JP2599071Y2 - スチールクローラ走行車の舗装面保護装置 - Google Patents
スチールクローラ走行車の舗装面保護装置Info
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- JP2599071Y2 JP2599071Y2 JP1993041330U JP4133093U JP2599071Y2 JP 2599071 Y2 JP2599071 Y2 JP 2599071Y2 JP 1993041330 U JP1993041330 U JP 1993041330U JP 4133093 U JP4133093 U JP 4133093U JP 2599071 Y2 JP2599071 Y2 JP 2599071Y2
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- crawler
- steel crawler
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はスチールクローラ走行車
がコンクリートやアスファルト舗装面を走行する時にス
チールクローラに取付けて舗装面を保護する装置に関す
るものである。
がコンクリートやアスファルト舗装面を走行する時にス
チールクローラに取付けて舗装面を保護する装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】一般にスチールクローラで走行するパワ
ーショベルやブルドーザー、ショベルドーザーなどは、
道路の建設や造成、建築現場などで土を掘削したり、掘
削した土をダンプカーに積み込む作業を行なうために多
く使用されている。これらスチールクローラ走行車は、
接地面積が広く湿地でも走行できると共に、地面に対す
る食い込みが確実で、パワーの大きい作業を行なうこと
ができ、しかも安定性があるので、起伏の大きい現場で
効果を発揮することができる。しかしながら舗装道路の
傍に沿って溝を掘る作業を行なう場合や、舗装道路を横
断しなければならない場合には、スチールクローラは硬
いため舗装面を損傷する問題がある。
ーショベルやブルドーザー、ショベルドーザーなどは、
道路の建設や造成、建築現場などで土を掘削したり、掘
削した土をダンプカーに積み込む作業を行なうために多
く使用されている。これらスチールクローラ走行車は、
接地面積が広く湿地でも走行できると共に、地面に対す
る食い込みが確実で、パワーの大きい作業を行なうこと
ができ、しかも安定性があるので、起伏の大きい現場で
効果を発揮することができる。しかしながら舗装道路の
傍に沿って溝を掘る作業を行なう場合や、舗装道路を横
断しなければならない場合には、スチールクローラは硬
いため舗装面を損傷する問題がある。
【0003】このため舗装面を走行する時には、スチー
ルクローラの通過する所にゴムマットや木板を敷いて保
護しているが、スチールクローラ走行車の移動に伴っ
て、ゴムマットや木板も移動させなければならず作業が
面倒であった。またクローラ走行車にはゴムクローラに
交換できる構造のものもあるが、重いスチールクローラ
を取外すだけでも数人ががりで行なわなければならず大
変な作業であり、頻繁に交換することは極めて面倒であ
った。
ルクローラの通過する所にゴムマットや木板を敷いて保
護しているが、スチールクローラ走行車の移動に伴っ
て、ゴムマットや木板も移動させなければならず作業が
面倒であった。またクローラ走行車にはゴムクローラに
交換できる構造のものもあるが、重いスチールクローラ
を取外すだけでも数人ががりで行なわなければならず大
変な作業であり、頻繁に交換することは極めて面倒であ
った。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】本考案は上記欠点を除
去し、極めて簡単な構造で、小型でありスチールクロー
ラへの取付けが容易で、舗装面を損傷することなく走行
することができるスチールクローラ走行車の舗装面保護
装置を提供するものである。
去し、極めて簡単な構造で、小型でありスチールクロー
ラへの取付けが容易で、舗装面を損傷することなく走行
することができるスチールクローラ走行車の舗装面保護
装置を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案の請求項1記載の
スチールクローラ走行車の舗装面保護装置は、スチール
クローラ走行車の左右のスチールクローラ底面よりやや
大きい形状に形成したフレームに、その長手方向に沿っ
て所定の間隔で複数本のゴムタイヤを取付けると共に、
前記フレームの両端にスプロケットとアイドラ側のスチ
ールクローラの外周を囲む係止部を夫々設け、少なくと
も一方の係止部を開閉自在にフレームに接合して、スチ
ールクローラ走行車を乗せた状態でスチールクローラ底
面がゴムタイヤの上部に接触し、スチールクローラの回
転によりこれと逆方向にゴムタイヤが回転して走行する
ことを特徴とするものである。
スチールクローラ走行車の舗装面保護装置は、スチール
クローラ走行車の左右のスチールクローラ底面よりやや
大きい形状に形成したフレームに、その長手方向に沿っ
て所定の間隔で複数本のゴムタイヤを取付けると共に、
前記フレームの両端にスプロケットとアイドラ側のスチ
ールクローラの外周を囲む係止部を夫々設け、少なくと
も一方の係止部を開閉自在にフレームに接合して、スチ
ールクローラ走行車を乗せた状態でスチールクローラ底
面がゴムタイヤの上部に接触し、スチールクローラの回
転によりこれと逆方向にゴムタイヤが回転して走行する
ことを特徴とするものである。
【0006】また請求項2記載のスチールクローラ走行
車の舗装面保護装置は、スチールクローラ走行車の左右
のスチールクローラ底面よりやや大きい形状に形成した
フレームに、その長手方向に沿って所定の間隔で複数本
のローラーを取付けると共に、これらローラーを囲むよ
うにゴムクローラを巻回し、前記フレームの両端にスプ
ロケットとアイドラ側のスチールクローラの外周を囲む
係止部を夫々設け、少なくとも一方の係止部を開閉自在
にフレームに接合して、スチールクローラ走行車を乗せ
た状態でスチールクローラ底面がゴムクローラの上面に
接触し、スチールクローラの回転によりこれと逆方向に
ゴムクローラが回転して走行することを特徴とするもの
である。
車の舗装面保護装置は、スチールクローラ走行車の左右
のスチールクローラ底面よりやや大きい形状に形成した
フレームに、その長手方向に沿って所定の間隔で複数本
のローラーを取付けると共に、これらローラーを囲むよ
うにゴムクローラを巻回し、前記フレームの両端にスプ
ロケットとアイドラ側のスチールクローラの外周を囲む
係止部を夫々設け、少なくとも一方の係止部を開閉自在
にフレームに接合して、スチールクローラ走行車を乗せ
た状態でスチールクローラ底面がゴムクローラの上面に
接触し、スチールクローラの回転によりこれと逆方向に
ゴムクローラが回転して走行することを特徴とするもの
である。
【0007】更に請求項3記載のスチールクローラ走行
車の舗装面保護装置は、スプロケットとアイドラ側のス
チールクローラの外周を囲む係止部が、スチールクロー
ラに沿って湾曲した左右のプレートと、このプレートの
間に水平に取付けられたガイドローラとから構成されて
いることを特徴とするものである。
車の舗装面保護装置は、スプロケットとアイドラ側のス
チールクローラの外周を囲む係止部が、スチールクロー
ラに沿って湾曲した左右のプレートと、このプレートの
間に水平に取付けられたガイドローラとから構成されて
いることを特徴とするものである。
【0008】
【作用】本考案の請求項1記載の舗装面保護装置は、ス
チールクローラ走行車の左右のスチールクローラの前方
に置いてから、可動係止部を後方に向かって開く。次い
でスチールクローラ走行車を前進させて、開いた可動係
止部側から舗装面保護装置の上に乗り上げて、スチール
クローラがアイドラ側の係止部に接触する状態にまで走
行して停止する。この後、可動係止部を上方に回動させ
てロックしてから、スプロケットを回転させると、これ
に噛合するスチールクローラが回転する。このスチール
クローラの回転により、この下面で接触するゴムタイヤ
が逆方向に回転して、この回転が駆動力となって左右の
スチールクローラに取付けた舗装面保護装置のゴムタイ
ヤが直接、舗装面に接触しながら走行するようになって
いる。
チールクローラ走行車の左右のスチールクローラの前方
に置いてから、可動係止部を後方に向かって開く。次い
でスチールクローラ走行車を前進させて、開いた可動係
止部側から舗装面保護装置の上に乗り上げて、スチール
クローラがアイドラ側の係止部に接触する状態にまで走
行して停止する。この後、可動係止部を上方に回動させ
てロックしてから、スプロケットを回転させると、これ
に噛合するスチールクローラが回転する。このスチール
クローラの回転により、この下面で接触するゴムタイヤ
が逆方向に回転して、この回転が駆動力となって左右の
スチールクローラに取付けた舗装面保護装置のゴムタイ
ヤが直接、舗装面に接触しながら走行するようになって
いる。
【0009】また舗装面保護装置のゴムタイヤは左右の
スチールクローラに夫々別個に取付けられているのでス
チールクローラ走行車が旋回しながら走行する場合に
も、ゴムタイヤは別個に回転するので、舗装面を自由に
走行することができる。またスチールクローラと接触す
るスプロケット側とアイドラ側には夫々係止部が設けら
れて舗装面保護装置の外れを防止するようになってい
る。
スチールクローラに夫々別個に取付けられているのでス
チールクローラ走行車が旋回しながら走行する場合に
も、ゴムタイヤは別個に回転するので、舗装面を自由に
走行することができる。またスチールクローラと接触す
るスプロケット側とアイドラ側には夫々係止部が設けら
れて舗装面保護装置の外れを防止するようになってい
る。
【0010】本考案の請求項2記載の舗装面保護装置
は、スチールクローラ走行車のスプロケットを回転させ
ると、これに噛合するスチールクローラが回転し、この
回転によりこの下面で接触するゴムクローラが逆方向に
回転する。このゴムクローラの回転が駆動力となって左
右のスチールクローラに取付けた舗装面保護装置がスチ
ールクローラの回転方向と逆向きに走行する。またゴム
クローラは広い接地面積を有しているので軟弱な地面を
走行できると共に装置内への土の侵入も防止することが
できる。
は、スチールクローラ走行車のスプロケットを回転させ
ると、これに噛合するスチールクローラが回転し、この
回転によりこの下面で接触するゴムクローラが逆方向に
回転する。このゴムクローラの回転が駆動力となって左
右のスチールクローラに取付けた舗装面保護装置がスチ
ールクローラの回転方向と逆向きに走行する。またゴム
クローラは広い接地面積を有しているので軟弱な地面を
走行できると共に装置内への土の侵入も防止することが
できる。
【0011】更に請求項3記載の舗装面保護装置は、ス
チールクローラに沿って湾曲した左右のプレートと、こ
のプレートの間に水平に取付けられたガイドローラとか
ら係止部が構成されているので、スチールクローラがガ
イドローラに当っても回転が滑らかで騒音の発生を少な
くすることができる。
チールクローラに沿って湾曲した左右のプレートと、こ
のプレートの間に水平に取付けられたガイドローラとか
ら係止部が構成されているので、スチールクローラがガ
イドローラに当っても回転が滑らかで騒音の発生を少な
くすることができる。
【0012】
【実施例】以下本考案を図1ないし図3を参照して詳細
に説明する。図1はパワーショベル1に舗装面保護装置
2を取付けた場合を示すものである。このパワーショベ
ル1はトラックフレーム3に取付けたスプロケット4
と、アイドラ5との間に、スチールシュー6…を無端状
に連結したスチールクローラ7を巻回して走行するよう
になっている。トラックフレーム3の上部には運転席8
とウエイト9が回転自在に設けられ、この運転席8の横
にブーム10が上下に回動自在に支持され、この先端に
アーム11が取付けられている。更にこのアーム11の
先端にバケット12が取付けられ、シリンダー13を伸
縮させて土や岩を掘削したりダンプカーに積み込んだり
する作業を行なうことができる。
に説明する。図1はパワーショベル1に舗装面保護装置
2を取付けた場合を示すものである。このパワーショベ
ル1はトラックフレーム3に取付けたスプロケット4
と、アイドラ5との間に、スチールシュー6…を無端状
に連結したスチールクローラ7を巻回して走行するよう
になっている。トラックフレーム3の上部には運転席8
とウエイト9が回転自在に設けられ、この運転席8の横
にブーム10が上下に回動自在に支持され、この先端に
アーム11が取付けられている。更にこのアーム11の
先端にバケット12が取付けられ、シリンダー13を伸
縮させて土や岩を掘削したりダンプカーに積み込んだり
する作業を行なうことができる。
【0013】舗装面保護装置2は図3に示すように、パ
ワーショベル1の片側のスチールクローラ7の底面より
やや大きい幅の間隔で配置した左右のサイドフレーム1
7、17を連結棒18…で接合して枠状のフレーム19
が形成されている。更にこのフレーム19には、その長
手方向に沿って複数本のゴムタイヤ20…が回転自在に
取付けられている。このゴムタイヤ20…は図1に示す
ように、スチールクローラ7を取付けたスプロケット4
とアイドラ5及びこの間に所定の間隔でトラックフレー
ム3の下部に取付けられた複数個のトラックローラー1
4…に対応して、この下方にその軸方向に沿ってスチー
ルクローラ7を介して取付けられている。前記ゴムタイ
ヤ20は、ローラー21の外周にゴム22を巻き付けた
もので、このゴム22が舗装面24に接触するようにな
っている。
ワーショベル1の片側のスチールクローラ7の底面より
やや大きい幅の間隔で配置した左右のサイドフレーム1
7、17を連結棒18…で接合して枠状のフレーム19
が形成されている。更にこのフレーム19には、その長
手方向に沿って複数本のゴムタイヤ20…が回転自在に
取付けられている。このゴムタイヤ20…は図1に示す
ように、スチールクローラ7を取付けたスプロケット4
とアイドラ5及びこの間に所定の間隔でトラックフレー
ム3の下部に取付けられた複数個のトラックローラー1
4…に対応して、この下方にその軸方向に沿ってスチー
ルクローラ7を介して取付けられている。前記ゴムタイ
ヤ20は、ローラー21の外周にゴム22を巻き付けた
もので、このゴム22が舗装面24に接触するようにな
っている。
【0014】またフレーム19の先端にはスチールクロ
ーラ7に沿って湾曲した左右のプレート25、25の下
部が接合され、これらプレート25、25の間にガイド
ローラ26、26が取付けられた固定係止部27が設け
られ、これがアイドラ5側に係止されて舗装面保護装置
2が外れないようになっている。またフレーム19の後
端にはスチールクローラ7に沿って湾曲した左右のプレ
ート28、28の下部が、図3に示すように支持軸29
で回動自在に支持され、これらプレート28、28の間
にガイドローラ26、26が取付けられた可動係止部3
0が設けられている。またフレーム19の側面にはロッ
クプレート31が回動自在に取付けられ、この先端のU
溝32がプレート28、28の側面に突設したロックピ
ン33に取外自在に係合するようになっている。
ーラ7に沿って湾曲した左右のプレート25、25の下
部が接合され、これらプレート25、25の間にガイド
ローラ26、26が取付けられた固定係止部27が設け
られ、これがアイドラ5側に係止されて舗装面保護装置
2が外れないようになっている。またフレーム19の後
端にはスチールクローラ7に沿って湾曲した左右のプレ
ート28、28の下部が、図3に示すように支持軸29
で回動自在に支持され、これらプレート28、28の間
にガイドローラ26、26が取付けられた可動係止部3
0が設けられている。またフレーム19の側面にはロッ
クプレート31が回動自在に取付けられ、この先端のU
溝32がプレート28、28の側面に突設したロックピ
ン33に取外自在に係合するようになっている。
【0015】パワーショベル1が舗装面24を走行する
場合の舗装面保護装置2の取付け方法について説明す
る。先ず左右2台の舗装面保護装置2、2をパワーショ
ベル1の左右のスチールクローラ7、7の前方に置いて
からロックプレート31を取外して、可動係止部30を
図1に仮想線で示すように後方に向かって開く。次いで
パワーショベル1を前進させて、開いた可動係止部30
側から舗装面保護装置2の上に乗り上げると、ゴムタイ
ヤ20…は移動するスチールクローラ7に接触しながら
回転して、舗装面保護装置2はパワーショベル1の前進
方向と逆方向に走行して円滑に乗り上げ、スチールクロ
ーラ7の先端が固定係止部27に接触する状態まで走行
して停止する。
場合の舗装面保護装置2の取付け方法について説明す
る。先ず左右2台の舗装面保護装置2、2をパワーショ
ベル1の左右のスチールクローラ7、7の前方に置いて
からロックプレート31を取外して、可動係止部30を
図1に仮想線で示すように後方に向かって開く。次いで
パワーショベル1を前進させて、開いた可動係止部30
側から舗装面保護装置2の上に乗り上げると、ゴムタイ
ヤ20…は移動するスチールクローラ7に接触しながら
回転して、舗装面保護装置2はパワーショベル1の前進
方向と逆方向に走行して円滑に乗り上げ、スチールクロ
ーラ7の先端が固定係止部27に接触する状態まで走行
して停止する。
【0016】この後、可動係止部30を支持軸29を支
点に上方に回動させ、図3に示すようにロックプレート
31のU溝32をロックピン33に係合させて可動係止
部30を固定する。この状態で舗装面保護装置2のゴム
タイヤ20…は図1に示すように、アイドラ5とスプロ
ケット4及び複数のトラックローラー14…の下方に、
軸方向に沿ってスチールクローラ7を介して位置してこ
れらを支持した状態になる。
点に上方に回動させ、図3に示すようにロックプレート
31のU溝32をロックピン33に係合させて可動係止
部30を固定する。この状態で舗装面保護装置2のゴム
タイヤ20…は図1に示すように、アイドラ5とスプロ
ケット4及び複数のトラックローラー14…の下方に、
軸方向に沿ってスチールクローラ7を介して位置してこ
れらを支持した状態になる。
【0017】舗装面24を走行する時には、運転席8を
反転させてから通常の運転と同様に、エンジンに接続さ
れたスプロケット4を回転させると、これに噛合するス
チールクローラ7が回転する。このスチールクローラ7
の回転により、この下面で接触するゴムタイヤ20…も
逆方向に回転して、この回転が駆動力となってパワーシ
ョベル1の左右のスチールクローラ7、7に取付けた舗
装面保護装置2、2がスチールクローラ7の回転方向と
逆向きに走行する。このためスチールクローラ7が直
接、舗装面24に接触せず、ゴムタイヤ20…が接触し
ながら回転するので、舗装面24を損傷することなくパ
ワーショベル1を移動させることができる。
反転させてから通常の運転と同様に、エンジンに接続さ
れたスプロケット4を回転させると、これに噛合するス
チールクローラ7が回転する。このスチールクローラ7
の回転により、この下面で接触するゴムタイヤ20…も
逆方向に回転して、この回転が駆動力となってパワーシ
ョベル1の左右のスチールクローラ7、7に取付けた舗
装面保護装置2、2がスチールクローラ7の回転方向と
逆向きに走行する。このためスチールクローラ7が直
接、舗装面24に接触せず、ゴムタイヤ20…が接触し
ながら回転するので、舗装面24を損傷することなくパ
ワーショベル1を移動させることができる。
【0018】また舗装面保護装置2、2は左右のスチー
ルクローラ7、7に夫々別個に取付けられているのでパ
ワーショベル1が旋回しながら走行する場合にも、舗装
面保護装置2、2のゴムタイヤ20…は別個に回転する
ので、舗装面24を旋回しながら自由に走行することが
できる。また固定係止部27と可動係止部30には夫々
ガイドローラ26、26が水平に取付けられ、スチール
クローラ7が接触してもフリーに回転するだけで、駆動
力は伝達されないので舗装面保護装置2の外れを防止す
ることができる。
ルクローラ7、7に夫々別個に取付けられているのでパ
ワーショベル1が旋回しながら走行する場合にも、舗装
面保護装置2、2のゴムタイヤ20…は別個に回転する
ので、舗装面24を旋回しながら自由に走行することが
できる。また固定係止部27と可動係止部30には夫々
ガイドローラ26、26が水平に取付けられ、スチール
クローラ7が接触してもフリーに回転するだけで、駆動
力は伝達されないので舗装面保護装置2の外れを防止す
ることができる。
【0019】更にゴムタイヤ20…は、スプロケット4
とアイドラ5及びこの間に所定の間隔で取付けられた複
数個のトラックローラー14…に対応して、この下方に
軸方向に沿って取付けられているので、ゴムタイヤ20
…の全長に亘って車体の重量が直接加わり、ゴムタイヤ
20の撓みを防止して安定した走行を行なうことができ
る。
とアイドラ5及びこの間に所定の間隔で取付けられた複
数個のトラックローラー14…に対応して、この下方に
軸方向に沿って取付けられているので、ゴムタイヤ20
…の全長に亘って車体の重量が直接加わり、ゴムタイヤ
20の撓みを防止して安定した走行を行なうことができ
る。
【0020】また地面が露出している所で作業する場合
には、ロックプレート31をロックピン33から取外し
て可動係止部30を下方に開いてから、パワーショベル
1を後退させると、可動係止部30が開いているので舗
装面保護装置2は前進しながらスチールクローラ7から
離れて容易に取外すことができる。
には、ロックプレート31をロックピン33から取外し
て可動係止部30を下方に開いてから、パワーショベル
1を後退させると、可動係止部30が開いているので舗
装面保護装置2は前進しながらスチールクローラ7から
離れて容易に取外すことができる。
【0021】図4は本考案の他の実施例を示すもので、
この舗装面保護装置2はパワーショベル1のスチールク
ローラ7の底面よりやや大きい幅に形成したフレーム1
9に、その長手方向に沿って複数本のローラー21…が
取付けられている。このローラー21…は、スチールク
ローラ7を巻回したスプロケット4とアイドラ5及びこ
の間に所定の間隔で取付けられた複数個のトラックロー
ラー14…に対応して、この下方にその軸方向に沿って
取付けられていると共に、これらローラー21…を巻回
してゴムクローラ34が取付けられている。なおフレー
ム19の先端に接続した固定係止部27及びフレーム1
9の後端に開閉自在に取付けた可動係止部30の構成は
図1に示す前記実施例と同様に形成されている。
この舗装面保護装置2はパワーショベル1のスチールク
ローラ7の底面よりやや大きい幅に形成したフレーム1
9に、その長手方向に沿って複数本のローラー21…が
取付けられている。このローラー21…は、スチールク
ローラ7を巻回したスプロケット4とアイドラ5及びこ
の間に所定の間隔で取付けられた複数個のトラックロー
ラー14…に対応して、この下方にその軸方向に沿って
取付けられていると共に、これらローラー21…を巻回
してゴムクローラ34が取付けられている。なおフレー
ム19の先端に接続した固定係止部27及びフレーム1
9の後端に開閉自在に取付けた可動係止部30の構成は
図1に示す前記実施例と同様に形成されている。
【0022】上記構成の舗装面保護装置2は、先ずパワ
ーショベル1の左右のスチールクローラ7、7の前方に
置いてからロックプレート31を取りはずして、可動係
止部30を後方に向かって開く。次いでパワーショベル
1を前進させて、開いた可動係止部30側から舗装面保
護装置2の上に乗り上げると、舗装面保護装置2はパワ
ーショベル1の前進方向と逆方向に走行して円滑に乗り
上げ、スチールクローラ7はアイドラ5側が固定係止部
27に接触する状態まで走行して停止する。この後、可
動係止部30を上方に回動させてからロックプレート3
1でロックして可動係止部30を固定する。この状態で
舗装面保護装置2のゴムタイヤ20…は、アイドラ5と
スプロケット4及び複数のトラックローラー14…の下
方にスチールクローラ7とゴムクローラ34を介して位
置してこれらを支持した状態になる。
ーショベル1の左右のスチールクローラ7、7の前方に
置いてからロックプレート31を取りはずして、可動係
止部30を後方に向かって開く。次いでパワーショベル
1を前進させて、開いた可動係止部30側から舗装面保
護装置2の上に乗り上げると、舗装面保護装置2はパワ
ーショベル1の前進方向と逆方向に走行して円滑に乗り
上げ、スチールクローラ7はアイドラ5側が固定係止部
27に接触する状態まで走行して停止する。この後、可
動係止部30を上方に回動させてからロックプレート3
1でロックして可動係止部30を固定する。この状態で
舗装面保護装置2のゴムタイヤ20…は、アイドラ5と
スプロケット4及び複数のトラックローラー14…の下
方にスチールクローラ7とゴムクローラ34を介して位
置してこれらを支持した状態になる。
【0023】舗装面24を走行する時には、運転席8を
反転させてから通常の運転と同様に、スプロケット4を
回転させると、これに噛合するスチールクローラ7が回
転する。このスチールクローラ7の回転により、この下
面で接触するゴムクローラ34も逆方向に回転して、こ
の回転が駆動力となってパワーショベル1の左右のスチ
ールクローラ7、7に夫々取付けた舗装面保護装置2、
2がスチールクローラ7の回転方向と逆向きに走行す
る。このためスチールクローラ7が直接、舗装面24に
接触せずゴムクローラ34が接触しながら回転するの
で、舗装面24を損傷することなくパワーショベル1を
移動させることができる。またこの構造は、ゴムクロー
ラ34が広い接地面積を有しているので軟弱な地面も走
行できると共に、舗装面保護装置2内への土の侵入も防
止することができる。
反転させてから通常の運転と同様に、スプロケット4を
回転させると、これに噛合するスチールクローラ7が回
転する。このスチールクローラ7の回転により、この下
面で接触するゴムクローラ34も逆方向に回転して、こ
の回転が駆動力となってパワーショベル1の左右のスチ
ールクローラ7、7に夫々取付けた舗装面保護装置2、
2がスチールクローラ7の回転方向と逆向きに走行す
る。このためスチールクローラ7が直接、舗装面24に
接触せずゴムクローラ34が接触しながら回転するの
で、舗装面24を損傷することなくパワーショベル1を
移動させることができる。またこの構造は、ゴムクロー
ラ34が広い接地面積を有しているので軟弱な地面も走
行できると共に、舗装面保護装置2内への土の侵入も防
止することができる。
【0024】なお上記実施例ではフレーム19の片側に
固定係止部27を、他方側に可動係止部30を設けた場
合について示したが両側とも可動係止部30として、前
後両側から取付けられるようにしても良い。また係止部
27、30にガイドローラ26、26を取付けた場合に
ついて示したが、湾曲したガイドレールを縦方向に取付
けて、ここでスチールクローラ7を滑らせる構造でも良
い。またゴムタイヤ20やローラー21…は、スプロケ
ット4とアイドラ5及びこの間のトラックローラー14
…に対応して、この下方に取付けた構造について示した
が、下方の少しずれた位置に設けても良く、またその本
数も任意に選定することができる。
固定係止部27を、他方側に可動係止部30を設けた場
合について示したが両側とも可動係止部30として、前
後両側から取付けられるようにしても良い。また係止部
27、30にガイドローラ26、26を取付けた場合に
ついて示したが、湾曲したガイドレールを縦方向に取付
けて、ここでスチールクローラ7を滑らせる構造でも良
い。またゴムタイヤ20やローラー21…は、スプロケ
ット4とアイドラ5及びこの間のトラックローラー14
…に対応して、この下方に取付けた構造について示した
が、下方の少しずれた位置に設けても良く、またその本
数も任意に選定することができる。
【0025】また本考案の舗装面保護装置2はパワーシ
ョベルに限らずブルドーザー、ショベルドーザー、クレ
ーンなどスチールクローラを取付けた建設車両に広く使
用することができる。
ョベルに限らずブルドーザー、ショベルドーザー、クレ
ーンなどスチールクローラを取付けた建設車両に広く使
用することができる。
【0026】
【考案の効果】以上説明した如く本考案の請求項1記載
のスチールクローラ走行車の舗装面保護装置によれば、
左右のスチールクローラの下に、ゴムタイヤを設けたフ
レームを取付け、スチールクローラの駆動力を利用して
ゴムタイヤを駆動させて走行するので、極めて簡単な構
造で、舗装面を損傷することなく自由に走行することが
できると共に、小型でありスチールクローラへの取付け
取外しも容易で、一人で作業できるので交換作業も容易
である。
のスチールクローラ走行車の舗装面保護装置によれば、
左右のスチールクローラの下に、ゴムタイヤを設けたフ
レームを取付け、スチールクローラの駆動力を利用して
ゴムタイヤを駆動させて走行するので、極めて簡単な構
造で、舗装面を損傷することなく自由に走行することが
できると共に、小型でありスチールクローラへの取付け
取外しも容易で、一人で作業できるので交換作業も容易
である。
【0027】更に請求項2記載の舗装面保護装置は、左
右のスチールクローラの下に、ゴムクローラを巻回した
ローラーを設けたフレームを取付け、スチールクローラ
の駆動力を利用してゴムクローラを駆動させて走行する
ので、舗装面を損傷することなく自由に走行することが
でき、しかもゴムクローラは広い接地面積を有している
ので軟弱な地面を走行できると共に装置内への土の侵入
も防止することができる。
右のスチールクローラの下に、ゴムクローラを巻回した
ローラーを設けたフレームを取付け、スチールクローラ
の駆動力を利用してゴムクローラを駆動させて走行する
ので、舗装面を損傷することなく自由に走行することが
でき、しかもゴムクローラは広い接地面積を有している
ので軟弱な地面を走行できると共に装置内への土の侵入
も防止することができる。
【0028】更に請求項3記載の舗装面保護装置は、ス
チールクローラに沿って湾曲した左右のプレートと、こ
のプレートの間に水平に取付けられたガイドローラとか
ら係止部が構成されているので、スチールクローラがガ
イドローラに当っても回転が滑らかで騒音の発生を少な
くすることができる。
チールクローラに沿って湾曲した左右のプレートと、こ
のプレートの間に水平に取付けられたガイドローラとか
ら係止部が構成されているので、スチールクローラがガ
イドローラに当っても回転が滑らかで騒音の発生を少な
くすることができる。
【図1】本考案の一実施例による舗装面保護装置を取付
けたパワーショベルの、舗装面保護装置の部分を破断し
て示す側面図である。
けたパワーショベルの、舗装面保護装置の部分を破断し
て示す側面図である。
【図2】図1の舗装面保護装置を取付けたパワーショベ
ルを示す側面図である。
ルを示す側面図である。
【図3】図1に示す舗装面保護装置の後部側を拡大した
斜視図である。
斜視図である。
【図4】本考案の他の実施例によるゴムクローラ型の舗
装面保護装置を取付けたパワーショベルの要部拡大断面
図である。
装面保護装置を取付けたパワーショベルの要部拡大断面
図である。
1 パワーショベル 2 舗装面保護装置 3 トラックフレーム 4 スプロケット 5 アイドラ 7 スチールクローラ 8 運転席 14 トラックローラー 19 フレーム 20 ゴムタイヤ 21 ローラー 22 ゴム 24 舗装面 26 ガイドローラ 27 固定係止部 30 可動係止部 31 ロックプレート 34 ゴムクローラ
Claims (3)
- 【請求項1】 スチールクローラ走行車の左右のスチー
ルクローラ底面よりやや大きい形状に形成したフレーム
に、その長手方向に沿って所定の間隔で複数本のゴムタ
イヤを取付けると共に、前記フレームの両端にスプロケ
ットとアイドラ側のスチールクローラの外周を囲む係止
部を夫々設け、少なくとも一方の係止部を開閉自在にフ
レームに接合して、スチールクローラ走行車を乗せた状
態でスチールクローラ底面がゴムタイヤの上部に接触
し、スチールクローラの回転によりこれと逆方向にゴム
タイヤが回転して走行することを特徴とするスチールク
ローラ走行車の舗装面保護装置。 - 【請求項2】 スチールクローラ走行車の左右のスチー
ルクローラ底面よりやや大きい形状に形成したフレーム
に、その長手方向に沿って所定の間隔で複数本のローラ
ーを取付けると共に、これらローラーを囲むようにゴム
クローラを巻回し、前記フレームの両端にスプロケット
とアイドラ側のスチールクローラの外周を囲む係止部を
夫々設け、少なくとも一方の係止部を開閉自在にフレー
ムに接合して、スチールクローラ走行車を乗せた状態で
スチールクローラ底面がゴムクローラの上面に接触し、
スチールクローラの回転によりこれと逆方向にゴムクロ
ーラが回転して走行することを特徴とするスチールクロ
ーラ走行車の舗装面保護装置。 - 【請求項3】 スプロケットとアイドラ側のスチールク
ローラの外周を囲む係止部が、スチールクローラに沿っ
て湾曲した左右のプレートと、このプレートの間に水平
に取付けられたガイドローラとから構成されていること
を特徴とする請求項1または2記載のスチールクローラ
走行車の舗装面保護装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993041330U JP2599071Y2 (ja) | 1993-06-30 | 1993-06-30 | スチールクローラ走行車の舗装面保護装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993041330U JP2599071Y2 (ja) | 1993-06-30 | 1993-06-30 | スチールクローラ走行車の舗装面保護装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH076053U JPH076053U (ja) | 1995-01-27 |
JP2599071Y2 true JP2599071Y2 (ja) | 1999-08-30 |
Family
ID=12605513
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993041330U Expired - Lifetime JP2599071Y2 (ja) | 1993-06-30 | 1993-06-30 | スチールクローラ走行車の舗装面保護装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2599071Y2 (ja) |
-
1993
- 1993-06-30 JP JP1993041330U patent/JP2599071Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH076053U (ja) | 1995-01-27 |
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