JP2598026B2 - フロッピーディスク装置のキャリッジ機構 - Google Patents

フロッピーディスク装置のキャリッジ機構

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JP2598026B2 JP62188231A JP18823187A JP2598026B2 JP 2598026 B2 JP2598026 B2 JP 2598026B2 JP 62188231 A JP62188231 A JP 62188231A JP 18823187 A JP18823187 A JP 18823187A JP 2598026 B2 JP2598026 B2 JP 2598026B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、両面型の磁気ヘッドを備えたフロッピーデ
ィスク装置のキャリッジ機構に関する。
(従来の技術) 従来、両面型のフロッピーディスク装置では、第3図
に示すように、キャリッジ本体10とヘッドアーム11を備
えたキャリッジ機構が使用されている。キャリッジ本体
10は、先端部にサイド0の磁気ヘッド12をジンバルを介
して搭載している。また、ヘッドアーム11は、先端部に
サイド0の磁気ヘッド12と対向するサイド1の磁気ヘッ
ド13をジンバルを介して搭載している。各磁気ヘッド1
2,13は、リード/ライト時に回転する磁気記録媒体(デ
ィスク)の下面,上面に接触することになる。
キャリッジ本体10は、ディスクの半径方向へ直線的に
移動し、各磁気ヘッド12,13をディスクの半径方向へ移
動させることになる。ヘッドアーム11は、平行な2枚の
インサート板ばね部材14を備えており、このインサート
板ばね部材14を介してキャリッジ本体10の結合部15に結
合されている。インサート板ばね部材14は、板ばね押え
部材16により押圧された状態で、螺子17の締付けにより
結合部15に固定されている。
ヘッドアーム11は、リード/ライト時に、上からディ
スクの上面の方向へ降下し、サイド1の磁気ヘッド13を
ディスク上にロードさせる。また、ディスクのイジェク
ト時に、ヘッドアーム11は上の方向へ上昇し、磁気ヘッ
ド13をディスク上からアンロードさせる。このようなヘ
ッドアーム11の上下運動は、インサート板ばね部材の可
撓性により確保されることになる。ところで、リード/
ライト時に、各磁気ヘッド12,13は回転するディスクに
接触しているため、ディスクとの摩擦力によりキャリッ
ジ機構が共振するような事態が発生する。このため、ヘ
ッドアーム11は特に可撓性を有するインサート板ばね部
材14の箇所で、上下方向に振動することがある。これに
より、ヘッドアーム11の振動が大きい場合には、サイド
1の磁気ヘッド13がディスクの表面から離れるような事
態が発生する。
(発明が解決しようとする問題点) 従来のキャリッジ機構では、リード/ライト時に各磁
気ヘッド12,13が回転するディスクに接触している際
に、ディスクとの摩擦力により共振する事態が発生する
ことがある。このため、ヘッドアーム11がインサート板
ばね部材14の箇所で振動し、磁気ヘッド13がディスクか
ら離れ、リード/ライト動作が不安定になる問題があ
る。
本発明の目的は、リード/ライト時にヘッドアームの
振動を抑制して、磁気ヘッドがディスク上から離れるよ
うな事態を防止し、確実なリード/ライト動作を実現す
ることができるフロッピーディスク装置のキャリッジ機
構を提供することにある。
[発明の構成] (問題点を解決するための手段と作用) 本発明は、キャリッジ本体とヘッドアームとを備えた
キャリッジ機構において、上下方向に対する可撓性を有
しヘッドアームとキャリッジ本体とを結合するための板
ばね部材及びこの板ばね部材の表面に設けられて振動を
抑制するための振動抑制部材を備えた機構である。
このような構成により、各磁気ヘッドとディスクとの
摩擦力により共振が発生した場合、板ばね部材の振動を
抑制し、結果的にヘッドアームの振動を抑制することが
できる。
(実施例) 以下図面を参照して本発明の実施例を説明する。第1
図は同実施例のキャリッジ機構の構成を示す斜視図であ
る。第1図において、振動抑制部材20は、平行な2枚の
インサート板ばね部材14の表面上に配置されており、イ
ンサート板ばね部材14の振動を吸収し抑制するための部
材である。振動抑制部材20は、第2図に示すように、ゴ
ム材質又はスポンジ材質等のクッション部材21及び金属
プレート22からなる。クッション部材21は両面粘着テー
プ等により金属プレート22と接続されており、また両面
粘着テープ等によりインサート板ばね部材14の表面に装
着されている。尚、他の構成は前記第3図に示すものと
同様のため説明を省略する。
次に、同実施例の作用効果を説明する。先ず、リード
/ライト時には、ディスクは第1図のY方向へ回転駆動
している。サイド0の磁気ヘッド12及びサイド1の磁気
ヘッド13は、回転するディスクの下面と上面のそれぞれ
に接触した状態でリード/ライト動作を実行する。ここ
で、キャリッジ本体10は、X方向へ直線的に移動し、各
磁気ヘッド12,13をディスクの半径方向へ移動させるこ
とになる。
ところで、リード/ライト時には、各磁気ヘッド12,1
3は回転するディスクに接触しているため、ディスクと
の摩擦力により、キャリッジ機構が共振するような事態
が発生する。この場合、特にヘッドアーム11に接続され
たインサート板ばね部材14は、上下方向(磁気ヘッド13
のロード,アンロード方向)に対して可撓性を有するた
め、大きく振動することがある。そこで、本発明では、
前記のように、インサート板ばね部材14の表面に振動抑
制部材20が設けらけれている。
振動抑制部材20は、インサート板ばね部材14が振動す
ると、その変位がクッション部材21に伝達されるように
作用する。このとき、金属プレート22が剛体として機能
するため、インサート板ばね部材14の振動はクッション
部材21により吸収されることになる。即ち、振動抑制部
材20は、インサート板ばね部材14の振動を抑制すること
になる。このインサート板ばね部材4の振動の抑制によ
り、ヘッドアーム11はインサート板ばね部材14の箇所で
の振動が抑制されることになる。これにより、ヘッドア
ーム11が上下方向に大きく振動し、サイド1の磁気ヘッ
ド13がディスクの表面から離れるような事態を防止する
ことができる。
[発明の効果] 以上詳述したように本発明によれば、リード/ライト
時に、各磁気ヘッドとディスクとの摩擦力によりキャリ
ッジ機構に共振が発生するような場合でも、ヘッドアー
ムの上下方向に対する振動を抑制することができる。し
たがって、リード/ライト時に、ヘッドアームに搭載さ
れた磁気ヘッドがディスクの表面から離れるような事態
を防止することができる。これにより、リード/ライト
時には、各磁気ヘッドはディスクの表面に確実に接触
し、安定なリード/ライト動作を実現することが可能と
なるものである。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の実施例に係わるキャリッジ機構の構成
を示す斜視図、第2図は同実施例の振動抑制部材の構成
を示す斜視図、第3図は従来のキャリッジ機構の構成を
示す斜視図である。 10……キャリッジ本体、11……ヘッドアーム、12,13…
…磁気ヘッド、14……インサート板ばね部材、20……振
動抑制部材。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1の磁気ヘッドを搭載したキャリッジ本
    体と、 前記第1の磁気ヘッドと対向する第2の磁気ヘッドを搭
    載したヘッドアームと、 前記ヘッドアームと前記キャリッジ本体とを結合し、前
    記第2の磁気ヘッドのロード、アンロード方向に応じた
    前記ヘッドアームの移動に対する可撓性を有する板ばね
    部材と、 前記板ばね部材の表面に設けられて、剛体として機能す
    る金属部材と振動を吸収するための弾性部材とが結合し
    て構成されて、前記板ばね部材の振動を抑制するための
    振動抑制部材とを具備したことを特徴とするフロッピー
    ディスク装置のキャリッジ機構。
JP62188231A 1987-07-28 1987-07-28 フロッピーディスク装置のキャリッジ機構 Expired - Fee Related JP2598026B2 (ja)

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JPS62161344U (ja) * 1986-03-31 1987-10-14
JPH0828026B2 (ja) * 1986-10-01 1996-03-21 セイコーエプソン株式会社 磁気記録装置

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