JP2601679Y2 - 開蓋容易なラップアラウンドケース - Google Patents

開蓋容易なラップアラウンドケース

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JP2601679Y2
JP2601679Y2 JP1993034062U JP3406293U JP2601679Y2 JP 2601679 Y2 JP2601679 Y2 JP 2601679Y2 JP 1993034062 U JP1993034062 U JP 1993034062U JP 3406293 U JP3406293 U JP 3406293U JP 2601679 Y2 JP2601679 Y2 JP 2601679Y2
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哲郎 栗野
雅芳 菅原
伸也 井上
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願考案は、一例としてビールや
ジュースなどの缶入り飲料を輸送・保管するラップアラ
ウンドケースに係る。
【0002】
【従来の技術】図10〜図11は、従来例を示す展開図
と斜視図である。すなわち、缶ビールなどは、2ダース
単位で箱詰めされて出荷され、小売店で開封して店頭に
展示されたり、他の化粧箱に詰め替えられている。この
ケースは、作業効率に優れたケーシング性能により機械
詰めに適した構造であり、箱の組み立てと同時に製品が
収納される。そのために、一枚の台紙100を平板状に
展開した上に製品を載置し、次いで底板101の左右
向の罫線に沿って側板103と天板104を折り曲げ、
糊代片105と天板104の側端を糊付けし、かつ、サ
イドフラップ106を内側に折り曲げながら、妻板10
7を罫線102に沿ってサイドフラップ106の上に折
り曲げてから糊付けして角筒状に組み立てる。使用時に
は、妻板107に施したジッパー108を切取って開封
する。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】前記従来例は、ジッパ
ーを一直線に施しているために、切断時の初期操作の段
階で切断線に沿わないで異なる方向に切断されてしまう
ことが多く、開封が困難であった。また、妻面を開封し
てそこから取り出すようにしたので取出口の面積が小さ
く収納品を取り出すのが困難であり、特に、底部に近く
なる程取り出しに手間が掛かる。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は、底板の罫線に
沿って立ち上げる前後一対の側板と、何れか一方の側板
に天板を延設し、他方、上記底板と天板に一対の外フラ
ップを配設すると共に、さらに、上記側板に左右一対の
内フラップを配設し、他方、側板又は天板のいずれか一
方の側端に糊代片を延設したラップアラウンドケースで
あって、前記内フラップの幅を側板の幅とほぼ一致させ
ると共に、これら内フラップの外側に重なる外フラップ
の幅を組立時において前記内フラップの半分程度に保持
させたケースに係る。
【0005】特に、上記一方の側板に把持孔を穿設する
とともにこの把持孔の一端から切取り線を略V字形に連
成し、さらに、この切取り線の一端と連なる切溝を内フ
ラップに穿設し、他方、この内フラップと接合する上側
の外フラップの一端に前記切溝に合致する切欠きを形成
、他端に斜め方向の切取り線をそれぞれ施した開蓋手
段を備えたことを特徴とする開蓋容易なラップアラウン
ドケースであって、上記天板は、長手方向に沿ってテー
プまたはミシン孔などの切断手段を具備している。
【0006】
【考案の作用】本願考案は、側板の把持孔から指を挿入
して側板を把持し、そのまま引き上げるだけで、切取り
線に沿って側板が順次切断されると共に内フラップの切
溝に沿って内フラップも切断される。
【0007】次いで、この内フラップと接合した外フラ
ップ引張られて外フラップの端部が斜めの切取り線に
沿って切断され、他の内フラップから分離し天板が罫線
をヒンジとして開蓋可能となる。
【0008】また、その後で天板に施したテープまたは
ミシン目等により天板を長手方向に沿って切取るだけで
ケースの上部全面が開口され、収納物の取り出しが容易
になるだけでなく、そのままの状態で店頭での展示に使
用することができる。
【0009】
【実施例】図1は本願考案の一実施を示す展開図、図2
は同じく組み立て後の斜視図、図3は開蓋時を示す斜視
図である。
【0010】本願考案は、ラップアラウンド方式のケー
ス1であって、図1において矩形を呈する底板2の長手
方向に沿って左側から順次罫線3〜6を刻設し、他方、
前記底板2の短手方向と平行にしかも上下2箇所にそれ
ぞれ罫線7〜10、7a〜10aを刻設している。
【0011】さらに、この罫線3,4,7,7aによっ
て区画された側板11の一端に糊代片12を連設し、他
方、罫線5,9,9a,6に区画された側板13と罫線
6,10,10aに区画された天板14を連設してい
る。なお、糊代片12は、天板14の一端に設けてもよ
い。
【0012】すなわち、図1の左から、糊代片12、側
板11、底板2、側板13、天板14を一連に配置し、
さらに、側板11の上下には、罫線7、7aに連設した
内フラップ20、20aを配設し、同様に側板13の上
下には罫線9、9aに連設した内フラップ21、21a
を配設している。
【0013】また、底板2には、罫線8、8aに連設す
る外フラップ22、22aを配設し、他方、天板14に
は、罫線10、10aに連設する外フラップ23、23
aを配設している。
【0014】一方、前記外フラップ22、22a、2
3、23aには、その両端部を中央部の短手方向の幅よ
り狭くした隅角部を形成し、そのうち外フラップ23、
23aの一端に弧状切欠き24、24aを、他端に斜め
の切取り線25,25aを穿設している。なお、切取り
線25,25aは、図1に示すように外フラップ23,
23aの段差部Bと、(前記内フラップ20,20aの
側端から後述の切取り線31,31aの一端との距離を
Tとすると)罫線6からこの距離Tだけ離れた位置の罫
線10上とを結び、さらに、罫線6と交差する位置まで
延設している。しかし、切取り線25,25aは、必要
に応じて上記段差部Bと罫線6との終端とを直接結んで
もよい。また、切取り線25,25aは、図示の直線状
に限らず円弧状に弯曲して刻設してもよい。
【0015】本願考案は、前記側板11の略中央部にU
字形の把持孔30を穿設し、この把持孔30の一端から
罫線7,7aにかけて略V字形に配設された切取り線3
1,31aと、この切取り線31,31aと連続して内
フラップ20,20aに罫線7,7aと直交する方向の
切溝32,32aを内フラップ20,20aの側端から
切取り線31,31aと罫線7,7aとの交点との距離
Tの位置に穿設した開蓋手段を形成している。なお、こ
の切溝32,32aは、図1では内フラップの上下端部
を残しているが、内フラップ20,20aの上下端部を
残さずに切取り線31,31aと一連に穿設してもよ
い。
【0016】さらに、天板14には、罫線6に沿ってカ
ットテープまたはミシン孔などの切断部材33を配設し
ている。
【0017】なお、図示を省略するが店頭などでスタッ
キング状態でケース1ごと展示する時には、側板13と
内フラップ21,21aにもカットラインを付設して天
板14と側板13の一部を同時に取り去れば、側壁部分
が低くなるので缶体の外観に施した印刷等を容易に認識
することができ、多段積みするために従来はカッターナ
イフなどで蓋部を切取っていたこの種作業の効率化を実
現することができ、大型店における大量陳列に寄与す
る。
【0018】次に、本願考案の組み立て時の一例を示
す。すなわち、本願考案は、底板2に製品を載置して図
4〜図5に示すように罫線4を回動中心として側板11
を立ち上げ、次いで罫線3により糊代片12をほぼ直角
に折り曲げ、次に罫線5を中心として側板13を立ち上
げ、さらに罫線6を中心として底板2上に位置するよう
に天板14を折り曲げてその一端を上記糊代片12に固
着して図6のように角筒状に形成する。さらにまた、図
7のように内フラップ20、20aを罫線7、7aによ
り、また、内フラップ21、21aを罫線9、9aによ
りそれぞれ折り曲げ、さらに外フラップ22、22aを
罫線8、8aにより、また、外フラップ23、23aを
罫線10、10aにより上記と同様に折り曲げて、それ
ぞれ前記内フラップ20、20a並びに内フラップ2
1、21aと糊付けにより固着して角筒状に形成される
(図2参照)。なお、予め角筒状に組立た後に製品を側
方から詰める場合があるが、説明は省略する。
【0019】本願考案は、側板11の把持孔30から指
を挿入して側板11を把持し、図8の矢印に示す方向に
そのまま引き上げるだけで、切取り線31,31aに沿
って側板11が順次切断されると共に内フラップ20,
20aの切溝32,32aに沿って内フラップ20,2
0aの一部も切断される。
【0020】また、この内フラップ20,20aと接合
した外フラップ23,23aに引張られて他の内フラッ
プ21,21aに固着された外フラップ23,23aが
斜めの切取り線25,25aによって切断され、天板1
4が罫線6をヒンジとして回動して開蓋される(図3参
照)。
【0021】さらに、その後で天板に施したテープまた
はミシン目等の切断手段により天板を長手方向に沿って
切取るだけでケースの上部全面が図9に示すように開口
され、収納物の取り出しが容易になるだけでなく、その
ままの状態で店頭での展示に使用しても缶体を確認する
ことができる。
【0022】さらにまた、本願考案のラップアラウンド
ケースは、贈答用などの使用目的では図示を省略するが
外観に美的な装飾を印刷した別の贈答用ケースに収納し
なおす場合でも開蓋が容易なのでその作業を効率よく行
なうことができる。すなわち、別の新しい装飾箱に入れ
るためには、第1の箱(この場合本願考案のケース)か
ら容易に取り出すことができなければ作業効率が下がる
ので、天板の全面がオープンし、しかも短時間で開蓋す
る必要がある。
【0023】しかし、本願考案は、製品の取り出しに当
たっては、前記側板11を把持孔30から上方に引くだ
けで、略V字形を呈する切取り線31,31aによって
側板11が切断され、また、外フラップ23,23aも
切取り線25,25aにより切断されて天板14が瞬時
に開蓋される。また、天板14は、切断部材33により
切取って蓋部を全面開口することもできる。
【0024】
【考案の効果】本願考案は、開蓋時に単に側板を引き上
げるだけで斜めに刻設した切取り線などの開蓋手段によ
り簡単かつ迅速に開けることができ、加えて、天板もほ
ぼ全面に亘って切断部材の一部を残して完全に除去され
るので、最大の開口面積を得ることができ、店頭におけ
る取り出し作業や前記贈答用ケースなどへの詰め替え作
業が極めて容易になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願考案の一実施例を示す展開図。
【図2】同上組立後を示す斜視図。
【図3】同上開蓋状態を示す斜視図。
【図4】同上製函状態の一例を示す斜視図。
【図5】同上次の課程を示す斜視図
【図6】同上角筒状に組み立てた状態の斜視図。
【図7】同上次の課程を示す斜視図。
【図8】開蓋時の一例を示す斜視図。
【図9】天板を切り取った状態を示す斜視図。
【図10】従来例を示す展開図。
【図11】同上組立後の斜視図。
【符号の説明】
1 ケース 2 底板 3〜6 罫線 7〜10 罫線 7a〜10a 罫線 11 側板 12 糊代片 13 側板 14 天板 20,20a 内フラップ 21,21a 内フラップ 22,22a 外フラップ 23,23a 外フラップ 24,24a 切欠き 25,25a 切取り線 30 把持孔 31,31a 切取線 32,32a 切溝 33 切断部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭60−57517(JP,U) 実開 昭51−111435(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65D 5/54 B65D 71/12 B65D 71/00

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底板の罫線に沿って立ち上げる前後一対
    の側板と、何れか一方の側板に天板を延設し、上記底板
    と天板に一対の外フラップを配設すると共に、上記側板
    左右一対の内フラップを配設し、他方、側板又は天板
    のいずれか一方の側端に糊代片を延設して成る天板部分
    全域を開放する形式のラップアラウンドケースであっ
    て、上記一方の側板に把持孔を穿設するとともにこの把
    持孔の一端から切取り線を略V字形に連成し、この切取
    り線の一端と連なる切溝を内フラップに穿設し、この内
    フラップと接合する上側の外フラップの一端に前記切溝
    に合致する切欠きを形成し、他端に斜め方向の切取り線
    をそれぞれ施した開蓋手段を備え、他方、前記内フラッ
    プの幅を側板の幅とほぼ一致させると共に、これら内フ
    ラップの外側に重なる外フラップの幅を組立時において
    前記内フラップの半分程度に保持させ、さらに、前記
    板には、長手方向に沿ってテープまたはミシン孔などの
    切断手段を具備したことを特徴とする開蓋容易なラップ
    アラウンドケース。
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