JP2597339Y2 - シート材巻取装置 - Google Patents
シート材巻取装置Info
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- JP2597339Y2 JP2597339Y2 JP1991089750U JP8975091U JP2597339Y2 JP 2597339 Y2 JP2597339 Y2 JP 2597339Y2 JP 1991089750 U JP1991089750 U JP 1991089750U JP 8975091 U JP8975091 U JP 8975091U JP 2597339 Y2 JP2597339 Y2 JP 2597339Y2
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- Japan
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- sheet material
- dancer roller
- roll
- sheet
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、巻回形といわれるコン
デンサ素子などの製造に際して用いられるシート材巻取
装置に関する。
デンサ素子などの製造に際して用いられるシート材巻取
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、この種のシート材巻取装置1
0としては、図4で示すように、コンデンサ素子を構成
する際に必要となるアルミニウム箔や絶縁性フィルムな
どのシート材11がそれぞれ巻回された複数個(図4で
は、4個)の材料ロール12と、各材料ロール12から
引き出したシート材11を巻き取って積層状に巻回する
巻取ロール13とが並列状に配設されたものがあり、材
料ロール12及び巻取ロール13それぞれの回転速度は
マイクロ・コンピュータ14によって制御されるように
なっている。すなわち、このマイクロ・コンピュータ1
4は回転速度制御手段として設けられたものであり、シ
ート材11が引き出されるに従って回転速度が速くなる
各材料ロール12と、シート材11を巻き取るに従って
回転速度が遅くなる巻取ロール13との相対的な回転速
度を互いに一致させる機能を果たすように構成されてい
る。
0としては、図4で示すように、コンデンサ素子を構成
する際に必要となるアルミニウム箔や絶縁性フィルムな
どのシート材11がそれぞれ巻回された複数個(図4で
は、4個)の材料ロール12と、各材料ロール12から
引き出したシート材11を巻き取って積層状に巻回する
巻取ロール13とが並列状に配設されたものがあり、材
料ロール12及び巻取ロール13それぞれの回転速度は
マイクロ・コンピュータ14によって制御されるように
なっている。すなわち、このマイクロ・コンピュータ1
4は回転速度制御手段として設けられたものであり、シ
ート材11が引き出されるに従って回転速度が速くなる
各材料ロール12と、シート材11を巻き取るに従って
回転速度が遅くなる巻取ロール13との相対的な回転速
度を互いに一致させる機能を果たすように構成されてい
る。
【0003】また、このシート材巻取装置10を構成す
る各材料ロール12と巻取ロール13との間にはダンサ
ローラ機構15がそれぞれ設けられており、各ダンサロ
ーラ機構15は搬送中のシート材11に対して適度の張
力を与えるとともに、シート材11それぞれの張力状態
を検出する構成となっている。すなわち、このダンサロ
ーラ機構15は、図5で示すように、各材料ロール12
から巻取ロール13へ向かって搬送されているシート材
11をその下側から幅方向に沿って支持するダンサロー
ラ16と、このダンサローラ16を回転自在に支持しつ
つ回転軸17を介して揺動自在に支持された揺動レバー
18と、この揺動レバー18を介してダンサローラ16
に一定圧力を加えることによってシート材11を押圧す
るエアシリンダ19とを備えている。なお、図中の符号
20は、回転軸17の両端それぞれを回転自在に支持す
るために設けられた軸受である。
る各材料ロール12と巻取ロール13との間にはダンサ
ローラ機構15がそれぞれ設けられており、各ダンサロ
ーラ機構15は搬送中のシート材11に対して適度の張
力を与えるとともに、シート材11それぞれの張力状態
を検出する構成となっている。すなわち、このダンサロ
ーラ機構15は、図5で示すように、各材料ロール12
から巻取ロール13へ向かって搬送されているシート材
11をその下側から幅方向に沿って支持するダンサロー
ラ16と、このダンサローラ16を回転自在に支持しつ
つ回転軸17を介して揺動自在に支持された揺動レバー
18と、この揺動レバー18を介してダンサローラ16
に一定圧力を加えることによってシート材11を押圧す
るエアシリンダ19とを備えている。なお、図中の符号
20は、回転軸17の両端それぞれを回転自在に支持す
るために設けられた軸受である。
【0004】そして、揺動レバー18を支持しつつ回転
自在に支持された回転軸17の一端には、その回転角度
を検出するポテンショメータ21が歯車列22を介して
取り付けられており、このポテンショメータ21からは
回転軸17の回転角度を検出して得られたシート材11
それぞれの張力状態に基づく信号がマイクロ・コンピュ
ータ14に対して送出されるようになっている。そこ
で、マイクロ・コンピュータ14は、各シート材11の
張力状態に基づく信号に基づいて各材料ロール12の加
減速制御を行うことになる。すなわち、このマイクロ・
コンピュータ14は、巻取ロール13の回転速度が一定
とした場合、搬送中のシート材11における張力が弱ま
ってダンサローラ16が上向きに揺動した際には材料ロ
ール12を減速するように、また、張力が強まってダン
サローラ16が下向きに揺動した際には材料ロール12
を加速するように回転速度を制御することになる。
自在に支持された回転軸17の一端には、その回転角度
を検出するポテンショメータ21が歯車列22を介して
取り付けられており、このポテンショメータ21からは
回転軸17の回転角度を検出して得られたシート材11
それぞれの張力状態に基づく信号がマイクロ・コンピュ
ータ14に対して送出されるようになっている。そこ
で、マイクロ・コンピュータ14は、各シート材11の
張力状態に基づく信号に基づいて各材料ロール12の加
減速制御を行うことになる。すなわち、このマイクロ・
コンピュータ14は、巻取ロール13の回転速度が一定
とした場合、搬送中のシート材11における張力が弱ま
ってダンサローラ16が上向きに揺動した際には材料ロ
ール12を減速するように、また、張力が強まってダン
サローラ16が下向きに揺動した際には材料ロール12
を加速するように回転速度を制御することになる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】ところで、前記従来構
成とされたシート材巻取装置10には、つぎのような不
都合があった。すなわち、これに組み込まれたダンサロ
ーラ機構15の構成部品点数が多く、その構造が複雑で
あることから、各部品の有する慣性力や部品間の抵抗力
の作用によってシート材11の張力変化に対する追随性
が悪くなる結果、適切な張力状態の検出に基づく材料ロ
ール12の加減速制御を素早く行うことができにくい。
成とされたシート材巻取装置10には、つぎのような不
都合があった。すなわち、これに組み込まれたダンサロ
ーラ機構15の構成部品点数が多く、その構造が複雑で
あることから、各部品の有する慣性力や部品間の抵抗力
の作用によってシート材11の張力変化に対する追随性
が悪くなる結果、適切な張力状態の検出に基づく材料ロ
ール12の加減速制御を素早く行うことができにくい。
【0006】また、このダンサローラ機構15を構成す
るダンサローラ16は回転軸17を中心とする円弧状の
揺動のみしか行い得ないものであるから、搬送中のシー
ト材11に幅方向の弛みが発生していたとしても、ダン
サローラ16が自らの姿勢をシート材11の弛みに沿う
ように傾けることによってシート材11に均一な押圧力
を加えることはできなかった。そのため、巻取ロール1
3によって正しく積層されるべき複数枚のシート材11
相互間に幅方向に沿う位置ずれや弛みなどが発生するこ
とになり、良好な巻き上がり状態が得られなくなってし
まうことがあった。
るダンサローラ16は回転軸17を中心とする円弧状の
揺動のみしか行い得ないものであるから、搬送中のシー
ト材11に幅方向の弛みが発生していたとしても、ダン
サローラ16が自らの姿勢をシート材11の弛みに沿う
ように傾けることによってシート材11に均一な押圧力
を加えることはできなかった。そのため、巻取ロール1
3によって正しく積層されるべき複数枚のシート材11
相互間に幅方向に沿う位置ずれや弛みなどが発生するこ
とになり、良好な巻き上がり状態が得られなくなってし
まうことがあった。
【0007】本考案は、このような不都合に鑑みて創案
されたものであって、シート材の張力変化及び幅方向に
沿う弛みに対する追随性が良く、良好な巻き上がり状態
を得ることができるシート材巻取装置の提供を目的とし
ている。
されたものであって、シート材の張力変化及び幅方向に
沿う弛みに対する追随性が良く、良好な巻き上がり状態
を得ることができるシート材巻取装置の提供を目的とし
ている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案は、このような目
的を達成するために、シート材が巻回された複数個の材
料ロールと、各材料ロールから引き出したシート材を巻
き取って積層状に巻回する巻取ロールとが並列状に配設
されてなるシート材巻取装置であって、各材料ロールと
巻取ロールとの間にあるシート材上には、上下動自在か
つシート材の幅方向に沿って傾き自在に支持されたダン
サローラが載置されており、このダンサローラの上方に
は、ダンサローラとの離間距離を検出する測長センサが
設けられていることを特徴とするものである。
的を達成するために、シート材が巻回された複数個の材
料ロールと、各材料ロールから引き出したシート材を巻
き取って積層状に巻回する巻取ロールとが並列状に配設
されてなるシート材巻取装置であって、各材料ロールと
巻取ロールとの間にあるシート材上には、上下動自在か
つシート材の幅方向に沿って傾き自在に支持されたダン
サローラが載置されており、このダンサローラの上方に
は、ダンサローラとの離間距離を検出する測長センサが
設けられていることを特徴とするものである。
【0009】
【作用】上記構成によれば、ダンサローラは上下動自在
に支持された状態でシート材上に載置されているのであ
るから、シート材にはダンサローラの自重が加わること
になり、この自重がシート材に対して適度な張力を与え
ることになる。そして、同時に、このダンサローラはシ
ート材の幅方向に沿って傾き自在に支持されているか
ら、搬送中のシート材に幅方向の弛みが発生していれ
ば、その弛みに従ってダンサローラは自らの姿勢を傾け
たうえでシート材を均一に押圧することになる。さら
に、搬送中のシート材における張力が変化すると、その
増減変化に応じてダンサローラが昇降動作することにな
るので、その上下方向における位置が測長センサによっ
て検出されることになり、シート材の張力状態を示す信
号として送出されることになる。
に支持された状態でシート材上に載置されているのであ
るから、シート材にはダンサローラの自重が加わること
になり、この自重がシート材に対して適度な張力を与え
ることになる。そして、同時に、このダンサローラはシ
ート材の幅方向に沿って傾き自在に支持されているか
ら、搬送中のシート材に幅方向の弛みが発生していれ
ば、その弛みに従ってダンサローラは自らの姿勢を傾け
たうえでシート材を均一に押圧することになる。さら
に、搬送中のシート材における張力が変化すると、その
増減変化に応じてダンサローラが昇降動作することにな
るので、その上下方向における位置が測長センサによっ
て検出されることになり、シート材の張力状態を示す信
号として送出されることになる。
【0010】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。
する。
【0011】図1は本実施例にかかるシート材巻取装置
を簡略化して示す全体構造図、図2はその要部であるダ
ンサローラ機構の概略構成を示す一部破断斜視図であ
り、これらの図における符号1はシート材巻取装置であ
る。なお、このシート材巻取装置1の全体構成及び動作
は、ダンサローラ機構に関する点を除き、従来例と基本
的に異ならないので、図1及び図2において図4及び図
5と互いに同一となる部品、部分には同一符号を付すこ
ととし、ここでの詳しい説明は省略する。
を簡略化して示す全体構造図、図2はその要部であるダ
ンサローラ機構の概略構成を示す一部破断斜視図であ
り、これらの図における符号1はシート材巻取装置であ
る。なお、このシート材巻取装置1の全体構成及び動作
は、ダンサローラ機構に関する点を除き、従来例と基本
的に異ならないので、図1及び図2において図4及び図
5と互いに同一となる部品、部分には同一符号を付すこ
ととし、ここでの詳しい説明は省略する。
【0012】シート材巻取装置1は、シート材11が巻
回された複数個(図1では、4個)の材料ロール12
と、各材料ロール12から引き出したシート材11を巻
き取って積層状に巻回する巻取ロール13とが並列状に
配設された構成となっており、材料ロール12及び巻取
ロール13それぞれの回転速度は回転速度制御手段とし
て設けられたマイクロ・コンピュータ14によって相対
的に一致するよう制御されている。そして、このシート
材巻取装置1を構成する各材料ロール12と巻取ロール
13との間には、搬送中のシート材11に対して適度の
張力を与え、かつ、シート材11それぞれの張力状態を
検出するためのダンサローラ機構2がそれぞれ設けられ
ている。
回された複数個(図1では、4個)の材料ロール12
と、各材料ロール12から引き出したシート材11を巻
き取って積層状に巻回する巻取ロール13とが並列状に
配設された構成となっており、材料ロール12及び巻取
ロール13それぞれの回転速度は回転速度制御手段とし
て設けられたマイクロ・コンピュータ14によって相対
的に一致するよう制御されている。そして、このシート
材巻取装置1を構成する各材料ロール12と巻取ロール
13との間には、搬送中のシート材11に対して適度の
張力を与え、かつ、シート材11それぞれの張力状態を
検出するためのダンサローラ機構2がそれぞれ設けられ
ている。
【0013】本実施例にかかるダンサローラ機構2のそ
れぞれは、図2で示すように、シート材11上に載置さ
れたダンサローラ3と、その上方に配設されてダンサロ
ーラ3との離間距離を検出する光センサや超音波センサ
のような測長センサ4とから構成されており、この測長
センサ4からはマイクロ・コンピュータ14に対して各
シート材11の張力状態に基づく信号が送出されるよう
になっている。そして、ダンサローラ3の両端それぞれ
にはこれを回転自在に支持する軸受5が取り付けられて
おり、軸受5のそれぞれは上下方向に沿う長孔状として
形成され、かつ、シート材11の幅方向を挟んで互いに
並列配置された一対のガイド溝6によって上下動自在に
支持されている。また、このような構成を採用したこと
により、搬送中のシート材11上に載置されたダンサロ
ーラ3は、シート材11の幅方向に沿って傾き自在に支
持されていることにもなる。なお、図2中の符号7は、
シート材11の搬送方向に沿いつつ、ダンサローラ3を
挟む位置にそれぞれに設けられたガイドローラである。
れぞれは、図2で示すように、シート材11上に載置さ
れたダンサローラ3と、その上方に配設されてダンサロ
ーラ3との離間距離を検出する光センサや超音波センサ
のような測長センサ4とから構成されており、この測長
センサ4からはマイクロ・コンピュータ14に対して各
シート材11の張力状態に基づく信号が送出されるよう
になっている。そして、ダンサローラ3の両端それぞれ
にはこれを回転自在に支持する軸受5が取り付けられて
おり、軸受5のそれぞれは上下方向に沿う長孔状として
形成され、かつ、シート材11の幅方向を挟んで互いに
並列配置された一対のガイド溝6によって上下動自在に
支持されている。また、このような構成を採用したこと
により、搬送中のシート材11上に載置されたダンサロ
ーラ3は、シート材11の幅方向に沿って傾き自在に支
持されていることにもなる。なお、図2中の符号7は、
シート材11の搬送方向に沿いつつ、ダンサローラ3を
挟む位置にそれぞれに設けられたガイドローラである。
【0014】そこで、上記構成によれば、各材料ロール
12と巻取ロール13との間にあるシート材11に対し
てはダンサローラ3の自重が加わることになり、この自
重に基づく適度の張力がシート材11に与えられること
になる。また、同時に、このダンサローラ3はシート材
11の幅方向に沿って傾き自在に支持されているのであ
るから、搬送中のシート材11に幅方向の弛みが発生し
ていれば、ダンサローラ3は自らの姿勢を傾けることに
よってシート材11の弛みに従うことになり、このシー
ト材11の幅方向に沿う部分を均一に押圧することにな
る。
12と巻取ロール13との間にあるシート材11に対し
てはダンサローラ3の自重が加わることになり、この自
重に基づく適度の張力がシート材11に与えられること
になる。また、同時に、このダンサローラ3はシート材
11の幅方向に沿って傾き自在に支持されているのであ
るから、搬送中のシート材11に幅方向の弛みが発生し
ていれば、ダンサローラ3は自らの姿勢を傾けることに
よってシート材11の弛みに従うことになり、このシー
ト材11の幅方向に沿う部分を均一に押圧することにな
る。
【0015】さらに、このシート材巻取装置1において
は、例えば、シート材11における張力が弱まった場合
にはダンサローラ3が下降し、張力が強まった場合には
ダンサローラ3が上昇するというように、シート材11
における張力の増減変化に応じてダンサローラ3が昇降
動作することになる。そして、このダンサローラ3の上
下方向における高さ位置、すなわち、これとの離間距離
が常に測長センサ4によって検出されているのであるか
ら、ダンサローラ3の昇降動作によってシート材11に
おける張力状態が検出されることになり、この測長セン
サ4から送出されるシート材11の張力状態に基づく信
号によってマイクロ・コンピュータ14が各材料ロール
12の加減速制御を行うことになる。
は、例えば、シート材11における張力が弱まった場合
にはダンサローラ3が下降し、張力が強まった場合には
ダンサローラ3が上昇するというように、シート材11
における張力の増減変化に応じてダンサローラ3が昇降
動作することになる。そして、このダンサローラ3の上
下方向における高さ位置、すなわち、これとの離間距離
が常に測長センサ4によって検出されているのであるか
ら、ダンサローラ3の昇降動作によってシート材11に
おける張力状態が検出されることになり、この測長セン
サ4から送出されるシート材11の張力状態に基づく信
号によってマイクロ・コンピュータ14が各材料ロール
12の加減速制御を行うことになる。
【0016】なお、本実施例においては、ダンサローラ
機構2を構成するダンサローラ3の両端が軸受5を介し
て支持される構造を採用しているが、これに限定される
ものではなく、例えば、図3の変形例で示すように、ダ
ンサローラ3がただ単にシート材11上に載置されただ
けの構造であってもよい。但し、この場合には、ダンサ
ローラ3の両端に鍔3aなどを形成しておくことによ
り、このダンサローラ3がシート材11上から振り落と
されることがないように構成しておく必要があることは
いうまでもない。
機構2を構成するダンサローラ3の両端が軸受5を介し
て支持される構造を採用しているが、これに限定される
ものではなく、例えば、図3の変形例で示すように、ダ
ンサローラ3がただ単にシート材11上に載置されただ
けの構造であってもよい。但し、この場合には、ダンサ
ローラ3の両端に鍔3aなどを形成しておくことによ
り、このダンサローラ3がシート材11上から振り落と
されることがないように構成しておく必要があることは
いうまでもない。
【0017】
【考案の効果】以上説明したように、本考案にかかるシ
ート材巻取装置においては、上下動自在かつシート材の
幅方向に沿って傾き自在に支持されたダンサローラをシ
ート材上に載置し、かつ、このダンサローラとの離間距
離、すなわち、その昇降動作を検出する測長センサを設
けているので、シート材に対してはダンサローラの自重
による適度な張力を与えられると同時に、このシート材
に幅方向に沿った弛みが発生している場合であってもダ
ンサローラが自らの姿勢を傾けることによってシート材
を均一に押圧することになる。したがって、シート材の
張力変化及び幅方向に沿う弛みに対する追随性が良くな
り、良好な巻き上がり状態を得ることができるという効
果が得られる。
ート材巻取装置においては、上下動自在かつシート材の
幅方向に沿って傾き自在に支持されたダンサローラをシ
ート材上に載置し、かつ、このダンサローラとの離間距
離、すなわち、その昇降動作を検出する測長センサを設
けているので、シート材に対してはダンサローラの自重
による適度な張力を与えられると同時に、このシート材
に幅方向に沿った弛みが発生している場合であってもダ
ンサローラが自らの姿勢を傾けることによってシート材
を均一に押圧することになる。したがって、シート材の
張力変化及び幅方向に沿う弛みに対する追随性が良くな
り、良好な巻き上がり状態を得ることができるという効
果が得られる。
【0018】さらに、本考案によれば、ダンサローラの
昇降動作によってシート材における張力状態の変化が検
出されることになるので、この張力状態の変化に素早く
対応して各材料ロール及び巻取ロールの回転速度制御を
行うことができることにもなる。
昇降動作によってシート材における張力状態の変化が検
出されることになるので、この張力状態の変化に素早く
対応して各材料ロール及び巻取ロールの回転速度制御を
行うことができることにもなる。
【図1】本実施例にかかるシート材巻取装置を簡略化し
て示す全体構造図である。
て示す全体構造図である。
【図2】その要部であるダンサローラ機構の概略構成を
示す一部破断斜視図である。
示す一部破断斜視図である。
【図3】ダンサローラ機構の変形例を示す斜視図であ
る。
る。
【図4】従来例にかかるシート材巻取装置を簡略化して
示す全体構造図である。
示す全体構造図である。
【図5】その要部であるダンサローラ機構の概略構成を
示す一部破断斜視図である。
示す一部破断斜視図である。
1 シート材巻取装置 2 ダンサローラ機構 3 ダンサローラ 4 測長センサ 11 シート材 12 材料ロール 13 巻取ロール
Claims (1)
- 【請求項1】 シート材(11)が巻回された複数個の
材料ロール(12)と、各材料ロール(12)から引き
出したシート材(11)を巻き取って積層状に巻回する
巻取ロール(13)とが並列状に配設されてなるシート
材巻取装置であって、 各材料ロール(12)と巻取ロール(13)との間にあ
るシート材(11)上には、上下動自在かつシート材
(11)の幅方向に沿って傾き自在に支持されたダンサ
ローラ(3)が載置されており、 このダンサローラ(3)の上方には、ダンサローラ
(3)との離間距離を検出する測長センサ(4)が設け
られていることを特徴とするシート材巻取装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991089750U JP2597339Y2 (ja) | 1991-10-31 | 1991-10-31 | シート材巻取装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991089750U JP2597339Y2 (ja) | 1991-10-31 | 1991-10-31 | シート材巻取装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0540247U JPH0540247U (ja) | 1993-05-28 |
JP2597339Y2 true JP2597339Y2 (ja) | 1999-07-05 |
Family
ID=13979429
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991089750U Expired - Fee Related JP2597339Y2 (ja) | 1991-10-31 | 1991-10-31 | シート材巻取装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2597339Y2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5111189B2 (ja) * | 2008-03-26 | 2012-12-26 | 愛知電機株式会社 | 鉄心材料の定速巻戻し補助装置 |
JP6114513B2 (ja) * | 2012-08-06 | 2017-04-12 | ジェーシーシーエンジニアリング株式会社 | テンション制御装置、搬送装置、およびテンション制御方法 |
JP6263876B2 (ja) * | 2013-07-02 | 2018-01-24 | カシオ電子工業株式会社 | 記録媒体の供給装置、記録媒体の印刷装置、記録媒体の残量導出装置、記録媒体の残量導出方法及びプログラム |
CN218547512U (zh) * | 2020-04-14 | 2023-02-28 | 株式会社村田制作所 | 无线通信器件制造系统 |
KR102574455B1 (ko) * | 2021-09-30 | 2023-09-06 | 해성디에스 주식회사 | 다층 회로 기판의 제조장치 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0682597B2 (ja) * | 1985-12-27 | 1994-10-19 | 岡谷電機産業株式会社 | コンデンサ巻取機 |
JP2666074B2 (ja) * | 1988-10-11 | 1997-10-22 | 株式会社市金工業社 | 細幅長尺物の送り出し張力自動制御装置 |
-
1991
- 1991-10-31 JP JP1991089750U patent/JP2597339Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0540247U (ja) | 1993-05-28 |
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