JP2601137Y2 - 組合せ床材 - Google Patents

組合せ床材

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JP2601137Y2
JP2601137Y2 JP1993057874U JP5787493U JP2601137Y2 JP 2601137 Y2 JP2601137 Y2 JP 2601137Y2 JP 1993057874 U JP1993057874 U JP 1993057874U JP 5787493 U JP5787493 U JP 5787493U JP 2601137 Y2 JP2601137 Y2 JP 2601137Y2
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JP
Japan
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floor
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flooring
floor plate
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JP1993057874U
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Inventor
巧児 高尾
一郎 鍬守
Original Assignee
段谷産業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、複数枚の床板を並設接
合して施工する組合せ床材に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、複数の床板を組み合わせて床
面を仕上げる方法として種々の施工方法が提案されてい
た。例えば、床板の相対する側面に雄実と雌実を形成
し、前記雄実に雌実を嵌入させて床板相互を接合して床
面を完成させる施工方法があった。ところが、前記施工
方法では、下地層の平滑性にバラツキがある場合には、
雄実と雌実の位置がずれて相互に嵌合できない場合が生
じるという欠点があった。そこで、図5に示すように、
接合端部に雄実77と雌実76を形成した床板74の前
記雌実76が形成された底部に、上面中央に决(しゃく
り)73が形成された受け材72の略半分を固着して床
材75とし、コンクリート面70上に所定間隔で配設さ
れた支脚71の上に前記受け材72を固定し、隣合う床
材75を接合して床面とするものが提案されていた。そ
して、その施工方法においては、床板74の雌実76を
受け材72の决73を利用して相対する床板74の雄実
77の高さに対応するようにその高さを調整して雌実7
6と雄実77を容易に嵌合させて行うものであった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の床材75では、前記受け材72の片面のみ溝を入れ
るために反りが発生しやすく、また床板74の接合端部
の加工を行う他、受け材72の上面に决73を前記加工
とは別工程で入れて、床板74の裏面の所定位置に固着
しなけれならず、生産性が劣りコストアップになってい
た。本考案はこのような事情に鑑みてなされたもので、
床板の厚みにバラツキがあっても容易に床板相互の雄実
と雌実を嵌合させることができ、更には生産性が良くて
廉価に製造できる組合せ床材を提供することを目的とす
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的に沿う請求項1
記載の組合せ床材は、連結部分に雌実と雄実が形成さ
れ、前記雄実の裏面外周部に受け材がその一部を外側へ
突出させて固着された複数枚の床板を並設接合して施工
する組合せ床材であって、前記雌実の下角に切欠部を形
成して構成されている。また、請求項2記載の組合せ床
材は、請求項1記載の組合せ床材において、前記床板の
雄実の下角に接着剤溜まり部を形成して構成されてい
る。そして、請求項3記載の組合せ床材は、請求項1ま
たは2記載の組合せ床材において、前記床板が縦長四角
形であって、長手方向の雄実の裏面に受け材がその一部
を外側に突出させて固着されて構成されている。
【0005】
【作用】請求項1〜3記載の組合せ床材においては、複
数の床板のそれぞれを複数枚のカッターを組み合わせて
一方の側に形成される切欠部と雌実を共に一工程で切削
形成し、また他方の側に形成される雄実についても一工
程で切削形成し、雄実の裏面外周部に受け材を一部が外
側へ突出するように固着して形成する。そして、施工の
際には、床下に配設された支脚の上に受け材が位置する
ように床板を配設する。そして、配設された床板の雄実
に、斜め上方から他の床板の雌実の切欠部を前記受け材
の上面に当接あるいは沿わせると共に他の床板の傾きを
変化させて雌実の入口の高さを調整して配設された床板
の雄実に嵌合させて施工する。特に、請求項2記載の組
合せ床材においては、前記床板の雄実の下角に接着剤溜
まり部を形成し、前記雄実と雌実を接合した際に生じる
余分な接着剤が接着剤溜まり部に溜まり、接着剤の吹き
出しが防止される。なお、接合用の雄実と雌実が床材の
長手側面と、短手側面にそれぞれ形成されている場合
は、請求項3記載の組合せ床材のように、床材の長手方
向にのみ受け材を固着し、複数枚の床材を並設接合して
も床材としての強度に何ら問題が生じない。
【0006】
【実施例】続いて、添付した図面を参照しつつ、本考案
を具体化した実施例につき説明し、本考案の理解に供す
る。ここで、図1は本考案の一実施例に係る組合せ床板
の正面図、図2は同組合せ床板の一部省略平面図、図3
は同組合せ床材の雄実と雌実を嵌合させる方法を示す説
明図、図4は同組合せ床材の雄実と雌実を嵌合させた床
板の断面図である。図1及び図2に示すように、本考案
の一実施例に係る組合せ床材10は縦長四角形であっ
て、床板11の雌実12の下角に、雌実12に平行する
切欠部13が形成されていると共に、雄実14の下角に
雄実14に平行する接着剤溜まり部15が形成され、し
かも床板11の雄実14側の裏面に受け材16を固着し
た床板17の組合せからなる。なお、前記床板11及び
受け材16は合板あるいは通常の木板によって構成され
ている。
【0007】該床板17に切欠き部13や接着剤溜まり
部15を形成する方法としては、床板11の荒切り時に
ギャングソーを用いるか、複数枚のカッターを組み合わ
せて雌実12と共に切欠部13を一工程で切削形成す
る。また、同様の方法にて床板11の接着剤溜まり部1
5を雄実14と共に一工程で切削形成する。更に、床板
11の雄実14側の裏面外周部に受け材16をその一部
を外側へ突出させて固着して行う。
【0008】続いて、図3及び図4に従って、組合せ床
材10の施工方法について説明する。コンクリート面1
8に立設された支脚19の上面に位置するように、床板
17の受け材16を配設し、受け材16表面より支脚1
9に釘頭が突出しないように釘打ちして固定する。そし
て、接着剤を床板11の雌実12あるいは嵌合させよう
とする他方の床板17の雄実14の部分に塗布し、雌実
12の下方に形成した切欠部13が受け材16に当接あ
るいは沿うようにして他方の床板17の傾きを変化させ
て雌実12の高さを調整し、一方の床板17の雄実14
に嵌合させて接合する。該接合過程においては、雌実1
2の下方に切欠部13が形成されているので、床板11
の厚みにバラツキがあっても容易に雄実14と雌実12
を嵌合させることができ、更には接合使用とする組合せ
床材10を多少斜めにできるので、その装着が容易とな
る。なお、接合用の雄実と雌実が床材の長手側面と短手
側面のそれぞれに形成され、長手方向裏面にのみ受け材
16が固着されている場合は、短手方向にも受け材16
を取付けた床材に比べ、床材の並設接合は更に容易にな
り、好ましい。
【0009】余分な接着剤は切欠部13及び接着剤溜ま
り部15に溜まって接着剤の吹き出しを防止し、施工性
の優れた床面を仕上げることができる。なお、前記実施
例においては、雄実の下部に接着剤溜まり部を設けた
が、省略することも可能であり、この場合は切欠き部内
に余分な接着剤が溜まることになる。
【0010】
【考案の効果】請求項1〜3記載の組合せ床材において
は、床板の雌実の下角に形成した切欠部は、複数の刃を
有するカッターを用いて加工工程を増やすことなく、一
工程にて前記雌実と共に切欠部を形成でき、生産性を低
下させることがない。また、前記床板には切欠部が形成
されているので、床板の厚みに多少のバラツキがあって
も、一方の床板の雄実に他方の床板の雌実を嵌合させる
際に、他方の床板の傾きを変化させて雌実の入口の高さ
を調節して床板相互を容易に接合することができ、施工
効率を向上させることができる。特に、請求項2記載の
組合せ床材においては、前記床板の雄実の下角には接着
剤溜まり部が形成されているので、前記雄実と雌実の接
合の際に余分な接着剤が接着剤溜まり部に溜まり、前記
接着剤の吹き出しを防止することができる。更に、請求
項3記載の組合せ床材においては、受け材を床材の長手
方向裏面にしか配設していないので、床材の並設接合は
一層容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係る組合せ床板の正面図で
ある。
【図2】同組合せ床板の一部省略平面図である。
【図3】同組合せ床材の雄実と雌実を嵌合させる方法を
示す説明図である。
【図4】同組合せ床材の雄実と雌実を嵌合させた床板の
断面図である。
【図5】従来の施工方法にて完成した組合せ床材の断面
図である。
【符号の説明】
10 組合せ床材 11 床板 12 雌実 13 切欠部 14 雄実 15 接着剤溜まり部 16 受け材 17 床板 18 コンクリート面 19 支脚
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E04F 15/02 - 15/04

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連結部分に雌実と雄実が形成され、前記
    雄実の裏面外周部に受け材がその一部を外側へ突出させ
    て固着された複数枚の床板を並設接合して施工する組合
    せ床材であって、前記雌実の下角に切欠部を形成したこ
    とを特徴とする組合せ床材。
  2. 【請求項2】 前記床板の雄実の下角に接着剤溜まり部
    を形成した請求項1記載の組合せ床材。
  3. 【請求項3】 前記床板が縦長四角形であって、長手方
    向の雄実の裏面に受け材がその一部を外側に突出させて
    固着された請求項1または2記載の組合せ床材。
JP1993057874U 1993-06-16 1993-09-29 組合せ床材 Expired - Lifetime JP2601137Y2 (ja)

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JP1993057874U JP2601137Y2 (ja) 1993-06-16 1993-09-29 組合せ床材

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3788693 1993-06-16
JP5-37886 1993-06-16
JP1993057874U JP2601137Y2 (ja) 1993-06-16 1993-09-29 組合せ床材

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Publication Number Publication Date
JPH0713967U JPH0713967U (ja) 1995-03-10
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