JP2598244Y2 - 複合床下地構造 - Google Patents

複合床下地構造

Info

Publication number
JP2598244Y2
JP2598244Y2 JP1992061862U JP6186292U JP2598244Y2 JP 2598244 Y2 JP2598244 Y2 JP 2598244Y2 JP 1992061862 U JP1992061862 U JP 1992061862U JP 6186292 U JP6186292 U JP 6186292U JP 2598244 Y2 JP2598244 Y2 JP 2598244Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
panel
support panel
support
laid
base
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1992061862U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0625443U (ja
Inventor
一生 浅野
英一 小日向
昇 湯原
Original Assignee
三菱化学ビーエーエスエフ株式会社
油化三昌株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 三菱化学ビーエーエスエフ株式会社, 油化三昌株式会社 filed Critical 三菱化学ビーエーエスエフ株式会社
Priority to JP1992061862U priority Critical patent/JP2598244Y2/ja
Publication of JPH0625443U publication Critical patent/JPH0625443U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2598244Y2 publication Critical patent/JP2598244Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Floor Finish (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、配線または配管が可
能な複合床下地材をコンクリートスラブなどの構造床の
上に敷設してなる複合床下地構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の複合床下地構造を形成す
る床下地材としては、例えば、実開平1−129339
号公報に開示された床下敷き材がある。図10は上記床
下敷き材の斜視図、図11は同床下敷き材の裏面の平面
図である。
【0003】図において、21は硬質発泡体で一体成形
された床下敷き材であり、4本の脚22を有する台板2
3が9個、部分的に結合された構造になっている。24
はその結合部であり、25は各台板23の間に形成され
たスリット部である。なお、カーペット等の床仕上げ材
は敷設された床下敷き材21の上に敷かれる。
【0004】上記のような構成になっているので、床下
敷き材21は、コンクリートスラブの上に脚22を下に
して敷設する。この場合、スラブ面に多少の凹凸(不
陸)があっても、各台板23がスリット部25において
上下にずれるので、スラブ面の不陸によくなじむ。ま
た、床下敷き材21の下に電気配線をする場合には、あ
らかじめスラブの上に所要の電気配線をしてから床下敷
き材21を敷設する。このとき、電気配線は、敷設する
床下敷き材21の脚22の位置をあらかじめ避けて配線
する。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかし、従来の床下地
構造にあっては、床上に物を落としたとき、また床上を
歩行するとき、床下敷き材とコンクリートスラブとの間
でキシミが生じ、靴音等が打撃音のように響き、室内の
人に不快感を与える、という問題があった。
【0006】この考案は、このような来の問題点を解
消するためになされたもので、耳障りな歩行者の靴音等
の発生を減少させ快適な環境を形成できる複合床下地構
造を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】の考案が提供する複合
床下地構造は、コンクリートスラブ等の構造床と、そ
上に敷設した支持パネルと、これらの支持パネルの上に
敷設した複数の下地パネルとよりなり、前記支持パネル
は合成樹脂発泡体からなり、その上面には支持パネル
相互間に通ずる配線または配管用の溝を有し、支持パネ
ルおよび下地パネルは、敷設した支持パネルの上に下地
パネルを敷設したとき相互に嵌り合う嵌合部を有する
合床下地構造において、前記構造床と支持パネルの間
に、目付け量が100〜300g/m 2 、厚さが1〜3
mmの繊維質緩衝材を介装したことを特徴とするものであ
る。
【0008】
【作用】()支持パネルの下面とコンクリートスラブ
との間に繊維質緩衝材を敷設したことにより、複合床下
地材はスラブ面の凹凸(不陸)によくなじみ隙間のない
精度のよい複合床下地構造を容易に形成することができ
る。
【0009】()上記繊維質緩衝材を敷設した構造に
より、歩行時に支持パネルとスラブとがきしむことがな
く、歩行者の靴音等の発生を減少させることができる。
また品物を床に落としたときの衝撃音を低減させること
ができる。
【0010】
【実施例】以下、この考案に係る複合床下地構造を実施
例により説明する。
【0011】図1は、この考案の一実施例の構成を示す
断面図である。同図において、Sはコンクリートスラブ
等の構造床であり、この上に繊維質緩衝材10を介して
複合床下地材Aを敷設して複合床下地構造を形成してあ
る。そして複合床下地材Aの上面には床仕上材Fが敷い
てある。
【0012】複合床下地材Aは複数の支持パネルB1に
より形成した支持パネル層Bと、支持パネル層Bの上に
敷設した複数の下地パネルP1により形成した下地パネ
ル層Pとよりなっている。
【0013】支持パネルB1は合成樹脂発泡体からな
上面には支持パネル相互間に通ずる配線W用また
は配管用の溝1が形成してある。下地パネルP1は
成樹脂からなり支持パネルB1上に敷設したとき
持パネルB1上に形成した配線用または配管用の溝1に
通ずる配線取り出し孔を形成する切欠き部を有する
【0014】そして、支持パネルB1は、支持パネルB
1相互を嵌め合う嵌合部を、また、支持パネルB1およ
び下地パネルP1は、支持パネルB1の上に下地パネル
P1を嵌め合って敷設するための嵌合部を備えている。
【0015】コンクリートスラブSと支持パネルB1の
間に敷設する繊維質緩衝材10は、厚さ1〜3mm程度の
不織布、フエルト、織布等を使用できる。目付け量10
0〜300g/m2 の不織布が特に好ましい。
【0016】(第1実施例) 以下、第1実施例の複合床下地構造の構成の詳細につい
て説明する。
【0017】図2は支持パネルの一例を示す平面図、図
3は図2のb−b断面を示す支持パネルの断面図、図4
は上記支持パネル上に敷設する下地パネルの裏面を示す
平面図、図5は図4のb−b断面を示す下地パネルの断
面図であり、敷設時と上下が逆に図示してある。図6は
図2に示す支持パネルを組合わせた支持パネル層の平面
図、図7は図4に示す下地パネルを組合わせた下地パネ
ル層を示す平面図である。
【0018】本実施例では、コンクリートスラブSと支
持パネルB1の間に敷設する繊維質緩衝材10には、厚
さ1.6mmのポリエチレンテレフタレート繊維製の不織
布を使用した。
【0019】図2において、B1は支持パネルで、建築
物に採用される一定の単位寸法(モジュール)によって
単位部品(ユニット)として硬質発泡合成樹脂で一体成
形されている。本実施例では、密度0.1g/cm3 の発
泡ポリスチレンを使用した。1は同パネルB1の上面に
設けた平面形状が十字形の配線用溝、2と3は同パネル
B1の側面に設けた第1嵌合凹部と第1嵌合凸部、4は
同パネルB1の上面に設けた第2嵌合凸部で、後述する
下地パネルP1の第2嵌合凹部5に嵌合するためのもの
である。
【0020】上記支持パネルB1は、高さが50mmで、
1辺が300mmの方形の板である。配線用溝1の幅は5
0mm、深さは30mmであり、第1嵌合凸部3の幅は20
mm、長さは50mmである。第2嵌合凸部4の径は30m
m、高さは9mmである。
【0021】支持パネルB1は、上記のような構成にな
っているので、第1嵌合凹部2を他の支持パネルB1の
第1嵌合凸部3に嵌合し、第1嵌合凸部3を他の支持パ
ネルB1の第1嵌合凸部2に嵌合することによって、図
6に示すように所要面積を覆うことができる支持パネル
層Bを構成でき、繊維質緩衝材10を介してコンクリー
トスラブS上に敷設することができる。
【0022】図4において、P1は下地パネルである。
この下地パネルP1は、上述した支持パネルB1と同
様、一定のモジュールによって単位部品(ユニット)と
してMDF(中密度繊維)板で一体成形されている。5
は同パネルP1の下(裏)面に設けた第2嵌合凹部で、
支持パネルB1の第2嵌合凸部4に嵌合するためのも
の、6は覗き穴、7は切欠き部である。覗き穴6は、図
1に示すように、下地パネルP1が支持パネルB1の上
に敷設されているときには、配線または配管用溝1の上
に位置し、その溝の中の電気配線や配管の状態等を確認
するための穴である。切欠き部7は、下地パネルP1を
支持パネルB1の上に敷設したとき、隣り合う下地パネ
ルの切欠き部7とともに、図7に示す配線取出し穴hを
形成するためのものである。
【0023】上記下地パネルP1は、厚みが10mmで、
1辺が300mmの方形の板である。覗き穴6の幅は6m
m、長さは60mmであり、切欠き部7の長さは90mm、
深さは4mmである。第2嵌合凹部5の径は30mm、深さ
9mmである。
【0024】下地パネルP1は、上記のような構成にな
っているので、第2嵌合凹部5を支持パネルB1の第2
嵌合凸部4に嵌合することによって、図6に示すように
所要面積を覆うことができる下地パネル層Pを構成し、
支持パネルB1の上に敷設することができる
【0025】図8は、支持パネルの他の例を示す平面図
である。
【0026】図8に示す支持パネルB2は、図2に示す
支持パネルB1の配線または配管用溝1の交叉部分を広
くして、コンセント8を収納できるようにしたものであ
る。その他の構成は図2に示す支持パネルB1と同じで
ある。
【0027】次に上記構成に基づく複合床下地構造の作
用を説明する。
【0028】支持パネルの下面とコンクリートスラブと
の間に繊維質緩衝材を敷設したことにより、複合床下地
材はスラブ面の凹凸(不陸)によくなじみ隙間のない精
度のよい複合床下地構造を容易に形成することができ
る。
【0029】上記繊維質緩衝材を敷設した構造により、
歩行時に支持パネルとスラブとがきしむことがなく、歩
行者の靴音等の発生を減少させることができる。また品
物を床に落としたときの衝撃音を低減させることができ
【0030】また、コンクリートスラブSの表面に凹凸
があっても、不織布10を介して敷設する支持パネルB
1は、コンクリートスラブSになじみやすく、複合床下
地材を容易に敷設することができる。
【0031】支持パネルB1は、一定のモジュールによ
ってユニットとして成形されているので、支持パネルB
1の第1嵌合凹部2と第1嵌合凸部3をそれぞれ隣接す
る支持パネルB1の第1嵌合凸部3と第1嵌合凹部2に
嵌合することによって、コンクリートスラブSの上に隙
間なく、かつ精度よく組み立てて敷設することができ
る。
【0032】また、下地パネルP1も、支持パネルB1
と同様、一定のモジュールによってユニットとして成形
されているので、第2嵌合凹部5を支持パネルB1の第
2嵌合凸部4に嵌合することによって、支持パネルB1
の上に隙間なく精度よく組み立てて敷設することができ
る。
【0033】そして、支持パネルB1および下地パネル
P1は、いずれもユニット化されているので、上述のよ
うにして敷設した床下地であっても、簡単に分解するこ
とができる。また、所要個所の下地パネルP1だけを取
り除くこともできる。このため、電気配線の増設、移設
を簡単に行うことができる。
【0034】コンクリートスラブSの上に繊維質緩衝材
10を介して支持パネルB1を敷設したとき、図1に示
すように各支持パネルB1の溝1によって縦横に連続し
た格子状の溝ができるので、この溝の中に電線Wを配設
することによって電気配線の新設工事を容易に行うこと
ができる。
【0035】下地パネルP1に除き穴6を設ければ、コ
ンセント8や電線Wの位置は、敷設した下地パネルP1
の覗き穴6から配線用溝1を見ることによって簡単に確
認できるので、点検あるいはコンセント8の交換あるい
はその修理を必要とするときは、その部分の下地パネル
P1のみを取り除いて、点検あるいは修繕を行うことが
できる。
【0036】下地パネルP1に切欠き部7を設ければ、
下地パネルP1を支持パネルB1の上に敷設したとき、
下地パネルP1の切欠き部7によって配線取出し穴hが
形成できるので、任意の配線取出し穴hから配線用溝1
内の電線を引き出して室内配線をすることができる。
【0037】なお、図示してないが、支持パネルB1の
第2嵌合凸部4と下地パネルP1の第2嵌合凹部5は、
それらの凹凸関係が逆になるように設けてもよい。
【0038】(第2実施例) 第2実施例は、上記の第1実施例の構成に加えて、下地
パネル層Pと支持パネル層Bの間に緩衝材を敷設した構
成である。具体的には下地パネルP1の裏面に緩衝材と
して厚さ2mmの発泡ポリエチレンシートを下地パネル
P1と一体成形して用いてあり、前記実施例より以上の
床の音鳴りを防ぐ効果を得ることができる。
【0039】なお、緩衝材は、発泡ポリエチレンシート
の他に発泡ポリプロピレン、発泡ゴム等の発泡シートや
前記の繊維質緩衝材を下地パネル層Pと支持パネル層B
の間に敷設するあるいは下地パネルP1と一体化し
て使用しても良い。
【0040】(他の実施例) 前記実施例では、支持パネルB1またはB2を構成する
硬質発泡樹脂として発泡ポリスチレンを使用したが、そ
の他に、発泡ポリプロピン,発泡ポリエチレン等も使用
することもできる。防炎性の点からは、少なくとも自己
消火性のあるものが望ましい。特に高い防炎性が必要な
場合は、硬質発泡樹脂のビーズとモルタル,石膏等の無
機質材を複合化したものを使用するとよい。硬質発泡樹
脂の密度は、0.03〜0.2g/cm3 、好ましくは
0.05〜0.1g/cm3 が望ましい範囲である。
【0041】前記実施例では、支持パネルB1の厚みを
50mm、1辺を300mmとしたが、これに限られること
なく、例えば厚みを150mm、1辺を300mmとするこ
ともできるし、厚みを150mm、1辺を250mmとする
こともできる。
【0042】前記実施例では、繊維質緩衝材としてポリ
エチレンテレフタレート製の不織布を使用したが、その
他のフェルト,不織布の裏面にポリエチレン樹脂をコー
トしたもの等を使用することもできる。防炎性の点から
は、難燃性を有する繊維を使用した不織布が望ましい。
目付量は、100g/m2 〜500g/m2 の範囲の
もので、好ましくは、100g/m2 〜300g/m2
が望ましい。緩衝材は、常にスラブ上に敷設するだけで
もよいし、支持パネルや下地パネルと一体化しておいて
もよい。
【0043】実施例では下地パネルP1の大きさを支持
パネルB1,B2と同じ大きさにしたが、これより大き
く、または小さくしてもよい。厚みは3〜20mmが一応
の基準である。
【0044】下地パネルP1には、実施例では、MDF
(中密度繊維)板を使用したが、パーティクルボード,
GFRC(ガラスファイバー・レインフォースト・コン
クリート),CFRC(カーボンファイバー・レインフ
ォースト・コンクリート),強化プラスチック等も使用
することができる。強度的には、電子計算機やOA機器
等の荷重に対する安全性から10.2kg/cm2 〜15.
3kg/cm2 の集中荷重に対し歪みが2.0mm以下のもの
が望ましい。
【0045】下地パネルP1の覗き穴6は、幅5〜10
mm、長さ30mm〜100mmが1つの目安で、下地パネル
P1の必要な剛性を損なわない範囲で多数設けることが
できる。
【0046】下地パネルP1の下(裏)面には、前記第
2実施例のように音鳴りを防止するための緩衝材を張り
付けてもよい。また、上面には、仕上げ材Fを固定する
ため、ゴム製やエチレン・酢酸ビニル共重合体のシート
あるいはマジックテープ等のすべり止めを設けることが
できる。下地パネルP1と仕上げ材Fを粘着剤、マジッ
クテープ等によりあらかじめ一体化しておくこともでき
る。
【0047】前記実施例では、電線Wを溝1に直接配線
する場合について説明したが、図9に示すような樋状の
保護カバー11を嵌め、この中に配線をするようにして
もよい。このカバーは、支持パネルB1,B2を構成す
る硬質発泡樹脂が発泡ポリスチレンであるときに設ける
と、特に効果的である。すなわち配線の発熱やポリ塩化
ビニル製ケーブル被覆材よりの可塑剤移行等による発泡
ポリスチレンへの悪影響を防止することができる。
【0048】保護カバー11の材質としては、ポリプロ
ピレン,ポリエチレン,ガラス繊維等の成形品,不織
布,ゴム等を使用することができる。保護カバー11
は、あらかじめ支持パネルB1と一体化しておくと、施
工し易い。なお、床の音鳴りを防止することもかねて、
支持パネルと下地パネルの間及び溝部に嵌められる不織
布の真空成形品を用いるのが好ましい。
【0049】(床衝撃音の比較テスト) 前記第1実施例および第2実施例における発生音の減少
効果について、JIS−A−1418「建築物の現場に
おける床衝撃音レベルの測定方法」の床衝撃音発生器を
用いて衝撃音を発生し、床上1.2mの所に設置したマ
イクロホンで受音し、周波数分析器により各周波数毎の
発生音レベルの分析テストを実施したので、その一例を
表1に示す。
【0050】
【表1】
【0051】(注)第1実施例、第2実施例、比較例
1,2,3共に同一形状の支持パネルおよび下地パネル
を使用し、異なるのは (1)第1実施例および第2実施例の構成は前記のとお
り。
【0052】(2)比較例1は、コンクリートスラブS
の上に繊維質緩衝材がなく、下地パネルB1の裏面に緩
衝材として2mm厚の発泡ポリエチレンシートを下地パネ
ルB1と一体成形したものを使用する。
【0053】(3)比較例2は、コンクリートスラブS
の上にのみ厚さ2mmの発泡ポリエチレンシートを敷設し
た。
【0054】(4)比較例3は、支持パネルと下地パネ
ルの間にのみ、厚さ1.6mmのポリエチレンテレフタレ
ート繊維製の不織布を敷設した。
【0055】表1から明らかなように、両実施例ともに
一般的な標準値(緩衝材の敷設は全くなし)に比較し
て、また比較例に比べても、床衝撃音が減少しており、
本実施例が衝撃音減少効果に優れていることが充分に実
証できている。
【0056】
【考案の効果】以上説明したように、この考案によれ
ば、コンクリートスラブ等の構造床の上に繊維質緩衝材
を介して複合床下地材を敷設するので、歩行時の靴音や
落下物による発生音を減少させることができる。また、
複合床下地材の歪みによるきしみ音を防止することがで
き、快適な環境を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 一実施例の構成を示す断面図である。
【図2】 支持パネルの一例を示す平面図である。
【図3】 図2のb−b断面を示す支持パネルの断面図
である。
【図4】 下地パネルの裏面を示す平面図である。
【図5】 図4のb−b断面を示す下地パネルの断面図
である。(敷設時と上下が逆)
【図6】 支持パネルを組合わせた支持パネル層の平面
図である。
【図7】 下地パネルを組合わせた下地パネル層の平面
図である。
【図8】 支持パネルの他の例を示す平面図である。
【図9】 保護カバーの斜視図である。
【図10】 従来の床下敷き材の斜視図である。
【図11】 従来の床下敷き材の裏面の平面図である。
【符号の説明】
A 複合床下地材 B 支持パネル層 B1,B2 支持パネル F 床仕上材 h 配線取り出し穴 P 下地パネル層 P1 下地パネル S 構造床(コンクリートスラブ) 1 配線用溝 2 第1嵌合凹部 3 第1嵌合凸部 4 第2嵌合凸部 5 第2嵌合凹部 6 覗き穴 7 切欠き部 10 繊維質緩衝材 11 保護カバー
フロントページの続き (72)考案者 湯原 昇 東京都中央区日本橋馬喰町1丁目5番4 号 油化三昌株式会社内 (56)参考文献 特開 平3−241169(JP,A) 実開 昭58−134509(JP,U) 実開 平4−95444(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E04F 15/024 606 E04F 15/18 E04F 15/18 601

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンクリートスラブ等の構造床と、そ
    上に敷設した支持パネルと、これらの支持パネルの上に
    敷設した複数の下地パネルとよりなり、前記支持パネル
    は合成樹脂発泡体からなり、その上面には支持パネル
    相互間に通ずる配線または配管用の溝を有し、支持パネ
    ルおよび下地パネルは、敷設した支持パネルの上に下地
    パネルを敷設したとき相互に嵌り合う嵌合部を有する
    合床下地構造において、前記構造床と支持パネルの間
    に、目付け量が100〜300g/m 2 、厚さが1〜3
    mmの繊維質緩衝材を介装したことを特徴とする複合床下
    地構造。
JP1992061862U 1992-09-02 1992-09-02 複合床下地構造 Expired - Fee Related JP2598244Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992061862U JP2598244Y2 (ja) 1992-09-02 1992-09-02 複合床下地構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992061862U JP2598244Y2 (ja) 1992-09-02 1992-09-02 複合床下地構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0625443U JPH0625443U (ja) 1994-04-08
JP2598244Y2 true JP2598244Y2 (ja) 1999-08-03

Family

ID=13183354

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1992061862U Expired - Fee Related JP2598244Y2 (ja) 1992-09-02 1992-09-02 複合床下地構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2598244Y2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005264551A (ja) * 2004-03-18 2005-09-29 Lonseal Corp 高分子系長尺床材の施工方法及び床構造
NZ729660A (en) * 2014-09-04 2022-08-26 QLX Pty Ltd Flooring module
JP6881833B2 (ja) * 2016-08-19 2021-06-02 三洋工業株式会社 フロア部材及びそれを用いたフロアの空調構造
JP7391354B2 (ja) * 2019-07-30 2023-12-05 共同カイテック株式会社 二重床のカバー部材

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58134509U (ja) * 1982-03-03 1983-09-10 戸田建設株式会社 多機能床

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0625443U (ja) 1994-04-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5867957A (en) Sound insulation pad and use thereof
US4685259A (en) Sound rated floor system and method of constructing same
JP2002521598A (ja) パッド付上げ床パネルおよび床カバー
JP2598244Y2 (ja) 複合床下地構造
JP3484437B2 (ja) 床材および床材の施工方法
JPH04129507A (ja) 通風性床構造および通風性カーペットタイル
JPH0610475U (ja) 床下地パネル及び防音床構造
JP2634938B2 (ja) 据置用床材
JP2963682B2 (ja) 集合住宅用の乾式置床工法
JP2641795B2 (ja) 床下地構造
JP2581301Y2 (ja) 複合床下地材
JPH065469Y2 (ja) 遮音性床材
JPH0431555A (ja) 暖房床構造
JPH0814191B2 (ja) 配線路付床構造
JP2557803Y2 (ja) 床下地材
JPH0547194U (ja) 複合床下地材
JPH0596279U (ja) 複合床下地構造
JP2524646B2 (ja) フロアパネル
JPH02178464A (ja) 床構造
JP2024117728A (ja) 床下地材及び床構造
JPH0526193Y2 (ja)
JP2024056420A (ja) 床構造体、床構造体の施工方法および建物
JPH0596280U (ja) 複合床下地構造
JP3283101B2 (ja) 二重床の支持脚ユニット及び二重床構造
JP2000179134A (ja) 二重床構造

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19990406

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees