JP2599160B2 - 鶏のブドウ球菌症の予防及び治療剤 - Google Patents

鶏のブドウ球菌症の予防及び治療剤

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、鶏のブドウ球菌症の予防及び治療剤並びに
予防及び治療方法に関する。
さらに詳しくは、鶏のブドウ球菌症の生薬含有の予防
及び治療剤並びに生薬を投与することからなる予防及び
治療方法に関する。
[従来の技術] 鶏のブドウ球菌症は、ブドウ球菌、即ちスタフィロコ
ッカス アウレウス Staphylococcus aureusの感染に
よって起こる疾病である。発生率、死亡率ともに高く、
養鶏業などへ与える産業的被害も大きいことから、鶏の
数ある疾病の中でその防除対策の確立が急がれる最も重
要な疾病の1つである。
本疾病は、本疾病特有の浮腫性皮膚炎を初めとして、
多種多様な病気をもたらす。例えば、趾瘤症、趾端の乾
脱疽、心内膜炎等である。また、本菌と他の病原菌との
混合感染も非常に多い。
このような重大な伝染病であるにもかかわらず、有効
な対策はほとんどなく、適切な飼育管理を行なうことな
どの対策がとられているが、実際には予防できないこと
が多い。
また、これまでに本疾病を予防及び治療するために、
例えば抗生物質やその他の抗菌剤を飼料と共に投与する
方法も行なわてれいる。しかし、近年特に耐性菌の発生
や動物への抗生物質等の残留性の問題などがあって、抗
生物質などの投与を家禽等に対して行なうことは適当で
ないという気運が高まりつつある。従って、抗生物質な
どを用いない本症の予防及び治療方法と予防及び治療剤
の開発が望まれている。
[問題点を解決するための手段] 本発明者らは、上記の問題点を解決すべく研究した結
果、ある種の生薬に本疾病を抑制する効果がある事を見
出し、本発明を完成させた。
即ち、本発明の目的は、鶏のブドウ球菌症の予防及び
治療薬並びに同症の予防及び治療方法を提供することに
ある。
本発明は、カンゾウ、オウレン、オウゴン、オウバ
ク、コウボク、タンジン、チモ、ダイオウ、チョウジ、
クジン、ケイヒ、ビワヨウ、ホップ、ヨウバイヒ、エン
メイソウ、ゴバイシ、サンシュユ、シャクヤク、チユ及
びマオウからなる群から選択された1種または2種以上
の生薬を含有する鶏のブドウ球菌症の予防及び治療剤を
提供するものである。
本発明はまた、原末の形態の生薬、有機溶剤、有機溶
剤と水との混合物または水で抽出して得られる生薬エキ
ス、または生薬有効成分を含有する上記の鶏のブドウ球
菌症の予防及び治療剤を提供するものである。
本発明はまた生薬を飼料中に配合してなる鶏のブドウ
球菌症の予防及び治療剤を提供するものである。
さらに本発明はカンゾウ、オウレン、オウゴン、オウ
バク、コウボク、タンジン、チモ、ダイオウ、チョウ
ジ、クジン、ケイヒ、ビワヨウ、ホップ、ヨウバイヒ、
エンメイソウ、ゴバイシ、サンシュユ、シャクヤク、チ
ユ及びマオウからなる群から選択された1種または2種
以上の生薬の有効量を投与することからなる鶏のブドウ
球菌症の予防及び治療方法を提供するものである。
本発明はまた、原末の形態の生薬、有機溶剤、有機溶
剤と水との混合物または水で抽出して得られる生薬エキ
ス、または生薬有効成分の形態で投与することからなる
鶏のブドウ球菌症の予防及び治療方法を提供するもので
ある。
本発明はまた生薬を飼料中に配合して投与することか
らなる鶏のブドウ球菌症の予防及び治療方法を提供する
ものである。
カンゾウ(甘草)は、カンゾウ(Glycyrrhizaglabra
Linn var.glandulifera Regel et Herder)の根及び
根茎をそのまま、またはコルク皮を除いたものである。
このものは成分としてグリシルリチン、リキリチン、ブ
ドウ糖、アスパラギン等を含み、ヒトの緩和、鎮痙薬、 として用いられている。
オウレン(黄連)は、オウレン(Coptisjaponica Mak
ino)の根茎から細根を焼去ったものである。このもの
は成分としてベルベリン、パルマチン等を含み、ヒトの
健胃苦味、整腸薬として用いられている。
オウゴン は、コガネバナ(Seutellariabaicalensis Georgi)の
コルク皮を除いた根である。このものは成分として、オ
ーゴニンとバイカリンを含み、ヒトの消炎、解熱薬とし
て用いられている。
オウバク(黄柏)は、キハダ(Phellodendronamurens
e Ruprecht)またはその他の同属他種植物の樹皮のコル
ク層を除いたものである。このものは成分として、ベル
ベリン、パルマチン等を含み、ヒトの健胃、整腸、収れ
ん及び消炎薬として用いられている。
コウボク(厚朴)は、ホオノキ(Magnoliaobovata Th
unberg)の樹及び枝の皮である。このものは、成分とし
て、マグノクラリン、主成分をマチロール、マグノロー
ルとする精油を含み、ヒトの収れん性利尿、 として胸腹部の膨満、腹痛及び喘咳に用いられている。
タンジン(丹参)はタンジン(Salviamiltiorrhiza B
unge)の根である。このものは成分として、タンジノン
I,II、クリプトタンジノンを含み、ヒトの強壮、通経、
婦人薬として月経不調、子宮出血、腹痛及び諸瘡に用い
られる。
チモ(知母)は、ハナスゲ(Anemanhenaasphodeloide
s Bunge)の根茎である。このものは成分としてサポニ
ン、ステロイドサポニン、タンニン等を含み、ヒトの消
炎、解熱、止瀉、利尿、鎮痛薬として用いられている。
ダイオウ(大黄)は、ダイオウ(Rheumpalmatum Linn
またはR.officinale Baillon)及び近縁植物の根茎の
皮部をほとんど除去して縦割したものである。このもの
は成分として、アントラキノン誘導体としてのクリソフ
ァノール、エモジン、エモジンモノメチルエーテル等を
含み、ヒトの健胃苦味、緩下、消炎薬として慢性胃腸
病、消化不良、便秘症に用いられている。
チョウジ(丁子)は、チョウジ(Eugeniacaryophylla
ta Thunb.)の開花直前のつぼみである。このものは成
分としてオイゲノール、アセチルオイゲノール等を含
み、ヒトの消化機能促進、駆虫薬として、また香辛料、
化粧品としても用いられている。
クジン(苦参)は、クララ(Sophora augustifolia S
iebold et Zuccarini)の根をそのまゝまたはコルク皮
の大部分を除いて横切または縦割したものである。この
ものは成分としてマトリンを含み、ヒトの健胃、利尿、
解熱、鎮痛及び殺虫薬として用いる。
ケイヒ(桂皮)は、ケイジュ(Cinna momum Cassia B
lume)の乾皮及び枝皮を剥ぎコルク層を多少除いたもの
である。このものは成分として、シンナムアルデヒド、
酢酸シンナミル等を含み、ヒトの発汗、解熱、鎮痛、健
胃、整腸、駆虫薬として用いられている。
ビワヨウ(枇杷葉)は、ビワ(Eriobotrya japonica
Lindley)の葉の軟毛をできるだけ除いたものである。
このものはブドウ糖、ショ糖、果糖、マルトース等を成
分として含み、ヒトの清涼、健胃薬として暑気あたりや
その予防薬として用いられていたものでる。
ホップは、ホップ(Humulus Lupulus Linn)の成熟
した果穂である。このものは成分としてタンニン、フム
ロン、ルプロン等を含み、ビールの醸造において、苦味
及び芳香を附けるために必要なものである。
ヨウバイヒ(楊梅皮)は、ヤマモモ(Myricarubra Si
ebold et Zuccarini)の樹皮である。このものは成分と
してタンニン、ミリセチン及びミリシトリン等を含み、
ヒトの収れん薬として下痢に用い、また打撲症に効果が
ある。
エンメイソウ(延命草)は、ヒキオコシ(Isodon jap
onica Hara)またはクロバナヒキオコシ(Isodon trich
ofarpus Kudo)の茎葉である。このものは成分として、
プラクトランチン及びエンメインを含み、ヒトの健胃苦
味薬として消化不良、食欲不振、腹痛等の治療に用いら
れる。
ゴバイシ(五倍子)は、ヌルデノミミフシアブラムシ
(Melaphis chinensis J.Bell)の刺傷により主として
ヌルデ(Rhus javanica Linn)の葉に生じたゴールで
あって、成分としてタンニン、没食子酸、脂肪、樹脂等
を含む。五倍子チンキ、タンニン酸、没食子酸、ピロガ
ロールの製造原料とされる。
サンシュユ(三茱萸)は、サンシュユ(Cornus offic
inalis Siebold et Zuccarini)の成熟した果実から種
子を抽いたものである。このものは成分として結晶性の
有機酸、没食子酸、リンゴ酸、酒石酸等を含む。ヒトの
滋養、強壮、収れん薬として用いられている。
シャクヤク(芍薬)は、シャクヤク(Paeoniaalbiflo
ra Pallas var.trichocarpa Bunge)の根である。この
ものは成分として安息香酸、樹脂等を含み、ヒトの収れ
ん、緩和、鎮痛、鎮痙薬として用いられている。
チユ(地楡)は、ワレモコウ(Sanguisorba officina
lis L.)の根部を採り、乾燥したものである。このもの
は成分として、タンニン(17%)、サポニンを含み、ヒ
トの止血収れん薬として、吐血、喀血、月経過多に用い
られる。
マオウ(麻黄)は、マオウ(Ephedra sinica Stapf)
の地上茎である。このものは成分として、l−エフェド
リン、d−シュードエフェドリン等を含み、ヒトの鎮
咳、発汗、利尿薬として用いられている。
上記したように、本発明で用いる生薬のカンゾウ、オ
ウレン、オウゴン、オウバク、コウボク、タンジン、チ
モ、ダイオウ、チョウジ、クジン、ケイヒ、ビワヨウ、
ホップ、ヨウバイヒ、エンメイソウ、ゴバイシ、サンシ
ュユ、シャクヤク、チユ及びマオウの夫々は、それらを
単独でか、または組合わせてヒトの疾病の予防及び治療
のために従来から使用されていたものである。しかし、
これらを鶏の疾病の予防及び治療の目的、殊に鶏の感染
症の予防及び治療の目的で使用する試みはこれまでにな
されたことがなかった。
本発明者らは、上記した生薬の薬効に着目して種々研
究の結果、鶏のブドウ球菌症即ち細菌のStaphylococcus
aureusの感染により発生する疾病の予防及び治療に、
上記した生薬の1種または2種以上を組合わせて投与す
ることがきわめて有効であることを見出して本発明を完
成したのである。
即ち、下記するように、上記特定の種類の生薬及びそ
れらの抽出物がインビトロ及びインビボにおいて細菌St
aphylococcus aureusに対し特異的に静菌作用及び殺菌
作用があることが明らかになった。そしてこのStaphylo
coccus aureusに対する抑制効果の結果、これら生薬を
鶏に投与した場合にStaphylococcus aureusに由来する
鶏の疾病であるブドウ球菌症を予防及び治癒することが
できたのである。
そして、この鶏に特有の疾病に対してこれら生薬及び
その抽出物が有効であることは予想もしえなかったこと
で、本発明者らによってはじめて明らかにされたことで
ある。
これら生薬は原末そのまま、または抽出エキス、生薬
有効成分の形態で直接投与したり、またこれらのものを
飼料に添加したりあるいは溶液製剤、分散製剤、半固形
製剤、粉粒体製剤、成型製剤、浸出製剤、注射用製剤等
に製剤化して使用する。
抽出エキスは、例えば水、有機溶剤または水と有機溶
剤との混合物を使用して溶剤抽出し、それをそのまま
か、濃縮してか、希釈してか、または溶剤を除去して用
いられる。
有機溶剤としては、例えばメタノール、エタノール、
n−プロパノール、n−ブタノール、アセトン、酢酸エ
チル、エーテル、塩化メチレン、クロロホルム、ベンゼ
ン、四塩化炭素、石油エーテル等が使用され、特にメタ
ノール、エタノールが望ましい。これらの有機溶剤は1
種または2種以上の混合物として用いることができる。
この溶剤抽出は、生薬をこれらの溶剤に冷浸または温
浸して行なうことができる。冷浸の場合には15〜25℃、
温浸の場合は35〜45℃の温度範囲で行なうことができ
る。抽出時間は、抽出温度によって異なるが、一般的に
は約5日間または可溶性成分が充分に溶けるまでとす
る。
生薬有効成分は、例えば、上記抽出エキスをさらに各
種溶剤を用いて振盪し、この溶剤に移行する画分を採り
出し、その溶剤を留去したものを有効画分、即ち有効成
分として用いることもできる。
この場合に使用される溶剤は、非極性溶剤例えば、低
級脂肪族エーテル類(ジエチルエーテル、エチルメチル
エーテル等);低級ハロゲンアルカン類(クロロホル
ム、ジクロルエタン、ジブロモエタン等);ベンゼン類
(ベンゼン、トルエン、キシレン等);その他の石油系
溶剤(石油エーテル、石油ベンゼン、リグロイン等)等
が例としてあげられる。
また、この有効画分を採り出した残りの水溶液を、水
及びある種の有機溶剤に水を飽和させたものを使用する
ことにより振盪抽出し、水洗し、残分である有機溶剤層
に移行する画分の溶剤を留去したものも、有効画分即ち
有効成分として用いることができる。この有効画分は上
記の有効画分とは、物理化学的性質が異なり、検出され
る成分も異なるものである。
投与量は、生薬の原末重量で換算して0.001mg/体重kg
/日〜100g/体重kg/日の範囲である。この量は予防剤と
して用いる場合と治療剤として用いる場合では異なり、
一般的には後者の方が投与量は多くなる。
投与方法は、経口投与または非経口投与することがで
き、非経口投与としては筋肉内投与、腹腔内投与、経皮
投与、経鼻投与、静脈内投与等が可能である。
[発明の効果] 以上詳述したように、本発明によれば鶏のブドウ球菌
症の有効な予防及び治療剤並びに有効な予防及び治療方
法が提供される。
本発明の予防及び治療剤は生薬またはそれから得られ
るエキス等を主薬とするため、抗生物質等の場合の耐性
菌の発生や副作用の問題が全くなく、安心して投与する
ことができる。
また、薬剤の残留による人体への影響の心配がないた
め、卵用鶏、肉用鶏に対するブドウ球菌症の予防及び治
療のための薬物として適当である。
さらに、抗生物質等を用いる場合に比べて、安価に同
疾病を予防及び治療することができる。
以下本発明を試験例及び実施例によりさらに詳しく説
明する。
試験例 1 Staphylococcus aureusの各種生薬に対する感受性を
調べた。
各種生薬を、生薬に対し7倍量の50%エタノール水溶
液中に加え、16時間抽出してアルコール抽出物とした。
抽出物を直径8mmのディスクに25μlずつしみ込ませ
乾燥させた。このディスクを(Staphylococcus aureu
s)の菌株を塗ったハート・インフュージョン寒天倍地
に置き、37℃で18時間培養した後阻止円の直径を測定し
た。
次にその試験結果を示せば表1のとおりである。
実施例 1 基礎飼料 とうもろこし 402重量部 マ イ ロ 240重量部 ふ す ま 40重量部 大 豆 粕 160重量部 なたね粕 40重量部 魚 粉 35重量部 イエローグリス 7重量部 炭酸カルシウム 70重量部 第3りん酸カルシウム 2重量部 食 塩 2重量部 プレミックス 2重量部 前記基礎飼料にカンゾウ粉末を重量比で4%添加し共
試飼料とした。
150日令の健康な鶏20羽に前記共試飼料を自由に摂餌
させた。そして試験開始から5日目にブドウ球菌発生鶏
から分離されたプロテアーゼ産生Staphylococcus aureu
sを鶏1羽当り108個/mlを1ml右側頭部の皮下に投与し
た。次に投与20日後に接種部位の腫張、剖検所見及び接
種部位からの菌の回収を行なった。
また対照区は前記共試飼料に代えて前記基礎飼料を与
えた。
その結果感染後の鶏のうち接種部位の腫張の見られた
鶏は本発明の試験区では5羽であったが対照区では18羽
であった。
また剖検所見では接種部位にチーズ様物のみられたも
のが本発明の試験区では5羽であったが、対照区は18羽
であった。さらに接種部位からの菌回収では試験区にお
いては5羽しか菌回収できなかったが、対照区では18羽
から菌が回収された。
実施例 2〜20 実施例1においてカンゾウの代わりに下記表2に示す
生薬を1%添加した以外は実施例1と同様に行なった。
次にその試験結果を示せば表2のとおりである。
実施例 21 カンゾウ、オウレン、オウゴン、オウバク、コウボ
ク、タンジン、チモ、ダイオウ、チョウジ、クジン、ケ
イヒ、ビワヨウ、ホップ、ヨウバイヒ、エンメイソウ、
ゴバイシ、サンシュユ、シャクヤク、チユ及びマオウの
各々を1kgとり、これを夫々10の水に入れ100℃で1時
間抽出した。各々の水抽出物を1000倍に希釈し抽出エキ
スとした。
150日令の鶏を10羽使用し、抽出エキスを水代わりに
給与した。飼料は実施例1で使用したものと同じ基礎飼
料を用いた。また対照区は抽出エキスの代わりに水を与
えた。そして試験開始から5日目にブドウ球菌発生鶏か
ら分離されたプロテアーゼ産生Staphylococcus aureus
を1羽当り108個/mlを1ml右側頭部皮下に投与して感染
させ、その後20日間感染前と同じように飼育した。
その結果感染後20日目の接種部位の腫張を示す鶏羽
数、剖検所見における接種部位のチーズ様物のある鶏の
羽数及び菌回収された鶏の羽数においてすべての試験区
で対照区より優れていた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 35/78 A61K 35/78 C H (56)参考文献 特開 昭61−210038(JP,A) 特開 昭48−58115(JP,A) 特開 昭51−61612(JP,A) 特開 昭57−26549(JP,A) 特開 昭57−132847(JP,A) 赤松金芳著、「新訂和漢薬」、医歯薬 出版株式会社、昭和55年10月15日、第1 版第5刷発行、第327,454,110,301, 433,109,589,493,209,339,421, 358,510,529,97,268,178,457, 386,655頁参照

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】カンゾウ、オウレン、オウゴン、オウバ
    ク、コウボク、タンジン、チモ、ダイオウ、チョウジ、
    クジン、ケイヒ、ビワヨウ、ホップ、ヨウバイヒ、エン
    メイソウ、ゴバイシ、サンシュユ、シャクヤク、チユ及
    びマオウからなる群から選択された1種または2種以上
    の生薬を含有する鶏のブドウ球菌症の予防及び治療剤。
  2. 【請求項2】生薬が原末の形態である特許請求の範囲第
    1項に記載の予防及び治療剤。
  3. 【請求項3】生薬が有機溶剤、水と有機溶剤との混合物
    または水で抽出した生薬エキス及び/またはそれから得
    られる生薬有効成分である特許請求の範囲第1項に記載
    の予防及び治療剤。
  4. 【請求項4】生薬が、飼料中に配合されてなる特許請求
    の範囲第1項に記載の予防及び治療剤。
JP62328330A 1987-12-26 1987-12-26 鶏のブドウ球菌症の予防及び治療剤 Expired - Lifetime JP2599160B2 (ja)

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