JP2600386Y2 - 屋根材および屋根葺き構造 - Google Patents

屋根材および屋根葺き構造

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JP2600386Y2
JP2600386Y2 JP1991054758U JP5475891U JP2600386Y2 JP 2600386 Y2 JP2600386 Y2 JP 2600386Y2 JP 1991054758 U JP1991054758 U JP 1991054758U JP 5475891 U JP5475891 U JP 5475891U JP 2600386 Y2 JP2600386 Y2 JP 2600386Y2
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寿一 村田
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株式会社 村田製作所
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  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】 本考案は金属製の屋根材および
屋根葺き構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】 従来は図5に示すように金属板(1) を
折曲げて内側に桟嵌合溝(2)Aを形成した桟嵌合部(3)Aを
複数個並行に形成した長尺の屋根材(10)A が提供されて
いた。
【0003】 上記屋根材(10)A は屋根(11)A の下地
(4)A上面に取付けた複数個の桟(5)Aの夫々を桟嵌合溝
(2)Aの夫々に嵌合して釘(6)A等によって固定するもので
ある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】 上記屋根材(10)A は
長尺であり撓み易いので取扱かいにくく、また強度も小
さく更に該屋根材(10)A を取替える時は屋根(11)A の大
部分にわたってしまうと云う問題点があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】 本考案は上記従来の課
題を解決するための手段として、金属板(1) の一方の側
縁部を折曲げて内側に桟嵌合溝(2) を形成した断面略コ
の字形の桟嵌合部(3) とし、他方の側縁部を略直角に上
方に折曲げて側係止縁(34)とし、前縁部を下方に略直角
に折曲げて前係止縁(35)とし、後縁部を上方に略直角に
折曲げて後係止縁(36)とするとともに更に該後係止縁(3
6)の端部を後方に略直角に折曲げて折曲げ部(36A) を形
成し、 該折曲げ部(36A) と該側係止縁(34)との間には、
隣接する屋根材(10)の桟嵌 合部(3) の外側板部(31)の後
下端部を係合する係合溝(37)を形成した屋根材(10)を提
供するものであり、更に上記屋根材(10)の複数個を屋根
(11)の下地(4) 上に上下配設した屋根葺き構造におい
、各屋根材(10)の桟嵌合部(3)の桟嵌合溝(2) に該屋
根(11)の下地(4) 上面に平行に取付けた複数個の桟(5)
を夫々嵌合し、該桟嵌合部(3) の内側面から締結具(6)
によって該桟(5)に固定した構成であって、該屋根材(1
0)の側係止縁(34)は桟嵌合部(3) の桟嵌合溝(2) に嵌合
されている桟(5) に隣接する桟(5) に当接し、かくして
隣接する屋根材(10)の桟嵌合部(3) の桟嵌合溝(2) には
該桟(5) と共に上記屋根材(10)の側係止縁(34)が嵌合さ
れており、更に該屋根材(10)の前係止縁(35)は一段下の
屋根材(10)の後係止縁(36)に係合すると共に該屋根材(1
0)の桟嵌合部(3) の外側板部(31)の後下端部は該隣接
する屋根材(10)の後係止縁(36)の折曲げ部(36A) と該側
係止縁(34)との間の係合溝(37)に係合している屋根葺
構造を提供するものである。
【0006】
【作用】 本考案の屋根材(10)は前後方向で桟嵌合部
(3) と側係止縁(34)とにより補強され、左右方向で前係
止縁(35)と後係止縁(36)とにより補強され、前後左右の
撓みを阻止されている。そして各屋根材(10)は桟嵌合部
(3)の桟嵌合溝(2) に屋根(11)の下地(4) 上面に取付け
た複数個の桟(5) を夫々嵌合し、該桟嵌合部(3) の内側
板部(33)から締結具(6) によって固定することによって
屋根(11)に取付けられる。したがって締結部分から雨水
が屋根材(10)の内側に侵入するおそれはない。この際、
屋根材(10)の桟嵌合部(3) の桟嵌合溝(2) に嵌合されて
いる桟(5) に隣接する桟(5) に該屋根材(10)の側係止縁
(34)が当接し、かくして隣接する屋根材(10)の桟嵌合部
(3) の桟嵌合溝(2) には桟(5) とともに上記屋根材(10)
の側係止縁(34)が嵌合される。
【0007】 この際、該屋根材(10)の桟嵌合部(3) の
外側板部(31)の後下端部分は、該隣接する屋根材(10)の
後係止縁(36)の端部を後方に略直角 に折曲げて形成した
折曲げ部(36A) と側係止縁(34)との間の係合溝(37)に係
合し、かくして該屋根材(10)は仮止めされ、締結作業が
容易になる。そして前係止縁(35)は一段下の屋根材(3)
の後係止縁(36)の外側に係合する。このようにして該屋
根材(10)は前後左右方向で下地(4) 上に強固に固定され
るが、軒先側から該屋根材(10)が風雨に曝されても、該
屋根材(10)の前後係止縁(35),(36) は略直角に折曲げら
れているから、風雨は該前後係止縁(35),(36) に遮断さ
れて屋根材(10)の内側には侵入しない。また本考案の屋
根材(10)は雨水の流下や雪降ろし等に干渉するような構
造が存在しない。
【0008】
【実施例】 本考案を図1〜図4に示す一実施例によっ
て説明すれば、図に示す屋根材(10)はステンレススチー
ル、ブリキ等の金属板(1) の左側縁部を折曲げて内側に
桟嵌合溝(2) を形成し、外側板部(31)、上側板部(32)、
側板部(33)からなる断面略コの字形の桟嵌合部(3) と
し、右側縁部を上方に略直角に折曲げて側係止縁(34)と
し、前縁部両端に切目を入れた上で下方に略直角に折曲
げて前係止縁(35)とし、後縁部を切目を入れることなく
上方に略直角に折曲げて後係止縁(36)とするとともに該
後係止縁(36)の端部を後方 に略直角に折曲げて折曲げ部
(36A) を形成し、該折曲げ部(36A) と側係止縁(34)との
間には係合溝(37)を形成することにより製造される。上
記桟嵌合部(3) 、側係止縁(34)、前後係止縁(35),(36)
の形成は板金加工によってワンショットで行なうことが
出来る。
【0009】 上記本考案の屋根材(10)を屋根に取付け
るには先ず図2にしめすように上面に防水シート(42)を
張設した基板(41)と、該基板(41)上にネジ(44)によって
取付けられた取付金具(43)を介して横方向に並行に取付
けられた下地板(45)からなる下地(4) 上面にネジ(51)に
よって複数個の桟(5) を前後方向に並行に取付けてお
く。
【0010】 そしてその上から図3に示すように最前
列(軒先側)最左位置の屋根材(10)をかぶせ、該屋根材
(10)の桟嵌合部(3) の桟嵌合溝(2)に左側の桟(5) を嵌
合し、該桟嵌合部(3) の内側板部(33)側から締結具であ
るネジ(6) により固定し、更に図4に示すように該屋根
材(10)の前部をネジ(61)により下地板(45)に固定する。
この状態で該屋根材(10)の側係止縁(34)は右側の桟(5)
の左側側面に当接している。この際、屋根材(10)の前後
左右は桟嵌合部(3) 、側係止縁(34)、前後係止縁(35),
(36) によって補強され、前後左右の撓みを阻止されて
いるから、屋根材(10)の取付け作業は容易である。
【0011】 次いで該屋根材(10)の右隣りに別の屋根
材(10)をかぶせ、該屋根材(10)の桟嵌合部(3) の桟嵌合
溝(2) に桟(5) を左隣り屋根材(10)の側係止縁(34)と共
に嵌合し、該屋根材(10)の桟嵌合部(3) の外側板部(31)
の後下端部を、上記隣接する屋根材(10)の後係止縁(36)
の折曲げ部(36A) と側係止縁(34)との間の係合溝(37)に
係合することによって該屋根材(10)を仮止めしかつ取付
強度を向上させる。そして同様ネジ(6),(61)により該屋
根材(10)を固定するが、上記したように該屋根材(10)は
仮止め状態になっているので、該固定作業を容易に行な
うことが出来る。以下、順次右方向に最前列の屋根材(1
0)を取付けて行く。
【0012】 最前列の屋根材(10)を取付けたら二列目
の屋根材(10)を左から右へ同様に取付けて行くが、この
際、最前列の屋根材(10)の後係止縁(36)の外側へ二列目
の屋根材(10)の前係止縁(35)を係合する。以下同様三列
目、四列目と屋根材(10)を取付けて行く。このようにし
て屋根(11)に屋根材(10)が張設される。
【0013】 所定の屋根材(10)を取除きたい場合に
は、該屋根材(10)と右隣りの屋根材(10)および一つ後列
の屋根材(10)のネジ(6),(61)をはずし、右隣りの屋根材
(10)と一つ後列の屋根材(10)の該屋根材(10)に接してい
る側を持上げれば簡単に該屋根材(10)を取はずすことが
出来る。
【0014】
【考案の効果】 本考案の屋根材は前後左右の撓みを阻
止されているから、強度が大きくなり、そして屋根材を
屋根に葺く作業も容易になる。そして本考案の屋根材は
構造上板金加工によってワンショットで製造することが
可能である。また該屋根材を屋根に葺いた場合には大き
な取付強度が得られ、風雨に曝されてもめくれることも
なく、したがって雨水が屋根材の内側に侵入しないから
雨漏り等の不具合は解消され、また水はけがよく雪降ろ
しも容易である。
【図面の簡単な説明】
図1〜図4は本考案の一実施例を示すものである。
【図1】 斜視図
【図2】 下地側断面図
【図3】 屋根材張設状態正面図
【図4】 屋根材張設状態側断面図
【図5】 従来の説明図
【符号の説明】
1 金属板 2 桟嵌合溝 3 桟嵌合部 31 外側板部 34 側係止縁 35 前係止縁 36 後係止縁36A 折曲げ部 37 係合溝 4 下地 5 桟 6 ネジ(締結具) 10 屋根材 11 屋根

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】金属板の一方の側縁部を折曲げて内側に桟
    嵌合溝を形成した断面略コの字形の桟嵌合部とし、他方
    の側縁部を上方に略直角に折曲げて側係止縁とし、前縁
    部を下方に略直角に折曲げて前係止縁とし、後縁部を上
    方に略直角に折曲げて後係止縁とするとともに、更に
    後係止縁の端部を後方 に略直角に折曲げ折曲げ部を形成
    し、該折曲げ部と該側係止縁との間には、隣接する屋根
    材の桟嵌合部の外側板部の後下端部を係合する係合溝を
    形成したことを特徴とする屋根材
  2. 【請求項2】請求項1に記載の屋根材の複数個を屋根の
    下地上に上下配設した屋根葺き構造において、各屋根材
    の桟嵌合部の桟嵌合溝に該屋根の下地上面に平行に取付
    けた複数個の桟を夫々嵌合し、該桟嵌合部の内側面から
    締結具によって該桟に固定した構成であって、該屋根材
    の側係止縁は桟嵌合部の桟嵌合溝に嵌合されている桟に
    隣接する桟に当接し、かくして隣接する屋根材の桟嵌合
    部の桟嵌合溝には該桟と共に上記屋根材の側係止縁が嵌
    合されており、更に該屋根材の前係止縁は一段下の屋根
    材の後係止縁に係合すると共に該屋根材の桟嵌合部の外
    側板部の後下端部は該隣接する屋根材の後係止縁の折
    曲げ部と該側係止縁との間の係合溝に係合していること
    を特徴とする屋根葺構造
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