JP2601401Y2 - ダンプベッセルの天蓋制御装置 - Google Patents

ダンプベッセルの天蓋制御装置

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JP2601401Y2
JP2601401Y2 JP1991083111U JP8311191U JP2601401Y2 JP 2601401 Y2 JP2601401 Y2 JP 2601401Y2 JP 1991083111 U JP1991083111 U JP 1991083111U JP 8311191 U JP8311191 U JP 8311191U JP 2601401 Y2 JP2601401 Y2 JP 2601401Y2
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慶人 渡邊
正和 佐々木
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UD Trucks Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案はダンプベッセルの天蓋
制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えばダンプ車においては、走行中にベ
ッセル内の積載土砂などが路面にこぼれ落ちたりするの
を防止するため、ベッセル上面を左右に開閉する天蓋装
置を設けたものがよく見られる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来装置では運転室のマニュアルスイッチを操作す
ると、これに応じてアクチュエータが天蓋を開閉するよ
うになっているにすぎないため、例えばダンプ作業時に
マニュアルスイッチの操作を忘れてベッセルをアップ操
作すると、ベッセル内の土砂などが天蓋を押しのけて外
部へ出ようとするため、天蓋を損傷させかねないという
問題点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで、この考案はダン
プベッセルの天蓋を開閉する開閉用アクチュエータと、
マニュアルスイッチの操作に応じて上記開閉用アクチュ
エータの作動を制御するコントロール回路を備える天蓋
制御装置において、ダンプ作業に伴うPTOスイッチの
ONによりダンプ作業前に所定時間だけ開閉用アクチュ
エータを天蓋の開き方向へ作動させるタイマ回路を設け
るとともに、上記天蓋を、ベッセルのサイドゲート上部
に開閉可能に支持された蓋部材1Aと、蓋部材1Aに回
転軸を介して結合された蓋部材1Bからなる2枚の天蓋
で形成し、蓋部材1Aと1Bを連結する折曲用アクチュ
エータを介して相互に折曲可能に構成する一方、天蓋の
開閉動作中に所望の角度位置に天蓋を固定すべく開閉用
アクチュエータの作動を停止させるスイッチ回路を設け
【0005】
【作用】これによれば、ダンプ作業時においてマニュア
ルスイッチの操作を忘れても、PTOスイッチをONに
するとタイマ回路がアクチュエータを所定時間だけ天蓋
の開き方向へ作動させるので、天蓋はベッセルアップ時
に所定の開き状態に保持され、排出土砂などの押圧力を
大きく受けるようなことはなくなる。
【0006】
【実施例】図1〜図4において、1はダンプベッセル2
上面を左右に開閉する天蓋で、各天蓋1はそれぞれ2つ
の蓋部材1Aと1Bを回転軸3を介して折曲可能に結合
され、ベッセル2のサイドゲート4上部に回転軸5を介
して開閉可能に支持される。なお、左右の天蓋1は閉じ
位置での密着性を良くするため、各先端部が蓋面に沿っ
てスプリング6を介し伸縮可能に構成される。
【0007】左右の回転軸5にはそれぞれ外周にギヤ7
が形成され、これらのギヤ7に各々かみ合うギヤ8が配
設される。左側ギヤ8の回転軸にはレバー9が、また右
側ギヤ8の回転軸にはベルクランク10がそれぞれ結合
され、レバー9の一端とベルクランク10の自由端を連
結するリンク11が設けられる。そして、レバー9の他
端には油圧シリンダ12が連結され、左右の天蓋を一体
的に開閉するようになっている。
【0008】各天蓋1のそれぞれをベッセル2の外側へ
と折り曲げるのが油圧シリンダ13で、シリンダ13は
回転軸5と回転軸3のクランク14との間で左右1対ず
つ介装される。5Aはサイドゲート4上で回転軸5を支
持するヒンジブラケットである。
【0009】天蓋開閉用シリンダ12と天蓋折曲用シリ
ンダ13は図5のように、それぞれ4ポート3ポジショ
ンのソレノイドバルブ15,16を介してパワーユニッ
ト17の油圧ポンプ18に接続され、ポンプモータ27
ならびにバルブ作動部15a,15bと16a,16b
への通電を制御することで各ピストンロッドが伸縮作動
するようになっている。
【0010】開閉用シリンダ12側の回路中には供給油
圧の流量調整弁19と、供給油圧が規定値以上に上昇す
るとOFFになる圧力スイッチ20と、開閉用シリンダ
12の途中停止を可能とするバランシング弁22が、ま
た折曲用シリンダ13側の回路中には油タンク21への
油圧の戻し量を制御する流量調整弁23と、油圧の過剰
供給を回避するレヂェーシング弁24がそれぞれ介装さ
れる。
【0011】25は天蓋1の開閉に伴うシリンダ13の
動きを許容するロータリジョイント、26はポンプ18
の最高吐出圧を規制するリリーフ弁、28はパワーユニ
ット17の失陥時、代わりに圧油を供給するアキュムレ
ータを示す。
【0012】図6は装置全体の電気回路を示すもので、
例えば天蓋1の全閉状態で開閉用スイッチ30を開側に
切り替えると、常開リレー31が作動する。これに伴っ
て、パワーユニット17のポンプモータ27が励磁コイ
ル32a側の通電に伴うリレー32の閉成によって回転
すると同時に、ソレノイドバルブ15,16が右側作動
部15a,16aへの通電により切り替わる。これによ
り、油圧ポンプ18からの油圧はソレノイドバルブ1
5,16を介して各シリンダ12,13の伸側へと供給
される。シリンダ13はシリンダ12に比較して低い圧
力で作動するよう設計されているので、シリンダ13が
先に作動し、左右の天蓋1はそれぞれ折れ曲がりながら
開動し、やがて全開確認用リミットスイッチ33(シリ
ンダ12の最大ストローク位置検出する常閉タイプのス
イッチ)がOFFになって電源を遮断すると、ポンプモ
ータ27が停止すると共にソレノイドバルブ15,16
が中立復帰する。
【0013】また、開閉用スイッチ30を閉側に切り替
えると、今度は常開リレー34が作動する。これに伴っ
て、パワーユニット17のポンプモータ27が励磁コイ
ル32b側への通電に伴うリレー32の閉成により回転
すると同時に、ソレノイドバルブ15,16が左側作動
部15a,16bへの通電によって切り替わる。これに
より、ポンプ18からの油圧はソレノイドバルブ15,
16を介して各シリンダ12,13の縮側へと供給され
る。天蓋1は全閉状態へと復動し、全閉確認用リミット
スイッチ35(シリンダ13の最小ストローク位置を検
出する常閉タイプのスイッチ)がOFFになると、ポン
プモータ27およびバルブ作動部15b,16bへの電
源が遮断されるのである。
【0014】なお、天蓋1の開閉動作中に何らかの原因
によってシリンダ12側の油圧回路に異常圧力が発生す
ると、圧力スイッチ20が電源を遮断する。停止用スイ
ッチ36は天蓋1を開閉途中で固定するもので、これを
ONにすると常閉リレー37の作動により開閉用スイッ
チ30から常開リレー31,34への通電が遮断され、
ポンプモータ27が停止すると共にソレノイドバルブ1
5,16が中立復帰する。38は全閉確認用リミットス
イッチ35および全開確認用リミットスイッチ33がO
N、つまり天蓋が少しでも開いていると、イグニション
スイッチのONによって作動する警報ブザーを示す。
【0015】そして、この例ではベッセル操作に伴いP
TOスイッチ(図示せず)をONにすると規定時間だけ
常開リレー31を作動させるタイマ40と、天蓋1の正
常操作時にタイマ40の作動をキャンセルする常閉リレ
ー41が付加される。42はPTOの動力を断続するた
めのマグネットバルブを示す。なお、タイマ40の設定
時間は天蓋1を所定の開き角度(排出土砂などの干渉を
受けない位置)へと移動させる所要時間に設定する。図
7はPTOスイッチのONに基づく天蓋1の開動作を説
明するフローチャートである。
【0016】このような構成により、天蓋1は必要に応
じて開閉用スイッチ30を操作することで開閉すること
ができ、また開閉動作中に停止スイッチ36を操作する
ことで所望の位置に固定することも可能となる。また、
天蓋1は開閉の伴って外側に折れ曲がるようにしたの
で、全開位置でベッセル2のサイドゲート4側方に大き
く張り出すことがなく(図4参照)、土砂などの積込み
作業の妨げにならない。しかも、天蓋1の開閉機構をベ
ルクランク10およびギヤ8などで構成したので、1つ
の開閉シリンダ12によりその伸縮ストロークを増幅し
て左右の天蓋1を大きく開閉できる。
【0017】さらに、ダンプ作業時において開閉スイッ
チ30の操作を忘れても,PTOスイッチのONにより
タイマ40が所定時間だけポンプモータ27およびソレ
ノイドバルブ15,16を作動させるので、天蓋1はベ
ッセルアップ時に所定の開き状態に保持され、排出土砂
ばどの押圧力を大きく受けるようなことはなくなる。つ
まり、天蓋の保護が有効に図れるのである。
【0018】なお、PTOスイッチに替えてダンプレバ
ースイッチを使用することもできるが、ダンプレバーは
ベッセル操作時に途中で土砂などの排出を促すように反
復操作されることがよくあり、PTOスイッチに較べて
あまり好ましくない。
【0019】
【考案の効果】以上要するにこの考案によれば、ダンプ
ベッセルの天蓋を開閉する開閉用アクチュエータと、マ
ニュアルスイッチの操作に応じて上記開閉用アクチュエ
ータの作動を制御するコントロール回路を備える天蓋制
御装置において、ダンプ作業に伴うPTOスイッチのO
Nによりダンプ作業前に所定時間だけ開閉用アクチュエ
ータを天蓋の開き方向へ作動させるタイマ回路を設ける
とともに、上記天蓋を、ベッセルのサイドゲート上部に
開閉可能に支持された蓋部材1Aと、蓋部材1Aに回転
軸を介して結合された蓋部材1Bからなる2枚の天蓋で
形成し、蓋部材1Aと1Bを連結する折曲用アクチュエ
ータを介して相互に折曲可能に構成する一方、天蓋の開
閉動作中に所望の角度位置に天蓋を固定すべく開閉用ア
クチュエータの作動を停止させるスイッチ回路を設けた
ので、ベッセルアップ時に天蓋の操作を忘れても、PT
OスイッチのONで天蓋が自動的に開くため、排出土砂
などの押圧力で天蓋に破損を生じるようなことはなく、
装置の高い安全性と信頼性の確保が図れるという効果が
得られる。また、天蓋が左右に開くに従って蓋部材1B
は回転軸を介して外側に折れ曲がり、また、全開位置で
はサイドゲートの側面に並行に位置するので、大きく外
側に張り出すことがなく、土砂などの積み込み作業の妨
げにならない。さらに、天蓋はスイッチ回路を操作する
ことにより所望の位置に固定することも出来るので、天
蓋に付いた土砂を取り除くことが容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】天蓋装置の一部斜視図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】天蓋装置の開閉機構図である。
【図4】天蓋装置の全開全閉時の作動説明を加えた要部
断面図である。
【図5】開閉シリンダおよび折曲シリンダの油圧回路図
である。
【図6】装置全体の電気回路図である。
【図7】PTOスイッチのONに基づく天蓋の開動作を
説明するフローチャートである。
【符号の説明】
1 天蓋 2 ベッセル 3,5 回転軸 12 開閉用シリンダ 13 折曲用シリンダ 15,16 ソレノイドバルブ 18 電動ポンプ 30 開閉用スイッチ 40 タイマ 41 タイマキャンセルリレー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭56−138028(JP,A) 特開 昭51−27228(JP,A) 特開 昭64−63431(JP,A) 特開 昭56−135327(JP,A) 実開 昭59−88338(JP,U) 特公 昭63−54572(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60P 7/02 B60P 1/04

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ダンプベッセルの天蓋を開閉する開閉用ア
    クチュエータと、マニュアルスイッチの操作に応じて上
    開閉用アクチュエータの作動を制御するコントロール
    回路を備える天蓋制御装置において、ダンプ作業に伴う
    PTOスイッチのONによりダンプ作業前に所定時間だ
    開閉用アクチュエータを天蓋の開き方向へ作動させる
    タイマ回路を設けるとともに、上記天蓋を、ベッセルの
    サイドゲート上部に開閉可能に支持された蓋部材1A
    と、蓋部材1Aに回転軸を介して結合された蓋部材1B
    からなる2枚の天蓋で形成し、蓋部材1Aと1Bを連結
    する折曲用アクチュエータを介して相互に折曲可能に構
    成する一方、天蓋の開閉動作中に所望の角度位置に天蓋
    を固定すべく開閉用アクチュエータの作動を停止させる
    スイッチ回路を設けたことを特徴とするダンプベッセル
    の天蓋制御装置。
JP1991083111U 1991-10-14 1991-10-14 ダンプベッセルの天蓋制御装置 Expired - Fee Related JP2601401Y2 (ja)

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