JP2598220Y2 - 携帯用ルータの集塵ノズル取付構造 - Google Patents

携帯用ルータの集塵ノズル取付構造

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JP2598220Y2
JP2598220Y2 JP1993015200U JP1520093U JP2598220Y2 JP 2598220 Y2 JP2598220 Y2 JP 2598220Y2 JP 1993015200 U JP1993015200 U JP 1993015200U JP 1520093 U JP1520093 U JP 1520093U JP 2598220 Y2 JP2598220 Y2 JP 2598220Y2
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Japan
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dust collecting
nozzle
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collecting nozzle
dust collection
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武彦 杉浦
康智 新間
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Makita Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、工具本体の下部に一
対の支柱を介して連結され、前記支柱間にビットの貫通
孔を形成したベースに、フード部とパイプ部とからなる
集塵ノズルを取り付ける携帯用ルータの集塵ノズル取付
構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】携帯用ルータ(以下「ルータ」という)
として、例えば、図6に示すようなルータが知られてい
る。ルータの工具本体1は、モータハウジング2の下部
に一対の支柱3を介してベース4を連結しており、加工
に際しては、ベース4が被削材(図示略)上で摺動さ
れ、支柱3,3間でベース4を貫通するビット(図示
略)によって被削材が切削される。切削部から発生した
粉塵を吸引する必要がある場合には、ベース4の上面
に、ベース4に形成されるビットの貫通孔に取り付けら
れるフード部と、そのフード部に連設され、集塵機のホ
ース等が連結されるパイプ部とからなる集塵ノズル5が
取り付けられ、集塵を必要としない場合は、集塵ノズル
5がベース4から取り外される。この集塵ノズル5の着
脱を可能にするため、従来は、集塵ノズル5のフード部
を複数のネジ(図示略)によりベース4に取り付けてい
た(例えば、実開平3−62802号公報)。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところが、上記取付構
造によると、集塵ノズル5の着脱に際してネジやドライ
バー等の工具を使用する必要があるため、着脱作業に手
間がかかるという問題点があった。そこで、サンダにお
ける集塵容器の取付構造として、特開平3−20855
8号公報には、集塵容器の前端に、サンダ本体への取付
方向の移動でサンダ本体の切欠部に嵌合する一対のタブ
を、後端に、前記タブの嵌合状態でサンダ本体に弾性係
止可能な係止部材を夫々設けて、タブと係止部材とによ
りサンダ本体の後方へ集塵容器を着脱可能とした発明が
開示されているが、集塵容器とサンダ本体との実際の結
合は、集塵容器の後端に形成された係止部材1つによっ
ているから、ホースを連結することで左右方向に外力が
加わりやすい集塵ノズルに適用すると横揺れを生じやす
く、装着時の安定性が得られない。又、粉塵の貯留を目
的とした箱であるから、当該サンダ本体のように後方の
スペースが広い場合はまだしも、携帯用ルータのように
支柱間の狭いスペースに着脱する集塵ノズルに適用する
のは難しく、仮に適用しても2カ所の位置決め部を合わ
せるのが面倒となるから、結局着脱に係る作業性を低下
させてしまう。そこで、この考案の課題は、集塵ノズル
をベースに対しワンタッチ操作で簡単且つ確実に着脱で
きるのは勿論、装着時の安定性にも優れた集塵ノズル取
付構造を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、この考案の集塵ノズル取付構造は、前記フード部の
前端部と前記ベースの貫通孔の周縁部との間に、前記集
塵ノズルの前後方向の移動によって挿脱可能な位置決め
部を夫々設ける一方、前記貫通孔を挟んだ前記位置決め
部の反対側で前記集塵ノズルの左右に、前記集塵ノズル
の上下方向の移動によって弾性的に係脱可能な係止部を
夫々設け、更に前記ベースの上面に、前記集塵ノズルの
取付状態で前記集塵ノズルの左右両側に当接可能な突起
を設けたことを特徴とするものである。
【0005】
【作用】上記構成において、集塵ノズルをベースに取り
付ける場合には、集塵ノズルを前方へ移動してノズル側
の位置決め部をベース側の位置決め部に挿入したのち、
集塵ノズルを下方へ移動してノズル側の左右の係止部を
ベース側の左右の係止部に係止する。集塵ノズルをベー
スから取り外す場合には、集塵ノズルの係止部を内側に
撓ませながら集塵ノズルを上方へ移動して係止部を解離
したのち、集塵ノズルを後方へ移動して位置決め部を解
離する。こうすれば、ネジやドライバー等の工具を使用
することなく、集塵ノズルをベースに対してワンタッチ
操作で簡単に着脱できる。また、係止部は集塵ノズルの
左右にあってベースに対し弾性的に係止し、突起は集塵
ノズルの左右の側面に当接するから、左右方向の外力に
有効に対抗でき、加工時に集塵ノズルがずれたり外れた
りするおそれがなくなる。
【0006】
【実施例】以下、この考案の一実施例を図面に基づいて
説明する。ルータの全体的な構成は従来と同様であっ
て、図6に示すように、工具本体1の下部に被削材上で
摺動されるベース4が設けられ、その上面には切削部か
ら発生した粉塵を吸引する集塵ノズル5が取り付けられ
ている。
【0007】図1に示すように、ベース4は中央部にビ
ット7が貫通する貫通孔8を備えている。集塵ノズル5
は貫通孔8を上方から覆うフード部9と、ホースを介し
て集塵機(図示略)に接続されるパイプ部10とから合
成樹脂材料で一体成形されている。フード部10には貫
通孔8と同心のビット挿通用の開口11が形成されてい
る。
【0008】図1、図2、及び図4に示すように、集塵
ノズル5の先端には上面が斜状の肉厚部13が形成され
るとともに、これに相対する貫通孔8の周縁部分のベー
ス4には掛止片14が突設されている。肉厚部13及び
掛止片14はそれぞれ位置決め部を構成し、集塵ノズル
5の前後方向の移動によって肉厚部13が掛止片14の
下側に挿脱され、挿入状態で集塵ノズル5の前方位置が
決定されるようになっている。
【0009】図1、図2、及び図3に示すように、集塵
ノズル5の略中間部には左右一対の係止爪15が下方へ
突設されるとともに、これらに相対する部分のベース4
には一対の係止孔16が透設されている。係止片15及
び係止孔16はそれぞれ係止部を構成し、集塵ノズル5
の上下方向の移動により係止爪15が弾性変形して係止
孔16に係脱され、係止状態で集塵ノズル5の左右及び
上方への移動が規制されるようになっている。
【0010】図1に示すように、ベース4には左右一対
の隆起部18が形成され、フード部9の外周には各隆起
部18に対応してフード部9のズレを規制する段部1
7、17が設けられている。係止孔16の近傍において
ベース4には、集塵ノズル5の側面に当接してその横揺
れを規制する一対の突起19,19が立設されている。
【0011】上記のように構成されたルータにおいて、
ベース4に集塵ノズル5を取り付ける場合には、パイプ
部10を把持してフード部9をベース4上で前方へスラ
イドし、ノズル側の肉厚部13をベース側の掛止片14
に挿入したのち、パイプ部10を押し下げ、ノズル側の
係止爪15を撓ませてベース側の係止孔16に係止す
る。集塵ノズル5をベース4から取り外す場合には、係
止爪15を内側へ撓ませた状態で、パイプ部10を持ち
上げて係止爪15を係止孔16から解離したのち、フー
ド部9を後方へ移動して肉厚部13を掛止片14から解
離する。こうすれば、ネジやドライバー等の工具を使用
することなく、集塵ノズル5をベース4に対してワンタ
ッチ操作で簡単に着脱することができる。特に、1つの
肉厚部13を掛止片14に挿入して位置決めを得る構成
であるから、支柱3,3間の狭いスペースでもフード部
9を適正位置へ迅速且つ確実にセットでき、その後の係
止爪15,15の係止までの作業が一連の動作でスムー
ズに行える。また、係止爪15は集塵ノズル5の左右に
あって弾性変形して係止孔16に係止されているため、
集塵ノズル5をその中間部にてベース4に強固に結合で
きる。よって、左右方向の外力に有効に対抗でき、ホー
スを接続した加工時における集塵ノズル5の位置ずれや
脱落を確実に防止可能となる。特に、集塵ノズル5の側
面に当接する突起19,19により、横揺れ防止効果は
一層向上するものとなる。
【0012】なお、上記実施例では、図3に示すよう
に、係止爪15の爪部15aが上向きに形成されている
が、図5に示すように、爪部15aを下向きに形成して
もよい。こうすれば、集塵ノズル5を持ち上げたときに
係止爪15が内側へ自動的に撓むため、取り外す際の操
作が簡単になる。また、爪部15aを山形に突設してそ
の上下両面に傾斜面を形成すれば、集塵ノズル5の上下
方向の移動に伴って係止爪15が自動的に撓むため、取
付時及び取外時の操作がいずれも容易になる。
【0013】その他、この考案は上記実施例に限定され
るものではなく、例えば、係止爪をベース側に形成して
係止孔をノズル側に設けたり、位置決め部の形状を適宜
に変更したりするなど、本考案の趣旨を逸脱しない範囲
で各部の形状並びに構成を適宜に変更して具体化するこ
とも可能である。
【0014】
【考案の効果】以上に詳述したように、この考案によれ
ば、ネジやドライバー等の工具を使用することなく、集
塵ノズルをベースに対してワンタッチ操作で簡単に着脱
することができる。特に、1つの位置決め部同士で位置
決めを得る構成であるから、支柱間の狭いスペースでも
フード部を適正位置へ迅速且つ確実にセットでき、その
後の係止部同士の係止までの作業が一連の動作でスムー
ズに行える。また、係止部は集塵ノズルの左右にあって
弾性係止されているため、集塵ノズルをベースに強固に
結合できる。よって、左右方向の外力に有効に対抗で
き、ホースを接続した加工時における集塵ノズルの位置
ずれや脱落を確実に防止可能となる。更に、集塵ノズル
の側面に当接する突起により、横揺れ防止効果は一層向
上するものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す集塵ノズル取付構造の
平面図である。
【図2】図1の集塵ノズルを示す斜視図である。
【図3】図1のA−A線に沿う断面図である。
【図4】図1のB−B線に沿う断面図である。
【図5】係止部の別例を示す断面図である。
【図6】ルータの全体を示す側面図である。
【符号の説明】
1・・工具本体、4・・ベース、5・・集塵ノズル、9
・・フード部、10・・パイプ部、13・・肉厚部、1
4・・掛止片、15・・係止爪、16・・係止孔。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B27G 3/00 B27G 19/02

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 工具本体の下部に一対の支柱を介して連
    結され、前記支柱間にビットの貫通孔を形成したベース
    に、フード部とパイプ部とからなる集塵ノズルを取り付
    ける携帯用ルータの集塵ノズル取付構造であって、 前記フード部の前端部と前記ベースの貫通孔の周縁部と
    の間に、前記 集塵ノズルの前後方向の移動によって挿脱
    可能な位置決め部を夫々設ける一方、前記貫通孔を挟ん
    だ前記位置決め部の反対側で前記集塵ノズルの左右に、
    前記集塵ノズルの上下方向の移動によって弾性的に係脱
    可能な係止部を夫々設け、更に前記ベースの上面に、前
    記集塵ノズルの取付状態で前記集塵ノズルの左右両側に
    当接可能な突起を設けたことを特徴とする携帯用ルータ
    の集塵ノズル取付構造。
JP1993015200U 1993-03-05 1993-03-05 携帯用ルータの集塵ノズル取付構造 Expired - Lifetime JP2598220Y2 (ja)

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DE4407081A DE4407081C2 (de) 1993-03-05 1994-03-03 Staubdüsenhalterungsaufbau für staub- oder spanabhebende kraftgetriebene Werkzeuge

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