシートバック11と連結されている。即ち、シート
バック11のリクライニング作動に応じてシートバック
11に連動してストライカ1がボデイ側の長孔部3aに
沿ってスライドするようになっている。そして、シート
バック11の前倒し時等においては前記係合機構を操作
することにより、シートバック11とストライカ1との
連結を解除することができるようになっている。
【0012】図2は本実施例におけるロック時の要部の
側面図であり、図3は本実施例におけるロック解除時の
要部の側面図であるが、その作動等の説明は前述した通
りであるので省略する。
側面図であり、図3は本実施例におけるロック解除時の
要部の側面図であるが、その作動等の説明は前述した通
りであるので省略する。
【0013】上記のような実施例においては、シートバ
ック11の切り欠き部12にはストライカ1との連結及
び連結解除を行うための簡単な構造の係合機構を設ける
だけなので、ストライカ1の前後方向の長さ(幅)程度
の大きさの切り欠き部12であればよく、ノーマルタイ
プ(リヤリクライニング無し)と同じ程度の切り欠き部
となってシートの外観見栄えが大幅に向上する。また、
スライドするストライカ1や該ストライカ1と係合する
ロック機構等は全てボデイ側に取り付けられるので、リ
クライニング角度を充分に大きく設定することができ
る。さらに、リクライニング角度に関係なく操作ノブ
(ロッド10の先端に付くもの)は常にボデイに対して
一定位置にあるので、リクライニング操作が安定して行
えるようになる。
ック11の切り欠き部12にはストライカ1との連結及
び連結解除を行うための簡単な構造の係合機構を設ける
だけなので、ストライカ1の前後方向の長さ(幅)程度
の大きさの切り欠き部12であればよく、ノーマルタイ
プ(リヤリクライニング無し)と同じ程度の切り欠き部
となってシートの外観見栄えが大幅に向上する。また、
スライドするストライカ1や該ストライカ1と係合する
ロック機構等は全てボデイ側に取り付けられるので、リ
クライニング角度を充分に大きく設定することができ
る。さらに、リクライニング角度に関係なく操作ノブ
(ロッド10の先端に付くもの)は常にボデイに対して
一定位置にあるので、リクライニング操作が安定して行
えるようになる。
【0014】
【考案の効果】以上述べた如く、本考案によれば、スト
ライカはスライド可能に取り付けられてシートバックに
連動してロックされる機構なので、シートバックの厚み
に関係なくリクライニング角度を設定できることとな
り、そのリクライニング角度を大きく取ることが可能と
なって極めて優れたものとすることができる。また、シ
ートバックの切り込み部にはストライカとの連結及び連
結解除を行う係合機構のみを設ければよいこととなり、
該切り込み部は小さなもので済むこととなるのでシート
の外観見栄えを大幅に向上させることができる。
ライカはスライド可能に取り付けられてシートバックに
連動してロックされる機構なので、シートバックの厚み
に関係なくリクライニング角度を設定できることとな
り、そのリクライニング角度を大きく取ることが可能と
なって極めて優れたものとすることができる。また、シ
ートバックの切り込み部にはストライカとの連結及び連
結解除を行う係合機構のみを設ければよいこととなり、
該切り込み部は小さなもので済むこととなるのでシート
の外観見栄えを大幅に向上させることができる。
【図1】本考案に係る一実施例の分解斜視図である。
【図2】本考案に係る一実施例のロック時の要部の側面
図である。
図である。
【図3】本考案に係る一実施例のロック解除時の要部の
側面図である。
側面図である。
【図4】本考案に係るシートバックの概略斜視図であ
る。
る。
【図5】従来技術に係る全体斜視図である。
【図6】従来技術に係る要部の側面図である。
【図7】従来技術に係るシートバックの概略斜視図であ
る。
る。
1 ストライカ 2 ロアツース 2a 凸部 3 ケース 3a 長孔部 5 アッパーツース(ロック部材) 5a 凹部(係合部) 6 リターンスプリング 7 ベース 9 ロックプレート 10 ロッド 11 シートバック 12 切り欠き部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60N 2/00 - 2/54 A47C 1/026
Claims (1)
- 【請求項1】 ボデイに取り付けられるベースと、この
ベースに対向してボデイに取り付けられ、シートバック
の回転中心を中心とする円弧状の長孔部を有するケース
と、前記ベースに上下動可能でかつ前記円弧状の長孔部
に沿った移動を拘束した状態で取り付けられるアッパー
ツースと、このアッパーツースに噛合するロアツース
と、このロアツースに取り付けられ、前記円弧状の長孔
部より突出し、該長孔部に沿ってスライド可能なストラ
イカと、前記アッパーツースがロアツースに噛み合うよ
うにアッパーツースを付勢するリターンスプリングと、
このリターンスプリングの付勢に抗して前記アッパーツ
ースをロアツースとの噛合から解除する方向に操作可能
なロッドとを具備したことを特徴とするシートバックの
リクライニング機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993034413U JP2602376Y2 (ja) | 1993-06-01 | 1993-06-01 | シートバックのリクライニング機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993034413U JP2602376Y2 (ja) | 1993-06-01 | 1993-06-01 | シートバックのリクライニング機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0687055U JPH0687055U (ja) | 1994-12-20 |
JP2602376Y2 true JP2602376Y2 (ja) | 2000-01-11 |
Family
ID=12413514
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993034413U Expired - Fee Related JP2602376Y2 (ja) | 1993-06-01 | 1993-06-01 | シートバックのリクライニング機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2602376Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20030003480A (ko) * | 2001-07-02 | 2003-01-10 | 현대자동차주식회사 | 자동차용 리어 시트의 폴딩 장치 |
-
1993
- 1993-06-01 JP JP1993034413U patent/JP2602376Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0687055U (ja) | 1994-12-20 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
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