JP2601916Y2 - 端子接続部の保護キャップ - Google Patents
端子接続部の保護キャップInfo
- Publication number
- JP2601916Y2 JP2601916Y2 JP1993042556U JP4255693U JP2601916Y2 JP 2601916 Y2 JP2601916 Y2 JP 2601916Y2 JP 1993042556 U JP1993042556 U JP 1993042556U JP 4255693 U JP4255693 U JP 4255693U JP 2601916 Y2 JP2601916 Y2 JP 2601916Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- nut
- protective cap
- terminal
- terminal connection
- cap
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- Connections Effected By Soldering, Adhesion, Or Permanent Deformation (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、オルタネータやスター
タモータ等の雄ねじ端子にLA端子等の板端子をナット
で締付接続した端子接続部を保護する保護キャップに関
する。
タモータ等の雄ねじ端子にLA端子等の板端子をナット
で締付接続した端子接続部を保護する保護キャップに関
する。
【0002】
【従来の技術】この種の保護キャップの従来例として、
実開昭59−67863号公報に記載のものが知られて
いる。図6、図7は同公報に記載された保護キャップの
一例を示す。この保護キャップ1は、ゴムなどの軟質材
料で形成された逆椀形のキャップ本体2と、その側方に
延びる筒形の包線部3とからなる。オルタネータ等の機
器5の雄ねじ端子6には、電線7の端末に固着した板端
子8が嵌挿された上で、ナット10により締付接続され
ている。保護キャップ1は、この端子接続部に対して被
せられ、キャップ本体2の下縁に設けた係止部2Aを、
雄ねじ端子6の基部に形成された鍔部5Aの下面に係合
させることにより、外れないように固定される。
実開昭59−67863号公報に記載のものが知られて
いる。図6、図7は同公報に記載された保護キャップの
一例を示す。この保護キャップ1は、ゴムなどの軟質材
料で形成された逆椀形のキャップ本体2と、その側方に
延びる筒形の包線部3とからなる。オルタネータ等の機
器5の雄ねじ端子6には、電線7の端末に固着した板端
子8が嵌挿された上で、ナット10により締付接続され
ている。保護キャップ1は、この端子接続部に対して被
せられ、キャップ本体2の下縁に設けた係止部2Aを、
雄ねじ端子6の基部に形成された鍔部5Aの下面に係合
させることにより、外れないように固定される。
【0003】図8、図9は同公報に記載された保護キャ
ップの他の例を示す。この保護キャップ21は、逆椀形
のキャップ本体22と、断面逆U字形の包線部23とか
らなる。この保護キャップ21は、包線部23の下縁に
設けた一対の弾性保持片25により電線7に装着され、
キャップ本体2の下縁の係止部22Aと雄ねじ端子6の
鍔部5Aの係合により、外れないように固定される。
ップの他の例を示す。この保護キャップ21は、逆椀形
のキャップ本体22と、断面逆U字形の包線部23とか
らなる。この保護キャップ21は、包線部23の下縁に
設けた一対の弾性保持片25により電線7に装着され、
キャップ本体2の下縁の係止部22Aと雄ねじ端子6の
鍔部5Aの係合により、外れないように固定される。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところで、従来の保護
キャップは、ナットの締付け状態に関係なく端子接続部
に被せて固定し得るものであったため、ナットを正規の
状態まで締付けるのを忘れたまま保護キャップを被せて
しまうことがあった。そうすると不安定な状態のまま目
隠ししてしまうため、場合によっては接続不良を起こす
おそれがあった。本考案は、上記事情を考慮し、ナット
の締め忘れを検知することのできる端子接続部の保護キ
ャップを提供することを目的とする。
キャップは、ナットの締付け状態に関係なく端子接続部
に被せて固定し得るものであったため、ナットを正規の
状態まで締付けるのを忘れたまま保護キャップを被せて
しまうことがあった。そうすると不安定な状態のまま目
隠ししてしまうため、場合によっては接続不良を起こす
おそれがあった。本考案は、上記事情を考慮し、ナット
の締め忘れを検知することのできる端子接続部の保護キ
ャップを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本考案は、オルタネータ等の機器の雄ねじ端子に板端子
をナットで締付接続した端子接続部の保護キャップにお
いて、逆椀形のキャップ本体の内面に前記ナットの上面
に当接する当接部を設けると共に、前記ナットの雄ねじ
端子への正規締結時に前記当接部を前記ナットの上面に
当接させた状態で前記端子接続部に係止可能な係止部を
前記キャップ本体の下縁に設けたことを特徴としてい
る。
本考案は、オルタネータ等の機器の雄ねじ端子に板端子
をナットで締付接続した端子接続部の保護キャップにお
いて、逆椀形のキャップ本体の内面に前記ナットの上面
に当接する当接部を設けると共に、前記ナットの雄ねじ
端子への正規締結時に前記当接部を前記ナットの上面に
当接させた状態で前記端子接続部に係止可能な係止部を
前記キャップ本体の下縁に設けたことを特徴としてい
る。
【0006】
【作用】上記保護キャップを端子接続部に被せて固定す
る場合、ナットが正規な状態で締め付けられている場合
には、当接部をナットの上面に当接させた状態で係止部
を端子接続部に係止することが出来る。これにより、ナ
ットが雄ねじ端子に正規に締め付けられていることを検
知することが出来る。
る場合、ナットが正規な状態で締め付けられている場合
には、当接部をナットの上面に当接させた状態で係止部
を端子接続部に係止することが出来る。これにより、ナ
ットが雄ねじ端子に正規に締め付けられていることを検
知することが出来る。
【0007】また、ナットが正規の状態まで締付けられ
ていず、浮き上がっている場合には、当接部をナットの
上面に当接させた状態で係止部を端子接続部に係止する
ことが出来ないので、ナットの締め忘れを容易に検知す
ることが出来る。
ていず、浮き上がっている場合には、当接部をナットの
上面に当接させた状態で係止部を端子接続部に係止する
ことが出来ないので、ナットの締め忘れを容易に検知す
ることが出来る。
【0008】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。
する。
【0009】第1実施例 図1は第1実施例の保護キャップ31を端子接続部に嵌
合した状態を示し、図2及び図3は同保護キャップ31
の単体の構成を示す。これらの図において、図6〜図9
の従来例と同一構成部分には同一符号を付して説明を省
略する。この保護キャップ31は、硬質樹脂の一体成形
品で構成され、逆椀形のキャップ本体32と、逆U字形
の包線部33とからなる。
合した状態を示し、図2及び図3は同保護キャップ31
の単体の構成を示す。これらの図において、図6〜図9
の従来例と同一構成部分には同一符号を付して説明を省
略する。この保護キャップ31は、硬質樹脂の一体成形
品で構成され、逆椀形のキャップ本体32と、逆U字形
の包線部33とからなる。
【0010】キャップ本体32の下縁には、周方向に間
隔をおいて3箇所に、鍔部5Aの下面に係止する係止爪
(係止部)32Aが設けられている。なお、鍔部5Aは
端子接続部の一部であり、機器5の上端部に形成されて
板端子8が接続・固定される。また、キャップ本体32
の内面には、ナット10の上面に当接する一対のストッ
パリブ(当接部)35が対向配置されている。ストッパ
リブ35は雄ねじ端子6の邪魔にならない位置にある。
そして、このストッパリブ35の下端と係止爪32A間
の間隔が、ナット10が正規の締付状態にあるときの鍔
部5Aの下面とナット10の上面間の寸法と略等しく設
定されている。この場合のストッパリブ35の高さは、
H寸法で管理されている。
隔をおいて3箇所に、鍔部5Aの下面に係止する係止爪
(係止部)32Aが設けられている。なお、鍔部5Aは
端子接続部の一部であり、機器5の上端部に形成されて
板端子8が接続・固定される。また、キャップ本体32
の内面には、ナット10の上面に当接する一対のストッ
パリブ(当接部)35が対向配置されている。ストッパ
リブ35は雄ねじ端子6の邪魔にならない位置にある。
そして、このストッパリブ35の下端と係止爪32A間
の間隔が、ナット10が正規の締付状態にあるときの鍔
部5Aの下面とナット10の上面間の寸法と略等しく設
定されている。この場合のストッパリブ35の高さは、
H寸法で管理されている。
【0011】次に作用を説明する。
【0012】ナットが正規の締付け状態にあるときは、
図1に示すように、ストッパリブ35の下端がナット1
0の上面に当接した状態で、係止爪32Aを鍔部5Aの
下面に係止することができる。
図1に示すように、ストッパリブ35の下端がナット1
0の上面に当接した状態で、係止爪32Aを鍔部5Aの
下面に係止することができる。
【0013】一方、図4に示すように、ナット10を正
規の位置まで締付けるのを忘れて、ナット10が浮いた
状態にあるときは、ナット1の上面から鍔部5Aの下面
までの寸法が大きくなるから、係止爪32Aが鍔部5A
の下面まで届かず、係止爪32Aを鍔部5Aの下面に係
止できない状態となる。従って、これによりナット10
の締め忘れを検知することができる。
規の位置まで締付けるのを忘れて、ナット10が浮いた
状態にあるときは、ナット1の上面から鍔部5Aの下面
までの寸法が大きくなるから、係止爪32Aが鍔部5A
の下面まで届かず、係止爪32Aを鍔部5Aの下面に係
止できない状態となる。従って、これによりナット10
の締め忘れを検知することができる。
【0014】第2実施例 図5は、第2実施例の保護キャップ131を端子接続部
に嵌合した状態を示す。この実施例の保護キャップ13
1は、板端子108の径が鍔部5Aよりも大きい場合に
適用されるもので、キャップ本体132の下端の係止爪
132Aが板端子108の外周部下面に係止するように
作られている。そして、係止爪132Aとストッパリブ
35の下端間の間隔が、ナット10が正規の締付状態に
あるときの板端子108の下面とナット10の上面間の
寸法と略等しく設定されている。
に嵌合した状態を示す。この実施例の保護キャップ13
1は、板端子108の径が鍔部5Aよりも大きい場合に
適用されるもので、キャップ本体132の下端の係止爪
132Aが板端子108の外周部下面に係止するように
作られている。そして、係止爪132Aとストッパリブ
35の下端間の間隔が、ナット10が正規の締付状態に
あるときの板端子108の下面とナット10の上面間の
寸法と略等しく設定されている。
【0015】この実施例の保護キャップ131も、上述
した第1実施例と同様に、ナット10を締付けるのを忘
れた場合に、保護キャップ131の係止爪132Aを板
端子108の下面に係止できなくなり、そのことでナッ
ト10の締付け忘れを容易に検知することができる。
した第1実施例と同様に、ナット10を締付けるのを忘
れた場合に、保護キャップ131の係止爪132Aを板
端子108の下面に係止できなくなり、そのことでナッ
ト10の締付け忘れを容易に検知することができる。
【0016】
【考案の効果】以上説明したように、本考案の保護キャ
ップは、ナットを正規の位置まで締付けるのを忘れた場
合に、端子接続部に正常に嵌合することができなくなる
ので、そのことによりナットの締付け忘れを検知するこ
とができ、接続不良の発生を未然に防ぐことができる。
ップは、ナットを正規の位置まで締付けるのを忘れた場
合に、端子接続部に正常に嵌合することができなくなる
ので、そのことによりナットの締付け忘れを検知するこ
とができ、接続不良の発生を未然に防ぐことができる。
【図1】本考案に係る端子接続部の保護キャップの第1
実施例の使用状態の側断面図である。
実施例の使用状態の側断面図である。
【図2】同実施例の保護キャップの構成を示す側断面図
である。
である。
【図3】図2のIII−III矢視図である。
【図4】同実施例の締付け不良時の状態を示す側断面図
である。
である。
【図5】本考案に係る端子接続部の保護キャップの第2
実施例の使用状態の側断面図である。
実施例の使用状態の側断面図である。
【図6】従来の保護キャップの一例を示す斜視図であ
る。
る。
【図7】同従来の保護キャップの使用状態の側断面図で
ある。
ある。
【図8】従来の保護キャップの他の例を示す側断面図で
ある。
ある。
【図9】図8のIX−IX矢視断面図である。
5 機器 5A 鍔部 6 雄ねじ端子 8,108 板端子 10 ナット 31,131 保護キャップ 32,132 キャップ本体 32A,132A 係止爪(係止部) 35 ストッパリブ(当接部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01R 4/22 H01R 4/70 H01R 13/64 - 13/645
Claims (1)
- 【請求項1】 オルタネータ等の機器の雄ねじ端子に板
端子をナットで締付接続した端子接続部の保護キャップ
において、 逆椀形のキャップ本体の内面に前記ナットの上面に当接
する当接部を設けると共に、前記ナットの雄ねじ端子へ
の正規締結時に前記当接部を前記ナットの上面に当接さ
せた状態で前記端子接続部に係止可能な係止部を前記キ
ャップ本体の下縁に設けたことを特徴とする端子接続部
の保護キャップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993042556U JP2601916Y2 (ja) | 1993-08-03 | 1993-08-03 | 端子接続部の保護キャップ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993042556U JP2601916Y2 (ja) | 1993-08-03 | 1993-08-03 | 端子接続部の保護キャップ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0711761U JPH0711761U (ja) | 1995-02-21 |
JP2601916Y2 true JP2601916Y2 (ja) | 1999-12-13 |
Family
ID=12639325
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993042556U Expired - Fee Related JP2601916Y2 (ja) | 1993-08-03 | 1993-08-03 | 端子接続部の保護キャップ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2601916Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012074208A (ja) * | 2010-09-28 | 2012-04-12 | Hitachi Cable Ltd | コネクタ |
KR102232169B1 (ko) * | 2019-07-29 | 2021-03-26 | 주식회사 유라코퍼레이션 | 단자용 연성 절연보호캡 |
-
1993
- 1993-08-03 JP JP1993042556U patent/JP2601916Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0711761U (ja) | 1995-02-21 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |