JP2601836Y2 - 乾式コイルスプリング端面研削機用cbnホイル台金 - Google Patents
乾式コイルスプリング端面研削機用cbnホイル台金Info
- Publication number
- JP2601836Y2 JP2601836Y2 JP1993064218U JP6421893U JP2601836Y2 JP 2601836 Y2 JP2601836 Y2 JP 2601836Y2 JP 1993064218 U JP1993064218 U JP 1993064218U JP 6421893 U JP6421893 U JP 6421893U JP 2601836 Y2 JP2601836 Y2 JP 2601836Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cbn
- coil spring
- base metal
- grinding machine
- spring end
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
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Landscapes
- Grinding Of Cylindrical And Plane Surfaces (AREA)
- Polishing Bodies And Polishing Tools (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、コイルスプリングの端
面を研削するコイルスプリング端面研削機に用いられる
CBNホイルに関する。
面を研削するコイルスプリング端面研削機に用いられる
CBNホイルに関する。
【0002】
【従来の技術】一般的にCBNホイルは精密研削用とし
て湿式研削で用いられているが、圧縮コイルスプリング
の端面研削の場合に限ってはCBNホイルを乾式研削で
使用している。
て湿式研削で用いられているが、圧縮コイルスプリング
の端面研削の場合に限ってはCBNホイルを乾式研削で
使用している。
【0003】
【考案が解決しようとする問題点】CBNホイルを乾式
研削で連続使用すると、研削熱が発生し、研削面を形成
するCBN層は勿論のこと、CBN層を接着した台金ま
でが熱伝導によって相当な温度に上昇する。CBN層の
発熱や台金の温度上昇は、CBN砥粒を保持している結
合剤(ボンド)を炭化して、砥粒を保持する力を弱め砥
粒の脱落が進む結果となる。したがって研削性は阻害そ
れ一層の研削発熱を促して悪循環を倍加する。
研削で連続使用すると、研削熱が発生し、研削面を形成
するCBN層は勿論のこと、CBN層を接着した台金ま
でが熱伝導によって相当な温度に上昇する。CBN層の
発熱や台金の温度上昇は、CBN砥粒を保持している結
合剤(ボンド)を炭化して、砥粒を保持する力を弱め砥
粒の脱落が進む結果となる。したがって研削性は阻害そ
れ一層の研削発熱を促して悪循環を倍加する。
【0004】また、同時に加工スプリングの研削端面に
研削焼けによる着色をおこす。この着色の程度はコイル
スプリングの線径が太くなるほど顕著にでる。このよう
なことでは折角のCBNホイルの特性を発揮できず技術
上の損失であるし、また高価なCBNホイルの砥粒を過
大な発熱から脱落をおこし、さらに加工スプリングの端
面に研削焼けによる着色を起こして不良品を産むようで
は経済的な損失も大きい。本考案は、上記問題点を解決
することを目的とするものである。
研削焼けによる着色をおこす。この着色の程度はコイル
スプリングの線径が太くなるほど顕著にでる。このよう
なことでは折角のCBNホイルの特性を発揮できず技術
上の損失であるし、また高価なCBNホイルの砥粒を過
大な発熱から脱落をおこし、さらに加工スプリングの端
面に研削焼けによる着色を起こして不良品を産むようで
は経済的な損失も大きい。本考案は、上記問題点を解決
することを目的とするものである。
【0005】
【問題点を解決する手段】上記目的を達成するため、本
考案は、盤状の台金(4)と該台金(4)の一方の面に
接着されたCBN層(6)とから成るコイルスプリング
端面研削機用CBNホイルにおいて、前記台金(4)に
その回転方向に対して角度を有するように空気を撹拌す
るための溝(8)(10)を設けたものである。
考案は、盤状の台金(4)と該台金(4)の一方の面に
接着されたCBN層(6)とから成るコイルスプリング
端面研削機用CBNホイルにおいて、前記台金(4)に
その回転方向に対して角度を有するように空気を撹拌す
るための溝(8)(10)を設けたものである。
【0006】
【作用】コイルスプリングの端面研削時CBNホイルが
高速で回転すると、溝(8)(10)が羽根車の役をな
し、空気を撹拌して台金(4)の冷却を促し、さらには
CBN層(6)の研削発熱をも抑える。
高速で回転すると、溝(8)(10)が羽根車の役をな
し、空気を撹拌して台金(4)の冷却を促し、さらには
CBN層(6)の研削発熱をも抑える。
【0007】
【実施例】以下に本考案の構成を添付図面に示す実施例
を参照して説明する。(2)はコイルスプリング端面研
削機に装置されるCBNホイルであり、軽合金から成る
円盤状の台金(4)とこれの一方の面に接着された、コ
イルスプリング研削面を構成するCBN層(6)とから
構成されている。前記台金(4)は、本実施例では厚さ
が50〜60mmに構成され、前記CBN層はその厚さ
が2〜3mmに構成されている。
を参照して説明する。(2)はコイルスプリング端面研
削機に装置されるCBNホイルであり、軽合金から成る
円盤状の台金(4)とこれの一方の面に接着された、コ
イルスプリング研削面を構成するCBN層(6)とから
構成されている。前記台金(4)は、本実施例では厚さ
が50〜60mmに構成され、前記CBN層はその厚さ
が2〜3mmに構成されている。
【0008】前記台金(4)の外周部(4a)と、CB
N層接着面とは反対側の底面部(4b)には、台金
(4)の強度とバランスをそこなわぬ程度にそれぞれ数
ヶ所の溝(8)(10)が設けられている。前記溝
(8)(10)は、研削ホイル(2)の回転方向に対し
て直角の方向を向くように形成されている。
N層接着面とは反対側の底面部(4b)には、台金
(4)の強度とバランスをそこなわぬ程度にそれぞれ数
ヶ所の溝(8)(10)が設けられている。前記溝
(8)(10)は、研削ホイル(2)の回転方向に対し
て直角の方向を向くように形成されている。
【0009】前記CBNホイル(2)の中心部は、スプ
リング端面研削機(図示省略)の回転駆動装置に連結さ
れ、そのCBN層(6)が、ワークテーブルに対向配置
される。前記CBNホイル(2)の周囲は、カバーによ
って蔽われ、スプリング研削時に発生する粉塵が研削機
の外に飛び散るのを防止している。前記カバー内の粉塵
は集塵筒と集塵ホースを介してスパークボックス内に導
かれるように構成されている。
リング端面研削機(図示省略)の回転駆動装置に連結さ
れ、そのCBN層(6)が、ワークテーブルに対向配置
される。前記CBNホイル(2)の周囲は、カバーによ
って蔽われ、スプリング研削時に発生する粉塵が研削機
の外に飛び散るのを防止している。前記カバー内の粉塵
は集塵筒と集塵ホースを介してスパークボックス内に導
かれるように構成されている。
【0010】上記した構成において、CBNホイル
(2)が高速で回転されると、台金(4)の溝(8)
(10)が羽根車の役をなし、空気を撹拌して台金
(4)を冷却し、且つ、CBN層(6)も冷却して、そ
の研削発熱を抑える。
(2)が高速で回転されると、台金(4)の溝(8)
(10)が羽根車の役をなし、空気を撹拌して台金
(4)を冷却し、且つ、CBN層(6)も冷却して、そ
の研削発熱を抑える。
【0011】
【効果】本考案は上述の如く構成したので、台金の伝導
熱を冷却しさらにはCBN層の発熱も或程度まで抑制す
ることができる効果が存する。
熱を冷却しさらにはCBN層の発熱も或程度まで抑制す
ることができる効果が存する。
【図1】本考案であるCBNホイルの断面図である。
【図2】CBNホイルの底面図である。
2 CBNホイル 4 台金 6 CBN層 4a 外周部 4b 底面部 8 溝 10 溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−287382(JP,A) 実開 平2−7959(JP,U) 実開 昭51−128393(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B24D 7/00 B24B 7/16
Claims (1)
- 【請求項1】 盤状の台金(4)と該台金(4)の一方
の面に接着されたCBN層(6)とから成るコイルスプ
リング端面研削機用CBNホイルにおいて、前記台金
(4)にその回転方向に対して直角の角度を有するよう
に空気を攪拌するための溝(8)(10)を設け、前記
溝(8)(10)を前記台金(4)の外周部(4a)と
底面部(4b)に前記台金(4)の強度とバランスをそ
こなわぬ程度にそれぞれ複数ケ所設けたことを特徴とす
る乾式コイルスプリング端面研削機用CBNホイル台
金。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993064218U JP2601836Y2 (ja) | 1993-11-05 | 1993-11-05 | 乾式コイルスプリング端面研削機用cbnホイル台金 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993064218U JP2601836Y2 (ja) | 1993-11-05 | 1993-11-05 | 乾式コイルスプリング端面研削機用cbnホイル台金 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0731267U JPH0731267U (ja) | 1995-06-13 |
JP2601836Y2 true JP2601836Y2 (ja) | 1999-12-06 |
Family
ID=13251744
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993064218U Expired - Fee Related JP2601836Y2 (ja) | 1993-11-05 | 1993-11-05 | 乾式コイルスプリング端面研削機用cbnホイル台金 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2601836Y2 (ja) |
-
1993
- 1993-11-05 JP JP1993064218U patent/JP2601836Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0731267U (ja) | 1995-06-13 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |