JP2601306Y2 - ダンプトラックの安全装置 - Google Patents

ダンプトラックの安全装置

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JP2601306Y2
JP2601306Y2 JP1993054326U JP5432693U JP2601306Y2 JP 2601306 Y2 JP2601306 Y2 JP 2601306Y2 JP 1993054326 U JP1993054326 U JP 1993054326U JP 5432693 U JP5432693 U JP 5432693U JP 2601306 Y2 JP2601306 Y2 JP 2601306Y2
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shift
transmission
alarm
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safety device
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耕一 岡本
佐藤  進
潔 金子
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Komatsu Ltd
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Komatsu Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ダンプトラックの安全
装置、詳しくはボデイが起立姿勢で高速走行することを
防止する安全装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ダンプトラックは車体にボデイをホイス
トシリンダで起立姿勢と倒伏姿勢に上下回動自在に取付
けたものであり、そのボデイを起立姿勢のまま高速走行
するとボデイが周辺設備に衝突して周辺設備やボデイ、
車体等を損傷することがある。
【0003】このために、従来はホイストシリンダに圧
油を供給するホイストバルブを切換え操作するダンプレ
バーが浮位置以外の時に変速レバーを中立位置以外に操
作すると警告灯が点灯し、警告ブザーが鳴るようにして
ボデイが起立姿勢であることをオペレータに知らせてい
る。なお、ホイストバルブは上げ位置、下げ位置、中立
位置、浮き位置に切換え可能であり、ボデイを倒伏姿勢
として走行する場合には浮き位置としてホイストシリン
ダの伸び室と縮み室を短絡して外力により自由に伸縮す
るようにしているので、ダンプレバーが浮き位置以外の
位置の時に前述のように警告灯を点灯したり、警告ブザ
ーを鳴らすようにしている。
【0004】
【課題を解決しようとする課題】前述の装置であると変
速レバーを前進方向に操作すると走行可能で、かつボデ
イが完全に車体に着座して倒伏姿勢とならなくとも変速
機がシフトアップ可能であるためにボデイが起立姿勢で
高速走行することを確実に防止できない。
【0005】そこで、本考案は前述の課題を解決できる
ようにしたダンプトラックの安全装置を提供することを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】車体1にボデイ2をホイ
ストシリンダ4で起立姿勢と倒伏姿勢に上下回動自動に
取付け、エンジン10の出力を変速機12を介して駆動
輪16に伝達するダンプトラックにおいて、変速レバー
17より入力される変速指令に基づいて変速機12を変
速する主コントローラ14と、警報器18と、前記ボデ
イ2が車体1に着座したことを検出して信号を出力する
スイッチ6を備え、前記主コントローラ14は、前記ス
イッチ6より信号が入力されない時に警報器18を作動
すると共に、変速機12の高速度段への変速を禁止する
ことを特徴とするダンプトラックの安全装置。
【0007】
【作 用】ボデイ2が車体1に着座せずに起立姿勢の
時には警報器18が作動し続けると共に、変速機12が
高速度段に変速されることを禁止するので、ボデイ2が
起立姿勢の状態で高速走行することを確実に防止でき
る。また、変速レバー17からの変速指令に基づき変速
機12を変速する主コントローラ14にスイッチ6の信
号を入力すると共に、その主コントローラ14で警報器
18を作動するようにし、しかもその主コントローラ1
4の高速度段への変速を禁止するようにしたので、変速
用の主コントローラ14を利用してボディ2が起立姿勢
の状態での高速走行を防止すると共に、警報器18を作
動することができ、特別なコントローラが不要で構成が
簡単である。
【0008】
【実 施 例】図1に示すように、車体1にボデイ2が
ピン3で起立姿勢と倒伏姿勢に亘って上下回動自在に取
付けられ、その車体1とボデイ2に亘ってホイストシリ
ンダ4が連結され、前記車体1の前部に運転室5が設け
てあると共に、前記車体1にボデイ2が車体1に着座し
たことを検するスイッチ6が取付けてある。
【0009】前記ホイストシリンダ4に圧油を供給する
ホイストバルブ7は図2に示すように油圧ポンプ8の吐
出圧油をホイストシリンダ4の伸び室4aに供給する上
げ位置a、伸び室4aと縮み室4bを短絡する浮き位置
b、中立位置c、縮み室4bに圧油を供給する下げ位置
dを有し、ダンプレバー9で各位置に切換えられる。
【0010】図3に示すように、エンジン10の出力側
はトルクコンバータ11を介して変速機12に連結さ
れ、その変速機12はコントロールバルブ13により自
動的にシフトアップ、シフトダウンされると共に、主コ
ントローラ14よりの変速指令で変速制御され、この変
速機12の出力側は差動機15を介して左右に駆動輪1
6に連結される。
【0011】前記主コントローラ14には前記スイッチ
6より信号が入力されると共に、変速レバー17より変
速指令が入力され、この主コントローラ14はスイッチ
6より着座検出信号が入力されない時には警報器18を
作動し続けると同時に変速制限信号(シフトアップ禁止
信号)をコントロールバルブ13に送って変速機12が
高速度段に変速されないようにしてある。
【0012】このようであるから、ボデイ2が車体1に
着座しない時、つまりボデイ2が起立姿勢の時には必ず
警報が発すると共に、変速機12が高速度段に変速され
ないから、ボデイ2が起立姿勢で高速走行することを確
実に防止できる。
【0013】
【考案の効果】ボデイ2が車体1に着座せずに起立姿勢
の時には警報器18が作動し続けると共に、変速機12
が高速度段に変速されることを禁止するので、ボデイ2
が起立姿勢の状態で高速走行することを確実に防止でき
る。また、変速レバー17からの変速指令に基づき変速
機12を変速する主コントローラ14にスイッチ6の信
号を入力すると共に、その主コントローラ14で警報器
18を作動するようにし、しかもその主コントローラ1
4の高速度段への変速を禁止するようにしたので、変速
用の主コントローラ14を利用してボディ2が起立姿勢
の状態での高速走行を防止すると共に、警報器18を作
動することができ、特別なコントローラが不要で構成が
簡単である。
【図面の簡単な説明】
【図1】ダンプトラックの正面図である。
【図2】ホイストシリンダの油圧回路図である。
【図3】変速機制御のブロック説明図である。
【符号の説明】
1…車体、2…ボデイ、4…ホイストシリンダ、6…ス
イッチ、10…エンジン、12…変速機、14…主コン
トローラ、16…駆動輪、18…警報器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−258829(JP,A) 特開 昭60−148728(JP,A) 実開 平5−71038(JP,U) 実開 昭58−146734(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60P 1/04

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体1にボデイ2をホイストシリンダ4
    で起立姿勢と倒伏姿勢に上下回動自動に取付け、エンジ
    ン10の出力を変速機12を介して駆動輪16に伝達す
    るダンプトラックにおいて、変速レバー17より入力される変速指令に基づいて変速
    機12を変速する主コントローラ14と、 警報器18と、 前記ボデイ2が車体1に着座したことを検出して信号を
    出力するスイッチ6を備え、 前記主コントローラ14は、前記スイッチ6より信号が
    入力されない時に警報器18を作動すると共に、変速機
    12の高速度段への変速を禁止することを特徴とするダ
    ンプトラックの安全装置。
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