JP2599239Y2 - 自動販売機 - Google Patents

自動販売機

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JP2599239Y2
JP2599239Y2 JP1993031031U JP3103193U JP2599239Y2 JP 2599239 Y2 JP2599239 Y2 JP 2599239Y2 JP 1993031031 U JP1993031031 U JP 1993031031U JP 3103193 U JP3103193 U JP 3103193U JP 2599239 Y2 JP2599239 Y2 JP 2599239Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、自動販売機に係り、特
に開閉可能な扉が設けられた複数の商品ボックス内に形
状が限定されない商品、例えば野菜を陳列することがで
き、硬貨投入口へ硬貨投入に基づき、所定の商品ボック
スの扉が開可能となり、購入者は商品ボックスの扉を開
いて商品を取り出すことができるようにした自動販売機
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動販売機は購入者が硬貨投入口
へ硬貨投入し、販売可能を示す表示ランプの点灯する押
釦スイッチの内、所定の押釦スイッチを押圧すると、該
押釦スイッチに対応する商品ボックスの扉が開可能とな
るので、購入者はこの商品ボックスの扉を開き、商品を
取り出すことができるようになっていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、この種
の自動販売機では購入者が商品ボックスの扉を開けて商
品を取り出す際、該商品ボックス内に商品以外の異物を
置き換えることが可能であり、販売者は商品ボックスの
扉が未解錠で開かれていない場合と商品ボックスの扉が
解錠済で開かれた可能性のある場合とを区別できないこ
とがあったので、どの商品ボックスが開かれた否かが分
らず、商品ボックスの扉が開かれて商品が置き換えられ
ていても、販売されてしまう虞があり、安全性に問題が
生じる場合があった。
【0004】そこで、本考案は、上述事情に鑑みなされ
たものであって、制御装置は扉が解錠済で開可能となっ
た商品ボックスを記憶手段に記憶して、販売者が点検手
段を所定操作すると、制御装置は上記記憶手段に記憶さ
れた記憶デ−タに基づき、前記商品ボックスの扉が1度
開いて使用された状態にあることを表示ランプにて表示
することに基づいて商品ボックス内の商品を確認できる
ようにして、上述の課題を解決した自動販売機を提供す
ることを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、硬貨投入口
(11)を有する硬貨処理装置(10)と、商品を収納
可能な複数の商品ボックス(29)と、上記複数の商品
ボックス(29)にそれぞれ設けられた開閉可能な扉
(6)と、上記複数の商品ボックス(29)毎にそれぞ
れ対応する表示ランプ(9a)と、上記複数の商品ボッ
クス(29)毎にそれぞれ設置されて該商品ボックス
(29)の扉(6)を開可能とする選択手段((9)
と、上記硬貨投入口(11)へ硬貨投入に基づき商品ボ
ックス(29)の販売可能状態を上記表示ランプ(9
a)の点灯表示で示し、該点灯表示された複数の商品ボ
ックス(29)内から上記所定の選択手段(9)の操作
に基づき、該選択手段(9)に対応した商品ボックス
(29)の扉(6)を開可能状態とする制御装置(C)
と、を備えてなる自動販売機(1)において、上記複数
の商品ボックス(29)のうち扉(6)が1度も開かれ
ないで販売可能な商品ボックス(29)の有無を点検す
べく操作される点検手段(32)と、上記商品ボックス
(29)の扉(6)が開いたことを記憶する記憶手段
(83)と、上記点検手段(32)を操作すると、上記
記憶手段(83)に基づき、前記商品ボックス(29)
の扉(6)が1度開いて使用された状態にあることを前
記表示ランプ(9a)にて表示する使用状態確認手段
(85)と、を備えてなる。
【0006】
【作用】以上構成に基づき、自動販売機(1)の販売者
が点検手段(32)を操作した場合、制御部(C)の使
用状態確認手段(85)は記憶手段(83)の商品ボッ
クス(29)の扉(6)が開かれたことに基づき、商品
ボックス(29)の扉(6)が1度開いて使用された状
態にあることを表示ランプ(9a)にて表示する。
【0007】なお、上記カッコ内の符号は、図面と対照
するためのものであるが、何等本発明を限定するもので
はない。
【0008】
【実施例】以下、図面に添って、本考案の実施例につい
て説明する。
【0009】自動販売機1は、図1に示すように、支持
部2に支持された自動販売機本体3と該自動販売機本体
3の一側端で回動自在に支持され、前面に開可能な本体
ドア5とで構成されている。上記本体ドア5前面の略中
央部には、前面に開放可能な多数のドア6・・・が上下
方向に列設されており、該各ドア6の上部には、ドア6
の開閉用ノブ7が凸設されており、上記ドア6の一側方
には、押釦スイッチ9が設けられ、該押釦スイッチ9は
押圧されることにより、押釦スイッチ9内部の表示ラン
プ9a(図11参照)が点灯するようになっており、上
記ドア5の一側略中央部には硬貨処理機10が挿設され
ており、該硬貨処理機10の上部には硬貨投入口11と
硬貨処理機ランプ10aがそれぞれ配設されており、上
記硬貨投入口11の上方には料金表示ケ−ス12が配設
されており、該料金表示ケ−ス12の上方及び下方に
は、鍵穴13,13がそれぞれ形成されている。
【0010】ついで、上記自動販売機本体3は、自動販
売機1の扉を開いた場合、図2に示すように、底板1
5、一対の側板16、後側板17(図5参照)及び天板
19を有しており、上記自動販売機本体3の略中央部に
は、一対の側板20a,20bが立設されており、該側
板20a,20bの下端部には底板21aが横架され、
上端部には天板21bが横架されており、上記側板20
a,20bとの中間部には複数の棚板22・・・が平行
して配設されており、また、一対の側板23a,23b
が立設されており、該側板23a,23bの下端部には
底板25aが横架され、上端部には天板25bが横架さ
れており、上記側板23a,23bとの中間部には複数
の棚板27・・・が平行して配設されており、これによ
り、ほぼ容積の等しい商品ボックス29・・・が形成さ
れ、該各商品ボックス29の開口部には扉6がそれぞれ
設けられている。上記自動販売機本体3の上部には、コ
ントロ−ルボックス30が設けられており、該コントロ
−ルボックス30の前面には、主電源スイッチ31及び
点検手段としての金額設定スイッチ32等がそれぞれ配
設されており、該ボックス30内部には、制御装置C
(図11参照)が格納されている。なお、33、35は
電灯、36はコンセントである。
【0011】そして、前記商品ボックス扉6の開閉可能
とする施錠機構は、該扉6のそれぞれに設けられてお
り、図3、図4、図5及び図6に示すように、左右の商
品ボックス29列の一側方近傍に支持板37,37がそ
れぞれ立設されており、該支持板37,37には、多数
のソレノイド40・・・が配設されており、各ソレノイ
ド40の上方にはL字状ア−ム41が支軸41aを回動
自在に支持されており、ア−ム41の一側端部が屈曲さ
れることにより係止片41bが形成されており、他端側
上部には切り欠き部41cが形成されており、該切り欠
き部41cの下部には半円状の窪部41eが形成されて
いる。
【0012】上記係止片41bの下端部とソレノイド4
0のロッド40aの上端部とはワイヤ42を介して結合
されており、一方、フック43に係止された引っ張りば
ね45はア−ム41の係合部41dに結合されている。
また、支持板37には円弧状の長孔46が穿設されてお
り、該長孔46の内周側にはリミットスイッチ47が配
設されている。また、上記商品ボックスドア6は、図7
及び図8(a)に示すように、該ドア6のフレ−ム49
の左右両端部には折曲片49a,49bが形成されてお
り、該折曲片49a,49bの下部にはピン50a,5
0bがそれぞれ固定されており、上記フレ−ム49の上
部は内側に屈曲されて溝が形成されており、該フレ−ム
49の下部はクランク状に屈曲されており、該フレ−ム
49先端部49dにはマグネット51が装着されてい
る。上記フレ−ム49には複数の係止部49e・・・が
形成されており、該各係止部49eには、透明なガラス
等の透明部材53が座金52及びばね座金54を介して
ビス等の固定手段55で固定されており、上記フレ−ム
49の上部略中央にはノブ7が、その遊端側を外側に向
け凸設されており、該ノブ7の基部は、座金56、透明
部材53、座金57及びばね座金59を介して固定部材
60で固定されている。上記フレ−ム49の一側には、
図7及び図8(b)に示すように、ガイド板62の基部
が上記フレ−ム49の係止部49cに座金63及び座金
64とばね座金65を介してビス等の固定手段66で固
定されており、該ガイド板62の下部一側には切り欠き
部62aが形成されており、下部他側には孔62bが穿
設されており、ピン67の基部が孔62bに挿嵌固定さ
れている。また、上記ガイド板62のピン67は支持板
37(図6参照)の長孔46に揺動自在に挿嵌されてい
る。上述したことにより、商品ボックス29の扉6が閉
じられており、ソレノイド40がOFFである場合、ア
−ム41は引っ張りばね45により支軸41aを中心に
時計回りに牽引されており、ガイド板62のピン67は
ア−ム41の窪部41eに係合されているので商品ボッ
クス29の扉6は施錠され、該扉6は開不可能状態であ
る。
【0013】ついで、商品ボックス29の扉6が閉じら
れている際、ソレノイド40がONとなった場合、該ソ
レノイド40のロッド40aが吸引され、ア−ム41は
ワイヤ42を介して支軸41aを中心に反時計回りに回
動し、窪部41eに係合されていたピン67は該窪部4
1eの係合状態から外されて、支持板37の長孔46を
揺動自在となるので商品ボックス29の扉6は解錠さ
れ、該扉6は開可能状態となる。そして、上記商品ボッ
クス扉6が開かれて、該商品ボックス29内から商品の
取り出しが行われる。この場合、ソレノイド40がON
である時間内においては、商品ボックス29の開いてい
る扉6が閉められても、上述のように、該商品ボックス
29の扉6は開可能状態であるので、該扉6を開くこと
が可能である。ソレノイド40がOFFになった際、商
品ボックス29の開いている扉6が閉められた場合、ガ
イド板62のピン67がア−ム41の窪部41eに係合
されると共にア−ム41は引っ張りばね45により支軸
41aを中心に時計回りに牽引されているので商品ボッ
クス29の扉6は施錠され、該扉6は開不可能状態にな
る。
【0014】そして、図11は、上述した作動手段及び
各種センサ等の接続を示す図である。制御装置Cには各
商品ボックス29の押釦スイッチ9とリミットスイッチ
47とが変換器69を介して入力されており、金額設定
スイッチ32が変換器70を介して入力されていると共
に硬貨処理機10が変換器72を介して入力されてい
る。一方、上記制御部Cからは、変換器73を介して表
示ランプ9aと、変換器75を介してソレノイド40
と、変換器76を介して硬貨処理機ランプ10a及び変
換器77を介して硬貨処理機ソレノイド10bに信号が
それぞれ出力されている。
【0015】また、上記制御装置C内には、自動販売機
1の主電源スイッチ31のONにより、制御装置Cが作
動開始し、該制御装置Cが正常に作動する際、押釦スイ
ッチ9のランプ9aをそれぞれ点灯させる制御装置作動
確認手段79と、硬貨投入口10へ硬貨投入後、引き続
く硬貨処理機10の硬貨投入の停止中に、所定の押釦ス
イッチ9が押圧されることに基づき、この押釦スイッチ
9に対応する商品ボックス29の扉6が開可能の際、該
扉6の全開によるリミットスイッチ47の扉全開検知信
号に基づき、硬貨処理機10の硬貨投入停止を解除する
硬貨投入制御手段80と,硬貨投入口10へ硬貨投入
後、引き続く硬貨投入の停止中に、タイマ81が所定の
押釦スイッチ9が押圧された時から計時し、所定時間経
過をもって硬貨処理機10の硬貨投入停止を解除する硬
貨投入制御手段82及び金額設定スイッチ32の操作に
より“0”に設定されると、制御装置CのRAM83に
記憶されている扉6の解錠済すなわち扉6の開かれた商
品ボックス29のデ−タに基づいて、扉6の未解錠すな
わち扉6の一度も扉6の開かれなかった商品ボックス2
9の表示ランプ9aを点灯する使用状態確認手段85が
格納されている。
【0016】なお、制御装置CはCPU、RAM、RO
M、インプットインタ−フェ−ス及びアウトプットイン
タ−フェ−ス等から構成されるマイクロコンピュ−タで
ある。
【0017】ついで、図9及び図10に沿って、本実施
例の作用について説明する。
【0018】販売者が自動販売機1の主電源スイッチ3
1をONすると(S1)、制御装置Cの制御動作が開始
され、初期化が行われる(S2)。販売者は各商品ボッ
クス29内に商品、例えば野菜が載置されており、か
つ、各扉6が閉られているか確認する(S3)。制御装
置C内の制御装置作動確認手段79は各照光式押釦スイ
ッチ9の表示ランプ9aを点灯する(S4)。これによ
り、販売者は各表示ランプ9aの点灯に基づき、制御装
置Cの正常作動を確認して、商品の販売金額を金額設定
スイッチ32の操作により設定し(S5)、設定金額が
“0”でない場合(S6)、自動販売機1は販売開始可
能となる。
【0019】ついで、購入者が硬貨投入口11へ硬貨を
投入すると(S7)、投入された金額が設定された販売
金額に等しくなった場合(S8)、制御装置Cは硬貨処
理機10の引き続く硬貨の投入を停止し(S9)、該硬
貨処理機10のランプ10aを点灯し(S10)、販売
可能な未解錠すなわち一度も扉6の開かれていない商品
ボックス29に対応する押釦スイッチ9のランプ9aを
点灯する(S11)。購入者は点灯中の押釦スイッチ9
内から所定の押釦スイッチ9を押圧してONにすると
(S12)、該押釦スイッチ9は押圧信号を制御装置C
に送信し、該制御装置Cは前記押圧信号に基づいて、押
圧された押釦スイッチ9に対応する商品ボックス29の
ソレノイド40に信号を送信して、該商品ボックス29
の扉6を開可能とし、押圧された押釦スイッチ9が信号
を制御装置Cに送信すると、制御装置Cは上記信号に基
づきRAM83に解錠済すなわち扉6の開かれた商品ボ
ックス29と判断して記憶し(S13)、硬貨処理機ラ
ンプ10aを消灯し(S14)、押圧された押釦スイッ
チ9以外の押釦スイッチ9のランプ9aを消灯する(S
15)。制御装置Cは未解錠すなわち一度も開かれてい
ない扉6の商品ボックス29が有るか否かを判断する
(S16)。制御装置Cが未解錠扉6すなわち一度も開
かれない扉6の商品ボックス29が有ると判断した際、
購入者が押圧された押釦スイッチ9に対応した商品ボッ
クス扉6を開いて、全開とした場合、リミットスイッチ
47が作動して制御装置Cへ信号を送信すると(S1
7)、硬貨投入制御手段80は上記スイッチ47の扉全
開検知信号に基づいて硬貨処理機10の硬貨投入停止を
解除する(S18)。押圧された押釦スイッチ9のラン
プ9aを消灯する(S19)。
【0020】なお、金額設定スイッチ32を操作して
“0”設定とすると、該スイッチ32は信号を制御部C
に送信し、制御部Cの使用状態確認手段85はRAM8
3に記憶された解錠済すなわち扉6開かれた商品ボック
ス29デ−タに基づき、未解錠すなわち扉6の開かれて
いない商品ボックス29の表示ランプ9aを点灯するよ
うにする(S21)。そして、上記使用状態確認手段8
5はタイマCtの計時を開始する(S22)。上記使用
状態確認手段85はタイマCtが所定時間経過したか否
かを判断する(S23)。上記使用状態確認手段85が
タイマ81の計時において所定時間の経過を判断した場
合、表示ランプ9aを消灯し(S24)、ステップS6
に至る。また、上記使用状態確認手段85がタイマ81
の計時において所定時間内を判断した場合(S23)、
該使用状態確認手段85はタイマ81の計時を続けるも
のとする(S22)。
【0021】また、購入者が点灯している押釦スイッチ
9を押圧していない場合(S12)、制御装置Cはタイ
マCtの計時を開始し(S25)、該制御装置Cがタイ
マCtの計時において所定時間の経過を判断した場合
(S26)、押釦スイッチ9のランプ9aを消灯して、
ステップ12へ至る。さらに、上記制御装置Cが未解錠
すなわち一度も開かれない扉6の商品ボックス29が無
いと判断した場合(S16)、押圧された押釦スイッチ
9のランプを消灯し(S28)、終了する(S30)。
そして、上記押圧された押釦スイッチ9に対応する商品
ボックス扉6が全開状態とならずリミットスイッチ47
が作動しない場合(S17)、硬貨投入制御手段82は
タイマ71の計時を開始し(S30)、該硬貨投入制御
手段82がタイマ81の計時において所定時間の経過を
判断した場合(S31)、ステップS18へ至り、硬貨
処理機10の硬貨投入停止を解除する。また、硬貨投入
制御手段82がタイマ71の計時において所定時間内を
判断した場合(S31)、上記硬貨投入制御手段82は
タイマ81の計時を所定時間まで続けるものとする。さ
らに、自動販売機1の停電対応について説明する。自動
販売機1の販売作動している際、該自動販売機1が停電
のために一時販売停止となり、再び、通電した場合、上
記自動販売機1の制御装置Cは制御動作を開始し、該制
御装置Cはリミットスイッチ47からの扉全開信号に基
づき、RAM83に解錠済すなわち開かれた扉6の商品
ボックス29として記憶して、未開錠すなわち一度も開
かれていない扉6の商品ボックス29に対応する表示ラ
ンプ9aを点灯可能とするようにする。これにより、自
動販売機1は停電回復後、制御装置Cが商品ボックス2
9の扉6の全開か否かを点検し、全開していない扉6の
商品ボックス29の表示ランプ9aを点灯可能とするこ
とに基づき販売開始可能となる。ついで、自動販売機1
の電気回路について説明する。制御装置Cは押釦スイッ
チ9の表示ランプ9aのON−OFFの際、表示ランプ
9aは交流負荷電圧がゼロまたはゼロ付近で作動するよ
うにする。これにより、上記表示ランプ9aの負荷投入
時のノイズを減少させることができる。同様に、制御装
置CはAC用ソレノイド40の作動の際、ソレノイド4
0は交流負荷電圧がゼロまたはゼロ付近で作動するよう
にする。これにより、上記ソレノイド40の負荷投入時
のノイズを減少させることができる。
【0022】また、押釦スイッチ9の表示ランプ9aの
電流は、図11に示すように、変換器73において、A
C12Vを全波制流した後、12個の表示ランプ9aの
内、それぞれ6個の表示ランプ9aに半波毎に切替え、
半波電流制流を使用するようにする。これにより、電圧
を下げずに表示ランプ9aを点灯できるので表示ランプ
9aの明るさを維持できると共に消費電力の減少に伴い
表示ランプ9aの過熱を防ぐことができる。
【0023】そして、自動販売機1の電気回路におい
て、押釦スイッチ9がそれぞれ独立して配線するように
する。これにより、押釦スイッチ9が故障の際、該押釦
スイッチ9以外の押釦スイッチ9が使用可能となると共
に故障した押釦スイッチ9の発見が容易になる。同様
に、リミットスイッチ47がそれぞれ独立して配線する
ようにする。これにより、リミットスイッチ47が故障
の際、該リミットスイッチ47以外のリミットスイッチ
47が使用可能となると共に故障したリミットスイッチ
47の発見が容易になる。
【0024】
【考案の効果】以上説明したように、本考案によると、
販売者が自動販売機の点検手段を操作すると、制御装置
の使用状態確認手段が扉の開かれていない商品ボックス
の表示ランプを点灯させるので、販売者は扉の開可能で
あった商品ボックスの位置が確認できると共に使用商品
ボックス内に異物があった場合、不審物としてチェック
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る自動販売機を示す外観斜視図。
【図2】同自動販売機本体を示す正面図。
【図3】同自動販売機を示す正面図。
【図4】同自動販売機の側面図。
【図5】同自動販売機の平面図。
【図6】同自動販売機の施錠機構部の拡大図。
【図7】同自動販売機の商品ボックスの扉の裏面図。
【図8】(a)図7におけるA・A線断面図。 (b)図7におけるB・B線断面図。
【図9】同自動販売機の制御に係るフロ−チャ−ト。
【図10】同自動販売機の制御に係るフロ−チャ−ト。
【図11】同自動販売機の制御装置に係る制御ブロック
図。
【符号の説明】
1 自動販売機 3 自動販売機本体 6 ドア 9 押釦スイッチ 9a 表示ランプ 10 硬貨処理装置(硬貨処理機) 11 硬貨投入口 29 商品ボックス 32 点検手段(金額設定スイッチ) 47 センサ(リミットスイッチ) 79 制御装置作動確認手段 80 硬貨投入制御手段 81 計時手段(タイマ) 82 硬貨投入制御手段 83 記憶手段(RAM) 85 使用状態確認手段 C 制御装置

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 硬貨投入口を有する硬貨処理装置と、商
    品を収納可能な複数の商品ボックスと、上記複数の商品
    ボックスにそれぞれ設けられた開閉可能な扉と、上記複
    数の商品ボックス毎にそれぞれ対応する表示ランプと、
    上記複数の商品ボックス毎にそれぞれ設置されて該商品
    ボックスの扉を開可能とする選択手段と、上記硬貨投入
    口へ硬貨投入に基づき商品ボックスの販売可能状態を上
    記表示ランプの点灯表示で示し、該点灯表示された複数
    の商品ボックス内から上記所定の選択手段の操作に基づ
    き、該選択手段に対応した商品ボックスの扉を開可能状
    態とする制御装置と、を備えてなる自動販売機におい
    て、上記複数の商品ボックスのうち扉が1度も開かれないで
    販売可能な商品ボックスの有無を点検すべく操作される
    点検手段と、 上記商品ボックスの扉が開いたことを記憶する記憶手段
    と、 上記点検手段を操作すると、上記記憶手段に基づき、前
    記商品ボックスの扉が1度開いて使用された状態にある
    ことを前記表示ランプにて表示する使用状態確認手段
    と、 を備えてなる自動販売機。
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