JP2602127B2 - 深溝波形多重曲プレス装置 - Google Patents

深溝波形多重曲プレス装置

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JP2602127B2
JP2602127B2 JP3039452A JP3945291A JP2602127B2 JP 2602127 B2 JP2602127 B2 JP 2602127B2 JP 3039452 A JP3039452 A JP 3039452A JP 3945291 A JP3945291 A JP 3945291A JP 2602127 B2 JP2602127 B2 JP 2602127B2
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、平板材を押し曲げて深
溝波形板材を製作する際に使用する深溝波形多重曲プレ
ス装置に関する。
【0002】
【従来の技術】深溝波形多重曲プレス装置は、特開昭5
7−255220号公報,特開昭49−46570号公
報で知られるように、山形をした2個と3個の上金型と
下金型で構成されており、同上金型と下金型との間に平
板材を挟んでプレスするようになっている。従来の深溝
波形多重曲プレス装置は上金型及び下金型の個数が少な
いので、1回のプレスで成形する深溝の数が少なかっ
た。このため広い平板材を加工する場合には、プレス動
作を何度も繰り返さなければならなかった。従って、工
程は非常に複雑となり、多くの手間と時間を要するとい
う欠点があった。
【0003】このような欠点を解消するため、上金型及
び下金型の個数を増やして、1回のプレスで成形できる
深溝の数を増やすため、金型を増すことが考えられる
が、上金型の下降速度と上金型,下金型の水平移動速度
とを同調させる機構が極めて複雑となっていた。このた
め機構的に無理が生じたり、確実に動作しなかったりす
るものも多く、安全性の点でも問題があった。従来の金
型をシリンダーで移動させる方式では、外側の金型は
2,3,4倍と最内側の金型に比べ速く中央に寄せねば
ならず、そのため左右一対必要なシリンダーの長さが
2,3,4倍と長くなり且つ2,3,4倍と速度を高く
同期せねばならず、装置の左右の長さがきわめて長くな
り、且つ制御が難しいものとなる。又リンク機構で移動
・同期させるものでは複雑になりすぎてうまく作動でき
ないものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、1回のプレス動作で多くの深溝を成形する
ことができ、全体的な加工時間を大幅に短縮することが
でき、シンプルな構造で、操作性は良好で、安全性にも
優れた、深溝波形多重曲プレス装置を提供することにあ
る。更に、装置が小型で且つ速度の同期が容易な装置を
提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決した本
発明の要旨は、プレス装置のラムヘッド下面に4個以上
の波形上金型を水平方向摺動自在に取付け、テーブル上
面に5個以上の波形下金型を配置するとともに中央部の
波形下金型を除いて水平方向摺動自在に取付け、そして
摺動する波形上金型、波形下金型にそれぞれ摺動用往復
シリンダーを備え、同波形上金型及び同波形下金型の端
面にそれぞれラックギヤを水平に軸支し、同波形上金型
の中央位置及び同波形下金型の中央位置にそれぞれ複数
のピニオンギヤを回動自在に設け、さらに中央部を挟ん
で互いに線対称位置にある同波形上金型に軸支した2本
の前出ラックギヤを1個の前出ピニオンギヤに噛合さ
せ、また同様に中央部を挟んで互いに線対称位置にある
同波形下金型に軸支した2本の前出ラックギヤを1個の
前出ピニオンギヤに噛合させ、更に中央寄りの金型を取
付けた台にその外側の金型をスライド自在に取付け、し
かもその外側の金型をスライドさせる往復シリンダーも
台に取付けたことを特徴とする深溝波形多重曲プレス装
置にある。
【0006】
【作用】本発明の深溝波形多重曲プレス装置には複数個
の波形上金型及び複数個の波形下金型を取付けている。
同波形上金型と同波形下金型との間に板材を挟み、同波
形上金型を下降させながら、同波形上金型及び同波形下
金型を中央部に向かって水平方向に摺動させて同板材を
押し曲げる。同波形上金型及び同波形下金型の摺動はそ
れぞれの摺動用往復シリンダーで行う。
【0007】中央部を挟んで線対称位置にある同波形上
金型同士、同波形下金型同士は同中央部に向かって同期
して摺動しなければならない。このため線対称位置にあ
る同波形上金型の端面に軸支した2本のラックギヤをピ
ニオンギヤの1個に噛合させている。また同様に線対称
位置にある同波形下金型の端面に軸支した2本のラック
ギヤをピニオンギヤの1個に噛合させている。線対称位
置にある同波形上金型、同波形下金型が何組もあればそ
れぞれについて同様に2本のラックギヤを1個のピニオ
ンギヤに噛合させている。
【0008】このように中央部を挟んで互いに線対称位
置にある同波形上金型同士、同波形下金型同士に関して
は、それぞれ2本のラックギヤを1個のピニオンギヤに
噛合させているので同波形上金型同士、同波形下金型同
士の水平方向の摺動は完全に同期したものとなる。同波
形上金型、同波形下金型の個数が多くても前出の噛合機
構であれば、完全な同期が得られる。すなわち1回のプ
レス動作で多くの深溝を成形することが可能な深溝波形
多重曲プレス装置となる。更に、外側の金型は、内側の
金型の台にスライド自在に取付けられるので、外側の金
型の絶対速度は、台の速度と外側の金の台に対する相対
的速度を加算したものとなり、各金型の台に対する速度
は略同一となり、又シリンダーも台に取付けられている
ので、ス トローク量は各シリンダーとも同じで同じ長さ
のシリンダーで済み、装置全体の左右長さを短かくでき
る。又金型の速度制御も容易となる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は実施例を示す一部切欠正面図である。図1
の図面の右側部分の構造は固定の波形下金型37を中央
にして対称の構造であり、図面上省略している
【0010】波形下金型27,28をそれぞれ摺動用往
復シリンダー29,30で摺動させるようになってい
る。摺動用往復シリンダー29のシリンダーケースはテ
ーブル5に固定し、摺動用往復シリンダー30のシリン
ダーケースは波形下金型28を取付けた台28aに固定
している。摺動用往復シリンダー29,30の動作速度
をそれぞれV,vとすれば、波形下金型28の摺動速度
31はVであり、波形下金型27の摺動速度32はV+
vとなる。通常波形下金型27は波形下金型28の2倍
の速度で摺動しなければならないので、この機構におい
てV=vとすれば適正な摺動速度を容易に得ることがで
きる。波形上金型33,34についても摺動用往復シリ
ンダー35,36を設け同様の機構としている。そして
プレス作業による摺動中は常に、波形下金型27,28
間の中央に波形上金型33が位置し、波形下金型28,
37間の中央に波形上金型34が位置する状態を保つよ
うに摺動用往復シリンダー29,30及び35,36の
油圧機構をコントロールしている。又、波形上金型34
はラムヘッド40の下面にスライド自在に取付けられた
台34aに設けられ、波形上金型33は更にこの台34
a上にスライド自在に設けられている。波形上金型34
及び台34aはラムヘッド40にシリンダーケースを取
付けた往復シリンダー36によって往復動する。又波形
上金型33は台34aにシリンダーケースを取付けた往
復シリンダー35によって往復する。 波形上金型33,
34、往復シリンダー35,36、波形下金型27,2
8、往復シリンダー29,30、台34a,28aは固
定の波形下金型37を中央にして左右対称に設けられ、
波形下金型は5個、波形上金型は4個、台34a,28
aは各2台、往復シリンダーは下方に4台、上方に4台
配置され、且つ各往復シリンダーは前後方向に複数基設
けている。 又、左右の各台34aに水平のラックギア1
3,14を設け、左右の各波形上金型33には水平のラ
ックギア12,15を設けている。左右の台28aに水
平のラックギア17,18を設け、左右の波形下金型2
7には水平のラックギア16,19を設け、更にラック
ギア13,14の間、ラックギア12,15の間、ラッ
クギア17,18の間、ラックギア16,19の間には
左右の金型の速度・ 移動位置を同期させるラックピニオ
ン21,22,23,24が設けられている。 左右の波
形上金型33,34の中央への移動の速度と位置の同期
は、ラックギア13,14,12,15とピニオンギア
21,22によってなされる。同様に、左右の波形下金
型27,28の中央の波形下金型37への移動の速度と
位置の同期は、ラックピニオン16,19,17,18
及びラックピニオン23,24との噛合によってなされ
る。
【0011】摺動距離については、波形下金型27は波
形下金型28の2倍の距離だけ摺動しなければならない
が、この機構によればストロークの長い摺動用往復シリ
ンダーを使う必要はなくなるので、深溝波形多重曲プレ
ス装置の横方向の長さを短くすることができ、設置スペ
ースも小さくてすむようになる。
【0012】
【発明の効果】本発明により、1回のプレス動作で多く
の深溝を成形することができ、全体的な加工時間を大幅
に短縮することができ、シンプルな構造で、操作性は良
好で、安全性にも優れた、深溝波形多重曲プレス装置を
提供することができる。又、装 置全体の左右の長さを短
かくでき、又速度の同期が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例を示す一部切欠正面図である。
【符号の説明】12 ラックギア 13 ラックギア 14 ラックギア 15 ラックギア 16 ラックギア 17 ラックギア 18 ラックギア 19 ラックギア 21 ラックピニオン 22 ラックピニオン 23 ラックピニオン 24 ラクピニオン 27 波形下金型 28 波形下金型28a 台 29 摺動用往復シリンダー 30 摺動用往復シリンダー 31 摺動速度 32 摺動速度 33 波形上金型 34 波形上金型34a 台 35 摺動用往復シリンダー 36 摺動用往復シリンダー 37 波形下金型40 ラムヘッド

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プレス装置のラムヘッド下面に4個以上
    の波形上金型を水平方向摺動自在に取付け、テーブル上
    面に5個以上の波形下金型を配置するとともに中央部の
    波形下金型を除いて水平方向摺動自在に取付け、そして
    摺動する波形上金型、波形下金型にそれぞれ摺動用往復
    シリンダーを備え、同波形上金型及び同波形下金型の端
    面にそれぞれラックギヤを水平に軸支し、同波形上金型
    の中央位置及び同波形下金型の中央位置にそれぞれ複数
    のピニオンギヤを回動自在に設け、さらに中央部を挟ん
    で互いに線対称位置にある同波形上金型に軸支した2本
    の前出ラックギヤを1個の前出ピニオンギヤに噛合さ
    せ、また同様に中央部を挟んで互いに線対称位置にある
    同波形下金型に軸支した2本の前出ラックギヤを1個の
    前出ピニオンギヤに噛合させ、更に中央寄りの金型を取
    付けた台にその外側の金型をスライド自在に取付け、し
    かもその外側の金型をスライドさせる往復シリンダーも
    台に取付けたことを特徴とする深溝波形多重曲プレス装
    置。
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