JP2601668Y2 - 情報入力装置 - Google Patents

情報入力装置

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JP2601668Y2
JP2601668Y2 JP1992058367U JP5836792U JP2601668Y2 JP 2601668 Y2 JP2601668 Y2 JP 2601668Y2 JP 1992058367 U JP1992058367 U JP 1992058367U JP 5836792 U JP5836792 U JP 5836792U JP 2601668 Y2 JP2601668 Y2 JP 2601668Y2
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JP
Japan
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signal
electrode
coordinate
electrode line
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JP1992058367U
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JPH0615132U (ja
Inventor
弘志 小林
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Pentel Co Ltd
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Pentel Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は図形、キャラクタ等の情
報入力装置に関し、更に詳細には電極線に印可するパル
ス信号の電圧値を電極線ごとに可変し、座標入力盤を薄
くしても入力可能な情報入力装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】本出願人は、先に昭和59年特許願第3
7679号を出願した。この静電容量結合方式の入力装
置では、座標軸方向に配置された複数の電極線からなる
座標入力盤面と、この入力盤面の所望の位置に当接して
座標入力を行なう座標指示装置(入力ペン)との静電誘
導によって、座標入力盤の電極線に印加されたパルス信
号を座標指示装置の検出電極に生起した信号のうち、少
なくとも上位3つの信号で位置座標を検出するようにし
ていた。また、近年表示装置と一体型タイプの図形やキ
ャラクタ等の入力端末装置として薄型の情報入力装置が
望まれている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上述した従来の入力装
置では、検出電極に生起した信号のうち、少なくとも上
位3つの信号を検出するために電極線と検出電極の間に
2〜3mm程度の空気よりも誘電率が高い平板の絶縁層
を配置する必要があり、入力盤面の厚みを薄くすると検
出電極に生起した信号の最大値以外の信号が小さくなっ
たり、生起しなくなったりするために正確な位置座標が
得られない。また信号の最大値以外の信号を得るため
に、電極線間の距離を縮めると電極線数が増えデコーダ
ドライバ部の回路が複雑になり、下側電極がらの信号が
小さくなるという問題を有していた。
【0004】本考案は上述した従来の問題点を解決する
ためになされたもので、座標軸方向に配置された複数の
電極線からなる座標入力盤と、前記電極線にパルス信号
を印加するデコーダドライバ部と、前記デコーダドライ
バ部のパルス信号電圧を切替可能な電圧切替器と、前記
電極線に印加されたパルス信号と容量結合して信号検出
を行なう座標指示部と、該座標指示部が検出した信号を
位置座標として算出する信号処理部とからなる情報入力
装置において、前記座標指示部の電極線からの第1の検
出後、パルス信号の電圧値を変更して第2の座標指示部
の前記第1の検出電極線に隣接する電極線の信号検出を
行う情報入力装置を提案するものである。
【0005】
【作用】本考案の情報入力装置は、パルス信号の電圧値
を電極線ごとに可変することで入力盤面の厚みを薄くで
き、確実に位置座標を検出することができるようにした
ものである。
【0006】
【実施例】本考案の実施例を添付図面を参照して説明す
る。図1は本考案の電気的ブロック構成図である。参照
符号1は座標入力盤であり、直交する2方向(X方向、
Y方向)に所定の間隔で電極線2,3が内部に配置され
ている。参照符号4,5は夫々X,Y方向のデコ−ダド
ライバで、中央処理装置(以後CPUと略称する)6か
ら供給されるアドレス信号ADに従い前記電極線2,3
に順次走査パルスを任意の電圧で印加する。
【0007】参照符号7は座標指示装置たる入力ペン
で、参照符号8は入力ペン7の先端に配置され入力ペン
7の座標入力盤1の表面に押圧されることにより摺動自
在に保持された検出電極である。参照符号9はスイッチ
で検出電極8の摺動に応じて開閉するものである。参照
符号10は信号処理部で、検出電極8に生起する電極線
2,3と静電結合された信号を増幅する増幅器11、バ
ンドパスフィルタ−12、検波回路13、アナログ−デ
ジタル変換器14から構成されている。信号処理部10
の出力はCPU6に印加される。
【0008】図2は図1のZ,Yデコーダドライバ4,
5のデコーダドライバ部の詳細な実施例を示すものであ
る。参照符号15はオープンコレクタ出力タイプのデコ
ーダで(例えばTI社のSN74LS145など)出力
端子はCPU6からの制御信号で選択されて抵抗17を
介して電圧切り替え器16に接続されている。電圧切り
替え器16はCPU6からの制御信号によりV1あるい
はV2の電圧に切り替えて電極線2、3へ順次走査パル
スを印可する。
【0009】次に実際の動作について説明する。図4は
入力ペン7が座標入力盤1に配置された一方の座標軸方
向の電極線P1の近傍に当接して、信号の入力を行なっ
た場合の検出電極の生起信号を示し、、CPU6はデコ
−ダドライバ4,5にアドレス信号ADを印加し、電圧
切り替え器16で操作パルスの波高値をVAの電圧(V
A<VBとする)にして所定の電極線に順次パルス信号
を印加すると同時にアナログ−デジタル変換器14にタ
イミングパルスTPを供給し、検出電極8の生起信号を
信号処理部10を介しての信号の有無を確認する。ここ
で、信号処理部10からの入力信号がある場合は変換さ
れたデジタル値の最大の電極線P1のアドレスと信号値
をメモリーに格納する。この最大レベルの入力信号は、
入力ペン7の当接部位に最も近接した電極の操作パルス
によるものである。
【0010】図5は入力信号が最大の電極線の両隣の電
極線P2、P3を選択し、電圧切り替え器16で走査パ
ルス電圧をVBに切り替えて電極線P2,P3にそれぞ
れ印加した場合の生起信号を示す。前記同様に検出電極
の生起信号をデジタル値としてメモリーに格納する。
【0011】図4,図5から電極線P2,P3の生起信
号が小さい場合でも走査パルス印加電圧を上げることに
より、電極線P2,P3,よりの生起信号が大きくなる
ので、外来のノイズの影響を受けることなく良好な検出
信号を得ることができる。
【0012】図6は入力ペン7が座標入力盤1に配置さ
れた電極線P1,P2の略中央に当接して入力を行った
場合の検出電極の生起信号を示す。この場合入力信号の
最大の電極線P1の隣の電極線P2からの生起信号レベ
ルは電極線P1と略同じになる。
【0013】図7は入力信号最大の電極線P1の両隣の
電極線P2,P3の走査パルス電圧を前記同様にVBに
切り替えて得られた生起信号は、入力ペン7の始めに検
出した当接部位に最も近接した電極線P1よりも離れた
電極線P2の方が大きくなる。このとき検出電極と電極
線の距離が一定であれば、検出電極の生起信号は走査パ
ルス電圧に比例するので、電極線P2,P3からの検出
信号をそれぞれV2,V3とすると V2’=V2×(VA/VB) V3’=V3×(VA/VB) を演算することで入力ペン7の当接部位に比例した演算
された信号を得ることができる。上記演算式は入力ペン
7が座標入力盤1に配置された電極線P1の近傍に当接
された場合でも採用できる。
【0014】入力ペンの検出電極によって生起された信
号は、図3に示すように上側電極線の第1線P1、第2
線P2および第3線P3からの信号の検出電圧が、入力
ペンの検出電極との距離に比例するものとする。上側電
極線の第1線P1、第2線P2および第3線P3のピッ
チをLとし、図3に示すL1、L2を当接された入力ペ
ンの検出電極に最も近い電極線P1から見て L1/L2={(L/2)−LP}/(L/2) (1) で表される。故にLPはP1、P2、P3からの検出信
号V1、V2、V3を演算することで求めることができ
る。
【0015】なお上記式(1)より電極線の第2線P2
および第3線P3の走査パルス電圧を同じ電圧値にする
限り信号の検出電圧が、入力ペンの検出電極との距離に
比例する。
【0016】
【考案の効果】本考案は如上のような構成となしたの
で、入力ペンの当接位置の状態でパルス信号の電圧値を
電極線ごとに可変することで入力盤面の厚みを薄くする
ようにしたもので、表示装置と一体型タイプの図形やキ
ャラクタ等の入力端末装置として薄型の情報入力装置が
実現し、操作性が向上するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 電気的ブロック構成図
【図2】 デコーダドライバ部の詳細図
【図3】 信号波形図
【図4】 入力ペンが電極線P1の近傍に当接したばあ
いの電圧値VAでパルスを印加した生起信号波形図
【図5】 電極線P2,P3に電圧値VBでパルスを印
加した場合の生起信号波形図
【図6】 入力ペンが座標入力盤に配置された電極線P
1,P2の略中央に当接して電圧値VAでパルスを印加
した場合の生起信号波形図
【図7】 電極線P2,P3に電圧値VBでパルスを印
加した場合の生起信号波形図
【符号の説明】
1 座標入力盤 2 電極線 3 電極線 4 デコ−ダドライバ 5 デコ−ダドライバ 6 CPU 7 入力ペン 8 検出電極 9 スイッチ 10 信号処理部 11 増幅器 12 バンドパスフィルタ− 13 検波回路 14 アナログ−デジタル変換器 15 デーコーダ 16 電圧切り替え器

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】座標軸方向に配置された複数の電極線から
    なる座標入力盤と、前記電極線にパルス信号を印加する
    デコーダドライバ部と、前記デコーダドライバ部のパル
    ス信号電圧を切替可能な電圧切替器と、前記電極線に印
    加されたパルス信号と容量結合して信号検出を行なう座
    標指示部と、該座標指示部が検出した信号を位置座標と
    して算出する信号処理部とからなる情報入力装置におい
    て、前記座標指示部の電極線からの第1の検出後、パル
    ス信号の電圧値を変更して第2の座標指示部の前記第1
    の検出電極線に隣接する電極線の信号検出を行うことを
    特徴とする情報入力装置。
JP1992058367U 1992-07-28 1992-07-28 情報入力装置 Expired - Lifetime JP2601668Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1992058367U JP2601668Y2 (ja) 1992-07-28 1992-07-28 情報入力装置

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JP1992058367U JP2601668Y2 (ja) 1992-07-28 1992-07-28 情報入力装置

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JPH0615132U JPH0615132U (ja) 1994-02-25
JP2601668Y2 true JP2601668Y2 (ja) 1999-11-29

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