JP2600667Y2 - 車高調整装置 - Google Patents
車高調整装置Info
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- JP2600667Y2 JP2600667Y2 JP1993030704U JP3070493U JP2600667Y2 JP 2600667 Y2 JP2600667 Y2 JP 2600667Y2 JP 1993030704 U JP1993030704 U JP 1993030704U JP 3070493 U JP3070493 U JP 3070493U JP 2600667 Y2 JP2600667 Y2 JP 2600667Y2
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- passage
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、エアサスペンション装
備車の車高を調整する車高調整装置に関するものであ
る。
備車の車高を調整する車高調整装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】エアサスペンション装備車にあっては、
従来より、車両の走行安定性を高めるべく走行速度及び
路面の凹凸状況に応じて車高を自動的に調整することが
でき、しかも、走行時及び乗員や乗客の昇降(乗車・下
車)に好都合な車高とすべく所定の手動スイッチにより
車高を強制的に変化させることができるようなシステム
の車高調整装置が実用化されている。
従来より、車両の走行安定性を高めるべく走行速度及び
路面の凹凸状況に応じて車高を自動的に調整することが
でき、しかも、走行時及び乗員や乗客の昇降(乗車・下
車)に好都合な車高とすべく所定の手動スイッチにより
車高を強制的に変化させることができるようなシステム
の車高調整装置が実用化されている。
【0003】この種の従来の車高調整装置は、通常、圧
縮エアー供給タンクと、車体フレームと車軸との間に配
設されるエアースプリングと、車高変化に応じて圧縮エ
アーを前記エアースプリングに供給し或いは前記エアー
スプリング内の圧縮エアーを排出するように作動するレ
ベリングバルブとをそれぞれ具備している。
縮エアー供給タンクと、車体フレームと車軸との間に配
設されるエアースプリングと、車高変化に応じて圧縮エ
アーを前記エアースプリングに供給し或いは前記エアー
スプリング内の圧縮エアーを排出するように作動するレ
ベリングバルブとをそれぞれ具備している。
【0004】そして、上述のレベリングバルブにおいて
は、次のような理由により、圧縮エアー通路の通路面積
が相対的に大きな状態と小さな状態(大通路と小通路)
とに選択的に切換えられるように構成されている。
は、次のような理由により、圧縮エアー通路の通路面積
が相対的に大きな状態と小さな状態(大通路と小通路)
とに選択的に切換えられるように構成されている。
【0005】すなわち、例えば凹凸の多い路面上を走行
する際に車高が小刻みに高くなったり低くなったりする
のに伴い、この車高変化にいちいち追従して圧縮エアー
の給排を行なうと圧縮エアーの無駄使いとなるので、そ
のような圧縮エアーの無駄使いを抑える必要がある。そ
こで、圧縮エアーの流路に小径のオリフィス(小通路)
を設けてこのオリフィスを介して圧縮エアーの給排を行
わしめることにより、レベリングバルブの応答を緩慢に
し、これにより圧縮エアーの無駄使いを抑えるように構
成している。
する際に車高が小刻みに高くなったり低くなったりする
のに伴い、この車高変化にいちいち追従して圧縮エアー
の給排を行なうと圧縮エアーの無駄使いとなるので、そ
のような圧縮エアーの無駄使いを抑える必要がある。そ
こで、圧縮エアーの流路に小径のオリフィス(小通路)
を設けてこのオリフィスを介して圧縮エアーの給排を行
わしめることにより、レベリングバルブの応答を緩慢に
し、これにより圧縮エアーの無駄使いを抑えるように構
成している。
【0006】一方、所定の手動スイッチにより車高を選
択的に変化させる場合には、車高の上昇速度及び下降速
度を速くするために、圧縮エアーの流路を前記オリフィ
スよりも大きな通路面積の大通路に切換えるようにして
いる。そして、車高の上昇時には、レベリングバルブ作
動用の車高検知レバーにて切換操作される車高検知スイ
ッチがON状態に切換わるまで前記大通路を通して圧縮
エアーを急激にエアサスペンションに供給して車高を迅
速に高くし、車高検知スイッチがON状態になってから
は再びオリフィスの小通路を通して圧縮エアーを緩やか
にエアーサスペンションに供給して車高をゆっくりと上
昇させるようにしているのが実状である。この場合の車
高上昇特性は、図11において実線α及び一点鎖線βで
示す如くになる。すなわち、大通路を用いた迅速な車高
上昇が図11の実線αで示されるように上昇開始時点か
ら時間T1 にわたって比較的急激に行われ、この後に、
小通路を用いた比較的緩慢な車高上昇が図11の一点鎖
線βで示されるように切換時点Pから上昇完了時点まで
の時間T2 にわたって行われる。このような車高上昇特
性としているのは、レベリングバルブを介しての圧縮エ
アーの給排の切換状態の間にいわゆる“遊び”があるた
め、車高が所望の高さ位置になる直前の状態を確実に検
知して所定の車高に誤作動なく設定するためである(そ
のようにしないと、車高が所望の高さ位置になっても車
高検知スイッチがON状態に切換えられない事態を生じ
るおそれがある)。
択的に変化させる場合には、車高の上昇速度及び下降速
度を速くするために、圧縮エアーの流路を前記オリフィ
スよりも大きな通路面積の大通路に切換えるようにして
いる。そして、車高の上昇時には、レベリングバルブ作
動用の車高検知レバーにて切換操作される車高検知スイ
ッチがON状態に切換わるまで前記大通路を通して圧縮
エアーを急激にエアサスペンションに供給して車高を迅
速に高くし、車高検知スイッチがON状態になってから
は再びオリフィスの小通路を通して圧縮エアーを緩やか
にエアーサスペンションに供給して車高をゆっくりと上
昇させるようにしているのが実状である。この場合の車
高上昇特性は、図11において実線α及び一点鎖線βで
示す如くになる。すなわち、大通路を用いた迅速な車高
上昇が図11の実線αで示されるように上昇開始時点か
ら時間T1 にわたって比較的急激に行われ、この後に、
小通路を用いた比較的緩慢な車高上昇が図11の一点鎖
線βで示されるように切換時点Pから上昇完了時点まで
の時間T2 にわたって行われる。このような車高上昇特
性としているのは、レベリングバルブを介しての圧縮エ
アーの給排の切換状態の間にいわゆる“遊び”があるた
め、車高が所望の高さ位置になる直前の状態を確実に検
知して所定の車高に誤作動なく設定するためである(そ
のようにしないと、車高が所望の高さ位置になっても車
高検知スイッチがON状態に切換えられない事態を生じ
るおそれがある)。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の車高調整装置では、車高の上昇量の大部分は
迅速に上昇させることができるものの、その後の上昇完
了までの動作は既述のように小通路を介して行うように
しているため、上昇を完了するまでに可成り長い時間
(T1 +T2 )を要することとなり、実用上において問
題となる場合があった。
うな従来の車高調整装置では、車高の上昇量の大部分は
迅速に上昇させることができるものの、その後の上昇完
了までの動作は既述のように小通路を介して行うように
しているため、上昇を完了するまでに可成り長い時間
(T1 +T2 )を要することとなり、実用上において問
題となる場合があった。
【0008】なお、車高の上昇時にはレベリングバルブ
の圧縮エアー流路を大通路に切換えて、前記小通路を利
用することなく圧縮エアーを前記大通路を介してエアー
サスペンションに供給して車高を急激に所定高さまで上
昇させればよいのであるが、このような構成にするには
既述の如きレベリングバルブの“遊び”を無くすか、或
いはレベリングバルブ等を制御する制御回路(コントロ
ーラ)の大がかりな設計変更が必要となる。しかし、前
者の手段は圧縮エアーの無駄使いの防止の観点から好ま
しくなく、後者の手段は設計変更に手間がかかりコスト
が嵩んでしまうこととなり好ましくない。
の圧縮エアー流路を大通路に切換えて、前記小通路を利
用することなく圧縮エアーを前記大通路を介してエアー
サスペンションに供給して車高を急激に所定高さまで上
昇させればよいのであるが、このような構成にするには
既述の如きレベリングバルブの“遊び”を無くすか、或
いはレベリングバルブ等を制御する制御回路(コントロ
ーラ)の大がかりな設計変更が必要となる。しかし、前
者の手段は圧縮エアーの無駄使いの防止の観点から好ま
しくなく、後者の手段は設計変更に手間がかかりコスト
が嵩んでしまうこととなり好ましくない。
【0009】本考案は、このような実状に鑑みてなされ
たものであって、その目的は、既存の装置においてレベ
リングバルブの圧縮エアー通路切換用の電磁バルブの構
成に極めて簡単な設計変更を加えるだけで、車高の上昇
に要する時間の短縮化を図ることができるような車高調
整装置を提供することにある。
たものであって、その目的は、既存の装置においてレベ
リングバルブの圧縮エアー通路切換用の電磁バルブの構
成に極めて簡単な設計変更を加えるだけで、車高の上昇
に要する時間の短縮化を図ることができるような車高調
整装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本考案では、(a) 圧縮エアー供給タンクと、(b) 車体フレームと車輪との間に配設されるエアー
スプリングと、(c) 前記車体フレームと車輪との間の高さに応じ
て、前記エアースプリング への前記圧縮エアー供給タン
クの圧縮エアーの給排を行うレベリングバル ブと、 (d) 前記エアースプリングとレベリングバルブとを
接続する圧縮エアー通路 に配設され、前記圧縮エアー通
路における流通圧縮エアーの流量が大きい 大通路と流通
圧縮エアーの流量が小さい小通路とに選択的に切換えを
行う 流量切換バルブと、 (e) 前記流量切換バルブを前記圧縮エアー供給タン
クの圧縮エアーの給排に より作動させるために、前記流
量切換バルブへの圧縮エアーの給排制御を 行う電磁バル
ブと、 をそれぞれ具備する車高調整装置において、前記電磁バ
ルブを介して前記流量切換バルブに供給された圧縮エア
ーを排出する前記電磁バルブの排気通路に絞り部を設
け、前記排気通路の絞り部を通して前記流量切換バルブ
内の圧縮エアーを排出させることにより前記圧縮エアー
の排出を遅らせて、前記圧縮エアー通路の大通路から小
通路への切換えを遅延させるようにしている。
めに、本考案では、(a) 圧縮エアー供給タンクと、(b) 車体フレームと車輪との間に配設されるエアー
スプリングと、(c) 前記車体フレームと車輪との間の高さに応じ
て、前記エアースプリング への前記圧縮エアー供給タン
クの圧縮エアーの給排を行うレベリングバル ブと、 (d) 前記エアースプリングとレベリングバルブとを
接続する圧縮エアー通路 に配設され、前記圧縮エアー通
路における流通圧縮エアーの流量が大きい 大通路と流通
圧縮エアーの流量が小さい小通路とに選択的に切換えを
行う 流量切換バルブと、 (e) 前記流量切換バルブを前記圧縮エアー供給タン
クの圧縮エアーの給排に より作動させるために、前記流
量切換バルブへの圧縮エアーの給排制御を 行う電磁バル
ブと、 をそれぞれ具備する車高調整装置において、前記電磁バ
ルブを介して前記流量切換バルブに供給された圧縮エア
ーを排出する前記電磁バルブの排気通路に絞り部を設
け、前記排気通路の絞り部を通して前記流量切換バルブ
内の圧縮エアーを排出させることにより前記圧縮エアー
の排出を遅らせて、前記圧縮エアー通路の大通路から小
通路への切換えを遅延させるようにしている。
【0011】
【作用】乗員の乗降(乗車・下車)後に車高を上昇させ
るに際し、レベリングバルブの圧縮エアー通路を大通路
から小通路に切換えるための電磁バルブが車高が所定の
高さになる前に切換操作されても、電磁バルブの排気通
路には絞り部が設けられているため、この電磁バルブは
直ちに排気状態にならず、排気状態になるタイミングが
遅延されることとなる。
るに際し、レベリングバルブの圧縮エアー通路を大通路
から小通路に切換えるための電磁バルブが車高が所定の
高さになる前に切換操作されても、電磁バルブの排気通
路には絞り部が設けられているため、この電磁バルブは
直ちに排気状態にならず、排気状態になるタイミングが
遅延されることとなる。
【0012】このため、レベリングバルブ内の圧縮エア
ー通路の大通路から小通路への切換えは、遅延された分
だけエアースプリングへの圧縮エアーの供給状態が維持
され、その結果、車高を所定の高さ位置にまで上昇させ
るのに要する時間の短縮化を図ることができ、ひいては
車高の上昇操作の迅速化が可能となる。
ー通路の大通路から小通路への切換えは、遅延された分
だけエアースプリングへの圧縮エアーの供給状態が維持
され、その結果、車高を所定の高さ位置にまで上昇させ
るのに要する時間の短縮化を図ることができ、ひいては
車高の上昇操作の迅速化が可能となる。
【0013】
【実施例】以下、本考案を適用した車高調整装置の一実
施例に付き図面を参照して詳細に説明する。
施例に付き図面を参照して詳細に説明する。
【0014】図1は、本考案に係る車高調整装置1を備
えた車高調整系統の構成図を示すものである。図1に示
すように、車高調整装置1はレベリングバルブ4と流量
切換バルブ5とを互いに一体に組み合わせて成るバルブ
アッセンブリ6を具備しており、このバルブアッセンブ
リ6は第5図に示す如く車体フレーム10に固設されて
いる。そして、上述のレベリングバルブ4には、圧縮エ
アー供給タンク(リザーバ)7から管路8aを通して圧
縮エアーが供給されるようになっている。
えた車高調整系統の構成図を示すものである。図1に示
すように、車高調整装置1はレベリングバルブ4と流量
切換バルブ5とを互いに一体に組み合わせて成るバルブ
アッセンブリ6を具備しており、このバルブアッセンブ
リ6は第5図に示す如く車体フレーム10に固設されて
いる。そして、上述のレベリングバルブ4には、圧縮エ
アー供給タンク(リザーバ)7から管路8aを通して圧
縮エアーが供給されるようになっている。
【0015】また、図5に示す如く車体フレーム10と
車軸11との間に配設されたエアースプリング9に、流
量切換バルブ5から管路12を通して圧縮エアーが供給
され、或いはエアースプリング9内の圧縮エアーが管路
12を介して流量切換バルブ5に向けて排出されるよう
に構成されている。すなわち、流量切換バルブ5は、エ
アースプリング9とレベリングバルブ4とを接続する圧
縮エアー通路に配設されている。なお、このエアースプ
リング9は自動車の各車輪にそれぞれ対応して配設され
ている。さらに、供給タンク7内の圧縮エアーは、管路
8bを通して第1〜第3の電磁バルブ13,14,15
にそれぞれ供給され、これらの第1〜第3の電磁バルブ
13,14,15からは管路8c,8d及び8eをそれ
ぞれ介して流量切換バルブ5のオリフィスポート75、
スイッチユニット77のスイッチポート72及びコント
ロールシリンダ21のシリンダポート92に供給される
ように構成されている。
車軸11との間に配設されたエアースプリング9に、流
量切換バルブ5から管路12を通して圧縮エアーが供給
され、或いはエアースプリング9内の圧縮エアーが管路
12を介して流量切換バルブ5に向けて排出されるよう
に構成されている。すなわち、流量切換バルブ5は、エ
アースプリング9とレベリングバルブ4とを接続する圧
縮エアー通路に配設されている。なお、このエアースプ
リング9は自動車の各車輪にそれぞれ対応して配設され
ている。さらに、供給タンク7内の圧縮エアーは、管路
8bを通して第1〜第3の電磁バルブ13,14,15
にそれぞれ供給され、これらの第1〜第3の電磁バルブ
13,14,15からは管路8c,8d及び8eをそれ
ぞれ介して流量切換バルブ5のオリフィスポート75、
スイッチユニット77のスイッチポート72及びコント
ロールシリンダ21のシリンダポート92に供給される
ように構成されている。
【0016】さらに、図1において、16は車体フレー
ム10と車軸11( 図5参照)との間の距離変化に応じ
て回動する車高検出レバーであって、この車高検出レバ
ー16の先端 (自由端) 16aと車軸11との間には既
述のコントロールシリンダ21が組付けられている。そ
して、このコントロールシリンダ21には、圧縮エアー
供給タンク7から管路8b、第3の電磁バルブ15及び
管路8eを順次介して作動用の圧縮エアーが供給され、
これによって、上述の車高検出レバー16が車体フレー
ム10と車軸11との間の距離変化に関係なく強制的に
作動(回動)されるように構成されている。
ム10と車軸11( 図5参照)との間の距離変化に応じ
て回動する車高検出レバーであって、この車高検出レバ
ー16の先端 (自由端) 16aと車軸11との間には既
述のコントロールシリンダ21が組付けられている。そ
して、このコントロールシリンダ21には、圧縮エアー
供給タンク7から管路8b、第3の電磁バルブ15及び
管路8eを順次介して作動用の圧縮エアーが供給され、
これによって、上述の車高検出レバー16が車体フレー
ム10と車軸11との間の距離変化に関係なく強制的に
作動(回動)されるように構成されている。
【0017】また、図1において、22は車高の上昇・
下降用の手動式切換スイッチ、23はこの切換スイッチ
22からの出力信号及びレベリングバルブ4内のスイッ
チユニット77(レベル検知スイッチ)からの出力信号
等に基いて作動するバルブ制御回路(コントローラ)で
あって、バルブ制御回路23から出力される制御信号に
基いて前記第1〜第3の電磁バルブ13,14,15が
開閉制御されるようになっている。
下降用の手動式切換スイッチ、23はこの切換スイッチ
22からの出力信号及びレベリングバルブ4内のスイッ
チユニット77(レベル検知スイッチ)からの出力信号
等に基いて作動するバルブ制御回路(コントローラ)で
あって、バルブ制御回路23から出力される制御信号に
基いて前記第1〜第3の電磁バルブ13,14,15が
開閉制御されるようになっている。
【0018】ここで、車高調整装置1の各構成部材の構
成に付き説明すると、次の通りである。
成に付き説明すると、次の通りである。
【0019】まず、上述のレベリングバルブ4の構成を
図2及び図3に基づいて述べると、このレベリングバル
ブ4は連通孔28及び連通路29を有する基体30を具
備し、その一端の側部に嵌合部材31が嵌着されてい
る。そして、この嵌合部材31に形成された貫通孔31
aが前記管路8aを介して圧縮エアー供給タンク7に接
続されている。一方、基体30の他端は閉塞部材32,
33によって閉塞されている。
図2及び図3に基づいて述べると、このレベリングバル
ブ4は連通孔28及び連通路29を有する基体30を具
備し、その一端の側部に嵌合部材31が嵌着されてい
る。そして、この嵌合部材31に形成された貫通孔31
aが前記管路8aを介して圧縮エアー供給タンク7に接
続されている。一方、基体30の他端は閉塞部材32,
33によって閉塞されている。
【0020】また、基体30と嵌合部材31との間には
圧縮コイルバネ34が配設されており、この圧縮コイル
バネ34の附勢力によって圧着板35,36が基体30
及び嵌合部材31の側に向けてそれぞれ附勢されてい
る。さらに、基体30には前記圧着板35に対応する箇
所に貫通孔38が形成され、この貫通孔38の内径より
も僅かに小径の被押圧棒39が貫通孔38内において軸
心方向に移動可能に配設されている。
圧縮コイルバネ34が配設されており、この圧縮コイル
バネ34の附勢力によって圧着板35,36が基体30
及び嵌合部材31の側に向けてそれぞれ附勢されてい
る。さらに、基体30には前記圧着板35に対応する箇
所に貫通孔38が形成され、この貫通孔38の内径より
も僅かに小径の被押圧棒39が貫通孔38内において軸
心方向に移動可能に配設されている。
【0021】一方、基体30には前記被押圧棒39に対
応する箇所に嵌合部材40が嵌着され、この嵌着部材4
0に形成された貫通孔40a内に被押圧棒41が軸心方
向に移動可能に配設されている。そして、基体30の連
通孔28内であって前記被押圧棒41と対応する箇所に
押圧部材42が設けられており、この押圧部材42と前
記被押圧棒39とが互いに対応配置されている。
応する箇所に嵌合部材40が嵌着され、この嵌着部材4
0に形成された貫通孔40a内に被押圧棒41が軸心方
向に移動可能に配設されている。そして、基体30の連
通孔28内であって前記被押圧棒41と対応する箇所に
押圧部材42が設けられており、この押圧部材42と前
記被押圧棒39とが互いに対応配置されている。
【0022】また、基体30の連通孔28内において閉
塞部材33と基体30との間に圧縮コイルバネ44が配
設されており、この圧縮コイルバネ44の一端に対応す
る基体30の箇所には貫通孔45が設けられている。そ
して、上述の貫通孔45内には被押圧棒46が軸心方向
に移動可能に配設される一方、この貫通孔45は前記圧
縮コイルバネ44の附勢力によって押圧附勢される圧着
板47にて開閉されるように構成されている。
塞部材33と基体30との間に圧縮コイルバネ44が配
設されており、この圧縮コイルバネ44の一端に対応す
る基体30の箇所には貫通孔45が設けられている。そ
して、上述の貫通孔45内には被押圧棒46が軸心方向
に移動可能に配設される一方、この貫通孔45は前記圧
縮コイルバネ44の附勢力によって押圧附勢される圧着
板47にて開閉されるように構成されている。
【0023】さらに、レベリングバルブ4は、回転軸5
0を中心に回転可能に構成された回転部材51を具備し
ている。この回転部材51は、前記被押圧棒41,46
の先端に対してそれぞれ僅かな間隙を置いて対向する一
対の押圧部52a,52bを有しており、回転部材51
の回転に伴って被押圧棒41,46が前記押圧部52
a,52bによって択一的に押圧されるようになってい
る。なお、上述の被押圧棒41,46と押圧部52a,
52bとの間には適当な遊びが設けられている。
0を中心に回転可能に構成された回転部材51を具備し
ている。この回転部材51は、前記被押圧棒41,46
の先端に対してそれぞれ僅かな間隙を置いて対向する一
対の押圧部52a,52bを有しており、回転部材51
の回転に伴って被押圧棒41,46が前記押圧部52
a,52bによって択一的に押圧されるようになってい
る。なお、上述の被押圧棒41,46と押圧部52a,
52bとの間には適当な遊びが設けられている。
【0024】前記回転軸50は図3に示す車高検出レバ
ー16の基端16bに固着され、このレバー16は回転
軸50を中心として図2において紙面垂直面内(図5に
おいては矢印A,A´方向)で回動し得るように構成さ
れている。そして、既述のように車高検出レバー16の
先端16aと車軸11の間に図5に明示する如くコント
ロールシリンダ21が介在されている。従って、車高検
出レバー16の基端16bはコントロールシリンダ21
を介して車軸11に連結されており、車軸11に対する
車体フレーム10の距離変化 (車高変化)に応じて、す
なわち車体懸架用のエアースプリング9のバネ下とバネ
上との間の距離の相対変化に応じて前記レバー16が回
転軸50を中心に回動し得るようになっている。
ー16の基端16bに固着され、このレバー16は回転
軸50を中心として図2において紙面垂直面内(図5に
おいては矢印A,A´方向)で回動し得るように構成さ
れている。そして、既述のように車高検出レバー16の
先端16aと車軸11の間に図5に明示する如くコント
ロールシリンダ21が介在されている。従って、車高検
出レバー16の基端16bはコントロールシリンダ21
を介して車軸11に連結されており、車軸11に対する
車体フレーム10の距離変化 (車高変化)に応じて、す
なわち車体懸架用のエアースプリング9のバネ下とバネ
上との間の距離の相対変化に応じて前記レバー16が回
転軸50を中心に回動し得るようになっている。
【0025】また、図2に明示するように、前記レベリ
ングバルブ4には、ボルト54等にて流量切換バルブ5
が一体的に締付け固定されている。しかして、レベリン
グバルブ4の基体30の凹部55と流量切換バルブ5の
基体56の凹部57とによって1つの室58が形成され
ており、この室58内に既述の回転部材51が回転可能
に収納配置されている。そして、レベリングバルブ4の
基体30には、外部から室58に連通する排気口59が
形成されており、この排気口59にはフィルタ60が嵌
合配置されている。
ングバルブ4には、ボルト54等にて流量切換バルブ5
が一体的に締付け固定されている。しかして、レベリン
グバルブ4の基体30の凹部55と流量切換バルブ5の
基体56の凹部57とによって1つの室58が形成され
ており、この室58内に既述の回転部材51が回転可能
に収納配置されている。そして、レベリングバルブ4の
基体30には、外部から室58に連通する排気口59が
形成されており、この排気口59にはフィルタ60が嵌
合配置されている。
【0026】上述の流量切換バルブ5の基体56には、
中央孔61が形成され、ピストン62, ピストンロッド
63及び弁体64から成る摺動部材65が図2において
矢印B,B´方向に摺動自在に配設されている。前記弁
体64は、右端室66内に配置された圧縮コイルバネ6
7の附勢力によって常時矢印B方向に押圧附勢されて前
記基体56の弁座部68に圧着係合されるようになって
いる。そして、前記右端室66は通路66a及び連通管
84を介して既述のレベリングバルブ4の連通路29に
連通されている。
中央孔61が形成され、ピストン62, ピストンロッド
63及び弁体64から成る摺動部材65が図2において
矢印B,B´方向に摺動自在に配設されている。前記弁
体64は、右端室66内に配置された圧縮コイルバネ6
7の附勢力によって常時矢印B方向に押圧附勢されて前
記基体56の弁座部68に圧着係合されるようになって
いる。そして、前記右端室66は通路66a及び連通管
84を介して既述のレベリングバルブ4の連通路29に
連通されている。
【0027】また、前記基体56には、前記中央孔61
の大径のエアー通路61a(圧縮エアー通路の流通圧縮
エアーの流量が大きい大通路)に連なる給排気口70が
形成されており、この給排気口70は前記管路12を介
してエアースプリング9に接続されている。さらに、上
述のエアー通路61aに隣接して小径のオリフィス69
(圧縮エアー通路の流通圧縮エアーの流量が小さい小通
路)が並設され、このオリフィス69を介して前記右端
室66と給排気口70とが互いに連通されている。ま
た、前記基体56には、ピストン62が摺動自在に収納
配置されている左端室71と、この左端室71とは別個
のスイッチポート72が形成され、このスイッチポート
72は基体56の段差付きの孔部73に連通されてい
る。そして、オリフィスポート75は既述の第1の電磁
バルブ13の管路8cに連結され、スイッチポート72
は既述の第2の電磁バルブ14の管路8dに連結されて
いる。
の大径のエアー通路61a(圧縮エアー通路の流通圧縮
エアーの流量が大きい大通路)に連なる給排気口70が
形成されており、この給排気口70は前記管路12を介
してエアースプリング9に接続されている。さらに、上
述のエアー通路61aに隣接して小径のオリフィス69
(圧縮エアー通路の流通圧縮エアーの流量が小さい小通
路)が並設され、このオリフィス69を介して前記右端
室66と給排気口70とが互いに連通されている。ま
た、前記基体56には、ピストン62が摺動自在に収納
配置されている左端室71と、この左端室71とは別個
のスイッチポート72が形成され、このスイッチポート
72は基体56の段差付きの孔部73に連通されてい
る。そして、オリフィスポート75は既述の第1の電磁
バルブ13の管路8cに連結され、スイッチポート72
は既述の第2の電磁バルブ14の管路8dに連結されて
いる。
【0028】さらに、図3に示すように、前記孔部73
の小径部内には、段差を有する摺動体76の小径部76
aが矢印C,C´方向に摺動自在に嵌着され、この摺動
体76の小径部76a内にスイッチユニット77が挿入
固定されている。一方、前記摺動体76の大径部76b
内には、検知ピン78が摺動自在に配設されると共に、
この検知ピン78のロッド状の先端部78aが基体56
の孔79に摺動自在に貫通配置されている。そして、摺
動体の大径部76bと基体56とによって形成された室
81内には、検知ピン78の大径の他端部78bと基体
56との間に圧縮コイルバネ82が配設されており、こ
のバネ82の附勢力によって前記摺動体76が図3にお
いて矢印C方向に常時附勢されている。
の小径部内には、段差を有する摺動体76の小径部76
aが矢印C,C´方向に摺動自在に嵌着され、この摺動
体76の小径部76a内にスイッチユニット77が挿入
固定されている。一方、前記摺動体76の大径部76b
内には、検知ピン78が摺動自在に配設されると共に、
この検知ピン78のロッド状の先端部78aが基体56
の孔79に摺動自在に貫通配置されている。そして、摺
動体の大径部76bと基体56とによって形成された室
81内には、検知ピン78の大径の他端部78bと基体
56との間に圧縮コイルバネ82が配設されており、こ
のバネ82の附勢力によって前記摺動体76が図3にお
いて矢印C方向に常時附勢されている。
【0029】なお、摺動体76の矢印C方向への移動は
摺動体76の段部と基体56の段部との係合により阻止
されるようになっている。また、前記バネ82の附勢力の
みによっては、スイッチユニット77の作動子77aが
検知ピン78の他端部78bによって押圧作動されない
ように構成されている。さらに、摺動体76の大径部7
6bと基体56とにて、前記室81の反対側に室83が
形成されており、この室83には基体56に形成された
既述のスイッチポート72が連通されている。
摺動体76の段部と基体56の段部との係合により阻止
されるようになっている。また、前記バネ82の附勢力の
みによっては、スイッチユニット77の作動子77aが
検知ピン78の他端部78bによって押圧作動されない
ように構成されている。さらに、摺動体76の大径部7
6bと基体56とにて、前記室81の反対側に室83が
形成されており、この室83には基体56に形成された
既述のスイッチポート72が連通されている。
【0030】また、既述の車高検出レバー16には、図
4に示す如く断面台形状の突設部材80が取付けられてお
り、この突設部材80に対応するように前記検知ピン7
8の先端部78aが配置されている。
4に示す如く断面台形状の突設部材80が取付けられてお
り、この突設部材80に対応するように前記検知ピン7
8の先端部78aが配置されている。
【0031】次に、コントロールシリンダ21について
述べると、このコントロールシリンダ21は、図6に明
示する如く、作動ロッド85の上端85aに摺動部材8
6を一体的に嵌着して成る摺動体87をシリンダ本体8
8内に摺動自在に配設して成るものである。この摺動体
87は、作動ロッド85に嵌合配置されたフランジ付き
の筒状部材89と前記摺動部材86との間に配設された
圧縮コイルバネ90によって図6において矢印D方向に
常時附勢されている。
述べると、このコントロールシリンダ21は、図6に明
示する如く、作動ロッド85の上端85aに摺動部材8
6を一体的に嵌着して成る摺動体87をシリンダ本体8
8内に摺動自在に配設して成るものである。この摺動体
87は、作動ロッド85に嵌合配置されたフランジ付き
の筒状部材89と前記摺動部材86との間に配設された
圧縮コイルバネ90によって図6において矢印D方向に
常時附勢されている。
【0032】また、シリンダ本体88の上端に嵌着固定
された嵌着部材91にはシリンダポート(圧縮エアー導
入口)92及びエアー通路93が形成されると共に、そ
の下端には通気孔94が形成されている。そして、上述
のシリンダポート92は前記管路8eに接続され、第3
の電磁バルブ15からの圧縮エアーが前記管路8e,シ
リンダポート92及びエアー通路93を順次介して前記
摺動部材86に作用するように構成されている。
された嵌着部材91にはシリンダポート(圧縮エアー導
入口)92及びエアー通路93が形成されると共に、そ
の下端には通気孔94が形成されている。そして、上述
のシリンダポート92は前記管路8eに接続され、第3
の電磁バルブ15からの圧縮エアーが前記管路8e,シ
リンダポート92及びエアー通路93を順次介して前記
摺動部材86に作用するように構成されている。
【0033】なお、図6において、95は両端がシリン
ダ本体88の下端と作動ロッド85とにそれぞれ止着さ
れたダストブーツ、96はコントロールシリンダ21の
上端21aと車高検出レバー16の基端16bとを互い
に連結するジョイント、97は作動ロッド85の他端8
5bと車軸11に固着されたステー53とを互いに連結
するジョイントである。
ダ本体88の下端と作動ロッド85とにそれぞれ止着さ
れたダストブーツ、96はコントロールシリンダ21の
上端21aと車高検出レバー16の基端16bとを互い
に連結するジョイント、97は作動ロッド85の他端8
5bと車軸11に固着されたステー53とを互いに連結
するジョイントである。
【0034】次に、第1の電磁バルブ13の構成につい
て述べると、以下の通りである。
て述べると、以下の通りである。
【0035】まず、第1の電磁バルブ13はノーマルク
ローズ型(常閉型)の三方電磁バルブであって、図7に
示すように、基体部100と、この基体部100に一体
に組付けられたプランジャソレノイド部101とで構成
されている。
ローズ型(常閉型)の三方電磁バルブであって、図7に
示すように、基体部100と、この基体部100に一体
に組付けられたプランジャソレノイド部101とで構成
されている。
【0036】上述の基体部100には、図7及び図8に
示すように、圧縮エアー供給タンク7からの圧縮エアー
が供給される入口ポート102と、流量切換バルブ5に
圧縮エアーを供給する出口ポート103と、この出口ポ
ート103を介して出口ポート103の圧縮エアーを排
気する排気ポート104とが設けられている。さらに、
この基体部100には室105が設けられると共に、基
体部100とプランジャソレノイド部101との間に室
106が設けられている。
示すように、圧縮エアー供給タンク7からの圧縮エアー
が供給される入口ポート102と、流量切換バルブ5に
圧縮エアーを供給する出口ポート103と、この出口ポ
ート103を介して出口ポート103の圧縮エアーを排
気する排気ポート104とが設けられている。さらに、
この基体部100には室105が設けられると共に、基
体部100とプランジャソレノイド部101との間に室
106が設けられている。
【0037】そして、入口ポート102と室105とを
連通する通路107、室105と室106とを連通する
通路108、及び、この通路108と出口ポート103
とを連通する通路109が形成されている。一方、前記
室106は前記排気ポート104に連通されている。
連通する通路107、室105と室106とを連通する
通路108、及び、この通路108と出口ポート103
とを連通する通路109が形成されている。一方、前記
室106は前記排気ポート104に連通されている。
【0038】また、図7に示すように、前記室105の
内部には吸気弁110が配設されると共に、前記室10
6の内部には排気弁111が配設されている。さらに具
体的に述べると、これらの吸気弁110及び排気弁11
1は連結ロッド112の両端に固着されて互いに一体に
連結されており、この連結ロッド112の中間部分が前
記通路108内に遊嵌状態でその軸線方向に移動自在に
配置されている。そして、吸気弁110は前記室105
内に配設された圧縮コイルバネ113の附勢力にて通路
108の一端側の弁座114に向けて常時附勢されてお
り、通常時には吸気弁110が弁座114に圧着されて
前記通路108が閉鎖されるように構成されている。な
お、この際、前記排気弁111は通路108の他端側の
弁座115から離れた位置に配置されるように構成され
ている。
内部には吸気弁110が配設されると共に、前記室10
6の内部には排気弁111が配設されている。さらに具
体的に述べると、これらの吸気弁110及び排気弁11
1は連結ロッド112の両端に固着されて互いに一体に
連結されており、この連結ロッド112の中間部分が前
記通路108内に遊嵌状態でその軸線方向に移動自在に
配置されている。そして、吸気弁110は前記室105
内に配設された圧縮コイルバネ113の附勢力にて通路
108の一端側の弁座114に向けて常時附勢されてお
り、通常時には吸気弁110が弁座114に圧着されて
前記通路108が閉鎖されるように構成されている。な
お、この際、前記排気弁111は通路108の他端側の
弁座115から離れた位置に配置されるように構成され
ている。
【0039】かくして、入口ポート102、通路10
7、室105、通路108,109及び出口ポート10
3にて一連の圧縮エアー供給路が形成され、出口ポート
103、通路109,108、室106及び排気ポート
104にて一連の排気路が形成されるようになってい
る。
7、室105、通路108,109及び出口ポート10
3にて一連の圧縮エアー供給路が形成され、出口ポート
103、通路109,108、室106及び排気ポート
104にて一連の排気路が形成されるようになってい
る。
【0040】さらに、本例においては、図9に明示する
ように、排気通路の一部を構成する前記通路108に絞
り部120が設けられている。すなわち、前記通路10
8のうち排気側の端部部分(排気弁111の弁座115
側の端部部分)に内径方向に突出する突出部121が前
記基体部100に一体成形され、これにより前記突出部
121部分の通路108の直径が他の部分より小さくな
っている。従って、前記通路108の内面と前記連結ロ
ッド112の外面との間に形成される排気通路の大きさ
(通路面積)は前記突出部121の箇所が狭く絞られた
状態となっている。
ように、排気通路の一部を構成する前記通路108に絞
り部120が設けられている。すなわち、前記通路10
8のうち排気側の端部部分(排気弁111の弁座115
側の端部部分)に内径方向に突出する突出部121が前
記基体部100に一体成形され、これにより前記突出部
121部分の通路108の直径が他の部分より小さくな
っている。従って、前記通路108の内面と前記連結ロ
ッド112の外面との間に形成される排気通路の大きさ
(通路面積)は前記突出部121の箇所が狭く絞られた
状態となっている。
【0041】一方、プランジャソレノイド部101の構
成は、従来公知のものであり、ソレノイド130に通電
することによりプランジャ131が作動され、これに応
じて前記吸気弁110及び排気弁111が作動されるよ
うに構成されている。
成は、従来公知のものであり、ソレノイド130に通電
することによりプランジャ131が作動され、これに応
じて前記吸気弁110及び排気弁111が作動されるよ
うに構成されている。
【0042】なお、第2の電磁バルブ14はノーマルク
ローズ型のものであり、第3の電磁バルブ15はノーマ
ルオープン型のものであるが、これらの電磁バルブ1
4,15は従来公知のものであるため、構成の説明は省
略する。
ローズ型のものであり、第3の電磁バルブ15はノーマ
ルオープン型のものであるが、これらの電磁バルブ1
4,15は従来公知のものであるため、構成の説明は省
略する。
【0043】次に、以上の如く構成された車高調整装置
1の動作に付き説明する。
1の動作に付き説明する。
【0044】まず、定常走行時における動作に付き述べ
ると、この場合には、手動の切換スイッチ22をH端子
側に保持した状態にする。この場合には、制御回路23
から第1〜第3の電磁バルブ13,14,15に所定の
制御信号がそれぞれ供給され、第1及び第2の電磁バル
ブ13,14は閉状態(排気状態)に、そして第3の電
磁バルブ15は開状態(圧縮エアー供給状態)に保たれ
る。
ると、この場合には、手動の切換スイッチ22をH端子
側に保持した状態にする。この場合には、制御回路23
から第1〜第3の電磁バルブ13,14,15に所定の
制御信号がそれぞれ供給され、第1及び第2の電磁バル
ブ13,14は閉状態(排気状態)に、そして第3の電
磁バルブ15は開状態(圧縮エアー供給状態)に保たれ
る。
【0045】そのため、供給タンク7から流量切換バル
ブ5のオリフィスポート75への圧縮エアーの供給は前
記第1の電磁バルブ13によって遮断され、このオリフ
ィスポート75内の圧力は大気圧になる。従って、流量
切換バルブ5のピストン62に作動圧力が作用しないた
め、摺動部材65は圧縮コイルバネ67の附勢力によっ
て図2において矢印B方向に押圧附勢され、弁体64が
基体56の弁座部68に圧着される。これにより、基体
56の中央孔61が弁体64にて閉塞され、左端室66
と給排気口70とはオリフィス69のみを介して互いに
連通される。
ブ5のオリフィスポート75への圧縮エアーの供給は前
記第1の電磁バルブ13によって遮断され、このオリフ
ィスポート75内の圧力は大気圧になる。従って、流量
切換バルブ5のピストン62に作動圧力が作用しないた
め、摺動部材65は圧縮コイルバネ67の附勢力によっ
て図2において矢印B方向に押圧附勢され、弁体64が
基体56の弁座部68に圧着される。これにより、基体
56の中央孔61が弁体64にて閉塞され、左端室66
と給排気口70とはオリフィス69のみを介して互いに
連通される。
【0046】この際、供給タンク7からレベリングバル
ブ4のスイッチポート72への圧縮エアーの供給は前記
第2の電磁バルブ14によって遮断され、このスイッチ
ポート72内の圧力は大気圧になる。従って、スイッチ
ポート72に連なる室83も大気圧となって摺動体76
の大径部76bに作動圧力が作用しないため、スイッチ
ユニット77の摺動体76及び検知ピン78は圧縮コイ
ルバネ82の附勢力によって矢印C方向に附勢されて図
3に示す如き引き込み位置、すなわち、検知ピン78の
先端部78aが突設部材80の回動経路から外れた位置
に配置される。
ブ4のスイッチポート72への圧縮エアーの供給は前記
第2の電磁バルブ14によって遮断され、このスイッチ
ポート72内の圧力は大気圧になる。従って、スイッチ
ポート72に連なる室83も大気圧となって摺動体76
の大径部76bに作動圧力が作用しないため、スイッチ
ユニット77の摺動体76及び検知ピン78は圧縮コイ
ルバネ82の附勢力によって矢印C方向に附勢されて図
3に示す如き引き込み位置、すなわち、検知ピン78の
先端部78aが突設部材80の回動経路から外れた位置
に配置される。
【0047】また、コントロールシリンダ21のシリン
ダポート92には、第3の電磁バルブ15を介して圧縮
エアーが供給された状態が維持されるため、コントロー
ルシリンダ21の作動ロッド85が押圧位置に配置さ
れ、コントロールシリンダ21が最長状態に保持され
る。これにより、コントロールシリンダ21の上部のジ
ョイント96が車軸11に対して相対的に高位置に配置
されると共に、車高検出レバー16がほぼ水平状態に設
置される。
ダポート92には、第3の電磁バルブ15を介して圧縮
エアーが供給された状態が維持されるため、コントロー
ルシリンダ21の作動ロッド85が押圧位置に配置さ
れ、コントロールシリンダ21が最長状態に保持され
る。これにより、コントロールシリンダ21の上部のジ
ョイント96が車軸11に対して相対的に高位置に配置
されると共に、車高検出レバー16がほぼ水平状態に設
置される。
【0048】かくして、このような状態の下で、通常走
行時における車高の自動調整は次のように行われる。
行時における車高の自動調整は次のように行われる。
【0049】すなわち、車高が所定高さより低くなった
場合には、車高検出レバー16が回転部材51と共に回
転軸50を中心に水平状態から図2及び図5において矢
印A方向に回動される。それに伴い、回転部材51の一
方の押圧部52aが被押圧棒41に当接してこれを押圧
する。そして、押圧部材42が被押圧棒39に当接して
これを押圧するため、圧着板35が圧縮コイルバネ34
の附勢力に抗して押圧移動され、基体30の貫通孔38
が開放状態となされる。一方、圧着板36は、供給タン
ク7からの圧縮エアーにより押圧されて開弁され、圧縮
エアーがレベリングバルブ4の圧縮エアー導入口31a
及び貫通孔38を介して基体30の連通孔28内に供給
され、次いで、レベリングバルブ4の連通路29, 連通
管84, 流量切換バルブ5のエアー通路66a, 基体5
6の左端室61, オリフィス69, 及び給排気口70を
順次介してエアースプリング9に供給される。
場合には、車高検出レバー16が回転部材51と共に回
転軸50を中心に水平状態から図2及び図5において矢
印A方向に回動される。それに伴い、回転部材51の一
方の押圧部52aが被押圧棒41に当接してこれを押圧
する。そして、押圧部材42が被押圧棒39に当接して
これを押圧するため、圧着板35が圧縮コイルバネ34
の附勢力に抗して押圧移動され、基体30の貫通孔38
が開放状態となされる。一方、圧着板36は、供給タン
ク7からの圧縮エアーにより押圧されて開弁され、圧縮
エアーがレベリングバルブ4の圧縮エアー導入口31a
及び貫通孔38を介して基体30の連通孔28内に供給
され、次いで、レベリングバルブ4の連通路29, 連通
管84, 流量切換バルブ5のエアー通路66a, 基体5
6の左端室61, オリフィス69, 及び給排気口70を
順次介してエアースプリング9に供給される。
【0050】これにより、各エアースプリング9内の気
圧が高くなり、車高を高くせしめるような調整がなされ
る。そして、所定の車高になると、車高検出レバー16
が水平状態に復動されるため、それに伴って基体30の
貫通孔38が圧着板35にて閉塞され、エアースプリン
グ9への圧縮エアーの供給が遮断される。
圧が高くなり、車高を高くせしめるような調整がなされ
る。そして、所定の車高になると、車高検出レバー16
が水平状態に復動されるため、それに伴って基体30の
貫通孔38が圧着板35にて閉塞され、エアースプリン
グ9への圧縮エアーの供給が遮断される。
【0051】また、車型が所定高さよりも高くなった場
合には、車高検出レバー16が回転軸50を中心に水平
状態から図3及び図5において矢印A´方向に回動す
る。これに伴い、回転部材51の他方の押圧部52bが
被押圧棒46に当接してこれを押圧するため、圧着板4
7が圧縮コイルバネ44の附勢力に抗して押圧移動さ
れ、基体30の貫通孔45が開放状態となされる。その
結果、流量切換バルブ5の給排気口70は、オリフィス
69, 右端室66, エアー通路66a, 連通管84, レ
ベリングバルブ4の孔28及び室58を順次介して排気
口59に連通する。このため、エアースプリング9内の
圧縮エアーは上述の経路を通って排気口59から外部へ
排出される。
合には、車高検出レバー16が回転軸50を中心に水平
状態から図3及び図5において矢印A´方向に回動す
る。これに伴い、回転部材51の他方の押圧部52bが
被押圧棒46に当接してこれを押圧するため、圧着板4
7が圧縮コイルバネ44の附勢力に抗して押圧移動さ
れ、基体30の貫通孔45が開放状態となされる。その
結果、流量切換バルブ5の給排気口70は、オリフィス
69, 右端室66, エアー通路66a, 連通管84, レ
ベリングバルブ4の孔28及び室58を順次介して排気
口59に連通する。このため、エアースプリング9内の
圧縮エアーは上述の経路を通って排気口59から外部へ
排出される。
【0052】これにより、エアースプリング9内の気圧
が低減され、車高を低くせしめるような調整が行なわれ
る。なお、圧縮エアーの排出は、車高が所定の高さにな
るのに伴って前記車高検出レバー16が水平状態になっ
た時点で停止される。
が低減され、車高を低くせしめるような調整が行なわれ
る。なお、圧縮エアーの排出は、車高が所定の高さにな
るのに伴って前記車高検出レバー16が水平状態になっ
た時点で停止される。
【0053】以上の如く、車高が所定範囲から外れた高
さになるとエアースプリング9の給気又は排気が行なわ
れて、車高が常に一定の高さとなるような調整がなされ
るが、このような車高調整は、圧縮エアーの給排をオリ
フィス69のみを介して行なうようにしているため、圧
縮エアーの消費量を最少限に抑えることができ、圧縮エ
アーの無駄使いを防止できる。すなわち、凹凸の多い路
面上を走行する時や、ローリング, ピッチング, ノーズ
ダイブ等の外乱が生じた時に、車高が小刻みに変化する
毎に圧縮エアーの供給及び排気を繰り返したのでは圧縮
エアーの無駄使いとなるが、オリフィス69をエアー通
路系に設けることにより、圧縮エアーの急激な流動が抑
制されて緩慢な流動となり、従って、圧縮エアーの無駄
使いを極力抑えることができる。
さになるとエアースプリング9の給気又は排気が行なわ
れて、車高が常に一定の高さとなるような調整がなされ
るが、このような車高調整は、圧縮エアーの給排をオリ
フィス69のみを介して行なうようにしているため、圧
縮エアーの消費量を最少限に抑えることができ、圧縮エ
アーの無駄使いを防止できる。すなわち、凹凸の多い路
面上を走行する時や、ローリング, ピッチング, ノーズ
ダイブ等の外乱が生じた時に、車高が小刻みに変化する
毎に圧縮エアーの供給及び排気を繰り返したのでは圧縮
エアーの無駄使いとなるが、オリフィス69をエアー通
路系に設けることにより、圧縮エアーの急激な流動が抑
制されて緩慢な流動となり、従って、圧縮エアーの無駄
使いを極力抑えることができる。
【0054】次に、車両への乗員の乗降動作を容易に行
い得るように、車高を通常走行時の高さからそれよりも
低くする場合に付き述べる。
い得るように、車高を通常走行時の高さからそれよりも
低くする場合に付き述べる。
【0055】この場合には、乗員が切換スイッチ22を
手動操作にてH端子側からL端子側に切換える。これに
応じて、バルブ制御回路23から第1〜第3の電磁バル
ブ13,14,15に所定の制御信号が供給され、第1
及び第2の電磁バルブ13,14が閉状態(排気状態)
から開状態(吸気状態)に切換えられると共に、第3の
電磁バルブ15が開状態(圧縮エアー供給状態)から閉
状態(排気状態)に切換えられる。
手動操作にてH端子側からL端子側に切換える。これに
応じて、バルブ制御回路23から第1〜第3の電磁バル
ブ13,14,15に所定の制御信号が供給され、第1
及び第2の電磁バルブ13,14が閉状態(排気状態)
から開状態(吸気状態)に切換えられると共に、第3の
電磁バルブ15が開状態(圧縮エアー供給状態)から閉
状態(排気状態)に切換えられる。
【0056】そのため、供給タンク7からの圧縮エアー
が第1及び第2の電磁バルブ13,14を介して流量切
換バルブ5のオリフィスポート75及びレベリングバル
ブ4のスイッチポート72にそれぞれ供給される。その
結果、圧縮エアーが摺動部材65のピストン62に作用
するため、この摺動部材65は圧縮コイルバネ67の附
勢力に抗して図2において矢印B´方向に押圧移動され
る。これにより、弁体64と弁座部68との間の圧着状
態が解除され、基体56の左端室66と中央孔61aと
が互いに連通状態となる。なお、この際、前記スイッチ
ユニット77の摺動体76及び検知ピン78は前記引き
込み位置から突出位置に往動され、検知ピン78の先端
部78aが突設部材80の回動経路上の位置に配置され
る。
が第1及び第2の電磁バルブ13,14を介して流量切
換バルブ5のオリフィスポート75及びレベリングバル
ブ4のスイッチポート72にそれぞれ供給される。その
結果、圧縮エアーが摺動部材65のピストン62に作用
するため、この摺動部材65は圧縮コイルバネ67の附
勢力に抗して図2において矢印B´方向に押圧移動され
る。これにより、弁体64と弁座部68との間の圧着状
態が解除され、基体56の左端室66と中央孔61aと
が互いに連通状態となる。なお、この際、前記スイッチ
ユニット77の摺動体76及び検知ピン78は前記引き
込み位置から突出位置に往動され、検知ピン78の先端
部78aが突設部材80の回動経路上の位置に配置され
る。
【0057】一方、切換スイッチ22がH端子側からL
端子側に切換えられて第3の電磁バルブ15が排気状態
に切換えられるのに伴い、コントロールシリンダ21内
の圧縮エアーが前記第3の電磁バルブ15を介して排気
される。そのため、コントロールシリンダ21の摺動部
材86が圧縮コイルバネ90の附勢力によって図6にお
いて矢印D方向に復動され、嵌着部材91に圧着係合さ
れて最短状態に短縮される。かくして、車高検出レバー
16の先端16aが図5において矢印A´方向に下降さ
れ、車高検出レバー16が水平面に対して大きく傾斜し
た状態となる。
端子側に切換えられて第3の電磁バルブ15が排気状態
に切換えられるのに伴い、コントロールシリンダ21内
の圧縮エアーが前記第3の電磁バルブ15を介して排気
される。そのため、コントロールシリンダ21の摺動部
材86が圧縮コイルバネ90の附勢力によって図6にお
いて矢印D方向に復動され、嵌着部材91に圧着係合さ
れて最短状態に短縮される。かくして、車高検出レバー
16の先端16aが図5において矢印A´方向に下降さ
れ、車高検出レバー16が水平面に対して大きく傾斜し
た状態となる。
【0058】この際、回転部材51の押圧部52bが被
押圧棒46に当接してこれを押圧するため、圧着板47
が圧縮コイルバネ44の附勢力に抗して移動され、レベ
リングバルブ4の貫通孔45が開弁状態となされる。
押圧棒46に当接してこれを押圧するため、圧着板47
が圧縮コイルバネ44の附勢力に抗して移動され、レベ
リングバルブ4の貫通孔45が開弁状態となされる。
【0059】このような状態の下では、レベリングバル
ブ4の連通路28と流量切換バルブ5の給排気口70と
は、相対的に大径の中央孔61a及び小径のオリフィス
69を介して互いに連通することとなる。従って、エア
ースプリング9内の圧縮エアーは大径の中央孔61a及
び小径のオリフィス69の両方の通路を通ってさらに貫
通孔45及び排気口59を順次介して外部に排出され、
エアースプリング9の高さひいては車高が低くなるよう
に調整される。
ブ4の連通路28と流量切換バルブ5の給排気口70と
は、相対的に大径の中央孔61a及び小径のオリフィス
69を介して互いに連通することとなる。従って、エア
ースプリング9内の圧縮エアーは大径の中央孔61a及
び小径のオリフィス69の両方の通路を通ってさらに貫
通孔45及び排気口59を順次介して外部に排出され、
エアースプリング9の高さひいては車高が低くなるよう
に調整される。
【0060】車高が徐々に低くなると、これに伴って車
高検出レバー16の基端16bが下方に移動されるた
め、車高検出レバー16は徐々に水平状態に近づく。そ
して、車高検出レバー16が低位置においてほぼ水平状
態になるのに伴い、前記突起部材80が検知ピン78に
係合してこれを押圧するため、スイッチユニット77が
ON状態に切換えられ、それに基づき車高が所定の低い
車高になった旨の信号が制御回路23に入力される。こ
れにより、制御回路23から第1及び第2の電磁バルブ
13,14に排気信号が送られて第1〜第3の電磁バル
ブ13〜15の全てが排気状態に切換えられ、検知ピン
78が引込み位置に配置されると共に、レベリングバル
ブ4の圧縮エアー通路はオリフィス69のみを介する小
通路となる。
高検出レバー16の基端16bが下方に移動されるた
め、車高検出レバー16は徐々に水平状態に近づく。そ
して、車高検出レバー16が低位置においてほぼ水平状
態になるのに伴い、前記突起部材80が検知ピン78に
係合してこれを押圧するため、スイッチユニット77が
ON状態に切換えられ、それに基づき車高が所定の低い
車高になった旨の信号が制御回路23に入力される。こ
れにより、制御回路23から第1及び第2の電磁バルブ
13,14に排気信号が送られて第1〜第3の電磁バル
ブ13〜15の全てが排気状態に切換えられ、検知ピン
78が引込み位置に配置されると共に、レベリングバル
ブ4の圧縮エアー通路はオリフィス69のみを介する小
通路となる。
【0061】これとほぼ同時に、車高検出レバー16が
ほぼ水平状態になるのに伴って回転軸50が図2におい
て矢印A方向に回転され、レベリングバルブ4の押圧ブ
52bが被押圧棒46から離れるため、貫通孔45は圧
着板47にて再び閉塞される。そのため、エアースプリ
ング9内の圧縮エアーの排出は停止され、車高が低くな
された状態となる。
ほぼ水平状態になるのに伴って回転軸50が図2におい
て矢印A方向に回転され、レベリングバルブ4の押圧ブ
52bが被押圧棒46から離れるため、貫通孔45は圧
着板47にて再び閉塞される。そのため、エアースプリ
ング9内の圧縮エアーの排出は停止され、車高が低くな
された状態となる。
【0062】次に、上述のような低い車高状態の下で乗
員の昇降を行った後に走行開始する時、車高を再び高い
位置に上昇させるべく切換スイッチ22をL端子側から
H端子側に切換えた場合について述べると、以下の通り
である。
員の昇降を行った後に走行開始する時、車高を再び高い
位置に上昇させるべく切換スイッチ22をL端子側から
H端子側に切換えた場合について述べると、以下の通り
である。
【0063】切換スイッチ22をH端子側に切換える
と、これに応じて制御回路23から第1〜第3の電磁バ
ルブ13,14,15に所定の制御信号がそれぞれ供給
され、これらの電磁バルブ13,14,15は全て吸気
状態若しくは圧縮エアー供給状態に設定される。
と、これに応じて制御回路23から第1〜第3の電磁バ
ルブ13,14,15に所定の制御信号がそれぞれ供給
され、これらの電磁バルブ13,14,15は全て吸気
状態若しくは圧縮エアー供給状態に設定される。
【0064】これに伴い、供給タンク7からの圧縮エア
ーが第3の電磁バルブ15を介してコントロールシリン
ダ21のシリンダポート92に供給されるため、このコ
ントロールシリンダ21は急激に伸張される。この際、
コントロールシリンダ21の上部のジョイント96は車
軸11に対して上方に移動され、車高検出レバー16の
先端は16aはその基端6bを中心に図5において矢印
A方向に回動される。そして、コントロールシリンダ2
1が最長状態になった時点で、車高検出レバー16は回
転軸50を中心に矢印A方向に強制的に回動されて水平
面に対して所定の傾きを持った傾斜状態となる。その結
果、レベリングバルブ4の回動部材51の押圧部52a
が被押圧棒29に当接してこれを押圧するため、貫通孔
38が開放状態となる。
ーが第3の電磁バルブ15を介してコントロールシリン
ダ21のシリンダポート92に供給されるため、このコ
ントロールシリンダ21は急激に伸張される。この際、
コントロールシリンダ21の上部のジョイント96は車
軸11に対して上方に移動され、車高検出レバー16の
先端は16aはその基端6bを中心に図5において矢印
A方向に回動される。そして、コントロールシリンダ2
1が最長状態になった時点で、車高検出レバー16は回
転軸50を中心に矢印A方向に強制的に回動されて水平
面に対して所定の傾きを持った傾斜状態となる。その結
果、レベリングバルブ4の回動部材51の押圧部52a
が被押圧棒29に当接してこれを押圧するため、貫通孔
38が開放状態となる。
【0065】またこの時、供給タンク7からの圧縮エア
ーが、第1の電磁バルブ13を介して流量切換バルブ5
のオリフィスポート75に供給されると共に、第2の電
磁バルブ14を介してスイッチユニット77のスイッチ
ポート72に供給される。そのため、圧縮エアーの作用
により、流量切換バルブ5のピストン62及び弁体64
が圧縮コイルバネ67の附勢力に抗して往動されて中央
孔61aが開弁状態となると共に、スイッチユニット7
7の摺動体76が圧縮コイルバネ82の附勢力に抗して
図3において矢印C´方向に押圧移動されて突出位置に
配置される。なお、この際、検知ピンの先端部78aが
突設部材80の回動軌跡(移動経路)内に配置される
が、この先端部78aは前記突設部材80に当接しない
位置に配置される。
ーが、第1の電磁バルブ13を介して流量切換バルブ5
のオリフィスポート75に供給されると共に、第2の電
磁バルブ14を介してスイッチユニット77のスイッチ
ポート72に供給される。そのため、圧縮エアーの作用
により、流量切換バルブ5のピストン62及び弁体64
が圧縮コイルバネ67の附勢力に抗して往動されて中央
孔61aが開弁状態となると共に、スイッチユニット7
7の摺動体76が圧縮コイルバネ82の附勢力に抗して
図3において矢印C´方向に押圧移動されて突出位置に
配置される。なお、この際、検知ピンの先端部78aが
突設部材80の回動軌跡(移動経路)内に配置される
が、この先端部78aは前記突設部材80に当接しない
位置に配置される。
【0066】かくして、供給タンク7の圧縮エアーはレ
ベリングバルブ4の貫通孔31a,38を通って、中央
孔61a及びオリフィス69を介してエアースプリング
9に供給され、これにより車体フレーム10が上昇され
る。この際、エアースプリング9への圧縮エアーの供給
は上述の如く中央孔61a及びオリフィス69から成る
大通路を介してなされるため、上昇開始時点Oから所定
時間経過後の時点Pまでの時間T1 (図11参照)は従
来の場合と同様の作用にて車高が比較的急速に上昇され
ることとなる(図11の実線αで示す特性参照)。そし
て、車高が高くなるにつれて、車高検出レバー16が水
平状態に近づいてゆく。
ベリングバルブ4の貫通孔31a,38を通って、中央
孔61a及びオリフィス69を介してエアースプリング
9に供給され、これにより車体フレーム10が上昇され
る。この際、エアースプリング9への圧縮エアーの供給
は上述の如く中央孔61a及びオリフィス69から成る
大通路を介してなされるため、上昇開始時点Oから所定
時間経過後の時点Pまでの時間T1 (図11参照)は従
来の場合と同様の作用にて車高が比較的急速に上昇され
ることとなる(図11の実線αで示す特性参照)。そし
て、車高が高くなるにつれて、車高検出レバー16が水
平状態に近づいてゆく。
【0067】また、車高検出レバー16が水平状態に近
づいて所定の水平位置に復動する直前には、検出ピン7
8の先端部78aが突設部材80の傾斜面80aに係合
し、次いで、車高検出レバー16がさらに回動すると、
前記先端部78aが前記傾斜面80aにて押圧され図3
において矢印C方向に移動され、最終的には突設部材8
0の頂面80b上に乗り上がる。これにより、スイッチ
ユニット77の作動子77aが検知ピン78の他端部7
8bによって押圧されてON状態に切換えられ、その旨
の信号がスイッチユニット77のリード線99を介して
バルブ制御回路23に供給される。
づいて所定の水平位置に復動する直前には、検出ピン7
8の先端部78aが突設部材80の傾斜面80aに係合
し、次いで、車高検出レバー16がさらに回動すると、
前記先端部78aが前記傾斜面80aにて押圧され図3
において矢印C方向に移動され、最終的には突設部材8
0の頂面80b上に乗り上がる。これにより、スイッチ
ユニット77の作動子77aが検知ピン78の他端部7
8bによって押圧されてON状態に切換えられ、その旨
の信号がスイッチユニット77のリード線99を介して
バルブ制御回路23に供給される。
【0068】これに基づいて、第1の電磁バルブ13が
排気状態に切換えられる(図11において点Pで示す時
点)。この場合、流量切換バルブ5のピストン62及び
弁体64は圧縮コイルバネ67の附勢力によって図2に
示す如き位置に復動されることとなるが、本例において
は第1の電磁バルブ13の通路108の排気側部分に絞
り部120を設けるようにしたので、その復動動作は第
1の電磁バルブ13の排気状態への切換え後に直ちに行
われず、ある程度長い時間T3 (図11参照)のタイム
ラグを置いた後に速動する。
排気状態に切換えられる(図11において点Pで示す時
点)。この場合、流量切換バルブ5のピストン62及び
弁体64は圧縮コイルバネ67の附勢力によって図2に
示す如き位置に復動されることとなるが、本例において
は第1の電磁バルブ13の通路108の排気側部分に絞
り部120を設けるようにしたので、その復動動作は第
1の電磁バルブ13の排気状態への切換え後に直ちに行
われず、ある程度長い時間T3 (図11参照)のタイム
ラグを置いた後に速動する。
【0069】すなわち、車高検出レバー16が所定の水
平状態になる直前(車高が所定の高さになる直前)の切
換時点Pにおいて、第1の電磁バルブ13のソレノイド
130への通電が遮断されて排気弁111が弁座115
から離れ、排気通路が開弁状態になっても、レベリング
バルブ4のオリフィスポート75、並びに、第1の電磁
バルブ13の出口ポート103及び通路108,109
の内部の圧縮エアーは前記絞り部120を介して流れる
ため、排気ポート104から排出される圧縮エアーの時
間当たりの流量は少なく抑制される。そのため、前記切
換時点P以後の時間T3 にわたって流量切換バルブ5の
ピストン62及び弁体64の復動が妨げられ、弁体64
にて中央孔61aが閉弁されるまでに時間を要すること
となる。
平状態になる直前(車高が所定の高さになる直前)の切
換時点Pにおいて、第1の電磁バルブ13のソレノイド
130への通電が遮断されて排気弁111が弁座115
から離れ、排気通路が開弁状態になっても、レベリング
バルブ4のオリフィスポート75、並びに、第1の電磁
バルブ13の出口ポート103及び通路108,109
の内部の圧縮エアーは前記絞り部120を介して流れる
ため、排気ポート104から排出される圧縮エアーの時
間当たりの流量は少なく抑制される。そのため、前記切
換時点P以後の時間T3 にわたって流量切換バルブ5の
ピストン62及び弁体64の復動が妨げられ、弁体64
にて中央孔61aが閉弁されるまでに時間を要すること
となる。
【0070】その結果、前記切換時点Pの以後において
も、前記中央孔61aが開弁状態の下に置かれ、ひいて
は、レベリングバルブ4からエアースプリング9への圧
縮エアーの供給は前記中央孔61a及びオリフィス69
の双方から成る大通路を介して行われる状態が実質的に
維持され、レベリングバルブ4の圧縮エアー通路が大通
路から小通路に切換えられる際のタイミングが遅延され
る。従って、前記切換時点Pの以後には、図11におい
て実線γで示すように比較的短時間の時間T4(但しT
4 <T3 )において、前記時間T1 と同じ速い速度で車
体の上昇動作がなされることとなる。
も、前記中央孔61aが開弁状態の下に置かれ、ひいて
は、レベリングバルブ4からエアースプリング9への圧
縮エアーの供給は前記中央孔61a及びオリフィス69
の双方から成る大通路を介して行われる状態が実質的に
維持され、レベリングバルブ4の圧縮エアー通路が大通
路から小通路に切換えられる際のタイミングが遅延され
る。従って、前記切換時点Pの以後には、図11におい
て実線γで示すように比較的短時間の時間T4(但しT
4 <T3 )において、前記時間T1 と同じ速い速度で車
体の上昇動作がなされることとなる。
【0071】このようにして、車高が所定の高さ位置h
(図11参照)になった後には、常に車高を所定の高さ
hに保持するような既述の如き通常のレベリング動作が
自動的になされる。
(図11参照)になった後には、常に車高を所定の高さ
hに保持するような既述の如き通常のレベリング動作が
自動的になされる。
【0072】このような本実施例の車高調整装置によれ
ば、従来のエアーサスペンションシステムを基本とし、
これに構成簡単な電気・エアー制御系を付加するだけ
で、車高を2段階、すなわち定常走行に適した高位置と
乗降に便利な低位置とに切換えることができる。
ば、従来のエアーサスペンションシステムを基本とし、
これに構成簡単な電気・エアー制御系を付加するだけ
で、車高を2段階、すなわち定常走行に適した高位置と
乗降に便利な低位置とに切換えることができる。
【0073】しかも、低位置から高位置への車高切換に
際しては、時間T1 においては、従来と同様に流量切換
バルブ5の大径の中央孔61a及び小径のオリフィス6
9から成る大通路を介して圧縮エアーをエアースプリン
グ9に供給することにより、車高の全高低差の大部分に
わたり車高を迅速に上昇でき、時間T1 後の短い時間T
4 には前記絞り部120の作用により前記大通路を確保
して車高の迅速な上昇を行わしめることができる。従っ
て、車高が低位置にある状態の下で乗員の昇降を完了し
た後に切換スイッチ22を操作することによって、車高
を通常走行に適する高さ位置にまで短時間(T1 +
T4 )のうちに迅速に上昇させることができ、従来の場
合に比べて時間T5 (図11参照)だけ時間短縮が可能
となる。
際しては、時間T1 においては、従来と同様に流量切換
バルブ5の大径の中央孔61a及び小径のオリフィス6
9から成る大通路を介して圧縮エアーをエアースプリン
グ9に供給することにより、車高の全高低差の大部分に
わたり車高を迅速に上昇でき、時間T1 後の短い時間T
4 には前記絞り部120の作用により前記大通路を確保
して車高の迅速な上昇を行わしめることができる。従っ
て、車高が低位置にある状態の下で乗員の昇降を完了し
た後に切換スイッチ22を操作することによって、車高
を通常走行に適する高さ位置にまで短時間(T1 +
T4 )のうちに迅速に上昇させることができ、従来の場
合に比べて時間T5 (図11参照)だけ時間短縮が可能
となる。
【0074】以上、本実施例の一実施例に付き述べた
が、本考案は既述の実施例に限定されるものではなく、
本考案の技術的思想に基いて各種の変形および変更が可
能である。例えば、既述の実施例では、第1,第2及び
第3の電磁バルブ13,14,15を別個に設けるよう
にしたが、第1及び第2の電磁バルブ13,14を1つ
の電磁バルブにて構成することも可能である。
が、本考案は既述の実施例に限定されるものではなく、
本考案の技術的思想に基いて各種の変形および変更が可
能である。例えば、既述の実施例では、第1,第2及び
第3の電磁バルブ13,14,15を別個に設けるよう
にしたが、第1及び第2の電磁バルブ13,14を1つ
の電磁バルブにて構成することも可能である。
【0075】また、第1の電磁バルブ13の排気通路に
設ける絞り部120は、図9に示すような構成に限ら
ず、図10に示すように、排気通路の一部をなす通路1
08のうち、排気側の部分にリング状部材140を嵌着
することにより、このリング状部材130と連結ロッド
112との間を絞り部120´とするようにしてもよ
い。
設ける絞り部120は、図9に示すような構成に限ら
ず、図10に示すように、排気通路の一部をなす通路1
08のうち、排気側の部分にリング状部材140を嵌着
することにより、このリング状部材130と連結ロッド
112との間を絞り部120´とするようにしてもよ
い。
【0076】さらに、既述の実施例では、車高を低位置
から高位置にするために切換スイッチ22をL端子側か
らH端子側に切換えた際に、第1の電磁バルブ13の排
気通路に設けた絞り部120の作用により、切換時点P
から車高の高位置への上昇完了時点Qまでの間にわたり
第1の電磁バルブ13を吸気状態に維持してレベリング
バルブ4内の圧縮エアー通路を大通路の状態のままに保
持するようにしているが、前記絞り部120の通路面積
を適宜に設定することにより、前記切換時点Pから上昇
完了時点Qまでの間においてレベリングバルブ4の弁体
64を徐々に開弁位置から閉弁位置に作動させてレベリ
ングバルブ4の圧縮エアー通路を大通路から小通路に切
換える際のタイミングを遅延させるようにしてもよい。
この場合には、前記切換時点Pから上昇完了時点Qまで
の間における車高の上昇特性は、図11において二点鎖
線γ´で示す如くになる。
から高位置にするために切換スイッチ22をL端子側か
らH端子側に切換えた際に、第1の電磁バルブ13の排
気通路に設けた絞り部120の作用により、切換時点P
から車高の高位置への上昇完了時点Qまでの間にわたり
第1の電磁バルブ13を吸気状態に維持してレベリング
バルブ4内の圧縮エアー通路を大通路の状態のままに保
持するようにしているが、前記絞り部120の通路面積
を適宜に設定することにより、前記切換時点Pから上昇
完了時点Qまでの間においてレベリングバルブ4の弁体
64を徐々に開弁位置から閉弁位置に作動させてレベリ
ングバルブ4の圧縮エアー通路を大通路から小通路に切
換える際のタイミングを遅延させるようにしてもよい。
この場合には、前記切換時点Pから上昇完了時点Qまで
の間における車高の上昇特性は、図11において二点鎖
線γ´で示す如くになる。
【0077】以上の如く、本考案は、圧縮エアー供給タ
ンクからの圧縮エアーを流量切換バルブに給排する電磁
バルブの排気通路に絞り部を設け、この排気通路の絞り
部を通して流量切換バルブ内の圧縮エアーを排出させる
ことにより、圧縮エアーの排出を遅らせて、圧縮エアー
通路の大通路から小通路への切換えを遅延させるように
したものであるから、乗員の乗降に適する低い車高位置
より通常走行に適する高い車高位置に切換えた場合に、
所定の高い車高位置になる前の時点から車高上昇完了時
点までの時間における車高上昇速度を従来の場合に比べ
てより速くすることができる。従って、本考案に係る車
高調整装置によれば、車高が低位置にある状態から所定
の高位置にまで上昇させるのに要する時間の短縮化が可
能で、操作性の向上を図ることができる。
ンクからの圧縮エアーを流量切換バルブに給排する電磁
バルブの排気通路に絞り部を設け、この排気通路の絞り
部を通して流量切換バルブ内の圧縮エアーを排出させる
ことにより、圧縮エアーの排出を遅らせて、圧縮エアー
通路の大通路から小通路への切換えを遅延させるように
したものであるから、乗員の乗降に適する低い車高位置
より通常走行に適する高い車高位置に切換えた場合に、
所定の高い車高位置になる前の時点から車高上昇完了時
点までの時間における車高上昇速度を従来の場合に比べ
てより速くすることができる。従って、本考案に係る車
高調整装置によれば、車高が低位置にある状態から所定
の高位置にまで上昇させるのに要する時間の短縮化が可
能で、操作性の向上を図ることができる。
【0078】しかも、このような実用的な作用効果を奏
し得るものでありながら、既存の装置においてレベリン
グバルブの圧縮エアー通路切換用の電磁バルブの構成に
極めて簡単な設設計変更(電磁バルブの排気通路に絞り
部を設けるだけの簡単な変更)で済むため、特別な構成
部品を必要とせず、低廉であるという利点がある。
し得るものでありながら、既存の装置においてレベリン
グバルブの圧縮エアー通路切換用の電磁バルブの構成に
極めて簡単な設設計変更(電磁バルブの排気通路に絞り
部を設けるだけの簡単な変更)で済むため、特別な構成
部品を必要とせず、低廉であるという利点がある。
【図1】本考案に係る車高調整装置の構成図である。
【図2】レベリングバルブと流量切換バルブとから成る
バルブアッセンブリの断面図である。
バルブアッセンブリの断面図である。
【図3】レベリングバルブに組み込まれたスイッチユニ
ットと車高検知レバーとを示す断面図である。
ットと車高検知レバーとを示す断面図である。
【図4】車高検出レバーに設けられた突設部材の側面図
である。
である。
【図5】バルブアッセンブリ及びコントロールシリンダ
の取付状態を示す側面図である。
の取付状態を示す側面図である。
【図6】コントロールシリンダの断面図である。
【図7】第1の電磁バルブの断面図である。
【図8】第1の電磁バルブの底面図である。
【図9】第1の電磁バルブの排気通路に設けられた絞り
部を示す拡大断面図である。
部を示す拡大断面図である。
【図10】絞り部の変形例を示す図9と同様の拡大断面
図である。
図である。
【図11】車高が低位置から高位置に上昇される際の車
高位置と時間との関係を示す特性図である。
高位置と時間との関係を示す特性図である。
1 車高調整装置 4 レベリングバルブ 5 流量切換バルブ 7 圧縮エアー供給タンク 9 エアースプリング 10 車体フレーム 11 車軸 13 第1の電磁バルブ 14 第2の電磁バルブ 15 第3の電磁バルブ 16 車高検出レバー 21 コントロールシリンダ 22 切換スイッチ 23 バルブ制御回路 61a 大径のエアー通路 64 弁体 69 小径のオリフィス 102 入口ポート 103 出口ポート 104 排気ポート 120,120′ 絞り部
Claims (1)
- 【請求項1】(a) 圧縮エアー供給タンクと、(b) 車体フレームと車輪との間に配設されるエアー
スプリングと、(c) 前記車体フレームと車輪との間の高さに応じ
て、前記エアースプリング への前記圧縮エアー供給タン
クの圧縮エアーの給排を行うレベリングバル ブと、 (d) 前記エアースプリングとレベリングバルブとを
接続する圧縮エアー通路 に配設され、前記圧縮エアー通
路における流通圧縮エアーの流量が大きい 大通路と流通
圧縮エアーの流量が小さい小通路とに選択的に切換えを
行う 流量切換バルブと、 (e) 前記流量切換バルブを前記圧縮エアー供給タン
クの圧縮エアーの給排に より作動させるために、前記流
量切換バルブへの圧縮エアーの給排制御を 行う電磁バル
ブと、 をそれぞれ具備する車高調整装置において、前記電磁バルブを介して前記流量切換バルブに供給され
た圧縮エアーを排出する前記電磁バルブの排気通路に絞
り部を設け、前記排気通路の絞り部を通して前記流量切
換バルブ内の圧縮エアーを排出させることにより、前記
圧縮エアーの排出を遅らせて、前記圧縮エアー通路の大
通路から小通路への切換えを遅延させる ようにしたこと
を特徴とする車高調整装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993030704U JP2600667Y2 (ja) | 1993-06-08 | 1993-06-08 | 車高調整装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993030704U JP2600667Y2 (ja) | 1993-06-08 | 1993-06-08 | 車高調整装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0687010U JPH0687010U (ja) | 1994-12-20 |
JP2600667Y2 true JP2600667Y2 (ja) | 1999-10-18 |
Family
ID=12311047
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993030704U Expired - Lifetime JP2600667Y2 (ja) | 1993-06-08 | 1993-06-08 | 車高調整装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2600667Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006062402A (ja) * | 2004-08-24 | 2006-03-09 | Aisin Seiki Co Ltd | 車高調整装置 |
-
1993
- 1993-06-08 JP JP1993030704U patent/JP2600667Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0687010U (ja) | 1994-12-20 |
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