JP2599678B2 - 金属微粉末形成用蒸着箔 - Google Patents

金属微粉末形成用蒸着箔

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JP2599678B2
JP2599678B2 JP5041659A JP4165993A JP2599678B2 JP 2599678 B2 JP2599678 B2 JP 2599678B2 JP 5041659 A JP5041659 A JP 5041659A JP 4165993 A JP4165993 A JP 4165993A JP 2599678 B2 JP2599678 B2 JP 2599678B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金属粉末の製造に用い
蒸着箔に関し、特に優れた金属光沢の外観と立体感を
有した、塗料、インキ、転写材料を提供しうる金属微粉
末を与えることのできる金属微粉末形成用蒸着箔に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来から塗料、インキ等に金属光沢様の
外観を付与するための手段として、アルミニウム粉、ブ
ロンズ粉などの金属粉が添加されている。しかしこの場
合、金属粉自体その粒径が大きく、かつ平面性が乏しい
ため、金属光沢感は弱いものであった。金属光沢様の外
観を得るために、金属粉末の粒径を小さく、かつ平面状
であることが有効であり、かかる形状を形成せしめる方
法として、金属蒸着箔を用いる方法も知られている。例
えばベースフィルム上に樹脂層を介して金属蒸着層を設
け、必要に応じて金属蒸着層の上面に保護層として樹脂
層を塗布せしめた複合層構造を有する蒸着箔を、延伸処
理または屈曲処理あるいは機械的振動や粉砕手段によっ
て微粉末化させることがおこなわれている(実公昭52
−28574,実公昭53−21123)。これらは、
金属粉末としては偏平ないし平面状が得られる反面、平
面部に付着した樹脂層は完全に脱離しきれず、金属粉末
に固着付随するものが発生するので、十分な金属光沢を
発現できない問題があった。
【0003】偏平ないし平面上の金属粉末であって、平
面部分に上記樹脂を伴わない方法として、ベースフィル
ム上の樹脂成分に溶剤で溶解除去が可能なもの、あるい
はベースフィルムから剥離しやすくかつ溶剤で溶解除去
可能なものを用いその上に金属蒸着層を形成し、ベース
フィルムごと、またはベースフィルムから樹脂層と金属
蒸着層を一体的に剥離して溶剤中に浸漬し、樹脂層を溶
解除去し金属微粉末を得ることが知られている(特公昭
57−15166)。しかし、この場合は溶剤中に濡れ
た状態での粉砕処理なので、粉砕効率が十分でなく偏平
ないし平面状の粉末が得られるとはいえ、大きさの均一
な粉末を得ることは困難であった。その結果これを用い
た塗料、インキの金属光沢にはムラが生じやすい問題が
あった。
【0004】ベースフィルム上に他の金属の蒸着層を介
して、金属蒸着層を付設せしめることも提案されてい
る。これは他の金属成分層が離型作用を呈し、延伸、屈
曲、振動または機械的粉砕によって、樹脂成分の伴わな
い金属粉末が得られるものであるが、粉末化する際下地
層にある他の金属成分の随伴混入が避けられず、金属光
沢色に再現性を与えることがむずかしい問題があった
(特公昭57−15166)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記したように金属光
沢の外観を有する塗料、インキ、転写材料を得るため
に、塗料樹脂の中に金属粉末を配合することは、従来か
ら知られていたが、従来技術による金属粉末は上記のよ
うに機械的な粉砕では平面性に乏しかったり、平面性を
付与するため金属蒸着層を用いても、樹脂層の一部固着
付随化や、金属微粉末の大きさの不均一化あるいは他の
金属粉末の混入等の問題があり、十分な金属光沢を与え
ることは困難であった。本発明の目的はこれら従来技術
の課題を解決することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記のよ
うな従来の金属微粉末の有する問題点を解決すべく種々
の研究を重ねた結果、特定の複合樹脂層を有する蒸着箔
を用いることによって、上記問題点のない平面状を呈し
た金属微粉末を容易に得ることができることに成功した
のである。すなわち本発明は、ベースフィルムの少なく
とも片面にアンカーコート層、離型層およひ金属薄膜層
を順次形成し且つ金属薄膜層上には接着層が存在しない
ことを特徴とする蒸着箔に関するものである。
【0007】本発明の蒸着箔の好ましい態様としては次
のような構成の蒸着箔が例示される。ベースフィルムの
片面のみにアンカーコート層、離型層、金属薄膜層を順
次形成した蒸着箔、ベースフィルムの両面にアンカーコ
ート層、離型層、金属薄膜層を順次形成した蒸着箔、ベ
ースフィルムの少なくとも片面にアンカーコート層、離
型層、金属薄膜層を順次形成した蒸着箔の上面に、離型
層を介した金属薄膜層を少なくとも一層以上形成した蒸
着箔、金属薄膜層がAl,Au,Ag,Sn,Zn,N
i,Cr,Tiよりなる群から選ばれた一種又は二種以
上の金属からなるものである上記いずれかの蒸着箔、ア
ンカーコート層がアミノ樹脂からなる上記いずれかの蒸
着箔、離型層がアクリル樹脂および/またはアルキッド
樹脂からなる上記いずれかの蒸着箔。
【0008】本発明の複合樹脂層を有する蒸着箔の典型
例の拡大断面図は図1に示すように、ベースフィルム
1、の片面にアンカーコート層2、離型層3、金属薄膜
層4を順次積層した構成を有しているものである。本発
明の複合樹脂層を有する蒸着箔の他の態様の拡大断面図
を図2に示す。すなわちベースフィルム1、の両面にア
ンカーコート層2、離型層3、金属薄膜層4を順次積層
した構成を有している。さらに本発明のその他の様態の
拡大断面図を図3に示す。図3はベースフィルム1、の
片面にアンカーコート層2、の上面に離型層3、を介し
た金属薄膜層4を2層形成したものである。
【0009】つぎに各構成要素について説明を加える。
ベースフィルムとしては自己保持性があればとくに制限
はなく、ポリアミド、ポリアミドイミド、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、セルロースアセテート、ポリカー
ボネート、ポリ塩化ビニル、セロハン、紙など挙げられ
るが、耐熱性その他の物性が優れているポリエチレンテ
レフタレートフィルムが特に好ましい。
【0010】ベースフィルムの片面あるいは両面に直接
塗布されるアンカーコート層は本発明の重要な役割を果
たすものであり、ベースフィルムとの密着性がよいこ
と、上面に塗布される離型層と剥離性がよいこと、およ
び熱硬化樹脂であることによる溶剤に不溶であることが
望ましく、かかる特性を有するものとして特に好ましい
のはアミノ系熱硬化型樹脂即ちアミノ樹脂である。かか
るアンカーコート層があることにより、ベースフィルム
からの場合にくらべて離型層の剥離が極めて容易とあ
り、蒸着金属層の粉末化にあたって生産性の向上に大き
な効果があることが見出された。アミノ樹脂としては、
メラミン樹脂、ベンゾグアナミン樹脂、グリコールウリ
ル樹脂、尿素樹脂等が挙げられる。特に好ましいのはメ
ラミン樹脂であって、メトキシメチル化メラミン、ブト
キシメチル化メラミンあるいは両者の混合物、前記メラ
ミン樹脂の単独または混合物とアクリルポリオールから
なる樹脂等がより好ましく用いられる。熱硬化は上記成
分を塗布したベースフィルムを通常160〜200℃に
加熱処理することによって達成される。熱硬化の程度に
応じては酸性触媒を0.1〜5%配合することもでき
る。剥離性の所望の程度によって、ウレタン樹脂、エポ
キシ樹脂、アクリル樹脂、アルキッド樹脂、ポリ塩化ビ
ニル系樹脂等を配合して使用することができる。
【0011】これらの樹脂に要すれば滑り性向上や静電
防止のためにマイカ、酸化チタン、酸化ケイ素、“コル
コート”等のフィラーを配合することも好ましい。アン
カーコート層の厚さは、0.01〜2μの厚さであり、
より好ましくは0.1〜1μの厚さで使用される。厚さ
が0.01μより薄いと、ベースフィルムとの密着性に
効果がみられず2μを越すと離型層との剥離性が低下す
る。
【0012】離型層としては、アクリル樹脂および/ま
たはアルキッド樹脂からなる群から選ばれた一種または
二種以上からなる樹脂が好ましく用いられる。アクリル
樹脂としては、アクリル酸、メタクリル酸、アクリル酸
エステル、メタクリル酸エステルおよびこれらと共重合
可能な単量体等が挙げられる。共重合可能な単量体の例
としては、スチレン、α−メチルスチレン、ビニルトル
エン、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、(メタ)アク
リロニトリル、(メタ)アクリルアミド、イタコン酸、
マレイン酸およびその誘導体等がある。アルキッド樹脂
としては無水フタル酸とグリセリンのエステル、無水フ
タル酸とペンタエリスリトールのエステル等があげられ
る。硬度、離型性の程度、耐熱性など所望の要求特性に
応じてロジン、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、シリコ
ーン樹脂、アミノ樹脂、スチレンモノマー等で変性した
アルキッド樹脂も用いることができる。またこれからの
アクリル樹脂および/またはアルキッド樹脂に必要に応
じて、リン脂質(レシチン)、酢酸セルロール、ワック
ス、脂肪酸、脂肪酸アミド、エステル、ロジン、シリコ
ーン、フッ素樹脂等を適宜混合して用いることもでき
る。離型層の厚さは0.01〜3μの厚さが好ましく、
より好ましくは0.5〜2μの厚さで使用される。厚さ
が0.01μより薄いと離型性が低下し、3μを越すと
蒸着層の剥離にあたって過剰の溶剤を必要とし、実用性
がなくなる。
【0013】金属蒸着層は公知の真空蒸着法、スパッタ
リング法、イオンプレーテイング法等の通常(合金も含
む)の薄膜形成方法によって形成される。金属としては
アルミニウム、亜鉛、鉛、金、銀、ニッケル、銅、クロ
ム、チタン、インジウム、白金等を用いることができ
る。特に光沢輝度、製造上のコスト、染色の選択範囲の
多様性等からアルミニウム、金、銀が好ましい。厚さは
10〜500mμが好ましい。10mμ未満だと得られ
る金属粉末の量が少なく、500mμをこすと偏平ない
し平面状の粉末が得られにくくなる。
【0014】次にこのように複合樹脂層によって構成さ
れた蒸着箔から金属粉末を得る方法について例示する
に、まず蒸着箔を薄刃を用いて通常約10μ間隔の碁盤
目状に切り溝を施す。切り溝の深さは蒸着箔を貫通する
必要があるが、離型層やアンカーコート層のいずれにも
留まってもさしつかえない。さらにベースフィルム内に
達しても特に問題はない。次に、碁盤目状に切り溝が施
された蒸着箔を、離型層に対して溶解性の良い溶剤中に
浸漬し離型層を溶解除去し、微粉化した蒸着層を濾別選
別して縦横約10μ巾、厚さ10〜500mμの均一の
大きさの平面状の微粉末を得る。なお、光沢性の程度、
金属粉末の均一性の要求の程度に応じては、金属粉末の
形成において従来の方法、すなわちベースフィルムご
と、あるいは蒸着層と離型層を一体的に剥離した後、剥
離層を分離溶解処理して機械的粉末化を行うこともでき
る。
【0015】このようにして得られた複合樹脂層によっ
て構成された蒸着箔は、ベースフィルムの両面に形成さ
れてもよい。ベースフィルムの片面に形成した蒸着箔に
比べて、同一面積のベースフィルムから約2倍の量の金
属粉末を得ることができ、生産性の向上に効果が著し
い。またアンカーコート層、離型層、金属蒸着層と形成
した上さらに離型層および金属蒸着層を順次形成せしめ
る事、すなわち離型層を介して、金属薄膜層を複数個積
層することも金属粉末の生産をより多量におこなわしめ
る点で有利な手段である。
【0016】
【実施例】
〔実施例1〕厚さ25μのポリエチレンテレフタレート
フィルムにアンカーコート層として“サイメル325”
(三井サイアナミッド(株)品、イミノ基型メチル化メ
ラミン、固形分濃度80%)100部および“キャタリ
スト296−9”(三井サイアナミッド(株)品、燐酸
系硬化触媒)、3部を均一に混合して、膜厚1μになる
ように塗布し、120℃で約30秒間熱処理して熱硬化
型メラミン樹脂によるアンカーコート層を得た。ついで
離型層としてエクリル系樹脂“LG−508”(東レ
(株)品)を、膜厚1μになるように塗布した。このよ
うな複合樹脂をもったポリエチレンテレフタレートフィ
ルムを真空度1×10−4Torr、蒸着温度1400
℃でアルミニウムを、約50mμの厚さに蒸着し、本発
明の蒸着箔を得た。上記蒸着箔に10μ間隔の碁盤目状
に切り溝を入れ、トルエン/酢酸エチル溶媒に浸漬処理
をおこなった。アンカーコート層と離型層との分離およ
び離型層の溶解消失が容易におこなわれ縦横各約10
μ、厚さ約60mμの均一な大きさで平面状の形状の金
属微粉末を得た。これを混合配合した塗料ワニスを用い
た塗料、インキ、転写材料はきわめて優れた金属光沢感
と立体感を有するものであった。
【0017】〔実施例2〕厚さ25μのポリエチレンテ
レフタレートフィルムにアンカーコート層として“サイ
メル303”(三井サイアナミッド(株)品、メチル化
メラミン、固形分濃度100%)20部、“コータック
スSA−127”(東レ(株)品、メラミン硬化型アク
リル樹脂、固形分濃度80%)70部および“キャタリ
スト4040”(三井サイアナミッド(株)品、芳香族
スルフォン酸系硬化触媒)1部を均一に混合して、膜厚
1μになるように塗布し、150℃で約30秒間熱処理
して熱硬化型メラミン樹脂によるアンカーコート層を得
た。ついで離型層としてアクリル系樹脂“LG−50
8”(東レ(株)品)を、膜厚1μになるように塗布し
た。このような複合樹脂をもったポリエチレンテレフタ
レートフィルムを真空度1×10−4Torr、蒸着温
度1400℃でアルミニウムを60mμの厚さに蒸着
し、本発明の蒸着箔を得た。上記蒸着箔に10μ間隔の
碁盤目状に切り溝を入れ、トルエン/酢酸エチル溶媒に
浸漬処理をおこなった。アンカーコート層と離型層との
分離および離型層の溶解消失が容易におこなわれ縦横各
約10μ、厚さ約60mμの均一な大きさで平面状の形
状の金属微粉末を得た。これを混合配合した塗料ワニス
を用いた塗料、インキ、転写材料はきわめて優れた金属
光沢感と立体感を有するものであった。
【0018】〔実施例3〕実施例1において厚さ25μ
のポリエチレンテレフタレートフィルムの両面にアンカ
ーコート層、離型層、蒸着層を順次重ね塗りをおこなっ
た以外は、実施例1記載と同一の組成および厚さのアン
カーコート層、離型層、アルミニウム蒸着層を構成し
た。実施例1に準じて金属蒸着層から縦横各約10μ、
厚さ約50mμの均一な大きさで平面状の形状の金属微
粉末を得た。さらに金属蒸着層がベースフィルムの両面
に構成されているので、金属微粉末は実施例1の約2倍
の量を得ることができ、生産性の増加にもきわめて効果
があった。
【0019】〔比較例1〕実施例1において、アンカー
コート層がない他は実施例1に準じて離型層、蒸着層を
塗布した蒸着箔を得た。上記蒸着箔に10μ間隔の碁盤
目状に切り溝を入れ、トルエン/酢酸エチル溶媒に浸漬
処理をおこなったところ、ベースフィルムと離型層との
分離は容易ではなくアンカーコート層がある場合の約5
倍の時間を要した。かかる剥離作業時間を短縮するため
には、機械的震動や機械的剥離などの特別の工程を加え
ることが必要であった。
【0020】〔比較例2〕実施例1において、離型層が
ない他は実施例1に準じてアンカーコート層、蒸着層を
塗布した蒸着箔を得た。本蒸着箔に10μ間隔の碁盤目
状の切り溝を施し、トルエン/酢酸エチル溶媒に浸漬処
理をおこなったが、アンカーコート層は溶解除去され
ず、蒸着層は粉末化することなくアンカーコート層に密
着したままか、一部は粉末化するもののアンカーコート
層が付着したものもあった。粉末化した蒸着層を塗料ワ
ニスに混合配合した塗料、インキ、転写材料からは良好
な光沢は得られず立体感も乏しいものであった。
【0021】
【発明の効果】金属光沢の外観を有する塗料、インキ、
転写材料を得るために、塗料樹脂の中に金属粉末を配合
することは従来から知られていたが、機械的粉砕などの
従来技術では困難であった大きさが均一で、かつ平面形
状を呈する金属粉末は本発明に基づく特定の複合樹脂層
を有する蒸着箔を用いることによって、作業性よく得る
ことが可能になった。このような金属粉末を塗料用樹脂
に配合することによって、極めて高輝度の光沢を持ち立
体感が良好な塗料、インキ、転写材料等が得ることがで
きた。
【図面の簡単な説明】
【図1】ベースフィルムの片面にアンカーコート層、離
型層、金属薄膜層を順次形成した本発明の蒸着箔の断面
図。
【図2】ベースフィルムの両面にアンカーコート層、離
型層、金属薄膜層を順次形成した本発明の蒸着箔の断面
図。
【図3】ベースフィルムの片面にアンカーコート層の上
面に離型層を介した金属薄膜層を2層形成した本発明の
蒸着箔の断面図。
【符号の説明】
1 ベースフィルム 2 アンカーコート層 3, 離型層 4, 金属薄膜層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C23C 14/20 C23C 14/20 Z // D21H 19/38 D21H 1/22 B (56)参考文献 特開 昭60−204811(JP,A) 特開 昭63−274599(JP,A) 実開 昭63−192098(JP,U) 実開 昭59−7862(JP,U)

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベースフィルムの少なくとも片面にアン
    カーコート層、離型層および金属薄膜層を順次形成し且
    つ金属薄膜層上には接着層が存在しないことを特徴とす
    金属微粉末形成用蒸着箔。
  2. 【請求項2】 ベースフィルムの両面にアンカーコート
    層、離型層および金属薄膜層を順次形成したことを特徴
    とする請求項1記載の金属微粉末形成用蒸着箔。
  3. 【請求項3】 ベースフィルムの少なくとも片面にアン
    カーコート層、離型層および金属薄膜層を順次形成した
    蒸着箔の上面に、離型層を介した金属薄膜層を少なくと
    も一層形成したことを特徴とする請求項1記載の金属微
    粉末形成用蒸着箔。
  4. 【請求項4】 金属薄膜層がAl,Au,Ag,Sn,
    Zn,Cu,Ni,CrおよびTiよりなる群から選ば
    れた一種又は二種以上の金属からなるものである請求項
    1、請求項2または請求項3記載の金属微粉末形成用
    着箔。
  5. 【請求項5】 アンカーコート層がアミノ樹脂からなる
    ものである請求項1、請求項2または請求項3記載の
    属微粉末形成用蒸着箔。
  6. 【請求項6】 離型層がアクリル樹脂およびアルキッド
    樹脂からなる群から選ばれた一種または二種以上の樹脂
    からなる請求項1、請求項2または請求項3記載の金属
    微粉末形成用蒸着箔。
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