JP2598888Y2 - 電圧比較器 - Google Patents

電圧比較器

Info

Publication number
JP2598888Y2
JP2598888Y2 JP1993003803U JP380393U JP2598888Y2 JP 2598888 Y2 JP2598888 Y2 JP 2598888Y2 JP 1993003803 U JP1993003803 U JP 1993003803U JP 380393 U JP380393 U JP 380393U JP 2598888 Y2 JP2598888 Y2 JP 2598888Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage comparator
comparators
comparator
resistors
power supply
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1993003803U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0656775U (ja
Inventor
島 泰 久 東
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsumi Electric Co Ltd
Original Assignee
Mitsumi Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsumi Electric Co Ltd filed Critical Mitsumi Electric Co Ltd
Priority to JP1993003803U priority Critical patent/JP2598888Y2/ja
Publication of JPH0656775U publication Critical patent/JPH0656775U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2598888Y2 publication Critical patent/JP2598888Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、例えばコードレス電話
機やワードプロセッサ等の電池残量表示装置に用いられ
る電圧比較器に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、例えば電源電池を内蔵す
るコードレス電話機やワードプロセッサ等の電子機器の
電池残量表示装置においては、電源電池の消耗状態を知
るため、図2に示すような電圧比較器が用いられてい
る。即ち、従来の電圧比較器は、2個のコンパレータC
P1、CP2と、電源電位VCCと接地との間に直列に
接続された抵抗R1、R2、R3と、同様に電源電位V
CCと接地との間に直列に接続されたツェナー電圧VZ
のツェナーダイオードZD、電流源CSとによって構成
される。そして、ツェナーダイオードZDと電流源CS
の接続点P1は、各コンパレータCP1、CP2にたい
する基準電位を与えるものであり、各コンパレータCP
1、CP2の各入力1に接続され、抵抗R1とR2の接
続点P2は、コンパレータCP1の入力2に接続され、
抵抗R2とR3の接続点P3は、コンパレータCP2の
入力2に接続されている。したがって、このような電圧
比較器においては、電源電圧の変動にともなってP2、
P3の電位が変化すると、この変化にともなってコンパ
レータCP1、CP2のいずれかあるいは両方が動作し
てそれぞれの出力が変化するから、出力端子O1、O2
への出力の有無により3段階の電源電圧状態を表示でき
る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところで、前述したよ
うな電圧比較器を組込む電子機器においては、量産化に
よるコスト削減を目的として、同電圧比較器を集積回路
(IC)化することが要求される場合がある。このよう
なIC化電圧比較器の場合、前述した抵抗R1,R2,
R3,はIC内部に抵抗層として内蔵されている為、各
コンパレータCP1、CP2の切り替わりレベルVTH
は固定される。従って、動作電圧範囲が同程度の電子機
器の場合は同じIC化電圧比較器が使用できるが、動作
電圧が異なる場合は、それに応じて抵抗R1〜R3の抵
抗値を変更した別の切り替わりレベルVTHの異なるI
Cを用意する必要があった。本考案の目的は、前述した
電圧比較器の問題に鑑み、IC化電圧比較器の動作電圧
範囲を拡大する事にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】このような問題を解決す
るために、本考案では、2入力を有する2個のコンパレ
ータと、直列に接続された状態で電源端子に接続された
3個の抵抗とを備え、これらの抵抗の接続点のひとつ
は、前記各コンパレータの入力のひとつに接続され、前
記各コンパレータの残りの入力は、それぞれ異なる抵抗
を介して基準電位とスイッチ端子に接続した電圧比較器
を提案するものである。
【0005】
【作用】このように構成すれば、切り替わりレベルが9
段階になるため、動作電圧に応じて、スイッチ端子の電
位状態を選択するだけで要求される切り替わりレベルを
得ることができる。
【0006】
【実施例】図1は、本考案による電圧比較器の一実施例
を示しており、図2と同じものは同符号を用いて示して
ある。同図において、R4ないしR7は抵抗であり、抵
抗R4、R6は、P1点と各コンパレータCP1、CP
2の各入力1との間に挿入配され、抵抗R5は、コンパ
レータCP1の入力1とスイッチ端子SW1との間に配
置され、抵抗R7は、コンパレータCP2の入力1とス
イッチ端子SW2との配置されている。
【0007】いま、スイッチ端子SW1、SW2が開い
てハイインピーダンス(オープン状態)のときには、コ
ンパレータCP1、CP2の出力切り替わりポイントV
TH1、VTH2は、 VTH1={(R1+R2+R3)/(R2+R3)}・VZ・・・(1) VTH2={(R1+R2+R3)/R3 }・VZ ・・・(2) によって表わされる。
【0008】つぎに、この状態でスイッチ端子SW1を
電源電位のひとつである接地にした場合、 VTH1’={(R1+R2+R3)/(R2+R3)}・R5/(R4+ R5)・VZ ・・・(3) また、上述した状態でスイッチ端子SW1を電源電位V
CCに接続した場合、 VTH1’’={(R1+R2+R3)/(R2+R3)}・{(VCCー VZ)・R4/(R4+R5)+VZ}={(R1+R2+R3)/(R2 +R3)}・{(R4VCC+R5VZ)/(R4+R5)}・・・(4)
【0009】つぎに、スイッチ端子SW2を電源電位の
ひとつである接地にした場合、 VTH2’={(R1+R2+R3)/R3}・{R7/(R6+R7)} ・VZ ・・・(5) また、上述した状態でスイッチ端子SW2を電源電位V
CCに接続した場合、 VTH2’’={(R1+R2+R3)/R3}・{R6VCC+R7VZ /(R6+R7)} ・・・(6) となる。
【0010】いい換えると、図示実施例では、スイッチ
端子SW1,SW2の電位選択により各コンパレータC
P1,CP2の出力を9段階に設定できるため、希望す
る電圧段階で動作できる電圧比較器が得られる。
【0011】このように、スイッチ端子SW1、SW2
の電位によってコンパレータCP1、CP2の切り替わ
り電位が変化し、スイッチ端子SW1の状態変化は、コ
ンパレータCP2に影響を与えておらず、スイッチ端子
SW2の状態変化は、コンパレータCP1に影響を与え
ていない。
【0012】
【考案の効果】以上述べたように、本考案による電圧比
較器によれば、2個のスイッチ端子の状態を変えること
により各コンパレータの切り替わりレベルをそれぞれ選
択できることになる。上述した実施例では、各スイッチ
端子の電位を’接地’、’オープン’、’VCC’の3
状態に変えているため、2つのスイッチ端子の電位変化
を組み合わせると、3×3=9通りの設定ができること
になる。このため、本回路を集積化する場合には、切り
替わりレベルVTHの値を外部で変更できるため用途、
設計の自由度が増す。即ち、切り替わりレベルVTHを
変更するときには、スイッチ端子を電源電位の’接地’
あるいは’VCC’の端子に接続するだけでレベル変更
に伴う外部部品を付加することなく、同一電圧比較器に
よりユーザの複数の仕様に対応できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による電圧比較器の実施例を示す回路図
である。
【図2】従来の電圧比較器の一例を示す回路図である。
【符号の説明】
R1〜R7 抵抗 CP1、CP2 コンパレータ ZD ツェナーダイオード SW1、SW2 スイッチ端子 O1、O2 出力端子 P1、P2、P3 接続点

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2入力を有する2個のコンパレータと、
    直列に接続された状態で電源端子に接続された3個の抵
    抗とを備え、これらの抵抗の接続点のひとつは、前記各
    コンパレータの入力のひとつに接続され、前記各コンパ
    レータの残りの入力は、それぞれ異なる抵抗を介して基
    準電位とスイッチ端子に接続されていることを特徴とす
    る電圧比較器。
JP1993003803U 1993-01-14 1993-01-14 電圧比較器 Expired - Lifetime JP2598888Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993003803U JP2598888Y2 (ja) 1993-01-14 1993-01-14 電圧比較器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993003803U JP2598888Y2 (ja) 1993-01-14 1993-01-14 電圧比較器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0656775U JPH0656775U (ja) 1994-08-05
JP2598888Y2 true JP2598888Y2 (ja) 1999-08-23

Family

ID=11567358

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1993003803U Expired - Lifetime JP2598888Y2 (ja) 1993-01-14 1993-01-14 電圧比較器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2598888Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0656775U (ja) 1994-08-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2598888Y2 (ja) 電圧比較器
JPH0521445B2 (ja)
JPH0573292B2 (ja)
JP2573394B2 (ja) ヒステリシス回路
JPH07131322A (ja) タッチ式切替スイッチ回路
JPS586011Y2 (ja) 直流安定化電源回路
JPS59163916A (ja) リセツトパルス発生装置
JPS5844669Y2 (ja) シユミツトトリガ回路
JPH0124653Y2 (ja)
JP2841401B2 (ja) 電流スイッチ回路
JPH0543547Y2 (ja)
JPH0326678Y2 (ja)
JPH0513064Y2 (ja)
JPS6111775Y2 (ja)
JPS5931065Y2 (ja) 制御装置
JPH02254811A (ja) リセツト回路
JPH01303012A (ja) 電源投入時の誤動作防止回路
JPS63275217A (ja) ヒステリシスコンパレ−タ回路
JPS59158122A (ja) パワ−オンリセツト回路
JPH0697740A (ja) 基準電圧発生回路
JPS6229311A (ja) シユミツト回路
JPS61242413A (ja) 初期設定回路
JPH03247120A (ja) 基準電圧発生回路
JPH03192922A (ja) 3値論理回路
JPS6390919A (ja) D/a変換器

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080625

Year of fee payment: 9