JP2001180545A - クローラ式斜面走行機 - Google Patents

クローラ式斜面走行機

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JP2001180545A
JP2001180545A JP2000346495A JP2000346495A JP2001180545A JP 2001180545 A JP2001180545 A JP 2001180545A JP 2000346495 A JP2000346495 A JP 2000346495A JP 2000346495 A JP2000346495 A JP 2000346495A JP 2001180545 A JP2001180545 A JP 2001180545A
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hard rubber
crawler
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Atsuo Fukuda
厚生 福田
Shigeru Yoshida
茂 吉田
Shuji Kami
上  周史
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  • Consolidation Of Soil By Introduction Of Solidifying Substances Into Soil (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 クローラ式の建設施工機械や運搬機械を斜面
上で自由に安全に走行させ、建設工事や建設資材運搬作
業などを効率良く実施し、工期の短縮と工事コストの低
減を図り、しかも斜面に敷設された斜面保護部材などを
破壊することなく、かつ斜面上での横滑り防止効果も向
上させるようにする。 【構成】 クローラ式のドリリング・ミキシングマシン
やクローラ式運搬機械などの履帯を構成するシューエレ
メント18を硬質ゴムRで形成し、または硬質ゴムRで
被覆し、この接地面に、走行方向と直交する方向の爪1
9(通常のグローサー)とは別に、上下方向に長い柱状
等で、硬質ゴムからなる突起物23または硬質ゴムで被
覆された突起物23、すなわち硬質ゴム製の横滑り防止
グローサーを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、クローラ式の下部走
行体により斜面を走行するクローラ式斜面走行機に関す
るもので、特に緩勾配斜面上を走行して建設工事を行う
建設機械、あるいは緩勾配斜面上を走行して建設資材を
運搬する運搬機械に有効に適用される。
【0002】
【従来技術】近年、盛土法面などの地震・降雨対策とし
て、地盤をアースオーガタイプなどのドリリング・ミキ
シングマシンにより回転掘進しつつ土壌と固化材を混合
攪拌して固結化し、さらにその中心部にアンカー体を構
築する斜面強化工法が開発され実施されている。
【0003】このような斜面強化工法を緩勾配斜面に適
用する場合、従来、小規模工事では人力により資材の運
搬等を行い、側道に配置したバックホータイプの施工機
械でドリリング・ミキシングなどの作業を行っていた。
また、比較的大規模工事では建設機械用の仮設構台を架
設して、この仮設構台にアースオーガタイプの施工機械
を配置してドリリング・ミキシングなどの作業を行って
いた。
【0004】また、斜面上で土砂,コンクリートブロッ
ク,パイプ,矢板などの建設資材を運搬する方法として
は、従来、人力により運搬する方法、ベルトコンベヤで
運搬する方法、斜面上に仮設運搬路を構築する方法など
が採用されていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
緩勾配斜面における斜面強化工法では、 斜面上での
運搬作業や土工は、人が自由に移動することが困難であ
り、極めて作業効率が悪く、かつ危険な作業となる、
これにより、工期が長くなり、コストが高くなる、
斜面の手前に側道がない場合には、バックホータイプ
の施工機械を設置することができないなどの問題点があ
る。
【0006】また、仮設構台を架設する場合にも、
仮設構台を架設するため、工期が長くなり、かつコスト
が高くなるなどの問題があり、 斜面の手前に側道が
ない場合には、仮設構台用の資材を人力で運搬せざるを
得ず、前述の人力による場合と同様の問題点を有する。
【0007】さらに、従来の建設資材運搬方法でも、次
のような問題点がある。 (1) 人力による方法 軽微な資材のみ運搬可能であり、大きく重い資材を
扱うことができない、斜面上では、人が自由に移動す
ることが困難であり、極めて運搬効率が悪く、かつ危険
な作業となる、 運搬効率が悪いため、工期が長くな
り、コストも高くなる。
【0008】(2) ベルトコンベヤによる方法 土砂の搬送はできるが、それ以外の資材の搬送は困
難である、 斜面上にベルトコンベヤを設置すること
自体が困難となる。
【0009】(3) 仮設運搬路を構築する方法 人力運搬路程度の軽微なものでは、運搬効率が悪
い、 建設車両が通行可能な規模の仮設運搬路では、
仮設構台などを構築するため、工期とコストが増大す
る。
【0010】なお、斜面にアースオーガタイプのクロー
ラ式施工機械を走行させて直接斜面強化工法を実施し、
あるいは資材の運搬を行うことも考えられるが、現状の
クローラ式走行機の履帯は進行方向に対して直交する方
向のグローサー(突起物)があるだけであり、斜面を登
ったり下りたりすることはできるものの、斜面を水平方
向(斜面勾配方向と直交する方向)に走行することがで
きず、また作業時の安定性が悪く、実施できない。
【0011】この発明は、前述のような問題点を解消す
べくなされたもので、その目的は、斜面を自由にかつ安
全に走行することができると共に、作業時の安定性を確
保することができ、斜面上でも斜面強化などの建設工事
や建設資材の運搬作業などを効率良く実施でき、従来の
人力作業を極力軽減すると共に、仮設構台を不要のもの
とし、工期の短縮と工事コストの低減を図ることがで
き、しかも斜面に敷設された斜面保護部材などを破壊す
ることなく、かつ斜面上での横滑り防止効果も向上させ
ることのできるクローラ式斜面走行機を提供することに
ある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明に係るクローラ式
斜面走行機は、シューエレメントがエンドレスに連結さ
れた履帯を装着してなるクローラ式斜面走行機であっ
て、特に斜面強化工法に使用されるクローラ式のドリリ
ング・ミキシングマシン等のクローラ式建設施工機械や
上部荷台を備えたクローラ式運搬機械などに適用される
ものであり、硬質ゴムからなるシューエレメントまたは
硬質ゴムで被覆されたシューエレメントの接地面に、走
行方向と直交する方向の爪(通常のグローサー)とは別
に、点在配置の独立した上下方向に長い形状の突起物
(例えば、柱状部材)で、かつ硬質ゴムからなる突起物
または硬質ゴムで被覆された突起物が設けられ、これら
の突起物の高さは前記爪(通常のグローサー)の高さよ
り大きく、硬質ゴム製の横滑り防止グローサーとなる。
【0013】走行機の方向転換に際して発生する斜面の
大きな乱れを嫌う場合、あるいは斜面に斜面保護用のコ
ンクリート法枠(格子枠)等が敷設されている場合など
には、点在配置の独立した上下方向に長い突起物を使用
する。このような突起物は、柱状の突起物、例えば棒状
突起物,筒形(箱形)突起物,異形板状突起物,円錐状
突起物,円錐台突起物などがあり、これを各シューエレ
メントに単独で、あるいは走行方向に間隔をおいて複数
配設する。
【0014】上述したように、点在配置の独立した上下
方向に長い突起物のいずれの場合も、突起物の高さは、
履帯の走行方向と直交する爪すなわち通常のグローサー
の高さよりも大きくして横滑り防止効果を大きくしてい
る。
【0015】また、これら突起物は、山側および谷側の
両側の履帯に設ける方がよいが、斜面の谷側の履帯にの
み(履帯の両側面あるいは谷側の片面のみ)、設けるだ
けでも有効である。
【0016】
【作用】以上のような構成において、走行機本体を傾斜
面の水平方向に走行させ、所定の位置で停止させてドリ
リング・ミキシングや建設資材排出などの作業を行う。
履帯を構成するシューエレメントに、走行方向と直交す
る方向の爪(通常のグローサー)とは別に、柱状などの
突起物すなわち横滑り防止グローサーを設けることによ
り、走行時の横滑りが大幅に解消され、安全で安定した
走行により斜面強化作業や運搬作業などを効率良く行え
る。さらに、作業時の負荷に対しても横滑り防止グロー
サーにより安定性が確保され、ドリリング・ミキシング
などの作業を安全に行うことができる。
【0017】履帯に硬質ゴムを使用しているため、斜面
上に既設のコンクリート法枠等を破壊することなく走行
を行うことができる。さらに、硬質ゴムは金属製に比べ
て接地抵抗が大きく、斜面上を滑ることなく走行でき
る。
【0018】また、点在配置の独立した柱状突起物であ
れば、斜面走行機を方向転換させる場合に、斜面表面の
土砂を大きく乱すことがなく、またコンクリート法枠の
雨水ガイド用突出部分を挟んで剪断破壊するおそれも全
くない。
【0019】なお、横滑り防止グローサーの高さは、高
い程横滑り防止効果が大きく、履帯の走行方向と直交す
る爪よりも高くしている。なお、横滑り防止グローサー
の高さを高くし過ぎると、走行機本体の旋回性が悪くな
り、また斜面を傷める(乱す)ため、これを考慮して上
限が決められる。また、谷側の履帯における谷側面の横
滑り防止グローサーの横滑り防止効果が大きく、ここに
のみ横滑り防止グローサーを設けても横滑り防止効果が
ある。
【0020】
【実施例】以下、この発明を図示する実施例に基づいて
説明する。図1に、この発明に係るクローラ式斜面走行
機のシューエレメント部分を示す。図4は、斜面強化工
法に使用するクローラ式ドリリング・ミキシングマシン
に適用した例、図5は、建設資材を運搬するクローラ式
斜面運搬機に適用した例である。
【0021】クローラ式ドリリング・ミキシングマシン
1は、図4に示すように、主として本体フレーム2と足
回り部分3と上部旋回体4とフロントアタッチメント5
から構成されている。本体フレーム2上に旋回可能に取
付けられた上部旋回体4の前面には、フロントアタッチ
メント5が垂直方向の傾動部材6,回転部材7,横方向
のスライド部材8を介して取付けられ、必要な作業姿勢
や待機姿勢等をとることができる。
【0022】フロントアタッチメント5は、リーダ9に
沿って直線駆動機構により移動可能なオーガロッド10
と、このオーガロッド10を回転駆動する回転用モータ
11などを備えている。オーガロッド10の先端部に
は、掘削翼・攪拌翼・共回り防止翼・固化材吐出口など
が設けられ、回転掘進しつつ土壌と固化材を混合攪拌し
て土壌を固結化し、またオーガロッド10内にはアンカ
ー材が挿通されており、混合攪拌されたソイルセメント
中心部にアンカー材が配設される。
【0023】足回り部分3は履帯(シューリンク)1
2,起動スプロケット13,アイドラ14,トラックフ
レーム15,トラックローラ16,キャリアローラ17
などからなり、シューリンク12はシューエレメント1
8を多数エンドレスに連結して構成されている。
【0024】シューエレメント18は、図3に示すよう
に、例えば進行方向先端に内側に湾曲するカーブ部分1
8aを有し、表面に走行方向と直交する方向に延在する
爪(グローサー)19が複数突設された単位部材であ
り、下面に設けたブラケット20をピン21を介してエ
ンドレスのチェーンリンク22に取付けることにより連
結されている。なお、シューエレメント18の形状,構
造等は図示したものに限定されるものではない。
【0025】このようなシューエレメント18におい
て、本発明では、図1に示すように、シューエレメント
18の接地面に上下方向に長い複数の独立した柱状突起
物23を設け、シューエレメント18自体および突起物
23自体を硬質ゴムRから形成し、あるいは金属製のシ
ューエレメント18および金属製の突起物23を所定厚
さの硬質ゴムRで被覆する。
【0026】さらに、図示していないが、硬質ゴム被覆
のシューエレメント18に硬質ゴム製の突起物23を一
体的に取付けるようにしてもよいし、硬質ゴム製のシュ
ーエレメント18に硬質ゴム被覆の突起物23を一体的
に取付けるようにしてもよい。なお、ブラケット20
は、シューエレメント18が硬質ゴム製の場合、基部を
硬質ゴム内に埋設するなどして一体化し、金属製の場合
にはシューエレメント18に一体的に取付ける。
【0027】ここで、硬質ゴムは、タイヤなどに使用さ
れているものを使用することができる。
【0028】シューエレメント18の表面からの高さH
は爪19の高さhよりも大きくする。突起物23には、
必要に応じて補強リブを設け、強度の向上を図るように
してもよい。なお、シューエレメント18および突起物
23が金属製の場合、シューエレメントは通常長尺成形
材から切り出されて製作されるため、突起物23はシュ
ーエレメント18と別体で製作し、溶接あるいはボルト
接合などで一体化させる。また、シューエレメント18
と一体的に製作することも可能である。
【0029】柱状突起物23の平面配置としては、同列
配置や千鳥配列、さらにランダム配列などがある。形状
としては、図1の円柱や角柱に限らず、図2に示すよう
な、筒状(箱状)突起,異形板状突起,円錐状突起,円
錐台突起などでもよい。
【0030】以上のような構成のクローラ式ドリリング
・ミキシングマシン1を、図4に示すように、緩斜面上
に配置し、斜面の水平方向に走行させ、所定の位置で上
部旋回体4を旋回させ、フロントアタッチメント5を傾
動・回転・スライドさせることにより任意の作業姿勢で
回転掘進・固化材混合攪拌・アンカー材の定着などを行
う。
【0031】水平方向の走行に際しては、履帯12に設
けた突起物23がスタビライザーとして働き、傾斜面の
上下方向における滑りを大幅に低減することができる。
これにより、安定した走行と能率の良い作業を行うこと
ができると共に、作業時の負荷に対しても横滑りを防止
でき、安全に作業を行うことができる。
【0032】突起物23付きの履帯12に硬質ゴムを使
用しているため、コンクリート法枠等を破壊することな
く走行を行うことができる。さらに、硬質ゴムは金属製
に比べて接地抵抗が大きく、斜面上を滑ることなく走行
できる利点もある。
【0033】なお、点在配置の独立した柱状突起物23
であれば、斜面走行機1を方向転換させる場合に、板状
突起物のように、斜面表面の土砂を大きく乱すのを軽減
することができ、また雨水ガイド用突出部分を挟み、剪
断破壊するおそれも全くない。
【0034】なお、以上は斜面補強工を行うドリリング
・ミキシングマシンに適用した例を示したが、斜面を走
行してその他の施工を行うクローラ式建設機械などにも
本発明を適用できることはいうまでもない。例えば、上
部旋回体にバケットを取付けてバックホーとすることも
できるし、またブルドーザーの土工板やクレーンなどを
取付けることもできる。
【0035】さらに、建設資材を運搬するクローラ式斜
面運搬機にも適用できることはいうまでもない。図5に
示すのは、このクローラ式斜面運搬機の一例であり、主
として建設資材を載せる水平の上部荷台102と、クロ
ーラ式の下部走行体103から構成されている。
【0036】上部荷台102は、土砂やコンクリートブ
ロック、あるいはパイプや矢板等の長尺物を載せること
のできる上部が開口した荷台であり、下部走行体103
の上に走行方向と直交する方向に傾転可能に搭載され
る。即ち、下部走行体103のベースフレーム104上
に載置台120を設け、この載置台120の山側にピン
軸着機構121を介して上部荷台102の下面を取付
け、上部荷台102と下部走行体103との間には、走
行方向に一対の油圧シリンダ122を配設する。
【0037】この油圧シリンダ122は、シリンダ基部
をベースフレーム104にピン着し、ピストンロッド先
端を上部荷台102の下面にピン着する。油圧シリンダ
122を作動させる油圧ユニットは、下部走行体103
の駆動機構と共に下部走行体103内に収納し、重心が
低くなるようにする。なお、油圧シリンダ122も最下
限ストローク位置では下部走行体103内に収納可能と
し、水平な地面では上部荷台102が載置台120上に
水平に載置されるようにするのが好ましい。
【0038】油圧シリンダ122のピストンロッドを伸
縮させることにより、上部荷台102の傾斜角度を調整
し、傾斜面水平走行時に、斜面の種々の勾配に対して上
部荷台102を常に水平に保持することができ、またこ
の状態から傾動角度を大きくすることにより上部荷台1
02を山側に傾けて土砂等を排出させることができる。
なお、上部荷台102の山側の側板は、開閉扉102a
とし、土砂等を簡単に排出できるようにしている。
【0039】また、走行方向と直交する方向における上
部荷台102の重心位置は、下部走行体103の重心位
置よりも山側に偏心させ、傾斜面水平走行時に、転倒モ
ーメントと反対のモーメントが下部走行体103に作用
し、転倒モーメントが減少するようにしている。なお、
下部走行体103には、操作ボックスを設け、作業者が
運転と荷台の操作を行えるようにする。また、下部走行
体103に運転席を設けるようにしてもよい。
【0040】以上のような構成のクローラ式斜面運搬機
においても、前述した硬質ゴム製のシューエレメント1
8に硬質ゴム製の突起物23を設けることにより、前述
したクローラ式建設機械と同じ効果が得られる。なお、
上部荷台102は油圧シリンダ122により水平に保持
することができ、斜面の種々の勾配に対して常に水平を
保持することができ、走行中に土砂等がこぼれることが
なく、安全に建設資材を運搬することができる。さら
に、傾転角度を大きくすることにより山側へ土砂等を安
全に自動的に排出することができる。また、上部荷台の
重心が山側に偏心しているため、転倒モーメントを減少
させることができ、より安全な走行が可能となる。
【0041】なお、以上のような斜面上運搬機101に
は、クレーンを取付け、このクレーンによりコンクリー
トブロック等の資材の積み込み・取り降ろしを行うよう
にすることもできる。
【0042】
【発明の効果】以上のような構成のクローラ式斜面走行
機であれば、クローラ式斜面走行機の履帯のシューエレ
メントを硬質ゴム製とし、これに、通常のグローサーと
は別に、硬質ゴム製の柱状などの突起物を設けて横滑り
防止グローサーとしたため、次のような効果を奏する。
【0043】(1) 斜面上を横滑りを起こすことなく水平
方向に走行することができ、安定した水平走行と作業能
率の向上を図ることができ、また作業時においても負荷
に対して横滑りをおこすことなく、安全に建設作業や運
搬作業を行うことができる。
【0044】(2) これにより、従来の人力による作業が
大幅に削減され、仮設構台が不要となり、工期の短縮お
よび工事コストの低減を図ることができる。
【0045】(3) シューエレメントと突起物に硬質ゴム
を使用しているため、コンクリート法枠等を破壊するこ
となく走行を行うことができ、また、硬質ゴムは金属製
に比べて接地抵抗が大きく、横滑り防止用の突起物を使
用することと相まって斜面上での横滑りをより確実に防
止できる。
【0046】(4) 点在配置の独立した柱状突起物である
ため、斜面走行機を方向転換させる場合に、斜面表面の
土砂を大きく乱すことがなく、またコンクリート法枠の
雨水ガイド用突出部分を挟んで剪断破壊するおそれも全
くない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るクローラ式斜面走行機における
シューエレメントであり、(a)は平面図、(b)は縦
断面図である。
【図2】図1における突起物の種々の変形例を示す斜視
図である。
【図3】この発明が適用されるシューエレメントの例で
あり、(a)は斜視図、(b)は側面図、(c)は横断
面図である。
【図4】この発明が適用されるクローラ式ドリリング・
ミキシングマシンの例であり、(a)は正面図、(b)
は側面図である。
【図5】この発明が適用されるクローラ式資材運搬機械
の例であり、(a)は走行状態の正面図、(b)は資材
排出状態の側面図である。
【符号の説明】
1…クローラ式ドリリング・ミキシングマシン 2…本体フレーム 3…足回り部分 4…上部旋回体 5…フロントアタッチメント 12…履帯(シューリンク) 18…シューエレメント 19…爪(通常のグローサー) 23…突起物(横滑りグローサー)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シューエレメントがエンドレスに連結さ
    れた履帯を装着してなるクローラ式斜面走行機におい
    て、硬質ゴムからなるシューエレメントまたは硬質ゴム
    で被覆されたシューエレメントの接地面に、走行方向と
    直交する方向の爪と、この爪とは別に、点在配置の独立
    した上下方向に長い形状の突起物が設けられ、該突起物
    の高さは前記爪の高さより大きく、前記爪および前記突
    起物は硬質ゴムからなるかまたは硬質ゴムで被覆された
    ものであることを特徴とするクローラ式斜面走行機。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のクローラ式斜面走行機
    において、突起物は走行方向に間隔をおいて複数配設さ
    れていることを特徴とするクローラ式斜面走行機。
JP2000346495A 2000-11-14 2000-11-14 クローラ式斜面走行機 Pending JP2001180545A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014172082A1 (en) * 2013-04-16 2014-10-23 Caterpillar Inc. Vibration-damped track shoe for mobile machine
CN108773424A (zh) * 2018-08-16 2018-11-09 姜炳福 履带及具有该履带的行走装置
CN116291197A (zh) * 2023-05-10 2023-06-23 湖南百舸水利建设股份有限公司 三角履带式坡面锥孔机及其钻孔方法

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