JP2600410Y2 - 空調用熱交換器 - Google Patents
空調用熱交換器Info
- Publication number
- JP2600410Y2 JP2600410Y2 JP1993063605U JP6360593U JP2600410Y2 JP 2600410 Y2 JP2600410 Y2 JP 2600410Y2 JP 1993063605 U JP1993063605 U JP 1993063605U JP 6360593 U JP6360593 U JP 6360593U JP 2600410 Y2 JP2600410 Y2 JP 2600410Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tube
- louver
- parallel
- heat exchanger
- plate fin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)
- Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、空調用熱交換器のエバ
ポレータに関し、そのフィン表面に付着する凝縮水の排
除を円滑に行うものに関する。
ポレータに関し、そのフィン表面に付着する凝縮水の排
除を円滑に行うものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の空調用熱交換器のエバポレータ
は、多数の細長いプレートフィンを並列し、夫々のプレ
ートフィンにチューブが貫通する。そして、そのチュー
ブは両端部がUベンド管で互いに接続され、全体が蛇行
状の冷媒流路を形成する。このチューブ内には気液二相
状態の冷媒が流通し、フィン及びチューブ外面側に空気
流が流通する。そして、その空気とチューブ内の冷媒と
の間に熱交換が行われるものである。このような空調用
熱交換器において、熱交換を促進させるためフィンにル
ーバを切り起こし形成し、空気流の流通方向にルーバの
開口を設けたものが提案されている。この開口は、プレ
ートフィンの長手方向に平行に切り起こし形成される。
は、多数の細長いプレートフィンを並列し、夫々のプレ
ートフィンにチューブが貫通する。そして、そのチュー
ブは両端部がUベンド管で互いに接続され、全体が蛇行
状の冷媒流路を形成する。このチューブ内には気液二相
状態の冷媒が流通し、フィン及びチューブ外面側に空気
流が流通する。そして、その空気とチューブ内の冷媒と
の間に熱交換が行われるものである。このような空調用
熱交換器において、熱交換を促進させるためフィンにル
ーバを切り起こし形成し、空気流の流通方向にルーバの
開口を設けたものが提案されている。この開口は、プレ
ートフィンの長手方向に平行に切り起こし形成される。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】このような空調用熱交
換器は、重力方向に平行であるため、凝縮水がその開口
部の縁部に捕捉されフィン表面の水膜が厚くなり、熱交
換を阻害する欠点があることが判った。それと共に、ル
ーバの開口に目詰まりが生じ易く、その場合には空気側
の流通抵抗を大きくする欠点があった。
換器は、重力方向に平行であるため、凝縮水がその開口
部の縁部に捕捉されフィン表面の水膜が厚くなり、熱交
換を阻害する欠点があることが判った。それと共に、ル
ーバの開口に目詰まりが生じ易く、その場合には空気側
の流通抵抗を大きくする欠点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで本考案は以上の課
題を解決するため、次の構成をとる。本考案は、小隙を
有して多数並列された細長いプレートフィン1の長手方
向が重力方向に平行に位置され、そのプレートフィン1
のチューブ貫通孔2にチューブ3が貫通し、前記フィン
1の幅方向に平行に空気流4が流通すると共に、前記チ
ューブ3内に気液二相状態の冷媒が流通する空調用熱交
換器において、 そのプレートフィン1の全体が前記幅方
向へ波形に曲折され、 夫々の前記フィン1の前記長手方
向に隣り合う前記チューブ貫通孔2間で、ルーバ9が断
面山形に曲折形成され、その山形の頂部が、前記波形の
頂部または谷部の曲折方向と逆向きに切り起こされ、そ
のルーバ9の稜線5が前記長手方向に平行になると共
に、その稜線5方向の両端に山形の開口6が切り起こさ
れたことを特徴とする空調用熱交換器である。
題を解決するため、次の構成をとる。本考案は、小隙を
有して多数並列された細長いプレートフィン1の長手方
向が重力方向に平行に位置され、そのプレートフィン1
のチューブ貫通孔2にチューブ3が貫通し、前記フィン
1の幅方向に平行に空気流4が流通すると共に、前記チ
ューブ3内に気液二相状態の冷媒が流通する空調用熱交
換器において、 そのプレートフィン1の全体が前記幅方
向へ波形に曲折され、 夫々の前記フィン1の前記長手方
向に隣り合う前記チューブ貫通孔2間で、ルーバ9が断
面山形に曲折形成され、その山形の頂部が、前記波形の
頂部または谷部の曲折方向と逆向きに切り起こされ、そ
のルーバ9の稜線5が前記長手方向に平行になると共
に、その稜線5方向の両端に山形の開口6が切り起こさ
れたことを特徴とする空調用熱交換器である。
【0005】
【作用及び効果】従って、本考案のルーバはその稜線5
が重力方向に平行に位置されているため、凝縮水がその
稜線5に沿って円滑に流下すると共に、その上下両端の
開口6から凝縮水が出入りし下方に円滑に排除される。
しかも、そのルーバは山形の頂部が、フィン全体の波形
の曲折方向と逆向きに切り起こし形成されているため、
ルーバ9の両端に生ずる開口が大きくなり、凝縮水の流
下をより促進できる。それと共に、フィン全体の曲折と
ルーバの曲折方向とが逆向きであるため、全体として空
気流の攪拌をさらに促進し、熱交換を増大させる効果が
ある。又、空気流4の流通方向には開口が存在しないた
め、目詰まりが生じ難い。
が重力方向に平行に位置されているため、凝縮水がその
稜線5に沿って円滑に流下すると共に、その上下両端の
開口6から凝縮水が出入りし下方に円滑に排除される。
しかも、そのルーバは山形の頂部が、フィン全体の波形
の曲折方向と逆向きに切り起こし形成されているため、
ルーバ9の両端に生ずる開口が大きくなり、凝縮水の流
下をより促進できる。それと共に、フィン全体の曲折と
ルーバの曲折方向とが逆向きであるため、全体として空
気流の攪拌をさらに促進し、熱交換を増大させる効果が
ある。又、空気流4の流通方向には開口が存在しないた
め、目詰まりが生じ難い。
【0006】
【実施例】次に、図面に基づいて本考案の実施例につき
説明する。図1は、本考案の空調用熱交換器の要部斜視
図である。この実施例の空調用熱交換器は、季節により
エバポレータとして使用したり、コンデンサーとして使
用したりするヒートポンプ型の熱交換器である。そして
多数のプレートフィン1が並列され、夫々が重力方向に
平行に配置されている。プレートフィン1にはその長手
方向に定間隔にチューブ貫通孔2が穿設されると共に、
各チューブ貫通孔2,2間に夫々ルーバ9が曲折して切
り起こし形成されている。このルーバ9は、プレートフ
ィン1の幅方向の横断面が鈍角となる三角形状の山形を
なし、その稜線5がプレートフィン1の長手方向に平行
に位置されている。そして、ルーバ9の上下両端に開口
6が形成されている。夫々のチューブ3は、その両端部
で図示しないUベンドチューブにより連結され、全体と
して蛇行状の冷媒流路を形成する。そして、内部に気液
二相状態の冷媒又は加熱された気相状態の冷媒が流通す
る。それと共に、プレートフィン1の幅方向に空気流4
が流通する。
説明する。図1は、本考案の空調用熱交換器の要部斜視
図である。この実施例の空調用熱交換器は、季節により
エバポレータとして使用したり、コンデンサーとして使
用したりするヒートポンプ型の熱交換器である。そして
多数のプレートフィン1が並列され、夫々が重力方向に
平行に配置されている。プレートフィン1にはその長手
方向に定間隔にチューブ貫通孔2が穿設されると共に、
各チューブ貫通孔2,2間に夫々ルーバ9が曲折して切
り起こし形成されている。このルーバ9は、プレートフ
ィン1の幅方向の横断面が鈍角となる三角形状の山形を
なし、その稜線5がプレートフィン1の長手方向に平行
に位置されている。そして、ルーバ9の上下両端に開口
6が形成されている。夫々のチューブ3は、その両端部
で図示しないUベンドチューブにより連結され、全体と
して蛇行状の冷媒流路を形成する。そして、内部に気液
二相状態の冷媒又は加熱された気相状態の冷媒が流通す
る。それと共に、プレートフィン1の幅方向に空気流4
が流通する。
【0007】特に冷媒が気液二相状態でチューブ3内を
流通する場合には、本空調用熱交換器はエバポレータと
して使用される。このとき、チューブ3及びプレートフ
ィン1表面には凝縮水7が付着し、それが次第に成長し
てプレートフィン1の表面上を下方に流下する。そし
て、上側の開口6内に流入した凝縮水7は、その稜線5
に沿って円滑に下方に移動し、下側の開口6からプレー
トフィン1の表面上をさらに流下する。又、空気流4は
プレートフィン1の平坦面及びルーバ9の山形面に沿っ
て流通し攪拌される。次に、図2及び図3は本考案の空
調用熱交換器のプレートフィン1の第二実施例の要部を
示し、図3はその III− III矢視図である。この実施例
は、チューブ貫通孔2の孔縁部が立ち上げられてバーリ
ング部8を構成し、その縁部が鍔状に形成されている。
それと共に、プレートフィン1の表面は全体として幅方
向に緩い三角波状に曲折形成され、そのチューブ貫通孔
2,2間において谷部にルーバ9が切り起こし形成され
ている。このルーバ9の上下両端には、開口6が形成さ
れている。なお、符号10はプレートフィン1の中心と縁
部との間に形成された谷折線、符号11はプレートフィン
1の中心線上に形成された山折線である。
流通する場合には、本空調用熱交換器はエバポレータと
して使用される。このとき、チューブ3及びプレートフ
ィン1表面には凝縮水7が付着し、それが次第に成長し
てプレートフィン1の表面上を下方に流下する。そし
て、上側の開口6内に流入した凝縮水7は、その稜線5
に沿って円滑に下方に移動し、下側の開口6からプレー
トフィン1の表面上をさらに流下する。又、空気流4は
プレートフィン1の平坦面及びルーバ9の山形面に沿っ
て流通し攪拌される。次に、図2及び図3は本考案の空
調用熱交換器のプレートフィン1の第二実施例の要部を
示し、図3はその III− III矢視図である。この実施例
は、チューブ貫通孔2の孔縁部が立ち上げられてバーリ
ング部8を構成し、その縁部が鍔状に形成されている。
それと共に、プレートフィン1の表面は全体として幅方
向に緩い三角波状に曲折形成され、そのチューブ貫通孔
2,2間において谷部にルーバ9が切り起こし形成され
ている。このルーバ9の上下両端には、開口6が形成さ
れている。なお、符号10はプレートフィン1の中心と縁
部との間に形成された谷折線、符号11はプレートフィン
1の中心線上に形成された山折線である。
【0008】次に、図4及び図5は本考案の第三実施例
の熱交換器の要部平面図及び横断面図である。この実施
例が前記第二実施例と異なる点は、チューブ3,3間の
中央位置に一つのみのルーバ9がその山折線11上におい
てその下面側に切り起こし形成されている点である。さ
らに、図6及び図7は本考案の第四実施例であり、この
実施例ではプレートフィン1の谷折線10上においてルー
バ9が表面側に山形に切り起こされ、山折線11上では裏
面側に山形に切り起こされており、一対のチューブ3,
3間に三つのルーバ9,9aが曲折形成されたものであ
る。
の熱交換器の要部平面図及び横断面図である。この実施
例が前記第二実施例と異なる点は、チューブ3,3間の
中央位置に一つのみのルーバ9がその山折線11上におい
てその下面側に切り起こし形成されている点である。さ
らに、図6及び図7は本考案の第四実施例であり、この
実施例ではプレートフィン1の谷折線10上においてルー
バ9が表面側に山形に切り起こされ、山折線11上では裏
面側に山形に切り起こされており、一対のチューブ3,
3間に三つのルーバ9,9aが曲折形成されたものであ
る。
【図1】本考案の空調用熱交換器の要部斜視図。
【図2】同第二実施例のプレートフィンの要部。
【図3】図2の III− III横断面図。
【図4】本考案の空調用熱交換器の第三実施例のプレー
トフィンの要部。
トフィンの要部。
【図5】図4のV−V断面図。
【図6】本考案の空調用熱交換器の第四実施例のプレー
トフィンの要部。
トフィンの要部。
【図7】図6のA−A断面図。
1 プレートフィン 2 チューブ貫通孔 3 チューブ 4 空気流 5 稜線 6 開口 7 凝縮水 8 バーリング部 9 ルーバ 9a ルーバ 10 谷折線 11 山折線
Claims (1)
- 【請求項1】 小隙を有して多数並列された細長いプレ
ートフィン1の長手方向が重力方向に平行に位置され、
そのプレートフィン1のチューブ貫通孔2にチューブ3
が貫通し、前記フィン1の幅方向に平行に空気流4が流
通すると共に、前記チューブ3内に気液二相状態の冷媒
が流通する空調用熱交換器において、そのプレートフィン1の全体が前記幅方向へ波形に曲折
され、 夫々の前記フィン1の前記長手方向に隣り合う前記チュ
ーブ貫通孔2間で、ルーバ9が断面山形に曲折形成さ
れ、その山形の頂部が、前記波形の頂部または谷部の曲
折方向と逆向きに切り起こされ、そのルーバ9の稜線5
が前記長手方向に平行になると共に、その稜線5方向の
両端に山形の開口6が切り起こされたことを特徴とする
空調用熱交換器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993063605U JP2600410Y2 (ja) | 1993-11-01 | 1993-11-01 | 空調用熱交換器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993063605U JP2600410Y2 (ja) | 1993-11-01 | 1993-11-01 | 空調用熱交換器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0732376U JPH0732376U (ja) | 1995-06-16 |
JP2600410Y2 true JP2600410Y2 (ja) | 1999-10-12 |
Family
ID=13234092
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993063605U Expired - Lifetime JP2600410Y2 (ja) | 1993-11-01 | 1993-11-01 | 空調用熱交換器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2600410Y2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4524253B2 (ja) * | 2003-07-28 | 2010-08-11 | パナソニック株式会社 | 空気調和機 |
JP2008249168A (ja) * | 2007-03-29 | 2008-10-16 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 熱交換器 |
CN104246408B (zh) * | 2012-04-23 | 2016-06-15 | 松下知识产权经营株式会社 | 翅片管热交换器 |
WO2013160950A1 (ja) | 2012-04-26 | 2013-10-31 | 三菱電機株式会社 | 熱交換器、及び空気調和機 |
JP5815128B2 (ja) * | 2012-04-26 | 2015-11-17 | 三菱電機株式会社 | 熱交換器、及び空気調和機 |
-
1993
- 1993-11-01 JP JP1993063605U patent/JP2600410Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0732376U (ja) | 1995-06-16 |
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