JP6954810B2 - 包装箱 - Google Patents

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Description

この発明は、破断線に沿って破断することにより開封し、包装した商品の展示や取り出しを行う包装箱に関するものである。
近年、流通業界において、商品を収納したままの状態で展示できる包装箱が要求されている。このような要求に応える包装箱として、下記特許文献1には、図6に示すようなものが記載されている。
この包装箱は、天面板51に前面板52が連設されると共に、背面板53に底面板54及び前受板55が順次連設され、天面板51及び前面板52の両側にそれぞれ連なる天側フラップ56及び前側フラップ57と、背面板53及び底面板54の両側にそれぞれ連なる背側フラップ58及び底側フラップ59とを備え、底側フラップ59の前端に連結片60が連設された構成となっている。
そして、開封前の状態では、天面板51と背面板53とが境界中央部付近に位置する逆台形状の開封開始部61の輪郭をなす破断線及びその両側から上角部へ延びる破断線62を介して繋がっている。
また、前受板55には、先端縁の中央部付近から下方へ区画を形成するようにミシン目状の破断線63が入れられ、その内側領域が逆台形状の切取部64とされている。
この包装箱の組み立てに際しては、専用のケーサーを使用して、底面板54から前受板55、一対の底側フラップ59及び背面板53を起立させ、連結片60を前受板55に接着部65で接着して、前受板55と底側フラップ59とを連結すると共に、背側フラップ58を前方へ折り曲げ、背側フラップ58と底側フラップ59とを接着部66で接着してトレイ部分Aを形成し、トレイ部分Aの内部に商品を収容する。
次に、背面板53から天面板51を前方へ、天面板51から前面板52を下方へ順次折り曲げ、前面板52から前側フラップ57を後方へ折り曲げ、天面板51から天側フラップ56を下方へ折り曲げて、背側フラップ58と天側フラップ56とは接着せず、前側フラップ57と天側フラップ56とを接着部67で接着し、蓋部分Bを形成する。
そして、前受板55と前面板52とを切取部64の領域内の接着部67で接着することにより、トレイ部分Aと蓋部分Bとが固定された封緘状態とする。
また、商品が重量物である場合には、底側フラップ59と前側フラップ57とを、接着力を抑制するニスが下塗りされた部分を介して接着部68で接着する。
一方、店頭での商品の展示に際しては、開封開始部61を押し込んで指を入れ、天面板51の後部を引き上げるように手前に引っ張り、破断線62を破断させる。これに伴い、切取部64を前面板52に貼り付いた状態で前受板55から切り取られて、トレイ部分Aと蓋部分Bとが分離されるので、トレイ部分Aから蓋部分Bを除去して、商品を露出させることができる。
また、下記特許文献2には、図7に示すようなラップラウンド式の包装箱が記載されている。この包装箱は、順次連設された天面板71、背面板72、底面板73及び前面板74を有し、天面板71及び底面板73の両側にそれぞれ連なる天側フラップ75及び底側フラップ76と、背面板72及び前面板74の両側にそれぞれ連なる背側フラップ77及び前側フラップ78とを備えている。そして、天面板71、背面板72、底面板73及び前面板74が商品を包み込むように折り曲げられ、その一端の継代79が他端部に接着されて、背側フラップ77及び前側フラップ78が側面へ折り曲げられ、その外側に重なるように天側フラップ75及び底側フラップ76が折り曲げられて接着される。
天面板71には、中央部に切込による一対の開封開始部80が設けられ、開封開始部80から両側面へかけてS字状に湾曲した破断線81が入れられている。破断線81は、鉤状の切目が断続するジッパー形式とされている。
天側フラップ75には、天面板71の破断線81から連続して垂直方向の破断線82が入れられ、前側フラップ78には、天側フラップ75と底側フラップ76の間に位置する水平方向の破断線83が入れられている。背面板72には、両側上端から内側へ向かって斜め下方に傾斜し、中間部が水平となった破断線84が入れられ、前面板74には、前側フラップ78の破断線83に連続して水平方向に延びる破断線85が入れられている。
このような包装箱は、押し込んだ開封開始部80に指を掛け、天面板71を相反する方向に捻って旋回させることにより、破断線81,82,83を破断させ、さらに、破断線84,85を破断させると、トレイ部分Aと一対の蓋部分Bとに分離し、トレイ部分Aから蓋部分Bを除去して、商品を露出させることができる。
特開2015−107831号公報 特開2015−110446号公報
ところで、上記特許文献1に記載された包装箱は、破断線62を容易に破断して開封できるが、商品を収容して封緘する際、専用のケーサーが必要となるほか、構造上用途が限定され、汎用性に欠けるという問題がある。
また、上記特許文献2に記載された包装箱は、商品の包装に際し、一般的なラップラウンドケーサーを使用して組み立てることができるが、開封時に破断線82,83を同時に破断することが難しく、物流過程で垂直方向に大きな積上荷重が作用した場合、水平方向の破断線83に沿って座屈が生じて、美観が損なわれやすいという問題もある。
そこで、この発明は、店頭での展示等に際し、容易に開封することができ、物流過程での積上荷重等による美観の低下が生じにくい包装箱を提供しようとするものである。
上記課題を解決するため、この発明は、天面板、背面板、底面板及び前面板を備え、少なくとも背面板、底面板及び前面板が連なっており、天面板及び底面板の両側にそれぞれ天側フラップ及び底側フラップが連設されると共に、背面板及び前面板の両側にそれぞれ背側フラップ及び前側フラップが連設され、
天面板、背面板、底面板及び前面板が商品を包み込むように配置され、背側フラップ及び前側フラップが側面へ折り曲げられ、天側フラップ及び底側フラップが側面へ折り曲げられて、底側フラップと背側フラップ及び前側フラップとが接着されると共に、天側フラップと前側フラップとが接着され、前側フラップの外側に底側フラップが重なっている包装箱において、
天面板から背面板にかけての領域のいずれかの部分に開封開始部が設けられると共に、開封開始部から両側面の端縁へ向かう破断線が入れられ、
両側面の前側フラップには、天側フラップ又は底側フラップが重なる領域内で、前面板との境界へ向かう破断線が入れられ、
前面板には、両側面の前側フラップの破断線から連続して破断線が入れられており、
開封に際しては、開封開始部から引っ張って、その両側の破断線及び前側フラップの破断線を破断させ、前面板の破断線を軸に、下方のトレイ部分に対して上方の蓋部分を回転させ、前面板の破断線を破断させて、蓋部分を除去するものとしたのである。
また、天面板の端縁に手を掛けて開封する包装箱においては、上記構成から開封開始部とその両側から両側面の端縁へ向かう破断線を省略したものとしたのである。
また、開封性向上のため、前側フラップの破断線は、前面板との境界側へ向かって下方へ傾斜しているものとしたのである。
さらに、両側面の前側フラップには、天側フラップ又は底側フラップが重なる領域内で背側フラップに向き合う端縁に、切欠部が形成されたものとしたのである。
また、前面板の破断線は、両側面の前側フラップとの境界から下方へ向かう傾斜部と、両側の傾斜部間に挟まれたヒンジ部とを有し、
開封に際しては、前側フラップの破断線を破断させると共に、前面板の破断線の傾斜部を破断させ、前面板の破断線のヒンジ部を軸に、下方のトレイ部分に対して上方の蓋部分を回転させ、ヒンジ部を破断させて、蓋部分を除去するものとしたのである。
また、開封開始部から両側面の端縁へ向かう破断線は、天面板と背面板の境界に沿って両側の上端角部へ達するものとし、破断線を天側フラップや背側フラップに回り込むように入れることなく開封できるようにして、強度の低下を抑制したのである。
また、天側フラップは、背側フラップに重なる部分の下端縁が背面側へかけて上方へ斜めに切断された傾斜縁となっているものとし、封緘時に天側フラップが背側フラップに接着されていなくても、天側フラップが背側フラップから浮き上がらず、かつ、開封時の天側フラップと背側フラップの摩擦が軽減されるようにしたのである。
また、開封開始部の両側の破断線の外端部付近から引張方向へ向かって斜め内側に延びるように、開封補助線が入れられているものとし、開封に際して、開封開始部から引っ張ると、開封補助線に沿ってその近傍が盛り上がるように撓んで、開封開始部の両側の破断線に破断方向の力が効率的に作用するようにしたのである。
この発明に係る包装箱では、組立状態で側面に位置する前側フラップの破断線の外側に底側フラップが重なっているので、物流過程で大きな積上荷重が作用しても、側面の破断線に沿って座屈が生じにくく、美観が維持される。
また、両側面の前側フラップに切欠部を設け、この切欠部に連続する前側フラップの破断線を傾斜させ、前面板の破断線に傾斜部とヒンジ部とを設けておくと、開封する際、前側フラップの切欠部から破断線へ破断が誘導され、前側フラップの破断線の傾斜及び前面板の破断線の傾斜部の存在により、ヒンジ部を軸とする蓋部分の回転に伴って、破断方向の力がこれらの破断線に効率的に作用する。
そして、前面板の破断線を一度に破断させることなく、両側の傾斜部よりヒンジ部を後に破断させるので、瞬時にあまり強く引っ張らなくても、段階的に開封することができ、店頭での展示作業の負荷が軽減される。
この発明の実施形態に係る包装箱のブランクを示す図 同上の包装箱の封緘状態を示す図 同上の開封過程を示す斜視図 同上の開封状態を示す斜視図 同上の変形例の封緘状態を示す斜視図 特許文献1に記載の包装箱の開封過程を示す斜視図 特許文献2に記載の包装箱の開封過程を示す斜視図
以下、この発明の実施形態を添付図面に基づいて説明する。
この包装箱は、ラップラウンド式の段ボール箱であり、図1に示すようなブランクから組み立てられ、図2に示すように、牛乳等の飲料入り紙パックPを多数本(図示のものでは12本)纏めて包装するものである。
このブランクでは、天面板1、背面板2、底面板3及び前面板4が順次連設され、天面板1の背面板2とは反対側に継代5が連設され、天面板1の中間部に検品及び冷気導入用の窓1aが設けられている。天面板1及び底面板3の両側には、それぞれ天側フラップ6及び底側フラップ7が連設され、背面板2及び前面板4の両側には、それぞれ背側フラップ8及び前側フラップ9が連設されている。
なお、天面板1、背面板2、底面板3及び前面板4は、組立時に角筒状に折り曲げたとき、いずれの稜部で継代5により接合される構成であってもよい。
天面板1と背面板2の境界の中央部付近には、背面板2へかけて破断線が入れられ、その内側領域が逆台形状の開封開始部10とされている。開封開始部10の輪郭の両側辺の破断線は、鉤状の切目が断続するジッパー型とされている。
そして、開封開始部10の両端を起点として、天面板1と背面板2の境界に沿って、天側フラップ6と背側フラップ8の間の溝底部に達するように、破断線11が入れられている。破断線11は、鉤状の切目が断続するジッパー型とされている。
両側の前側フラップ9には、組立時に底側フラップ7が重なる領域内で、背側フラップ8に向き合う端縁に奥へ向かって幅が狭くなる三角状の切欠部12が形成され、切欠部12から連続して前面板4との境界へ向かう破断線13が入れられている。破断線13は、前面板4との境界側へ向かって組立時に下方となる方向へ傾斜しており、鉤状の切目が断続するジッパー型とされている。
なお、破断線13は、全体的に傾斜したものを例示しているが、水平部分と組み合わされて、一部分のみが傾斜しているものとしてもよい。
前面板4には、両側の前側フラップ9の破断線13から連続して破断線14が入れられており、破断線14は、組立時に前側フラップ9から下方となる底面板3側へ傾斜する傾斜部14aと、その間に挟まれて底面板3との境界に平行するヒンジ部14bとから構成されている。傾斜部14aは、鉤状の切目が断続するジッパー型とされ、ヒンジ部14bは、押罫と切目が断続するものとされている。
また、天側フラップ6の組立時に背側フラップ8に重なる部分の下端縁は、背面側へかけて上方へ斜めに切断された傾斜縁6aとされている。
また、天面板1には、開封開始部10の両側の破断線11の外端部付近から引張方向へ向かって斜め内側に延びる開封補助線15が入れられている。開封補助線15は、段ボールを裏面側から押圧した押罫とされている。
このブランクにおいて、組立時における側面形成のためホットメルト接着剤を塗布する位置は、底側フラップ7の裏面の背側及び前側寄りとなる接着部16,17と、天側フラップ6の裏面の前側寄りとなる接着部18とされている。
上記のようなブランクを組み立てて商品を包装する際には、図2に示すように、天面板1、背面板2、底面板3及び前面板4を角筒状に折り曲げて、商品の多数本の紙パックPを包み込み、継代5を下方へ折り曲げて前面板4の上部に接着する。これにより、多数本の紙パックPは、締め付けられるように保持される。
次に、背側フラップ8及び前側フラップ9を側面へ折り曲げ、その外側に重なるように天側フラップ6及び底側フラップ7を側面へ折り曲げて、底側フラップ7と背側フラップ8及び前側フラップ9とを接着部16,17で接着すると共に、天側フラップ6と前側フラップ9とを接着部18で接着する。
このように組み立てた封緘状態では、背面板2、底面板3及び前面板4の破断線14より下方部分と、底側フラップ7、背側フラップ8及び前側フラップ9の破断線13より下方部分とがトレイ部分Aを構成し、天面板1及び前面板4の破断線14より上方部分と、天側フラップ6及び前側フラップ9の破断線13より上方部分とが蓋部分Bを構成する。開封開始部10は、蓋部分Bに付属するものとなる。
このような組立工程は、汎用のラップラウンドケーサーで行うことができ、専用の製函設備を導入する必要はない。
また、開封開始部10が天面板1と背面板2の境界中央部に臨み、その両側の破断線11が天面板1と背面板2の境界に沿って延びているので、破断線11を天側フラップ6又は背側フラップ8に回り込むように入れる必要がなく、物流過程での積上荷重や落下等に対する強度の低下が抑制される。
また、物流過程で大きな積上荷重が作用しても、側面に位置する前側フラップ9の破断線13が傾斜しているので、前側フラップ9が垂直荷重に対して折れ曲がりにくく、さらに、破断線13の外側に底側フラップ7が重なっているので、前側フラップ9の外側への膨らみが底側フラップ7で抑制され、破断線13に沿って座屈が生じにくい。
そのほか、天側フラップ6の下端縁が傾斜縁6aとされているので、天側フラップ6が背側フラップ8に接着されていなくても、天側フラップ6の背側フラップ8からの浮き上がりや捲れ上がりが防止され、美観が維持される。
一方、店頭で展示するための開封に際しては、図3に示すように、開封開始部10を押し込んで指を入れ、天面板1の後部を引き上げるように手前に引っ張って、破断線11,13を破断させ、続いて、前面板4の破断線14の傾斜部14aを破断させる。そして、これに伴い、破断線14のヒンジ部14bを軸に、下方のトレイ部分Aに対して上方の蓋部分Bを手前に回転させる。
このとき、天面板1の後部が開封開始部10からの引き上げに伴い、開封補助線15に沿って盛り上がるように撓むので、開封開始部10の両側の破断線11に破断方向の力が効率的に作用し、破断線11を容易に破断させることができる。
また、前側フラップ9の切欠部12から傾斜した破断線13へ破断が誘導され、ヒンジ部14bを軸とする蓋部分Bの回転に伴って、前側フラップ9の破断線13及び前面板4の破断線14の傾斜部14aに破断方向の力が効率的に作用し、稜部を挟んだ破断線13及び破断線14の傾斜部14aが連続的に破断する。
また、封緘状態で天側フラップ6と背側フラップ8とが接着されていないので、破断線11,13及び破断線14の傾斜部14aを容易に破断させて、蓋部分Bをヒンジ部14bを軸に回転させることができる。
また、天側フラップ6の下端縁が傾斜縁6aとなるように斜めに切断されているので、蓋部分Bの回転に際し、天側フラップ6と背側フラップ8の摩擦が軽減される。
その後、破断線14のヒンジ部14bを破断させ、蓋部分Bを除去すると、図4に示すように、残存したトレイ部分Aは、天面から前面にかけて大きく開口し、トレイ部分Aから多数本の紙パックPを見やすいように露出させた状態で展示できる。また、商品を購入しようとする消費者は、紙パックPを容易に取り出すことができる。
また、この展示状態では、背面板2及び背側フラップ8が上端まで残存した状態で、紙パックPの後方に起立しているので、前部に位置する紙パックPが取り出されたとき、後部に位置する紙パックPがぐらついて、後方や側方へ転倒する現象が防止される。
そして、上記開封に際しては、前面板4の破断線14を一度に破断させることなく、両側の傾斜部14aよりヒンジ部14bを後に破断させるので、瞬時にあまり強く引っ張らなくても、段階的に開封することができ、店頭での展示作業の負荷が軽減される。
また、開封後は、ほぼ同じ大きさのトレイ部分Aと蓋部分Bに分離されるので、接着部16,17,18での接着を剥がし、トレイ部分Aと蓋部分Bとを偏平に解体して、容易に廃棄することができる。
なお、上記実施形態では、封緘状態で背側フラップ8と前側フラップ9の先端縁同士が突き合わされて、側面が完全に閉止されるものを例示したが、商品の性質や包装コスト等を考慮の上、図5に示すように、背側フラップ8及び前側フラップ9の寸法を短く設定して、背側フラップ8と前側フラップ9の先端縁間に隙間が開くようにしてもよい。
また、背側フラップ8と前側フラップ9の対向する端縁に手入切欠19を設け、天側フラップ6の寸法を短く設定し、手入切欠19に臨む天側フラップ6の端縁中間部に、運搬時に手を掛けると折り曲げられて、段ボールの端縁に指が当たらないようにするための把持片19aを設けるようにしてもよい。
また、強度の劣化があまり問題とされない場合には、開封開始部10は、天面板1から背面板2にかけての領域のいずれかの部分に設けられていればよく、破断線11は、天側フラップ6又は背側フラップ8を経て、その端縁に向かうようにしてもよい。
また、前側フラップ9の破断線13は、底側フラップ7が重なる領域内ではなく、天側フラップ6が重なる領域内に入れられたものとしてもよい。
また、上記実施形態では、ラップラウンド式の包装箱を例示したが、天面板1及びその両側の天側フラップ6と、背面板2、底面板3及び前面板4並びにその両側の背側フラップ8、底側フラップ7及び前側フラップ9とが別体とされ、組立時に天側フラップ6が前側フラップ9に貼り付けられて、一体化されるトレイリッダー式の構成としてもよい。
また、天面板1の開放側の端縁に手を掛けて開封するものや、天面板1が背面板2に連なるものと前面板4に連なるものとに分割され、その分割部に臨む端縁手を掛けて開封するものとしてもよい。この場合、継代5のほか、開封開始部10とその両側から両側面の端縁へ向かう破断線11を省略することができる。
1 天面板
1a 窓
2 背面板
3 底面板
4 前面板
5 継代
6 天側フラップ
6a 傾斜縁
7 底側フラップ
8 背側フラップ
9 前側フラップ
10 開封開始部
11 破断線
12 切欠部
13,14 破断線
14a 傾斜部
14b ヒンジ部
15 開封補助線
16,17,18 接着部
19 手入切欠
19a 把持片19a
A トレイ部分
B 蓋部分
P 紙パック

Claims (8)

  1. 天面板(1)、背面板(2)、底面板(3)及び前面板(4)を備え、少なくとも背面板(2)、底面板(3)及び前面板(4)が連なっており、天面板(1)及び底面板(3)の両側にそれぞれ天側フラップ(6)及び底側フラップ(7)が連設されると共に、背面板(2)及び前面板(4)の両側にそれぞれ背側フラップ(8)及び前側フラップ(9)が連設され、
    天面板(1)、背面板(2)、底面板(3)及び前面板(4)が商品を包み込むように配置され、背側フラップ(8)及び前側フラップ(9)が側面へ折り曲げられ、天側フラップ(6)及び底側フラップ(7)が側面へ折り曲げられて、底側フラップ(7)と背側フラップ(8)及び前側フラップ(9)とが接着されると共に、天側フラップ(6)と前側フラップ(9)とが接着され、前側フラップ(9)の外側に底側フラップ(7)が重なっている包装箱において、
    天面板(1)から背面板(2)にかけての領域のいずれかの部分に開封開始部(10)が設けられると共に、開封開始部(10)から両側面の端縁へ向かう破断線(11)が入れられ、
    両側面の前側フラップ(9)には、天側フラップ(6)又は底側フラップ(7)が重なる領域内で、前面板(4)との境界へ向かう破断線(13)が入れられ、
    前面板(4)には、両側面の前側フラップ(9)の破断線(13)から連続して破断線(14)が入れられており、
    開封に際しては、開封開始部(10)から引っ張って、その両側の破断線(11)及び前側フラップ(9)の破断線(13)を破断させ、前面板(4)の破断線(14)を軸に、下方のトレイ部分(A)に対して上方の蓋部分(B)を回転させ、前面板(4)の破断線(14)を破断させて、蓋部分(B)を除去することを特徴とする包装箱。
  2. 天面板(1)、背面板(2)、底面板(3)及び前面板(4)を備え、少なくとも背面板(2)、底面板(3)及び前面板(4)が連なっており、天面板(1)及び底面板(3)の両側にそれぞれ天側フラップ(6)及び底側フラップ(7)が連設されると共に、背面板(2)及び前面板(4)の両側にそれぞれ背側フラップ(8)及び前側フラップ(9)が連設され、
    天面板(1)、背面板(2)、底面板(3)及び前面板(4)が商品を包み込むように配置され、背側フラップ(8)及び前側フラップ(9)が側面へ折り曲げられ、天側フラップ(6)及び底側フラップ(7)が側面へ折り曲げられて、底側フラップ(7)と背側フラップ(8)及び前側フラップ(9)とが接着されると共に、天側フラップ(6)と前側フラップ(9)とが接着され、前側フラップ(9)の外側に底側フラップ(7)が重なっている包装箱において、
    両側面の前側フラップ(9)には、天側フラップ(6)又は底側フラップ(7)が重なる領域内で、前面板(4)との境界へ向かう破断線(13)が入れられ、
    前面板(4)には、両側面の前側フラップ(9)の破断線(13)から連続して破断線(14)が入れられており、
    開封に際しては、天面板(1)の端縁から引っ張って、前側フラップ(9)の破断線(13)を破断させ、前面板(4)の破断線(14)を軸に、下方のトレイ部分(A)に対して上方の蓋部分(B)を回転させ、前面板(4)の破断線(14)を破断させて、蓋部分(B)を除去することを特徴とする包装箱。
  3. 請求項1又は2に記載の包装箱において、前側フラップ(9)の破断線(13)は、前面板(4)との境界側へ向かって下方へ傾斜していることを特徴とする包装箱。
  4. 請求項1から3のいずれかに記載の包装箱において、両側面の前側フラップ(9)には、天側フラップ(6)又は底側フラップ(7)が重なる領域内で、背側フラップ(8)に向き合う端縁に切欠部(12)が形成され、この切欠部(12)から連続して前面板(4)との境界へ向かう破断線(13)が入れられていることを特徴とする包装箱。
  5. 請求項1から4のいずれかに記載の包装箱において、前面板(4)の破断線(14)は、両側面の前側フラップ(9)との境界から下方へ向かう傾斜部(14a)と、両側の傾斜部(14a)間に挟まれたヒンジ部(14b)とを有し、
    開封に際しては、前側フラップ(9)の破断線(13)を破断させると共に、前面板(4)の破断線(14)の傾斜部(14a)を破断させ、前面板(4)の破断線(14)のヒンジ部(14b)を軸に、下方のトレイ部分(A)に対して上方の蓋部分(B)を回転させ、ヒンジ部(14b)を破断させて、蓋部分(B)を除去することを特徴とする包装箱。
  6. 請求項1に記載の包装箱において、開封開始部(10)から両側面の端縁へ向かう破断線(11)は、天面板(1)と背面板(2)の境界に沿って両側の上端角部へ達することを特徴とする包装箱。
  7. 請求項1から6のいずれかに記載の包装箱において、天側フラップ(6)は、背側フラップ(8)に重なる部分の下端縁が背面側へかけて上方へ斜めに切断された傾斜縁(6a)となっていることを特徴とする包装箱。
  8. 請求項1又は6に記載の包装箱において、開封開始部(10)の両側の破断線(11)の外端部付近から引張方向へ向かって斜め内側に延びるように、開封補助線(15)が入れられていることを特徴とする包装箱。
JP2017222604A 2017-11-20 2017-11-20 包装箱 Active JP6954810B2 (ja)

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