JP2601730Y2 - 衣 料 - Google Patents

衣 料

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JP2601730Y2
JP2601730Y2 JP1992068810U JP6881092U JP2601730Y2 JP 2601730 Y2 JP2601730 Y2 JP 2601730Y2 JP 1992068810 U JP1992068810 U JP 1992068810U JP 6881092 U JP6881092 U JP 6881092U JP 2601730 Y2 JP2601730 Y2 JP 2601730Y2
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JP
Japan
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hem
cuff
nonwoven fabric
clothing
sleeve
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忠 富川
和則 尾崎
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Japan Vilene Co Ltd
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Japan Vilene Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この出願の考案は、袖又は裾に、
不織布の袖口又は裾口を形成した衣料に関するものであ
り、詳しくは、袖口又は裾口が伸縮性の高い不織布で構
成されている衣料に関するものである。
【0002】
【従来の技術】衣料の袖又は裾に適用される袖口又は裾
口としては、トリコット編物が使われ、袖又は裾の内周
あるいは外周に接合されている。このようなトリコット
編物は裁断面がほつれるため、裁断面がほつれないよう
に折り返しが必要である。そのため、袖口又は裾口の先
端を内側へ折り返し、略U字となったその折り返し先端
を約200%伸ばした状態で袖又は裾の先端と重合して
その周囲を縫着している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】さらに、トリコット編
物はミシンで縫着する際、トリコット編物の一部がミシ
ン針で切断されて、いわゆるランが起こり易いという問
題があった。また、トリコット編物は袖口又は裾口とし
て衣料の袖又は裾に接合するには、筒状に裁断したトリ
コット編物に張力をかけながらミシン等により縫製する
ことによって行われるが、トリコット編物はしなやかす
ぎるため、接合する際に折り返しや取扱いが困難であ
り、ミシン加工が必要でそのため加工工程に手間がかか
り、コストが高くなる。
【0004】
【課題を解決するための手段】 上記課題を解決するた
め、この出願の考案は、袖口又は裾口を形成した衣料に
おいて、袖口又は裾口が伸縮性の高い不織布で構成さ
れ、伸縮性の高い不織布は、50%伸長時の弾性回復率
が30%以上である衣料である。この出願の考案の袖口
又は裾口は、衣料の袖又は裾を絞る部分に於いて使用す
るのが好適である。また、適用される衣料としては何で
もよいが、特に好適なものは、使い捨てされる衣料、例
えば、サージカルガウン、アイソレーションガウンなど
の病院などで用いる使い捨て衣料で、電子線やγ線によ
る滅菌処理に耐えるものが好ましい。
【0005】この出願の考案の不織布としては、伸縮性
の不織布が使用され、潜在捲縮単繊維からなるウェブを
ニードルパンチ、あるいは、水流等により絡合したもの
が好適である。また、ポリウレタン等のエラストマーか
らなるスパンボンド、メルトブロー等の不織布も好適で
ある。不織布は、単層で用いることができるが、2層以
上の複層で用いることもでき、複層にすることにより、
より強い伸縮性を得ることもできる。また、不織布は伸
長したときに、しなやかさと弾性をもつことが好まし
い。不織布に用いる繊維としては、合成繊維が主体に用
いられるが、天然繊維、再生繊維などが混綿されていて
もよく、電子線、γ線等による滅菌処理の点ではポリエ
ステル繊維がより好適である。とくに、50%伸長時の
弾性回復率は、タテ、ヨコの何れかで30%以上が好ま
しく、50%以上がより好適である。50%未満であれ
ば、衣料における袖口又は裾口としてはフィット性に劣
り、伸び切ってしまうので、着用感、外観が悪く好まし
くない。また、50%モジュラスは、タテ、ヨコの何れ
かで0.1〜1.0kg/5cmがしなやかで好適であ
る。
【0006】不織布の袖口又は裾口と、袖又は裾との接
合は、ミシンによる縫着、超音波等による融着、接着剤
等による接着など通常の接合手段によって行うことがで
きる。接着の場合はは、予め、この不織布に感熱又は感
圧接着剤を含侵または塗布してもよいが、別の接着テー
プなどによって接着してもよい。
【0007】
【考案の効果】この出願の考案は、不織布を用いている
ので、トリコット編物のようにほつれることがないの
で、単層でも折り返すことなくミシン、超音波、接着剤
等によっても容易に衣料の袖と袖口又は裾と裾口とを接
合することができる。ミシン加工が必ずしも必要ではな
く、従来の袖口又は裾口に比べて、裁断面がほつれない
ことによって加工工程が単純になるので、簡単に、しか
も、安価に、フィット性に優れた袖口又は裾口を有する
衣料を提供することができ、低コストが要求される使い
捨て衣料品において特に効果がある。つぎに実施例を示
す。なお、この出願の考案はこれに限定されるものでは
ない。
【0008】
【実施例】実施例1 ポリプロピレン系潜在捲縮繊維(2デニール、45mm
長)100%のウェブを作り、60kg/cmの高圧
柱状水流により絡合せしめた後、130℃に加熱して捲
縮を発現させて、目付120g/m、厚み0.92m
m(見かけ密度0.13g/cm)の伸縮性不織布を
得た。ついで、この伸縮性不織布を20×20cmに裁
断して袖口とし、二重折りにして袖に縫着した。このよ
うにして、フィット性がよく、裁断面のほつれもなく、
また、トリコット編物に比べて平滑な袖口が得られた。
この袖口は平滑であるため、着用がスムースであり、肌
触りもよく、手首によくフィットしていた。この伸縮性
不織布は、50%伸長時の弾性回復率80%、50%モ
ジュラス0.4kg/5cm、破断伸度220%をそれ
ぞれ示した。
【0009】実施例2 ポリエステル系潜在捲縮繊維(2デニール、51mm
長)100%のウェブを作り、針密度50本/cm
ニードルパンチにより絡合せしめた後、190℃に加熱
して捲縮を発現させ、目付200g/m、厚み2.0
mm(見かけ密度0.1g/cm)の伸縮性不織布を
得た。ついで、この伸縮性不織布を20×10cmに裁
断して袖口とし、超音波シーラーにより袖に融着した。
このようにして、フィット性がよく、裁断面のほつれが
なく、また、トリコット編物に比べて平滑な袖口が得ら
れた。この袖口は平滑であるため、着用がスムースであ
り、肌触りもよく、手首によくフィットしていた。この
伸縮性不織布は、50%伸長時の弾性回復率70%、5
0%モジュラス0.3kg/5cm、破断伸度200%
をそれぞれ示した。
【図面の簡単な説明】
【図1】袖と袖口を示す正面図である。
【図2】袖と折り返しのある袖口を縫合したA−A´の
部分断面図である。
【図3】袖と折り返しのない袖口を融着したA−A´の
部分断面図である。
【符号の説明】
1 袖 2 袖口 3 糸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭46−5927(JP,A) 特開 平1−155868(JP,A) 特開 平3−8855(JP,A) 特開 平4−73202(JP,A) 実開 昭61−111916(JP,U) 実開 平3−106313(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A41D 27/00,27/10 D04H 1/00,3/00

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 袖口又は裾口を形成した衣料において、
    袖口又は裾口が伸縮性の高い不織布で構成され、伸縮性
    の高い不織布は、50%伸長時の弾性回復率が30%以
    上であることを特徴とする衣料。
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