JP3241952B2 - 車両のステップ装置 - Google Patents

車両のステップ装置

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JP3241952B2 JP30218394A JP30218394A JP3241952B2 JP 3241952 B2 JP3241952 B2 JP 3241952B2 JP 30218394 A JP30218394 A JP 30218394A JP 30218394 A JP30218394 A JP 30218394A JP 3241952 B2 JP3241952 B2 JP 3241952B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は車両のステップ装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】トラックなど大型車両への乗降性を高め
るため、キャブ(運転室)下方に上下2段の可動ステッ
プを設け、通常は車体側へ小さく格納され、キャブへの
乗降時に車両外側へ階段状に張り出すようにしたものが
ある(実開平2ー115044号公報)。なお、ステッ
プの改良技術として、実開昭59ー102551号公
報,実開昭62ー22437号公報,実開平3ー614
52号公報に記載のものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
従来例では可動ステップの駆動手段として、エアシリン
ダがステップの支持軸から外側へ離れる位置に連結され
るので、ステップの開閉作動に必要なストローク量が大
きくなる。そのため、ステップの内側に組み付けるのが
難しく、エアシリンダはステップの脇で縦置きに配置さ
れるが、これだとシリンダが外範から見えるため、車体
造形の見栄えが良くない。また、長いエアシリンダを使
用するため、乗降装置の大型化を招くという不具合があ
った。
【0004】この発明はこのような問題点を解決するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】第1の発明では、車両の
ドア下方に平行な一対の縦フレームを取り付け、これら
に上段ステップと下段ステップを車両外側へ階段状に張
り出す使用位置と、車両側面に沿う縦列に起立する格納
位置との間をそれぞれ上下方向へ回動自由に支持し、ア
クチュエータの基端部を縦フレーム間を連結する水平な
シャフトの中央部に、アクチュエータの伸縮する作動ロ
ッドの先端部をレバーを介して下段ステップの支持軸周
りにそれぞれ回動自由に連結する一方、上段ステップを
下段ステップの回動に追従させるリンクを設ける。
【0006】第2の発明では、第1の発明において、レ
バーは下段ステップの支持軸に対してアクチュエータの
作動ロッドが収縮するとステップを格納位置へ回動させ
る位置関係に設定する。
【0007】第3の発明では、第1の発明または第2の
発明におけるアクチュエータとして、エアシリンダを設
ける。
【0008】第4の発明では、第3の発明において、エ
アシリンダをエアタンクに接続する配管にエアシリンダ
側の圧力が所定値よりも低下するとエアシリンダへのエ
ア供給を停止するバルブ手段を設ける。
【0009】
【作用】第1の発明によれば、上段ステップと下段ステ
ップは格納位置で車両側面に沿う縦列に起立し、使用位
置で車両外側へ階段状に張り出す。これらステップはリ
ンクで連結され、アクチュエータの作動ロッドが伸縮す
ると、使用位置と格納位置へ同期的に回動する。上段ス
テップと下段ステップは格納時に車幅方向へ重なるので
なく、車両側面に沿う縦列に起立するため、車幅方向の
レイアウトを小さくできる。この場合、縦フレーム間で
シャフトとレバーを介してアクチュエータをステップの
内側に組み付けることで、アクチュエータは外範から隠
れるため、良好な見栄えを確保できる。しかも、レバー
を短くすると、ステップ側の支持軸にアクチュエータの
連結点が近付くので、アクチュエータのストローク量を
小さく抑えられる。つまり、短いアクチュエータで済む
から、乗降装置の小型化を実現できる。
【0010】第2の発明によれば、アクチュエータは作
動ロッドの収縮すると、下段ステップおよび上段ステッ
プを格納位置へ回動するため、乗降時以外は格納状態に
保つことで、走行中の泥跳ね等で作動ロッドが汚れるの
を回避できる。
【0011】第3の発明によれば、エアシリンダへの圧
力供給源として車載のエアタンクを利用すると、ステッ
プの駆動手段を低コストで実現できる。
【0012】第4の発明によれば、エアシリンダ側の配
管にエア失陥などが発生しても、シリンダ側の圧力が低
下すると、バルブ手段がシリンダ側へのエア供給を停止
するため、エアタンクの圧力はいつも所定値以上に保つ
ことができる。
【0013】
【実施例】図1,図2において、キャブ2のドア3下方
に固定ステップ4が形成され、その下方に第1の可動ス
テップ5と第2の可動ステップ6を備えるステップユニ
ット1が設けられる。ステップユニット1は図3〜図8
のように、平行な一対の縦フレーム7,8でベース13
が形成され、キャブ2側面にベース13を介して取り付
けられる。
【0014】第1の可動ステップ5はステップパネル9
とその裏面に補強用の枠体10を備えるもので、枠体1
0の中央部と前端部に片側縁から所定の傾斜角度で立ち
上がるアーム11,12が形成される。そして、ベース
13の両側下端に斜め下方へ延びるヒンジブラケット1
4,15にシャフト16を介してアーム11,12を連
結することにより、第1の可動ステップ5はキャブ2側
方へ水平に張り出す使用位置と、ステップ面がキャブ2
側面に沿う格納位置との間を上下方向へ回転自由に支持
される。
【0015】アーム12はくの字形に延長され、その先
端に使用位置で後述するストッパブラケット17の中央
裏面に突き当たるストッパラバー18が取り付けられ
る。アーム11,12間にシャフト16の軸穴を形成す
るパイプ19が連結され、シャフト16はパイプ19を
貫通する両端部でヒンジブラケット14,15に結合さ
れる。エアシリンダ20およびリターンスプリング21
を取り付けるため、パイプ19外周の中央部にそれぞれ
クレビス形のレバー22とフック付きのレバー23が形
成される。
【0016】第2の可動ステップ6は第1の可動ステッ
プ5と同じくステップパネル30とその裏面に補強用の
枠体31を備えるもので、枠体31の両端部に片側縁か
ら所定の傾斜角度で立ち上がるアーム32,33が形成
され、ベース13の中間部位にキャブ2側方へ突出する
ヒンジブラケット34a,34bにシャフト36を介し
てアーム32,33を連結することにより、ステップ面
が水平な使用位置と起立する格納位置との間を上下方向
へ回転自由に支持される。
【0017】アーム32,33に使用位置でストッパブ
ラケット17の両端表面に突き当たるストッパラバー3
5a,35bが取り付けられ、図9にも示すようにこれ
らラバー35a,35bに第1の可動ステップ5を格納
位置に規制するストッパ機能も付加される。なお、第1
の可動ステップ5がストッパラバー35a,35bに突
き当たると、その格納位置に後述のリンク40を介して
第2の可動ステップ6も規制される。38はヒンジブラ
ケット34,35にシャフト36の軸穴を形成するパイ
プで、シャフト36はパイプ38を貫通する両端部でア
ーム32,33に結合される。
【0018】第1の可動ステップ5と第2の可動ステッ
プ6を同期的に回動させるため、これらの間を連結する
リンク40が設けられる。そして、これら可動ステップ
5,6は第1の可動ステップ5を上方へ回動すると、第
2の可動ステップ6がこれに追従して上方へ回動し、第
2の可動ステップ6がキャブ2の固定ステップ4を覆う
格納位置で第1の可動ステップ5が第2の可動ステップ
6とキャブ2側面に沿う縦列に起立すると共に、第1の
可動ステップ5を下方へ回動すると、第2の可動ステッ
プ6がこれに追従して下方へ回動し、第2の可動ステッ
プ6が水平に張り出す使用位置で第1の可動ステップ5
が第2の可動ステップ6よりも大きく階段状に張り出す
ようになっている。
【0019】リンク40は乗降の邪魔にならないステッ
プ5,6の前端部でシャフト16,36から離れる外側
縁にそれぞれ両端部の軸41,42で結合され、ステッ
プ5,6が縦列に起立すると、これらの前端面に重なる
ように格納される。第1の可動ステップ5と第2の可動
ステップ6の裏面にそれぞれ格納位置で車体造形の一部
を構成するカバー45,46が取り付けられる。リンク
40にも車体造形の連続感を出すためのカバー47が設
けられる。
【0020】ストッパブラケット17は両端部にフラン
ジを備える略コ字形部材で形成され、ベース13の所定
位置にフランジで結合され、キャブ2への乗降時にスト
ッパラバー18、35a,35bを介して第1の可動ス
テップ5と第2の可動ステップ6が受ける荷重を支持す
る。この場合、ストッパブラケット17の中央裏面と両
端表面で荷重を受けるため、片側面のみでいつも荷重を
受ける場合に較べて強度的に有利となる。
【0021】ベース13の内側にエアシリンダ20を取
り付けるため、縦フレーム7,8にブラケット49a,
49bを介してシリンダ基端部のクレビス60を回動自
由に支持するシャフト50が取り付けられる。リターン
スプリング21をベース13の内側に取り付けるため、
縦フレーム8にブラケット51を介してステップ5側の
パイプ19へ向けてスクリュロッド52を進退可能に支
持するネジ部53が配設され、スクリュロッド52の先
端部にフック52aが形成される。
【0022】エアシリンダ20はステップ5,6を回動
駆動するもので、シリンダ基端部とロッド先端部でそれ
ぞれベース側のシャフト50とステップ5側のレバー2
2に上下方向へ回動自由にピン結合される。リターンス
プリング21は両端部でそれぞれベース13側のスクリ
ュロッド52とステップ5側のレバー23に係合され、
ステップ5,6を格納位置へ付勢するようになってい
る。
【0023】ベース13の内側にエアシリンダ20とリ
ターンスプリング21を組み付けることで、これらが外
範から隠されるため、キャブの見栄えが向上する。ま
た、レバー22を短く形成することで、ステップ5のシ
ャフト16にエアシリンダ20との連結点が近付くた
め、シリンダ20のストローク量を小さく抑えられる。
つまり、短いエアシリンダ20で済むから、乗降装置の
小型化も有利に図れる(図10参照)。エアシリンダ2
1については、後述のようにロッドの収縮作動でステッ
プ5,6を格納位置へ回動させるため、走行中の泥跳ね
等でロッドが汚れるようなこともない。
【0024】そして、第1の可動ステップ5および第2
の可動ステップ6は図11のように、エアシリンダ20
が伸長すると、キャブ2外方へ水平に張り出し、キャブ
2の固定ステップ4を含めて階段状の3段ステップを形
成する一方、エアシリンダ20が収縮すると、図2のよ
うに縦列に格納され、カバー45〜47でドア3下方の
車体造形を形成する。したがって、キャブ2への乗降性
が改善され、ステップ格納時の見栄えや空力性能の向上
も図れる。
【0025】ステップ5,6は格納時に車幅方向へ重な
るのでなく、キャブ2の側面に沿う縦列に起立するた
め、車幅方向のレイアウトを小さくできる。キャブ2の
固定ステップ4を格納位置で第2の可動ステップ6が覆
うので、走行中に雪や泥などが固定ステップ4に付着す
るようなこともない。ドア3を開くと固定ステップ4の
側縁からこれを覆う第2の可動ステップ6がキャブ2内
から見えるため、ステップ5,6が使用位置にあるかど
うかを容易に確認できる。図3において、55はエアシ
リンダ20の駆動を制御するバルブユニットで、ベース
13にブラケット56を介して取り付けられる。
【0026】図12はエアシリンダ20の回路構成を表
すもので、65はシリンダ内を2つの室66,67に区
画するピストンで、これらの室66,67はそれぞれ絞
り弁68,69とマグネットバルブ70,71を介して
エアタンク72に配管される。マグネットバルブ70,
71は供給ポジションと排気ポジションの配置が逆の関
係に設けられ、1つのスイッチ74を介して電源に配線
される。スイッチ74のオフでマグネットバルブ71が
排気ポジションに、マグネットバルブ70が供給ポジシ
ョンに切り替わると、ピストン65はエアタンク72か
ら室66へのエアを受けて室67のエアを排出しながら
ロッド収縮側へ作動する一方、スイッチ74のオンでマ
グネットバルブ71が供給ポジションに、マグネットバ
ルブ70が排気ポジションに切り替わると、エアの供給
と排気が逆になるため、ピストン65はロッド伸長側へ
作動するようになっている。
【0027】エアシリンダ20の駆動回路にエア失陥が
発生すると、エアタンク72の圧力が抜けてしまうの
で、その防止手段としてエアタンク72の圧力が所定値
(例えば、供給圧力の正常値を5.5〜8.5kg/cm2
して所定値は4.5kg/cm2)以上に保つため、シリン
ダ20側へのエア供給を制御するプロテクションバルブ
73が設けられる。また、マグネットバルブ71が供給
ポジションに固定する故障が発生しても、ステップ5,
6の格納を行えるように、室67のエアを排出するため
の手動弁74が付加される。
【0028】エアシリンダ20の作動(スイッチのオン
ーオフ)を制御するため、図13のようなコントロール
ユニット80を備える。この場合、ステップ5,6の使
用位置への回動を許可する条件として、エンジンのイグ
ニッションスイッチ81と、トランスミッションのニユ
ートラルスイッチ82と、キャブのチルトストッパスイ
ッチ83およびチルトロックスイッチ84のほか、ドア
3の開閉を検出するドアスイッチ85(ドア3の開閉に
連動してルームランプをオンーオフする)と、ステップ
5,6の格納を確認するためのステップスイッチ86
(図11参照)と、ドア3が使用位置のステップ最外側
に相当する角度位置より大きく開くと作動するドア開度
スイッチ87が設けられる。
【0029】コントロールユニット80はIGN系判断
部88とCAB系判断部89と、これらにドア側条件を
加えてストッパ開条件の成否を判定する判断部90と、
その結果に基づいてステップソレノイド96(マグネッ
トバルブ70,71のスイッチリレーを構成する)をオ
ンーオフする制御信号の出力部91と、警報の判断部9
4および出力部95と、キャブチルトを制御する出力部
93およびその制御機能も兼ねる判断部92などから構
成される。なお、99はコントロールユニット80の電
源部、97はステップ5,6の格納不良を警報するブザ
ー、98はチルトシリンダのストロークスイッチを示
す。
【0030】図14はコントロールユニット80の制御
内容を説明するフローチャートで、チルトストッパスイ
ッチ83およびチルトロックスイッチ84の信号からキ
ャブマウントがロック状態、ドアスイッチ85がオン、
ドア開度スイッチ87がオンのときに、イグニッション
スイッチ81およびニユートラルスイッチ82の条件が
成立する(イグニッションスイッチ81がオフまたはア
クセサリのときは、ニユートラルスイッチ82に関係な
いが、イグニッションスイッチ81がオンのときは、ニ
ユートラルスイッチ82のオンを加えて条件の成立を判
定する)と、ステップ5,6を使用位置へ回動する制御
信号を出力する(処理番号1〜6)。これら条件のひと
つでも不成立になると、ステップ5,6を格納位置へ戻
す制御信号を出力し、ステップスイッチ86で格納チェ
ックを行い、ステップ5,6が戻らない場合にブザー9
7を作動させる(処理番号8〜10)。
【0031】これによると、キャブ2のチルトロック状
態においてエンジンを停止するか、トランスミッション
のニュートラルセットを行うと、ドア3の開閉によりス
テップ5,6は使用位置と格納位置との間を自動的に開
閉(回動)する。ドア3を開く際は使用位置へ回動する
ステップ5,6が外部の障害物(壁や塀など)に当たる
可能性があるが、ドア開度スイッチ87の付加により使
用位置のステップ5最外側に相当する角度位置よりドア
が大きく開かないと、ステップ5,6は使用位置へ張り
出すことがないため、ドア外部の障害物に対する安全性
を確保できる。また、ドア開閉スイッチ87が故障して
も、ドア3を閉じてドアスイッチ85がオフすると、ス
テップ5,6は格納される。
【0032】ドア開度スイッチ87については、ドアス
イッチ85と同じ安価なプッシュプルスイッチが採用さ
れ、ドア開度に対するスイッチ87のオフ範囲を拡大す
るため、図15,図16のようにスイッチトリガ100
と組み合わせてドアヒンジ106の回転中心101(ヒ
ンジセンタ)付近に配置される。102はキャブ2側に
スイッチ87を交換可能に取り付けるブラケットで、ス
イッチ87の先端部が臨むブラケット102前面にトリ
ガレバー103が基端部でドア3の開閉方向へ回動自由
に支持される。また、ドアパネル3aにトリガレバー1
03の先端側に掛かるトリガ突起104が長孔を介して
調整可能に取り付けられ、ドア3の所定開度内でトリガ
レバー103を押してスイッチ87をオフし、ドア3が
所定開度以上に開くとスイッチ87を開放(オン)する
ようになっている。なお、ブラケット102にトリガレ
バー103をドア3の開き方向へ付勢するスプリング1
05が組み付けられる。
【0033】
【発明の効果】第1の発明によれば、車両のドア下方に
平行な一対の縦フレームを取り付け、これらに上段ステ
ップと下段ステップをこれらが車両外側へ階段状に張り
出す使用位置と、車両側面に沿う縦列に起立する格納位
置との間をそれぞれ上下方向へ回動自由に支持し、アク
チュエータの基端部を縦フレーム間を連結する水平なシ
ャフトの中央部に、アクチュエータの伸縮する作動ロッ
ドの先端部をレバーを介して下段ステップの支持軸周り
にそれぞれ回動自由に連結する一方、上段ステップを下
段ステップの回動に追従させるリンクを設けたので、
段ステップと下段ステップは格納時に車幅方向へ重なる
のでなく、車両側面に沿う縦列に起立するため、車幅方
向のレイアウトを小さくできる。アクチュエータは縦フ
レーム間で上段ステップと下段ステップの内側に組み付
けられ、外範から見えないようになるため、良好な見栄
えを確保できる。また、レバーを短くすると、ステップ
側の支持軸にアクチュエータの連結点が近付くから、ア
クチュエータのストローク量を小さく抑えられる。つま
り、乗降装置の小型化を有効に図れる。
【0034】第2の発明によれば、レバーは下段ステッ
プの支持軸に対してアクチュエータの作動ロッドが収縮
するとステップを格納位置へ回動させる位置関係に設定
したので、ステップ格納時はアクチュエータの作動ロッ
ドが露出しないため、走行中の泥跳ね等でロッドが汚れ
るのを回避できる。
【0035】第3の発明によれば、アクチュエータとし
てエアシリンダを用いたので、エアシリンダへの圧力供
給源として車載のエアタンクを利用して、ステップの駆
動手段を低コストで実現できる。
【0036】第4の発明によれば、エアシリンダをエア
タンクに接続する配管にエアシリンダ側の圧力が所定値
よりも低下するとエアシリンダへのエア供給を停止する
バルブ手段を設けたので、エアシリンダ側の配管にエア
失陥などが発生しても、エアタンク側の圧力を所定値以
上に保持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ステップ使用状態の斜視図である。
【図2】ステップ格納状態の斜視図である。
【図3】ステップユニットの分解斜視図である。
【図4】第1の可動ステップの分解斜視図である。
【図5】第2の可動ステップの分解斜視図である。
【図6】リンクとカバーの斜視図である。
【図7】ステップユニットの作動状態説明を含む断面構
成図である。
【図8】ステップユニットの概略斜視図である。
【図9】ステップの作動説明図である。
【図10】エアシリンダなどの配置説明図である。
【図11】ステップの作動説明図である。
【図12】エアシリンダの駆動回路図である。
【図13】ステップ制御系の構成図である。
【図14】コントロールユニットの制御内容を説明する
フローチャートである。
【図15】ドア開度スイッチの組付状態図である。
【図16】スイッチトリガの作動説明図である。
【符号の説明】
1 ステップユニット 2 キャブ 3 ドア 4 固定ステップ 5 第1の可動ステップ 6 第2の可動ステップ 11,12 第1の可動ステップのアーム 14,15 第1の可動ステップのヒンジブラケット 16 第1の可動ステップの軸 17 ストッパブラケット 18 第1の可動ステップのストッパラバー 20 エアシリンダ 21 リターンスプリング 22 エアシリンダ連結用のレバー 23 リターンスプリング係止用のレバー 32,33 第2の可動ステップのアーム 34a,34b 第2の可動ステップのヒンジブラケッ
ト 35a,35b 第2の可動ステップのストッパラバー 36 第2の可動ステップの軸 40 リンク 41,42 リンクの軸 45,46 ステップカバー 47 リンクカバー 50 エアシリンダ支持用のシャフト 52 リターンスプリング係止用のスクリュロッド 55 バルブユニット 70,71 マグネットバルブ 73 プロテクションバルブ 80 コントロールユニット 81 イグニッションスイッチ 82 ニュートラルスイッチ 83 チルトストッパスイッチ 84 チルトロックスイッチ 85 ドアスイッチ 86 ステップステップ 87 ドア開度スイッチ 96 ステップソレノイド 97 警報ブザー 100 スイッチトリガー

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両のドア下方に平行な一対の縦フレー
    ムを取り付け、これらに上段ステップと下段ステップを
    車両外側へ階段状に張り出す使用位置と、車両側面に沿
    う縦列に起立する格納位置との間をそれぞれ上下方向へ
    回動自由に支持し、アクチュエータの基端部を縦フレー
    ム間を連結する水平なシャフトの中央部に、アクチュエ
    ータの伸縮する作動ロッドの先端部をレバーを介して下
    段ステップの支持軸周りにそれぞれ回動自由に連結する
    一方、上段ステップを下段ステップの回動に追従させる
    リンクを設けたことを特徴とする車両のステップ装置。
  2. 【請求項2】 レバーは下段ステップの支持軸に対して
    アクチュエータの作動ロッドが収縮するとステップを格
    納位置へ回動させる位置関係に設定したことを特徴とす
    る請求項1に記載のステップ装置。
  3. 【請求項3】 アクチュエータとしてエアシリンダを用
    いたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の
    ステップ装置。
  4. 【請求項4】 エアシリンダをエアタンクに接続する配
    管にエアシリンダ側の圧力が所定値よりも低下するとエ
    アシリンダへのエア供給を停止するバルブ手段を設けた
    ことを特徴とする請求項3に記載のステップ装置。
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KR101646878B1 (ko) * 2015-08-12 2016-08-08 주식회사 대진정공 더블캡 차량의 승하차용 자동스텝장치

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