JP2637605B2 - 車両の格納式アウトサイドミラー装置 - Google Patents
車両の格納式アウトサイドミラー装置Info
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- JP2637605B2 JP2637605B2 JP11487590A JP11487590A JP2637605B2 JP 2637605 B2 JP2637605 B2 JP 2637605B2 JP 11487590 A JP11487590 A JP 11487590A JP 11487590 A JP11487590 A JP 11487590A JP 2637605 B2 JP2637605 B2 JP 2637605B2
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、車両の後方及び側方の視界を確認するため
に車外に設けられたアウトサイドミラー装置に関する。
更に詳しくは流体圧により格納された大型、中型のトラ
ック、バス等の車両に適したミラー装置に関するもので
ある。
に車外に設けられたアウトサイドミラー装置に関する。
更に詳しくは流体圧により格納された大型、中型のトラ
ック、バス等の車両に適したミラー装置に関するもので
ある。
[従来の技術] この種の車両では、第6図に示すように車両最前部に
装着されているアイトサイドミラーMは車体Bの前方か
つ側方に大きく張出しているため、旋回中心Pからミラ
ー外端までの距離r1は大きい。このため狭隘路へ進入し
障害物を回避するとき、或いは他の車両とすれ違うとき
などに、しばしばミラーMを車体B側に引寄せて格納
し、前記距離をr1からr0に小さくしている。
装着されているアイトサイドミラーMは車体Bの前方か
つ側方に大きく張出しているため、旋回中心Pからミラ
ー外端までの距離r1は大きい。このため狭隘路へ進入し
障害物を回避するとき、或いは他の車両とすれ違うとき
などに、しばしばミラーMを車体B側に引寄せて格納
し、前記距離をr1からr0に小さくしている。
従来、この格納式ミラー装置として、電動モータと減
速機を保持ステーの取付部に収納した電動式ミラー装置
が開示されている(例えば実開昭61−186644,実開昭62
−67847)。
速機を保持ステーの取付部に収納した電動式ミラー装置
が開示されている(例えば実開昭61−186644,実開昭62
−67847)。
また他の例として、ミラーを保持して車体に回動可能
に取付けられた第1リンクと、この第1リンクに一端が
枢着された第2リンクと、一端が第2リンクに枢着され
他端が車体に回動可能に取付けられた第3リンクと、第
2及び第3リンクの連結部に取付けられこれらのリンク
を回転駆動するための電動モータとを備えた電動ステー
格納式ミラー装置が開示されている(実開昭61−18664
3)。
に取付けられた第1リンクと、この第1リンクに一端が
枢着された第2リンクと、一端が第2リンクに枢着され
他端が車体に回動可能に取付けられた第3リンクと、第
2及び第3リンクの連結部に取付けられこれらのリンク
を回転駆動するための電動モータとを備えた電動ステー
格納式ミラー装置が開示されている(実開昭61−18664
3)。
[発明が解決しようとする課題] しかし、電動モータを前者のミラー装置のように保持
ステーの取付部に取付けた場合にも、後者のミラー装置
のようにリンクの連結部に取付けた場合にも、その取付
けスペース、重量等の制約から電動モータの駆動力は小
さくなるため、減速機を介してステーを回動させる必要
がある。電動モータ及び減速機を限られたスペースに収
納した場合には十分な耐久性が得られない不具合があっ
た。
ステーの取付部に取付けた場合にも、後者のミラー装置
のようにリンクの連結部に取付けた場合にも、その取付
けスペース、重量等の制約から電動モータの駆動力は小
さくなるため、減速機を介してステーを回動させる必要
がある。電動モータ及び減速機を限られたスペースに収
納した場合には十分な耐久性が得られない不具合があっ
た。
また、この電動モータの停止は、ステーが所定の位置
まで移動してストッパに当ったときに電動モータに流れ
る過電流を検出することにより行われるため、その停止
機構が複雑になる欠点があった。
まで移動してストッパに当ったときに電動モータに流れ
る過電流を検出することにより行われるため、その停止
機構が複雑になる欠点があった。
更に、後者のミラー装置は、リンク数が多く、電動モ
ータが車外に露出するため、車両の美的外観が損われ、
しかもリンク連結部の重量が増大し、これに起因して走
行中にステー、ミラー等が振動して、後方視界がぶれた
り、ステー取付部の車体が変形し易かった。この点を防
止しようとすると、ステー及びその車体取付部の構造を
堅牢にしなければならず、ステー全体の重量が更に増加
する問題点があった。
ータが車外に露出するため、車両の美的外観が損われ、
しかもリンク連結部の重量が増大し、これに起因して走
行中にステー、ミラー等が振動して、後方視界がぶれた
り、ステー取付部の車体が変形し易かった。この点を防
止しようとすると、ステー及びその車体取付部の構造を
堅牢にしなければならず、ステー全体の重量が更に増加
する問題点があった。
本発明の目的は、小型軽量である上、大きな駆動トル
クを有し、車両の美的外観を損わず、しかも走行中に振
動を生じることのない耐久性の高い車両の格納式アウト
サイドミラー装置を提供することにある。
クを有し、車両の美的外観を損わず、しかも走行中に振
動を生じることのない耐久性の高い車両の格納式アウト
サイドミラー装置を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本発明のアウトサイドミ
ラー装置は、車体前部に固着されたブラケット13に回動
可能に鉛直方向に取付けられた駆動軸14と、駆動軸14に
固着され駆動軸近傍の上面に2つの係止穴17a,17bが設
けられかつアウトサイドミラー16を支持するミラーステ
ー17と、筒状のボデー23がブラケット13に固着され流体
圧によりボデー内周面に接触しながら回動するベーン27
の回動軸26が駆動軸14に連結されたロータリ流体圧アク
チュエータ19と、回動軸26のストッパ25がボディー23の
ストッパ受け25a,25bに突当たった位置でブラケット13
に固着されピストンロッドの先端を係止穴17a,17bに選
択的に進入させることによりステー27を固定する流体圧
シリンダ31と、運転席に設けられたスイッチ43の切換え
によりアクチュエータ19及びシリンダ31を制御する制御
手段38,39とを備えたものである。
ラー装置は、車体前部に固着されたブラケット13に回動
可能に鉛直方向に取付けられた駆動軸14と、駆動軸14に
固着され駆動軸近傍の上面に2つの係止穴17a,17bが設
けられかつアウトサイドミラー16を支持するミラーステ
ー17と、筒状のボデー23がブラケット13に固着され流体
圧によりボデー内周面に接触しながら回動するベーン27
の回動軸26が駆動軸14に連結されたロータリ流体圧アク
チュエータ19と、回動軸26のストッパ25がボディー23の
ストッパ受け25a,25bに突当たった位置でブラケット13
に固着されピストンロッドの先端を係止穴17a,17bに選
択的に進入させることによりステー27を固定する流体圧
シリンダ31と、運転席に設けられたスイッチ43の切換え
によりアクチュエータ19及びシリンダ31を制御する制御
手段38,39とを備えたものである。
[作 用] スイッチ43を切換えると制御手段38,39により流体圧
シリンダ31がピストンロッドの先端を係止穴17bから離
脱させてミラーステー17をアンロック状態にし、アクチ
ュエータ19が作動してベーン27の回動軸26を回転させて
駆動軸14を回転させる。これによりミラーステー17が車
体前部側に引寄せられアウトサイドミラー16が格納され
る。次いで回動軸26のストッパ25がストッパ受け25aに
突当たりベーン27の回動軸26が停止し、流体圧シリンダ
31がピストンロッドの先端の係止穴17aに進入させるこ
とによりミラーステー17がロック状態になる。
シリンダ31がピストンロッドの先端を係止穴17bから離
脱させてミラーステー17をアンロック状態にし、アクチ
ュエータ19が作動してベーン27の回動軸26を回転させて
駆動軸14を回転させる。これによりミラーステー17が車
体前部側に引寄せられアウトサイドミラー16が格納され
る。次いで回動軸26のストッパ25がストッパ受け25aに
突当たりベーン27の回動軸26が停止し、流体圧シリンダ
31がピストンロッドの先端の係止穴17aに進入させるこ
とによりミラーステー17がロック状態になる。
[実施例] 次に本発明の一実施例を図面に基づいて詳しく説明す
る。
る。
第1図、第2図及び第5図に示すように、箱型バス10
のフロントピラー11にはドリップチャンネル12を介して
ブラケット13がボルト13aにより固着される。ブラケッ
ト13には駆動軸14が軸受15を介して回動可能に鉛直方向
に取付けられる。駆動軸14にはアウトサイドミラー16を
ステー先端に支持するミラーステー17の基端がキー18を
介して固着される。
のフロントピラー11にはドリップチャンネル12を介して
ブラケット13がボルト13aにより固着される。ブラケッ
ト13には駆動軸14が軸受15を介して回動可能に鉛直方向
に取付けられる。駆動軸14にはアウトサイドミラー16を
ステー先端に支持するミラーステー17の基端がキー18を
介して固着される。
第1図、第2図及び第4図に示すように、ブラケット
13にはロータリエア圧アクチュエータ19が設けられる。
即ちブラケット13の上面にはベース21がボルト22により
固着され、ベース21の上面には円筒状のボデー23がボル
ト24(第1図)により固着される。このボデー23の中心
には回動軸26が回動可能に設けられ、この回動軸26には
先端がボデー23の内周面を接触しながら回動するダブル
ベーン27が一体的に設けられる(第4図)。回動軸26の
下端はボデー23から突出して駆動軸14内に直接挿入さ
れ、回動軸26はキー14aを介して駆動軸14に連結され
る。またボデー23から突出した回動軸26の上端にはスト
ッパ25が固着される。ボデー23の上面にはストッパ受け
25a及び25bが固着される(第2図)。
13にはロータリエア圧アクチュエータ19が設けられる。
即ちブラケット13の上面にはベース21がボルト22により
固着され、ベース21の上面には円筒状のボデー23がボル
ト24(第1図)により固着される。このボデー23の中心
には回動軸26が回動可能に設けられ、この回動軸26には
先端がボデー23の内周面を接触しながら回動するダブル
ベーン27が一体的に設けられる(第4図)。回動軸26の
下端はボデー23から突出して駆動軸14内に直接挿入さ
れ、回動軸26はキー14aを介して駆動軸14に連結され
る。またボデー23から突出した回動軸26の上端にはスト
ッパ25が固着される。ボデー23の上面にはストッパ受け
25a及び25bが固着される(第2図)。
ボデー23内には、回動軸26に当接しボデー23の内周面
に接着したシュー28が配置される。ボデー23は回動軸26
に貫通して設けられた通孔26aとベーン27とシュー28に
より、第1エア室23aと第2エア室23bに区画される。第
1エア室23aに連通するエア給排ポート29及び第2エア
室23bに連通するエア給排ポート30がボデー23に貫通し
て配設される。
に接着したシュー28が配置される。ボデー23は回動軸26
に貫通して設けられた通孔26aとベーン27とシュー28に
より、第1エア室23aと第2エア室23bに区画される。第
1エア室23aに連通するエア給排ポート29及び第2エア
室23bに連通するエア給排ポート30がボデー23に貫通し
て配設される。
ブラケット13の上面に固着されたベース21にはステー
固定用エアシリンダ31がボルト32により固着される(第
2図)。シリンダ31はばね付きの単動形シリンダであっ
て、そのピストンロッド先端にはロックピン33が取付け
られる。ロックピン33はベース21の透孔21aに挿通さ
れ、かつステー17の上面の係止穴17a及び17bに出没可能
に設けられる(第3図)。即ち2つの係止穴17a及び17b
は、ストッパ25がストッパ受け25a又は25bに突当る位置
までステー17が移動したときにロックピン33に対向する
位置に設けられる。シリンダ31にはロックピン33が上昇
するとオン状態になる近接センサ34(第4図)が設けら
れる。シリンダ31及びアクチュエータ19はベース21に嵌
着されるプラスチックカバー35により覆われる。
固定用エアシリンダ31がボルト32により固着される(第
2図)。シリンダ31はばね付きの単動形シリンダであっ
て、そのピストンロッド先端にはロックピン33が取付け
られる。ロックピン33はベース21の透孔21aに挿通さ
れ、かつステー17の上面の係止穴17a及び17bに出没可能
に設けられる(第3図)。即ち2つの係止穴17a及び17b
は、ストッパ25がストッパ受け25a又は25bに突当る位置
までステー17が移動したときにロックピン33に対向する
位置に設けられる。シリンダ31にはロックピン33が上昇
するとオン状態になる近接センサ34(第4図)が設けら
れる。シリンダ31及びアクチュエータ19はベース21に嵌
着されるプラスチックカバー35により覆われる。
第4図に詳しく示すように、エアタンク36から導かれ
るエア管37は第1電磁弁38及び第2電磁弁39の各導入ポ
ートにそれぞれ接続される。この例では電磁弁38は5ポ
ート3位置切換弁であって、電磁弁39は3ポート2位置
切換弁である。電磁弁38,39の各排出ポートにはエアの
排出音を消すためのサイレンサ38a及び39aがそれぞれ取
付けられる。電磁弁38の2つの出力ポートはそれぞれベ
ーン回転速度コントローラ41及び42を介してアクチュエ
ータ19のエア給排ポート29及び30に接続される。コント
ローラ41及び42は可変形の流量調整弁と逆止弁により構
成される。コントローラ41又は42のつまみ41a又は42aを
回すことによりベースの回転速度、換言すればステー17
の回転速度を調整することができる。また電磁弁39の出
力ポートは前記エアシリンダ31のピストンロッド側に接
続される。
るエア管37は第1電磁弁38及び第2電磁弁39の各導入ポ
ートにそれぞれ接続される。この例では電磁弁38は5ポ
ート3位置切換弁であって、電磁弁39は3ポート2位置
切換弁である。電磁弁38,39の各排出ポートにはエアの
排出音を消すためのサイレンサ38a及び39aがそれぞれ取
付けられる。電磁弁38の2つの出力ポートはそれぞれベ
ーン回転速度コントローラ41及び42を介してアクチュエ
ータ19のエア給排ポート29及び30に接続される。コント
ローラ41及び42は可変形の流量調整弁と逆止弁により構
成される。コントローラ41又は42のつまみ41a又は42aを
回すことによりベースの回転速度、換言すればステー17
の回転速度を調整することができる。また電磁弁39の出
力ポートは前記エアシリンダ31のピストンロッド側に接
続される。
これらの電磁弁38及び39は、バス10の運転席に設けら
れたトグルスイッチ43により切換制御される。即ちスイ
ッチ43は2極双はね返り式スイッチで、その共通接点c
には電源端子44が接続され、その切換接点a1及びb1はそ
れぞれリレー回路46のコイル47及び48に接続される。こ
れらのコイル47又は48により切換わるスイッチ49の共通
接点は前記近接センサ34の第1スイッチ34aを介して電
源端子44に接続され、スイッチ49の切換接点d及びfは
電磁弁38を介して近接センサ34の第2スイッチ34bに接
続される。スイッチ43の接点a2及びb2は相互に接続され
かつ電磁弁39に接続される。
れたトグルスイッチ43により切換制御される。即ちスイ
ッチ43は2極双はね返り式スイッチで、その共通接点c
には電源端子44が接続され、その切換接点a1及びb1はそ
れぞれリレー回路46のコイル47及び48に接続される。こ
れらのコイル47又は48により切換わるスイッチ49の共通
接点は前記近接センサ34の第1スイッチ34aを介して電
源端子44に接続され、スイッチ49の切換接点d及びfは
電磁弁38を介して近接センサ34の第2スイッチ34bに接
続される。スイッチ43の接点a2及びb2は相互に接続され
かつ電磁弁39に接続される。
次にこのような構成のアウトサイドミラー装置の動作
を説明する。
を説明する。
先ずバス10が狭隘路に進入したときでミラー16が障害
物に当たる恐れがあるときには、乗員はスイッチ43を押
して、その共通接点cを接点b1,b2に切換接続する。電
磁弁39が切換わりエアタンク36からの高圧エアがエアシ
リンダ31に流入し、ロックピン33が係止穴17bから離脱
してステー17をアンロック状態にする。これにより近接
センサ34のスイッチ34a及び34bがオン状態になると同時
に、リレー回路46のコイル47が励磁されスイッチ49がd
接点に接続される。電磁弁38の弁体が右方向に切換わ
り、高圧エアが流量調整弁41及び給排ポート29を介して
第1エア室23aに流入し、ベーン27が実線矢印に示すよ
うに右回転する。回転軸26及び駆動軸14の回転駆動によ
りステー17が第2図の実線矢印に示すように回転し、ス
トッパ25がストッパ受け25aに突当ると停止する。ここ
でスイッチ43から指を離してスイッチ43をオフ状態にす
れば、第4図に示す位置に電磁弁38及び39が復帰する。
これによりエアシリンダ31のロックピン33が係止穴17a
(第3図)に進入してストッパ25がストッパ受け25aに
突当る位置でステー17をロック状態にする。このように
してステー17及びミラー16が車幅内に格納されるため、
バス10は障害物を回避して容易に走行することができ
る。
物に当たる恐れがあるときには、乗員はスイッチ43を押
して、その共通接点cを接点b1,b2に切換接続する。電
磁弁39が切換わりエアタンク36からの高圧エアがエアシ
リンダ31に流入し、ロックピン33が係止穴17bから離脱
してステー17をアンロック状態にする。これにより近接
センサ34のスイッチ34a及び34bがオン状態になると同時
に、リレー回路46のコイル47が励磁されスイッチ49がd
接点に接続される。電磁弁38の弁体が右方向に切換わ
り、高圧エアが流量調整弁41及び給排ポート29を介して
第1エア室23aに流入し、ベーン27が実線矢印に示すよ
うに右回転する。回転軸26及び駆動軸14の回転駆動によ
りステー17が第2図の実線矢印に示すように回転し、ス
トッパ25がストッパ受け25aに突当ると停止する。ここ
でスイッチ43から指を離してスイッチ43をオフ状態にす
れば、第4図に示す位置に電磁弁38及び39が復帰する。
これによりエアシリンダ31のロックピン33が係止穴17a
(第3図)に進入してストッパ25がストッパ受け25aに
突当る位置でステー17をロック状態にする。このように
してステー17及びミラー16が車幅内に格納されるため、
バス10は障害物を回避して容易に走行することができ
る。
次いでミラー16を元の位置に復帰させるときは、スイ
ッチ43の共通接点cを接点a1,a2に切換接続する。電磁
弁39が切換わりロックピン33が係止穴17aから離脱し
て、近接センサ34のスイッチ34a及び34bがオン状態にな
る。同時にリレー回路46のコイル48が励磁されスイッチ
49が接点fに接続される。これにより電磁弁38の弁体が
左方向に切換わり、高圧エアが流量調整弁42及び給排ポ
ート30を介して第2エア室23bに流入し、ベーン27が破
線矢印に示すように左回転する。回動軸26及び駆動軸14
の回転駆動によりステー17が第2図の破線矢印に示すよ
うに回転し、ストッパ25がストッパ受け25bに突当ると
停止する。ここでスイッチ43をオフ状態にすれば、ロッ
クピン33が係止穴17bに進入し、ストッパ25がストッパ
受け25bに突当る位置でステー17をロック状態にする。
ッチ43の共通接点cを接点a1,a2に切換接続する。電磁
弁39が切換わりロックピン33が係止穴17aから離脱し
て、近接センサ34のスイッチ34a及び34bがオン状態にな
る。同時にリレー回路46のコイル48が励磁されスイッチ
49が接点fに接続される。これにより電磁弁38の弁体が
左方向に切換わり、高圧エアが流量調整弁42及び給排ポ
ート30を介して第2エア室23bに流入し、ベーン27が破
線矢印に示すように左回転する。回動軸26及び駆動軸14
の回転駆動によりステー17が第2図の破線矢印に示すよ
うに回転し、ストッパ25がストッパ受け25bに突当ると
停止する。ここでスイッチ43をオフ状態にすれば、ロッ
クピン33が係止穴17bに進入し、ストッパ25がストッパ
受け25bに突当る位置でステー17をロック状態にする。
電磁弁38及び39の切換え時にはサイレンサ38a及び39a
によりそのエアの排出音は消去され、異音が発生しな
い。またステー17の回転中にスイッチ43をオフ状態にす
れば、ロックピン33が係止穴17aと係止穴17bの間のステ
ー上面に突当ってステー17を途中でも停止させることが
できる。
によりそのエアの排出音は消去され、異音が発生しな
い。またステー17の回転中にスイッチ43をオフ状態にす
れば、ロックピン33が係止穴17aと係止穴17bの間のステ
ー上面に突当ってステー17を途中でも停止させることが
できる。
なお、上記例ではアクチュエータ19として、エア圧の
ものを示したが、油圧アクチュエータでもよい。
ものを示したが、油圧アクチュエータでもよい。
また、本発明の格納式アウトサイドミラー装置はバス
に限らずその他の車両にも当然適用することができる。
に限らずその他の車両にも当然適用することができる。
[発明の効果] 以上述べたように、本発明によれば、運転席からのス
イッチ切換えによる遠隔操作で、車幅外に突出したミラ
ーを迅速に車幅内に格納することができ、かつ後側方の
視野を確認可能な所定位置に移動することができる。
イッチ切換えによる遠隔操作で、車幅外に突出したミラ
ーを迅速に車幅内に格納することができ、かつ後側方の
視野を確認可能な所定位置に移動することができる。
本発明のアウトサイドミラー装置は従来の電動モータ
と減速機を用いず、小型軽量の流体圧アクチュエータを
ミラーステーの取付部に直接取付けるように構成したの
で、構造が簡単で部品点数が少なく、しかも車両の美的
外観を損わずにコンパクトにすることができる。
と減速機を用いず、小型軽量の流体圧アクチュエータを
ミラーステーの取付部に直接取付けるように構成したの
で、構造が簡単で部品点数が少なく、しかも車両の美的
外観を損わずにコンパクトにすることができる。
また流体圧アクチュエータは構造が堅牢の上、駆動ト
ルクが大きいので、従来の減速機も必要なく強度及び耐
久性にも優れている。
ルクが大きいので、従来の減速機も必要なく強度及び耐
久性にも優れている。
また流体圧シリンダにより走行中に振動を生じず、常
に明瞭な視界が得られる利点を有する。
に明瞭な視界が得られる利点を有する。
第1図は本発明一実施例アウトサイドミラー装置の要部
断面図。 第2図はその平面図。 第3図は第1図のA−A線要部断面図。 第4図はそのエア回路及び電気回路の構成図。 第5図はそのアウトサイドミラー装置を取付けたバスの
正面図。 第6図はそのアウトサイドミラーを格納して旋回するバ
スの平面図。 10:バス、 11:フロントピラー、 13:ブラケット、 13a、13b:係止穴、 14:駆動軸、 16:アウトサイドミラー、 17:ミラーステー、 19:ロータリエア圧アクチュエータ、 23:ボデー、 26:回動軸、 27:ダブルベーン、 31:エアシリンダ(流体圧シリンダ)、 33:ロックピン、 38:第1電磁弁(制御手段)、 39:第2電磁弁(制御手段)、 43:トグルスイッチ。
断面図。 第2図はその平面図。 第3図は第1図のA−A線要部断面図。 第4図はそのエア回路及び電気回路の構成図。 第5図はそのアウトサイドミラー装置を取付けたバスの
正面図。 第6図はそのアウトサイドミラーを格納して旋回するバ
スの平面図。 10:バス、 11:フロントピラー、 13:ブラケット、 13a、13b:係止穴、 14:駆動軸、 16:アウトサイドミラー、 17:ミラーステー、 19:ロータリエア圧アクチュエータ、 23:ボデー、 26:回動軸、 27:ダブルベーン、 31:エアシリンダ(流体圧シリンダ)、 33:ロックピン、 38:第1電磁弁(制御手段)、 39:第2電磁弁(制御手段)、 43:トグルスイッチ。
Claims (1)
- 【請求項1】車体前部に固着されたブラケット(13)に
回動可能に鉛直方向に取付けられた駆動軸(14)と、 前記駆動軸(14)に固着され前記駆動軸近傍の上面に2
つの係止穴(17a,17b)が設けられかつアウトサイドミ
ラー(16)を支持するミラーステー(17)と、 筒状のボデー(23)が前記ブラケット(13)に固着され
流体圧により前記ボデー内周面に接触しながら回動する
ベーン(27)の回動軸(26)が前記駆動軸(14)に連結
されたロータリ流体圧アクチュエータ(19)と、 前記回動軸(26)のストッパ(25)が前記ボディー(2
3)のストッパ受け(25a,25b)に突当たった位置で前記
ブラケット(13)に固着されピストンロッドの先端を前
記係止穴(17a,17b)に選択的に進入させることにより
前記ステー(27)を固定する流体圧シリンダ(31)と、 運転席に設けられたスイッチ(43)の切換えにより前記
アクチュエータ(19)及び前記シリンダ(31)を制御す
る制御手段(38,39)と を備えた車両の格納式アウトサイドミラー装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11487590A JP2637605B2 (ja) | 1990-04-27 | 1990-04-27 | 車両の格納式アウトサイドミラー装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11487590A JP2637605B2 (ja) | 1990-04-27 | 1990-04-27 | 車両の格納式アウトサイドミラー装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0411534A JPH0411534A (ja) | 1992-01-16 |
JP2637605B2 true JP2637605B2 (ja) | 1997-08-06 |
Family
ID=14648873
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11487590A Expired - Lifetime JP2637605B2 (ja) | 1990-04-27 | 1990-04-27 | 車両の格納式アウトサイドミラー装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2637605B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7086163B1 (en) * | 2005-02-10 | 2006-08-08 | Valentin Makotinsky | Method and remote-controlled reflector device for layout axis lines during construction of a building in the absence of direct line of sight |
KR100882498B1 (ko) * | 2007-12-14 | 2009-02-06 | 현대자동차주식회사 | 차량용 미러의 지상고 조절장치 |
-
1990
- 1990-04-27 JP JP11487590A patent/JP2637605B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0411534A (ja) | 1992-01-16 |
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