JP2602305B2 - グラビア印刷方法 - Google Patents

グラビア印刷方法

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JP2602305B2
JP2602305B2 JP63302055A JP30205588A JP2602305B2 JP 2602305 B2 JP2602305 B2 JP 2602305B2 JP 63302055 A JP63302055 A JP 63302055A JP 30205588 A JP30205588 A JP 30205588A JP 2602305 B2 JP2602305 B2 JP 2602305B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、複数の版で印刷される多色刷りのグラビア
印刷方法に関する。
〔従来の技術〕
グラビア印刷方法は、一般に他の印刷方法に比べて階
調豊富で力強いものが印刷され、また印刷スピードが速
いことから、部数の多い雑誌、週刊誌等に適した印刷方
法である。このグラビア印刷方法で用いるグラビア印刷
版を製版する方式には、大きく分けると、エッチングに
よる形成方法と機械彫刻による形成方法とがあるが、機
械彫刻で形成した版はエッチングで形成した版に比べる
と調子の再現性が安定しており、またその作業工程も少
なく製版時間が短いことから、この機械彫刻による形式
方法が現在主流になりつつある。
また,従来より,平版用又は凸版用の網ポジチブや網
ネガチブ等の網分解画像を利用してグラビア印刷を行う
方法は,例えば,特公昭58−21259号公報に示されてお
り、また平版用又は凸版用の網ポジチブを機械彫刻方式
の製版における原稿として利用し,この網ポジチブの網
点を光学的に又は電気的にボカしてから機械彫刻により
グラビア印刷版を作成する方法も特開昭56−161167号公
報及び特開昭57−126668号公報に示されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、グラビア印刷を行うにあたって、機械彫刻
で形成したグラビア印刷版はエッチングで形成したグラ
ビア印刷版に比べて細線の解像力が悪いため、機械彫刻
で形成したグラビア印刷版を用いてグラビア印刷をした
場合、例えば雑誌等の本文に用いられている日本文字
(通常、スミ版で刷られている)のように細線の解像度
を必要とする部分をうまく再現できないという問題点が
ある。
一方、絵柄の再現においてスミ版は一般に全体のし
め、つまり絵柄のシャープさをもたせる役目をなしてお
り、解像度が不足すると例えば髪の毛等では十分なシャ
ープさが得られないという問題点もある。
また,平版用又は凸版用の網ポジチブ又は網ネガチブ
(以下網版という)を用いてエッチングによりグラビア
印刷版を作る方法は,まず,カーボンチッシュ等のレジ
ストにグラビアスクリーンを焼き付ける工程と,このレ
ジストに網版を焼き付ける工程と,さらに必要があれば
レジストと網版との間に拡散シート等を挟んで焼き付け
る工程とを施し,次に該レジストを介してグラビアシリ
ンダをエッチングしてグラビア印刷版を得るものであ
る。
以下においては簡単のために網ポジチブについて説明
するが,網ネガチブについてもネガとポジの相違を考慮
して同様に考えればよい。
ところで,前記網ポジチブの網点構成はライト部にお
いては小さな網点となっており,ライト部からシャドウ
部に向かうにつれて徐々に網点が大きくなり,最シャド
ウ部においてはほぼ網点が重なった状態となり,ほぼ全
体が真黒となっている。従って,ライト部の小さな網点
の画像が前記グラビアスクリーンの画像により分割され
たり,消失させられてしまったりすることにより,特に
ライト部の調子が変化したり,あるいはざらついた感じ
になるという欠点を有している。
また,この方法によればライト部における網点をグラ
ビアスクリーンとの間にモアレを生ずることがあるとい
う欠点も有している。この欠点を解消する方法として
は,特公昭55−13026号公報に示されるようにグラビア
スクリーンの焼き付けに当たってネガチブをグラビアス
クリーンに重ねる方法が知られているが,この方法はネ
ガチブを更に必要とする不便さを有している。
しかしながら,このようなエッチングによる方法で
は,最シャドウ部においては,第1図に示すようにセル
(1)の形状は角柱形状又は円柱形状をなしており,セ
ルの容積を充分に大きくすることができる。
他方,平版用又は凸版用の網ポジチブを用いて,該網
ポジチブの網点を光学的に又は電気的にボカして機械彫
刻によりグラビア印刷版を形成した場合においては,第
2図に示すように彫刻されたセル(2)の形状はほぼ角
錐形状となっている。そして,このセルの表面積はライ
ト部においては小さく,中間調部からシャドウ部に向か
うにつれて徐々に大きくなっていく。この場合,原稿の
最シャドウ部に相当する部分においてもグラビア印刷版
のセルとして独立している必要があるため,セルの表面
積はある一定の大きさ以上にすることはできない。この
こととセルの形状が角錐形状であるということにより,
シャドウ部におけるセル容積はエッチングにより得られ
るセル容積よりも小さくなってしまう。すなわち,この
ことは機械彫刻により得られるグラビア印刷版は,エッ
チングにより得られるグラビア印刷版に比べてシャドウ
部におけるインキ量が少ないことを意味する。従って,
このような機械彫刻方式におけるグラビア印刷版を用い
たのでは,特にシャドウ部のインキ量が不足しがちとな
る。そして,このインキ量の不足傾向は,特にキ,ア
カ,アイの3色が重なるべき部分においては,前記イン
キ量の不足分が累積される結果として,インキ量の不足
が顕著にあらわれ,全体としてシャドウ部の重厚さに欠
けた印刷物となりがちである。
従って,本発明の第1の目的は、文字の再現性、調子
の安定性、及び絵柄のシャープさを得ることができ、し
かも作業工程の少ないグラビア印刷方法を提供すること
である。
また,本発明の他の目的は,平版用又は凸版用の網ポ
ジチブを用いてグラビア印刷物を得るにあたって,ライ
ト部の調子再現性の良さとシャドウ部の重厚さを兼ね備
えるとともに,モアレのめだたない印刷物を得る新規な
印刷方法を提供しようとするものである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は上記課題を解決するためになされたもので、
複数の版を用いて多色印刷がなされるグラビア印刷方法
において、前記複数の版は同じ画像が色分解された分解
画像を含み、少なくともスミ版用の分解画像を含む版が
エッチングで形成され、残りの版が機械彫刻され、前記
複数の版の分解画像は位置を合わせて刷り重ねられるこ
とを特徴とするグラビア印刷方法である。
また、複数の版を用いて多色印刷がなされるグラビア
印刷方法において、前記複数の版は同じ画像が色分解さ
れた平版用又は凸版用の網分解画像を含み、これら網分
解画像のうち少なくともスミ版用の網分解画像を含む版
を、エッチング方式によりグラビア印刷版と成し、残り
の網分解画像を含む版を、それぞれの網分解画像の網点
を光学的に又は電気的にボカして機械彫刻方式によりグ
ラビア版と成し、それぞれの方式で形成されたこれらグ
ラビア印刷版を用いて、前記網分解画像を刷り重ねるこ
とを特徴とするグラビア印刷方法である。
ここで,網分解画像とは,網ポジチブや網ネガチブの
ように,画像の階調が網点の大小により表現されてなる
画像のことである。
〔作用〕
本発明のグラビア印刷方法によれば、少なくともスミ
版がエッチングで形成されているので、文字の再現性お
よび絵柄のシャープさが十分得られ、かつ残りの版が機
械彫刻で形成されているので調子の安定性も得られ、全
体としてバランスのとれた良好な印刷物を得ることが可
能となる。
さらに,本発明によれば,網分解画像として平版用又
は凸版用の網分解画像を用いてグラビア印刷を行って
も,グラビアスクリーンによるライト部の調子の再現性
への悪影響や,ザラついた感じを与えるという悪影響は
スミ版のみにとどまっている。この場合においてスミ版
は前述の如くライト部においては網点はほとんど形成さ
れておらず,前記グラビアスクリーンによるライト部の
網点への悪影響は,実際上ほとんど無視し得るものとす
ることができる。スミ版以外のグラビア印刷版で前述の
ような構成の機械彫刻方式で形成されているものは,実
際上ライト部の小さな網点が再現されるグラビア印刷版
のセルへのグラビアスクリーンの悪影響は皆無とするこ
とができ,しかも各色間の網点配列に基づくモアレの発
生も目立たなくすることができる。この場合において,
モアレの発生は以下のようにして目立たなくなる。すな
わち,網分解画像を原稿画像としてヘリオクリッショグ
ラフ(商品名)と称される機械彫刻装置にて画像入力を
行い,次に彫刻針にて機械的にグラビアシリンダー表面
に画像の濃淡に応じてセルを形成させるにあたって,網
分解画像の網点を光学的に又は電気的にボカすことを行
っている。また,本発明においては,スミ版のグラビア
印刷版はエッチング方式にて形成されるものであるた
め,中間調部からシャドウ部におけるセルの容積も充分
大きくすることができ,機械彫刻による中間調部からシ
ャドウ部における特に3次色部分の印刷濃度不足を補う
ことができる。
〔実施例〕
本発明を実施例を用いて詳細に説明する。
実施例1 本発明のグラビア印刷方法は、例えば、キ(Y),ア
カ(M),アイ(C),スミ(BK)の4色からなる複数
のグラビア印刷版が用いられる。このグラビア印刷版の
製版方法には大別してエッチングによる形成方法と機械
彫刻による形成方法とがあるが、本発明は、上述した複
数のグラビア印刷版のうち、主に文字を印刷するスミ版
をエッチングで形成し、残りのキ版、アカ版、アイ版を
機械彫刻で形成してある。なお、本実施例ではスミ版の
みをエッチングで形成したが、スミ版以外に残りの一部
の色版もエッチングで形成しても良く、少なくともスミ
版がエッチングで形成されていればよい。
ここで、エッチングによる形成方法と機械彫刻による
形成方法について説明する。
エッチングによる形成方法にはコンベンショナル法、
網グラビア法等があり、この中のコンベンショナル法に
ついて説明すると、まず、グラビアスクリーンにカーボ
ンチッシュを密着させて焼き付けを行う。これにより、
スクリーンの白線に相当する所は焼かれ、チッシュのゼ
ラチン面の十字に交差した硬化線ができ、スクリーンの
黒います目の部分は光が達しないから硬化しない。次に
このチッシュに連続調ポジを焼き付けると、この未感光
のます目の部分が濃淡に応じて薄くまたは厚く硬化され
る。そして、焼き付けのすんだカーボンチッシュをシリ
ンダーの所定位置に転写し、その後このシリンダーを現
像し、次いで塩化第二鉄溶液で表面を腐食し、さらに耐
刷力を増すためにクロムめっきを行い版を作る方法であ
る。
一方、機械彫刻による形成方法は、ヘル社のヘリオク
リッショグラフという商品名で市販されているような装
置等を用い,白色不透明ベースを用いた連続調ネガを原
板とし、これを走査してその濃淡を電気信号にかけて彫
刻部にダイヤモンド針を微細に振動させ、シリンダーを
回転させながら表面を彫刻して版を作る方法である。
なお、上述したこれら製版法はいずれも周知である。
ところで、上述したエッチングによる形成方法および
機械彫刻による形成方法にはそれぞれ長所があり、細線
の解像度の点ではエッチングによる形成方法の方が優れ
ており、調子の安定性の点では機械彫刻による形成方法
の方が優れている。
一方、印刷物においても、例えば日本文字(主に本
文)のように細線の解像度を必要とする部分と、写真等
の絵柄のように調子安定性を必要とする部分がある。こ
の文字の再現にはたいていスミが用いられている。ま
た、絵柄においてこのスミはそのシャープさを出すため
のもので量的にはあまり用いられておらず、絵柄は、主
にキ、アカ、アイで再現されており、しかも調子安定性
を必要とされる部分である。そこで、本発明のグラビア
印刷方法は、絵柄の再現にはあまり用いられず、文字に
用いられているスミ版をエッチング方式で形成し、残り
のキ版、アカ版、アイ版を機械彫刻方式で形成する。こ
のようにして形成されたこれらグラビア印刷版を用いて
各色を順次刷重ねれば、機械彫刻方式で形成した版によ
る絵柄の調子の安定性を得ながら、エッチング方式で形
成した版(スミ版)により解像度の良好な文字を再現す
ることができ、しかも絵柄の十分なシャープさを得るこ
とができ、全体としてバランスのとれた印刷物を刷るこ
とができる。
ところで、本発明のグラビア印刷方法は、製版法の異
なる版を用いて印刷するので、見当ずれが生じやすい。
つまり、エッチングで版を形成する際用いられるカーボ
ンチッシュのベースが紙の場合、伸縮しやすく、これに
より機械彫刻で形成した版との間で見当ずれを起こす恐
れがある。従って、カーボンチッシュの代わりにベース
がポリエステルのピグメントフィルム(例えばオートタ
イプ社製,商品名オートフィルム)を用いることが好ま
しい。
また、エッチングで形成した版と機械彫刻で形成した
版との刷重ねによるモアレが生じるのを防止するために
両者の線数等の条件を適当に変えることが好ましい。
実施例2 カラーの写真原稿をカラースキュナーにてキ(Y),
アカ(M),アイ(C),スミ(BK)の4色用の色分解
した平版用の網ネガチブを出力した。この網ネガチブに
必要なレタッチ作業を行った後,反転処理により平板用
の網ポジチブを得た。この網ポジチブを所定のレイアウ
トに従って配置して透明フィルム上に貼り込み,また,
スミ版に関しては写植による日本語の文字を貼り込ん
だ。この場合の文字の大きさは8ポイントであり画数の
多い漢字も含んでいた。こうして得られた網ポジチブ
は,オフセット用の版材であるPS版へ焼き付けて校正刷
の印刷物をオフセット印刷方式により作成した。この校
正刷により,調子や配色,文字等の確認をおこなった。
次にこの網ポジチブのうち,キ,アカ,アイの3色分に
ついては感光性のフィルム(オリエンタル写真工業社
製,商品名ルミライト)へ密着露光し現像して網ネガチ
ブとした。このものは反射タイプのネガチブである。
このものをヘル社製のヘリオクリッショグラフ(商品
名)と称される機械彫刻装置の原稿シリンダーへ取りつ
け,網ネガチブの画像を入力させ,網点を電気的にボカ
す処理をしてから出力部の彫刻針によりグラビアシリン
ダへ機械彫刻し,角錐形状のセルを有するグラビア印刷
版を得た。この場合,機械彫刻により形成したグラビア
印刷版はキ(Y),アカ(M),アイ(C)の3本であ
った。他方,スミ版に関しては,次のようにしてエッチ
ング方式にてグラビア印刷版を得た。まず,ピグメント
フイルムにグラビアスクリーンを密着焼き付けしてドク
ターブレード支持のためのドテを形成させる潜像を形成
させた。このグラビアスクリーンを除去した後に同じピ
グメントフィルムにスミ版用の網ポジチブを密着焼き付
けした。以上のようにしてグラビアスクリーンの焼き付
けとスミ版用の網ポジチブの2回焼き付けを行ったピグ
メントフィルムをグラビアシリンダーに転写し,温湯に
て現像し,塩化第二鉄溶液にてエッチングを行ってグラ
ビア印刷版を得た。
以上の如くして得られた4色用のグラビア印刷版を用
いてキ,アカ,アイ,スミの4色のインキでグラビア印
刷を行ったところ,ライト部においてはモアレも目立た
ず,ザラツキ感もなく,中間調部からシャドウ部におい
ても印刷濃度の充分な重厚さを有し,更にライト部から
シャドウ部までの全体にわたって良好な調子を有するグ
ラビア印刷物が得られた。更にこうして得られた印刷物
の文字の再現性も良好であり,充分な解像度を有するも
のであった。
実施例3 カラーの写真原稿をカラースキャナーにてキ(Y),
アカ(M),アイ(C),スミ(BK)の4色用の色分解
した平版用の網ネガチブを出力した。この網ネガチブに
必要なレタッチ作業を行った後,反転処理により平版用
の網ポジチブを得た。この網ポジチブを所定のレイアウ
トに従って配置して透明フィルム上に貼り込み,また,
スミ版に関しては写植による日本語の文字を貼り込ん
だ。この場合の文字の大きさは8ポイントであり画数の
多い漢字も含んでいた。こうして得られた網ポジチブ
は,オフセット用の版材であるPS版へ焼き付けて校正刷
の印刷物をオフセット印刷方式により作成した。この校
正刷により,調子や配色,文字等の確認をおこなった。
次にこの網ポジチブのうち,キ,アカ,アイの3色分に
ついては光を拡散させるための表面マット状のシートを
介して感光性のフィルム(オリエンタル写真工業社製商
品名オリナペーク)へ密着露光し現像して網点のボケた
ほぼ連続調のネガチブとした。このものは反射タイプの
ネガチブである。
このものをヘル社製のヘリオクリッショグラフ(商品
名)と称される機械彫刻装置の原稿シリンダーへ取りつ
け,ネガチブの画像を入力させた後,出力部の彫刻針に
よりグラビアシリンダへ機械彫刻し,角錐形状のセルを
有するグラビア印刷版を得た。この場合,機械彫刻によ
り形成したグラビア印刷版はキ(Y),アカ(M),ア
イ(C)の3本であった。他方,スミ版に関しては,実
施例2と同様にしてエッチング方式にてグラビア印刷版
を得た。
以上の如くして得られた4色用のグラビア印刷版を用
いてキ,アカ,アイ,スミの4色のインキでグラビア印
刷を行ったところ,ライト部においてはモアレも目立た
ず,ザラツキ感もなく,中間調部からシャドウ部におい
ても印刷濃度の充分な重厚さを有し,更にライト部から
シャドウ部までの全体にわたって良好な調子を有するグ
ラビア印刷物が得られた。更にこうして得られた印刷物
の文字の再現性も良好であり,充分な解像度を有するも
のであった。
〔発明の効果〕
本発明のグラビア印刷方法は、少なくともスミ版がエ
ッチングで形成され、他の版は機械彫刻で形成されてい
るので、調子の安定性が優れ、かつ文字の再現性の良い
バランスのとれた印刷物を得ることができる。
また,本発明のグラビア印刷方法によれば,印刷物に
おけるライト部の調子再現性が良好で,かつシャドウ部
の重厚さがあり,またモアレが目立たず,ザラツキ感も
ないという効果がある。
さらに,網分解画像を用いているので,オフセット印
刷機で校正刷をすることができる。
【図面の簡単な説明】 第1図aはエッチング方式で形成したグラビア印刷版の
セルの形状を示す説明図,第1図bはそのA−A断面説
明図,第2図aは機械彫刻方式で形成したグラビア印刷
版のセルの形状を示す説明図,第2図bはそのB−B断
面図である。 (1)(2)……セル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭56−161167(JP,A) 特開 昭57−126668(JP,A) 特公 昭58−21259(JP,B2) 特公 昭44−24325(JP,B1) 特公 昭48−23281(JP,B1)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の版を用いて多色印刷がなされるグラ
    ビア印刷方法において、前記複数の版は同じ画像が色分
    解された分解画像を含み、少なくともスミ版用の分解画
    像を含む版がエッチングで形成され、残りの版が機械彫
    刻され、前記複数の版の分解画像は位置を合わせて刷り
    重ねられることを特徴とするグラビア印刷方法。
  2. 【請求項2】複数の版を用いて多色印刷がなされるグラ
    ビア印刷方法において、前記複数の版は同じ画像が色分
    解された平版用又は凸版用の網分解画像を含み、これら
    網分解画像のうち少なくともスミ版用の網分解画像を含
    む版を、エッチング方式によりグラビア印刷版と成し、
    残りの網分解画像を含む版を、それぞれの網分解画像の
    網点を光学的に又は電気的にボカして機械彫刻方式によ
    りグラビア版と成し、それぞれの方式で形成されたこれ
    らグラビア印刷版を用いて、前記網分解画像を刷り重ね
    ることを特徴とするグラビア印刷方法。
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