JP2601031Y2 - ホースリール - Google Patents

ホースリール

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JP2601031Y2
JP2601031Y2 JP1992036227U JP3622792U JP2601031Y2 JP 2601031 Y2 JP2601031 Y2 JP 2601031Y2 JP 1992036227 U JP1992036227 U JP 1992036227U JP 3622792 U JP3622792 U JP 3622792U JP 2601031 Y2 JP2601031 Y2 JP 2601031Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、庭での散水や洗車に使
うホースを巻き取るためのホースリールに関する。
【0002】
【従来の技術】この種の従来のホースリールとしては、
例えば図3,図4に示した構造のものが知られている。
すなわち、樹脂製のフレームに支持された同じく樹脂製
のリールドラム2の左右両端には軸3,4が一体に設け
られており、これらの軸3,4は前記フレーム1に回転
可能に支持されている。そして、一方の軸4にはクラン
ク状のハンドル5が連結されており、このハンドル5を
回転操作することにより前記リールドラム2が回転する
ようになっている。前記軸3,4のうち他方の軸3は中
空エルボ形状に形成されていて送水管6を兼ねており、
この送水管6の一端は、前記フレーム1に固定された受
水管7にOリング8を介して回転可能に接続されてい
る。なお、前記送水管6を兼ねた軸3は予め円板状のド
ラムカバー9と一体に形成されており、このドラムカバ
ー9はビス10によりリールドラム2の一端面に固定さ
れている。また、ドラムカバー9は複数のリブ11によ
って補強されている。
【0003】前記送水管6の他端には、接続パイプであ
るエルボパイプ12が接続されており、これら送水管6
とエルボパイプ12とは金属製の締付バンド14により
締め付けられてその抜け止めが施されている。そして、
エルボパイプ12は前記リールドラム2に形成された穴
15を通って外周部に突出するとともに、前記軸3にほ
ぼ直行する方向、つまり図示しないホースの巻取り方向
へ延出する延出部13を有している。該エルボパイプ1
2の延出部13には、該延出部13に接続されたホース
の基端部が外れないように、その基端部を延出部12へ
緊締する締付ナット16が螺合されている。したがっ
て、水道の蛇口等の給水栓に接続された図示しないホー
スを受水管7に接続して給水を行えば、水が受水管7か
ら送水管6およびエルボパイプ12を通り、このエルボ
パイプ12に接続されたホースの先端から吐出される。
【0004】また、前記エルボパイプ12に接続される
ホースは、リールドラム2に巻き取られたときには、エ
ルボパイプ12の端部とリールドラム2の外周部に段差
があるため、エルボパイプ12との接続部分が潰れ易
く、またリールドラム2から延長されているときには、
ホースの揺動や引張に伴ってエルボパイプ12との接続
部分が折れ曲がり易い。このため、ホースリールのなか
には、予めエルボパイプ12の延出部13に、抜けを防
止できる程度に延出部13の開口径よりもやや大きな直
径を有するコイルスプリングを内嵌しておくとともに、
その端部を延出部13よりやや延出させることによっ
て、ホースの接続部分における潰れや折れ曲がりを防止
しているものもある。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
ホースリールにおいては、ホースの折れ曲がりを回避す
るため別部材であるコイルスプリングを必要とすること
から部品点数が増加し、ホースリールの低価格化を図る
上での妨げとなっている。しかも製造時にエルボパイプ
12へのコイルスプリングを内嵌する際には、コイルス
プリング20をその半径方向に歪ませながら挿入しなく
てはならず取付作業性が悪く、製造コストを増加させる
要因ともなっていた。
【0006】本考案は、このような従来の課題に鑑みて
なされたものであり、別部材を設けることなく接続パイ
プとの接続部分におけるホースの潰れや折れ曲がりを防
止可能なホースリールを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本考案にあっては、リールドラムを回転可能に支持す
る軸に送水管が形成され、該送水管と連通する樹脂製の
接続パイプが前記リールドラムの外周部に貫通して突出
されるとともに、前記接続パイプが、前記リールドラム
に巻き取られるホースの巻取方向に延出し、かつ該ホー
基端部が外挿される延出部を有するホースリールに
おいて、前記延出部の先端側の全周に、前記延出部の内
部に貫通する複数の切欠孔が長手方向に沿って互い違い
に設けられている。
【0008】
【作用】前記構成において、接続パイプの延出部は、そ
の先端側の全周に、前記延出部の内部に貫通する複数の
切欠孔が長手方向に沿って互い違いに設けられたことか
ら可撓性を有しており、ホースが基端部側、つまり接続
パイプとの接続部分において折れ曲がろうとすると、可
撓性を有する延出部の先端側には、その長手方向と交差
する方向の力が加わるため、延出部の先端側が適宜屈曲
される。したがって、ホースの接続部分も延出部の先端
側とともに屈曲される。また、延出部の外径をホースの
内径よりも大きめに設定することにより、ホースを外挿
するときにおける接続部分の摩擦抵抗をあまり増加させ
ることなく、ホースが延出部の延出方向へ引張されたと
きにおける接続部分の摩擦抵抗を大きくすることができ
る。また、送水管から接続パイプへ水が供給された状態
で、ホースの延出部に外嵌していない部分を押し潰せ
ば、供給した水が切欠孔から延出部の先端側とホースと
の間に浸潤する。
【0009】
【実施例】以下、本考案の一実施例について図面にした
がって説明する。ただし、従来例と共通する部分には同
一符号を付してその詳細な説明は省略するものとする。
【0010】すなわち、図2に示すようにドラムカバー
9と一体に形成されて一方の軸3を兼ねた送水管22の
他端には、径の大きいソケット部23が一体に形成され
ており、このソケット部23には、その内外周面を貫通
する一対の嵌合溝24が互いに対向するように形成され
ている。
【0011】また、前記送水管22のソケット部23に
内挿されて嵌合する樹脂製の接続パイプであるエルボパ
イプ25の一端の外周には、Oリング26が装着される
リング溝27と並んでその全周にわたって周溝28が形
成されており、前記ソケット部23の開口端面にエルボ
パイプ25側のフランジ部29が当接するまでエルボパ
イプ25をソケット部23に内挿した場合に、前記ソケ
ット部23側の嵌合溝24とエルボパイプ25側の周溝
28とが一致するようになっている。そして、上記のよ
うに送水管22のソケット部23にエルボパイプ25の
一端部を挿入した上で、ソケット部23の外周にスナッ
プリング30を装着することで、前記ソケット部23と
エルボパイプ25との抜け止めが施され、前記送水管2
2に対してエルボパイプ25がソケット部23の軸心を
回転中心として回転可能に接続されている。
【0012】一方、エルボパイプ25はエルボ形状であ
りながらある程度の可撓性を有する蛇腹状の部材であっ
て、図1に示すように、リールドラム2に形成された穴
15を通って外周部に突出するとともに、前記軸3にほ
ぼ直行する方向へ、つまり後述するホース18の巻取り
方向へ延出する延出部31を有している。該延出部31
の中程部には、抜け止め用のテーパー部32と雄ねじ部
33とが形成されており、この雄ねじ部33には、テー
パー部32に外挿されたホース18の基端部をテーパー
部32に締め付ける締付ナット34が螺合している。ま
た、延出部31はテーパー部32から先端までを前記ホ
ース18に内嵌可能な程度に小径状に形成されるととも
に、その全周には、延出部31の内部に貫通する複数の
切欠孔35が長手方向に沿って互い違いに設けられてい
る。
【0013】以上の構成からなる本実施例において、ホ
ース18をリールドラム2に巻き取る際、エルボパイプ
25の端部とリールドラム2の外周面との間には段差が
あるため、エルボパイプ25の延出部31の先端側には
その長手方向と交差する方向の力に加わる。このとき、
エルボパイプ25の延出部31の先端側の全周には、長
手方向に沿って互い違いに複数の切欠孔35設けられ
ていることから可撓性を有しており、延出部31の先端
側は巻き取られるホース18に追随して適宜屈曲され
る。したがって、リールドラム2に巻き取られたホース
18がエルボパイプ25との接続部分を潰されてしまう
ことを回避される。
【0014】一方、ホース18がリールドラム2より延
長された状態において、ホース18が揺動され、又はエ
ルボパイプ25の延出部31の延出方向と異なる方向へ
引張されると、蛇腹状であってある程度の可撓性を有す
るエルボパイプ25が、その可撓性の度合に応じて撓む
とともに、受水管22との接続箇所において回転され
る。このため、ホース18がエルボパイプ25との接続
部分において折れ曲がること防止される。ここで、前記
ホース18の揺動が瞬時であったり、又は引張される方
向が、エルボパイプ25の可撓限界を越え、かつ受水管
22の回転方向と異なる場合においては、上記と同様に
して対応することができない。
【0015】しかしながら、エルボパイプ25の延出部
31の先端側には、その全周に長手方向に沿って互い違
いに複数の切欠孔35が設けられたことから、延出部3
1の先端側はエルボパイプ25よりも可撓性の度合が大
きい。したがって、かかる場合においても、延出部31
の先端側はその長手方向と交差する方向の力によって適
宜屈曲されるため、ホース18はエルボパイプ25との
接続部分において、つまり延出部31の先端側とともに
屈曲されて折れ曲がることを回避される。
【0016】よって、従来で述べたように、コイルスプ
リング等の別部材を設けることなく、受水管22とホー
ス18との接続部分における折れ曲がりや潰れを防止す
ることが可能となる。その結果、別部材を廃止すること
により製造コストを低減することができより安価なホー
スリールを提供することができる。また、ホース18が
リールドラム2より延長された状態において前記延出部
31の延出方向へ引張されたときのホース18の抜け
を、より確実に防止したい場合においては、延出部31
の外径をホース18の内径よりも大きめに設定すること
が考えられるが、その場合であっても、延出部31の全
周に切欠孔35が設けられているため、延出部31にホ
ース18を外挿する際に双方間に生ずる摩擦抵抗が少な
い。しかも、ホース18が延出部31の延出方向へ引張
されたときには、ホース18が縮径しようとすること
と、切欠孔35が存在することとが相俟って、双方の接
続部分には大きな摩擦抵抗が生じることとなる。よっ
て、取付作業性をあまり低下させることなく、使用時に
おけるホースの抜けを、より確実に防止することもでき
る。一方、送水管22に水を供給した状態で、ホース1
8の延出部31に外嵌していない、例えば基端部側の部
分を押し潰せば、供給した水が切欠孔35から延出部3
1の先端側とホース18との間に浸潤させることができ
る。よって、ホースの交換に際しては、エルボパイプ2
5の延出部31からのホース18の取り外し作業を容易
に行い得る。
【0017】なお、本実施例においては、エルボパイプ
25が蛇腹状であってある程度の可撓性を有する場合を
示したが、これにかぎらず、エルボパイプ25が可撓性
を有していないものであってもよく、その場合にも上記
と同様の効果を奏することが可能である。
【0018】
【考案の効果】以上説明したように本考案は、ホースの
基端部が外挿される接続パイプの延出部の先端側に、
出部の内部に貫通する複数の切欠孔を長手方向に沿って
互い違いに設け、延出部の先端側が長手方向と交差する
方向の力によって屈曲するようにしたことから、リール
ドラムに巻き取られた際やリールドラムから延長された
際には、延出部の先端側における屈曲変形によってホー
スが接続パイプとの接続部分で潰れたり折れ曲がったり
することが回避される。よって、別部材を用いることな
く前記潰れや折り曲がりを防止でき、その結果、より安
価なホースリールを提供することができる。しかも、延
出部の外径をホースの内径よりも大きめに設定すること
により、ホースを外挿するときにおける接続部分の摩擦
抵抗をあまり増加させることなく、ホースが延出部の延
出方向へ引張されたときにおける接続部分の摩擦抵抗を
大きくすることができることから、取付作業性をあまり
低下させることなく、使用時におけるホースの抜けを、
より確実に防止することもできる。また、送水管から接
続パイプへ水が供給された状態で、ホースの延出部に外
嵌していない部分を押し潰せば、供給した水が切欠孔か
ら延出部の先端側とホースとの間に浸潤させることがで
きるようにしたことから、使用時におけるホースの抜け
を、より確実に防止しつつ、ホースの交換に際してはホ
ースの取り外し作業を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す図2のa−a線に沿う
断面図である。
【図2】同実施例を示す図4のb−b線に沿う断面相当
図である。
【図3】従来のホースリールの一例を示す斜視図であ
る。
【図4】図3のホースリールの垂直断面図である。
【符号の説明】
2 リールドラム 3,4 軸 22 送水管 25 エルボパイプ(接続パイプ) 31 延出部 35 切欠孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65H 75/00

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リールドラムを回転可能に支持する軸に
    送水管が形成され、該送水管と連通する樹脂製の接続パ
    イプが前記リールドラムの外周部に貫通して突出される
    とともに、前記接続パイプが、前記リールドラムに巻き
    取られるホースの巻取方向に延出し、かつ該ホースの基
    端部が外挿される延出部を有するホースリールにおい
    て、前記延出部の先端側の全周に、前記延出部の内部に
    貫通する複数の切欠孔が長手方向に沿って互い違いに設
    けられたことを特徴とするホースリール。
JP1992036227U 1992-04-30 1992-04-30 ホースリール Expired - Fee Related JP2601031Y2 (ja)

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